JP2738341B2 - 自動放水制御装置 - Google Patents
自動放水制御装置Info
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- JP2738341B2 JP2738341B2 JP7124132A JP12413295A JP2738341B2 JP 2738341 B2 JP2738341 B2 JP 2738341B2 JP 7124132 A JP7124132 A JP 7124132A JP 12413295 A JP12413295 A JP 12413295A JP 2738341 B2 JP2738341 B2 JP 2738341B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動放水制御装置に関
し、特に消防艇の放水器から消火対象物への放水を制御
する放水制御装置に関する。
し、特に消防艇の放水器から消火対象物への放水を制御
する放水制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の放水制御装置において
は、図3に示すように、放水方向及び放水水圧を制御す
るためのコントロール装置11を手動で制御し、コント
ロール装置11から放水装置12に制御信号を送出する
ことで放水装置12から図示せぬ消火対象物に放水を行
っている。
は、図3に示すように、放水方向及び放水水圧を制御す
るためのコントロール装置11を手動で制御し、コント
ロール装置11から放水装置12に制御信号を送出する
ことで放水装置12から図示せぬ消火対象物に放水を行
っている。
【0003】この場合、コントロール装置11の操作者
は肉眼で消火対象物を確認し、経験にしたがって手動で
コントロール装置11を操作して消火対象物に対する放
水方向や放水水圧を調整している。
は肉眼で消火対象物を確認し、経験にしたがって手動で
コントロール装置11を操作して消火対象物に対する放
水方向や放水水圧を調整している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の放水制
御装置では、操作者が肉眼で消火対象物を確認しながら
コントロール装置を操作して消火対象物に対する放水方
向や放水水圧を調整し、放水しながら徐々に消火対象物
に近付いているため、緊急事態にもかかわらず時間のロ
スを招いてしまう。また、あまり操作経験のない者が行
うとさらに時間のロスを招いてしまう。
御装置では、操作者が肉眼で消火対象物を確認しながら
コントロール装置を操作して消火対象物に対する放水方
向や放水水圧を調整し、放水しながら徐々に消火対象物
に近付いているため、緊急事態にもかかわらず時間のロ
スを招いてしまう。また、あまり操作経験のない者が行
うとさらに時間のロスを招いてしまう。
【0005】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操
作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放
水を行うことができる自動放水制御装置を提供すること
にある。
消し、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操
作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放
水を行うことができる自動放水制御装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の自動
放水制御装置は、消火対象物にレーザ光を照射してその
反射光を基に自装置から前記消火対象物までの距離を測
定する距離測定手段と、予め設定された基準となる方向
に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角
度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段
各々の測定結果と予め設定された前記消火対象物への放
水水圧とを基に放水角度を算出する算出手段と、前記算
出手段で算出された前記放水角度と前記角度測定手段で
測定された前記方位角と前記放水水圧とに基づいて前記
消火対象物に放水を行うよう制御する放水制御手段とを
備えている。
放水制御装置は、消火対象物にレーザ光を照射してその
反射光を基に自装置から前記消火対象物までの距離を測
定する距離測定手段と、予め設定された基準となる方向
に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角
度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段
各々の測定結果と予め設定された前記消火対象物への放
水水圧とを基に放水角度を算出する算出手段と、前記算
出手段で算出された前記放水角度と前記角度測定手段で
測定された前記方位角と前記放水水圧とに基づいて前記
消火対象物に放水を行うよう制御する放水制御手段とを
備えている。
【0007】本発明による第2の自動放水制御装置は、
上記の構成のほかに、前記消火対象物を撮影する撮影手
段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段とを具備
し、前記角度測定手段が前記駆動手段による前記撮影手
段の駆動方向を基に前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定するよう構成している。
上記の構成のほかに、前記消火対象物を撮影する撮影手
段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段とを具備
し、前記角度測定手段が前記駆動手段による前記撮影手
段の駆動方向を基に前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定するよう構成している。
【0008】本発明による第3の自動放水制御装置は、
消火対象物にレーザ光を照射してその反射光を基に自装
置から前記消火対象物までの距離を測定する距離測定手
段と、予め設定された基準となる方向に対する前記消火
対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手段と、前
記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測定結果を
基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と放水角度
とを計算する計算手段と、前記消火対象物に放水を行う
放水器と、前記放水器を放水方向に指向する旋回機構
と、前記放水器の放水方向が前記計算手段で算出された
前記放水角度及び前記角度測定手段で測定された前記方
位角となるように前記旋回機構を制御する放水方向制御
手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で算出さ
れた前記放水水圧となるように制御する放水水圧制御手
段とを備えている。
消火対象物にレーザ光を照射してその反射光を基に自装
置から前記消火対象物までの距離を測定する距離測定手
段と、予め設定された基準となる方向に対する前記消火
対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手段と、前
記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測定結果を
基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と放水角度
とを計算する計算手段と、前記消火対象物に放水を行う
放水器と、前記放水器を放水方向に指向する旋回機構
と、前記放水器の放水方向が前記計算手段で算出された
前記放水角度及び前記角度測定手段で測定された前記方
位角となるように前記旋回機構を制御する放水方向制御
手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で算出さ
れた前記放水水圧となるように制御する放水水圧制御手
段とを備えている。
【0009】本発明による第4の自動放水制御装置は、
消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消火艇
の自動放水制御装置であって、消火対象物にレーザ光を
照射してその反射光を基に自艇から前記消火対象物まで
の距離を測定する距離測定手段と、予め設定された基準
