JP2739173B2 - 気相成長装置 - Google Patents

気相成長装置

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JP2739173B2 JP63100876A JP10087688A JP2739173B2 JP 2739173 B2 JP2739173 B2 JP 2739173B2 JP 63100876 A JP63100876 A JP 63100876A JP 10087688 A JP10087688 A JP 10087688A JP 2739173 B2 JP2739173 B2 JP 2739173B2
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 半導体装置を製造する場合に使用するCVD装置に関
し、 反応管の装置における排気口側の内壁に付着したCVD
膜によるウェハの汚染を阻止することを目的とし、 気相成長用ガスを吸気する吸気口を一端側に設け、他
端側に減圧用の排気口を有する反応管と、該反応管を加
熱するヒータとを備えた気相成長装置において、前記反
応管内を、被処理基板が載置される、前記吸気口が設け
られた一端側の第1の空間と、前記排気口が設けられた
他端側の第2の空間とに、気密状態で仕切可能なゲート
バルブと、前記反応管の第1の空間側に設けられ、前記
被処理基板が搬入出される開口部と、前記開口部に設け
られ、前記第1の空間を気密状態に維持可能な蓋体とを
備えることをなして構成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、半導体装置を製造する場合等に使用する気
相成長装置に関する。
〔従来の技術〕
半導体装置のウェハにSiO2、PSG等の膜を形成する場
合には、第6図に見られるような管状炉型のCVD装置が
使用されている。
このCVD装置においては、ヒータ63により反応管60を
気相成長温度まで加熱し、この反応管60内にバスケット
61に取付けた複数のウェハ62を置く。
そして、この反応管60を減圧したあとで、その一端に
形成したガス吸気口64から反応系ガスを供給する一方、
他端の排気口65から内部のガスを排気して減圧すること
により、ウェハ62に各種の膜を気相成長するようにして
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この種の装置においては、反応管60の
排気口65付近の内壁にCVD膜が付き易く、ウェハ62を搬
入、搬出する際に反応管60の内部に生じる空気の流れに
よりそのCVD膜66が剥がれて飛び散り、ウェハ62を汚染
するといった問題がある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであっ
て、反応管における排気口側の内壁に付着したCVD膜に
よるウェハの汚染を阻止することができるCVD装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記した問題点は、第1図(a)のクレーム対応図に
おいて、気相成長用ガスを吸気する吸気口を一端側に設
け、他端側に減圧用の排気口を有する反応管と、該反応
管を加熱するヒータとを備えた気相成長装置において、
前記反応管内を、被処理基板が載置される、前記吸気口
が設けられた一端側の第1の空間と、前記排気口が設け
られた他端側の第2の空間とに、気密状態で仕切可能な
ゲートバルブと、前記反応管の第1の空間側に設けら
れ、前記被利基板が搬入出される開口部と、前記開口部
に設けられ、前記第1の空間を気密状態に維持可能な蓋
体とを備えることを特徴とする気相成長装置、又は、第
1図(b)に示したクレーム対応図において、前記第2
の空間の外周に一対の高周波用電極が設けられているこ
とを特徴とする本発明に係る気相成長装置により解決す
る。
〔作 用〕
反応管1内に収納したウェハ9にCVD膜を形成する場
合には、反応管1に取付けたゲートバルブ15を開き、排
気口14(排気口32)から反応管1内のガスを抜く。
そして、反応管1をヒータ5により気相成長温度に加
熱するとともに、吸気口7からCVD膜形成用の反応ガス
を供給し、ウェハ9にCVD膜を形成する。
CVD膜の形成が終了した場合には、ゲートバルブ15を
閉じ、ウェハ9を収容した空間と排気口14(排気口32及
び吸入口33)側の内壁を含む空間とを気密性を保ちつつ
仕切る。
次に、吸気口7側から不活性ガスのような外気を供給
して、ウェハ9を収容した空間を常圧にし、ウェハ9を
外部に取り出す。
この場合、排気口14側の内壁に付着したCVD膜はゲー
トバルブ15により仕切られて飛び散らず、ウェハ9の汚
染を阻止できる。
また、エッチング用反応ガスの吸入口33と高周波電極
34を備えたCVD装置においては、ゲートバルブ15を閉じ
