JP2735687B2 - 車輌の自動デフロック装置 - Google Patents

車輌の自動デフロック装置

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JP2735687B2
JP2735687B2 JP2311114A JP31111490A JP2735687B2 JP 2735687 B2 JP2735687 B2 JP 2735687B2 JP 2311114 A JP2311114 A JP 2311114A JP 31111490 A JP31111490 A JP 31111490A JP 2735687 B2 JP2735687 B2 JP 2735687B2
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hydraulic
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正寿 岩本
孝男 西川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、トラクタ等の車輌の自動デフロック装置に
関するものである。
(従来の技術) 不整地を走行する車輌、例えばトラクタにおいては、
直進走行性を良くするために、直進走行時にデフ装置を
ロックするデフロック装置を備えている。このデフロッ
ク装置には油圧ピストン等を利用して油圧を加えること
によって作動する油圧式のものがある。
しかし、従来のデフロック装置は、油圧式であって
も、デフロックペダルの踏込み操作で切換弁を切換える
か、又はパネルのスイッチ操作で電磁切換弁を切換える
形式を採っており、デフロック装置のロック・アンロッ
ク時にオペレータの操作が必ず必要である。
そこで、人為的操作を不要として、ステアリング操作
に連動して自動的にロック・アンロックが出来るように
したものが、実願昭60−202970号(実開昭62−110647
号)のマイクロフィルムに開示されている。この従来の
ものは、「デファレンシャルにデファレンシャルロック
機構を有する車輌において、車輌の操向動作を検出し、
得られた検出信号により車輌直進時には上記デファレン
シャルロック機構をオンに、また操向操作時にはオフと
なるよう制御してなる車輌のデファレンシャルロック装
置」であった。
また、特開昭62−124338号公報に記載のものが公知で
あり、この従来のものは、デフロック装置を作動させる
流体圧発生手段に、パワーステアリング装置からのパワ
ーステアリング発生油圧を、前記流体圧発生手段からの
流体圧が減圧される方向に作用させるものであった。
(発明が解決しようとする課題) 前記実開昭62−110647号に記載の従来のものは、ハン
ドル操作をして、車輌が実際に操向動作をしたことを検
出して、電気信号にかえて、該信号により切換弁を制御
するものであった。
従って、車輌が実際に操向動作をした後に、デファレ
ンシャルロック機構がアンロックされるものであり、ア
ンロックのタイミングが遅くなるという問題があった。
そこで、実際に車輌が操向動作をする前のハンドル操
作を検出して、切換弁を操作することも考えられるが、
ハンドル操作には、遊びがあるため、ハンドル操作から
制御信号を取ると動作過敏になり、不必要にロック、ア
ンロックが繰り返されることになり、好ましくない。
そこで、本発明は、アンロックのタイミングが遅すぎ
たり早すぎたりすることなく、適切に制御できるものを
提供することを目的とする。
また、前記特開昭62−124338号公報に記載のものは、
ステアリング装置を作動させるための供給油圧源を、流
体圧発生手段に供給し、該流体圧発生手段からの流体圧
力を減圧させるものであるので、ハンドル操作したと
き、タイヤの抵抗が小さければ、供給油圧の圧力は差ほ
ど上昇しない。即ち、流体圧力発生手段に供給される作
動圧力は小さなものとなり、流体圧発生手段の流体圧の
減圧が十分に行われないおそれがあり、確実なアンロッ
クが保証されにくいものであった。
そこで、本発明は、ステアリング操作したとき、確実
にアンロックが得られるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は、次の手段を講じ
た。即ち、本発明の特徴とするところは、油圧シリンダ
の作動で車輪がステアリング動作するように構成された
油圧式ステアリング装置と、デフ装置をロックする油圧
式デフロック装置とを備え、該油圧式デフロック装置
は、油圧ポンプからの圧油供給により動作するよう構成
され、直進走行時に前記油圧式デフロック装置をロック
状態にし、前記油圧式ステアリング装置の作動時に前記
油圧式デフロック装置をアンロック状態にするよう前記
油圧ポンプからの圧油ラインを切り換える油圧式切替弁
を設け、前記切換弁のスプールの両端部は、前記油圧式
ステアリング装置の油圧シリンダの左右各室に接続され
ていて、その油圧シリンダ内の内圧差により、前記切換
弁がアンロック側に作動するよう構成されている点にあ
る。
(作用) 車輌の直進走行時には、切換弁24からデフロック装置
11,12に圧油が送られ、デフロック装置11,12がデフ装置
4,6をロックしている。
旋回等でステアリング装置9が作動すると、油圧シリ
ンダ10内に圧力差が発生し、切換弁24がアンロック側に
切換わる。このためデフロック装置11,12がデフ装置4,6
をアンロックする。従って、ロック・アンロック時の人
為的操作が不要である。
そして、本発明によれば、油圧式ステアリング装置の
油圧シリンダの差圧を利用して、切換弁を操作するよう
に構成しているので、従来の車輌の実際の操向動作を検
出するものにくらべて、油圧シリンダ内の差圧発生は早
くなるので、アンロックが早期に実行され、円滑な旋回
が可能になる。また、ハンドル操作を検出するものに比
べて、油圧シリンダ内の差圧発生は遅いので、過敏な反
応が防止され、適切な制御が可能になる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述する。
第2図はトラクタの動力伝達系を示し、1はエンジ
