JP2736709B2 - 交流電源方式の負荷駆動制御装置 - Google Patents

交流電源方式の負荷駆動制御装置

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JP2736709B2
JP2736709B2 JP3096827A JP9682791A JP2736709B2 JP 2736709 B2 JP2736709 B2 JP 2736709B2 JP 3096827 A JP3096827 A JP 3096827A JP 9682791 A JP9682791 A JP 9682791A JP 2736709 B2 JP2736709 B2 JP 2736709B2
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/14Control arrangements for mechanically-driven presses
    • B30B15/142Control arrangements for mechanically-driven presses controlling the brake or the clutch

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、交流電源方式の負荷駆
動制御装置に関する。特に、半導体素子を含む構成要素
の故障を自動検出できる負荷駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、プレス機械のクラッチ・ブレー
キ用エアーを供給・排出するソレノイド弁等負荷の駆動
制御は、適時で正確に行われるべきである。また、40
0SPMを越えるようなプレス機械等では、メカスイッ
チ,補助リレー等から形成された負荷駆動制御によって
いたのでは追従速度が追いつかないので、交流電源開閉
手段として半導体素子を採用せざるを得ない。
【0003】かくして、従来は、図8に示す如く、負荷
のON−OFF指令信号に基づく駆動信号CNT(トリ
ガパルスTP)でON−OFF制御されるトライアック
等の交流スイッチング半導体素子11とソレノイド等負
荷15とを交流電源ACに直列接続した交流電源方式
か、図9に示すように1次側が交流電源ACに接続され
た整流器Ref.とこの整流器Ref.の2次(DC)
側に負荷115と直列接続されたトランジスタ等の直流
スイッチング半導体素子115とを含み形成された直流
電源方式かの、いずれかが選択的に採用されていた。
【0004】一般的には、図9の直流電源方式は、駆動
信号DRVのON−OFFに対してタイミング的にバラ
ツキが無く負荷115をON−OFFできるが、サージ
吸収用ダイオード等の電気回路定数によってはOFF時
間が延びる場合がある。一方、図8の交流電源方式は、
電源設備の関係からコストが低くかつ高速駆動ができ
る。したがって、多くの場合には、交流電源方式が採用
されているのが実情である。
【0005】ところで、交流電源方式の負荷駆動制御装
置を採用する上記プレス機械,射出成形機等々の産業機
械では、一層の安全性向上の観点からその構成要素が慎
重に吟味されている。特に、その主要部をなす図8の半
導体素子11は、対称故障性を有するつまり導通側に壊
れまたは遮断側に壊れる性質を有するので、駆動信号C
NT(TP)をONしても遮断側に壊れていると負荷1
5は駆動されない。しかし、この状態はいわゆる安全側
であるから、あまり問題とならないことが多い。
【0006】これに対し、駆動信号CNTをOFFして
も、半導体素子11が導通側に壊れていると、非常に危
険である。例えば、負荷15が上記プレス機械のクラッ
チ・ブレーキ用ソレノイドの場合、プレス停止信号を出
力(駆動信号CNTをOFF)してもプレス停止されな
いから、金型等機器の破損はもとより人身大事故を起し
てしまう。すなわち、停止指令をしたにも拘わらず、各
種産業機械が運転続行されることは到底許されるもので
なく、安全性と信頼性を阻害する。
【0007】なお、この安全性問題については、トラン
スの1次側に駆動信号CNTのONで出力されるクロッ
クパルスを加え、その2次側に負荷(15)を接続すれ
ば、トランスが非対称故障性ゆえ安全性が確保されると
いう考え方がある。しかし、この場合には負荷(15)
のON側もOFF側にもタイムラグ等が生じるので高速
性、バラツキが解消されず、またトランス等によるコス
トアップとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】かくして、半導体素子
