JP2739408B2 - 拡管装置 - Google Patents

拡管装置

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JP2739408B2
JP2739408B2 JP5045526A JP4552693A JP2739408B2 JP 2739408 B2 JP2739408 B2 JP 2739408B2 JP 5045526 A JP5045526 A JP 5045526A JP 4552693 A JP4552693 A JP 4552693A JP 2739408 B2 JP2739408 B2 JP 2739408B2
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謙治 戸倉
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡管装置、更に詳しく
は、熱交換器を連続的に供給及び排出することが出来る
拡管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱交換器の拡管工程に用いられる
拡管装置としては、例えば、図4及び図5に示す様に、
シリンダー12を介して昇降自在に設けられた往復作動体
13に複数の拡管用マンドレル14を吊設し、且つ該往復作
動体13の下方側には、所定数の放熱フィン16と該放熱フ
ィン16に挿着された拡管対象の複数の管15とによって形
成された熱交換器17を載置すると共に、前記往復作動体
13の下降位置にセットするための熱交換器載置台19を、
基台20a に油圧シリンダー18並びに所定の回動機構とに
よって回動自在に具備した拡管装置20が存在し、各種熱
交換器の拡管工程に用いられてなる。
【0003】尚、上記構成からなる拡管装置20に、拡管
を行う熱交換器17を供給する場合には、作業者自らが台
車(図示せず)等を介して移送してきた前記熱交換器17
を前記熱交換器載置台19へと移し替えて逐次セットする
ことで拡管を行う熱交換器17を前記拡管装置20に供給し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前記従来
の様に、作業者自らが台車(図示せず)等を介して移送
してきた前記熱交換器17を前記熱交換器載置台19へと移
しかえて逐次セットすることで拡管を行う熱交換器17を
拡管装置20に順次供給する場合に於いては、下記の様な
問題点があった。
【0005】即ち、上記従来の熱交換器載置台19を用い
る拡管装置20では、拡管後の熱交換器17をその都度該熱
交換器載置台19より取り出した後、次に拡管を行うため
の熱交換器17を再び熱交換器載置台19にセットしなけれ
ばならず、更に拡管後の熱交換器17も何らかの移送手段
に移し替えて次工程へと移送しなければならない。
【0006】従って、拡管後の熱交換器17の取り出し時
間や次の熱交換器17のセット時間、更には次工程への移
送のための熱交換器17の移し替え時間等の時間ロスが発
生することで拡管装置20の稼働時間が著しく阻害される
ことになり、生産性及び作業能率の著しい低下が深刻な
問題となっていた。
【0007】更に、上記の様な拡管装置20を介して拡管
される熱交換器17も品番や仕様の違いによって複数の放
熱フィン16に挿着された管15の外径や挿着パターン等が
夫々異なるものである。
【0008】よって、品番や仕様の違いによる熱交換器
17を前記熱交換器載置台19に載置する場合に於いて、拡
管される熱交換器17に挿着された管15の外径や挿着パタ
ーン等に対応して該熱交換器17の管15の受具21が必要で
あるばかりか、その交換作業も大変煩雑なものとなって
