JP2737043B2 - 車両のレーダセンサ装置 - Google Patents
車両のレーダセンサ装置Info
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- JP2737043B2 JP2737043B2 JP5110638A JP11063893A JP2737043B2 JP 2737043 B2 JP2737043 B2 JP 2737043B2 JP 5110638 A JP5110638 A JP 5110638A JP 11063893 A JP11063893 A JP 11063893A JP 2737043 B2 JP2737043 B2 JP 2737043B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T7/00—Brake-action initiating means
- B60T7/12—Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
- B60T7/22—Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger initiated by contact of vehicle, e.g. bumper, with an external object, e.g. another vehicle, or by means of contactless obstacle detectors mounted on the vehicle
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01S—RADIO DIRECTION-FINDING; RADIO NAVIGATION; DETERMINING DISTANCE OR VELOCITY BY USE OF RADIO WAVES; LOCATING OR PRESENCE-DETECTING BY USE OF THE REFLECTION OR RERADIATION OF RADIO WAVES; ANALOGOUS ARRANGEMENTS USING OTHER WAVES
- G01S17/00—Systems using the reflection or reradiation of electromagnetic waves other than radio waves, e.g. lidar systems
- G01S17/88—Lidar systems specially adapted for specific applications
- G01S17/93—Lidar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes
- G01S17/931—Lidar systems specially adapted for specific applications for anti-collision purposes of land vehicles
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- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対照物に向けての信号
の送信と、対照物からの反射信号の受信との間の時間に
基づいて自車および対照物間の物理データを演算する車
両のレーダセンサ装置に関する。
の送信と、対照物からの反射信号の受信との間の時間に
基づいて自車および対照物間の物理データを演算する車
両のレーダセンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自車および対照物間の距離を測定
するレーダセンサ装置が、たとえば特公昭61−470
0号公報等で知られている。
するレーダセンサ装置が、たとえば特公昭61−470
0号公報等で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、対照物に向
けての信号の送信と、対照物からの反射信号の受信との
間の時間に基づいて自車および対照物間の物理データた
とえば距離を演算する際に、得られた距離データには誤
差が振動成分として含まれるものである。しかも対照物
までの距離データは、測定可能な距離および角度範囲内
に対照物が入ったときに初めて得られ、対照物が測定不
能となったときにデータが得られなくなるので、図4の
実線で示すように、データはステップ状に出現したり、
消失したりする。
けての信号の送信と、対照物からの反射信号の受信との
間の時間に基づいて自車および対照物間の物理データた
とえば距離を演算する際に、得られた距離データには誤