ン、2は主クラッチ、3は走行変速装置である。4は後
輪デフ装置で、変速装置3からの動力の左右の後輪5に
伝達するようになっている。6は前輪デフ装置で、ギヤ
ー列7を介して変速装置3に連動し、左右の前輪8に動
力を伝達するようになっている。左右の前輪8は油圧式
ステアリング装置9の油圧シリンダ10の作動により、キ
ングピン廻りにステアリング動作するようになってい
る。デフ装置4,6には、直進走行時に差動動作不能にロ
ックするための油圧式デフロック装置11,12が備えられ
ている。
デフロック装置11,12は、第1図に示すように機械的
咬合式のデフロックシフタ13,14と、油圧シリンダ15,16
とを備えたものであって、油圧シリンダ15,16に圧油が
供給された時にデフロックシフタ13,14がロック方向
(a矢示)に摺動し、圧油の供給が断たれた時にバネ1
7,18によってデフロックシフタ13,14がアンロック方向
(b矢示)に摺動するようになっている。
ステアリング装置9は油圧シリンダ10の他に、ハンド
ル19に連動する制御弁20、メータリングポンプ21等を有
し、ハンドル19の操作に連動して油圧シリンダ10の作動
方向を制御するようになっている。22,23の油圧ポンプ
である。24はデフロック装置11,12を制御するための切
換弁で、ステアリング装置9の戻り側回路25と各油圧シ
リンダ15,16との間に介装されている。切換弁24は油圧
作動型の3位置切換弁により構成され、そのスプールの
両端は油圧シリンダ10の左右各室に接続されている。そ
して、切換弁24は油圧シリンダ10の左右各室の圧力が均
等の時(直進走行時)には、戻り側回路25から各油圧シ
リンダ15,16に圧油を送る中立状態にあり、油圧シリン
ダ10の左右各室に圧力差が発生した時(旋回時)に、そ
の圧力差によってアンロック側に切換わり、油圧シリン
ダ15,16の油をドレンするようになっている。26は油圧
クラッチ等の油圧機器である。
次に動作を説明する。直進走行時にはステアリング装
置9の油圧シリンダ10の左右各室の圧力は均等であり、
切換弁24は中立のロック位置にある。このため油圧ポン
プ23からステアリング装置9を経て戻り側回路25に送ら
れた圧油は、切換弁24を経てデフロック装置11,12の油
圧シリンダ15,16へと送られるので、デフロックシフタ1
3,14がa矢示方向に摺動して、デフ装置4,6を差動動作
不能にロックする。
旋回に際して、例えばハンドル19を左方向へと操作す
ると、ステアリング装置9の制御弁20、ポンプ21が作動
し、油圧ポンプ23からの圧油が油圧シリンダ10の室10a
に送られる。このため油圧シリンダ10の左右各室間に大
きな圧力差が発生し、この圧力差によって切換弁24のス
プールがc矢示方向に動き、切換弁24がアンロック側に
切換わる。従って、油圧シリンダ15,16内の油はバネ17,
18の力によってドレンされて行き、デフロックシフタ1
3,14がb矢示のアンロック方向に摺動する。このためデ
フロック装置11,12が共にデフ装置4,6をアンロックし、
デフ装置4,6が旋回動作に応じて差動動作をする。
このようにステアリング装置9に連動してデフロック
装置11,12がデフ装置4,6を自動的にロック・アンロック
するので、デフロック装置11,12を人為的に操作する必
要がなく、操作の煩わしさを解消することができる。
なお、実施例では、四輪駆動型について説明したが、
前・後輪5,8の何れか一方のみを駆動する二輪駆動型の
場合にも同様に実施できることは云うまでもない。
また切換弁24の一対の戻しバネ27,28にネジ機構を設
けてそのバネ力を任意に調節できるようにしても良い。
(発明の効果) 本発明は以上の通りであり、油圧式ステアリング装置
と、デフ装置をロックする油圧式デフロック装置とを備
えた車輌において、直進走行時に油圧式デフロック装置
をロック状態にし、油圧式ステアリング装置の作動時に
その油圧シリンダ内の圧力差により、油圧式デフロック
装置をアンロック側に切換える切換弁24を設けたので、
油圧式ステアリング装置の油圧シリンダ内の圧力差を利
用して自動的にデフ装置をロック・アンロックでき、従
って、人為的な操作が不要となり、操縦性を向上でき
る。
そして、本発明によれば、油圧式ステアリング装置の
油圧シリンダの差圧を利用して、切換弁を操作するよう
に構成しているので、従来の車輌の実際の操向動作を検
出するものにくらべて、油圧シリンダ内の差圧発生は早
くなるので、アンロックが早期に実行され、円滑な旋回
が可能になる。また、ハンドル操作を検出するものに比
べて、油圧シリンダ内の差圧発生は遅いので、過敏な反
応が防止され、適切な制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は油圧回路図、
第2図は動力伝達系の構成図である。 4…後輪デフ装置、6…前輪デフ装置、9…油圧式ステ
アリング装置、10…油圧シリンダ、11,12…油圧式デフ
ロック装置、24…切換弁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧シリンダの作動で車輪がステアリング
    動作するように構成された油圧式ステアリング装置と、
    デフ装置をロックする油圧式デフロック装置とを備え、
    該油圧式デフロック装置は、油圧ポンプからの圧油供給
    により動作するよう構成され、直進走行時に前記油圧式
    デフロック装置をロック状態にし、前記油圧式ステアリ
    ング装置の作動時に前記油圧式デフロック装置をアンロ
    ック状態にするよう前記油圧ポンプからの圧油ラインを
    切り換える油圧式切替弁を設け、前記切換弁のスプール
    の両端部は、前記油圧式ステアリング装置の油圧シリン
    ダの左右各室に接続されていて、その油圧シリンダ内の
    内圧差により、前記切換弁がアンロック側に作動するよ
    う構成されていることを特徴とする車輌の自動デフロッ
    ク装置。
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