JP2739290B2 - ジエットノズルの固定装置 - Google Patents
ジエットノズルの固定装置Info
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- JP2739290B2 JP2739290B2 JP27011594A JP27011594A JP2739290B2 JP 2739290 B2 JP2739290 B2 JP 2739290B2 JP 27011594 A JP27011594 A JP 27011594A JP 27011594 A JP27011594 A JP 27011594A JP 2739290 B2 JP2739290 B2 JP 2739290B2
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- Japan
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- jet nozzle
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地盤にジェット水を噴
射するジェットノズルの杭への固定装置に関する。
射するジェットノズルの杭への固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】硬質な地盤に杭を打設する場合、杭にジ
ェットノズルを取り付け、このジェットノズルから地盤
にジェット水を噴射する工法が用いられる。図9はこの
ジェットノズルを杭に固定する従来構造を示す。符号1
は鋼矢板からなる杭であり、杭圧入引抜機のチャック
(図示省略)に掴持され、チャックが下降することによ
り地盤に打設される。この杭1に対して、ジェットノズ
ル90は噴射口が下方を向くように固定される。
ェットノズルを取り付け、このジェットノズルから地盤
にジェット水を噴射する工法が用いられる。図9はこの
ジェットノズルを杭に固定する従来構造を示す。符号1
は鋼矢板からなる杭であり、杭圧入引抜機のチャック
(図示省略)に掴持され、チャックが下降することによ
り地盤に打設される。この杭1に対して、ジェットノズ
ル90は噴射口が下方を向くように固定される。
【0003】このジェットノズル90の固定は、ノズル
ソケット91の外側面に周溝を形成し、この周溝にバン
ド92を嵌め込むことにより行われる。バンド92は周
溝と同曲率となるように弯曲された金属板からなり、ノ
ズルソケット91の周溝に嵌め込まれた状態で、その両
端部93、93を杭1の側面に溶接することで、ジェッ
トノズル90を杭1に固定する。この固定されたジェッ
トノズル90は杭の打設が終了した時点で回収される
が、この回収はバンド90を縁切りして杭Iから切り離
すことにより行われる。
ソケット91の外側面に周溝を形成し、この周溝にバン
ド92を嵌め込むことにより行われる。バンド92は周
溝と同曲率となるように弯曲された金属板からなり、ノ
ズルソケット91の周溝に嵌め込まれた状態で、その両
端部93、93を杭1の側面に溶接することで、ジェッ
トノズル90を杭1に固定する。この固定されたジェッ
トノズル90は杭の打設が終了した時点で回収される
が、この回収はバンド90を縁切りして杭Iから切り離
すことにより行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の固定構造では、
バンド92を杭1に溶接する必要があるため、ジェット
ノズル90の取り付けが面倒であった。しかも、この溶
接が脆弱な場合には、杭の打設途中でバンド92が外れ
てジェットノズル90が脱落する危険性がある一方、溶
接が必要以上に強固の場合、取り外しの際に大きな縁切
り力を必要とし、ジェットノズル90が損傷する不具合
があった。さらに地盤中の玉石等がバンド92に当たっ
た場合、この衝撃でバンド92が外れるという問題も有
していた。
バンド92を杭1に溶接する必要があるため、ジェット
ノズル90の取り付けが面倒であった。しかも、この溶
接が脆弱な場合には、杭の打設途中でバンド92が外れ
てジェットノズル90が脱落する危険性がある一方、溶
接が必要以上に強固の場合、取り外しの際に大きな縁切
り力を必要とし、ジェットノズル90が損傷する不具合
があった。さらに地盤中の玉石等がバンド92に当たっ
た場合、この衝撃でバンド92が外れるという問題も有
していた。
