JP2739808B2 - 画像効果装置 - Google Patents
画像効果装置Info
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- JP2739808B2 JP2739808B2 JP17581193A JP17581193A JP2739808B2 JP 2739808 B2 JP2739808 B2 JP 2739808B2 JP 17581193 A JP17581193 A JP 17581193A JP 17581193 A JP17581193 A JP 17581193A JP 2739808 B2 JP2739808 B2 JP 2739808B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は画像効果装置に関し、特
に３次元の特殊効果を与える画像効果装置に関する。
に３次元の特殊効果を与える画像効果装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に画像効果装置では、画像データを
画像フレームメモリに順次書込んで記憶させ、この画像
フレームメモリに記憶させた画像データを読出しアドレ
スを制御して読出すことによって、種々の特殊効果画像
を生成している。従来の画像効果装置は、例えば、特公
平５−１７７４７号公報によって開示されているよう
に、平面上に置かれた紙が円筒に沿って丸められるよう
な３次元の画像を生成する場合、丸める面を特定するた
めの直線と各画素との距離を計算し、所定の写像を行う
ための予め設定された関数に距離を入力して出力値を求
め、読出しアドレスを生成している。
画像フレームメモリに順次書込んで記憶させ、この画像
フレームメモリに記憶させた画像データを読出しアドレ
スを制御して読出すことによって、種々の特殊効果画像
を生成している。従来の画像効果装置は、例えば、特公
平５−１７７４７号公報によって開示されているよう
に、平面上に置かれた紙が円筒に沿って丸められるよう
な３次元の画像を生成する場合、丸める面を特定するた
めの直線と各画素との距離を計算し、所定の写像を行う
ための予め設定された関数に距離を入力して出力値を求
め、読出しアドレスを生成している。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の画像効果装置では、生成しようとする特殊効果画像に
応じて、読出しアドレスを生成するための写像を行う関
数を設定している。すなわち、紙が円筒に沿って丸めら
れるような３次元の画像を生成するためには、そのよう
な効果が得られる特定の関数が必要であり、この場合の
視点は限定されている。従って、種々に視点を変えた場
合の３次元の特殊効果画像を生成する場合には、写像を
行う関数を多数用意する必要があり、複雑化するという
問題点を有している。
の画像効果装置では、生成しようとする特殊効果画像に
応じて、読出しアドレスを生成するための写像を行う関
数を設定している。すなわち、紙が円筒に沿って丸めら
れるような３次元の画像を生成するためには、そのよう
な効果が得られる特定の関数が必要であり、この場合の
視点は限定されている。従って、種々に視点を変えた場
合の３次元の特殊効果画像を生成する場合には、写像を
行う関数を多数用意する必要があり、複雑化するという
問題点を有している。
【０００４】本発明の目的は、種々に視点を変えた場合
の多様な３次元の特殊効果画像を、多数の関数を用意す
ることなく生成できる画像効果装置を提供することにあ
る。
の多様な３次元の特殊効果画像を、多数の関数を用意す
ることなく生成できる画像効果装置を提供することにあ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の画像効果装置
は、入力画像を画像フレームメモリに記憶させ、読出し
アドレスに応じて読出すことにより特殊効果画像を生成
する画像効果装置において、Ｘ，Ｙ，Ｚ軸を有する３次
元論理アドレス空間のＸ，Ｙ平面に前記入力画像を設定
したときの各画素のＸ，Ｙ軸の座標（ｘ，ｙ）を出力す
るＸ，Ｙ座標発生部と、前記Ｘ，Ｙ平面に入力画像上に
任意に設定する直線の係数を出力する直線係数発生部
と、前記直線の係数によって前記入力画像上に設定され
る直線と前記入力画像の各画素との最短距離ｄを計算す
る距離計算部と、前記最短距離ｄを変数とする予め設定
された関数ｚ＝ｆ（ｄ）に基づき前記各画素を前記３次
元論理アドレス空間のＺ軸方向に変位させた座標値ｚを
設定するＺ座標値設定部と、前記３次元論理アドレス空
