JP2736562B2 - トラス端太を用いた型枠支保構造 - Google Patents

トラス端太を用いた型枠支保構造

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JP2736562B2 JP20365490A JP20365490A JP2736562B2 JP 2736562 B2 JP2736562 B2 JP 2736562B2 JP 20365490 A JP20365490 A JP 20365490A JP 20365490 A JP20365490 A JP 20365490A JP 2736562 B2 JP2736562 B2 JP 2736562B2
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秀雄 佐藤
豊二 田中
一三 吉川
恭輔 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、トラス端太を用いた型枠支保構造に関する
ものである。
「従来の技術と発明が解決しようとする課題」 堰板を外側で保持する型枠支保工には、単管、端太角
等による縦端太と横端太が用いられ、これらの端太材
は、セパレータと協働して堰板間の距離を確保する型枠
締付け金物にナットを螺合させて、該ナットで端太材に
当てた座金を締め付けることにより、堰板の外側に固定
される。また、ときには、型枠締付け金物に楔付き受金
物を設けて、該受金物に端太材を受け、かつ楔等で締め
付けることにより固定される。
しかし、使用される端太材は、型枠の強度上かなりの
本数を要し、これらを専ら人手によりそれぞれ各所にて
上述のようにして仮設し、そして、施工後に再び撤去し
なければならないので、多数の人員と、多大な手数がか
かり、また、かなり重量があるため、作業が容易でな
く、人手不足の今日、早急な改善が望まれている。
本発明は、斯る要望を満足せしめようとするものであ
る。
「課題を解決するための手段」 請求項第1項の一の発明は、並行する2条の下弦材と
1条の上弦材とを有して断面逆V字状をなし、両下弦材
を堰板の外面へ当接させるトラス端太を設け、また、セ
パレータと協働して堰板間の距離を確保する型枠締付け
金物の後端部を上記トラス端太の背より長く伸長させる
とともに、該後端部に上記トラス端太の上弦材へ圧接さ
せる楔又はテーパピンを抜き差し自在に装備させたこと
を特徴とする。
而して、請求項第2項の他の一の発明は、並行する2
条の下弦材と1条の上弦材とを有して断面逆V字状をな
し、両下弦材を堰板の外面へ当接させるトラス端太を設
け、該トラス端太の外側で該トラス端太の上弦材と差交
させる単管、端太角等の適宜端太材を設け、また、その
上弦材と端太材とを緊結する締結金物を設け、該締結金
物は、上記端太材を跨ぐコ字状部材の両端部に上記上弦
材と係合するフックを形成するとともに、中間部に締付
けボルトを貫通螺装したことを特徴とする。
「作用」 如上の構成であるから、請求項第1項の発明にあって
は、各トラス端太は、それぞれ1条の上弦材にて型枠締
付け金物により支持され、かつ、楔又はテーパピンで押
圧されて、2条の下弦材にて堰板へと圧接されることに
なり、また、これにより、各トラス端太は全体として十
分に力学的強度を発揮することとなり、したがって、1
本のトラス端太が従来の端太材ほぼ2本分の能力を生ず
る。
而して、請求項第2項の発明にあっては、トラス端太
とこれに差交する端太材とが締結金物を以て強力に一体
化され、堰板を外側にて適確に保持する。
「実施例」 図面は、壁体の構築する場合の実施例を示している。
その1 第1図乃至第4図は請求項第1項の発明に係る第1の
実施例であり、図において、1は、堰板、2,3は、堰板
間の距離を確保するセパレータとこれに螺合連結させた
型枠締付け金物、4は、該型枠締付け金物の後端に連設
したコ字状金物、5は、該コ字状金物に抜き差し自在に
貫通装備させた楔、6は、該楔で堰板の外面へと圧接さ
れたトラス端太である。
トラス端太6は、鉄筋を接合して成り、適宜径の2条
の下弦材61と、これよりやや大径の1条の上弦材62と
を、多数の適宜腹材63を介して接合して、断面逆V字状
