JP2739000B2 - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JP2739000B2 JP3260808A JP26080891A JP2739000B2 JP 2739000 B2 JP2739000 B2 JP 2739000B2 JP 3260808 A JP3260808 A JP 3260808A JP 26080891 A JP26080891 A JP 26080891A JP 2739000 B2 JP2739000 B2 JP 2739000B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体識別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】移動体識別装置は、一般的に、固定した
位置に配置された質問器と移動体等に取り付けられた応
答器とを備えており、生産ラインの部品の投入、検査、
払い出し等の工程での製品個々の仕様、加工及び検査等
の情報を管理するのに有効な装置である。移動体識別装
置は、生産ライン以外にも、搬送、物流等で利用されて
おり、データキャリアシステムとも呼ばれている。
【0003】この種の移動体識別装置の応答器はデータ
キャリアと呼ばれており、通常、アンテナ等を有する通
信制御部等が内蔵された密閉構造を有している。
【0004】従来の移動体識別装置の概略図を図6に示
す。応答器50は所定速度で矢印Gの方向に移動する移動
体に取り付けられており、質問器51の有効電波範囲Hに
入った際に、応答器50と質問器51との間で情報の伝送が
なされる。質問器51が応答器50の有する情報を読み出す
際は、質問器51は応答器50へと質問信号電波を発信し、
応答器50はこの質問信号電波を受信し応答信号(レスポ
ンス)を発信した後メモリに記憶している情報を応答信
号として発信する。また、質問器51から応答器50へと情
報を書き込む際は、質問器51は応答器50へと質問信号電
波を発信し、続いて質問信号電波に応答した応答器50に
対して情報を発信し、これを受信した応答器50はメモリ
に情報を書き込む。この様に、質問器51は情報の読取り
と書き込みとの両方の機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たごとき従来の移動体識別装置では応答器が取り付けら
れた移動体の移動速度が速いと、質問器から応答器へと
情報を書き込む際に、応答器が質問器の有効電波範囲に
存在していないために、情報を書き込めないという問題
がある。質問器と応答器との間の情報の伝送は、質問器
から応答器への質問信号電波の伝送、質問信号の解読、
応答信号の送信、情報の読みだし及び書き込み等の処理
から成り、これらの処理は応答器が質問器の有効電波範
囲に存在している間に実行されなければならない。この
ため、従来の移動体識別装置では質問器の有効電波範囲
と処理に必要とする時間とから、移動体の速度が制限さ
れる。
【0006】従って、本発明は高速で移動する移動体に
対して情報伝送が可能な移動体識別装置を提供するもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、応答器
と、該応答器に対して無変調の伝送媒体を送出する伝送
手段を具備しており前記応答器によって変調され返送さ
れた前記伝送媒体を受信し前記応答器から情報を読み取
る読取り専用質問器と、前記応答器に対して無変調の伝
送媒体を送出する第1の伝送手段、及び前記応答器によ
って変調され返送された前記伝送媒体を受信した際に読
み取った前記情報に関連した情報に基づいて伝送媒体を
変調し前記応答器に対して送信する第2の伝送手段を具
備しており該伝送媒体を介して前記応答器に前記情報を
書き込む書込み専用質問器とを備えており、前記読取り
専用質問器と前記書込み専用質問器とが、前記応答器の
進行方向に対して垂直な方向で並んでおり、かつそれぞ
れの有効電波範囲を前記応答器の進行方向に対してずら
して設置されていることを特徴とする移動体識別装置が
提供される。
【0008】
【作用】所定の速度で移動する移動体に取り付けられた