となる方向に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角
度測定手段各々の測定結果と予め設定された前記消火対
象物への放水水圧とを基に前記放水器の放水角度を算出
する算出手段と、前記算出手段で算出された前記放水角
度と前記角度測定手段で測定された前記方位角と前記放
水水圧とに基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前
記放水器を制御する放水制御手段とを備えている。
消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消火艇
の自動放水制御装置であって、消火対象物にレーザ光を
照射してその反射光を基に自艇から前記消火対象物まで
の距離を測定する距離測定手段と、予め設定された基準
となる方向に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角
度測定手段各々の測定結果と予め設定された前記消火対
象物への放水水圧とを基に前記放水器の放水角度を算出
する算出手段と、前記算出手段で算出された前記放水角
度と前記角度測定手段で測定された前記方位角と前記放
水水圧とに基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前
記放水器を制御する放水制御手段とを備えている。
【0010】本発明による第5の自動放水制御装置は、
消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消火艇
の自動放水制御装置であって、消火対象物にレーザ光を
照射してその反射光を基に自艇から前記消火対象物まで
の距離を測定する距離測定手段と、予め設定された基準
となる方向に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角
度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物に対し
て最適な放水水圧と放水角度とを計算する計算手段と、
前記放水器を放水方向に指向する旋回機構と、前記放水
器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水角度
及び前記角度測定手段で測定された前記方位角となるよ
うに前記旋回機構を制御する放水方向制御手段と、前記
放水器の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水
水圧となるように制御する放水水圧制御手段とを備えて
いる。
消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消火艇
の自動放水制御装置であって、消火対象物にレーザ光を
照射してその反射光を基に自艇から前記消火対象物まで
の距離を測定する距離測定手段と、予め設定された基準
となる方向に対する前記消火対象物の方位角及び仰角を
測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び前記角
度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物に対し
て最適な放水水圧と放水角度とを計算する計算手段と、
前記放水器を放水方向に指向する旋回機構と、前記放水
器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水角度
及び前記角度測定手段で測定された前記方位角となるよ
うに前記旋回機構を制御する放水方向制御手段と、前記
放水器の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水
水圧となるように制御する放水水圧制御手段とを備えて
いる。
【0011】
【作用】レーザ距離計及び旋回台は自装置から消火対象
物までの距離と予め設定された基準位置(例えば、船首
方向)に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定す
る。データ処理装置はそれら測定結果と予め設定された
消火対象物への放水水圧とを基に放水方向を算出する。
角度制御装置及び水圧制御装置は算出された放水方向及
び放水水圧に基づいて消火対象物に放水を行うよう放水
器を制御する。
物までの距離と予め設定された基準位置(例えば、船首
方向)に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定す
る。データ処理装置はそれら測定結果と予め設定された
消火対象物への放水水圧とを基に放水方向を算出する。
角度制御装置及び水圧制御装置は算出された放水方向及
び放水水圧に基づいて消火対象物に放水を行うよう放水
器を制御する。
【0012】これによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
【0013】また、消火対象物の方位角及び仰角を、消
火対象物を撮影するビデオカメラの旋回台による駆動方
向を基に測定する。これによって、操作者が消火対象物
をビデオカメラで撮影するだけで容易に消火対象物まで
の距離と消火対象物の方位角及び仰角とを測定すること
が可能となるので、操作経験のない者あるいは操作経験
の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する場合で
も、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に行えるよ
うになる。
火対象物を撮影するビデオカメラの旋回台による駆動方
向を基に測定する。これによって、操作者が消火対象物
をビデオカメラで撮影するだけで容易に消火対象物まで
の距離と消火対象物の方位角及び仰角とを測定すること
が可能となるので、操作経験のない者あるいは操作経験
の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する場合で
も、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に行えるよ
うになる。
【0014】さらに、レーザ距離計及び旋回台は自装置
から消火対象物までの距離と予め設定された基準位置に
対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定する。デー
タ処理装置はそれら測定結果を基に最適な放水水圧と放
水方向とを計算する。角度制御装置及び水圧制御装置は
計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物
に放水を行うよう放水器を制御する。
から消火対象物までの距離と予め設定された基準位置に
対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定する。デー
タ処理装置はそれら測定結果を基に最適な放水水圧と放
水方向とを計算する。角度制御装置及び水圧制御装置は
計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物
に放水を行うよう放水器を制御する。
【0015】これによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
【0016】さらにまた、消火対象物に対して放水を行
う放水器を搭載する消火艇において、レーザ距離計及び
旋回台は自艇から消火対象物までの距離と予め設定され
た基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測
定する。データ処理装置はこれら測定結果と予め設定さ
れた消火対象物への放水水圧とを基に放水器の放水方向
を算出する。角度制御装置及び水圧制御装置は算出され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物に放水を
行うよう放水器を制御する。
う放水器を搭載する消火艇において、レーザ距離計及び
旋回台は自艇から消火対象物までの距離と予め設定され
た基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測
定する。データ処理装置はこれら測定結果と予め設定さ
れた消火対象物への放水水圧とを基に放水器の放水方向
を算出する。角度制御装置及び水圧制御装置は算出され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物に放水を
行うよう放水器を制御する。
【0017】これによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