11を用いた交流電源方式の負荷駆動制御装置では、半
導体素子、回路系の信頼性を上げることはもとより、一
層の安全で円滑な運転をするためには、確実でしかもフ
ェイルセイフ機能を備えることが重要である。ここに本
発明の目的は、半導体素子を含む構成要素の故障を迅速
かつ正確に検出するとともにその故障内容をも判定で
き、もって完壁なフェイルセイフ機能を確立することの
できる交流電源方式の負荷駆動制御装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動信号でO
N−OFF駆動される半導体素子を通して印加した交流
電源によってソレノイド等負荷を駆動する交流電源方式
の負荷駆動制御装置において、前記半導体素子がOFF
状態の場合に前記交流電源に同期した信号を発生するゼ
ロクロス同期パルス信号発生手段と、前記負荷のON−
OFF指令信号とゼロクロス同期パルス信号と前記駆動
信号との出力状態の組合せから決まる前記半導体素子等
の故障の有無判別データを記憶させる判別データ記憶手
段と、入力された各信号と判別データ記憶手段に記憶さ
れた判別データとを比較して前記半導体素子を含む構成
要素の故障を自動検出する故障検出手段とを備えた交流
電源方式の負荷駆動制御装置である。
【0010】
【作用】本発明では、半導体素子の駆動信号のON状
態,OFF状態に拘わらず、半導体素子がOFF状態の
場合には、ゼロクロス同期パルス信号発生手段からゼロ
クロス同期パルス信号が発生される。すなわち、交流電
源の極性反転に基づき、半導体素子がオープン,遮断側
故障の場合を含むOFF状態でゼロクロス同期パルス信
号を発生させ、導通側故障の場合を含むON状態では発
生されない。
【0011】ここに、故障検出手段は、入力された負荷
のON−OFF指令信号と半導体素子の駆動信号とゼロ
クロス同期パルス信号との組合せ状態を判別データ記憶
手段に記憶されていた判別データと比較して、半導体素
子の制御不良,短絡,オープンからの制御系の電路断線
や駆動制御装置自体の故障まで自動検出できる、ととも
に負荷ON状態時の正常,OFF状態時の正常までも検
出でき、完璧なフェイルセイフ機能を簡単に確立でき
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1を参照して説明
する。図1において、15A,15Bはプレス機械のク
ラッチ・ブレーキ用電磁弁のソレノイドで負荷を形成す
る。この実施例では、安全確保のためダブルソレノイド
電磁弁(15A,15B)とされている。
【0013】10A(10B)は、ソレノイド15A
(15B)の駆動制御回路で、交流電源AC(AC)と
ソレノイド15A(15B)と半導体素子としてのトラ
イアック11A(11B)を直列接続した構成である。
なお、61A,61Bについては後記する。このトライ
アック11A(11B)は、制御盤30からの駆動信号
CNTをパルストランス12A(12B)を介して生成
したトリガパルスTP(実質的には駆動信号である。)
でON−OFF制御される。なお、パルストランス12
A(12B)の2次側は、トライアック11A(11
B)にダイオード13A(13B),抵抗14A(14
B)を介して接続されている。
【0014】制御盤30は、駆動操作盤1(交流電源A
C,手押スイッチ2,抵抗3,ホトカプラ4)からのO
N−OFF指令信号SSに基づき、電源ゼロクロス同期
回路20からの同期信号ZCRSと同期させた上記駆動
信号CNTを出力するもので、この実施例では照合方式
2系統としてON−OFF指令信号SSおよび駆動信号
生成における一層の安全性を図っている。
【0015】すなわち、一方系(他方系)は、バス37
A(37B)で接続されたCPU31A(31B)、メ
モリ32A(32B)、入力ラッチ回路33A、34A
(33B、34B)、出力ラッチ回路35A(35
B)、出力ドライバ36A(36B)からなり、両者は
バス照合回路40を介してバス接続されている。つま
り、駆動操作盤1からのON−OFF信号SSは、入力
ラッチ回路33A(33B)でラッチされ各系でその有
効性等を判断されかつバス照合回路40で相互に照合さ
れる。したがって、出力ラッチ回路35A(35B)、
出力ドライバ36A(36B)から出力される駆動信号
CNT(CNT)は、ダブルチェックにより信頼性が非
常に高いものとなる。
【0016】さらに詳しくは、この実施例における駆動
操作盤1の手押スイッチ2は、プレス機械を寸動モード