応答器は、読取り専用質問器の有効電波範囲内に入る
と、読取り専用質問器の伝送手段によって伝送された伝
送媒体を受信する。応答器は、例えばメモリに記憶され
た情報に基づいて伝送媒体を変調して読取り専用質問器
へと送り出す。読取り専用質問器は伝送媒体を受信し、
情報に対して各種の処理を実施する。具体的には、この
処理は、情報の加工又は検定であり、読取り専用質問器
及び書込み専用質問器に電気的に接続された制御装置で
実施される。次に、書込み専用質問器は、第1の伝送手
段によって伝送媒体を送り出し、該伝送媒体に対する応
答器からの応答を受信した際に第2の伝送手段により
取り専用質問器によって読み取られた情報に関連した情
報に基づいて伝送媒体を変調しこれを所定の速度で移動
する移動体に取り付けられた応答器へと送り出す。書込
み専用質問器の有効電波範囲内にいる応答器は、書込み
専用質問器の第1の伝送手段によって伝送された伝送媒
体を受信し、例えばメモリに記憶された情報に基づいて
伝送媒体を変調して書込み専用質問器へと送り出した後
に、書込み専用質問器の第2の伝送手段によって伝送さ
れた伝送媒体を受信し伝送媒体によって伝送された情報
をメモリに記憶する。
【0009】
【実施例】以下図面を用いて本発明の実施例を詳細に説
明する。
【0010】図1は本発明の一実施例による移動体識別
装置の構成を概略的に示す図であり、図2は移動体識別
装置を構成する応答器と、1対の読み出し専用質問器及
び書き込み専用質問器とを示すブロック図である。
【0011】図1に示すように、応答器10は矢印Aの方
向に高速で移動している。これに対して、読取り専用質
問器20と書込み専用質問器30とが、この順番で応答器10
の進行方向に並んで設置されている。また、読取り専用
質問器20及び書込み専用質問器30は制御装置40に電気的
に接続されている。
【0012】読取り専用質問器20の有効電波範囲は図中
Bで示された角度の内部であり、読取り専用質問器20は
応答器10とこの範囲内で交信する。また、書込み専用質
問器30の有効電波範囲は図中Cで示された角度の内部で
あり、書込み専用質問器30は応答器10とこの範囲内で交
信する。
【0013】本発明による移動体識別装置の詳細は図2
によってよりいっそう明らかになる。
【0014】図2に示すように、応答器10はアンテナ1
1、変調部12、書込受信部13、変調信号発生部14及び情
報記憶部15を備えている。アンテナ11と変調部12及び書
込受信部13とはそれぞれ別に電気的に接続されており、
書込受信部13と情報記憶部15、変調部12と変調信号発生
部14、情報記憶部15と変調信号発生部14とがそれぞれ電
気的に接続されている。伝送手段はアンテナ11、変調部
12、書込受信部13及び変調信号発生部14から構成され
る。変調部12は、受信した無変調のマイクロ波に、ディ
ジタル変調を施す。変調信号発生部14はその変調信号を
発生させる装置である。書込受信部13は、受信した変調
波を復調する装置である。情報記憶部15はインターフェ
ース、制御部及びメモリを備えている(図示せず)。こ
の制御部は、マイクロプロセッサを含んでおり、メモリ
はROM及びRAMから成る。尚、メモリはRAMのみ
から構成されてもよい。ROMには応答器10の動作を制
御するシステムプログラムが記憶され、RAMにはデー
タが記憶される。インターフェースはアンテナとのイン
ターフェースを実施する装置であり、信号のパラレル/
シリアル変換又はシリアル/パラレル変換を行う。
【0015】アンテナ11は、例えば、送受信を兼ねた方
形パッチアンテナが用いられる。図中、分かり易くする
ために、アンテナ11は3つ描かれているが、本実施例に
おいてこれらは1つで兼ねている。また、図中アンテナ
11は独立して描かれているが、アンテナ11は応答器の筐
体に内蔵されてもよいし、アンテナ11と例えば変調部1
2、書込受信部13及び変調信号発生部14とを含んだ部分
を独立させた1つの筐体に収めてもよい。
【0016】読取り専用質問器20はアンテナ21、質問用
送信部分22、読取用受信部23及びインターフェース部24
を備えている。質問用送信部分22は読取コマンドを送信