【0018】一方、消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇において、レーザ距離計及び旋回台
は自艇から消火対象物までの距離と予め設定された基準
位置に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定す
る。データ処理装置はそれら測定結果を基に最適な放水
水圧と放水方向とを計算する。角度制御装置及び水圧制
御装置は計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消
火対象物に放水を行うよう放水器を制御する。
器を搭載する消火艇において、レーザ距離計及び旋回台
は自艇から消火対象物までの距離と予め設定された基準
位置に対する消火対象物の方位角及び仰角とを測定す
る。データ処理装置はそれら測定結果を基に最適な放水
水圧と放水方向とを計算する。角度制御装置及び水圧制
御装置は計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消
火対象物に放水を行うよう放水器を制御する。
【0019】これによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、消火対象物に対する放水が迅速かつ正確に
行えるようになる。
【0020】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
して説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例による自
動放水制御装置はビデオカメラ1と、レーザ距離計2
と、旋回台3と、コントロール装置4と、表示装置5
と、データ処理装置6とから構成されており、放水装置
7は角度制御装置8と、水圧制御装置9と、放水器(図
示せず)と、放水器を放水方向に指向する施回機構(図
示せず)とから構成されている。
ック図である。図において、本発明の一実施例による自
動放水制御装置はビデオカメラ1と、レーザ距離計2
と、旋回台3と、コントロール装置4と、表示装置5
と、データ処理装置6とから構成されており、放水装置
7は角度制御装置8と、水圧制御装置9と、放水器(図
示せず)と、放水器を放水方向に指向する施回機構(図
示せず)とから構成されている。
【0022】操作者はビデオカメラ1の画像を表示装置
5で確認しながらコントロール装置4で旋回台3を制御
し、旋回台3の回動によってビデオカメラ1を消火対象
物(図示せず)に向ける。
5で確認しながらコントロール装置4で旋回台3を制御
し、旋回台3の回動によってビデオカメラ1を消火対象
物(図示せず)に向ける。
【0023】その後に、操作者はコントロール装置4で
レーザ距離計2を制御し、レーザ距離計2の照準を消火
対象物に合わせ、レーザ距離計2によって消火対象物ま
での距離を測定する。
レーザ距離計2を制御し、レーザ距離計2の照準を消火
対象物に合わせ、レーザ距離計2によって消火対象物ま
での距離を測定する。
【0024】この場合、レーザ距離計2は投光器(図示
せず)からレーザ光を出射し、レーザ光が消火対象物に
当たって反射してきた反射光を受光器(図示せず)で受
光するまでの時間を測定し、その時間を距離に変換す
る。レーザ距離計2はこのようにして得た距離データを
データ処理装置6に送出する。
せず)からレーザ光を出射し、レーザ光が消火対象物に
当たって反射してきた反射光を受光器(図示せず)で受
光するまでの時間を測定し、その時間を距離に変換す
る。レーザ距離計2はこのようにして得た距離データを
データ処理装置6に送出する。
【0025】旋回台3はレーザ距離計2の照準を消火対
象物に合わせたときの消火対象物の方向を測定する。こ
の場合、旋回台3は自装置が搭載された消防艇(図示せ
ず)の中心軸において例えば船首方向を基準として消火
対象物の仰角及び方位角を測定し、その測定した仰角・
方位角データをデータ処理装置6に送出する。尚、消防
艇における基準は船尾方向等でもよい。
象物に合わせたときの消火対象物の方向を測定する。こ
の場合、旋回台3は自装置が搭載された消防艇(図示せ
ず)の中心軸において例えば船首方向を基準として消火
対象物の仰角及び方位角を測定し、その測定した仰角・
方位角データをデータ処理装置6に送出する。尚、消防
艇における基準は船尾方向等でもよい。
【0026】データ処理装置6はレーザ距離計2からの
距離データ及び旋回台3からの仰角・方位角データを用
いて、消火対象物までの距離に対応して適切な放水方向
と放水水圧とを算出し、放水方向データを角度制御装置
8に、放水水圧データを水圧制御装置9に夫々送出す
る。
距離データ及び旋回台3からの仰角・方位角データを用
いて、消火対象物までの距離に対応して適切な放水方向
と放水水圧とを算出し、放水方向データを角度制御装置
8に、放水水圧データを水圧制御装置9に夫々送出す
る。
【0027】また、データ処理装置6は予め放水水圧が
設定されている場合、その放水水圧と距離データ及び仰
角・方位角データとを用いて放水方向を算出し、放水方
向データを角度制御装置8に、予め設定された放水水圧
データを水圧制御装置9に夫々送出する。
設定されている場合、その放水水圧と距離データ及び仰
角・方位角データとを用いて放水方向を算出し、放水方
向データを角度制御装置8に、予め設定された放水水圧
データを水圧制御装置9に夫々送出する。
【0028】角度制御装置8はデータ処理装置6から放
水方向データが送られてくると、そのデータを用いて放
水器の放水方向の制御、つまり放水器を消火対象物の方
向に向け、放水器の放水角度を放水が消火対象物に届い
て当たるように制御を行う。このとき、角度制御装置8
は施回機構を駆動して放水器を放水角度とする。
水方向データが送られてくると、そのデータを用いて放
水器の放水方向の制御、つまり放水器を消火対象物の方
向に向け、放水器の放水角度を放水が消火対象物に届い
て当たるように制御を行う。このとき、角度制御装置8
は施回機構を駆動して放水器を放水角度とする。
【0029】また、水圧制御装置9はデータ処理装置6
から放水水圧データが送られてくると、そのデータを用
いて放水器の放水水圧の制御、つまり放水器の放水水圧
がデータ処理装置6からの放水水圧となるように制御を
行う。
から放水水圧データが送られてくると、そのデータを用
いて放水器の放水水圧の制御、つまり放水器の放水水圧
がデータ処理装置6からの放水水圧となるように制御を
行う。
【0030】図2は本発明の一実施例の原理を説明する
ための図である。この図を用いて本発明の一実施例によ
る放水方向データの算出について説明する。放水器から
消火対象物に対しては放物線を描いて放水が行われ、そ
の放物線は放水の初速度(放水水圧に依存)と放射角度
とで表される。
ための図である。この図を用いて本発明の一実施例によ
る放水方向データの算出について説明する。放水器から
消火対象物に対しては放物線を描いて放水が行われ、そ
の放物線は放水の初速度(放水水圧に依存)と放射角度
とで表される。
【0031】消防艇10上に搭載された放水装置7と消
火対象物Aとの距離をlとし、放水装置7と消火対象物
Aとの仰角をαとし、消防艇10の船首方向Bと消火対
象物Aとの方位角をβとし、放水水圧をPとすると、放
水の方位角は測定データの方位角βとなり、放水の放射
角度θは放水水圧Pと消火対象物Aに対する仰角αと、
消火対象物Aに対する距離lとによって算出される。
火対象物Aとの距離をlとし、放水装置7と消火対象物
Aとの仰角をαとし、消防艇10の船首方向Bと消火対
象物Aとの方位角をβとし、放水水圧をPとすると、放
水の方位角は測定データの方位角βとなり、放水の放射
角度θは放水水圧Pと消火対象物Aに対する仰角αと、
消火対象物Aに対する距離lとによって算出される。
【0032】例えば、放水水圧Pを一定とすると、放水
の放射角度θは消火対象物Aとの仰角α及び消火対象物
Aとの距離lの変化に応じて変わることとなる。また、
放水水圧Pは単に放水が届く程度でよいとすると、消火
対象物Aとの仰角α及び消火対象物Aとの距離lの変化
に応じて可変することも可能である。
の放射角度θは消火対象物Aとの仰角α及び消火対象物
Aとの距離lの変化に応じて変わることとなる。また、
放水水圧Pは単に放水が届く程度でよいとすると、消火
対象物Aとの仰角α及び消火対象物Aとの距離lの変化
に応じて可変することも可能である。
【0033】さらに、放水水圧Pの強弱を設定可能とし
た場合、放水水圧Pはその強弱の指示と、消火対象物A
との仰角α及び消火対象物Aとの距離lの変化とに応じ
て可変することも可能である。