【0005】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であり、杭への取り付けが簡単であるばかりでなく、杭
からの取り外しも簡単に行うことができ、しかも杭から
の不用意な脱落もない構造を有したジェットノズルの杭
への固定装置を提供することを目的とする。また、本発
明はこれに加えて、玉石などの衝突によっても脱落する
ことのない構造を有した固定装置を提供することを目的
とする。
であり、杭への取り付けが簡単であるばかりでなく、杭
からの取り外しも簡単に行うことができ、しかも杭から
の不用意な脱落もない構造を有したジェットノズルの杭
への固定装置を提供することを目的とする。また、本発
明はこれに加えて、玉石などの衝突によっても脱落する
ことのない構造を有した固定装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のジェットノズル
の固定装置は、ジェットノズルの外側面に形成された係
合溝と、打設される杭に取り付けられ前記ジェットノズ
ルが上面から挿入され上下面が開口された保持部材と、
この保持部材からジェットノズルの係合溝に係合する剪
断可能な係合部材とを備えていることを特徴とする。
の固定装置は、ジェットノズルの外側面に形成された係
合溝と、打設される杭に取り付けられ前記ジェットノズ
ルが上面から挿入され上下面が開口された保持部材と、
この保持部材からジェットノズルの係合溝に係合する剪
断可能な係合部材とを備えていることを特徴とする。
【0007】本発明の別のジェットノズルの固定装置
は、上記構成に加えて、さらに、ジェット水の通過穴を
有して保持部材の下面を覆うカバー部材を備えたもので
ある。
は、上記構成に加えて、さらに、ジェット水の通過穴を
有して保持部材の下面を覆うカバー部材を備えたもので
ある。
【0008】これらの固定装置においては、幅が異なっ
た複数の係合溝をジェットノズルに形成し、それぞれの
係合溝に係合部材を係合させることができる。また、本
発明における係合部材としては保持部材に圧入したシャ
ーピンであっても良く、折り曲げ可能に保持部材に一体
的に形成された折曲片であっても良い。
た複数の係合溝をジェットノズルに形成し、それぞれの
係合溝に係合部材を係合させることができる。また、本
発明における係合部材としては保持部材に圧入したシャ
ーピンであっても良く、折り曲げ可能に保持部材に一体
的に形成された折曲片であっても良い。
【0009】
【作用】上記構成の固定装置は、係合部材を保持部材か
らジェットノズルの係合溝に係合させることによりジェ
ットノズルの杭への固定を行うことができる。従って、
溶接が不要となり、溶接の強弱に起因した諸問題が生し
ることがない。この係合部材はシャーピンなどのように
剪断可能となっており、簡単な衝撃等で破壊あるいは変
形する。このためジェットノズルの取り外しが簡単とな
る。
らジェットノズルの係合溝に係合させることによりジェ
ットノズルの杭への固定を行うことができる。従って、
溶接が不要となり、溶接の強弱に起因した諸問題が生し
ることがない。この係合部材はシャーピンなどのように
剪断可能となっており、簡単な衝撃等で破壊あるいは変
形する。このためジェットノズルの取り外しが簡単とな
る。
【0010】カバー部材を設けた構成では、ジェット水
によって吹き上げられた玉石等がジェットノズルや係合
部材に衝突することを防止し、衝突に起因したジェット
ノズルの損傷、係合部材の剪断がなくなる。
によって吹き上げられた玉石等がジェットノズルや係合
部材に衝突することを防止し、衝突に起因したジェット
ノズルの損傷、係合部材の剪断がなくなる。
【0011】一方、幅が異なった複数の係合溝を設け、
各係合溝に係合部材を係合させた構成とすることによ
り、一の係合部材が破損しても、他の係合部材によるジ
ェットノズルの保持ができると共に、複数の係合部材を
個々に剪断することができる。
各係合溝に係合部材を係合させた構成とすることによ
り、一の係合部材が破損しても、他の係合部材によるジ
ェットノズルの保持ができると共に、複数の係合部材を
個々に剪断することができる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す。符号1は
鋼矢板などの杭であり、杭圧入引抜機(図示省略)の駆
動により地盤に圧入される。この杭1における地盤から
の抜き出し部分(上部)には、保持部材2が取り付けら
れている。保持部材2は上下面が開口された筒状となっ
ており、杭1に溶接、ボルト止め等の適宜手段により固