し、その後無変調のマイクロ波を送信する機能を有す
る。読取用受信部23は応答器10からの応答(レスポン
ス)及び情報を受信し復調する。図中、分かり易くする
ために、アンテナ21は2つ描かれているが、通常、指向
性の向上及び遠距離通信対応のため方形パッチアンテナ
を複数個配列したアレーアンテナが用いられる。
【0017】読取り専用質問器20のインターフェース部
24はアンテナ21と制御装置40とのインターフェースを実
施する装置である。
【0018】また、書込み専用質問器30はアンテナ31、
質問用送信部分32、レスポンス受信部33、書込用送信部
34及びインターフェース部35を備えている。質問用送信
部分32は書込コマンドを送信する機能を有する。レスポ
ンス受信部33は応答器10からの応答(レスポンス)を受
信し復調する。書込用送信部34は応答器10へ伝送する情
報に応じてマイクロ波を変調する。図中、分かり易くす
るために、アンテナ31は3つ描かれているが、通常、指
向性の向上及び遠距離通信対応のため方形パッチアンテ
ナを複数個配列したアレーアンテナが用いられる。
【0019】書込み専用質問器30のインターフェース部
35はアンテナ31と制御装置40とのインターフェースを実
施する装置である。
【0020】制御装置40は、読取り専用質問器20及び書
込み専用質問器30の制御を実施するものであり、制御部
及びメモリを備えているおり、制御部は、一般的に、マ
イクロプロセッサを含む(図示せず)。メモリはRA
M、ROMで構成され、情報等を蓄えるために使用され
る。また、制御装置40には制御装置を集中管理するコン
ピュータが接続可能であり、上位のコンピュータとは別
のインターフェースを介して接続される。
【0021】次に、図を参照して読取り専用質問器20及
び書込み専用質問器30と応答器10との間における情報の
伝送の動作フローを説明する。図3は質問器側の動作の
一例のフローチャート、図4は応答器10側の動作の一例
のフローチャートである。
【0022】応答器10との情報伝送において、読取り専
用質問器20及び書込み専用質問器30は制御装置40のマイ
クロプロセッサによって制御されており、図3に示すよ
うに、制御装置40は読取り専用質問器20から、初めに、
通常は待機状態にある応答器10に対して応答器検知用コ
マンドを送信する(ステップS1)。応答器10からレス
ポンスを受信したか否かが判定され(ステップS2)、
判定結果がイエス(YES)であれば応答器10から情報
を読み取る(ステップS4)。ステップS2に対する答
えがノー(NO)ならば所定の時間レスポンスを受信す
るまでステップS2を繰り返すために所定時間経過した
か(タイムアウトしたか)が判定される(ステップS
3)。もし所定時間経過したならばステップS1に戻
る。
【0023】ステップS4に引き続いて制御装置40は読
み取った情報に対して、加工又は検定等の処理を実施す
る(ステップS5)。その後、制御装置40は書込み専用
質問器30から、高速で移動し書込み専用質問器30の有効
電波範囲に入った応答器10に対して応答器検知用コマン
ドを送信する(ステップS6)。書込み専用質問器30が
応答器10からレスポンスを受信したか否かが判定され
(ステップS7)、判定結果がイエスであれば応答器10
へ情報を書き込む(ステップS9)。ステップS7に対
する答えがノー(NO)ならば所定の時間レスポンスを
受信するまでステップS7を繰り返すために所定時間経
過したか(タイムアウトしたか)が判定される(ステッ
プS8)。もし所定時間経過したならば、制御装置40は
応答器10からのレスポンスが無かったとしてユーザーに
対してエラー表示を行い(ステップS10)、終了す
る。
【0024】次に、応答器10側の動作フローについて説
明する。図4に示すように、通常、待機状態にある応答
器10は、応答器10が読取り専用質問器20の有効電波範囲
に入り読取り専用質問器20より応答器検知用コマンドを
受信すると(ステップS11)、応答器10はその待機状
態を解除し、レスポンスを読取り専用質問器20へと送信
する(ステップS12)。次に、制御装置40によって読
取り専用質問器20から伝送された情報を受信する(ステ