(手押スイッチ2を押し続けている間だけクラッチ・ブ
レーキ用ソレノイド15A,15Bを駆動してプレス運
転する。)の運転用とされている。ここに、駆動操作盤
1は交流電源ACを電源とするもので、手押しスイッチ
2を押し続けると、パルス信号発生器としてのホトカプ
ラ4から交流電源ACに同期したON指令信号SSが出
力(Hレベル)される。因に、OFF指令信号(SS)
とは、ON指令信号SSが出力されない(Lレベル)状
態である。
【0017】したがって、CPU31A(31B)は、
後記電源ゼロクロス同期回路20からの交流電源ACの
ゼロクロスポイントに同期させた同期信号ZCRSと、
入力されたON指令信号SSとを比較して、両信号S
S,ZCRSの同期チェックを行う。両信号SS,ZC
RSが同期していれば、駆動操作盤1は正常であるが、
同期していなければ例えばホトカプラ4が異常であると
わかる。しかも、両系の同期チェック結果がバス照合回
路40で相互照合される。
【0018】よって、駆動信号CNTは、信頼性あるO
N指令信号SSを基にかつさらに同期信号ZCRSと同
期されるから、各構成要素が正常であるとの裏付けの基
に出力されるものであり、その安全確実性が保障され
る。
【0019】因に、手押スイッチ2を一度押操作すれば
プレス機械を連続運転させるいわゆる連続モードとする
場合には、駆動操作盤1をホールド型とすればよい。
【0020】なお、電源ゼロクロス同期回路20は、図
1に示す如く、交流電源ACに接続された一対双方向の
パルス信号発生用のホトカプラ21A,21Bと、NA
NDゲート22A,22Bからなるフリップ・フロップ
回路22と、一対のワンショット回路23A,23B
と、2入力のNANDゲート24からなり、各信号の出
力タイミングを現わす図2に示すように、交流電源AC
のゼロクロスポイントに同期させた同期信号ZCRSを
出力する。
【0021】この同期信号ZCRSは、各系のCPU3
1A,31Bに割込信号として入力される。したがっ
て、制御盤30から出力される駆動信号CNTは、上記
の通り交流電源ACのゼロクロス(ZCRS)に同期さ
れているから、半導体素子(11A,11B)に駆動信
号CNT(トリガパルスTP)を加えれば、トライアッ
ク11A,11Bを連続してONさせることができる。
なお、駆動信号CNT(TP)をOFFすれば、次のゼ
ロクロスポイントにおいてトライアック11A,11B
を自動的にOFFすることができる。
【0022】以上から、本実施例における負荷駆動制御
装置は、駆動操作盤1,電源ゼロクロス同期回路20,
制御盤30,パルストランス12A,12B,駆動制御
回路10A,10Bとから構成されていると理解され
る。
【0023】ここに、本駆動制御装置〔10A,(10
B)〕には、その交流電源ACに同期したゼロクロス同
期パルス信号FB1,FB2を発生するゼロクロス同期
パルス信号発生手段50A(50B)と、判別データ記
憶手段32A(32B)と、故障検出手段〔31A,3
2A(31B,32B)〕とが具備されている。また、
フェイルセイフ機能を確立するために、バス照合回路4
0から出力される異常検出信号EMGで働く安全回路6
0と交流電源ACの遮断器61A,61Bとが設けられ
ている。
【0024】まず、ゼロクロス同期パルス信号発生手段
50A(50B)は、半導体素子たるトライアック11
A(11B)に並列接続された一対のパルス信号発生器
51A,52A(51B,52B)からなる。したがっ
て、パルス信号発生器51A,52A(51B,52
B)からは、各信号の出力タイミングを示す図2に示す
如く、180度位相のずれたゼロクロス同期パルス信号
FB1,FB2が出力される。すなわち、ゼロクロス同
期パルス信号FB1(FB2)は、トライアック11A
(11B)の対応素子要素がOFF状態にあるときに出
力され、ON状態では出力されない。
【0025】なお、OFF状態とは、駆動信号CNT
(トリガパルスTP)が入力されないOFF状態はもと
より、対応素子要素のオープンや遮断側故障の場合も含
む。一方、ON状態とは駆動信号CNT(TP)が入力
されたときのON状態のみならず対応素子要素の導通側
故障,短絡の場合も含む。
【0026】そして、このゼロクロス同期パルス信号F
B1,FB2は、制御盤30の入力ラッチ回路34A,
34Bにそれぞれに入力される。バス照合回路40で2
系統の照合をするためである。この理由は、故障検出手
段(31A,32A、31B,32B)が、この実施例
では制御盤30の構成要素とそれらが持つ機能を利用し
