JP2735558B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
- Publication number
- JP2735558B2 JP2735558B2 JP63047100A JP4710088A JP2735558B2 JP 2735558 B2 JP2735558 B2 JP 2735558B2 JP 63047100 A JP63047100 A JP 63047100A JP 4710088 A JP4710088 A JP 4710088A JP 2735558 B2 JP2735558 B2 JP 2735558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scanner
- image
- correction coefficient
- time
- transfer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Editing Of Facsimile Originals (AREA)
- Handling Of Cut Paper (AREA)
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [技術分野] この発明は、画像形成装置に係り、特に、転写紙の搬
送タイミングを制御して転写紙の所望の位置に画像の形
成ができる画像形成装置に関する。
送タイミングを制御して転写紙の所望の位置に画像の形
成ができる画像形成装置に関する。
[従来技術] 複写機にもアナログ記録だけでなく例えばレーザプリ
ンタを使用し、デジタル記録を行うものが最近出現して
いる。このデジタル記録では、アナログ記録とは異な
り、一旦読み取った画像データを電気信号に変換するた
めの種々の操作が可能になる。
ンタを使用し、デジタル記録を行うものが最近出現して
いる。このデジタル記録では、アナログ記録とは異な
り、一旦読み取った画像データを電気信号に変換するた
めの種々の操作が可能になる。
一方、例えば、A4原稿4枚をそれぞれ縮小し、1枚の
A4サイズの紙面に割り付けてA4の複製画像を作成するよ
うなことは、ワープロなどの原稿ではよく行う作業であ
る。しかし、従来までのアナログ記録およびデジタル記
録のいずれの複写機でもワープロのようにコード化され
た情報を処理するわけではないので、上記のような割り
付けを行う場合には、原稿を1枚々々縮小して再度複写
していた。そのため、所望の複写を得るために手間がか
かり、また、原稿を切り張りした際に歪み、仕上がった
コピーが見苦しくなるなどの問題があった。
A4サイズの紙面に割り付けてA4の複製画像を作成するよ
うなことは、ワープロなどの原稿ではよく行う作業であ
る。しかし、従来までのアナログ記録およびデジタル記
録のいずれの複写機でもワープロのようにコード化され
た情報を処理するわけではないので、上記のような割り
付けを行う場合には、原稿を1枚々々縮小して再度複写
していた。そのため、所望の複写を得るために手間がか
かり、また、原稿を切り張りした際に歪み、仕上がった
コピーが見苦しくなるなどの問題があった。
それ故、上記のようなコード処理ではなく、画像処理
で、すなわち、画像の縮小、移動、合成などの処理によ
って、1枚の紙に複数枚の原稿の縮小画像を割り付けて
1枚の紙に合成できる画像処理装置が望まれている。し
かし、この画像処理装置で処理した画像を転写紙の所望
の位置に割り付けるためには、単なる画像の縮小、移
動、合成などの画像処理だけではなく、転写する転写媒
体、すなわち転写紙の搬送装置の駆動とスキャナの始動
との間で同期のタイミングをうまくとる必要がある。こ
のことは、特に転写紙の搬送をスキャナのスタートより
も早いタイミングで行わねばならないときに問題とな
る。
で、すなわち、画像の縮小、移動、合成などの処理によ
って、1枚の紙に複数枚の原稿の縮小画像を割り付けて
1枚の紙に合成できる画像処理装置が望まれている。し
かし、この画像処理装置で処理した画像を転写紙の所望
の位置に割り付けるためには、単なる画像の縮小、移
動、合成などの画像処理だけではなく、転写する転写媒
体、すなわち転写紙の搬送装置の駆動とスキャナの始動
との間で同期のタイミングをうまくとる必要がある。こ
のことは、特に転写紙の搬送をスキャナのスタートより
も早いタイミングで行わねばならないときに問題とな
る。
[目的] したがって、この発明の目的は、任意の箇所に画像を
移動して転写紙に画像を形成するに際し、転写紙の搬送
タイミングを確実にとることができる画像形成装置を提
供することにある。
移動して転写紙に画像を形成するに際し、転写紙の搬送
タイミングを確実にとることができる画像形成装置を提
供することにある。
[構成] 上記目的を達成するため、この発明は、原稿載置面上
に載置された原稿をスキャナを介して読み取り、読み取
った画像データに基づいて感光体に画像を作像し、転写
紙を搬送装置により感光体側に搬送して転写紙に画像を
形成する画像形成装置において、スキャナのスタート信
号の発生から副走査有効期間信号発生までの助走時間を
各倍率毎に予め保持する記憶手段と、実際の助走時間を
計測する計測手段と、該計測手段により計測された値と
前記記憶手段に保持された値に基づいて補正係数を算出
する算出手段と、転写紙を搬送するタイミングが前記ス
キャナのスタート信号の発生に対して負時間になるか正
時間になるかを前記記憶手段に保持された値を前記算出
手段により求められた補正係数により補正した値に基づ
いて判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に応じ
て搬送装置による搬送タイミングを前記補正された値に
基づいて決定し制御する制御手段とを備えた構成にして
ある。
に載置された原稿をスキャナを介して読み取り、読み取
った画像データに基づいて感光体に画像を作像し、転写
紙を搬送装置により感光体側に搬送して転写紙に画像を
形成する画像形成装置において、スキャナのスタート信
号の発生から副走査有効期間信号発生までの助走時間を
各倍率毎に予め保持する記憶手段と、実際の助走時間を
計測する計測手段と、該計測手段により計測された値と
前記記憶手段に保持された値に基づいて補正係数を算出
する算出手段と、転写紙を搬送するタイミングが前記ス
キャナのスタート信号の発生に対して負時間になるか正
時間になるかを前記記憶手段に保持された値を前記算出
手段により求められた補正係数により補正した値に基づ
いて判断する判断手段と、該判断手段の判断結果に応じ
て搬送装置による搬送タイミングを前記補正された値に
基づいて決定し制御する制御手段とを備えた構成にして
ある。
この構成によれば、倍率毎に助走時間を記憶しておく
とともに装置毎のばらつきに対応するように過去の助走
時間から補正係数を算出し、この補正係数によって記憶
されている助走時間を補正した値を用いて次回の走査を
行うため、予備走査の必要がなくコピースピードの低下
を招くことはない。更に、スキャナのスタート信号の発
生を基準として、スキャナのスタート信号が発生する前
に搬送装置を駆動させるか、すなわち、搬送装置を始動
した後、スキャナを駆動するか、あるいは、スキャナの
スタート信号が発生した後、搬送装置を始動させるかの
判断を行った後、その判断に基づいて搬送装置を駆動す