定される。この保持部材2に対しジェットノズル3が上
面から挿入される。
鋼矢板などの杭であり、杭圧入引抜機(図示省略)の駆
動により地盤に圧入される。この杭1における地盤から
の抜き出し部分(上部)には、保持部材2が取り付けら
れている。保持部材2は上下面が開口された筒状となっ
ており、杭1に溶接、ボルト止め等の適宜手段により固
定される。この保持部材2に対しジェットノズル3が上
面から挿入される。
【0013】ジェットノズル3はノズルヘッド3aと、
ノズルヘッド3aの上端部に螺合構造で連結されるノズ
ルパイプ3bとからなる。ノズルヘッド3aはその下端
部が噴射口となっており、高圧のジェット水4を地盤に
向けて噴射する。このジェットノズル3におけるノズル
ヘッド3aの外側面には周溝構造の係合溝5が形成され
ている。この場合、ノズルヘッド3aの上部には大径の
フランジ部6が形成されており、このフランジ部6が保
持部材2の上端面に当接することにより、ノズルヘッド
3aの挿入深さが設定されるようになっている。
ノズルヘッド3aの上端部に螺合構造で連結されるノズ
ルパイプ3bとからなる。ノズルヘッド3aはその下端
部が噴射口となっており、高圧のジェット水4を地盤に
向けて噴射する。このジェットノズル3におけるノズル
ヘッド3aの外側面には周溝構造の係合溝5が形成され
ている。この場合、ノズルヘッド3aの上部には大径の
フランジ部6が形成されており、このフランジ部6が保
持部材2の上端面に当接することにより、ノズルヘッド
3aの挿入深さが設定されるようになっている。
【0014】そして、保持部材2における、ノズルヘッ
ド3aの係合溝5との対応部分にはピン穴が形成されて
おり、このピン穴にシャーピン7が圧入されている。シ
ャーピン7はハンマー等で打撃されて保持部材2に圧入
され、この圧入によりその挿入先端部が係合溝5内に進
入して係合溝5と係合する。こうしてジェットノズル3
が保持部材2に固定される。シャーピン7は必要以上の
荷重が作用した場合、自らが破断するものであり、これ
により、剪断可能な係合部材を構成する。
ド3aの係合溝5との対応部分にはピン穴が形成されて
おり、このピン穴にシャーピン7が圧入されている。シ
ャーピン7はハンマー等で打撃されて保持部材2に圧入
され、この圧入によりその挿入先端部が係合溝5内に進
入して係合溝5と係合する。こうしてジェットノズル3
が保持部材2に固定される。シャーピン7は必要以上の
荷重が作用した場合、自らが破断するものであり、これ
により、剪断可能な係合部材を構成する。
【0015】以上のような本実施例において、杭1にあ
らかじめ取り付けられている保持部材2にノズルヘッド
3aを挿入し、係合部材としてのシャーピン7を保持部
材3側から圧入して、係合溝5に係合させることによ
り、ジェットノズル3を杭1に固定することができる。
このため溶接が不要な固定ができ、簡単に固定すること
ができる。一方、ジェットノズル3の取り外しは、ジェ
ットノズル3に長さ方向の荷重を作用させて、シャーピ
ン7を破断することにより行う。このためジェットノズ
ル3の取り外しも簡単に行うことができる。
らかじめ取り付けられている保持部材2にノズルヘッド
3aを挿入し、係合部材としてのシャーピン7を保持部
材3側から圧入して、係合溝5に係合させることによ
り、ジェットノズル3を杭1に固定することができる。
このため溶接が不要な固定ができ、簡単に固定すること
ができる。一方、ジェットノズル3の取り外しは、ジェ
ットノズル3に長さ方向の荷重を作用させて、シャーピ
ン7を破断することにより行う。このためジェットノズ
ル3の取り外しも簡単に行うことができる。
【0016】図1において、符号8は保持部材2の下端
面に溶接等により取り付けられたカバー部材である。こ
のカバー部材8はジェット水4が通過する通過穴8aが
開口され、保持部材2の下端面に取り付けられた後は、
通過穴8a以外の保持部材2の下面を封鎖する。このカ
バー部材8の装着により、地盤からの石や土が保持部材
2の内部に進入することが阻止される。このため、石や
土がノズルヘッド3aに衝突することがなくなり、これ
らの衝突に起因したシャーピン7の破断を防止できる。
このためジェットノズル3の不用意な脱落もなくなる。
面に溶接等により取り付けられたカバー部材である。こ
のカバー部材8はジェット水4が通過する通過穴8aが
開口され、保持部材2の下端面に取り付けられた後は、
通過穴8a以外の保持部材2の下面を封鎖する。このカ