て構築されているからである。このため、駆動信号CN
T,CNTは、制御盤30内で得られるので、外部から
は入力されない。
【0027】次に、判別データ記憶手段は、負荷15A
(15B)のON−OFF指令信号(SS)とゼロクロ
ス同期パルス信号FB1,FB2と前記駆動信号CNT
との出力状態の組合せから決まる前記半導体素子11A
(11B)等の故障の有無判別データを記憶させる手段
で、この実施例ではRAMからなるメモリ32A(32
B)から形成されている。この判別データとは、負荷1
5A(15B)のON−OFF指令信号SSに基づく、
OFF状態での異常判別データ(図5,図6)、ON状
態での異常判別データ(図7)である。また、この実施
例ではON状態での正常判別データ(図3)、OFF状
態での正常判別データ(図4)も含むものとされてい
る。
【0028】さて、故障検出手段は、入力された各信号
CNT,FB1,FB2を一時記憶するメモリ32A
(32B)と、この一時記憶内容と判別データ記憶手段
32A(32B)に記憶された判別データとを比較して
故障の有無とその内容を検出するCPU31A(31
B)からなる。
【0029】ここに、図5に示す状態は、クラッチ・ブ
レーキをOFF指令した状態つまり駆動信号CNTが出
力されていない状態(Lレベル)であるから、トライア
ック11A(11B)はOFFである。したがって、正
常時には図4に示すように、両パルス信号発生器51
A,52A(51B,52B)からは、両ゼロクロス同
期パルス信号FB1,FB2が出力(Hレベル)されて
いる筈である。しかし、信号FB1が出力されていな
い。つまり、パルス信号発生器51A(51B)に対応
するトライアック11A(11B)の片側の対応素子要
素が制御不良か導通側故障ということになる。
【0030】また、図6に示す状態では、駆動信号CN
TがLレベルであるから、正常であれば図4に示すよう
に両信号FB1,FB2はともに出力されるべきのとこ
ろ、両信号FB1,FB2ともに出力されていない。つ
まり、半導体素子つまりトライアック11A(11B)
の両極性用素子要素が短絡(導通側)故障か、駆動制御
回路10A(10B),制御盤30等の電路が断線して
いるとわかる。
【0031】さらに、図7に示す状態では、クラッチ・
ブレーキのON指令により駆動信号CNTが出力(Hレ
ベル)されているから、トライアック11A(11B)
はONであり負荷15A(15B)を駆動している。し
たがって、正常時には図3に示すように両パルス信号F
B1,FB2はLレベルであるべきだが、両パルス信号
FB1,FB2はともにHレベルとなっている。これ
は、トライアック11A(11B)がオープンか遮断側
故障である。
【0032】なお、かかる故障検出手段〔31A,32
A(31B,32B)〕によれば、クラッチ・ブレーキ
のON指令中は、図3に示す如く、駆動信号CNTがH
レベルで、両信号FB1,FB2がLレベルであり、こ
の信号組合せならば半導体素子10A(11A,11
B)を含む駆動制御系全体が正常と判別できる。一方、
OFF指令中は、図4に示す信号組合せなら、この場合
にも半導体素子11A(11B)を含む駆動制御系全体
が正常とわかる。つまり、負荷15A(15B)の駆動
中はもとより停止中の故障も常に監視できる。
【0033】次に、バス照合回路40は、この故障検出
手段(31A,32A)および(32B,32B)のい
ずれか一方または双方が“故障”と判別検出した場合
に、電磁リレーRYからなる安全回路60へ異常検出信
号EMG(Lレベル)つまり緊急停止の旨を出力する。
すると、安全回路60は、各駆動制御回路10A,10
Bに接続されたリレー補助接点からなる遮断器61A,
61Bに電源遮断信号FSS(リレー補助接点の場合に
はOFF)を出力して、交流電源AC,ACを強制的に
遮断する。つまり、半導体素子11A,11Bに危険側
の導通故障等があれば、直ちに負荷15A,15Bを安
全側にOFFすることができる。
【0034】さらに詳しくは、バス照合回路40は正常
時にのみ信号EMGをHレベルとし、リレーRY(6
0)を励磁してリレー補助接点(61A,61B)をO
Nさせる各駆動制御回路10A,10Bの交流電源AC
を生かす。一方、故障検出手段(31A,32A、31
B,32B)が故障を検出しあるいは各系(31A、3
1B)がON−OFF指令信号SSの有効性を否定した
場合、さらには制御盤30の電源が切れた場合等々にお
いて、異常検出信号EMGを出力(Lレベル)としてリ
レーRY(60)を非励磁つまり補助接点(61A,6