るタイミングを決め、転写紙を搬送するので、画像の形
成位置を精度よく設定することも可能になる。
とともに装置毎のばらつきに対応するように過去の助走
時間から補正係数を算出し、この補正係数によって記憶
されている助走時間を補正した値を用いて次回の走査を
行うため、予備走査の必要がなくコピースピードの低下
を招くことはない。更に、スキャナのスタート信号の発
生を基準として、スキャナのスタート信号が発生する前
に搬送装置を駆動させるか、すなわち、搬送装置を始動
した後、スキャナを駆動するか、あるいは、スキャナの
スタート信号が発生した後、搬送装置を始動させるかの
判断を行った後、その判断に基づいて搬送装置を駆動す
るタイミングを決め、転写紙を搬送するので、画像の形
成位置を精度よく設定することも可能になる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は実施例に係るデジタル複写機の内部機構を示
す概略図である。同図において、デジタル複写機1は、
原稿の読取り系3、感光ドラム5に対する書き込み系
7、感光ドラム5に形成した潜像の現像系9、カセット
11,12,13に積層された転写紙を感光ドラム5側に供給す
る給紙系15、転写紙に転写された画像を定着させる定着
系17、給紙系15から供給された転写紙を感光ドラム5お
よび定着系17に搬送する搬送系19、搬送系19によって搬
送された転写紙をトレイ20側に排紙する排紙系21から主
に構成されている。
す概略図である。同図において、デジタル複写機1は、
原稿の読取り系3、感光ドラム5に対する書き込み系
7、感光ドラム5に形成した潜像の現像系9、カセット
11,12,13に積層された転写紙を感光ドラム5側に供給す
る給紙系15、転写紙に転写された画像を定着させる定着
系17、給紙系15から供給された転写紙を感光ドラム5お
よび定着系17に搬送する搬送系19、搬送系19によって搬
送された転写紙をトレイ20側に排紙する排紙系21から主
に構成されている。
原稿の書き込み系7は、自由に変倍および偏倍が可能
なデジタルスキャナによって構成され、搬送系19は、少
なくとも多重転写可能な再帰還ループ23を有する構成に
なっている。
なデジタルスキャナによって構成され、搬送系19は、少
なくとも多重転写可能な再帰還ループ23を有する構成に
なっている。
次に、上記のように概略構成されたデジタル複写機の
概略的な動作を細部の構成も交えて説明する。
概略的な動作を細部の構成も交えて説明する。
まず、図示しない操作部のキーを操作して予め定めら
れたコピーの分割条件を設定した後、原稿を複数枚自動
原稿供給装置(ADF)にセットし、コピーをスタートさ
せると、カセット11,12,13のいずれかから指定されたサ
イズの転写紙が選択されて給紙系15から感光ドラム5側
に供給され、その転写紙上に変倍された画像が転写され
る。画像が転写された転写紙は定着系17を通って画像が
定着され、爪24,25,26により搬送系19の再帰ループ27へ
導かれ、レジストローラ29で待機する。次いで、ADFに
よって送られた2枚目の原稿が読み取られるが、このと
き、予め設定された量の画像の移動をメインコントロー
ラがプリンタに指示して行う。この移動量は、例えば
(原稿サイズまたは用紙サイズ)×(変倍率)によって
設定される。なおこの移動量としては、(用紙サイズ)
×(分割数)で設定することもできる。
れたコピーの分割条件を設定した後、原稿を複数枚自動
原稿供給装置(ADF)にセットし、コピーをスタートさ
せると、カセット11,12,13のいずれかから指定されたサ
イズの転写紙が選択されて給紙系15から感光ドラム5側
に供給され、その転写紙上に変倍された画像が転写され
る。画像が転写された転写紙は定着系17を通って画像が
定着され、爪24,25,26により搬送系19の再帰ループ27へ
導かれ、レジストローラ29で待機する。次いで、ADFに
よって送られた2枚目の原稿が読み取られるが、このと
き、予め設定された量の画像の移動をメインコントロー
ラがプリンタに指示して行う。この移動量は、例えば
(原稿サイズまたは用紙サイズ)×(変倍率)によって
設定される。なおこの移動量としては、(用紙サイズ)
×(分割数)で設定することもできる。
上記の画像移動は、主走査方向は同期信号か作られる
主走査同期信号LSYNCにより1ラインの画像データの相
対的時間をずらすことで行い、副走査方向はレジストロ
ーラ29の回転開始のタイミングをずらすことで行う。そ
して、画像移動量に応じたタイミングでレジストローラ
29を回転させ、1回目と予め設定された量ずれた位置に
2回目の転写を行う。この転写動作は原稿枚数あるいは
分割数に応じて複数回行われ、最後の転写および定着が
終了した後、爪24を排紙側に作動させ、排紙系21のトレ
イ20上に排紙する。
主走査同期信号LSYNCにより1ラインの画像データの相
対的時間をずらすことで行い、副走査方向はレジストロ
ーラ29の回転開始のタイミングをずらすことで行う。そ
して、画像移動量に応じたタイミングでレジストローラ
29を回転させ、1回目と予め設定された量ずれた位置に
2回目の転写を行う。この転写動作は原稿枚数あるいは
分割数に応じて複数回行われ、最後の転写および定着が
終了した後、爪24を排紙側に作動させ、排紙系21のトレ
イ20上に排紙する。
第3図は感光ドラムに対する書き込みと転写の状態を
示す説明図である。同図において、感光ドラム5の上方
に位置するミラー31で反射したレーザビーム33は、感光
ドラム5の露光部35に入射して感光ドラム5の感光体表
面に潜像を形成する。次いで同図では図示しない現像装
置(第2図における現像系9に相当する)によって現像
され、レジストローラ29を介して搬送された転写紙37に
転写チャージャ39によって転写される。
示す説明図である。同図において、感光ドラム5の上方
に位置するミラー31で反射したレーザビーム33は、感光
ドラム5の露光部35に入射して感光ドラム5の感光体表
面に潜像を形成する。次いで同図では図示しない現像装
置(第2図における現像系9に相当する)によって現像
され、レジストローラ29を介して搬送された転写紙37に
転写チャージャ39によって転写される。
ところで、転写紙37の予め設定した位置に画像を形成
するためには、転写紙37と感光ドラム5上の位置合わせ
をする必要がある。これは副走査有効期間信号FGATEが
“H"になってからの遅れ時間を考慮してレジストローラ
29をONにすることによって行われる。具体的には、露光
部35から転写チャージャ39が設けられた転写部41までの
距離をl1、レジストローラ29から転写部41までの距離を
l2、そして感光ドラム5を周速をvとすると、上記遅れ
時間t1は t1=(l1−l2)/v …(1) となる。これにより露光部35で露光された画像の先端と
転写紙37の先端が転写部41で一致する。
するためには、転写紙37と感光ドラム5上の位置合わせ
をする必要がある。これは副走査有効期間信号FGATEが
“H"になってからの遅れ時間を考慮してレジストローラ
29をONにすることによって行われる。具体的には、露光
部35から転写チャージャ39が設けられた転写部41までの
距離をl1、レジストローラ29から転写部41までの距離を
l2、そして感光ドラム5を周速をvとすると、上記遅れ