バー部材8の装着により、地盤からの石や土が保持部材
2の内部に進入することが阻止される。このため、石や
土がノズルヘッド3aに衝突することがなくなり、これ
らの衝突に起因したシャーピン7の破断を防止できる。
このためジェットノズル3の不用意な脱落もなくなる。
【0017】図2及び図3は係合部材としてのシャーピ
ン7の変形例を示し、一直線上で対向する一対のピン穴
9が保持部材2に形成されている。シャーピン7はこの
一対のピン穴9を貫通する長さを有しており、ピン穴9
を貫通するように保持部材2に圧入される。ここでピン
穴9はジェットノズル3の係合溝5と対向した部位に形
成されており、ピン穴9を貫通したシャーピン7はジェ
ットノズル3の係合溝5に嵌まり込んで係合する。この
ようにしてジェットノズル3を保持部材2に固定するこ
とができる。
ン7の変形例を示し、一直線上で対向する一対のピン穴
9が保持部材2に形成されている。シャーピン7はこの
一対のピン穴9を貫通する長さを有しており、ピン穴9
を貫通するように保持部材2に圧入される。ここでピン
穴9はジェットノズル3の係合溝5と対向した部位に形
成されており、ピン穴9を貫通したシャーピン7はジェ
ットノズル3の係合溝5に嵌まり込んで係合する。この
ようにしてジェットノズル3を保持部材2に固定するこ
とができる。
【0018】図4は本発明の第2実施例を示し、ジェッ
トノズル3のノズルヘッド3aの外側面に係合溝10、
11が上下2段に形成されている。これに対し、シャー
ピン7は保持部材2から圧入されることにより、それぞ
れの係合溝10、11に進入して係合する。このように
複数の係合溝10、11をジェットノズル3に形成し、
各係合溝10、11にシャーピン7を係合させることに
より、いずれか一方のシャーピン7が何らかの外力で切
断しても、他のシャーピン7がジェットノズル3を固定
するため、ジェットノズル3の不用意な脱落を防止でき
る。
トノズル3のノズルヘッド3aの外側面に係合溝10、
11が上下2段に形成されている。これに対し、シャー
ピン7は保持部材2から圧入されることにより、それぞ
れの係合溝10、11に進入して係合する。このように
複数の係合溝10、11をジェットノズル3に形成し、
各係合溝10、11にシャーピン7を係合させることに
より、いずれか一方のシャーピン7が何らかの外力で切
断しても、他のシャーピン7がジェットノズル3を固定
するため、ジェットノズル3の不用意な脱落を防止でき
る。
【0019】加えて、図示例では、各係合溝10、11
の幅が異なっている。すなわち下段の係合溝10はシャ
ーピン7の径と略同等の幅であるが、上段の係合溝11
はそれよりも大きな幅となっている。従って、上段の係
合溝11に対して、シャーピン7は遊挿状態で係合す
る。このような構造に対して、ジェットノズル3に引張
り力を作用させた場合、下段のシャーピン7がまず破断
し、この破断後に上段のシャーピン7が破断して、ジェ
ットノズル3が取り外される。このため、ジェットノズ
ル3の取り外し時の荷重がシャーピン1本分の力で良
く、大きな力を必要としないメリットがある。
の幅が異なっている。すなわち下段の係合溝10はシャ
ーピン7の径と略同等の幅であるが、上段の係合溝11
はそれよりも大きな幅となっている。従って、上段の係
合溝11に対して、シャーピン7は遊挿状態で係合す
る。このような構造に対して、ジェットノズル3に引張
り力を作用させた場合、下段のシャーピン7がまず破断
し、この破断後に上段のシャーピン7が破断して、ジェ
ットノズル3が取り外される。このため、ジェットノズ
ル3の取り外し時の荷重がシャーピン1本分の力で良
く、大きな力を必要としないメリットがある。
【0020】図5及び図6は本発明の第3実施例を示
す。この実施例では、筒状の保持部材2の上端部に、図
6に示すように上方に延びた折曲片20が部分的に形成
されている。この折曲片20は係合溝5と係合する係合
部材を構成するものであり、ハンマー等で打撃すること
により内方に折り曲げ可能となっている。このような保
持部材2に対し、ジェットノズル3を図5に示すよう
に、上面から挿入し、この状態で折曲片20を折り曲げ
る。この折り曲げは折曲片20がジェットノズル3の係
合溝5に進入するように行い、折り曲げられた折曲片2
0は係合溝5と係合4(ジェットノズル3を固定する。
これにより、溶接を行うことなくジェットノズル3の取
り付けができる。この折曲片20は、必要以上の引張り
力の作用により容易に破断または元の形に折れ曲がる。