1B)をOFFする。したがって、一層の安全性が確約
される。よって、完璧なフェイルセイフ機能が確立され
る。
【0035】なお、バス照合回路40は、この実施例の
場合、上記したON−OFF指令信号SSが同期信号Z
CRSと同期しない異常時においても、異常検出信号E
MGを出力するものと形成されている。
【0036】次に、作用を説明する。 (クラッチ・ブレーキOFF状態)負荷15A(15
B)を駆動しない状態では、入力ラッチ回路33A(3
3B)には駆動操作盤1からのOFF指令信号SS(L
レベル)がラッチされている。また、駆動信号CNT
(TP)はLレベルでありトライアック11A(11
B)はOFFで、パルス信号発生器51A,52A(5
1B,52B)からはゼロクロス同期パルス信号FB
1,FB2が出力されている。したがって、故障検出手
段としてのCPU31A(31B)は、入力された両信
号FB1,FB2と制御盤30内で読取ったOFF指令
信号SSと駆動信号CNTとの組合せ状態を、判別デー
タ記憶手段としてのメモリ32A(32B)に記憶され
ていた判別データと比較して、図4に示す状態であれば
正常と判断し、図5に示す状態ならトライアック11A
(11B)の片側素子要素が故障、図6に示す状態であ
ればトライアック11A(11B)が導通側故障等と検
出する。
【0037】したがって、プレス運転前に、故障検出手
段〔31A,32A(31B,32B)〕が“正常”と
判断した場合には、何時でもクラッチ・ブレーキをON
させてプレス運転に入れる。一方、“異常”と検出され
た場合には、故障のままプレス運転に入る危険性がなく
なり、当該故障を早急かつ的確に修理できるので生産性
を向上できる。
【0038】(クラッチ・ブレーキON状態)駆動操作
盤1の手押スイッチ2で負荷15A(15B)の運転
(ON)指令を行と、ON指令信号SS(Hレベル)が
入力ラッチ回路33A,33Bにラッチされる。する
と、両系(31A,31B)は電源ゼロクロス同期回路
20からの同期信号ZCRSの割込入力を待って、ON
指令信号SSの有効性をチェックし、引続き交流電源A
Cのゼロクロスに同期させた駆動信号CNTを出力ラッ
チ回路35A(35B),出力ドライバ36A(36
B)を通して、パルストランス12A(12B)に出力
する。ON指令信号SSが有効でないと判定されると、
CPU31A,31Bは、異常検出信号EMGを出力
(Lレベル)し、両駆動制御回路10A,10Bを交流
電源ACから切離す。もとより、駆動信号CNTも出力
されず安全性が確実となる。
【0039】このように、バス照合回路40で、CPU
31A側の系とCPU31B側の系との同期性かつ整合
性が照合されるから、出力される駆動信号CNTの信頼
性は高い。この段階で、駆動信号CNTは故障検出手段
〔31A,32A(31B,32B)〕に入力されたと
解することができる。
【0040】さて、駆動信号CNTは、パルストランス
12A(12B)でトリガパルスTPに変換され半導体
素子としてのトライアック11A(11B)を駆動(O
N)する。したがって、両パルス信号発生器51A,5
2A(51B,52B)からの信号FB1,FB2はL
レベルとなる。つまり、トライアック11A(11B)
および駆動制御系全体が正常であれば、図4に示す信号
組合せ状態から、図3に示す信号組合せ状態に変化す
る。よって、正常なプレス運転がされていることを確認
できる。
【0041】しかし、図7に示す如く、両信号FB1,
FB2がHレベルで引続き出力されているならば、故障
検出手段〔31A,32A(31B,32B)〕はトラ
イアック11A(11B)が遮断側故障,素子オープン
状態あるいは電路の断線であると故障検出する。したが
って、作業者は適格な修理を迅速に行える。
【0042】(プレス運転停止)プレス運転停止指令を
行うと、入力ラッチ回路33A(33B)にはON指令
信号に変ってOFF指令信号SSがラッチされる。そし
て、信号CNT,FB1,FB2の組合せは図3に示す
状態から、図4に示す状態に変化する。すなわち、駆動
信号CNTがLレベルとなりトライアック11A(11
B)はOFFとなり、負荷たるソレノイド15A(15
B)は非励磁となりクラッチ・ブレーキがOFF動作し
てスライドが所定位置に停止する。
【0043】つまり、両パルス信号発生器51A,52
A(51B,52B)から、信号FB1,FB2が出力
(Hレベル)される。したがって、故障検出手段31
A,32A(31B,32B)は、正常と判断するの