時間t1は t1=(l1−l2)/v …(1) となる。これにより露光部35で露光された画像の先端と
転写紙37の先端が転写部41で一致する。
第4図は転写紙37に対し画像を副走査方向に移動した
ときの状態を示している。第4図(a)は移動距離l3が
負の場合であり、第4図(b)は正の場合である。これ
らの場合には t1={(l1−l2)+l3}/v …(2) によって得られるt1時間後にレジストローラ29をONにす
ればよい。しかし、通常l1−l2>0に設計されている
が、第4図(a)に示すような画像を転写紙の後ろの方
にずらす場合には(2)式によって得られるt1の値が負
になる領域が生じる。この場合には、マイナスすなわち
負の時間でレジストローラ29をONにすることができない
のでタイミングの取り方を変える必要がある。言い換え
ると、t1<0のときには第5図に示すようにスキャナス
タート信号S.START(読取り開始指示)から副走査有効
期間信号FGATEまでの予定時間をt2とするとスキャナス
タート信号S.STARTの発生から t3=t2+t1 …(3) で示されるt3時間後にレジストローラ29をONにする。t3
<0になったときには逆にレジストローラ29をONにして
から−t3時間後にスキャナスタート信号S.STARTを出力
する。ここで、t2を予定時間と呼ぶのは、スキャナスタ
ート信号S.STARTを出力するときには仮定の時間である
からである。言い換えると、第6図のスキャナ43と原稿
先端OTの関係を示す説明図からわかるように、スキャナ
43のホームポジジションHPと原稿先端OT間の距離をl4と
すると、スキャナ43が距離l4を走査して原稿先端OTに達
したときに副走査有効期間信号FGATEを“H"にするから
である。この予定時間t2は個々の複写機によってばらつ
き、変倍の際に変化する走査速度によっても変わる。上
記ばらつきは、複写機を構成する各部品の精度や、その
組み立て精度によるものであるので、このばらつきは製
品として避け難いものである。そのため、変倍率mに応
じた予定時間t2のデータテーブルを備え、さらに上記複
写機間のばらつきを補正係数kで補正する。この場合に
は、データテーブルの内容をtmとしたとき t2=tm×k …(4) として予定時間t2が設定される。
ときの状態を示している。第4図(a)は移動距離l3が
負の場合であり、第4図(b)は正の場合である。これ
らの場合には t1={(l1−l2)+l3}/v …(2) によって得られるt1時間後にレジストローラ29をONにす
ればよい。しかし、通常l1−l2>0に設計されている
が、第4図(a)に示すような画像を転写紙の後ろの方
にずらす場合には(2)式によって得られるt1の値が負
になる領域が生じる。この場合には、マイナスすなわち
負の時間でレジストローラ29をONにすることができない
のでタイミングの取り方を変える必要がある。言い換え
ると、t1<0のときには第5図に示すようにスキャナス
タート信号S.START(読取り開始指示)から副走査有効
期間信号FGATEまでの予定時間をt2とするとスキャナス
タート信号S.STARTの発生から t3=t2+t1 …(3) で示されるt3時間後にレジストローラ29をONにする。t3
<0になったときには逆にレジストローラ29をONにして
から−t3時間後にスキャナスタート信号S.STARTを出力
する。ここで、t2を予定時間と呼ぶのは、スキャナスタ
ート信号S.STARTを出力するときには仮定の時間である
からである。言い換えると、第6図のスキャナ43と原稿
先端OTの関係を示す説明図からわかるように、スキャナ
43のホームポジジションHPと原稿先端OT間の距離をl4と
すると、スキャナ43が距離l4を走査して原稿先端OTに達
したときに副走査有効期間信号FGATEを“H"にするから
である。この予定時間t2は個々の複写機によってばらつ
き、変倍の際に変化する走査速度によっても変わる。上
記ばらつきは、複写機を構成する各部品の精度や、その
組み立て精度によるものであるので、このばらつきは製
品として避け難いものである。そのため、変倍率mに応
じた予定時間t2のデータテーブルを備え、さらに上記複
写機間のばらつきを補正係数kで補正する。この場合に
は、データテーブルの内容をtmとしたとき t2=tm×k …(4) として予定時間t2が設定される。
これらのタイミングは、転写紙37を搬送するタイミン
グがスキャナ43のスタート信号の発生に対して負時間に
なるか正時間になるか判断する手段と、この判断する手
段の判断結果に対応して、搬送装置を制御する手段とを
構成する第1図に示したスキャナ制御回路47によって算
出され、スキャナ43が制御される。スキャナ制御回路47
は、タイマ回路49、カウント回路51、メモリ回路53、デ
ータテーブル55および計算回路57とからなっている。こ
のスキャナ回路47を用いた最も簡単なアルゴリズムは、
1度スキャナ43を走査したときの予定時間t2をタイマ回
路49で測定し、その予定時間t2を次の走査の予定時間t2
として採用する方式である。しかし、予定時間t2は変倍
率mによって変化するので、データテーブル55で前記補
正係数kを求め、上記(4)式により計算回路57で計算
し、その計算結果から次の走査の予定時間t2を決定すれ
ば、その次の走査の変倍率mがその前と異なっていたと
しても、予定時間t2の実際の値とのずれは少なくなる。
グがスキャナ43のスタート信号の発生に対して負時間に
なるか正時間になるか判断する手段と、この判断する手
段の判断結果に対応して、搬送装置を制御する手段とを
構成する第1図に示したスキャナ制御回路47によって算
出され、スキャナ43が制御される。スキャナ制御回路47
は、タイマ回路49、カウント回路51、メモリ回路53、デ
ータテーブル55および計算回路57とからなっている。こ
のスキャナ回路47を用いた最も簡単なアルゴリズムは、
1度スキャナ43を走査したときの予定時間t2をタイマ回
路49で測定し、その予定時間t2を次の走査の予定時間t2
として採用する方式である。しかし、予定時間t2は変倍
率mによって変化するので、データテーブル55で前記補
正係数kを求め、上記(4)式により計算回路57で計算
し、その計算結果から次の走査の予定時間t2を決定すれ
ば、その次の走査の変倍率mがその前と異なっていたと
しても、予定時間t2の実際の値とのずれは少なくなる。
また、カウント回路51によってスキャナ43が停止して
いるホームポジションHPから原稿先端OTまでの距離l4を
測定し、その結果を計算回路57に入力してフィードバッ
クすると、さらに正確な補正係数kを得ることができ
る。この際、カウントはスキャナ43を走査するモータ59
の回転を検出する回転数検出センサから61の出力と、ス
キャナ43の位置を検出する位置センサ63からの出力に対
応して行われる。この位置センサ63とスキャナ43のホー
ムポジションHPと原稿先端OTとの三者の相対的な位置関
係を第7図に示す。第7図(a)は位置センサ63を原稿
先端OTと一致させた例、第7図(b)は位置センサ63を
スキャナ43のホームポジションHPと原稿先端OTとの間に
配置した例、第7図(c)は位置センサ63をスキャナ43
のホームポジションHPより手前、すなわちホームポジシ
ョンHPの反原稿載置側に配置した例である。これらのう
ち、第7図(a),(b)で示したものは、上記距離l4