た後、排気口32からの排気を続行することにより、排気
口32及び吸入口33の側の内壁を含む空間を減圧の状態に
保持する。そして、高周波電極34に高周波電圧を印加す
るとともに、吸入口33からエッチング用のガスを供給す
ると、排気口32側の内壁に付着したCVD膜はプラズマエ
ッチングされて除去される。
〔実施例〕
以下に、本発明を図面に基づいて説明する。
(a)一実施例の説明 第2、3図は、本発明の一実施例を示すものであっ
て、図中符号1は管状炉型CVD装置の反応管で、この反
応管1は、石英よりなる筒体2と、この筒体2の吸気端
に取付けた円筒状の吸気用マニホールド3と、その排気
端に取付けた円筒状の排気用マニホールド4からなり、
また、反応管1は、筒体2を円筒状のヒータ5に挿通し
た状態で支持基台6上に取付けられ、このヒータ5によ
って気相成長温度まで加熱されるように構成されてい
る。
上記した吸気用マニホールド3は、その周壁に吸気口
7を有し、三方弁8の切換え操作により選択した反応ガ
ス又は不活性ガス(N2)のうちのいずれか一方をその吸
気口7を通して筒体2に供給するように構成され、ま
た、ウェハ9を載置したバスケット10を筒体2内に搬
入、搬出するその外端開口部11には、この開口部11を密
閉する蓋体12が着脱可能に取付けられている。
さらに、排気用マニホールド4の外端側には、小径の
排気口14を外方に向けた漏斗状のキャップ13が取付けら
れていて、図示しない排気ポンプにより排気口14から空
気を抜いて反応管1を減圧するように構成されている。
15は、ウエハ9にCVD膜を形成した後に筒体2内と排
気マニホールド4内で形成される空間を気密状態で仕切
る電磁開閉式のゲートバルブで、このゲートバルブ15
は、筒体2と排気マニホールド4との間にOリング18を
挟んで取付けられていて、ウェハ9にCVD膜を形成する
前に、このゲートバルブ15を開いて排気用マニホールド
4と筒体2とを連通するように構成されている。
なお、図中符号16は、各部材間の気密を保持するため
のOリング、17は、蓋体12を吸気用マニホールド3に押
圧固定する支持金具、19は反応ガス供給源を示してい
る。
次に、本発明の一実施例の動作を説明する。
上述した実施例において、ヒータ5により反応管1の
筒体2を気相成長温度に加熱した後に、ウェハ9を載置
したバスケット10を吸気用マニホールド3の外端開口部
11を通して筒体2に搬送する。この状態では、ゲートバ
ルブ15は閉じている。
次に、吸気用マニホールド3の外端開口部11に蓋体12
を取付けてここを密閉した後、支持金具17によって蓋体
12を排気方向に押圧し、筒体2に外気が入り込まないよ
うにする。
この段階で、キャップ13の排気口14から空気を抜いて
反応管1を減圧するとともにゲートバルブ15を開ける。
ここで、吸気用マニホールド3の吸気口7から反応系
ガス、例えばSiO2膜を形成する場合にはシラン(SiH4
に酸素(O2)を加えたガスを供給し、ウェハ9上にCVD
膜を気相成長させる(第3図(a))。
CVD膜の形成が終了した場合には、ゲートバルブ15を
閉じて排気用マニホールド4と筒体2の管路を遮断し
(同図(b))、排気用マニホールド4及びキャップ13
の内部空間を減圧状態にしたままで吸気用マニホールド
3の吸気口7から筒体2に不活性ガス(N2)を供給する
(同図(c))。この状態では、排気用マニールド4や
排気用キャップ13の内壁に形成されたCVD膜は剥がれ易
い状態で付着しているが、ゲートバルブ15により遮断さ
れているため、筒体2内に収納したウェハ9を汚染する
ことはない。
そして、筒体2の中が外気と同じ気圧になった時点で
蓋体12をはずし、図示しないフォークを使用してバスケ
ット10を外部に搬出する。
次に、CVD膜をウェハ9に連続して形成する場合に
は、ここで別のウェハ9を筒体2内に入れる。それか
ら、吸気用マニホールド3の吸気口7を三方弁8により
塞いだ後に、ゲートバルブ15を僅かに開いて筒体2内を
排気し、減圧が徐々に進むごとにゲートバルブ15を少し
ずつ大きく開き、排気用マニホールド4、キャップ13の
内壁に付着したCVD膜の塵が筒体2に飛び散らないよう
にし(同図(d))、CVD膜の形成を開始する(同図
(a))。
なお、上記した実施例においては、ウェハ9にCVD膜
を形成した後で排気用マニホールド4内を減圧状態に維
持するようにしたが、第4図に見られるように排気用マ
ニホールド4の側部に設けた吸入パイプ24から外気を取
り入れ、筒体2と排気用マニホールド4のそれぞれの空
間を端に仕切るようにすることもできる。
この場合に、排気用マニホールド4内壁に形成された
CVD膜はゲートバルブ15により遮られて筒体2に侵入す
ることはない。
(b)他の実施例の説明 第5図は、本発明の他の実施例を示すものであって、
図中符号30は、鍋形に形成した排気用マニホールドで、