いた。
【0009】然して、本発明は上記の問題を全て解決す
るものであり、拡管後の熱交換器の取り出し時間や次の
拡管用熱交換器のセット時間、更には次工程へ熱交換器
を移送するための台車等への移し替え時間等の時間ロス
を解消するだけでなく、品番や仕様の違いによって熱交
換器に挿着された管の外径や挿着パターン等が異なる場
合であっても、煩雑な受具の交換も全く必要のない作業
性の優れた、しかも生産効率の極めて高い拡管装置を提
供することを課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、往復作
動体6に設けられたマンドレル6aの先端方向に、該マン
ドレル6aを介して拡管される熱交換器8を載置可能な受
具3cを具備した拡管装置1に於いて、該受具3cが熱交換
器移送体3bに具備されると共に該熱交換器移送体3bが、
前記往復作動体6と対向すべく設けられた熱交換器載置
台3に備えられてなり、しかも該熱交換器載置台3又は
該熱交換器載置台3の近傍には、前記熱交換器移送体3b
を該熱交換器載置台3上に載置するための熱交換器移送
体載置装置5と、該熱交換器載置台3上に載置された熱
交換器移送体3bを該熱交換器載置台3上から離脱させる
ための熱交換器移送体離脱装置5aが設けられてなり、
しかも前記熱交換器移送体載置装置5及び熱交換器移送
体離脱装置5aの間には、熱交換器移送体離脱装置5aを介
して熱交換器載置台3上から離脱した熱交換器移送体3b
を熱交換器移送体載置装置5まで搬送する熱交換器移送
体搬送装置24が設けられてなることから、拡管後の熱交
換器8の取り出し時間や次の熱交換器8のセット時間、
更には次工程へ熱交換器8を移送するための台車等への
移し替え時間等の時間ロスを解消することが出来る。
【0011】更に、前記受具3cが弾性体で形成されてな
ることから、拡管を行う熱交換器8の品番や仕様の違い
によって該熱交換器8に挿着された管の外径や挿着パタ
ーン等が異なる場合であっても、煩雑な受具の交換も全
く必要なく該熱交換器を瞬時に、且つ確実に熱交換器移
送体3b上に載置することが出来る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に従って説明する。
【0013】第1図に於いて、1は基台1a上に立設した
2本の支柱1bより構成された拡管装置を示す。
【0014】2は拡管用マンドレル6aを垂設する往復作
動体6を、2本のガイドポスト7を介して昇降自在とす
べく設けられたシリンダーで、上記拡管装置1の上部に
2本設けられてなる。
【0015】3は上記往復作動体6に垂設された拡管用
マンドレル6aを介して拡管される熱交換器8に挿着され
た管(図示せず)を受けることで該熱交換器8を載置可
能な略直方体状に形成されたゴム製の受具3cを具備した
複数の熱交換器移送体3bを、前記往復作動体6の往復動
方向と交差する方向で一列に載置可能な熱交換器載置部
3aを有した熱交換器載置台を示す。
【0016】尚、上記熱交換器載置部3aには、該熱交換
器載置部3aを有した熱交換器載置台3の長手方向、即
ち、前記往復作動体6の往復動方向と交差する方向に前
記熱交換器8を載置した熱交換器移送体3bの夫々を自由
状態で往復移動可能とする回転ローラー9が所定数並設
されてなる。
【0017】4は前記熱交換器載置台3に一列で載置さ
れる熱交換器8の夫々を同時に保持すべく前記熱交換器
載置台3の長手方向に沿って連設された熱交換器保持装
置を示す。
【0018】尚、上記熱交換器保持装置4の夫々には、
前記熱交換器載置部3aに、熱交換器移送体3bの略直方体
状に形成されたゴム製の受具3cを介して載置された熱交
換器8の夫々を、該熱交換器8の両側方向から対面すべ