のトラスに形成している。
型枠締付け金物3は、後端にナット31を螺合し、該後
端を狭幅のコ字状金物4の中間部に貫通させてそのナッ
ト31で支持し、もって、コ字状金物4をトラス端太6の
背より長く伸出させ、該コ字状金物4の両端部に長手方
向にスリット41を穿設し、該スリットに楔5を抜き差し
自在に貫通装備させ、該楔をコ字状金物4内に抱き込ん
だトラス端太6の上弦材62に圧接させるようにしてい
る。
楔5は、先端部内面に段状の切欠部51を設け、トラス
端太6の連結及び補強筋の付設に適合し得るようにして
いる。なお、この切欠部51は、必要不可欠のものではな
く、無くてもよい。
堰板1は、細い鉄筋を格子状に組んでメッシュ11を形
成し、該メッシュに合成樹脂シート等のシート12を貼っ
たものであり、かなり軽量のものである。なお、合板、
その他の既存の各種のものを用いてよい。
セパレータ2は、既存のものでよい。
その2 第5図乃至第8図は、請求項第1項の発明に係る第2
の実施例であり、この場合、前例のものにおいて、型枠
締付け金物を大型のコ字状金物7で兼用している。
この場合のコ字状金物7は、トラス端太6を抱き込み
得る広幅で背の高いものに形成し、その中間部にナット
71を接合して、セパレータ2の端部を貫通螺合させるよ
うにし、両端部に長手方向にスリット72を穿設して、該
スリットに楔5を抜き差し自在に貫通装備させている。
その3 第9図及び第10図は、請求項第1項の発明に係る第3
の実施例であり、この場合は、第1の実施例において、
型枠締付け金物3のナット31を排して、型枠締付け金物
後端をコ字状金物4の中間部と溶接一体化42させたもの
である。
その4 第11図及び第12図は、請求項第1項の発明に係る第4
の実施例であり、この場合は、第3の実施例において、
コ字状金物4に代えて短冊状金物8を型枠締付け金物3
に溶接一体化82させ、その短冊状金物8に楔5を挿通さ
せるスリット81を穿設している。
その5 第13図乃至第15図は、請求項第1項の発明に係る第5
の実施例であり、この場合は、型枠締付け金物3を比較
的長い筒体9で形成し、該筒体後端部に楔5を挿通させ
るスリット91を穿設している。
なお、図示してないが、以上の各実施例において、楔
5に代えテーパピンを用いるようにしてもよい。
その6 第16図および第17図は、上記第1の実施例において、
単管の端太材110をトラス端太6に差交させた第6の実
施例であり、この場合、その端太材110をトラス端太の
上弦材62に対し番線120で結束している。
その7 第18図乃至第21図は、請求項第2項の発明に係る第7
の実施例であり、この場合は、上記第6の実施例におい
て、トラス端太6の上弦材62と単管の端太材110とを特
定の締結金物130で結束している。
その締結金物130は、上記端太材110を跨ぐコ字状部材
131の両端部に、トラス端太6の上弦材62と係合させる
フック132を形成し、かつ、中間部に、締付けボルト133
を貫通螺装し、該締付けボルトの先端に、端太材110へ
当接させる根絡み部材134を締付けボルトに対し回転自
在に装着して成り、端太材110とトラス端太上弦材62と
の交点において、端太材110にコ字状部材131を跨がせ、
両フック132をトラス端太上弦材62に係合させ、根絡み
部材134を端太材110に当接させて、締付けボルト133を
締付けることにより、結束するものである。135は、締
付けボルト133を貫通螺装させるためにコ字状部材131の
中間部に溶接したナットである。
「発明の効果」 請求項第1項の発明によれば、各トラス端太は、それ
ぞれ1条の上弦材にて楔又はテーパピンで押圧されて型
枠締付け金物により支持されるので、楔又はテーパピン
の打込み・打抜きできわめて簡単に組立て・分解でき、
また、このようにして各トラス端太は1条の上弦材で支
持されて2条の下弦材にて堰板へと圧接され、しかも、
全体として十分に力学的強度を発揮して、1本のトラス
端太が従来の各種端太材のほぼ2本分の能力を生ずるか
ら、トラス端太の使用量は従来の各種端太材の使用量に
比べて格段に少なくなり、したがって、仮設・撤去に要
する手数、作業人員を大幅に低減できて、人手不足を解
消でき、コストダウンを図ることができる。更に、トラ