差が振動成分として含まれるものである。しかも対照物
までの距離データは、測定可能な距離および角度範囲内
に対照物が入ったときに初めて得られ、対照物が測定不
能となったときにデータが得られなくなるので、図4の
実線で示すように、データはステップ状に出現したり、
消失したりする。
【0004】ここで、上記振動成分による誤差をなくす
ためにフィルタ処理を行なうと、上述のように初めて検
出データが得られるときには該データがステップ状に出
現するので、図5で示すように、検出データに対してフ
ィルタ処理後のデータが変化し、フィルタ処理後のデー
タが収束するまでには比較的長い時間がかかる。
ためにフィルタ処理を行なうと、上述のように初めて検
出データが得られるときには該データがステップ状に出
現するので、図5で示すように、検出データに対してフ
ィルタ処理後のデータが変化し、フィルタ処理後のデー
タが収束するまでには比較的長い時間がかかる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、応答性および安定性を確保しながら検出デー
タに含まれる誤差を解消し得るようにした車両のレーダ
センサ装置を提供することを目的とする。
のであり、応答性および安定性を確保しながら検出デー
タに含まれる誤差を解消し得るようにした車両のレーダ
センサ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に従う装置は、初めて得られた検出データを
オフセット値として設定するオフセット値設定回路と、
検出データから前記オフセット値を減算する減算器と、
該減算器の出力を濾波するフィルタ回路と、フィルタ回
路の出力に前記オフセット値を加算してフィルタ処理後
の物理データとする加算器とを備える。
に、本発明に従う装置は、初めて得られた検出データを
オフセット値として設定するオフセット値設定回路と、
検出データから前記オフセット値を減算する減算器と、
該減算器の出力を濾波するフィルタ回路と、フィルタ回
路の出力に前記オフセット値を加算してフィルタ処理後
の物理データとする加算器とを備える。
【0007】
【実施例】以下、図面により本発明を車両のレーダブレ
ーキシステムに適用したときの一実施例について説明す
る。
ーキシステムに適用したときの一実施例について説明す
る。
【0008】図1ないし図3は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は全体構成を示す図、図2は中央演算
処理回路の一部機能構成を示す図、図3は作動タイミン
グチャートである。
ものであり、図1は全体構成を示す図、図2は中央演算
処理回路の一部機能構成を示す図、図3は作動タイミン
グチャートである。
【0009】先ず図1において、このレーダブレーキシ
ステムは、乗用車両の前方に在る対照物1との間の相対
速度に基づく衝突判断結果により、警音器2、警報表示
器3およびブレーキ4の作動を制御するものであり、乗
用車両の前部に搭載されるレーザヘッド5と、該レーザ
ヘッド5の作動を制御するとともにレーザヘッド5から
の信号に基づいて対照物1との間の物理データたとえば
距離を演算する電子制御ユニット(以下、ECUと言
う)6と、ECU6で得られた距離に基づいて乗用車両
および対照物1間の相対速度を演算するとともに該相対
速度および距離等に基づく衝突判断を行なう判断装置7
とを備える。
ステムは、乗用車両の前方に在る対照物1との間の相対
速度に基づく衝突判断結果により、警音器2、警報表示
器3およびブレーキ4の作動を制御するものであり、乗
用車両の前部に搭載されるレーザヘッド5と、該レーザ
ヘッド5の作動を制御するとともにレーザヘッド5から
の信号に基づいて対照物1との間の物理データたとえば
距離を演算する電子制御ユニット(以下、ECUと言
う)6と、ECU6で得られた距離に基づいて乗用車両
および対照物1間の相対速度を演算するとともに該相対
速度および距離等に基づく衝突判断を行なう判断装置7
とを備える。
【0010】レーザヘッド5は、前方に向けて信号を送
信するレーザダイオード8と、該レーザダイオード8か
らの信号を収束させて対照物1に向けて照射するレンズ
9と、レーザダイオード8を駆動するドライバ回路10
と、対照物1からの反射信号を受けるレンズ11と、該
レンズ11によって収束された信号を受信するフォトダ
イオード12とを備える。
信するレーザダイオード8と、該レーザダイオード8か
らの信号を収束させて対照物1に向けて照射するレンズ
9と、レーザダイオード8を駆動するドライバ回路10
と、対照物1からの反射信号を受けるレンズ11と、該
レンズ11によって収束された信号を受信するフォトダ
イオード12とを備える。
【0011】ECU6は、レーザダイオード8用の駆動