く挾持する回動自在な熱交換器挾持体4bを具備する一対
の熱交換器挾持装置4aが設けられてなり、しかも前記熱
交換器保持装置4に設けられた一対の熱交換器挾持装置
4aには、正逆回転自在な回転装置10に連結され、且つ所
定ピッチの雄螺子部(図示せず)が形成されたロッド棒
10a が挿通されてなると共に、該ロッド棒10a の正逆回
転を介して前記熱交換器挾持体4bを対面して接近又は離
間する構成からなる。
【0019】5は上記熱交換器載置台3の一端側に設け
られた熱交換器移送体載置装置を示し、上記熱交換器移
送体3bを保持可能な熱交換器移送体保持台22と、該熱交
換器移送体保持台22を昇降自在(矢印E)とする保持台
昇降装置23とから構成されてなり、しかも前記熱交換器
移送体保持台22の上面部には、前記熱交換器載置部3aに
並設された回転ローラー9と同面で、且つ同方向に回転
する回転ローラー9aが並設されてなる。
【0020】5aは上記熱交換器載置台3の他端側に設け
られた熱交換器移送体離脱装置を示し、上記熱交換器移
送体3bを保持可能な熱交換器移送体保持台22a と、該熱
交換器移送体保持台22a を昇降自在(矢印F)とする保
持台昇降装置23a とから構成され、且つ前記熱交換器移
送体保持台22a の上面部には、前記熱交換器載置部3aに
並設された回転ローラー9と同面で、且つ同方向に回転
する回転ローラー9aが並設されてなり、しかも前記熱交
換器移送体保持台22a は、上記保持台昇降装置23a を介
して前記熱交換器載置台3の熱交換器載置部3aより該熱
交換器移送体保持台22a が離間すべく下降(矢印H)し
た際に、所定の距離下降後保持した熱交換器8を前記熱
交換器移送体載置装置5側へと滑り出すべく(矢印J)
一定の角度を有して傾斜(矢印I)する構成からなる。
【0021】尚、上記熱交換器移送体載置装置5及び熱
交換器移送体離脱装置5aの間には、該熱交換器移送体離
脱装置5aの保持台昇降装置23a を介して熱交換器移送体
保持台22a から滑り出た熱交換器8を前記熱交換器移送
体載置装置5の熱交換器移送体保持台22まで搬送するコ
ンベア等の熱交換器移送体搬送装置24が設けられてな
る。
【0022】11は上記連設された熱交換器保持装置4の
夫々を、前記熱交換器載置台3の長手方向に沿って往復
移動させるための水平往復移動体11a を具備した大型の
ロッドレスシリンダーを示す。
【0023】本実施形態に於ける拡管装置は以上の構成
からなるが、次にかかる拡管装置を用いて拡管前及び拡
管後の熱交換器を順次移送する場合について説明する。
【0024】先ず、図1に示す様に、上記拡管装置1の
往復作動体6に垂設された拡管用マンドレル6aを介して
拡管される熱交換器8を、前記熱交換器移送体載置装置
5の熱交換器移送体保持台22に予め保持された前記熱交
換器移送体3bの略直方体状に形成されたゴム製の受具3c
を介して該熱交換器移送体3b上に載置し、その後該熱交
換器移送体3bを保持した熱交換器移送体保持台22を前記
熱交換器移送体載置装置5の保持台昇降装置23を介して
前記交換器載置台3まで上昇(矢印G)させることによ
って前記熱交換器8を載置した熱交換器移送体3bを、前
記熱交換器載置台3の熱交換器載置部3aに並設された回
転ローラー9に載置可能な高さ位置まで移動してセット
することが出来る。
【0025】次に、図2(イ)の様に、熱交換器載置台
3の熱交換器載置部3aに並設された回転ローラー9に載
置可能な高さ位置まで移動してセットされた熱交換器8
は、前記熱交換器載置台3の長手方向に沿って連設され
た熱交換器保持装置4の夫々の熱交換器挾持装置4aに設
けられた熱交換器挾持体4bを介して両側方向から挾持
(矢印A)されて、同図(ロ)の様に強固に保持される