間に任意に設定する視点の座標を出力する視点座標発生
部と、前記Ｘ，Ｙ座標発生部の出力および前記Ｚ座標値
設定部の出力によって前記３次元論理アドレス空間に示
される画像を、前記視点の座標が示す視点から観察し、
前記３次元論理アドレス空間に予め任意に設定された２
次元論理アドレス空間に写像処理して前記読出しアドレ
スを生成する写像処理部とを備える。
は、入力画像を画像フレームメモリに記憶させ、読出し
アドレスに応じて読出すことにより特殊効果画像を生成
する画像効果装置において、Ｘ，Ｙ，Ｚ軸を有する３次
元論理アドレス空間のＸ，Ｙ平面に前記入力画像を設定
したときの各画素のＸ，Ｙ軸の座標（ｘ，ｙ）を出力す
るＸ，Ｙ座標発生部と、前記Ｘ，Ｙ平面に入力画像上に
任意に設定する直線の係数を出力する直線係数発生部
と、前記直線の係数によって前記入力画像上に設定され
る直線と前記入力画像の各画素との最短距離ｄを計算す
る距離計算部と、前記最短距離ｄを変数とする予め設定
された関数ｚ＝ｆ（ｄ）に基づき前記各画素を前記３次
元論理アドレス空間のＺ軸方向に変位させた座標値ｚを
設定するＺ座標値設定部と、前記３次元論理アドレス空
間に任意に設定する視点の座標を出力する視点座標発生
部と、前記Ｘ，Ｙ座標発生部の出力および前記Ｚ座標値
設定部の出力によって前記３次元論理アドレス空間に示
される画像を、前記視点の座標が示す視点から観察し、
前記３次元論理アドレス空間に予め任意に設定された２
次元論理アドレス空間に写像処理して前記読出しアドレ
スを生成する写像処理部とを備える。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例を示すブロック図
である。入力画像Ｄ１を画像フレームメモリ２に順次書
込み、読出しアドレス生成回路１が生成する読出しアド
レスＡｘ，Ａｙに応じて読出すことにより、多様な３次
元の特殊効果画像Ｄ２を生成する。
である。入力画像Ｄ１を画像フレームメモリ２に順次書
込み、読出しアドレス生成回路１が生成する読出しアド
レスＡｘ，Ａｙに応じて読出すことにより、多様な３次
元の特殊効果画像Ｄ２を生成する。
【０００８】ここで、読出しアドレス生成回路１は、入
力画像Ｄ１の各画素の座標（ｘ，ｙ）を出力するＸ座標
発生部１１およびＹ座標発生部１２と、入力画像上に任
意に設定する直線の係数を出力する直線係数発生部１６
と、入力画像上に設定した直線と各画素との距離ｄを計
算する距離計算部１３と、入力画像を３次元論理アドレ
ス空間のＺ軸方向に変位させる座標値ｚを設定するＺ座
標値設定部１４と、３次元論理アドレス空間に任意に設
定する視点の座標を出力する視点座標発生部１７と、３
次元論理アドレス空間に設定される視点から座標（ｘ，
ｙ，ｚ）の点を観察し、３次元論理アドレス空間に予め
任意に設定された２次元論理アドレス空間に写像処理し
て読出しアドレスＡｘ，Ａｙを生成する写像処理部１５
とを備えている。
力画像Ｄ１の各画素の座標（ｘ，ｙ）を出力するＸ座標
発生部１１およびＹ座標発生部１２と、入力画像上に任
意に設定する直線の係数を出力する直線係数発生部１６
と、入力画像上に設定した直線と各画素との距離ｄを計
算する距離計算部１３と、入力画像を３次元論理アドレ
ス空間のＺ軸方向に変位させる座標値ｚを設定するＺ座
標値設定部１４と、３次元論理アドレス空間に任意に設
定する視点の座標を出力する視点座標発生部１７と、３
次元論理アドレス空間に設定される視点から座標（ｘ，
ｙ，ｚ）の点を観察し、３次元論理アドレス空間に予め
任意に設定された２次元論理アドレス空間に写像処理し
て読出しアドレスＡｘ，Ａｙを生成する写像処理部１５
とを備えている。
【０００９】次に一具体例により動作を説明する。
【００１０】Ｘ，Ｙ，Ｚ軸からなる３次元論理アドレス
空間を想定し、Ｘ，Ｙ軸平面上に入力画像を設定する。
距離計算部１３は、図２に示すように、入力画像の各画
素と入力画像上に設定される任意の直線Ｌ：ａＸ＋ｂＹ
＋ｃ＝０との距離ｄを計算する。ここでは、各画素の座
標（ｘ，ｙ）から直線Ｌまでの最短距離を計算する。例
えば、画素Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３に対する距離はｄ１，ｄ
２，ｄ３である。なお、直線Ｌの係数ａ，ｂ，ｃは直線
係数発生部１６が生成し、この直線Ｌは特殊効果画像の
基準線となる。
空間を想定し、Ｘ，Ｙ軸平面上に入力画像を設定する。
距離計算部１３は、図２に示すように、入力画像の各画
素と入力画像上に設定される任意の直線Ｌ：ａＸ＋ｂＹ
＋ｃ＝０との距離ｄを計算する。ここでは、各画素の座
標（ｘ，ｙ）から直線Ｌまでの最短距離を計算する。例
