JP2739761B2 - 負傷液排出装置 - Google Patents

負傷液排出装置

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JP2739761B2 JP63500989A JP50098988A JP2739761B2 JP 2739761 B2 JP2739761 B2 JP 2739761B2 JP 63500989 A JP63500989 A JP 63500989A JP 50098988 A JP50098988 A JP 50098988A JP 2739761 B2 JP2739761 B2 JP 2739761B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は負傷液を排出するための装置、殊にかかる装
置に付属するそのための部品に関する。上記装置と部品
は負傷液を排出する場合に装着される。そのためにはあ
らかじめ排気した吸入びんに特に真空計を取り付けて接
続ホースを介して気密に閉鎖された傷のくぼみに取り付
けた穿穴傷液排気ホースと接続する。
従来技術 吸入ビンは普通、製造元で正規気圧のほぼ５ないし10
パーセントに調節され、典型的な場合、150mlないし100
mlの容積を備えている。その内側圧力は真空計を介して
表示される。もし吸引力が弱いとメーカーが比較的強度
に排気したビンはそれを接続ホースに接続する以前に一
部通気してしまう。
使用中、ビンが分泌液により満たされると、残部容積
内の空気圧はボイル−マリオットの法則に従って次第に
双曲線状に上昇する。空のビンの初めから気圧が大気圧
の５％である場合、ビンの内側と外側の間には大気圧95
％の圧力差が支配する。びんを半分に満たした場合に
は、その内圧は２倍になり、圧力差は大気圧の90％にな
る。びんを75％に満たした場合、びんの内側と外側の圧
力差は更にに大気圧の80％となる。これらの計算は概算
であって、分泌液の蒸気圧を考慮していない。しかしな
がら、以上の蒸気圧は空気圧に対して小さい、それ故、
空から75％まで分泌液で満たされたびんは、吸引系を正
確に均等に吸気することになるが、それは本装置の効果
にとって重要である。しかしながら、上記の均等な吸引
作用の程度は分泌液が空のびんが既に一部通気している
場合にはたとい若干吸気するにも著しく劣っている。こ
の欠点の外に、ユーザーが一部通気したびんは汚染の危
険があるという欠点を持っている。それ故、内圧が大気
圧のほぼ50％に相当する吸気びんもメーカーによって一
部市販されているのが現状である。
上記内圧を調節し出来る限り一定に維持できるように
したいという希望と共に、その圧力を出来るだけ正確に
読み取りたいという希望がある。このために種々の解決
手段が知られている。そのうち最も頻繁に使用されてい
るのは吸入ビン上に敷設される樹脂ベローズであって、
同ベローズは透明な中空シリンダー内を走行する。しか
しながら、ベローズの表示精度は不十分であることが今
日明らかになっている。
そのため、機械的ばねによる表示も提案されている。
かかる表示は出−２−3011163より公知である。
初めに触れたように、本発明の装置はあらかじめ排気
した吸入ビンと共に使用される。同ビンは接続ホースを
介して穿穴排出ホースと接続される。
通常使用される接続装置は裸のホースで、吸入ビン上
の接続台上のその一端と、また、排出ホースの接続台に
その他端と接続される。接続装置、従ってホースを遮断
するにはコネクターが使用される。
穿穴排出ホースが接続ホースを介して吸入ホースと接
続され接続ホースとの貫通がコネクターの作用を高める
ことによっておこなわるならば、傷穴中のあらかじめ排
気した吸入ホースの減圧全体は低下する。特に傷が新し
い場合、余り激しく吸入されないように、吸気ビンのメ
ーカーは既に一部通気されたビンを提供しているが分泌
液を満たす場合その吸気作用は急速に小さくなる。
それ故、更に、本発明の範囲には、公知の接続装置よ
りも優れた取り扱い方法を可能にする接続装置を提供し
たいという希望が存在する。
発明の説明 本発明の装置は充満過程のほぼ全体にわって、ビン内
に減圧を一定に維持するための装置を備えている。
かかる装置を具体化する第一の可能性はその蒸気圧が
所望の減圧に相当する少量の液体を有するビンを使用す
ることにある。吸入分泌液内に溶ける液体を使用する
と、蒸気圧低下の法則にもとずいて、蒸気圧が低下す
る、特に分泌液はごく小さな蒸気圧を示すことになる。
そのため、吸入効果はビンが益々満たされる際に、それ
とともに傷が次第に治癒されるにつれて大きくなり、望
ましい。かかる吸入力の増大は従来公知の吸入ビンの場
合には達成することのできなかったものである。
かかる装置を実現するための第二の可能性は、吸入分
泌液内に溶け（または）これとともに化学的結合を生ず
るガスでビンを所望温度まで満たすことである。殊に有
利なのは分泌液容量と等しいか、あるいはそれより多い
ガス容量が一定の分泌液容量中に溶けるようなガスを使
用することである。このことによって、更に、減圧は一
定に止どまるか、ないしビンが益々満たされるにつれて
減圧は従来のように小さくなる代わりに大きくなる。
第一と第二の可能性による実施例の場合、吸入圧は温
度の変化によって調節することができる。吸入ビン使用
中の減圧調節は従来の吸入ビンの場合には不可能であっ
た。懸かる実施例のその他の利点は温度上昇時、例えば
殺菌時に変形作用に対して安定的であることである。か
かる装置を実現する第三の可能性は減圧低下器、吸入側
でビン内部の減圧を所望の吸入減圧がちょうど維持され
るほど小さくするような機械構成部材を使用することで
ある。同部材は必ずしも吸入ビンと接続しなければなら
ないという訳ではない。同部材は吸入ビンと排出ホース
の間の任意の位置に配置することができる。この場合、
傷部分の吸入圧の一定化を行う特徴を有するのは吸入ビ
ンではなく、装置全体である。
減圧低下材の特に有利な構成を更に以下に示す。上記
減圧低下材の場合、本発明による排出系の構成の思想は
所望の吸入減圧を一定に維持できるように表現される。
望ましい減圧低下材の実施例はバルブ部材として減圧
低下材内にピストンを有し、同ピストンは中空シリンダ
ー内を走行する。このピストンは進入時に吸入ビンが殆
ど一杯になった時に上昇圧力を表示するために同時に圧
力表示器としても使用することができる。排出系内で同
表示が行われると（その場合圧力の一定保持は問題では
ない）、構成部材の減圧低下作用は省略することがで
き、ピストンだけを中空シリンダー内に使用して圧力表
示することが出来る。ピストンの代わりに、バルブとし
て減圧低下材内に指状の可撓性の膜を使用することもで
きる。この膜も先に触れたピストンと同様に圧力表示機
能を果たすことができる。その際には特に目立つ色の圧
力表示を実現することができる。それ故、かかる構成部
材はのするために圧力低下機能のない単なる減圧表示材
として使用でき特に有利である。
本発明による接続装置は吸入調節器として構成されて
おり、そのためにその内側面と外側面に作用する圧力に
応じて膜キャリア内の中心開口が解放したり閉じたりす
る膜を備えている点で優れている。外側にかかる圧力は
膜キャリアが膜とともに中空シリンダー内に導かれるこ
とによって調節できる。
同シリンダーは膜が位置する側と同じ側の端で閉鎖さ
れる。
膜キャリアと中空シリンダー間のねじによって案内さ
れる回転運動を介して膜の前後へのずれが起こることが
望ましい。
望ましい実施例の場合、中空シリンダーの端板は内部
に同心円状に弾性のパッキンを有し、同パッキンは膜キ
ャリアが中空シリンダーの閉鎖端へ全く変位した時に膜
に加圧するため膜は膜キャリア内の中心開口に加圧しこ
れを閉鎖する。そのため、中心開口に接続された吸入ビ
ンと排出ホースの間の接続を中断することができる。
吸入ビン用の中心開口を有する継ぎ手と排出ホース用
の継ぎ手との外に、膜キャリアは更にそれ以上の真空表
示装置と（若しくは）あふれ槽用の継ぎ手を有している
ことが望ましい。同槽の内部には中心開口が閉鎖されて
いる間傷の分泌液が流出する。同じ種類の多数の開口は
接続装置にも存在することができる。そこでは膜は例え
ばドイツ特許出願3724483に記載のごとく中空シリンダ
ー内を変位することはない。
図面の簡単な説明 第１図は内部に所定のわずかな蒸気圧を有する少量の
液体が存在する吸入ビンを有する排出装置の斜視図、 第２図は第１図と同様の、しかし、蒸気圧のわずかな
液体を有するアンプル用の追加的な収納スペースを有し
た吸入ビンの上部の斜視図、 第３図は圧力低下作用を行う位置にある減圧低下材の
縦断面図、 第４図は圧力表示作用を行う位置にある第３図による
概略縦断面図、 第５図は第３図の減圧装置の構造に類似した構造を持
った圧力表示器の概略縦断面図、 第６図は調節可能な吸入圧を有する減圧装置の概略縦
断面図、 第７図はバルブ構造部材として指形の可撓性膜を有す
る減圧低下材の縦断面図、 第８図は最大減圧を示す位置にある第７図の減圧装置
の構造に類似した構造を有する圧力表示器の横断面、 第９図は中間吸入圧を表す位置にある第８図の圧力表
示器の縦断面図、 第10図はもはや十分な吸入圧を示さない位置にある第
８図の減圧低下材の斜視図、 第11図は接続装置の斜視破断面図、 第12図は第１図の合成装置の横断面図、 第13図は第11図と第12図に含まれる膜キャリアの上面
図。
発明を実施するための手段 第１図に示した吸入装置10は吸入ビン11と排出ホース
12を有し、後者は接続ホース13が吸入ビン11の吸入台14
上に変位し排出ホース12のその他端に接続されることに
よって吸入ホースと接続される。接続ホース13のビン側
の端とビン用のゴム接続片はホースクランプ15を介して
締め付けられるが、それはビンを代える際に活用され
る。
従来の装置に対して、吸入ビン11の内側空間内にはわ
ずかな圧力がかかった空気ではなく、その気相、従って
その飽和蒸気と平衡した出来るだけ少量の液体が存在す
る。同蒸気は吸入ビン11の残部容積を満たす。
周知のごとく、液体の蒸気圧は液相が存在する場合、
蒸気の容積には依存しない。吸入ビン11内に進入する液
体16は所望の吸入圧に応じて選ぶ。室温の場合、吸入圧
が例えば正規大気圧の50％にのぼる場合、ペタン50％と
ヘキサン50％の混合物を使用することが有利である。ペ
タン成分が大きくなると、弱い吸入効果が得られ、ヘキ
サン成分が増加すると吸入内圧が下降する。ビン全体を
蒸気で満たすには600mlのビン内にほぼ1mlの容積で足り
る。ほぼ50％の量が望ましい。
吸入ビン11を傷分泌液で満たすときの圧力の経過は収
納される傷分泌液内の液体16が可溶性であるか否か、ま
た、それが溶けるときの液体16と分泌液との容積の比に
依存する。収納される液体がごく僅かしか、若しくは全
く分泌液内に溶けないならば、吸入ビン11を分泌液で満
たすうちに吸入内圧は充満容積とは無関係に一定に留ど
まる。このことはビンが高い初期圧で空気を満たされた
場合の比に対してビンの容積が高い初期圧にもかかわら
ず全部使用できることを意味している。分泌液内に収納
される液体が可溶性であれば、吸入ビン11内の蒸気圧は
充填度が増加するにつれて下降し、しかも、蒸気圧降下
のラオルト法則に従う。同法則は温度が一定のとき蒸気
圧の降下比は溶解分子数の分子総数に対する比に等しい
と述べている。それ故、可溶性の場合、ビン11の吸入内
圧は分泌液が充填されるにつれ下降する。即ち、著しく
吸入する。充填が増加するにつれてのかかる吸入作用の
増大は傷が新しい場合には僅かしか吸引されず傷が古い
場合には強く吸引されるという望ましい理想的な経過に
相当する。この場合にも吸引ビンの容積は良く活用され
る。
液16を有する吸引ビン11のもう一つの利点は吸引内圧
が温度変動によって制御されるという点にある。最も簡
単な場合には患者の身体付近に取り付け吸引ビン11の温
度が上昇すると内圧が上昇するため吸引作用は上昇す
る。同ビンが冷却すると強く吸引される。
圧力調節液を有する吸引ビンは殺菌プロセスと関連し
た種々の利点を有する。即ち、従来の吸入ビンは温度上
昇に際して柔くなる樹脂材料が殺菌に際しても内側と外
側との間の圧力差に抗することができるように比較的厚
壁に構成する必要がある。大抵の場合に使用されるガス
殺菌に際しては公知のビンの場合ほぼ摂氏35度が使用さ
れるのが普通である。しかしその際ビンの熱可塑性樹脂
が変形がなくとも耐えることのできるようなより高い温
度が有利であろう。液を有する吸入ビンの場合ビン11は
室温の下で従来使用された広範囲に排気されたビンより
も高い内圧を有する。この圧力はガス殺菌中の加熱に際
して更に上昇し液16の沸点附近で大気圧に等しくなるた
めビン11に対してそれぞれ圧力負荷することは不要にな
る。それ故、ビン11は公知のビンよりも僅かな壁強度を
有するにもかかわらず殺菌時にはより高温に加熱するこ
とができる。先に触れた50％のペタンと50％のヘキサン
を混合する際、大気圧時の沸点はほぼ摂氏50度附近にあ
るため従来使用された温度を著しく上廻って摂氏35度附
近にある殺菌温度が容易に可能になる。
圧力調節用液１としては殆んど専ら有機液体だけが問
題になる。この場合、総じて吸入ビン11の熱可塑性樹脂
との許容性の問題が存在する。大抵の有機液はたとえす
こぶる緩慢であってもかかる樹脂を侵食する。吸引ビン
の種々の部分を接続するために使用されるような接着剤
も緩慢に侵食される。それから生ずる欠点は第２図の実
施例により回避される。この実施例の場合、吸引ビン11
の上側には弾性のキャップ17が存在し、同キャップ17は
接続台18を介して吸入ビン11の内側空間と接続状態にあ
る。弾性キャップ17内にはガラスアンプル19が存在し、
同アンプル19内には蒸気圧調節用の液16が所定量溶かし
込まれている。アンプル19が傷でいなければ装置は従来
の吸入ビンと同様の働きを行う。吸入力が部分的な通気
なく、従って吸入分泌液容量が低下せずに小さくなれ
ば、アンプル19は破壊され、そのため液16は解放されて
吸入ビン11は液の蒸気圧と吸入ビン11内の内圧間に平衡
がつくりだされるまでその蒸気を満たすことになる。か
くして先に第１図にもとづき説明した状況が得られる。
第１図の吸入ビン11を液16の少量蒸気で満たす代わり
に吸入ビン11を所望の吸入圧まで、例えば50％の大気圧
まで傷分泌液内に溶け（もしくは）これと化学的に結合
するガスで満たすこともできる。まづ第１にここでは水
にすこぶる良く溶けると共に傷分泌液内にも溶けるCO2
が問題となる。一定の傷分泌液容量により吸収されるCO
2の量は温度と所定CO2圧に応じてこの分泌液容量の大き
さより大きいかほぼ等しい。この場合、内圧は分泌液の
充満度が増加するにつれて下降ないし一定にとどまる。
実施にあたっては充満されるガスの溶解圧とガスの蒸気
圧との間の平衡は緩慢にしか調節されないという点を注
目すべきである。しかし、このことは傷分泌液が普通す
こぶる緩慢にしか吸引されないため顕著でないことが多
い。比較的大量の傷分泌液が比較的迅速に沈降する例外
的場合が存在するばあいにはガスができるだけ早く傷分
泌液から収納されることができるように吸入ビン11を動
かすべきである。
上記種の所定圧を有するガスを満たされた吸入ビン11
もまた吸入圧が温度変化により調節され殺菌時にビンの
形が変化する危険が排除されるという利点を有してい
る。
出願人はそれ自体本出願の対象でもありそれと関連し
て上記液体の添加もしくはガス充填がビンが殺菌される
ときに特に有利であるような吸入ビンを発見した。ここ
で問題であるのは注射針により、貫通できる床を有する
吸入ビンである。その場合、上記床の材料として問題と
なるのは医療技術において注射針で突刺すための膜とし
て使用されるような全ての材料である。
望ましい実施例によれば本発明のビンの床はラテック
スより構成される。床は熱可塑性ビン本体と接着され
る。ラテックスの床は輸血装置の注射針によって突刺す
ことができる。それによって吸引された傷分泌液を再び
患者の血液循環内に供給することは簡単な方法で可能で
ある。
もし同じ吸入ビンが上記種類の液と共にもしくは上記
種類のガス充満と共に使用されるならば、このことは殺
菌時に床が減圧と温度の上昇の作用によって破断したり
破裂したりする危険が全く存在しないという利点があ
る。しかしながら、このように注射針で床を突刺すビン
の場合、それは排気ビンとしての従来の吸入ビンの如く
内圧を一定に保持するための装置をその他に溝せずに使
用する場合にもすこぶる有利であることが示される。
傷排出ホース12に支配する減圧は第３図と第４図の実
施例に示されているように減圧装置20によっても一定に
保持することができる。この減圧装置20は吸入ビン11に
固定して取付けるか吸入台14と傷排出ホース12との間の
何れかの位置に別個の構成部材として排出ホース12と吸
入ビン11との間の継手内へ嵌装することができる。この
ことは全ての減圧装置についてもあてはまる。
第３図と第４図による減圧低下材20は上部を閉鎖した
中空シリンダ21を備えている。中空シリンダ21の下部は
床22により閉鎖され、同床を外側方向へと内側方向へは
突出しない入口台23とシリンダ内部へ突出する遮へい台
24が密封状態に貫いて配置される。シリンダ内部にはピ
ストン25が走行し、同ピストンはＯリング26により中空
シリンダ21の内壁に対して密封される。Ｏリング26の代
わりに少なくとも直接ピストン案内壁に成形したパッキ
ンを使用することも望ましい。
減圧装置20の出発状態ではピストン25は中空シリンダ
21の上部端板下部に密接して位置する。上記構成部材に
より小量のガスが包囲される。まづ遮へい台24がホース
クランプ15上にクランプされた（第１図）吸入台部材上
に載置されると接続ホース13は入口台23を越えて移動し
最終的に吸入クランプ15が開き、吸入ビン11はピストン
25下部の減圧装置20内の空間を吸出す。そのためこれは
下部方向に運動し最終的に内部へ突出する遮へい台24の
端が得られこの上に密封状態に座する。この瞬間から床
22とピストン25の間の吸入中間空間27は遮へい台24、従
って相対的に大きな吸入ビン11内の減圧から隔離され
る。上記吸入中間空間27は入口台23と接続ホース13（第
１図）を介して排出ホース12（第１図と）と連通してい
る。上記閉鎖の瞬間に支配的な吸入中間空間27は従って
装置の有効吸入圧と等しい。
ピストン25が上記の仕方で下部方向に運動するとその
上部に閉じ込められたガス容量は大きくなる。そのため
この容積中で圧力は降下する。ピストン25が遮へい台24
上に載る瞬間ではピストン25の下側の圧力、従って吸入
中間空間27内の圧力はピストン25を経由する空間内の圧
力に全体として等しい。それ故、上部空間内のこの圧力
によって吸入圧は調節される。
ピストン25が遮へい台24上に載るとその下側に２つの
異なる減圧が作用する。即ち、遮へい台24の内側断面の
面を横切る比較的高い減圧と上部空間28内の減圧に全体
として等しい吸入中間空間27内の小さな減圧である。ピ
ストン25が再び遮へい台24から離れることができるよう
にこの力関係にもとづいて吸入中間空間27内の減圧はそ
れが上部空間28内の圧力に等しい場合よりは幾分弱くな
ければならない。それ故、吸入中間空間27はピストン25
が再び遮へい台24から離れる前に分泌液を幾らか吸入す
ることができる。こうした事態になるや否や、遮へい台
24と吸入中間空間27との間には再び連通状態が存在する
ため吸入中間空間27内の減圧はピストン25が再び遮へい
台24上に密封状態で載るまで小さくなる。この装置が申
し分なく機能するように、吸入中間空間27、接続ホース
13、および排出ホース12により構成される容積は幾分圧
縮可能でなければならない。このことは分泌液内に若干
のガスが閉じ込められていることが多いから普通あては
まる。ガスが全く供給されることがない場合のためにピ
ストン25、殊にピストン床を幾分屈曲性に構成すること
が有利である。同種の弾性ピストン25は第３図にも示さ
れている。その床は遮へい台24を閉鎖する膜の如く作用
する程度に屈曲性である。その結果上記圧力調節機能を
実行するためにピストン全体が上下運動するのではなく
ピストン床だけが変形によって幾分遮へい台24から離れ
た後再びこの上に載らなければならない。
吸入ビン11（第１図）が分泌液により広範に満たされ
ると、最終的に内側圧力が上昇し、その結果ピストン25
が遮へい台24から離れた時にピストン25を再び下部方向
へ引きつけることができるように遮へい台24により最早
十分な分泌液が吸入中間空間27から排出されることのな
い状態が得られる。この瞬間から吸入中間空間27と遮へ
い台24間に永続的な連通状態が存在する。さて吸入ビン
11が更に満たされると、ピストン25の下面における負圧
は一そう弱くなり、ピストンは内部空間28内の負圧に基
づいて更に上部方向へ移動する。その都度支配的な圧力
は透明中空シリンダー21の目盛29を介して読取ることが
できる。第４図には吸入圧が大きな吸入圧に対して一定
に保持された元来期待された吸入圧を既に著しく上廻っ
ている場合にピストン25から受取られるようにピストン
位置を有する減圧装置20が描かれている。かかるピスト
ン位置は保守員にとっては広範に満たされた吸入ビンを
新しいものと取替えるべき時であるというしるしであ
る。
上記より第３図と第４図の減圧装置20は圧力を一定に
する作用だけでなく圧力表示作用も行うことがわかる。
圧力一定作用を省略することが可能な場合には例えば圧
力調節用液16もしくは分泌液に溶解する充満ガスを有す
る吸入ビン11、を使用するから、圧力一定作用、従って
構造上遮へい台24を省略することができる。その場合に
は第５図に示すようにピストン25が閉鎖された中空シリ
ンダー21内を走行する構成を得ることができる。ピスト
ン25上部の上部空間内には更に僅かな量のガスが閉じ込
められている。ピストン25下部の下部空間31は接続台30
を介して吸入装置10の部材（第１図）と接続される。下
部空間内に減圧がつくりだされるとピストン25は上部空
間28と下部空間31内の圧力が等しくなるまで上部方向へ
移動する。中空シリンダ21の外側の目盛29はその都度支
配的な負圧を表示する。第５図によるこの圧力表示器32
はDE−C2−30 11 163による圧力表示器と同様の働き
を行うがそれよりも著しく構成が簡単である。何故なら
ば、ピストン25の復原力はバネによってではなくガス容
積によって得ることができるからである。
第６図の調節式減圧装置20,1は第３図、第４図のもの
と一部はその下部領域が非透明なケース33によって密封
されることによって遮へい台24とそれを密封するピスト
ン25が識別できないという点で異なっている。吸入ビン
11（第１図）内の負圧低下のためにピストン25がその遮
へい位置から上部方向へ動いたとき、はじめてそれは可
視的となる。
第２の本質的な差異は次の点にある。即ち、圧力調節
ピストン34が上部空間28内に存在することである。この
圧力調節ピストン34の位置はスピンドル35を介して調節
できる。もし圧力調節ピストン34が遮へいピストン25に
比較的近接して位置する場合には両ピストンにより閉鎖
された空間内には比較的弱い負圧が支配する。それに対
して両ピストン間の距離が大きくなると、閉鎖容積内の
負圧はますます大きくなる。圧力調節ピストン25の下部
の吸入中間空間27内の圧力がこのピストン25上部の空間
内の圧力全体と等しければ圧力調節ピストン34の変位に
よって吸入減圧は調節される。圧力値は中空シリンダ21
の目盛により読取ることができる。
第７図は減圧低下材１圧力表示器の組合せの別の実施
例を示す。ただ圧力表示作用だけを有する実施例は第８
図ないし第10図に示されている。第７図ないし第10図に
よる全ての構成部材では上部を閉鎖された透明圧力表示
管36が存在する。第７図の実施例では同管は床をもって
いて、同床は遮へい台24により密封状態に嵌装されてい
る。入口台23は床上部に密接して圧力表示管側部に位置
する。第８図ないし第10図の実施例の場合、同管は接続
台37から走行して出る。圧力表示管36の長手方向延びの
ほぼ中心に管の内周全体領域に沿って指状に構成した可
撓性材料の膜38が気密に取付けられる。取付は圧力表示
管36が中心部で分割されそこで共に接着され膜の辺縁が
共に接着されるように構成されるように行われる。膜は
ポリエチレン箔より構成される。同膜は例えば弾性組織
により補強されたゴム材料もしくは可撓性の、しかも弾
性の小さなゴム材料によって構成することもできる。同
膜は休止状態で第10図に示した指状の形をとるように構
成される。膜38の指状部分の外径は圧力表示管36の内径
よりも幾分小さいことが望ましい。
第７図の実施例の場合、膜38の下端は遮へい台24を密
封する。膜の機能はこの位置で第３図に示した位置にあ
るピストン25の機能と等しい。従って、入口台23におけ
る上記吸入圧の調節は第３図と第４図の減圧装置20の場
合と同様な方法で行われる。当該説明を参照されたい。
遮へい台24における減圧が膜38がこの遮へい台24をも
はや密封しない程僅かなものである場合、組合せ減圧装
置20,2は膜と共に圧力表示作用に移行する。それは以下
に第８図ないし第10図に基づいて圧力表示器32,1につい
て説明する。上記圧力表示器32,1は先に述べたように入
口台23と遮へい台24の代わりに接続台30により構成され
る。十分に大きな負圧が接続台30（ないし遮へい台24）
に存在する間、膜38は第８図（ないし第７図）に示すよ
うに下部方向に延びる位置に存在する。膜38上部の気密
に閉鎖された空間28内には僅かな量のガスが封入されて
いて、同ガスは膜の下部方向に延びる位置に所定減圧を
有している。接続台30における負圧が上部空間28内にお
ける減圧よりも僅かな場合、膜38は上部方向へ加圧され
るため、上部空間38の容積は小さくなりそこのガス圧は
接続台30における圧力と再び均等になるまで上昇する。
接続台30における負圧が小さくなればなるほど、それだ
け指状膜はまづその位置の背後へ折りたたまれた後その
取付リングパッキン37により回転し再びリングパッキン
上部の空間内に折り返される。（第９図の位置について
示されている通りである。）膜の位置は一定のガス量容
積の表示に等しい。この容積は膜38、下部の圧力の関数
である。膜の下部の大気圧附近でこれは再びその最初の
指状の形を取る。（第10図参照） 膜38の位置は圧力表示器31,1ないし組合された減圧低
下材20,2の大きさが十分な場合には既に遠くから良く見
ることができる。望ましい実施例の場合、表示の識別度
は膜の両側に色マーキングを塗布することによって更に
高めることができる。次に膜の同じ側を外側と称する。
それは大気圧、従って第10図の位置で識別することがで
きる。それに対して、内側は膜がその取付リングパッキ
ン37により全く下部方向に回転したとき識別できる側で
ある。この内側はグリーン色で、一方、外側はその長さ
のほぼ半分から取付リングパッキン37のマーキング線ま
でこのマーキング線39に至るまで黄色に彩色されそれ以
上は赤に彩色される。排出系内の圧力が弱くなると膜38
の移動によってまづ視線が届くことのできるグリーンの
外側の長さがはじめに小さくなる。その後、黄色の円柱
が識別され最終的にそれに対して上部方向に赤い円柱が
接続する。おそくとも黄色の円柱が出現するときに吸入
装置10内の吸入ビン11（第１図）を取代えるべきであろ
う。圧力を精確に読取るためには圧力単位に較正された
目盛を圧力表示器36に配置することができる。
第７図ないし第10図の減圧低下材と圧力表示器は別々
の構成部材として使用することができる。しかしそれら
は吸入ビン11と固定接続することもできる。このための
例は第８図に示されている通りである。その上部境界の
短い範囲でのみ描かれた円柱ビン11は取付台40を有して
おり、その内部に管状の圧力表示器32,1が接着位置が圧
力表示管36の長手方向のほぼ中心に位置するように接着
される。このことによって構成の高さが節約される。何
故ならばその場合には圧力表示管36のただ半分だけが吸
入ビン11を経て外側方向へ突出すからである。この実施
例の場合、圧力表示管36の下部は全く省略できる。なぜ
ならば、これは膜38の保護のためには最早必要ではない
からである。この場合、膜は外側方向へ位置する圧力表
示管と共に取付台40へ直接接着することができる。この
取付にあたっても吸入円柱内へ折り返された膜38のグリ
ーンの内壁は更によく識別できる。何故ならば吸入ビン
は透明樹脂より構成することができるからである。
第11図と第12図による接続装置50は中空シリンダ51を
有する。同シリンダ51はその一方側を端板により閉鎖さ
れる。中空シリンダ51内には膜54を有する膜キャリア53
が走り上記膜54は膜キャリアに取付けられ、端板52方向
に向かい中空シリンダ51に対して密封している。膜キャ
リア53の移動は膜キャリア53に２つのタップ55により構
成された結合ねじにより行われる。２つのタップ55は中
空シリンダ51内の２つのねじ形の凹所56により係合す
る。
膜キャリア53は膜が取付けられる正面に周回する隆起
57を有するように構成される。この正面側には同心円状
に中心開口58が注ぎ同開口58は外側方向へ至る遮へい台
24と組合される。隆起57が存在するためこれら、いわゆ
る膜キャリア53の正面側59と膜54の内側は中空空間を形
成する。同空間は膜54が中心開口58を閉鎖するほど正面
側59に対して変形しない限り中心開口58を介して接近で
きる。
図解実施例の場合、中空空間60内にはそれ以外の３つ
の支持台の開口が注ぎ込む。即ち、入口台23と、真空表
示台61とあふれ台62のそれである。当該開口は入口開口
63と、測定開口64ないしあふれ開口65である。
真空表示器が真空表示器台61に取りつけられあふれ槽
があふれ台62に接続されていると仮定しよう。両方の装
置はその内部に迅速に真空状態が確立されるように容積
が小さくなければならない。入口台23が穿孔排出ホース
と接続し入口台23が吸入ビンに接続されているとする。
接続は膜キャリア53が中空シリンダ51の端板52附近に位
置することによって端板52の内側に取付けられる弾性部
材66が膜54を中心開口58に対して加圧することになるよ
うな位置で行われる。さて中空シリンダ51が膜キャリア
53に対してねじ込まれると、その端板52は膜54から離れ
る方向に移動するため、その間に存在する空間内に減圧
が構成される。これが最終的に膜に対して力を行使する
とそれは遮へい台24における減圧が中心開口58の面を介
して加える対抗力よりも大きく、膜54を中心開口58から
離すため空気と分泌液は中空空間60から遮へい台24を介
して中空空間の側から膜54へ加えられる力が膜54の外側
に対する対抗力をしのいで膜54が再び中心開口58を閉鎖
するまで排出される。
膜54が中心開口58から離れるときの中空空間60内の圧
力は膜54の外側の圧力と中心開口58の圧力に依存するだ
けでなく隆起57を介して引きつけられる膜54に加えられ
る弾力にも依存する。中空空間60内の減圧の程度はそれ
故この弾力の負荷によって選択され中空シリンダ51と膜
53の互い方向への変位によって微調整される。弾力を与
えるために膜54の材料もしくはその形態に対する影響を
考慮するか隆起57の高さとその内径を変化させることが
できる。
排出ホースと吸入ホース間の接続をたとえば吸入ホー
スを取代えるために全く遮断する必要がある場合には、
膜キャリア53と中空シリンダ51は出発位置におけるよう
にパッキン部材が膜54を中心開口58に対して加圧するほ
ど互いに再びねじられる。この状態で依然分泌液は入口
開口63とあふれ開口65を介してあふれ台62内へ、またそ
こからあふれ槽内へ流出する。
先に既に述べた如く、中空シリンダ51と膜キャリア53
間の調節可能性は所望の減圧を微調整する方で寄与する
ことになる。微調整を省略できる場合には、中空シリン
ダ51と膜キャリア53間の移動可能性も省略できるか、あ
るいは中空シリンダ51を全く省略することができる。そ
の場合、中空空間60内に得られる減圧、従って排出ホー
ス内の吸入減圧だけが膜54により加えられる弾力により
設定される。支台の配置はこの構成からは影響を受けな
い。
膜キャリア53と中空シリンダ51間の移動可能性は任意
の構成により得ることができる。それ故、凹所を介して
係合するタップの代わりに専ら中空シリンダの内周壁内
のねじ形溝内に係合するより短いタップも配置すること
ができる。また中空シリンダと膜キャリア間にその他の
ねじ結合を選択することもできる。新たな位置への固定
が移動に応じて停止力によって行われるストッパ結合も
嵌装することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 Ｐ３７２４４８３．３ (32)優先日 1987年７月24日 (33)優先権主張国 ドイツ（ＤＥ） (31)優先権主張番号 Ｇ８７１４４５６．５ (32)優先日 1987年10月30日 (33)優先権主張国 ドイツ（ＤＥ） (56)参考文献 実開 昭61−194540（ＪＰ，Ｕ) 実公 昭29−4496（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭31−10290（ＪＰ，Ｙ１) 米国特許3556044（ＵＳ，Ａ)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】吸引容器と、吸引制御装置として組み込ま
    れた、前記吸引容器への連結装置とを備えた、創傷液の
    吸引装置において、前記吸引装置は、 ダイヤフラムと、 円筒状のダイヤフラムホルダーであって、前記ダイヤフ
    ラムホルダーの上面は、前記ダイヤフラムホルダーの上
    面と前記ダイヤフラムとの間に中空部を形成するよう
    に、前記ダイヤフラムによって覆われ、前記ダイヤフラ
    ムホルダーは中央開口と少なくとも一つの付加開口とを
    有し、前記付加開口は、前記ダイヤフラムが前記中央開
    口を閉鎖したときにそれぞれ前記ダイヤフラムによって
    覆われないようにして、前記上面に送給できるように構
    成された、前記ダイヤフラムホルダーと、 円筒状の中空シリンダであって、前記中空シリンダの頂
    部は閉鎖壁によって閉鎖され、前記中空シリンダは、前
    記ダイヤフラムが前記中空シリンダの内部で前記中空シ
    リンダの長手方向に前後に案内されると共に、前記ダイ
    ヤフラムが前記中空シリンダの内壁に対して密封される
    ように、前記ダイヤフラムホルダーを保持するように構
    成された、前記中空シリンダと、 を有することを特徴とする、創傷液の吸引装置。
  2. 【請求項２】請求項１に記載の吸引装置において、前記
    吸引容器の内部に少量の液体が存在し、前記液体の蒸気
    圧は所望の吸引圧力と同じであり、前記吸引圧力は前記
    吸引容器が満たされる全工程に亘って実質的に一定であ
    るように構成された、前記吸引装置。
  3. 【請求項３】請求項２に記載の吸引装置において、前記
    液体はペンタンとヘキサンとの混合液である、前記吸引
    装置。
  4. 【請求項４】請求項２に記載の吸引装置において、所望
    の蒸気圧を生じるように、前記吸引容器には大気圧より
    も低い蒸気圧を有する気体が所定量だけ内蔵され、前記
    気体は吸引された分泌液に溶解可能である、前記吸引装
    置。
  5. 【請求項５】請求項４に記載の吸引装置において、前記
    気体はCO2である、前記吸引装置。
  6. 【請求項６】請求項２に記載の吸引装置において、前記
    吸引容器はカニューレによって穿孔可能な底部を有す
    る、前記吸引装置。
  7. 【請求項７】請求項２に記載の吸引装置において、前記
    吸引容器は、所望の吸引圧力を生じるように、大気圧よ
    りも低い蒸気圧を有する気体を所定量だけ内蔵し、前記
    気体は吸引された分泌液と化学結合を生じることが可能
    な気体である、前記吸引装置。
  8. 【請求項８】請求項７に記載の吸引装置において、前記
    気体はCO2である、前記吸引装置。
  9. 【請求項９】請求項４に記載の吸引装置において、前記
    気体は吸引された分泌液に溶解可能であると共に、前記
    分泌液と化学結合を生じることが可能な気体である、前
    記吸引装置。
  10. 【請求項１０】請求項９に記載の吸引装置において、前
    記気体はCO2である、前記吸引装置。
  11. 【請求項１１】請求項１に記載の吸引装置において、前
    記ダイヤフラムホルダーは、ネジ結合を介して、前記中
    空シリンダに連結されている、前記吸引装置。
  12. 【請求項１２】請求項11に記載の吸引装置において、前
    記ネジ結合は、少なくとも一本のピンが前記ダイヤフラ
    ムホルダーに設けられ、前記ピンが前記中空シリンダの
    壁のネジ状の凹所に係合することによって形成される、
    前記吸引装置。
  13. 【請求項１３】請求項１に記載の吸引装置において、弾
    性を有する密封部分が前記中空シリンダの閉鎖壁の内側
    面の中央部に設けられている、前記吸引装置。
  14. 【請求項１４】吸引容器と、吸引制御装置として組み込
    まれた、前記吸引容器への連結装置とを備えた、創傷液
    の吸引装置において、前記吸引装置は、 ダイヤフラムと、 円筒状のダイヤフラムホルダーであって、前記ダイヤフ
    ラムホルダーの上面は、前記ダイヤフラムホルダーの上
    面と前記ダイヤフラムとの間に中空部を形成するよう
    に、前記ダイヤフラムによって覆われ、前記ダイヤフラ
    ムホルダーは中央開口と少なくとも二つの付加開口とを
    有し、前記少なくとも二つの付加開口は、前記ダイヤフ
    ラムが前記中央開口を閉鎖したときにそれぞれ前記ダイ
    ヤフラムによって覆われないようにして、前記上面に送
    給できるように構成された、前記ダイヤフラムホルダー
    と、 円筒状の中空シリンダであって、前記中空シリンダの頂
    部は閉鎖壁によって閉鎖され、前記中空シリンダは、前
    記ダイヤフラムが前記中空シリンダの内部に位置して前
    記中空シリンダの内壁に対して密封されるように、前記
    ダイヤフラムホルダーを保持するように構成された、前
    記中空シリンダと、 を有することを特徴とする、創傷液の吸引装置。
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DE3724483.3 1987-10-30
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