た場合、放水水圧Pはその強弱の指示と、消火対象物A
との仰角α及び消火対象物Aとの距離lの変化とに応じ
て可変することも可能である。
【0034】よって、データ処理装置6に消火対象物A
との距離lや放水水圧Pの強弱に応じて最適な放水水圧
を予め算出して参照テーブル(図示せず)等に記憶して
おくことで、操作者が放水水圧Pを設定しなくとも消火
対象物Aとの距離lや放水水圧Pの強弱に応じた最適な
放水水圧Pを自動的に設定することができ、この放水水
圧Pと消火対象物Aとの仰角α及び消火対象物Aとの距
離lの変化とに応じて最適な放水の放射角度θを自動的
に設定することができる。
との距離lや放水水圧Pの強弱に応じて最適な放水水圧
を予め算出して参照テーブル(図示せず)等に記憶して
おくことで、操作者が放水水圧Pを設定しなくとも消火
対象物Aとの距離lや放水水圧Pの強弱に応じた最適な
放水水圧Pを自動的に設定することができ、この放水水
圧Pと消火対象物Aとの仰角α及び消火対象物Aとの距
離lの変化とに応じて最適な放水の放射角度θを自動的
に設定することができる。
【0035】このように、自装置から消火対象物Aまで
の距離lと予め設定された基準位置(例えば、船首方向
B)に対する消火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレ
ーザ距離計2及び旋回台3で測定し、それら測定結果と
予め設定された消火対象物への放水水圧Pとを基にデー
タ処理装置6で放水方向を算出するとともに、算出され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放水
を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水器
を制御することによって、操作経験のない者あるいは操
作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水を
行うことができる。
の距離lと予め設定された基準位置(例えば、船首方向
B)に対する消火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレ
ーザ距離計2及び旋回台3で測定し、それら測定結果と
予め設定された消火対象物への放水水圧Pとを基にデー
タ処理装置6で放水方向を算出するとともに、算出され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放水
を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水器
を制御することによって、操作経験のない者あるいは操
作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水を
行うことができる。
【0036】また、消火対象物Aの方位角β及び仰角α
を、消火対象物Aを撮影するビデオカメラ1の旋回台3
による駆動方向を基に測定することによって、操作者が
消火対象物Aをビデオカメラ1で撮影するだけで容易に
消火対象物Aまでの距離lと消火対象物Aの方位角β及
び仰角αとを測定することができるので、操作経験のな
い者あるいは操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧
を調整操作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物A
に対する放水を行うことができる。
を、消火対象物Aを撮影するビデオカメラ1の旋回台3
による駆動方向を基に測定することによって、操作者が
消火対象物Aをビデオカメラ1で撮影するだけで容易に
消火対象物Aまでの距離lと消火対象物Aの方位角β及
び仰角αとを測定することができるので、操作経験のな
い者あるいは操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧
を調整操作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物A
に対する放水を行うことができる。
【0037】さらに、自装置から消火対象物Aまでの距
離lと予め設定された基準位置に対する消火対象物Aの
方位角β及び仰角αとをレーザ距離計2及び旋回台3で
測定し、それら測定結果を基に最適な放水水圧と放水方
向とをデータ処理装置6で計算するとともに、計算され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放水
を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水器
を制御することによって、操作経験のない者あるいは操
作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水を
行うことができる。
離lと予め設定された基準位置に対する消火対象物Aの
方位角β及び仰角αとをレーザ距離計2及び旋回台3で
測定し、それら測定結果を基に最適な放水水圧と放水方
向とをデータ処理装置6で計算するとともに、計算され
た放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放水
を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水器
を制御することによって、操作経験のない者あるいは操
作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水を
行うことができる。
【0038】さらにまた、消火対象物Aに対して放水を
行う放水器を搭載する消火艇10において、自艇から消
火対象物Aまでの距離lと予め設定された基準位置に対
する消火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレーザ距離
計2及び旋回台3で測定し、これら測定結果と予め設定
された消火対象物Aへの放水水圧Pとを基に放水器の放
水方向をデータ処理装置6で算出するとともに、算出さ
れた放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放
水を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水
器を制御することによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水
を行うことができる。
行う放水器を搭載する消火艇10において、自艇から消
火対象物Aまでの距離lと予め設定された基準位置に対
する消火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレーザ距離
計2及び旋回台3で測定し、これら測定結果と予め設定
された消火対象物Aへの放水水圧Pとを基に放水器の放
水方向をデータ処理装置6で算出するとともに、算出さ
れた放水方向及び放水水圧に基づいて消火対象物Aに放
水を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装置9で放水
器を制御することによって、操作経験のない者あるいは
操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を調整操作す
る場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに対する放水
を行うことができる。
【0039】一方、消火対象物Aに対して放水を行う放
水器を搭載する消火艇10において、自艇から消火対象
物Aまでの距離lと予め設定された基準位置に対する消
火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレーザ距離計2及
び旋回台3で測定し、それら測定結果を基に最適な放水
水圧と放水方向とをデータ処理装置6で計算するととも
に、計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消火対
象物Aに放水を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装
置9で放水器を制御することによって、操作経験のない
者あるいは操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を
調整操作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに
対する放水を行うことができる。
水器を搭載する消火艇10において、自艇から消火対象
物Aまでの距離lと予め設定された基準位置に対する消