で、安全で確実に停止されたことがわかる。
【0044】しかし、駆動信号CNTがLレベルとなっ
たにも拘わらず、図5に示すように一方信号FB1がL
レベルのままなら、故障検出手段31A、31Bがトラ
イアック11A(11B)の一方素子要素が導通状態に
ある旨の故障を検出する。さらに、図6に示す状態であ
れば、両素子要素ともに制御不能で短絡状態にある最悪
的故障と判断する。かくして、故障検出手段が半導体
(11A、11B)等が故障と検出すると、バス照合回
路40は異常検出信号EMGを出力(Lレベル)し、安
全回路60、遮断器61A、61Bは駆動制御回路10
A、10Bの交流電源AC、ACを緊急遮断する。よっ
て、負荷(15A、15B)はOFFとされ、完璧なフ
ェイルセイフとなる。
【0045】しかして、この実施例によれば、半導体素
子11A(11B)に並列接続されたゼロクロス同期パ
ルス信号発生手段51A,52A(51B,52B)
と、故障有無判別データを記憶する判別データ記憶手段
〔32A(32B)〕と、故障検出手段〔31A,32
A(31B,32B)〕とを設け、入力された各信号C
NT,FB1,FB2の組合せ状態を判別データと比較
して、半導体素子11A(11B)を含む駆動制御系全
体の故障を自動検出する構成とされているので、負荷1
5A(15B)を安全かつ確実に運転でき、信頼性が高
い。よって、機械及び作業者の保護と生産能力の向上を
確約できる。
【0046】また、ゼロクロス同期パルス信号発生手段
50A(50B)は、半導体素子たるトライアック11
A(11B)がOFF状態にあるときにゼロクロス同期
パルス信号FB1,FB2を出力する一対のパルス信号
発生器51A,52A(51B,52B)から形成され
ているので、図5〜図7に示す故障検出のみならず、図
3,図4に示す如く負荷15A(15B)のON動作状
態時及びOFF動作状態時の正常状態をも監視できる。
【0047】また、判別データ記憶手段32A(32
B)に記憶される判別データは、駆動信号CNT,ゼロ
クロス同期パルス信号FB1,FB2およびON−OF
F指令信号SSの組合せ状態として形成されているの
で、特に半導体素子(11A,11B)の導通側故障,
遮断側故障,オープン,制御不能等の他に、駆動制御回
路10A(10B),制御盤30の駆動・制御特性やそ
の電路の断線等の故障を内容とともに判別できる。しか
も、3値チェックのため確実判別できる。
【0048】また、故障検出手段は、CPU31A(3
1B)から形成されているので高速で正確な故障検出が
できる、とともに“正常”や故障検出時の“異常”の表
示信号やプレスインターロック信号を簡単に出力でき
る。また、負荷たるソレノイド電磁弁はダブルソレノイ
ド15A,15Bからなり、各ソレノイド15A,15
Bに専用の駆動制御回路10A,10Bを設けた構成で
あるから、機械的、電子的に一層の安全性が保障され
る。
【0049】また、駆動制御装置の一部を形成する制御
盤30は、バス37A(37B)で接続されたCPU3
1A側の系とCPU31B側の系とのダブル系統とされ
かつ両系の整合性,同期性をバス照合回路40で照合す
る構成とされているので、出力される駆動信号CNTの
信頼性を著しく高いものとすることができる。このこと
は、故障検出手段〔31A,32A(31B,32
B)〕の故障検出動作もダブルチェックとなるので、検
出結果も高信頼のものとなる。
【0050】さらに、バス照合回路40つまり制御盤3
0は、故障検出手段(31A,32A、31B,32
B)が故障を検出すると、異常検出信号EMGを出力し
各駆動制御回路10A,10Bの交流電源ACを緊急遮
断する。したがって、半導体素子11A,11Bが短絡
等故障となっても負荷(15A,15B)を安全側のO
FFとすることができるから、クラッチ・ブレーキを動
作させプレス停止できる。よって、完璧なフェイルセイ
フ機能を確立できる。
【0051】さらにまた、ON−OFF指令信号SSを
出力する駆動制御盤1を交流電源AC方式とし、各系
(31A,31B)で電源ゼロクロス同期回路20から
の同期信号ZCRSと同期チェックしているので、この
点からも駆動信号CNTの確実性と安全性が確約され
る。
【0052】なお、以上の実施例では、負荷がプレス機
械のクラッチ・ブレーキ用ソレノイド15A,15Bと
されていたが、半導体素子(11A,11B)をON−
OFF制御して駆動する負荷であればソレノイドでなく
てもよい。また、プレス機械に限定されず射出成形機等
あらゆる産業機械にも適用される。