は上述のように各複写機によって変化する。すなわち、
第7図(a)ではスキャナ43の移動時間t4は、上記予定
時間t2に等しく、第7図(b)では移動時間t4は位置セ
ンサ63から原稿先端OTまでの距離を移動する時間に等し
く、第7図(c)ではホームポジションHPから原稿先端
OTまでの距離l4を移動するに要する上記予定時間t2に等
しい。したがって、第7図(b)においては、位置セン
サ63から原稿先端OTまでに要する移動時間t4を計算回路
57にフィードバックすることで補正係数kはより正確に
なる。この移動時間t4から補正係数を求めるためには、
例えば、 t4=ktm=t2 から、 k=t4/tm …(5) となり、もし、ホームポジシジョンHPから原稿先端OTま
での距離l4も計算にいれるとすると、lcを基準距離とし
て、 k=t4・lc/tm・l4 …(6) となる。
いるホームポジションHPから原稿先端OTまでの距離l4を
測定し、その結果を計算回路57に入力してフィードバッ
クすると、さらに正確な補正係数kを得ることができ
る。この際、カウントはスキャナ43を走査するモータ59
の回転を検出する回転数検出センサから61の出力と、ス
キャナ43の位置を検出する位置センサ63からの出力に対
応して行われる。この位置センサ63とスキャナ43のホー
ムポジションHPと原稿先端OTとの三者の相対的な位置関
係を第7図に示す。第7図(a)は位置センサ63を原稿
先端OTと一致させた例、第7図(b)は位置センサ63を
スキャナ43のホームポジションHPと原稿先端OTとの間に
配置した例、第7図(c)は位置センサ63をスキャナ43
のホームポジションHPより手前、すなわちホームポジシ
ョンHPの反原稿載置側に配置した例である。これらのう
ち、第7図(a),(b)で示したものは、上記距離l4
は上述のように各複写機によって変化する。すなわち、
第7図(a)ではスキャナ43の移動時間t4は、上記予定
時間t2に等しく、第7図(b)では移動時間t4は位置セ
ンサ63から原稿先端OTまでの距離を移動する時間に等し
く、第7図(c)ではホームポジションHPから原稿先端
OTまでの距離l4を移動するに要する上記予定時間t2に等
しい。したがって、第7図(b)においては、位置セン
サ63から原稿先端OTまでに要する移動時間t4を計算回路
57にフィードバックすることで補正係数kはより正確に
なる。この移動時間t4から補正係数を求めるためには、
例えば、 t4=ktm=t2 から、 k=t4/tm …(5) となり、もし、ホームポジシジョンHPから原稿先端OTま
での距離l4も計算にいれるとすると、lcを基準距離とし
て、 k=t4・lc/tm・l4 …(6) となる。
補正係数kは前のデータを次の走査に反映することが
基本であるが、前回の走査時のkと今回走査のkの寄与
率平均、すなわち、前回と今回の補正係数に予め重み付
けをして補正することにより、毎回大きく補正係数kが
変動する系においてもより安定した値を得ることができ
る。なお、この補正係数kの値はメモリ回路53で保持さ
れる。このメモリ回路53としては、不揮発性のメモリ回
路を使用して、電流遮断時にもその値を保持できるよう
にしてもよいし、さもなくば、電源ON時に試験走査さ
せ、最初のコピーを取る前に予定時間t2のための補正係
数kを求めるようにしてもよい。
基本であるが、前回の走査時のkと今回走査のkの寄与
率平均、すなわち、前回と今回の補正係数に予め重み付
けをして補正することにより、毎回大きく補正係数kが
変動する系においてもより安定した値を得ることができ
る。なお、この補正係数kの値はメモリ回路53で保持さ
れる。このメモリ回路53としては、不揮発性のメモリ回
路を使用して、電流遮断時にもその値を保持できるよう
にしてもよいし、さもなくば、電源ON時に試験走査さ
せ、最初のコピーを取る前に予定時間t2のための補正係
数kを求めるようにしてもよい。
すなわち、第8図のフローチャートに示すように、第
1のステップS1で今回走査時の補正係数kを求め、第2
のステツプS2で前回の補正係数をkpとした場合に、次回
の走査のための補正係数knを0.4×kp+0.6×kのような
寄与率平均を求め、その補正係数knで補正するようにす
る。
1のステップS1で今回走査時の補正係数kを求め、第2
のステツプS2で前回の補正係数をkpとした場合に、次回
の走査のための補正係数knを0.4×kp+0.6×kのような
寄与率平均を求め、その補正係数knで補正するようにす
る。
そして、第9図の副走査方向のレジスト調整の手順を
示すフローチャートに示すように、まず第1のステップ
S21で(l1−l2)+l3≧0となるか否か判断し、これが
成立するならば、第2のステップS22で副走査有効期間
信号FGATEの発生からt1時間後にレジストローラ29をON
にし、成立しないならば第3のステップS23でt3≧0で
あるか否か判断する。そして、t3≧Oならば第4のステ
ップS24で、スキャナスタートS.START信号の発生からt3
時間後にレジストローラ29をONにする。また、第3のス
テップS23でt3が負と判断されたときには、第5のステ
ップS25で、レジストローラ29をONにしたあと、t3時間
後にスキャナスタート信号S.STARTをオンにしてスキャ
ナ43を始動させる。
示すフローチャートに示すように、まず第1のステップ
S21で(l1−l2)+l3≧0となるか否か判断し、これが
成立するならば、第2のステップS22で副走査有効期間
信号FGATEの発生からt1時間後にレジストローラ29をON
にし、成立しないならば第3のステップS23でt3≧0で
あるか否か判断する。そして、t3≧Oならば第4のステ
ップS24で、スキャナスタートS.START信号の発生からt3
時間後にレジストローラ29をONにする。また、第3のス
テップS23でt3が負と判断されたときには、第5のステ
ップS25で、レジストローラ29をONにしたあと、t3時間
後にスキャナスタート信号S.STARTをオンにしてスキャ
ナ43を始動させる。
このようにして、副走査方向のレジスト調整、すなわ
ち感光ドラム5上の画像と転写紙37の送り方向の位置調
整が行われる。
ち感光ドラム5上の画像と転写紙37の送り方向の位置調
整が行われる。
次に、主走査方向の画像の移動について、第10図、第
11図および第12図を参照して説明する。第10図は主走査
方向の画像の移動を示す説明図、第11図は主走査方向の
ラインメモリのアドレスを示す説明図、第12図は主走査
同期信号とデータとの関係を示すタイムチャートであ
る。
11図および第12図を参照して説明する。第10図は主走査
方向の画像の移動を示す説明図、第11図は主走査方向の
ラインメモリのアドレスを示す説明図、第12図は主走査
同期信号とデータとの関係を示すタイムチャートであ
る。
主走査方向の移動のための操作は、その走査の直ぐ前
の1ラインのデータをメモリに書き込み、次のラインで
読み出すような1ラインメモリを用いて行う。このメモ
リは、第11図に示すように端から順次アドレスを与えた
メモリ構成になっており、1主走査の画像データを記憶
するに十分なメモリ容量を持っている。第10図に示すよ
うに主走査方向の移動については、移動量l5が正になる
同図(a)の移動と、負になる同図(b)の移動とがあ
るが、もし、同図(a)のようにl5≧0であったなら