こととなる。
【0026】次に、同図(ハ)に示す様に、上記熱交換
器8の夫々が熱交換器保持装置4の熱交換器挾持装置4a
に設けられた熱交換器挾持体4bを介して強固に保持され
た後、該熱交換器8を保持した熱交換器保持装置4が、
所定の案内レール11b に沿って一定の距離だけ前記熱交
換器載置台3の長手方向の一方側から他方側に移動する
水平往復移動体11a と共に移動(矢印B)することで、
前記熱交換器8の夫々も前記熱交換器載置部3aに並設さ
れた回転ローラー9上を一定の距離だけ移送されること
となる。
【0027】尚、上記一定の距離だけ移送された熱交換
器8の夫々は、図3(イ)に示す様に、前記熱交換器8
を保持する熱交換器保持装置4の熱交換器挾持体4bの解
除(矢印C)を介して、同図(ロ)の様に、一時開放さ
れることとなる。
【0028】次に、図3(ハ)に示す様に、上記熱交換
器8を一時開放した状態で、前記水平往復移動体11a 並
びに前記熱交換器保持装置4の夫々が共に前記案内レー
ル11b に沿って再び前記初期位置まで逆移動(矢印D)
することによって、前記熱交換器載置台3の熱交換器載
置部3aに並設された回転ローラー9上に一列で載置され
た熱交換器8の夫々を再び同時に保持することが出来る
と共に、上記一連の動作を繰り返すことによって前記熱
交換器載置台3に載置された熱交換器8を常に強固に保
持した状態で順次移送することが出来る。
【0029】尚、上記の如く熱交換器保持装置4を介し
て熱交換器載置台3の他方側に移送された拡管後の熱交
換器8を載置した熱交換器移送体3bは、該熱交換器載置
台3の他端側に設けられた熱交換器移送体離脱装置5aの
該熱交換器移送体3bを保持可能な熱交換器移送体保持台
22a に保持されると共に、保持台昇降装置23a を介して
前記熱交換器載置台3の熱交換器載置部3aより離間すべ
く下降(矢印H)することとなる。
【0030】次に、上記保持台昇降装置23a を介して下
降(矢印H)した熱交換器移送体保持台22a は所定の距
離下降後には一定の角度を有して傾斜(矢印I)するこ
とによって保持した熱交換器移送体3bを、前記熱交換器
移送体載置装置5及び熱交換器移送体離脱装置5aの間に
設けられた熱交換器移送体搬送装置24上に滑り出す(矢
印J)ことが出来る。
【0031】従って、熱交換器移送体搬送装置24上に滑
り出た(矢印J)熱交換器移送体3bは、該熱交換器移送
体搬送装置24を介して前記熱交換器移送体載置装置5の
熱交換器移送体保持台22まで搬送されることとなる。
【0032】よって、上記の如く熱交換器移送体搬送装
置24を介して前記熱交換器移送体載置装置5の熱交換器
移送体保持台22まで送り返された熱交換器移送体3bに
は、略直方体状に形成されたゴム製の受具3cを介して拡
管後の熱交換器8(図示せず)が載置されてなることか
ら、作業者は前記熱交換器移送体載置装置5の近傍にて
拡管後の熱交換器8を瞬時に取り出すことが出来るだけ
でなく、拡管前の熱交換器8を前記熱交換器移送体搬送
装置24を介して送り返された熱交換器移送体3bに載置す
ることが出来るのである。
【0033】従って、拡管前並びに拡管後を問わず熱交
換器の全体の形状等に歪みを生じさせることもなく、更
に拡管後の熱交換器の取り出し時間や次の拡管用熱交換
器のセット時間、更には次工程への搬送のための台車等
への移し替え時間等の各種の時間ロスをも解消して高効
率の生産性及び作業性を有することが出来ると共に、拡
管を行う熱交換器の品番や仕様の違いによって該熱交換
器に挿着された管の外径や挿着パターン等が異なる場合
であっても、煩雑な受具の交換も全く必要なく該熱交換
器を瞬時に、且つ確実に熱交換器移送体上に載置するこ
とが出来るのである。