【0053】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、交流電源
方式の負荷駆動制御装置において、ゼロクロス同期パル
ス信号発生手段と判別データ記憶手段と故障検出手段と
を設け、ON−OFF指令信号に基づく駆動信号と両ゼ
ロクロス同期パルス信号との組合せ状態で負荷ON状態
およびOFF状態における半導体素子の故障を自動検出
できる構成であるから、半導体素子の導通側,遮断側故
障のみならず駆動制御回路等自体の故障や電路断線等を
迅速かつ正確にその内容とともに検出できる。よって、
完璧なフェイルセイフ機能の確立と作業の高速性・安全
性とを保障でき、機器・人身の保護および生産能率を確
約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構成図である。
【図2】同じく、各信号の出力タイミングを説明するた
めのタイミングチャートである。
【図3】同じく、負荷ON状態における正常時の各信号
出力のタイミングチャートである。
【図4】同じく、負荷OFF状態における正常時の各信
号出力のタイミングチャートである。
【図5】同じく、負荷OFF状態における異常時(1)
の各信号のタイミングチャートである。
【図6】同じく、負荷OFF状態における異常時(2)
の各信号のタイミングチャートである。
【図7】同じく、負荷ON状態における異常時の各信号
のタイミングチャートである。
【図8】従来の交流電源方式の負荷駆動制御装置を説明
するための図である。
【図9】従来の直流電源方式の負荷駆動制御装置を説明
するための図である。
【符号の説明】
1 駆動操作盤 2 手押スイッチ 10A,10B 駆動制御回路 11A,11B トライアック(半導体素子) 12A,12B パルストランス 15A,15B ソレノイド(負荷) 20 電源ゼロクロス同期回路 22(22A,22B) フリップ・フロップ回路 23A,23B ワンショット回路 30, 制御盤 31A,31B CPU(故障検出手段) 32A,32B メモリ(故障検出手段,判別データ記
憶手段) 33A,33B、34A,34B 入力ラッチ回路 35A,35B 出力ラッチ回路 36A,36B 出力ドライバ 40 バス照合回路 50A,50B ゼロクロス同期パルス信号発生手段 51A,52A、51B,52B パルス信号発生器 60 安全回路 61A,61B 遮断器 AC 交流電源 SS ON−OFF指令信号 ZCRS 同期信号 CNT 駆動信号 TP トリガパルス FB1,FB2 ゼロクロス同期パルス信号 EMG 異常検出信号 FSS 電源遮断信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動信号(CNT)でON−OFF駆動
    される半導体素子(11A)を通して印加した交流電源
    (AC)によってプレス機械のクラッチ・ブレーキ用の
    ソレノイドのソレノイド負荷(15A)を駆動する交流
    電源方式の負荷駆動制御装置において、 前記半導体素子(11A)がOFF状態の場合に前記交
    流電源(AC)に同期した信号(FB1、FB2)を発
    生するゼロクロス同期パルス信号発生手段(51A、5
    2A)と、 前記負荷(15A)のON−OFF指令信号(SS)と
    ゼロクロス同期パルス信号(FB1、FB2)と前記駆
    動信号(CNT)との出力状態の組合せから決まる前記
    半導体素子(11A)の故障の有無判別データを記憶さ
    せる判別データ記憶手段(32A)と、 入力された各信号と判別データ記憶手段(32A)に記
    憶された判別データとを比較して前記半導体素子(11
    A)を含む構成要素の故障を自動検出する故障検出手段
    (31A、32A)とを備えた交流電源方式の負荷駆動
    制御装置。
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DE69212373T DE69212373T2 (de) 1991-04-26 1992-04-27 Regelung des Kupplungs-Bremsantriebes einer Presse
EP92303791A EP0511028B1 (en) 1991-04-26 1992-04-27 Clutch-brake drive control for a press machine

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