ば、主走査同期信号LSINCに同期したデータをそのまま
アドレス0から書き込み、読み出す場合には移動距離l5
に相当するアドレスから主走査同期信号LSINCに同期し
て読み出す。一方、移動距離l5<0に場合には、書き込
むときにl5に相当したアドレスから主走査同期信号LSIN
Cに同期してデータを書き込み、読み出し時にアドレス
0から読み出す。
の1ラインのデータをメモリに書き込み、次のラインで
読み出すような1ラインメモリを用いて行う。このメモ
リは、第11図に示すように端から順次アドレスを与えた
メモリ構成になっており、1主走査の画像データを記憶
するに十分なメモリ容量を持っている。第10図に示すよ
うに主走査方向の移動については、移動量l5が正になる
同図(a)の移動と、負になる同図(b)の移動とがあ
るが、もし、同図(a)のようにl5≧0であったなら
ば、主走査同期信号LSINCに同期したデータをそのまま
アドレス0から書き込み、読み出す場合には移動距離l5
に相当するアドレスから主走査同期信号LSINCに同期し
て読み出す。一方、移動距離l5<0に場合には、書き込
むときにl5に相当したアドレスから主走査同期信号LSIN
Cに同期してデータを書き込み、読み出し時にアドレス
0から読み出す。
なお、上記のように書き込み読み出しを行う場合に
は、画像データ領域外のアドレスには一定のデフォール
トデータを書き込むか、または、第12図に示すように読
み出し時に偽のデータを読み出さないマスク信号LGATE
をかける。
は、画像データ領域外のアドレスには一定のデフォール
トデータを書き込むか、または、第12図に示すように読
み出し時に偽のデータを読み出さないマスク信号LGATE
をかける。
このようにして、主走査方向の画像データを転写紙37
に対して移動させる。
に対して移動させる。
上記のようにして副走査方向および主走査方向に画像
を移動することができるので、これらの動作を利用して
複数枚の原稿から1枚のコピーを作成する場合について
引き続き説明する。
を移動することができるので、これらの動作を利用して
複数枚の原稿から1枚のコピーを作成する場合について
引き続き説明する。
第13図は4枚の原稿を同サイズの転写紙にまとめてコ
ピーする場合の説明図である。この場合には複数回転写
するため、搬送系19において再帰ループ23を使用する。
原稿65a,65b,65c,65dは横a,縦bの長さのもので、移動
座標(x,y)=(l5,l3)移動する。
ピーする場合の説明図である。この場合には複数回転写
するため、搬送系19において再帰ループ23を使用する。
原稿65a,65b,65c,65dは横a,縦bの長さのもので、移動
座標(x,y)=(l5,l3)移動する。
まず、1回目の転写は、1枚目の原稿65aをスキャナ4
3で走査して50%に縮小し、黒点で示す(以下同様)座
標(0,0)の移動量を後述のキーの操作により入力して
転写する。転写した転写紙37は、前述のようにレジスト
ローラ29位置で待機する。、次いで、2枚目の原稿65b
をスキャナ43で走査して動揺に50%縮小し、座標(a/2,
0)の移動量を与え、再度転写する。さらに、3枚目の
原稿65cをスキャナ43で走査して50%に縮小し、座標
(0,b/2)の移動量を与えて、3回目の転写を行う。最
後に4枚目の原稿65dを走査して50%縮小を行い、座標
(a/2.b/2)の移動量を与えて4回目の転写を行う。こ
れにより、第11図に示すように、紙面の中心を原点と考
えると、1回目の転写で、転写紙37の平面視第2象限に
相当するところに1枚目の原稿65aに対応する縮小コピ
ー66aが、2回目の転写で、第1象限に相当するところ
に2枚目の原稿65bに対応する縮小コピー66bが、また、
3回目の転写で第3象限に相当するところに3枚目の原
稿65cに対応する縮小コピー66cが、そして、4回目の転
写で第4象限に対応するところに4枚目の原稿65dに対
応する縮小コピー66dが、それぞれ形成され、1枚の複
写紙37に4枚の原稿65a,65b,65c,65dが縮小して転写さ
れたコピーが作成される。
3で走査して50%に縮小し、黒点で示す(以下同様)座
標(0,0)の移動量を後述のキーの操作により入力して
転写する。転写した転写紙37は、前述のようにレジスト
ローラ29位置で待機する。、次いで、2枚目の原稿65b
をスキャナ43で走査して動揺に50%縮小し、座標(a/2,
0)の移動量を与え、再度転写する。さらに、3枚目の
原稿65cをスキャナ43で走査して50%に縮小し、座標
(0,b/2)の移動量を与えて、3回目の転写を行う。最
後に4枚目の原稿65dを走査して50%縮小を行い、座標
(a/2.b/2)の移動量を与えて4回目の転写を行う。こ
れにより、第11図に示すように、紙面の中心を原点と考
えると、1回目の転写で、転写紙37の平面視第2象限に
相当するところに1枚目の原稿65aに対応する縮小コピ
ー66aが、2回目の転写で、第1象限に相当するところ
に2枚目の原稿65bに対応する縮小コピー66bが、また、
3回目の転写で第3象限に相当するところに3枚目の原
稿65cに対応する縮小コピー66cが、そして、4回目の転
写で第4象限に対応するところに4枚目の原稿65dに対
応する縮小コピー66dが、それぞれ形成され、1枚の複
写紙37に4枚の原稿65a,65b,65c,65dが縮小して転写さ
れたコピーが作成される。
また、この様な画像の移動による縮小画像の転写は、
変倍率mや移動すべき座標を変えることによって、例え
ば、第12図に示すように縦、横の変倍率を0.5にして第1
3図に示したような割り付けにする場合(第14図
(イ))、縦のみ変倍率mを0.25として上から順に割り
付ける場合(第14図(ロ))、横のみ変倍率mを0.33と
して3枚の原稿を左から横に割り付ける場合(第14図
(ハ))、同一の原稿を変倍率0.5でそれぞれ特殊な画
像処理、例えばカラー処理などを施して1枚の転写紙に
4つの縮小画像を形成する場合(第14図(ニ))など種
々の組み合わせが可能になる。
変倍率mや移動すべき座標を変えることによって、例え
ば、第12図に示すように縦、横の変倍率を0.5にして第1
3図に示したような割り付けにする場合(第14図
(イ))、縦のみ変倍率mを0.25として上から順に割り
付ける場合(第14図(ロ))、横のみ変倍率mを0.33と
して3枚の原稿を左から横に割り付ける場合(第14図
(ハ))、同一の原稿を変倍率0.5でそれぞれ特殊な画
像処理、例えばカラー処理などを施して1枚の転写紙に
4つの縮小画像を形成する場合(第14図(ニ))など種
々の組み合わせが可能になる。
なお、上記のように構成すると、第15図(a),
(b),(c),(d)に示すように、同一の分割数で
も異なった割り付けも当然可能になるし、第16図
(a),(b),(c),(d)に示すように同一の領
域指定でも、異なった配列で割り付けることもできる。
(b),(c),(d)に示すように、同一の分割数で
も異なった割り付けも当然可能になるし、第16図
(a),(b),(c),(d)に示すように同一の領
域指定でも、異なった配列で割り付けることもできる。
上記のようにコピーの割り付けを行うには、操作部か
らのキー操作により行われるが、その指示は第17図の操
作部の要部説明図に示す縮小連写キー71と液晶表示装置
(以下LCDと称する)73によって行う。その場合、まず
