JP2737851B2 - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2737851B2
JP2737851B2 JP1041711A JP4171189A JP2737851B2 JP 2737851 B2 JP2737851 B2 JP 2737851B2 JP 1041711 A JP1041711 A JP 1041711A JP 4171189 A JP4171189 A JP 4171189A JP 2737851 B2 JP2737851 B2 JP 2737851B2
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章高 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヘッドパイプの後方にラジエータを有し、
同ヘッドパイプの後方に配されたエアクリーナと該エア
クリーナの下方に配されたキャブレタとをダクトを介し
て連通せしめた自動二輪車に関する。
(従来の技術) この種の自動二輪車は水冷エンジンを搭載するが、そ
の車体前後方向のコンパクト化を図るためにエンジンは
可及的に車体前方へ配される。
ところで、ヘッドパイプの後下方(エンジンの前方斜
め上)にはラジエータが配され、エンジン近傍にキャブ
レタが配されるため、前述のようにエンジンを前方へ配
すると、エアクリーナとキャブレタとを接続するダクト
は、ラジエータとの干渉を避けるためにその形状が屈曲
したものとならざるを得ない(例えば、特願昭63−3333
75号参照)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ダクトが屈曲したものであると、その
全長が長くなって該ダクトを流れる空気の流動抵抗(曲
りによる抵抗と摩擦抵抗(管路抵抗))が大きくなり、
エンジン性能が悪くなるばかりか、ダクト自体の成形性
も悪いという問題が生ずる。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的
とする処は、エンジン性能及びダクトの成形性の悪化を
招くことなく、車体前後方向のコンパクト化を図ること
ができる自動二輪車を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本発明は、ヘッドパイプの後下
方にラジエータを有し、同ヘッドパイプの後方に配され
たエアクリーナと該エアクリーナの下方に配されたキャ
ブレタとをダクトを介して連通せしめた自動二輪車にお
いて、前記ラジエータを左右に分割するとともに、この
分割されたラジエータ間に前記ダクトを配したことを特
徴とする。
(作用) 本発明によれば、自動二輪車の車体前後方向のコンパ
クト化のためにエンジンを車体前方に配し、且つダクト
を直線状に真直形成しても、これとラジエータとの干渉
の問題は生じないため、空気は該ダクトをストレートに
流れてその流動抵抗が低く抑えられ、エンジン性能の悪
化が防がれるとともに、ダクト自体の成形性が高められ
る。尚、ダクトを真直形成すると、その全長が短くて済
み、この全長が短縮した分だけ空気の摩擦抵抗が減じ、
これによってもエンジン性能の悪化が防がれる。
(実施例) 以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図は本発明に係る自動二輪車の側面図、第2図は
同自動二輪車の正面図、第3図は第1図A部の拡大詳細
図である。
第1図に示す自動二輪車1において、2は車体前方上
部に配されるヘッドパイプであり、該ヘッドパイプ2に
回動自在に挿通する不図示の操向軸にはフロントフォー
ク3の上部が支持されており、該フロントフォーク3の
下端部には前輪4が回転自在に軸支されている。
一方、前記ヘッドパイプ2からは左右2本のメインフ
レーム5,5が斜め後下方へ延出しており、各メインフレ
ーム5の後端部には略垂直に起立するリヤアームブラケ
ット6が結合されている。又、ヘッドパイプ2の後方で
あって、且つメインフレーム5,5で囲まれる空間には、
エアクリーナ7が配設されている。尚、同空間には不図
示の燃料タンクも配されており、該燃料タンク及び前記
エアクリーナ7はタンクカバー8にて被われている。
上記エアクリーナ7の下方には、水冷2サイクル式の
V型2気筒エンジン9が前記メインフレーム5,5及びリ