すなわち、ジェットノズル3を引き上げる引張り力を作
用させて、折曲片20を立ち上げ、または破断すること
により、ジェットノズル3の取り外しを容易に行うこと
ができる。
す。この実施例では、筒状の保持部材2の上端部に、図
6に示すように上方に延びた折曲片20が部分的に形成
されている。この折曲片20は係合溝5と係合する係合
部材を構成するものであり、ハンマー等で打撃すること
により内方に折り曲げ可能となっている。このような保
持部材2に対し、ジェットノズル3を図5に示すよう
に、上面から挿入し、この状態で折曲片20を折り曲げ
る。この折り曲げは折曲片20がジェットノズル3の係
合溝5に進入するように行い、折り曲げられた折曲片2
0は係合溝5と係合4(ジェットノズル3を固定する。
これにより、溶接を行うことなくジェットノズル3の取
り付けができる。この折曲片20は、必要以上の引張り
力の作用により容易に破断または元の形に折れ曲がる。
すなわち、ジェットノズル3を引き上げる引張り力を作
用させて、折曲片20を立ち上げ、または破断すること
により、ジェットノズル3の取り外しを容易に行うこと
ができる。
【0021】図7は第3実施例の変形例を示し、保持部
材2の上部に複数の切れ目21が形成されており、切れ
目21間が折り曲げ可能な折曲片20となっている。従
って、適宜の折曲片20を選択して折り曲げることによ
り、ジェットノズル3を固定することができる。この構
造では、複数の折曲片20を折り曲げてジェットノズル
3を固定することができると共に、折曲片20を1片ず
つ用いることにより、ジェットノズル3の複数回の固
定、取り外しに対しても適用することができる。
材2の上部に複数の切れ目21が形成されており、切れ
目21間が折り曲げ可能な折曲片20となっている。従
って、適宜の折曲片20を選択して折り曲げることによ
り、ジェットノズル3を固定することができる。この構
造では、複数の折曲片20を折り曲げてジェットノズル
3を固定することができると共に、折曲片20を1片ず
つ用いることにより、ジェットノズル3の複数回の固
定、取り外しに対しても適用することができる。
【0022】図8はさらに他の変形例を示し、保持部材
2の下部がプレス等により内方に折り曲げられて保持部
材2の下面が封鎖されている。この折り曲げられた部分
は石、土の侵入を阻止するカバー部材8となり、これに
より保持部材2の内部保護が行われる。符号8aはカバ
ー部材8に設けられたジェット水の通過穴である。この
ようにカバー部材8を保持部材2に一体的に形成するこ
とにより、カバー部材8の取り付けが不要となるメリッ
トがある。
2の下部がプレス等により内方に折り曲げられて保持部
材2の下面が封鎖されている。この折り曲げられた部分
は石、土の侵入を阻止するカバー部材8となり、これに
より保持部材2の内部保護が行われる。符号8aはカバ
ー部材8に設けられたジェット水の通過穴である。この
ようにカバー部材8を保持部材2に一体的に形成するこ
とにより、カバー部材8の取り付けが不要となるメリッ
トがある。
【0023】
【発明の効果】本発明は杭にあらかじめ取り付けられた
保持部材からシャーピン、折曲片などの係合部材をジェ
ットノズルの係合溝に係合させてジェットノズルを杭に
固定するため、溶接が不要となり、容易に固定できる。
また、係合部材に剪断力を作用させて破断することによ
りジェットノズルを取り外すため、その取り外しも容易
となる。
保持部材からシャーピン、折曲片などの係合部材をジェ
ットノズルの係合溝に係合させてジェットノズルを杭に
固定するため、溶接が不要となり、容易に固定できる。
また、係合部材に剪断力を作用させて破断することによ
りジェットノズルを取り外すため、その取り外しも容易
となる。
【0024】本発明ではカバー部材を設けることによ
り、保持部材内への石、土の侵入を阻止でき、ジェット
ノズルの損傷や係合部材の不用意な破断を防止できる。
り、保持部材内への石、土の侵入を阻止でき、ジェット
ノズルの損傷や係合部材の不用意な破断を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の断面図
【図2】第1実施例の変形例の平面からの断面図
【図3】図2のIII−III線断面図
【図4】第2実施例の断面図
【図5】第3実施例の断面図
【図6】第3実施例の保持部材の斜視図
【図7】保持部材の他例の斜視図
【図8】保持部材のさらに他例の断面図
【図9】従来構造の斜視図
1 杭 2 保持部材 3 ジェットノズル 5 係合溝 7 シャーピン 8 カバー部材
Claims (5)
- 【請求項1】 ジェットノズルの外側面に形成された係
合溝と、打設される杭に取り付けられ前記ジェットノズ
ルが上面から挿入され上下面が開口された保持部材と、
この保持部材から前記ジェットノズルの係合溝に係合す
る剪断可能な係合部材とを備えたジェットノズルの固定
装置。 - 【請求項2】 ジェットノズルの外側面に形成された係
合溝と、打設される杭に取り付けられ前記ジェットノズ
ルが上面から挿入され上下面が開口された保持部材と、
この保持部材から前記ジェットノズルの係合溝に係合す
る剪断可能な係合部材と、ジェットノズルから噴射され
るジェット水の通過穴を有し前記保持部材の下面を覆う
カバー部材とを備えたジェットノズルの固定装置。 - 【請求項3】 前記ジェットノズルに幅が異なる複数の
係合溝が形成され、各係合溝に係合部材が係合すること
を特徴とする請求項1又は2記載のジェットノズルの固
定装置。 - 【請求項4】 前記係合部材は保持部材に圧入されるシ
ャーピンであることを特徴とする請求項1ないし3のい
ずれかに記載のジェットノズルの固定装置。 - 【請求項5】 前記係合部材は折り曲げ可能に保持部材
に一体的に形成された折曲片であることを特徴とする請
求項1ないし3のいずれかに記載のジェットノズルの固
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27011594A JP2739290B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ジエットノズルの固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27011594A JP2739290B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ジエットノズルの固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0892955A JPH0892955A (ja) | 1996-04-09 |
JP2739290B2 true JP2739290B2 (ja) | 1998-04-15 |
Family
ID=17481758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27011594A Expired - Lifetime JP2739290B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | ジエットノズルの固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2739290B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002061189A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Giken Seisakusho Co Ltd | ジェットノズル装置 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1324200C (zh) * | 2005-03-04 | 2007-07-04 | 赵延龙 | 往复式高压喷射灌浆地基防渗加固方法及其设备 |
CN111871632B (zh) * | 2020-08-06 | 2021-08-27 | 黑龙江科技大学 | 一种多级摩擦剪切空化水射流喷嘴 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP27011594A patent/JP2739290B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002061189A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-28 | Giken Seisakusho Co Ltd | ジェットノズル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0892955A (ja) | 1996-04-09 |
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