火対象物Aの方位角β及び仰角αとをレーザ距離計2及
び旋回台3で測定し、それら測定結果を基に最適な放水
水圧と放水方向とをデータ処理装置6で計算するととも
に、計算された放水方向及び放水水圧に基づいて消火対
象物Aに放水を行うよう角度制御装置8及び水圧制御装
置9で放水器を制御することによって、操作経験のない
者あるいは操作経験の少ない者が放水方向や放水水圧を
調整操作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物Aに
対する放水を行うことができる。
【0040】尚、請求項の記載に関連して本発明はさら
に次の態様をとりうる。
に次の態様をとりうる。
【0041】(1)自装置から消火対象物までの距離を
測定する距離測定手段と、前記消火対象物を撮影する撮
影手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前
記駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設
定された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び
仰角を測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び
前記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物
に対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算手
段と、前記消火対象物に放水を行う放水器と、前記放水
器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水方向
となるように制御する放水方向制御手段と、前記放水器
の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧と
なるように制御する放水水圧制御手段とを有することを
特徴とする自動放水制御装置。
測定する距離測定手段と、前記消火対象物を撮影する撮
影手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前
記駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設
定された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び
仰角を測定する角度測定手段と、前記距離測定手段及び
前記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物
に対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算手
段と、前記消火対象物に放水を行う放水器と、前記放水
器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水方向
となるように制御する放水方向制御手段と、前記放水器
の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧と
なるように制御する放水水圧制御手段とを有することを
特徴とする自動放水制御装置。
【0042】(2)レーザ光を照射して自装置から前記
消火対象物までの距離を測定するレーザ距離計と、予め
設定された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及
び仰角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及
び前記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象
物に対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算
手段と、前記消火対象物に放水を行う放水器と、前記放
水器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水方
向となるように制御する放水方向制御手段と、前記放水
器の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧
となるように制御する放水水圧制御手段とを有すること
を特徴とする自動放水制御装置。
消火対象物までの距離を測定するレーザ距離計と、予め
設定された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及
び仰角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及
び前記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象
物に対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算
手段と、前記消火対象物に放水を行う放水器と、前記放
水器の放水方向が前記計算手段で算出された前記放水方
向となるように制御する放水方向制御手段と、前記放水
器の放水水圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧
となるように制御する放水水圧制御手段とを有すること
を特徴とする自動放水制御装置。
【0043】(3)レーザ光を照射して自装置から前記
消火対象物までの距離を測定するレーザ距離計と、前記
消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を回動
駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影手段
の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する前記
消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手段
と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の測定
結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と放
水方向とを計算する計算手段と、前記消火対象物に放水
を行う放水器と、前記放水器の放水方向が前記計算手段
で算出された前記放水方向となるように制御する放水方
向制御手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で
算出された前記放水水圧となるように制御する放水水圧
制御手段とを有することを特徴とする自動放水制御装
置。
消火対象物までの距離を測定するレーザ距離計と、前記
消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を回動
駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影手段
の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する前記
消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手段
と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の測定
結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と放
水方向とを計算する計算手段と、前記消火対象物に放水
を行う放水器と、前記放水器の放水方向が前記計算手段
で算出された前記放水方向となるように制御する放水方
向制御手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で
算出された前記放水水圧となるように制御する放水水圧
制御手段とを有することを特徴とする自動放水制御装
置。
【0044】(4)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、自艇
から消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
前記消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を
回動駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影
手段の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する
