JP2736839B2 - レール相互の絶縁接続装置 - Google Patents
レール相互の絶縁接続装置Info
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Description
の設置箇所に使用せられるレール相互の絶縁接続装置に
関する。
4ないし図6に示すように、レール(1) の横断面と同一
の横断面を有しかつ接続すべき2つのレールの端面間に
介在せられるフエノール樹脂含浸紙製絶縁板(2) と、レ
ール(1) の両側において両レール(1) の端部にまたがり
かつレール(1) のヘッド(1a)とフランジ(1b)間にはめ込
まれる一対の鋼製継目板(13)と、レール(1) と継目板(1
3)の間に介在せられかつ両端が継目板(13)より若干のび
た一対の樹脂含浸繊維製絶縁プレート(14)と、両レール
(1) の端部のウエブ(1c)および各プレート(14)にそれぞ
れ所定間隔をおいてあけられたボルト挿通孔(5)(16) に
対応させてあけられた継目板(13)の貫通孔(17)にはめ入
れられるプラスチック製絶縁筒(18)と、レール(1) に対
する継目板固定用ボルト(9) ・ナット(10)を備えたもの
である。
ており、筒(18)の内端はプレート(14)の貫通孔(16)まで
入り込んでいる。筒(18)の鍔(19)とボルト(9) の頭およ
びナット(10)との間には、それぞれワッシャ(20)が介在
せられている。
の絶縁装置では、継目板が鋼製で重いため、これを現場
でレールに取り付ける際の作業性が悪かった。また、プ
レートは継目板が鋼製で導電性であるため、レールと継
目板間の絶縁の必要性からポリアミド樹脂製のものが用
いられているが、これは列車通過による衝撃や振動によ
って破損したり、温度変化に基づくレールの伸縮のため
にボルトを介して加わる大きな力により損傷したりする
ことがあり、絶縁性が失われるおそれがあった。さら
に、レールや車輪の摩耗による鉄粉が絶縁プレートおよ
びその両側のレールおよび継目板上に堆積し、プレート
の絶縁性が阻害されることがあった。
し、継目板自体を絶縁体である強化プラスチックで形成
することが考えられるが、このようにすると、レールの
伸縮によりそのウエブに挿通せられているボルトの位置
が移動し、継目板に加わる長手方向の力によりボルトが
継目板の貫通孔の内周面に食込みこれを損傷せしめ、さ
らには継目板を長手方向に破壊するおそれがある。ま
た、レールに加わる車輪を介しての列車の繰り返し荷重
により、継目板の上下面とくに上面が損傷し、繊維が露
出してくるという問題が生じる。
に取り付ける際の作業性がよく、しかも絶縁性に全く問
題のないレール相互の絶縁接続装置を提供することにあ
る。
断面と同一の横断面を有しかつ接続すべき2つのレール
の端面間に介在せられる絶縁板と、レールの両側におい
て両レールの端部にまたがりかつレールのヘッドとフラ
ンジ間にはめ込まれる一対の継目板と、レールと継目板
の間にそれぞれ介在せられたプレートと、両レールの端
部のウエブおよび各プレートにそれぞれ所定間隔をおい
てあけられたボルト挿通孔に対応させてあけられた継目
板の貫通孔にはめ入れられる筒と、レールに対する継目
板固定用ボルト・ナットを備えたレール相互の絶縁接続
装置において、上記の目的を達成するために、継目板が
繊維強化プラスチック(FRP)、プレートが耐圧耐摩
耗性材料、筒が金属でそれぞれ形成せられており、しか
もプレートがレールのヘッドおよびフランジと継目板の
上下面とにそれぞれ密接せしめられるようになされ、各
筒の外径が継目板の貫通孔の内径に合致せしめられると
ともに、両レールの端部毎の複数の筒の外端がそれぞれ
両側において、筒に通じる貫通孔を有する、連結板によ
り連結せられていることを特徴とするものである。
で、必ずしも絶縁性を要求せられない。したがって、導
電性を有するプレートを用いた場合は、接続すべき2つ
のレールの端部にまたがる長さの1枚ものとせず、両レ
ール毎に分離して配しうるように2分したものが用いら
れる。しかしながら、継目板に合わせた1枚ものの方が
取扱い上便利であるので、絶縁性を有するプレートの方
が好ましい。
継目板が強化プラスチックで形成せられており従来の鋼
製のものに比べてはるかに軽いから、これをレールに取
り付ける際の作業性がよいし、絶縁上の問題もない。ま
た、プレートおよび筒が耐圧耐摩耗性の材料で形成せら
れているから、これらに列車通過による衝撃や振動が繰
り返し加わっても破損することがない。また、プレート
がレールのヘッドおよびフランジと継目板の上下面とに
それぞれ密接せしめられるようになされているから、レ
ールから継目板に加わる車輪を介しての列車の繰り返し
荷重がプレートによって緩和される。
が金属製で圧縮強度が大きくかつその外径が継目板の貫
通孔の内径に合致せしめられているから、レールの伸縮
によりそのウエブに挿通せられているボルトの位置が移
動し、継目板に加わる長手方向の力が金属製の筒で受け
止められるばかりか、両レールの端部毎の複数の筒がそ
れぞれ両側において筒に通じる貫通孔を有する連結板で
連結せられているから、ボルトから筒を介して継目板に
加わる力が分散緩和せられる。
て説明する。
ル(1) の横断面と同一の横断面を有しかつ接続すべき2
つのレール(1) の端面間に介在せられるフェノール樹脂
含浸紙製絶縁板(2) と、レール(1) の両側において両レ
ール(1) の端部にまたがりかつレール(1) のヘッド(1a)
とフランジ(1b)間にはめ込まれる一対の継目板(3) と、
レール(1) と継目板(3) の間に介在せられかつ両端が継
目板(3) より若干のびた一対のプレート(4) と、両レー
ル(1) の端部のウエブ(1c)および各プレート(4) にそれ
ぞれ所定間隔をおいてあけられているボルト挿通孔(5)
(6)に対応させてあけられた継目板(3) の貫通孔(7) に
はめ入れられる筒(8) と、レール(1) に対する継目板固
定用ボルト(9) ・ナット(10)を備えている。
(4) は耐圧耐摩耗性材料、筒(8) は金属でそれぞれ形成
せられており、しかもプレート(4) がレール(1) のヘッ
ド(1a)およびフランジ(1b)と継目板(3) の上下面とにそ
れぞれ密接せしめられるようになされ、各筒(8) の外径
が継目板(3) の貫通孔(7) の内径に合致せしめられてい