ップS13)。
【0025】この間、応答器10は高速で移動し、書込み
専用質問器30の有効電波範囲に入る。そして、書込み専
用質問器30より応答器検知用コマンドを受信したか否か
を判定し(ステップS14)、もしこの判定結果がノー
ならば、所定の時間応答器検知用コマンドを受信するま
でステップS14を繰り返すために所定時間経過したか
(タイムアウトしたか)が判定される(ステップS1
5)。そして、もし故障等の原因で所定時間経過したな
らば処理を終了する。
【0026】応答器10が書込み専用質問器30からの応答
器検知用コマンドを受信したならば、応答器10はレスポ
ンスを書込み専用質問器30へと送信し(ステップS1
6)、続いて書込み専用質問器30から伝送された情報を
受信し、RAMにこれを記憶する(ステップS17)。
【0027】従って、本実施例による移動体識別装置
は、上記の如く、限られた有効電波範囲で1つの動作を
実行する読取り専用質問器20と書込み専用質問器30とを
備え、これらを応答器10の移動方向に並べて設置したの
で、その設置間隔を応答器10の移動速度と情報伝送に要
する時間とを考慮して最適化することによって、高速で
移動する応答器10との確実な情報伝送が可能となる。ま
た、移動体識別装置を利用するプロセスの仕様変更によ
って、応答器10の速度を変化する必要がある場合、読取
り専用質問器20と書込み専用質問器30との設置間隔を変
えることによって容易に対応することが可能となる。
【0028】次に本発明による他の実施例について説明
する。
【0029】図5は他の実施例による移動体識別装置の
斜視図である。
【0030】応答器41は矢印Dの方向に高速で移動して
いる。これに対して、読取り専用質問器42と書込み専用
質問器43とが、応答器41の進行方向に対して垂直な方向
並んで設置されている。そして、読取り専用質問器42
の有効電波範囲Eは応答器41の移動方向の上流側へ向く
様に、書込み専用質問器43の有効電波範囲Fは応答器41
移動方向の下流側向く様に設置されている。有効電
波範囲E,Fの方向は応答器41の速度と情報伝送に要す
る時間とから決定される。また、読取り専用質問器42及
び書込み専用質問器43は、制御装置44に電気的に接続さ
れている。
【0031】この第2の実施例によっても、高速で移動
する応答器10との確実な情報伝送が可能となるが、第1
の実施例と比較するとより低速な場合に有効である。し
かし、第1の実施例と比較すると、質問器を設置するス
ペースはほぼ半分でよい。
【0032】上記実施例において、伝送媒体の方式とし
てはマイクロ波方式を用いたが、これに限られるもので
はなく、電磁結合方式、電磁誘導方式、光通信方式等を
用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、応答器と、該応答器に対して無変調の伝送媒体を送
出する伝送手段を具備しており前記応答器によって変調
され返送された前記伝送媒体を受信し前記応答器から情
報を読み取る読取り専用質問器と、前記応答器に対して
無変調の伝送媒体を送出する第1の伝送手段、及び前記
応答器によって変調され返送された前記伝送媒体を受信
した際に読み取った前記情報に関連した情報に基づいて
伝送媒体を変調し前記応答器に対して送信する第2の伝
送手段を具備しており該伝送媒体を介して前記応答器に
前記情報を書き込む書込み専用質問器とを備えており、
前記読取り専用質問器と前記書込み専用質問器とが、前
記応答器の進行方向に対して垂直な方向で並んでおり、
かつそれぞれの有効電波範囲を前記応答器の進行方向に
対してずらして設置されていることを特徴とする移動体
識別装置が提供される。
【0034】所定の速度で移動する移動体に取り付けら
れた応答器は、読取り専用質問器の有効電波範囲内に入
ると、読取り専用質問器の伝送手段によって伝送された
伝送媒体を受信する。応答器は、例えばメモリに記憶さ
れた情報に基づいて伝送媒体を変調して読取り専用質問
器へと送り出す。読取り専用質問器は伝送媒体を受信
し、情報に対して各種の処理を実施する。具体的には、
この処理は、情報の加工又は検定であり、読取り専用質
問器及び書込み専用質問器に電気的に接続された制御装