前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手
段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測
定結果と予め設定された前記消火対象物への放水水圧と
を基に前記放水器の放水方向を算出する算出手段と、前
記算出手段で算出された前記放水方向及び前記放水水圧
に基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前記放水器
を制御する放水制御手段とを有することを特徴とする自
動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、自艇
から消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
前記消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を
回動駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影
手段の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する
前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手
段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測
定結果と予め設定された前記消火対象物への放水水圧と
を基に前記放水器の放水方向を算出する算出手段と、前
記算出手段で算出された前記放水方向及び前記放水水圧
に基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前記放水器
を制御する放水制御手段とを有することを特徴とする自
動放水制御装置。
【0045】(5)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、予め設定された基準位置に対す
る前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定
手段と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の
測定結果と予め設定された前記消火対象物への放水水圧
とを基に前記放水器の放水方向を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記放水方向及び前記放水水
圧に基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前記放水
器を制御する放水制御手段とを有することを特徴とする
自動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、予め設定された基準位置に対す
る前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定
手段と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の
測定結果と予め設定された前記消火対象物への放水水圧
とを基に前記放水器の放水方向を算出する算出手段と、
前記算出手段で算出された前記放水方向及び前記放水水
圧に基づいて前記消火対象物に放水を行うよう前記放水
器を制御する放水制御手段とを有することを特徴とする
自動放水制御装置。
【0046】(6)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、前記消火対象物を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前記
駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設定
された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び仰
角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及び前
記角度測定手段各々の測定結果と予め設定された前記消
火対象物への放水水圧とを基に前記放水器の放水方向を
算出する算出手段と、前記算出手段で算出された前記放
水方向及び前記放水水圧に基づいて前記消火対象物に放
水を行うよう前記放水器を制御する放水制御手段とを有
することを特徴とする自動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、前記消火対象物を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前記
駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設定
された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び仰
角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及び前
記角度測定手段各々の測定結果と予め設定された前記消
火対象物への放水水圧とを基に前記放水器の放水方向を
算出する算出手段と、前記算出手段で算出された前記放
水方向及び前記放水水圧に基づいて前記消火対象物に放
水を行うよう前記放水器を制御する放水制御手段とを有
することを特徴とする自動放水制御装置。
【0047】(7)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、自艇
から消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
前記消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を
回動駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影
手段の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する
前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手
段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測
定結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と
放水方向とを計算する計算手段と、前記放水器の放水方
向が前記計算手段で算出された前記放水方向となるよう
に制御する放水方向制御手段と、前記放水器の放水水圧
が前記計算手段で算出された前記放水水圧となるように
制御する放水水圧制御手段とを有することを特徴とする
自動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、自艇
から消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、
前記消火対象物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段を
回動駆動する駆動手段と、前記駆動手段による前記撮影
手段の駆動方向を基に予め設定された基準位置に対する
前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定手
段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各々の測
定結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧と
放水方向とを計算する計算手段と、前記放水器の放水方
向が前記計算手段で算出された前記放水方向となるよう
に制御する放水方向制御手段と、前記放水器の放水水圧
が前記計算手段で算出された前記放水水圧となるように
制御する放水水圧制御手段とを有することを特徴とする
自動放水制御装置。
【0048】(8)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、予め設定された基準位置に対す
る前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定
手段と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の