る。即ち、筒(8) の外径は納まり上の不具合が生じない
程度の遊びを有する如く、貫通孔(7) の内径より極僅か
に小となされている。
(8) の外端がそれぞれ両側において、筒(8) に通じる貫
通孔(11)を有する、連結板(12)により連結せられてい
る。
ックの強化繊維としてはガラスマットを表面側に配する
とともに、内部においてガラスクロスおよびガラスロー
ビングを交互に配したものを、樹脂としては熱硬化性樹
脂をそれぞれ用い、この強化プラスチックを図3に示す
ような横断面形状でかつ厚さ40mm、高さ100mmのも
のに引抜き成形し、これを560mmに切断したのち、長
手方向4か所に直径28mmの貫通孔(7) をあけることに
より継目板(3) を得た。
製のものであって、厚さ3mm、高さ110mm、長さ58
0mmとし、これに直径30mmのボルト挿通孔(6) を4つ
あけものである。また、筒(8) は鋼製であって、外径2
8mm、厚さ3mm、長さ40mmとした。さらに、連結板(1
2)も鋼製であって、厚さ3mm、高さ50mm、長さ180
mmとし、直径22mmの貫通孔(11)を2つあけたものであ
り、筒(8) はこれに溶接せられている。
置によれば、継目板をレールに取り付ける際の作業性が
よいから、電車の運行しない夜から早朝にかけての限ら
れた時間にレール相互の接続を行なうのに非常に有利で
あるし、継目板自体が絶縁体であるからレールや車輪の
摩耗による鉄粉の堆積で絶縁性が阻害されるようなこと
もなく、絶縁上の問題が全くない。
圧耐摩耗性を有するプレートによって保護せられている
から、列車通過による衝撃や振動が繰り返し加わっても
破損することがなく、さらに、プレートによって、レー
ルから継目板に加わる車輪を介しての列車の繰り返し荷
重が緩和されるから、継目板の上下面が損傷し、繊維が
露出するというようなおそれがない。
通せられているボルトの位置が移動し、継目板に加わる
長手方向の力が金属製の筒で受け止められるばかりか、
両レールの端部毎の複数の筒がそれぞれ両側において筒
に通じる貫通孔を有する連結板で連結せられているか
ら、ボルトから筒を介して継目板に加わる力が連結板の
存在により分散緩和せられ、その結果、継目板の損傷が
防止せられるし、複数の筒が1つの連結板で連結せられ
ているので、取り扱いおよび補修のさいの交換に便利で
ある。
面図である。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 レールの横断面と同一の横断面を有しか
つ接続すべき2つのレールの端面間に介在せられる絶縁
板と、レールの両側において両レールの端部にまたがり
かつレールのヘッドとフランジ間にはめ込まれる一対の
継目板と、レールと両継目板の間にそれぞれ介在せられ
たプレートと、両レールの端部のウエブおよび各プレー
トにそれぞれ所定間隔をおいてあけられているボルト挿
通孔に対応させてあけられた継目板の貫通孔にはめ入れ
られる筒と、レールに対する継目板固定用ボルト・ナッ
トを備えたレール相互の絶縁接続装置において、継目板
が繊維強化プラスチック、プレートが耐圧耐摩耗性材
料、筒が金属でそれぞれ形成せられており、しかもプレ
ートがレールのヘッドおよびフランジと継目板の上下面
とにそれぞれ密接せしめられるようになされ、各筒の外
径が継目板の貫通孔の内径に合致せしめられるととも
に、両レールの端部毎の複数の筒の外端がそれぞれ両側
において、筒に通じる貫通孔を有する、連結板により連
結せられていることを特徴とするレール相互の絶縁接続
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13884392A JP2736839B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | レール相互の絶縁接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13884392A JP2736839B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | レール相互の絶縁接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05331801A JPH05331801A (ja) | 1993-12-14 |
JP2736839B2 true JP2736839B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=15231490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13884392A Expired - Lifetime JP2736839B2 (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | レール相互の絶縁接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736839B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3315458B2 (ja) * | 1993-03-29 | 2002-08-19 | 積水化学工業株式会社 | レール用継目部材 |
RU209152U1 (ru) * | 2021-04-18 | 2022-02-03 | Общество с ограниченной ответственностью "Информационные технологии" (ООО "ИнфоТех") | Планка стопорная для крепления боковых накладок изолирующего стыка |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP13884392A patent/JP2736839B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05331801A (ja) | 1993-12-14 |
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