置で実施される。次に、書込み専用質問器は、第1の伝
送手段によって伝送媒体を送り出し、該伝送媒体に対す
る応答器からの応答を受信した際に第2の伝送手段によ
読取り専用質問器によって読み取られた情報に関連し
た情報に基づいて伝送媒体を変調しこれを所定の速度で
移動する移動体に取り付けられた応答器へと送り出す。
書込み専用質問器の有効電波範囲内にいる応答器は、
込み専用質問器の第1の伝送手段によって伝送された伝
送媒体を受信し、例えばメモリに記憶された情報に基づ
いて伝送媒体を変調して書込み専用質問器へと送り出し
た後に、書込み専用質問器の第2の伝送手段によって伝
送された伝送媒体を受信し伝送媒体によって伝送された
情報をメモリに記憶する。
【0035】従って、本発明による移動体識別装置は、
限られた有効電波範囲でそれぞれ応答器からの送信を確
認して所定の動作を実行する読取り専用質問器及び書込
み専用質問器を備え、読取り専用質問器と書込み専用質
問器とを、応答器の進行方向に対して垂直な方向で並ん
で設置してそれぞれの有効電波範囲を応答器の進行方向
に対してずらして配置可能な構成としたので、応答器の
移動速度と情報伝送に要する時間とを考慮してこれらの
有効電波範囲の設定を最適化することによって、読取り
専用質問器と書込み専用質問器とを一体的に設置してス
ペースを有効に利用しつつ高速で移動する応答器との確
実な情報伝送が可能となる。加えて、生産ライン上に短
い間隔で並べられた複数の応答器が高速で移動している
場合等において、応答器が読取り専用質問器に対して応
答した後に何らかの理由で生産ラインから除外された際
においても、読取り専用質問器がデータを読取った応答
器からのレスポンスがないことを認識でき、別の応答器
に誤ってデータを書込むことがない。また、移動体識別
装置を利用するプロセスの仕様変更によって、応答器の
速度を変化する必要がある場合、読取り専用質問器の有
効電波範囲及び書込み専用質問器の有効電波範囲の設定
それぞれの方向を変えることによって容易に対応する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる移動体識別装置の一実施例の構
成を示す概略図である。
【図2】図1の移動体識別装置のブロック図である。
【図3】本発明に係わる移動体識別装置における質問器
の動作の一例を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係わる移動体識別装置における応答器
の動作の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係わる移動体識別装置の他の実施例の
構成を示す概略図である。
【図6】従来の移動体識別装置の構成を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10 応答器 20 読取り専用質問器 30 書込み専用質問器 40 制御装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 応答器と、該応答器に対して無変調の伝
    送媒体を送出する伝送手段を具備しており前記応答器に
    よって変調され返送された前記伝送媒体を受信し前記応
    答器から情報を読み取る読取り専用質問器と、前記応答
    器に対して無変調の伝送媒体を送出する第1の伝送手
    段、及び前記応答器によって変調され返送された前記伝
    送媒体を受信した際に読み取った前記情報に関連した情
    報に基づいて伝送媒体を変調し前記応答器に対して送信
    する第2の伝送手段を具備しており該伝送媒体を介して
    前記応答器に前記情報を書き込む書込み専用質問器とを
    備えており、前記読取り専用質問器と前記書込み専用質
    問器とが、前記応答器の進行方向に対して垂直な方向で
    並んでおり、かつそれぞれの有効電波範囲を前記応答器
    の進行方向に対してずらして設置されていることを特徴
    とする移動体識別装置。
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