その開放端31はゲートバルブ15を介して筒体2に連通し
ており、また、その側部には、図示しない排気ポンプに
接続される排気口32と、NF3、C2F6+O2のような反応ガ
スを吸入する反応ガス吸入口33とが相対向して形成され
ていて、排気用マニホールド30の外周に設けられた一対
の電極34に高周波電圧RFを印加した場合に、排気用マニ
ホールド30内でプラズマを発生させ、その内壁に形成さ
れたCVD膜をエッチングしてガス化し、排気口32からこ
れを排気することによりCVD膜を除去するように構成さ
れている。
次に、この実施例の作用を説明する。
上記した実施例において、ウェハ9にCVD膜を形成す
る場合には、蓋体12により吸気用マニホールド3の外端
開口部11を密閉した状態で、ヒータ2により反応管1を
加熱するとともに、ゲートバルブ15を開いて排気用マニ
ホールド30の排気口32から内部の空気を抜いて反応管1
内を減圧する。
そして、吸気用マニホールド3の吸気口7からCVD膜
形成用の反応ガスを供給し、ウェハ9にCVD膜を気相成
長させる。
CVD膜の形成が終了した場合には、ゲートバルブ15を
閉じ、その後に蓋体12をはずしてウェハ9を取り出す。
そして、排気用マニホールド30周壁の吸入口33を通し
て反応ガスを内部に供給するとともに、その外周に取付
けた電極34に高周波電圧を印加すると、排気用マニホー
ルド30の内壁面に形成されたCVD膜はプラズマエッチン
グされ、排気口32から排出される。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、CVD膜形成用ウェ
ハを収容する空間と、排気口側の内壁を含む空間との間
にゲートバルブを取付け、このゲートバルブを気密状態
で開閉するようにしたので、CVD膜をウェハに形成した
後にゲートバルブを閉じ、排気口の内周壁に付着したCV
D膜によるウェハの汚染を未然に防止することができ
る。
また、エッチング用反応ガスを供給する吸入口と排気
口側の内壁を含む空間をゲートバルブにより気密状態で
遮断可能にするとともに、遮断された排気口側の空間を
高周波用の電極で囲み、エッチング用の反応ガスを供給
するようにしたので、排気口近傍の内壁に付着したCVD
膜をプラズマエチングにより除去することができ、クリ
ーンな状態でウェハにCVD膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のクレーム対応図、 第2図は、本発明の一実施例を示す装置の断面図、 第3図は、本発明の動作説明図、 第4図は、本発明の第2の実施例を示す装置の要部概要
図、 第5図は、本発明の第3の実施例を示す装置の断面図
と、そのA−A線断面図、 第6図は、従来装置の断面図である。 (符号の説明) 1……反応管、 2……筒体、 3……吸気用マニホールド、 4、30……排気用マニホールド、 5……ヒータ、 7……吸気口、 9……ウェハ、 13……キャップ、 14、32……排気口、 15……ゲートバルブ、 33……吸入口、 34……電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 慶二 愛知県春日井市高蔵寺町2丁目1844番2 富士通ヴィエルエスアイ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−46994(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気相成長用ガスを吸気する吸気口を一端側
    に設け、他端側に減圧用の排気口を有する反応管と、該
    反応管を加熱するヒータとを備えた気相成長装置におい
    て、 前記反応管内を、非処理基板が載置される、前記吸気口
    が設けられた一端側の第1の空間と、前記排気口が設け
    られた他端側の第2の空間とに、気密状態で仕切可能な
    ゲートバルブと、 前記反応管の第1の空間側に設けられ、前記被処理基板
    が搬入出される開口部と、 前記開口部に設けられ、前記第1の空間を気密状態に維
    持可能な蓋体とを備えることを特徴とする気相成長装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2の空間の外周に一対の高周波用電
    極が設けられていることを特徴とする請求項1記載の気
    相成長装置。
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JPS6246994A (ja) * 1985-08-23 1987-02-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 薄膜成長方法及びその装置

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