複写機のコントローラ側からLCD73を介して横分割数と
縦分割数を聞いてくるのでテンキーとエンターキーによ
って入力する。すると、転写紙37が用紙選択キーによっ
て既に決まっていても、自動選択でも、一義的に分割方
法が決まってしまう。そして、第18図に示す用紙の分割
状態の説明図に示すように左上から横方向に順にエリア
番号が自動的に付けられる。その後、コントローラはLC
D73を介してエリア番号に原稿の順序番号を割り当てる
かどうか聞いてくるので、エンターキーを押すと、その
ままエリア番号が原稿番号になる。したがって、第19図
に示すように( )で示した原稿ページ番号をエリア番
号に割り当てることで自由な割り付けが可能になる。ま
た、エリア番号に対して原稿ページ番号を割り当てなか
った場合には、そのエリアは白紙になるだけであるの
で、エリア数と原稿ページ数を1対1に対応させる必要
はない。
らのキー操作により行われるが、その指示は第17図の操
作部の要部説明図に示す縮小連写キー71と液晶表示装置
(以下LCDと称する)73によって行う。その場合、まず
複写機のコントローラ側からLCD73を介して横分割数と
縦分割数を聞いてくるのでテンキーとエンターキーによ
って入力する。すると、転写紙37が用紙選択キーによっ
て既に決まっていても、自動選択でも、一義的に分割方
法が決まってしまう。そして、第18図に示す用紙の分割
状態の説明図に示すように左上から横方向に順にエリア
番号が自動的に付けられる。その後、コントローラはLC
D73を介してエリア番号に原稿の順序番号を割り当てる
かどうか聞いてくるので、エンターキーを押すと、その
ままエリア番号が原稿番号になる。したがって、第19図
に示すように( )で示した原稿ページ番号をエリア番
号に割り当てることで自由な割り付けが可能になる。ま
た、エリア番号に対して原稿ページ番号を割り当てなか
った場合には、そのエリアは白紙になるだけであるの
で、エリア数と原稿ページ数を1対1に対応させる必要
はない。
なお、縮小に際する変倍率mは、原稿サイズ、用紙サ
イズが決まると下記の式により自動的に縦横倍率が設定
される。
イズが決まると下記の式により自動的に縦横倍率が設定
される。
横倍率=用紙横寸法/横分割数・原稿横寸法…(7) 縦倍率=用紙縦寸法/縦分割数・原稿縦寸法…(8) また、分割に伴う座標移動の基本ピッチは xp=用紙横寸法/横分割数 …(9) yp=用紙縦寸法/縦分割数 …(10) で与えられる。
上記倍率の設定を利用したコピーの自動分割は、例え
ば第20図に示したフローチャートに基づいて行われる。
すなわち、計算がスタートすると、まず第1のステップ
S31で入力された原稿枚数が素数か否か判断する。この
第1のステップS31で原稿枚数が素数でないと判断され
たときには第2のステップS32で分割数が原稿枚数と等
しいとし、第3のステップS33で原稿サイズ、用紙サイ
ズ、分割数から横分割数と縦分割数を一時的に決め、縦
横倍率を計算する。計算後、第4のステップ34で横倍率
と縦倍率の比が1に近いか否か判断し、近ければその縦
横倍率を採用する。また、横倍率と縦倍率の比が1でな
いとき、あるいは1から離れているときにはアスペクト
レシオが崩れ、バランス上好ましくないので、再度第3
のステップS33に戻り、縦横倍率の比が最も1に近くな
るように横分割数と縦分割数を再度決め、第4のステッ
プS34に行く。一方、第1のステップS31で原稿枚数が素
数と判断されたときには、第5のステップS35で分割数
を原稿枚数+1に設定し、第3および第4のステップS3
3,S34で同様にして、最適な倍率と分割数を決める。
ば第20図に示したフローチャートに基づいて行われる。
すなわち、計算がスタートすると、まず第1のステップ
S31で入力された原稿枚数が素数か否か判断する。この
第1のステップS31で原稿枚数が素数でないと判断され
たときには第2のステップS32で分割数が原稿枚数と等
しいとし、第3のステップS33で原稿サイズ、用紙サイ
ズ、分割数から横分割数と縦分割数を一時的に決め、縦
横倍率を計算する。計算後、第4のステップ34で横倍率
と縦倍率の比が1に近いか否か判断し、近ければその縦
横倍率を採用する。また、横倍率と縦倍率の比が1でな
いとき、あるいは1から離れているときにはアスペクト
レシオが崩れ、バランス上好ましくないので、再度第3
のステップS33に戻り、縦横倍率の比が最も1に近くな
るように横分割数と縦分割数を再度決め、第4のステッ
プS34に行く。一方、第1のステップS31で原稿枚数が素
数と判断されたときには、第5のステップS35で分割数
を原稿枚数+1に設定し、第3および第4のステップS3
3,S34で同様にして、最適な倍率と分割数を決める。
上記のようにして決定された倍率が複写機の変倍能力
を越えた場合には、コピー動作を禁止するか、複写機の
変倍能力または画像品質から割り出される最大分割数を
分割数として採用し、複数枚にわたってコピーする方法
が選択できる。なお、上記のように横倍率と縦倍率の比
率が1でないときもしくは1に近くないときにはアスペ
クトレシオが崩れて好ましくないので、計算によらない
場合には原稿サイズと用紙サイズと分割数からの最適分
割形状をあらかじめデータテーブルにしておき、このデ
ータテーブルと対照して分割数と倍率を選定できるよう
にすることもできる。
を越えた場合には、コピー動作を禁止するか、複写機の
変倍能力または画像品質から割り出される最大分割数を
分割数として採用し、複数枚にわたってコピーする方法
が選択できる。なお、上記のように横倍率と縦倍率の比
率が1でないときもしくは1に近くないときにはアスペ
クトレシオが崩れて好ましくないので、計算によらない
場合には原稿サイズと用紙サイズと分割数からの最適分
割形状をあらかじめデータテーブルにしておき、このデ
ータテーブルと対照して分割数と倍率を選定できるよう
にすることもできる。
次に、上記のように原稿サイズ、倍率、分割方法、分
割数が設定されたとしても、複写機としては、実際に画
像を形成する転写紙37を前記カセット11,12,13から選ば
ねばならない。このときの手順を示すフローチャートを
第21図に示す。
割数が設定されたとしても、複写機としては、実際に画
像を形成する転写紙37を前記カセット11,12,13から選ば
ねばならない。このときの手順を示すフローチャートを
第21図に示す。
同図において、まず、第1のステップS41として、用
紙の横寸法を、原稿の横寸法×横倍率×横分割数にす
る。次いで、第2のステップS42で、用紙の縦寸法を、
原稿縦寸法×縦倍率×縦分割数にする。その後、第3の
ステップS43でカセットの用紙サイズを入力する。そし
て、第4のステップS44で第3のステップS43で入力され
た用紙サイズが第1および第2のステップS41,42で入力
されたサイズと同一か否か判断する。同一であれば、そ
の転写紙を選択すれば所望の割り付けが可能な転写紙が
存在していることになり、画像形成に際してその転写紙
を選択すればよい。もしない場合には、第5のステップ
S45でこれに合うサイズがみつかるまで繰り返す。しか
し、第5のステップS45でみつからない場合には、第6
のステップS46に進み、再度カセットの用紙サイズを入
力する。そして、第7のステップS47で計算した用紙寸
法がカセット内の転写紙と比較され、カセット内の用紙
より小さい場合にはその用紙が選択される。さらに、第