【0034】尚、上記実施形態に於いて、拡管装置は該
拡管装置の上部に2本設けられたシリンダーを介して拡
管用マンドレルを垂設する往復作動体を、2本のガイド
ポストを介して昇降自在とする構成からなるが、一本の
シリンダーであってもよく、又ガイドポストも前記往復
作動体の四隅に4本設けられた構成であってもよく、更
に該往復作動体が拡管装置の基台上に立設した支柱に沿
って設けられたLMガイドを介して往復動する構成であ
ってもよい。
【0035】更に、上記実施形態に於いて、拡管装置に
は、並設された回転ローラーによって熱交換器載置部を
形成する熱交換器載置台が、前記往復作動体の往復動方
向と交差する一方側から拡管される熱交換器を載置した
熱交換器移送体を連続供給可能で、且つ拡管後の熱交換
器を他方側へと順次排出すべく設けられてなるが、必ず
しも回転ローラーに限定されず、例えば、該回転ローラ
ー等の回転体間に、無端環状のベルト体(図示せず)が
架け渡されて熱交換器載置部を形成していてもよく、又
該無端環状のベルト体(図示せず)が所定の間隔を有し
て一方から他方へと載置した熱交換器移送体を移送すべ
く自動的に移動する構成であってもよく、更に熱交換器
載置台上に所定の間隔で埋設されて転動するボール体
(図示せず)で熱交換器載置部が形成されていてもよ
い。
【0036】更に、上記熱交換器載置部が、前記熱交換
器載置台の長手方向に軌設されたレール体(図示せず)
から形成され、且つ前記熱交換器移送体が該レール体
(図示せず)に沿って転動する回転具(図示せず)を具
備して前記熱交換器載置台上を移動する構成であっても
よい。
【0037】更に、上記実施形態に於いて、前記熱交換
器載置台の長手方向に沿った該熱交換器載置台には、該
熱交換器載置台上の熱交換器移送体の略直方体状のゴム
製の受具を介して載置された熱交換器の夫々を同時に保
持すべく一定の間隔を有して連設された熱交換器保持装
置が設けられ、且つ該熱交換器保持装置の夫々は、前記
熱交換器載置台上の熱交換器移送体に載置された熱交換
器を、該熱交換器の両側方向から対面すべく挾持する回
動自在な熱交換器挾持体を具備する一対の熱交換器挾持
装置が設けられてなり、しかも該一対の熱交換器挾持装
置の夫々が、正逆回転自在な回転装置に連結され、且つ
所定ピッチの雄螺子部(図示せず)が形成されたロッド
棒の正逆回転によって前記熱交換器挾持体を回動自在に
作動させる構成からなるが、必ずしもロッド棒の正逆回
転によって熱交換器挾持体を作動させる構成でなくても
よく、シリンダー、電動機等の動力であってもよく、具
体的な熱交換器挾持体の作動手段はこれを問わず、要は
少なくとも熱交換器載置台に載置される熱交換器の夫々
を同時に保持することが出来るものであれば熱交換器の
前後方向から挾持してもよく熱交換器挾持体の具体的な
形状、数量、取付け箇所等も決して限定されるものでは
なく、又熱交換器保持装置の取付け箇所も熱交換器載置
台に直接取付けられたもの、更に該熱交換器保持装置と
別個に設けられた構成の何れであってもよい。
【0038】更に、前記熱交換器保持装置の夫々は、大
型のロッドレスシリンダーを介して移動する水平移動体
並びに所定の連動機構(図示せず)によって前記熱交換
器載置台の長手方向に一定の距離だけ移動すると共に、
一定の距離移動後には、再び初期位置まで逆移動する構
成からなるが、例えば、熱交換器保持装置の夫々が水平
移動体並びに所定の連動機構(図示せず)を介さずに夫
々独立した複数のシリンダー又は電動機等の動力源によ
って別個に作動する構成であってもよく、要は熱交換器
保持装置の夫々が、同時に一定の距離だけ一方向へ移動
すると共に、一定の距離移動後には、再び初期位置まで
他方向に逆移動する構成であれば熱交換器保持装置夫々