ス端太は、従来の各種端太材に比べ格段に軽量化できる
ので、持ち運びや仮設・撤去の作業が容易となり、その
上、断面逆V字状であるから、運搬や保管の際は、凹凸
の嵌め合わせで積み重ねることができて、大きなスペー
スを必要とせず、頗る便利である。
而して、請求項第2項の発明によれば、トラス端太と
これに差交する単管等の端太材とを締結金物を以て強力
に緊結一体化させることができ、堰板を適確に保持で
き、その組立て・解体は締結金物におけるコ字状部材の
係合・離脱と締付けボルトの締め・緩めできわめて容易
かつ迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の実施例を示し、第1図は、第1の実施
例の平面図、第2図は、同例の第1図II−II線の断面
図、第3図は、同例の要部拡大平面図、第4図は、同例
の要部拡大截断側面図、第5図は、第2の実施例の平面
図、第6図は、同例の第5図VI−VI線の断面図、第7図
は、同例の要部拡大平面図、第8図は、同例の要部拡大
截断側面図、第9図は、第3の実施例の要部拡大平面
図、第10図は、同例の要部拡大截断側面図、第11図は、
第4の実施例の要部拡大平面図、第12図は、同例の要部
拡大截断側面図、第13図は、第5の実施例の要部拡大平
面図、第14図は、同例の要部拡大截断側面図、第15図
は、同例の要部部材の端面図、第16図は、第6の実施例
の平面図、第17図は、同例の第16図XVII−XVII線の断面
図、第18図は、第7の実施例の平面図、第19図は、同例
の第18図XIX−XIX線の断面図、第20図は、同例の要部拡
大平面図、第21図は、同拡大側面図である。 1…堰板、2…セパレータ 3…型枠締付け金物、4…コ字状金物 5…楔、6…トラス端太 7…コ字状金物、8…短冊状金物 9…筒体、11…メッシュ 12…シート、31…ナット 41…スリット、42…溶接 51…切欠部、61…下弦材 62…上弦材、63…腹材 71…ナット、72…スリット 81…スリット、82…溶接 91…スリット、110…端太材 120…番線、130…締結金物 131…コ字状金物、132…フック 133…締付けボルト、134 根絡み部材 135…ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 秀雄 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 田中 豊二 東京都江東区南砂2丁目5番14号 株式 会社竹中工務店技術研究所内 (72)発明者 吉川 一三 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 佐藤 恭輔 東京都中央区銀座8丁目21番1号 株式 会社竹中工務店東京本店内 (72)発明者 高村 春彦 山梨県南都留郡山中湖村山中862番地1 タカムラ建設株式会社内

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並行する2条の下弦材と1条の上弦材とを
    有して断面逆V字状をなし、両下弦材を堰板の外面へ当
    接させるトラス端太を設け、また、セパレータと協働し
    て堰板間の距離を確保する型枠締付け金物の後端部を上
    記トラス端太の背より長く伸長させるとともに、該後端
    部に上記トラス端太の上弦材へ圧接させる楔乃至テーパ
    ピンを抜き差し自在に装備させたことを特徴とするトラ
    ス端太を用いた型枠支保構造。
  2. 【請求項2】並行する2条の下弦材と1条の上弦材とを
    有して断面V字状をなし、両下弦材を堰板の外面へ当接
    させるトラス端太を設け、該トラス端太の外側で該トラ
    ス端太の上弦材と差交させる単管、端太角等の端太材を
    設け、また、その上弦材と端太材とを緊結する締結金物
    を設け、該締結金物は、上記端太材を跨ぐコ字状部材の
    両端部に上記上弦材と係合するフックを形成するととも
    に、中間部に締付けボルトを貫通螺装したことを特徴と
    するトラス端太を用いた型枠支保構造。
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