電源13と、前記レーザヘッド5におけるドライバ回路
10の駆動電源13への接続・遮断を切換えてドライバ
回路10の作動を制御する駆動回路14と、対照物1か
らの反射信号を受けるフォトダイオード12からの信号
を増幅する増幅器15と、レーザダイオード8による信
号送信ならびにフォトダイオード12による信号受信間
の時間をカウントするカウンタ16と、該カウンタ16
で得られた時間に基づいて乗用車両および対照物1間の
距離を演算するとともに駆動回路14の作動を制御する
中央演算処理回路(以下、CPUと言う)17と、該C
PU17で実行される各種演算処理プログラム等を記憶
するリードオンリメモリ(ROM)18と、CPU17
での演算結果を記憶するランダムアクセスメモリ(RA
M)19と、判断装置7およびCPU17間での信号の
授受を行なうための外部インタフェース20とを備える
ものである。
電源13と、前記レーザヘッド5におけるドライバ回路
10の駆動電源13への接続・遮断を切換えてドライバ
回路10の作動を制御する駆動回路14と、対照物1か
らの反射信号を受けるフォトダイオード12からの信号
を増幅する増幅器15と、レーザダイオード8による信
号送信ならびにフォトダイオード12による信号受信間
の時間をカウントするカウンタ16と、該カウンタ16
で得られた時間に基づいて乗用車両および対照物1間の
距離を演算するとともに駆動回路14の作動を制御する
中央演算処理回路(以下、CPUと言う)17と、該C
PU17で実行される各種演算処理プログラム等を記憶
するリードオンリメモリ(ROM)18と、CPU17
での演算結果を記憶するランダムアクセスメモリ(RA
M)19と、判断装置7およびCPU17間での信号の
授受を行なうための外部インタフェース20とを備える
ものである。
【0012】コンピュータである判断装置7には、舵角
検出器21、ブレーキ操作検出器22、アクセル操作量
検出器23および車速検出器24等の検出値が車両情報
入力ユニット25を介して入力される。また警音器2お
よび警報表示器3の作動は警報制御回路26で、ブレー
キ4の作動はブレーキ制御回路27でそれぞれ制御され
るものであり、判断装置7は、ECU6で得られた距離
データならびに車両情報入力ユニット25から入力され
る車両情報に基づいて、対照物1との衝突判断を行な
い、その判断結果に基づく制御信号を警報制御回路26
およびブレーキ制御回路27に与える。
検出器21、ブレーキ操作検出器22、アクセル操作量
検出器23および車速検出器24等の検出値が車両情報
入力ユニット25を介して入力される。また警音器2お
よび警報表示器3の作動は警報制御回路26で、ブレー
キ4の作動はブレーキ制御回路27でそれぞれ制御され
るものであり、判断装置7は、ECU6で得られた距離
データならびに車両情報入力ユニット25から入力され
る車両情報に基づいて、対照物1との衝突判断を行な
い、その判断結果に基づく制御信号を警報制御回路26
およびブレーキ制御回路27に与える。
【0013】ところで、ECU6においては、対照物1
に向けての信号の送信と対照物1からの反射信号の受信
との間の時間がカウンタ16で得られ、このカウンタ1
6で得られた時間に基づいて乗用車両および対照物1間
の距離がCPU17で演算されるのであるが、その演算
にあたってCPU17は、図2で示すように、初めて得
られた距離検出データをオフセット値O-1として設定す
るオフセット値設定回路33と、距離検出データから前
記オフセット値O-1を減算する減算器34と、該減算器
34の出力を濾波するフィルタ回路35と、フィルタ回
路35の出力に前記オフセット値O-1を加算してフィル
タ処理後の距離データとする加算器36としての機能を
有するものである。
に向けての信号の送信と対照物1からの反射信号の受信
との間の時間がカウンタ16で得られ、このカウンタ1
6で得られた時間に基づいて乗用車両および対照物1間
の距離がCPU17で演算されるのであるが、その演算
にあたってCPU17は、図2で示すように、初めて得
られた距離検出データをオフセット値O-1として設定す
るオフセット値設定回路33と、距離検出データから前
記オフセット値O-1を減算する減算器34と、該減算器
34の出力を濾波するフィルタ回路35と、フィルタ回
路35の出力に前記オフセット値O-1を加算してフィル
タ処理後の距離データとする加算器36としての機能を
有するものである。
【0014】カウンタ16で得られた時間に基づいて演
算される生の距離データと、オフセット値設定回路33
の出力とはスイッチ回路32で択一的に選択され、この
スイッチ回路32の出力がオフセット値設定回路33に
入力されるとともに減算器34および加算器36にそれ
ぞれ入力される。スイッチ回路32は、前記生の距離デ
ータが入力される個別接点32aと、オフセット値設定
回路33の出力が入力される個別接点32bと、前記オ
フセット値設定回路33、減算器34および加算器36
に共通に接続される共通接点32cとを有するものであ
り、ANDゲート31の出力がローレベルであるときに
個別接点32bを共通接点32cに導通させる状態と、
ANDゲート31の出力がハイレベルであるときに個別
接点32aを共通接点32cに導通させる状態とを切換
える。
算される生の距離データと、オフセット値設定回路33
の出力とはスイッチ回路32で択一的に選択され、この
スイッチ回路32の出力がオフセット値設定回路33に
入力されるとともに減算器34および加算器36にそれ
ぞれ入力される。スイッチ回路32は、前記生の距離デ
ータが入力される個別接点32aと、オフセット値設定
回路33の出力が入力される個別接点32bと、前記オ
フセット値設定回路33、減算器34および加算器36
に共通に接続される共通接点32cとを有するものであ
り、ANDゲート31の出力がローレベルであるときに
個別接点32bを共通接点32cに導通させる状態と、
ANDゲート31の出力がハイレベルであるときに個別
接点32aを共通接点32cに導通させる状態とを切換
える。
【0015】入力される生の距離データは、たとえば1
00m秒の演算処理ループ毎に更新されて記憶回路28
1 〜28n に記憶されていく。すなわち前回の生データ
Z-1は記憶回路281 に記憶され、n回前の生データZ
-nは記憶回路28n に記憶される。ここでnは、たとえ
ば5〜10に設定されるものであり、n回前の生データ
Z-nは、時間的には500m秒〜1秒前のデータであ
る。
00m秒の演算処理ループ毎に更新されて記憶回路28
1 〜28n に記憶されていく。すなわち前回の生データ
Z-1は記憶回路281 に記憶され、n回前の生データZ
-nは記憶回路28n に記憶される。ここでnは、たとえ
ば5〜10に設定されるものであり、n回前の生データ
Z-nは、時間的には500m秒〜1秒前のデータであ
る。
【0016】各記憶回路281 〜28n の出力はデータ
有無判定回路291 〜29n に個別に入力され、これら
のデータ有無判定回路291 〜29n は、対応する生の
距離データZ-1〜Z-nが「0」のときにハイレベルの信
号を出力する。また今回入力される生の距離データはデ
ータ有無判定回路30に入力され、このデータ有無判定
回路30は、今回入力された生の距離データが「0」で
ないとき、すなわち有効な距離データが今回入力された
ときにハイレベルの信号を出力する。
有無判定回路291 〜29n に個別に入力され、これら
のデータ有無判定回路291 〜29n は、対応する生の
距離データZ-1〜Z-nが「0」のときにハイレベルの信
号を出力する。また今回入力される生の距離データはデ
ータ有無判定回路30に入力され、このデータ有無判定
回路30は、今回入力された生の距離データが「0」で
ないとき、すなわち有効な距離データが今回入力された
ときにハイレベルの信号を出力する。
【0017】各記憶回路291 〜29n ,30の出力
は、ANDゲート31に共通に入力される。このためA
NDゲート31は、n回連続して距離データが得られな
い状態が持続した後に初めて距離データが得られたとき
にハイレベルの信号を出力するものであり、それ以外の
ときにはANDゲート31の出力はローレベルである。
したがってスイッチ回路32は、n回連続して距離デー
タが得られない状態が持続した後に初めて距離データが
得られたときだけ、入力された生の距離データが入力さ
れる個別接点32aを共通接点32cに導通させるもの
であり、それ以外のときには、オフセット値設定回路3
3の出力が入力される個別接点32bを共通接点32c
に導通させている。
は、ANDゲート31に共通に入力される。このためA
NDゲート31は、n回連続して距離データが得られな
い状態が持続した後に初めて距離データが得られたとき
にハイレベルの信号を出力するものであり、それ以外の
ときにはANDゲート31の出力はローレベルである。
したがってスイッチ回路32は、n回連続して距離デー
タが得られない状態が持続した後に初めて距離データが
得られたときだけ、入力された生の距離データが入力さ
れる個別接点32aを共通接点32cに導通させるもの
であり、それ以外のときには、オフセット値設定回路3
3の出力が入力される個別接点32bを共通接点32c
に導通させている。
【0018】次にこの実施例の作用について図3を参照
しながら説明するが、図3においてAは入力される距離
データ、Bはオフセット値設定回路33の出力、Cは減
算器34の出力、Dはフィルタ回路35の出力、Eは加
算器36の出力をそれぞれ示すものである。
しながら説明するが、図3においてAは入力される距離
データ、Bはオフセット値設定回路33の出力、Cは減
算器34の出力、Dはフィルタ回路35の出力、Eは加
算器36の出力をそれぞれ示すものである。
【0019】時刻t1 において初めて生の距離データが
得られたときには、ANDゲート31の出力がハイレベ
ルとなるのに応じて、スイッチ回路32が個別接点32
aを共通接点32cに導通したスイッチング態様とな
り、今回得られた生の距離データがオフセット値設定回
路33に入力されてオフセット値O-1として設定され、
減算器34の出力は「0」となり、フィルタ回路35で
のフィルタ処理は入力「0」の状態から開始されること
になる。
得られたときには、ANDゲート31の出力がハイレベ
ルとなるのに応じて、スイッチ回路32が個別接点32
aを共通接点32cに導通したスイッチング態様とな
り、今回得られた生の距離データがオフセット値設定回
路33に入力されてオフセット値O-1として設定され、
減算器34の出力は「0」となり、フィルタ回路35で
のフィルタ処理は入力「0」の状態から開始されること
になる。
【0020】時刻t1 以降、距離データが続いて得られ
るときには、それ以降の演算処理時にはANDゲート3
1の出力がローレベルの状態が持続することになり、ス
イッチ回路32はオフセット値設定回路33のオフセッ
ト値O-1を共通接点32cに出力することになり、オフ
セット値設定回路33は演算処理ループ毎に更新される
ようにして時刻t1 で設定したオフセット値O-1を保持
することになる。
るときには、それ以降の演算処理時にはANDゲート3
1の出力がローレベルの状態が持続することになり、ス
イッチ回路32はオフセット値設定回路33のオフセッ
ト値O-1を共通接点32cに出力することになり、オフ
セット値設定回路33は演算処理ループ毎に更新される
ようにして時刻t1 で設定したオフセット値O-1を保持
することになる。
【0021】また加算器36では、フィルタ回路35に
おいて入力「0」の状態から開始されたフィルタ処理済
のデータにオフセット値O-1を加算して出力することに
なる。
おいて入力「0」の状態から開始されたフィルタ処理済
のデータにオフセット値O-1を加算して出力することに
なる。
【0022】入力される距離データが「0」となってか
らn回以上の演算処理を経過した後の時刻t2 で再び距
離データが得られたときには、初めて距離データが得ら
れたものとしてANDゲート31の出力がハイレベルと
なり、オフセット値設定回路33の設定値が更新され、
その後は、上述と同様にして演算処理が実行されること
なる。
らn回以上の演算処理を経過した後の時刻t2 で再び距
離データが得られたときには、初めて距離データが得ら
れたものとしてANDゲート31の出力がハイレベルと
なり、オフセット値設定回路33の設定値が更新され、
その後は、上述と同様にして演算処理が実行されること
なる。
【0023】ところで、入力される距離データが「0」
となってからn回未満の演算処理を経過してから再び距
離データが得られるときには、初めて距離データが得ら
れたとは判断されず、オフセット値O-1の更新もない。
したがって図4の実線で示すように距離データが何らか
の理由によって極めて短時間(たとえば500m秒〜1
秒以下)だけ欠落したときには、オフセット値O-1が更
新されないままであるので、一定時間のデータ欠損を過
去データに基づいて補充するようにした場合には、フィ
ルタ処理後の距離データが図4の破線で示すように前記
欠落部分を補うように出力されることになる。
となってからn回未満の演算処理を経過してから再び距
離データが得られるときには、初めて距離データが得ら
れたとは判断されず、オフセット値O-1の更新もない。
したがって図4の実線で示すように距離データが何らか
の理由によって極めて短時間(たとえば500m秒〜1
秒以下)だけ欠落したときには、オフセット値O-1が更
新されないままであるので、一定時間のデータ欠損を過
去データに基づいて補充するようにした場合には、フィ
ルタ処理後の距離データが図4の破線で示すように前記
欠落部分を補うように出力されることになる。
【0024】このようにして、500m秒〜1秒以下の
一定時間検出値がない状態が持続した後にデータ検出し
たときに初めて検出データが得られたものとし、そのと
きの検出生データがオフセット値O-1 として設定され
るとともに、検出データから前記オフセット値O-1 が
減算器34で減算され、減算器34の出力がフィルタ回
路35で処理されるので、フィルタ回路35のフィルタ
処理は、入力「0」の状態から開始されることになり、
データ検出以降の変動成分に対してのみ追従すればよ
い。しかもフィルタ回路35の出力に前記オフセット値
が加算器36で加算されてフィルタ処理後の距離データ
が得られるので、応答性および安定性を共に満足して誤
差の解消を図ることが可能となる。
一定時間検出値がない状態が持続した後にデータ検出し
たときに初めて検出データが得られたものとし、そのと
きの検出生データがオフセット値O-1 として設定され
るとともに、検出データから前記オフセット値O-1 が
減算器34で減算され、減算器34の出力がフィルタ回
路35で処理されるので、フィルタ回路35のフィルタ
処理は、入力「0」の状態から開始されることになり、
データ検出以降の変動成分に対してのみ追従すればよ
い。しかもフィルタ回路35の出力に前記オフセット値
が加算器36で加算されてフィルタ処理後の距離データ
が得られるので、応答性および安定性を共に満足して誤
差の解消を図ることが可能となる。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0026】たとえば物理データとして、距離データに
代えて時間データおよび相対速度を得るようにした装置
に本発明を適用することも可能であり、また車両の前後
および横方向の物理データを検出するものにあってはそ
の両方の物理データを検出するものであってもよい。ま
た上記実施例では、本発明構成がECU6におけるCP
U17内に含まれるようにしたが、コンピュータから成
る判断装置7に含まれるようにしてもよい。さらに上記
実施例では、初めてのデータ検出を「過去一定時間デー
タ検出がない状態が持続した後のデータ検出」とした
が、前述のように「一定時間のデータ欠損を過去データ
に基づいて補充するようにし、補充後のデータの前回値
が「0」で今回検出データ「有」のとき」を初めてのデ
ータ検出とするようにしてもよい。
代えて時間データおよび相対速度を得るようにした装置
に本発明を適用することも可能であり、また車両の前後
および横方向の物理データを検出するものにあってはそ
の両方の物理データを検出するものであってもよい。ま
た上記実施例では、本発明構成がECU6におけるCP
U17内に含まれるようにしたが、コンピュータから成
る判断装置7に含まれるようにしてもよい。さらに上記
実施例では、初めてのデータ検出を「過去一定時間デー
タ検出がない状態が持続した後のデータ検出」とした
が、前述のように「一定時間のデータ欠損を過去データ
に基づいて補充するようにし、補充後のデータの前回値
が「0」で今回検出データ「有」のとき」を初めてのデ
ータ検出とするようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明装置は、初めて得ら
れた検出データをオフセット値として設定するオフセッ
ト値設定回路と、検出データから前記オフセット値を減
算する減算器と、該減算器の出力を濾波するフィルタ回
路と、フィルタ回路の出力に前記オフセット値を加算し
てフィルタ処理後の物理データとする加算器とを備える
ので、フィルタ回路は初回のデータを基準としてフィル
タ処理を実行することになり、データ検出以降の変動成
分に対してのみ追従すればよいことになり、応答性およ
び安定性を共に満足して誤差の解消を図ることができ
る。
れた検出データをオフセット値として設定するオフセッ
ト値設定回路と、検出データから前記オフセット値を減
算する減算器と、該減算器の出力を濾波するフィルタ回
路と、フィルタ回路の出力に前記オフセット値を加算し
てフィルタ処理後の物理データとする加算器とを備える
ので、フィルタ回路は初回のデータを基準としてフィル
タ処理を実行することになり、データ検出以降の変動成
分に対してのみ追従すればよいことになり、応答性およ
び安定性を共に満足して誤差の解消を図ることができ
る。
【図1】図1は全体構成を示す図である。
【図2】中央演算処理回路の一部機能構成を示す図であ
る。
る。
【図3】作動タイミングチャートである。
【図4】生の距離データ変化に応じたフィルタ処理後の
データ変化を示す図である。
データ変化を示す図である。
【図5】従来のフィルタ処理による特性を示す図であ
る。
る。
1 対照物 33 オフセット値設定回路 34 減算器 35 フィルタ回路 36 加算器
Claims (1)
- 【請求項1】 対照物(1)に向けての信号の送信と、
対照物(1)からの反射信号の受信との間の時間に基づ
いて自車および対照物(1)間の物理データを演算する
車両のレーダセンサ装置において、初めて得られた検出
データをオフセット値として設定するオフセット値設定
回路(33)と、検出データから前記オフセット値を減
算する減算器(34)と、該減算器(34)の出力を濾
波するフィルタ回路(35)と、フィルタ回路(35)
の出力に前記オフセット値を加算してフィルタ処理後の
物理データとする加算器(36)とを備えることを特徴
とする車両のレーダセンサ装置。
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