測定結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧
と放水方向とを計算する計算手段と、前記放水器の放水
方向が前記計算手段で算出された前記放水方向となるよ
うに制御する放水方向制御手段と、前記放水器の放水水
圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧となるよう
に制御する放水水圧制御手段とを有することを特徴とす
る自動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、予め設定された基準位置に対す
る前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度測定
手段と、前記レーザ距離計及び前記角度測定手段各々の
測定結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水水圧
と放水方向とを計算する計算手段と、前記放水器の放水
方向が前記計算手段で算出された前記放水方向となるよ
うに制御する放水方向制御手段と、前記放水器の放水水
圧が前記計算手段で算出された前記放水水圧となるよう
に制御する放水水圧制御手段とを有することを特徴とす
る自動放水制御装置。
【0049】(9)消火対象物に対して放水を行う放水
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、前記消火対象物を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前記
駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設定
された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び仰
角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及び前
記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物に
対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算手段
と、前記放水器の放水方向が前記計算手段で算出された
前記放水方向となるように制御する放水方向制御手段
と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で算出された
前記放水水圧となるように制御する放水水圧制御手段と
を有することを特徴とする自動放水制御装置。
器を搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、レー
ザ光を照射して自艇から前記消火対象物までの距離を測
定するレーザ距離計と、前記消火対象物を撮影する撮影
手段と、前記撮影手段を回動駆動する駆動手段と、前記
駆動手段による前記撮影手段の駆動方向を基に予め設定
された基準位置に対する前記消火対象物の方位角及び仰
角を測定する角度測定手段と、前記レーザ距離計及び前
記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消火対象物に
対して最適な放水水圧と放水方向とを計算する計算手段
と、前記放水器の放水方向が前記計算手段で算出された
前記放水方向となるように制御する放水方向制御手段
と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で算出された
前記放水水圧となるように制御する放水水圧制御手段と
を有することを特徴とする自動放水制御装置。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の自動
放水制御装置によれば、自装置から消火対象物までの距
離と、予め設定された基準位置に対する消火対象物の方
位角及び仰角とを測定し、それら測定結果と予め設定さ
れた消火対象物への放水水圧とを基に放水方向を算出す
るとともに、算出された放水方向及び放水水圧に基づい
て消火対象物に放水を行うよう制御することによって、
操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放水を行
うことができるという効果がある。
放水制御装置によれば、自装置から消火対象物までの距
離と、予め設定された基準位置に対する消火対象物の方
位角及び仰角とを測定し、それら測定結果と予め設定さ
れた消火対象物への放水水圧とを基に放水方向を算出す
るとともに、算出された放水方向及び放水水圧に基づい
て消火対象物に放水を行うよう制御することによって、
操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操作する
場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放水を行
うことができるという効果がある。
【0051】本発明の第2の自動放水制御装置によれ
ば、上記の消火対象物の方位角及び仰角を、消火対象物
を撮影する撮影手段の駆動方向を基に測定することによ
って、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操
作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放
水を行うことができるという効果がある。
ば、上記の消火対象物の方位角及び仰角を、消火対象物
を撮影する撮影手段の駆動方向を基に測定することによ
って、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操
作する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放
水を行うことができるという効果がある。
【0052】本発明の第3の自動放水制御装置によれ
ば、自装置から消火対象物までの距離と予め設定された
基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角を測定
し、これら測定結果を基に消火対象物に対して最適な放
水水圧と放水方向とを計算するとともに、計算された放
水方向及び放水水圧に基づいて放水器の放水方向及び放
水水圧を制御することによって、操作経験のない者が放
水方向や放水水圧を調整操作する場合でも、迅速かつ正
確に消火対象物に対する放水を行うことができるという
効果がある。
ば、自装置から消火対象物までの距離と予め設定された
基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角を測定
し、これら測定結果を基に消火対象物に対して最適な放
水水圧と放水方向とを計算するとともに、計算された放
水方向及び放水水圧に基づいて放水器の放水方向及び放
水水圧を制御することによって、操作経験のない者が放
水方向や放水水圧を調整操作する場合でも、迅速かつ正
確に消火対象物に対する放水を行うことができるという
効果がある。
【0053】本発明の第4の自動放水制御装置によれ
ば、消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消
火艇において、自艇から消火対象物までの距離と予め設
定された基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角
とを測定し、これら測定結果と予め設定された消火対象
物への放水水圧とを基に放水器の放水方向を算出すると
ともに、算出された放水方向及び放水水圧に基づいて消
火対象物に放水を行うよう放水器を制御することによっ
て、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操作
する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放水
を行うことができるという効果がある。
ば、消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消
火艇において、自艇から消火対象物までの距離と予め設
定された基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角
とを測定し、これら測定結果と予め設定された消火対象
物への放水水圧とを基に放水器の放水方向を算出すると
ともに、算出された放水方向及び放水水圧に基づいて消
火対象物に放水を行うよう放水器を制御することによっ
て、操作経験のない者が放水方向や放水水圧を調整操作
する場合でも、迅速かつ正確に消火対象物に対する放水
を行うことができるという効果がある。
【0054】本発明の第5の自動放水制御装置によれ
ば、消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消
火艇において、自艇から消火対象物までの距離と予め設
定された基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角
とを測定し、これら測定結果を基に消火対象物に対して
最適な放水水圧と放水方向とを計算するとともに、計算
された放水方向及び放水水圧に基づいて放水器の放水方
向及び放水水圧を制御することによって、操作経験のな
い者が放水方向や放水水圧を調整操作する場合でも、迅
速かつ正確に消火対象物に対する放水を行うことができ
るという効果がある。
ば、消火対象物に対して放水を行う放水器を搭載する消
火艇において、自艇から消火対象物までの距離と予め設
定された基準位置に対する消火対象物の方位角及び仰角
とを測定し、これら測定結果を基に消火対象物に対して
最適な放水水圧と放水方向とを計算するとともに、計算
された放水方向及び放水水圧に基づいて放水器の放水方
向及び放水水圧を制御することによって、操作経験のな
い者が放水方向や放水水圧を調整操作する場合でも、迅
速かつ正確に消火対象物に対する放水を行うことができ
るという効果がある。
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の原理を説明するための図で
ある。
ある。
【図3】従来例の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】 1 ビデオカメラ 2 レーザ距離計 3 旋回台 4 コントロール装置 5 表示装置 6 データ処理装置 7 放水装置 8 角度制御装置 9 水圧制御装置 10 消防艇 A 消火対象物
Claims (6)
- 【請求項1】 消火対象物にレーザ光を照射してその反
射光を基に自装置から前記消火対象物までの距離を測定
する距離測定手段と、予め設定された基準となる方向に
対する前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度
測定手段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各
々の測定結果と予め設定された前記消火対象物への放水
水圧とを基に放水角度を算出する算出手段と、前記算出
手段で算出された前記放水角度と前記角度測定手段で測
定された前記方位角と前記放水水圧とに基づいて前記消
火対象物に放水を行うよう制御する放水制御手段とを有
することを特徴とする自動放水制御装置。 - 【請求項2】 前記消火対象物を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段を回動駆動する駆動手段とを含み、前記角
度測定手段が前記駆動手段による前記撮影手段の駆動方
向を基に前記消火対象物の方位角及び仰角を測定するよ
う構成したことを特徴とする請求項1記載の自動放水制
御装置。 - 【請求項3】 消火対象物にレーザ光を照射してその反
射光を基に自装置から前記消火対象物までの距離を測定
する距離測定手段と、予め設定された基準となる方向に
対する前記消火対象物の方位角及び仰角を測定する角度
測定手段と、前記距離測定手段及び前記角度測定手段各
々の測定結果を基に前記消火対象物に対して最適な放水
水圧と放水角度とを計算する計算手段と、前記消火対象
物に放水を行う放水器と、前記放水器を放水方向に指向
する旋回機構と、前記放水器の放水方向が前記計算手段
で算出された前記放水角度及び前記角度測定手段で測定
された前記方位角となるように前記旋回機構を制御する
放水方向制御手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算
手段で算出された前記放水水圧となるように制御する放
水水圧制御手段とを有することを特徴とする自動放水制
御装置。 - 【請求項4】 前記消火対象物を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段を回動駆動する駆動手段とを含み、前記角
度測定手段が前記駆動手段による前記撮影手段の駆動方
向を基に前記消火対象物の方位角及び仰角を測定するよ
う構成したことを特徴とする請求項3記載の自動放水制
御装置。 - 【請求項5】 消火対象物に対して放水を行う放水器を
搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、消火対象
物にレーザ光を照射してその反射光を基に自艇から前記
消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、予め
設定された基準となる方向に対する前記消火対象物の方
位角及び仰角を測定する角度測定手段と、前記距離測定
手段及び前記角度測定手段各々の測定結果と予め設定さ
れた前記消火対象物への放水水圧とを基に前記放水器の
放水角度を算出する算出手段と、前記算出手段で算出さ
れた前記放水角度と前記角度測定手段で測定された前記
方位角と前記放水水圧とに基づいて前記消火対象物に放
水を行うよう前記放水器を制御する放水制御手段とを有
することを特徴とする自動放水制御装置。 - 【請求項6】 消火対象物に対して放水を行う放水器を
搭載する消火艇の自動放水制御装置であって、消火対象
物にレーザ光を照射してその反射光を基に自艇から前記
消火対象物までの距離を測定する距離測定手段と、予め
設定された基準となる方向に対する前記消火対象物の方
位角及び仰角を測定する角度測定手段と、前記距離測定
手段及び前記角度測定手段各々の測定結果を基に前記消
火対象物に対して最適な放水水圧と放水角度とを計算す
る計算手段と、前記放水器を放水方向に指向する旋回機
構と、前記放水器の放水方向が前記計算手段で算出され
た前記放水角度及び前記角度測定手段で測定された前記
方位角となるように前記旋回機構を制御する放水方向制
御手段と、前記放水器の放水水圧が前記計算手段で算出
された前記放水水圧となるように制御する放水水圧制御
手段とを有することを特徴とする自動放水制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7124132A JP2738341B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 自動放水制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7124132A JP2738341B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 自動放水制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08308952A JPH08308952A (ja) | 1996-11-26 |
JP2738341B2 true JP2738341B2 (ja) | 1998-04-08 |
Family
ID=14877719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7124132A Expired - Lifetime JP2738341B2 (ja) | 1995-05-24 | 1995-05-24 | 自動放水制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2738341B2 (ja) |
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WO2015006917A1 (zh) * | 2013-07-16 | 2015-01-22 | 北京机械设备研究所 | 适用于高层和超高层建筑火灾扑救消防车的控制系统 |
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JPS60182968A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | 日立造船株式会社 | 消防艇 |
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-
1995
- 1995-05-24 JP JP7124132A patent/JP2738341B2/ja not_active Expired - Lifetime
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