ヤアームブラケット6,6に支持されて設けられている。
このエンジン9は側面視横V形を成すシリンダ9a,9bを
上下に有し、これらシリンダ9a,9b間に形成されるVバ
ンクと称される空間には、2つのキャブレタ10,10が車
幅方向に並設されている(第2図参照)。そして、これ
らキャブレタ10,10はクランクケース26に形成される各
吸気通路(図示せず)にそれぞれ接続されている。又、
エンジン9のシリンダ9a,9bの後部からは排気管11,11が
後方に向かってストレートに延出しており、各排気管11
の端部にはマフラー12が接続されている。
更に、前記ヘッドパイプ2の後下方であって、且つエ
ンジン9の前方斜め上部には、第2図に示すように左右
に分割されたラジエータ13a,13bが配設されており、こ
の左右のラジエータ13a,13b間には前記エアクリーナ7
とキャブレタ10,10とを相連通せしめるダクト14が介設
されている。尚、左右のラジエータ13a,13bは不図示の
冷却水パイプによって相連通せしめられており、これら
の一端には不図示の冷却水ポンプが接続されており、他
端はエンジン9内に形成された冷却水通路(図示せず)
に接続されている。
ところで、前記ダクト14はブロー成形等によって成形
される樹脂製部品であって、これは本体14aの前面開口
部を正面視矩形状のカバー14bで被って構成され、両者
の合面は第1図中、aにて示される。
而して、本実施例においては、前記キャブレタ10,10
は図示のようにダクト14によって完全に被われており、
該ダクト14の上端部は前記エアクリーナ7の下端開口部
に接続されている。そして、このダクト14は第1図に示
すようにその上端接続部から下方へ略ストレートに垂下
しており、該ダクト14はその一部が側面視でラジエータ
13a,13bにラップしている。尚、第1図に示すようにダ
クト14のカバー14bの前面14b−1は、上下にストローク
する前輪4との干渉を避けるために円弧状凹面を成して
いる。
ところで、キャブレタ10,10には不図示のスロットル
バルブに連結されるプーリ15が回動自在に軸支されてお
り、該プーリ15には第3図に詳細に示すようにスロット
ルワイヤー16,16の一端が結着されており、同ワイヤー1
6,16の他端は不図示のハンドル部に設けられたアクセル
操作部に連結されている。又、プーリ15にはストッパ15
aが突設されており、該ストッパ15aにはキャブレタ10側
に固定されたブラケット17に上下動自在に螺合、挿通す
る調整ネジ18の下端が当接しており、同調整ネジ18の上
端操作部18aは図示のようにダクト14の外部へ臨んでい
る。
一方、図示しないが、各キャブレタ10の外側部にはス
ロー系の空気流量を調整するためのエアスクリューが設
けられており、ダクト14側部の該エアスクリューに対向
する部位には着脱可能なグロメットが嵌め込まれてい
る。
而して、本実施例においては、キャブレタ10,10がダ
クト14にて被われているが、ダクト14の外部に露出する
前記調整ネジ18を回してこれを上下動せしめ、プーリ15
の回動限位置を調整すれば、エンジン9のアイドリング
回転数を調整することができる。又、ダクト14の側部に
嵌め込まれたグロメットを取り外してダクト14の開口部
から工具を差し込み、この工具で前記エアスクリューを
回せば、各キャブレタ10のスロー系の空気流量を調整す
ることができる。尚、各キャブレタ10から下方へ導出す
るエアベントホース19はダクト14の底部を貫通して該ダ
クト14外へ臨んでおり、該エアベントホース19、前記ス
ロットルワイヤー16,16及び調整ネジ18のダクト14を貫
通する部位は気密にシールされている。
一方、第1図に示すように前記リヤアームブラケット
6,6にはリヤアーム20の前端がピボットシャフト21にて
枢着されており、該リヤアーム20の後端部には後輪22が
回転自在に軸支されている。そして、このリヤアーム20
は不図示のリヤクッションを介して車体側に懸架されて
いる。又、後輪22の上方であって、且つ前記タンクカバ
ー8の後方には、メインシート23及びタンデムシート24
が配されている。尚、第1図中、25はカウリングであ
る。
而して、当該自動二輪車1においてエンジン9が駆動
されると、該エンジン9に生ずる負圧に引かれて空気が
エアクリーナ7へ吸引される。そして、この吸引された
空気は該エアクリーナ7を通過して浄化された後、ダク
ト14を下方に向かってストレートに流れ、キャブレタ1
0,10を流れるときにここで霧状の燃料が混合せしめら
れ、混合気が形成される。キャブレタ10,10にて形成さ
れた混合気は1次圧縮された後に各シリンダ9a,9bに供
給されて燃焼に供せられ、この混合気の燃焼によって生
じた排気ガスはシリンダ9a,9bから排気管11,11及びマフ
ラー12,12を経て大気中に排出される。
エンジン9の作動中においては以上の作用が繰り返さ
れるが、ダクト14は左右に分割されたラジエータ13a,13
b間に介設されるため、車体前後方向のコンパクト化を
図るべくエンジン9を車体前方へ配しても、該ダクト14
とラジエータ13a,13bが干渉することがなく、従ってダ
クト14をエアクリーナ7からキャブレタ10,10までスト
レートに延出させることができる。この結果、ダクト14
を直線状に真直形成することができ、該ダクト14を流れ
る空気の流動抵抗(主に曲りによる抵抗)が低く抑えら
れてエンジン9の性能低下が防がれるとともに、ダクト
14自体の成形性が高められる。尚、ダクト14を真直成形
すると、その全長が短くて済むため、この全長が短縮し
た分だけダクト14を流れる空気の流動抵抗(主に摩擦抵
抗)が減り、これによってもエンジン9の性能低下が防
がれる。
次に、本発明の変更実施例を第4図乃至第6図に基づ
いて説明する。尚、第4図は変更実施例に係る自動二輪
車の側面図、第5図は同二輪車の正面図、第6図は第4
図B部の拡大詳細図であり、これらの図においては第1
図、第2図に示したと同一要素には同一符号を付してお
り、以下、これらについての説明は省略する。
本実施例においても、エアクリーナ7とキャブレタ1
0,10を接続するダクト34は第5図に示すように左右に分
割されたラジエータ13a,13b間に介設されており、該ダ
クト34はエアクリーナ7から下方に向かって略垂直にス
トレートに延びているが、このダクト34は一体成形品で
あって、これはキャブレタ10,10を被っておらず、キャ
ブレタ10,10は大気中に露出している。従って、各キャ
ブレタ10の接続口は、第6図に詳細に示すようにダクト
34の後面に開口する開口部34aの周縁に被着されるゴム
製のジョイント35にバンド36によって接続されている。
而して、本実施例においてもエンジン9を車体前方へ
配することができるため、車体前後方向のコンパクト化
を図ることができるとともに、ダクト34をストレートに
成形することができるため、該ダクト34を流れる空気の
流動抵抗を減じてエンジン9の性能低下を防ぐことがで
き、ダクト34自体の成形性を高めることができる。
(発明の効果) 以上の説明で明らかな如く本発明によれば、ヘッドパ
イプの後方へ配されたエアクリーナと該エアクリーナの
下方に配されたキャブレタとを相連通せしめるダクト
を、左右に分割されたラジエータ間に配設したため、エ
ンジンを車体前方へ配してもダクトとラジエータとが干
渉することがなく、従ってダクトをストレートに成形す
ることができ、該ダクトを流れる空気の流動抵抗を減じ
てエンジン性能の低下を防ぐことができるとともに、ダ
クト自体の成形性を高めることができ、更には当該自動
二輪車の車体前後方向のコンパクト化を図ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る自動二輪車の側面図、第2図は同
自動二輪車の正面図、第3図は第1図A部の拡大詳細
図、第4図は本発明の変更実施例に係る自動二輪車の側
面図、第5図は同自動二輪車の正面図、第6図は第4図
B部の拡大詳細図である。 1……自動二輪車、2……ヘッドパイプ、7……エアク
リーナ、10……キャブレタ、13a,13b……ラジエータ、1
4,34……ダクト。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドパイプの後下方にラジエータを有
    し、同ヘッドパイプの後方に配されたエアクリーナと該
    エアクリーナの下方に配されたキャブレタとをダクトを
    介して連通せしめた自動二輪車において、前記ラジエー
    タを左右に分割するとともに、この分割されたラジエー
    タ間に前記ダクトを配したことを特徴とする自動二輪
    車。
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