7のステップS47で用紙が選択できないときには、第8
のステップS48に行き、全てのカセット内の用紙につい
て判断する。その結果、全てのカセットについて第7の
ステップS47の比較を行っても該当するカセットが存在
しないときには、転写できる転写紙がないことになる。
したがってこの場合には、別の用紙サイズのカセットを
用意するか、上記設定をやり直すことになる。
紙の横寸法を、原稿の横寸法×横倍率×横分割数にす
る。次いで、第2のステップS42で、用紙の縦寸法を、
原稿縦寸法×縦倍率×縦分割数にする。その後、第3の
ステップS43でカセットの用紙サイズを入力する。そし
て、第4のステップS44で第3のステップS43で入力され
た用紙サイズが第1および第2のステップS41,42で入力
されたサイズと同一か否か判断する。同一であれば、そ
の転写紙を選択すれば所望の割り付けが可能な転写紙が
存在していることになり、画像形成に際してその転写紙
を選択すればよい。もしない場合には、第5のステップ
S45でこれに合うサイズがみつかるまで繰り返す。しか
し、第5のステップS45でみつからない場合には、第6
のステップS46に進み、再度カセットの用紙サイズを入
力する。そして、第7のステップS47で計算した用紙寸
法がカセット内の転写紙と比較され、カセット内の用紙
より小さい場合にはその用紙が選択される。さらに、第
7のステップS47で用紙が選択できないときには、第8
のステップS48に行き、全てのカセット内の用紙につい
て判断する。その結果、全てのカセットについて第7の
ステップS47の比較を行っても該当するカセットが存在
しないときには、転写できる転写紙がないことになる。
したがってこの場合には、別の用紙サイズのカセットを
用意するか、上記設定をやり直すことになる。
以上のように、上記実施例によれば、原稿の枚数と、
転写する用紙のサイズとから、分割数を自動的に判断
し、その分割した領域に原稿のページを割り付けるだけ
で、スキャナ制御回路によって、スキャナスタートと原
稿の搬送系の始動との同期をとるので、自動的に1枚の
コピー用紙に複数の縮小原稿画像が形成できる。
転写する用紙のサイズとから、分割数を自動的に判断
し、その分割した領域に原稿のページを割り付けるだけ
で、スキャナ制御回路によって、スキャナスタートと原
稿の搬送系の始動との同期をとるので、自動的に1枚の
コピー用紙に複数の縮小原稿画像が形成できる。
[効果] これまでの説明から明らかなように、スキャナのスタ
ート信号の発生から副走査有効期間信号発生までの助走
時間を各倍率毎に予め保持する記憶手段と、実際の助走
時間を計測する計測手段と、該計測手段により計測され
た値と記憶手段に保持された値に基づいて補正係数を算
出する算出手段と、転写紙を搬送するタイミングがスキ
ャナのスタート信号の発生に対して負時間になるか正時
間になるかを記憶手段に保持された値を算出手段により
求められた補正係数により補正した値に基づいて判断す
る判断手段と、該判断手段の判断結果に応じて搬送装置
による搬送タイミングを補正された値に基づいて決定し
制御する制御手段とを備えたこの発明によれば、任意の
個所に画像を移動して転写紙に画像を形成するに際し、
転写紙の搬送タイミングを確実にとることができ、かつ
予備走査の必要がないのでコピースピードを低下させる
こともない。
ート信号の発生から副走査有効期間信号発生までの助走
時間を各倍率毎に予め保持する記憶手段と、実際の助走
時間を計測する計測手段と、該計測手段により計測され
た値と記憶手段に保持された値に基づいて補正係数を算
出する算出手段と、転写紙を搬送するタイミングがスキ
ャナのスタート信号の発生に対して負時間になるか正時
間になるかを記憶手段に保持された値を算出手段により
求められた補正係数により補正した値に基づいて判断す
る判断手段と、該判断手段の判断結果に応じて搬送装置
による搬送タイミングを補正された値に基づいて決定し
制御する制御手段とを備えたこの発明によれば、任意の
個所に画像を移動して転写紙に画像を形成するに際し、
転写紙の搬送タイミングを確実にとることができ、かつ
予備走査の必要がないのでコピースピードを低下させる
こともない。
図は全てこの発明の実施例を説明するためのもので、第
1図はスキャナの制御装置を示すブロック図、第2図は
実施例に係るデジタル複写機の内部機構を示す概略図、
第3図は感光ドラムに対する書き込みと転写の状態を示
す説明図、第4図は転写紙に対し画像を副走査方向に移
動したときの状態を示し、第4図(a)は移動距離l3が
負の場合、第4図(b)は正の場合をしめす説明図、第
5図はスキャンスタート信号と副走査有効期間信号とレ
ジストローラON信号の関係を示すタイムチャート、第6
図はスキャナと原稿先端の関係を示す説明図、第7図
(a),(b),(c),はそれぞれスキャナのホーム
ポジションと原稿先端の様子を示す説明図、第8図は補
正係数の設定手順を示すフローチャート、第9図は副走
査方向のレジスト調整の手順を示すフローチャート、第
10図(a),(b)はそれぞれ主走査方向の画像の移動
を示す説明図、第11図は主走査方向のラインメモリのア
ドレスを示す説明図、第12図は主走査同期信号とデータ
との関係を示すタイムチャート、第13図は4枚の原稿を
同サイズの転写紙にまとめてコピーする場合の説明図、
第14図は3枚ないし4枚の原稿を同サイズの転写紙にま
とめてコピーする場合の説明図、第15図および第16図は
それぞれ割り付けの他の例を示す説明図、第17図は操作
部の縮小連写キーと液晶表示装置を示す要部説明図、第
18図および第19図はそれぞれ分割の状態と原稿の割り付
けの仕方を示す説明図、第20図はコピーの自動分割の手
順を示すフローチャート、第21図は転写紙の自動選択の
手順を示すフローチャートである。 5……感光ドラム、43……スキャナ、37……転写紙、47
……スキャナ制御回路、49……タイマ回路、51……カウ
ント回路、53……メモリ回路、55……データテーブル、
57……計算回路、59……モータ、63……位置センサ。
1図はスキャナの制御装置を示すブロック図、第2図は
実施例に係るデジタル複写機の内部機構を示す概略図、
第3図は感光ドラムに対する書き込みと転写の状態を示
す説明図、第4図は転写紙に対し画像を副走査方向に移
動したときの状態を示し、第4図(a)は移動距離l3が
負の場合、第4図(b)は正の場合をしめす説明図、第
5図はスキャンスタート信号と副走査有効期間信号とレ
ジストローラON信号の関係を示すタイムチャート、第6
図はスキャナと原稿先端の関係を示す説明図、第7図
(a),(b),(c),はそれぞれスキャナのホーム
ポジションと原稿先端の様子を示す説明図、第8図は補
正係数の設定手順を示すフローチャート、第9図は副走
査方向のレジスト調整の手順を示すフローチャート、第
10図(a),(b)はそれぞれ主走査方向の画像の移動
を示す説明図、第11図は主走査方向のラインメモリのア
ドレスを示す説明図、第12図は主走査同期信号とデータ
との関係を示すタイムチャート、第13図は4枚の原稿を
同サイズの転写紙にまとめてコピーする場合の説明図、
第14図は3枚ないし4枚の原稿を同サイズの転写紙にま
とめてコピーする場合の説明図、第15図および第16図は
それぞれ割り付けの他の例を示す説明図、第17図は操作
部の縮小連写キーと液晶表示装置を示す要部説明図、第