の具体的な往復動機構も決して限定されない。
【0039】更に、上記実施形態に於いて、熱交換器載
置台の熱交換器載置部には、複数の熱交換器移送体の略
直方体状のゴム製の受具を介して複数の熱交換器が一列
に載置されてなるが、必ずしも一列に限定されず、移動
方向に沿って2列、3列又は移動方向と交差する方向に
2列、3列で載置されていてもよく、要は複数の熱交換
器を所定の間隔で少なくとも一列に載置可能で、且つ載
置された熱交換器の夫々を同時に保持して一定の距離移
送させることが出来るものであれば前記熱交換器載置台
並びに熱交換器保持装置の具体的な機構、形状、配設箇
所、配設数量等も決して限定されない。
【0040】更に、上記実施形態に於いて、熱交換器載
置台は、熱交換器を載置可能な略直方体状のゴム製の受
具を具備した複数の熱交換器移送体を、前記往復作動体
の往復動方向と交差する方向で一列に載置可能な熱交換
器載置部を有し、且つ拡管装置内を一方側から他方側へ
通り抜けるべく該拡管装置の下方に設けられてなるが、
必ずしも該拡管装置の下方を通り抜ける必要はなく、例
えば、前記熱交換器載置台が前記拡管装置の前方から側
方へと略直角に屈曲すべく設けられていてもよく、更に
該熱交換器載置台が、前記拡管装置の前方又は側方に設
けられ、且つ拡管前の熱交換器を載置した熱交換器移送
体を該拡管装置の往復作動体と対向する位置まで一方か
ら移送し、且つ拡管後には、該熱交換器移送体を再び一
方へと逆移動させるべく往復動する構成であってもよ
く、熱交換器載置台の配設箇所、形状更に該熱交換器載
置台に載置された熱交換器移送体の移動方向等も決して
限定されない。
【0041】更に、上記実施形態に於いて、熱交換器保
持装置は、前記熱交換器載置台の長手方向に沿って連設
されてなるが、要は熱交換器載置台上に載置された前記
熱交換器移送体又は該熱交換器移送体に載置された熱交
換器の少なくとも何れか一方を保持すると共に一方向へ
と移動し、且つ一定の距離移動後には保持した熱交換器
移送体又は該熱交換器移送体に載置された熱交換器の少
なくとも何れか一方を開放すべく前記熱交換器載置台又
は該熱交換器載置台の近傍に設けられていれば、必ずし
も連設されている必要はなく、該熱交換器保持装置が一
基で前記熱交換器を所定の距離だけ保持して移送する構
成であってもよい。
【0042】更に、上記実施形態に於いて、熱交換器移
送体に設けられた熱交換器の受具は、該熱交換器の品番
や仕様の違いによって該熱交換器に挿着された管の外径
や挿着パターン等が異なる場合であっても、煩雑な受具
の交換も全く必要なく該熱交換器を瞬時に、且つ確実に
熱交換器移送体上に載置可能な略直方体状のゴム製から
なるが該ゴムの種類も天然ゴムやブタジエンゴム等を主
成分とする合成ゴムであってもよく、要は前記熱交換器
に挿着された管の外径や挿着パターン等に関係なく、該
熱交換器から突出した管を受けることによって該熱交換
器を前記熱交換器移送体上に載置することが出来ると共
に、拡管時に於いてマンドレルの圧入を介して一方向へ
と付勢される管を受け止めることが出来る弾性体であれ
ば、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、熱可塑性エラスト
マ等の樹脂材であってもよく、又繊維材で一体的に形成
されていてもよく、該弾性体からなる受具の具体的な材
質、形状等も決して限定されず、又該弾性体の個数も上
記熱交換器移送体に複数個設けられていてもよいのは言
うまでもない。
【0043】更に、上記実施形態に於いて、拡管装置は
基台上に立設した2本の支柱間に設けられたシリンダー
を介して2本のガイドポストに沿って昇降自在な往復作
動体を有した竪型拡管装置からなるが、前記往復作動体
が水平方向で往復動自在な横型拡管装置であってもよ
く、又拡管後の熱交換器の管に所定のフレア加工を施す
ためのフレアポンチを具備したフレアポンチプレートの
作動機構や該フレアポンチプレートの有無も決して限定
されるものではない。
【0044】更に、上記実施形態に於いて、熱交換器移
送体載置装置は、熱交換器載置台の一端側に設けられ、
且つ熱交換器移送体を保持可能な熱交換器移送体保持台
と、該熱交換器移送体保持台を昇降自在とする保持台昇
降装置とから構成されてなり、しかも前記熱交換器載置
台の他端側には、前記熱交換器保持装置を介して移送さ
れる拡管後の熱交換器を載置した熱交換器移送体を保持
可能な熱交換器移送体保持台と、該熱交換器移送体保持
台を昇降自在とする保持台昇降装置とから構成された熱
交換器移送体離脱装置が設けられ、且つ該熱交換器移送
体離脱装置の熱交換器移送体保持台は、上記保持台昇降
装置を介して前記熱交換器載置台の熱交換器載置部より
離間すべく下降した際に、所定の距離下降後保持した熱
交換器移送体を前記熱交換器移送体搬送装置上へと滑り
出させるべく所定の角度に傾斜する構成からなるが、例
えば、熱交換器移送体が回転ドラム(図示せず)等の外
周部に所定の間隔を有して回転自在に配設された熱交換
器移送体保持台に順次保持されて熱交換器載置台の熱交
換器載置部に載置又は離脱させる構成であってもよく、
要は熱交換器載置台の一端側に、前記熱交換器移送体を
前記熱交換器載置台上に載置するための熱交換器移送体
載置装置が設けられ、且つ該熱交換器載置台の他端側
に、該熱交換器載置台上に載置された熱交換器移送体を
該熱交換器載置台上から離脱させるための熱交換器移送
体離脱装置が設けられ、且つ熱交換器移送体載置装置と
熱交換器移送体離脱装置との間に熱交換器移送体搬送装
置が設けられていれば、具体的な熱交換器移送体載置装
熱交換器移送体離脱装置及び熱交換器移送体搬送装
の機構、形状等も決して限定されないのは言うまでも
ない。
【0045】
【発明の効果】叙上の様に、本発明は、往復作動体に設
けられたマンドレルの先端方向に、該マンドレルを介し
て拡管される熱交換器を載置可能な受具を具備した拡管
装置に於いて、該受具が熱交換器移送体に具備されると
共に該熱交換器移送体が、前記往復作動体と対向すべく
設けられた熱交換器載置台に備えられてなり、しかも
熱交換器載置台又は該熱交換器載置台の近傍には、前記
熱交換器移送体を該熱交換器載置台上に載置するための
熱交換器移送体載置装置と、該熱交換器載置台上に載置
された熱交換器移送体を該熱交換器載置台上から離脱さ
せるための熱交換器移送体離脱装置が設けられてな
り、しかも前記熱交換器移送体載置装置及び熱交換器移
送体離脱装置の間には、熱交換器移送体離脱装置を介し
て熱交換器載置台上から離脱した熱交換器移送体を熱交
換器移送体載置装置まで搬送する熱交換器移送体搬送装
が設けられてなることから、拡管後の熱交換器の取り
出し時間や拡管を行う次の熱交換器のセット時間、更に
は次工程へ熱交換器を移送するための台車等への移し替
え時間等の時間ロスを解消することが出来る。
【0046】更に、前記受具が弾性体で形成されてなる
ことから、拡管を行う熱交換器の品番や仕様の違いによ
って該熱交換器に挿着された管の外径や挿着パターン等
が異なる場合であっても、煩雑な受具の交換も全く必要
なく該熱交換器を瞬時に、且つ確実に熱交換器移送体上
に載置することが出来る。
【0047】従って、拡管前、拡管後を問わず非常に不
安定な構造からなる熱交換器を常に強固に保持すると共
に、拡管後の熱交換器の取り出し時間や次の拡管用熱交
換器のセット時間、更には次工程へ熱交換器を移送する
ための台車等への移し替え時間等の時間ロスを解消する
だけでなく、品番や仕様の違いによって熱交換器に挿着
された管の外径や挿着パターン等が異なる場合であって
も、煩雑な受具の交換も全く必要のない作業性の優れ
た、しかも生産効率の極めて高い拡管装置を提供するこ
とが出来るという格別な効果を有するに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に於ける拡管装置の正面図。
【図2】本発明の拡管装置に於ける熱交換器の移送状態
を示し、同図(イ)は要部拡大平面図、同図(ロ)、
(ハ)は要部拡大正面図。
【図3】本発明の拡管装置に於ける熱交換器の移送状態
を示し、同図(イ)は要部拡大平面図、同図(ロ)、
(ハ)は要部拡大正面図。
【図4】従来の拡管装置の斜視図。
【図5】従来の拡管装置に於ける熱交換器の供給状態を
示す側面図。
【符号の説明】
1…拡管装置 3…熱交換器載置台 3a…熱交換器載置部 3b…熱交換器移送体 3c…受具 4…熱交換器保持装置 4a…熱交換器挾持装置 5…熱交換器移送体載置装置 5a…熱交換器移送体離脱装置24…熱交換器移送体搬送装置

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器(8) に挿着された拡管対象の管
    に、拡管用のマンドレル(6a)を圧入すべく該拡管用のマ
    ンドレル(6a)を具備すると共に、前記管と対向して往復
    動する往復作動体(6) を有し、且つ該往復作動体(6) に
    設けられたマンドレル(6a)の先端方向に、該マンドレル
    (6a)を介して拡管される熱交換器(8) を載置可能な受具
    (3c)を具備した拡管装置(1) に於いて、該受具(3c)が
    交換器移送体(3b)に具備されると共に該熱交換器移送体
    (3b)が、前記往復作動体(6) と対向すべく設けられた熱
    交換器載置台(3) に備えられてなり、しかも該熱交換器
    載置台(3) 又は該熱交換器載置台(3) の近傍には前記熱
    交換器移送体(3b)を該熱交換器載置台(3) 上に載置する
    ための熱交換器移送体載置装置(5) と、該熱交換器載置
    台(3) 上に載置された熱交換器移送体(3b)を該熱交換器
    載置台(3) 上から離脱させるための熱交換器移送体離脱
    装置(5a)が設けられてなり、しかも前記熱交換器移送
    体載置装置(5) 及び熱交換器移送体離脱装置(5a)の間に
    は、熱交換器移送体離脱装置(5a)を介して熱交換器載置
    台(3) 上から離脱した熱交換器移送体(3b)を熱交換器移
    送体載置装置(5) まで搬送する熱交換器移送体搬送装置
    (24)が設けられてなることを特徴とする拡管装置。
  2. 【請求項2】 前記受具(3c)が弾性体である請求項1の
    拡管装置。
  3. 【請求項3】 前記受具(3c)が略直方体状に形成された
    請求項1又は2記載の拡管装置。
  4. 【請求項4】 前記熱交換器載置台(3) 又は該熱交換器
    載置台(3) の近傍には、該熱交換器載置台(3) 上に載置
    された前記熱交換器移送体(3b)又は該熱交換器移送体(3
    b)に載置された熱交換器(8) の少なくとも何れか一方を
    保持すると共に一方向へと移動し、且つ一定の距離移動
    後には保持した熱交換器移送体(3b)又は該熱交換器移送
    体(3b)に載置された熱交換器(8) の少なくとも何れか一
    方を開放する熱交換器保持装置(4) が設けられた請求項
    1乃至3何れかに記載の拡管装置
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