えば、画素Ｐ１，Ｐ２，Ｐ３に対する距離はｄ１，ｄ
２，ｄ３である。なお、直線Ｌの係数ａ，ｂ，ｃは直線
係数発生部１６が生成し、この直線Ｌは特殊効果画像の
基準線となる。
【００１１】Ｚ座標値設定部１４は、距離計算部１３が
出力する距離ｄに応じて、入力画像の画素を３次元論理
アドレス空間のＺ軸方向に変位させるための座標値ｚを
設定する。この場合、距離ｄを変数とする関数ｚ＝ｆ
（ｄ）によりｚの値を算出する。
出力する距離ｄに応じて、入力画像の画素を３次元論理
アドレス空間のＺ軸方向に変位させるための座標値ｚを
設定する。この場合、距離ｄを変数とする関数ｚ＝ｆ
（ｄ）によりｚの値を算出する。
【００１２】この関数を、例えば、ｚ＝ｈ＋ｈ・ｃｏｓ
（ｄ） （但し、ｈは定数）とした場合、ｄを横軸とし
ｚを縦軸としてグラフで表わせば、図３に示すようにな
る。従って、Ｘ，Ｙ，Ｚ軸からなる３次元論理アドレス
空間に座標（ｘ，ｙ，ｚ）の点を表示すれば、図４に示
すように、直線Ｌからの距離に応じてＺ軸方向に上下に
変動する波状の画像面となる。この波状画像面の座標
（ｘ，ｙ，ｚ）が写像処理部１５に入力される。なお、
関数ｚ＝ｆ（ｄ）を種々用意しておくことにより、種々
の形状に画像面を変化させることができる。
（ｄ） （但し、ｈは定数）とした場合、ｄを横軸とし
ｚを縦軸としてグラフで表わせば、図３に示すようにな
る。従って、Ｘ，Ｙ，Ｚ軸からなる３次元論理アドレス
空間に座標（ｘ，ｙ，ｚ）の点を表示すれば、図４に示
すように、直線Ｌからの距離に応じてＺ軸方向に上下に
変動する波状の画像面となる。この波状画像面の座標
（ｘ，ｙ，ｚ）が写像処理部１５に入力される。なお、
関数ｚ＝ｆ（ｄ）を種々用意しておくことにより、種々
の形状に画像面を変化させることができる。
【００１３】写像処理部１５は、３次元論理アドレス空
間に設定される視点Ｑの座標データ（Ｘｑ，Ｙｑ，Ｚ
ｑ）を視点座標発生部１７から受け、図４に示した視点
Ｑ（Ｘｑ，Ｙｑ，Ｚｑ）から画像面上の点Ｐ（ｘ，ｙ，
ｚ）を観察して２次元論理アドレス空間に写像し、読出
しアドレスＡｘ，Ａｙを出力する。この読出しアドレス
Ａｘ，Ａｙにより画像フレームメモリ２から画像データ
を読出す。ここで、視点Ｑの座標データ（Ｘｑ，Ｙｑ，
Ｚｑ）を変化させることにより、種々に視点を変えた場
合の３次元の特殊効果画像を生成できる。なお、このよ
うな写像処理は、コンピュータグラフイックス等で周知
の演算処理により実行できる。
間に設定される視点Ｑの座標データ（Ｘｑ，Ｙｑ，Ｚ
ｑ）を視点座標発生部１７から受け、図４に示した視点
Ｑ（Ｘｑ，Ｙｑ，Ｚｑ）から画像面上の点Ｐ（ｘ，ｙ，
ｚ）を観察して２次元論理アドレス空間に写像し、読出
しアドレスＡｘ，Ａｙを出力する。この読出しアドレス
Ａｘ，Ａｙにより画像フレームメモリ２から画像データ
を読出す。ここで、視点Ｑの座標データ（Ｘｑ，Ｙｑ，
Ｚｑ）を変化させることにより、種々に視点を変えた場
合の３次元の特殊効果画像を生成できる。なお、このよ
うな写像処理は、コンピュータグラフイックス等で周知
の演算処理により実行できる。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、
Ｘ，Ｙ，Ｚ軸からなる３次元論理アドレス空間を想定
し、Ｘ，Ｙ軸平面上に入力画像を設定し、入力画像の各
画素の座標（ｘ，ｙ）と入力画像上に任意に設定する直
線との距離ｄを計算し、この距離ｄに応じて各画素をＺ
軸方向に変位させる座標値ｚを設定し、任意に指定され
る視点から座標（ｘ，ｙ，ｚ）を観察して２次元論理ア
ドレス空間に写像処理し、読出しアドレスを生成するこ
とにより、種々に視点を変えた場合の多様な３次元の特
殊効果画像を、多数の関数を用意することなく生成でき
る。
Ｘ，Ｙ，Ｚ軸からなる３次元論理アドレス空間を想定
し、Ｘ，Ｙ軸平面上に入力画像を設定し、入力画像の各
画素の座標（ｘ，ｙ）と入力画像上に任意に設定する直
線との距離ｄを計算し、この距離ｄに応じて各画素をＺ
軸方向に変位させる座標値ｚを設定し、任意に指定され
る視点から座標（ｘ，ｙ，ｚ）を観察して２次元論理ア
ドレス空間に写像処理し、読出しアドレスを生成するこ
とにより、種々に視点を変えた場合の多様な３次元の特
殊効果画像を、多数の関数を用意することなく生成でき
る。
【００１５】また、距離ｄを変数とする関数を使用して
座標値ｚを設定するようにしておけば、この関数を種々
用意しておくことにより、種々の形状の特殊効果画像を
容易に生成できる。
座標値ｚを設定するようにしておけば、この関数を種々
用意しておくことにより、種々の形状の特殊効果画像を
容易に生成できる。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１に示した距離計算部１３が算出する直線Ｌ
と画素との距離ｄを示す図である。
と画素との距離ｄを示す図である。
【図３】図１に示したＺ座標値設定部１４が座標値ｚを
算出する関数の一例を示す図である。
算出する関数の一例を示す図である。
【図４】図１に示した写像処理部１５において設定され
る３次元論理アドレス空間の画像面上の点Ｐおよび視点
Ｑの一例を示す図である。
る３次元論理アドレス空間の画像面上の点Ｐおよび視点
Ｑの一例を示す図である。
１ 読出しアドレス生成回路 ２ 画像フレームメモリ １１ Ｘ座標発生部 １２ Ｙ座標発生部 １３ 距離計算部 １４ Ｚ座標値設定部 １５ 写像処理部 １６ 直線係数発生部 １７ 視点座標発生部 Ａｘ，Ａｙ 読出しアドレス
Claims (1)
- 【請求項１】 入力画像を画像フレームメモリに記憶さ
せ、読出しアドレスに応じて読出すことにより特殊効果
画像を生成する画像効果装置において、 Ｘ，Ｙ，Ｚ軸を有する３次元論理アドレス空間のＸ，Ｙ
平面に前記入力画像を設定したときの各画素のＸ，Ｙ軸
の座標（ｘ，ｙ）を出力するＸ，Ｙ座標発生部と、 前記Ｘ，Ｙ平面に入力画像上に任意に設定する直線の係
数を出力する直線係数発生部と、 前記直線の係数によって前記入力画像上に設定される直
線と前記入力画像の各画素との最短距離ｄを計算する距
離計算部と、前記最短距離ｄを変数とする予め設定された関数ｚ＝ｆ
（ｄ）に基づき前記各画素を 前記３次元論理アドレス空
間のＺ軸方向に変位させた座標値ｚを設定するＺ座標値
設定部と、 前記３次元論理アドレス空間に任意に設定する視点の座
標を出力する視点座標発生部と、 前記Ｘ，Ｙ座標発生部の出力および前記Ｚ座標値設定部
の出力によって前記３次元論理アドレス空間に示される
画素の座標（ｘ，ｙ，ｚ）の点を、前記視点の座標が示
す視点から観察し、前記３次元論理アドレス空間に予め
任意に設定された２次元論理アドレス空間に写像処理し
て前記読出しアドレスを生成する写像処理部とを備える
ことを特徴とする画像効果装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17581193A JP2739808B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 画像効果装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17581193A JP2739808B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 画像効果装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0746463A JPH0746463A (ja) | 1995-02-14 |
| JP2739808B2 true JP2739808B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=16002652
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17581193A Expired - Lifetime JP2739808B2 (ja) | 1993-07-16 | 1993-07-16 | 画像効果装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2739808B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6014472A (en) * | 1995-11-14 | 2000-01-11 | Sony Corporation | Special effect device, image processing method, and shadow generating method |
-
1993
- 1993-07-16 JP JP17581193A patent/JP2739808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0746463A (ja) | 1995-02-14 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971224 |
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