18図および第19図はそれぞれ分割の状態と原稿の割り付
けの仕方を示す説明図、第20図はコピーの自動分割の手
順を示すフローチャート、第21図は転写紙の自動選択の
手順を示すフローチャートである。 5……感光ドラム、43……スキャナ、37……転写紙、47
……スキャナ制御回路、49……タイマ回路、51……カウ
ント回路、53……メモリ回路、55……データテーブル、
57……計算回路、59……モータ、63……位置センサ。
Claims (4)
- 【請求項1】原稿載置面上に載置された原稿をスキャナ
を介して読み取り、読み取った画像データに基づいて感
光体に画像を作像し、転写紙を搬送装置により感光体側
に搬送して転写紙に画像を形成する画像形成装置におい
て、 スキャナのスタート信号の発生から副走査有効期間信号
発生までの助走時間を各倍率毎に予め保持する記憶手段
と、 実際の助走時間を計測する計測手段と、 該計測手段により計測された値と前記記憶手段に保持さ
れた値に基づいて補正係数を算出する算出手段と、 転写紙を搬送するタイミングが前記スキャナのスタート
信号の発生に対して負時間になるか正時間になるかを前
記記憶手段に保持された値を前記算出手段により求めら
れた補正係数により補正した値に基づいて判断する判断
手段と、 該判断手段の判断結果に応じて搬送装置による搬送タイ
ミングを前記補正された値に基づいて決定し制御する制
御手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記算出手段は、少なくとも過去2回の走
査における助走時間それぞれに重み付をして補正係数を
算出することを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】前記算出手段により算出された補正係数を
記憶する不揮発性記憶手段を備えたことを特徴とする請
求項1または2記載の画像形成装置。 - 【請求項4】前記算出手段による補正係数算出のために
電源スイッチ投入時に試験走査を行うことを特徴とする
請求項1ないし3のいずれか1項記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047100A JP2735558B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63047100A JP2735558B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01221977A JPH01221977A (ja) | 1989-09-05 |
JP2735558B2 true JP2735558B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=12765759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63047100A Expired - Fee Related JP2735558B2 (ja) | 1988-02-29 | 1988-02-29 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2735558B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0830934B2 (ja) * | 1985-07-02 | 1996-03-27 | 松下電器産業株式会社 | 複写機 |
JPS62117461A (ja) * | 1985-11-18 | 1987-05-28 | Canon Inc | 原稿走査装置 |
-
1988
- 1988-02-29 JP JP63047100A patent/JP2735558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01221977A (ja) | 1989-09-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5051843A (en) | Digital copier | |
US5901276A (en) | Image forming apparatus having an interface to connect with other image forming apparatus | |
US20020167680A1 (en) | Digital synthesizer digital copier and magnification control unit | |
US5893020A (en) | Digital copying machine capable of two-sided copying | |
US6188489B1 (en) | Image forming apparatus | |
US6104420A (en) | Image forming apparatus and exposure scanning apparatus | |
US5552900A (en) | Image forming apparatus having means to register marker pens used for image editing | |
JP2635319B2 (ja) | 画像変倍装置 | |
JP2735558B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US6700675B1 (en) | Image formation apparatus that can ensure provision of sheets for image formation according to external image data | |
JPH11109793A (ja) | 画像形成装置 | |
JPS6243659A (ja) | 像形成装置 | |
JP3418942B2 (ja) | 複写機 | |
JP3151729B2 (ja) | 画像読取り装置および画像形成装置 | |
EP0586788B1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2002096499A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2538571B2 (ja) | 複写装置 | |
JPS6232477A (ja) | 現像剤供給量制御方法 | |
JP3597875B2 (ja) | 複写システム及び複写方法 | |
JPS61269556A (ja) | デイジタル画像形成装置 | |
JPH11308424A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH08265521A (ja) | 画像読取装置と画像形成装置およびその制御方法 | |
JP3219530B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
JPS6335069A (ja) | 画像記録装置 | |
JPH066520A (ja) | 複写機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |