JP2734078B2 - コンデンサ用リード線製造装置 - Google Patents

コンデンサ用リード線製造装置

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JP2734078B2 JP1086239A JP8623989A JP2734078B2 JP 2734078 B2 JP2734078 B2 JP 2734078B2 JP 1086239 A JP1086239 A JP 1086239A JP 8623989 A JP8623989 A JP 8623989A JP 2734078 B2 JP2734078 B2 JP 2734078B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はAl線と銅下地錫引鉄線(以下Cp線という)と
を接合する装置、特に電解コンデンサ用のリード線の製
造装置に関するものである。
従来の技術 従来この種のコンデンサ用リード線製造装置としては
第7図に示す様な構成のアーク溶接装置が提案されてい
る。
これはAl線2を極の溶接電極37a,37bで保持し、Cp
線1を極の導線チャック38で保持し、導線チャック38
を矢印方向に円弧状に駆動させ、そして第8図のように
Al線2とCp線1を接触させた後僅かに引き離すことによ
りアーク39を発生させ、その熱でAl線2とCp線1を溶か
し双方を突き合せて第9図の様に両者の境界に鉄,銅,
アルミ,錫の合金部3を形成して接合する方法であっ
た。
発明が解決しようとする課題 この様な従来の装置では第8図に示す接合時のアーク
スパッタ40による鉄,銅などの異金属のAl線2への飛
散,付着と第9図の様に鉄,銅,錫などの合金から形成
される接合部3が外部に露出しているため、コンデンサ
組立時にそれらの金属の微片微粉がコンデンサ電極を形
成するAl箔や挿間紙(電解紙)上に剥落したり、振動式
整送器内で互いに、摩擦し合って発生した微粉がAl線部
に付着したりして電解コンデンサの重要特性である漏れ
電流不良や重欠点のショート不良を誘発するなど、多大
な悪影響を与える。また、衆知の通りAlは酸化被膜を速
かに形成する金属であるため、合金接合部の内部に酸化
被膜が残存,混入して欠陥部分を作り、充分な溶接強度
が得られなかったり、強度のバラツキが大きくなってし
まう。
更に、第7図の極の導線チャック38は円弧運動のた
め、Al線2とCp線1を一直線上に中心合せすることが難
しく、接合部3の形状が芯ズレする外観的な問題もあっ
た。
本発明はこのような問題点を解決するもので、特公昭
58-41154号公報に示される接合方法を具体化する装置で
あり、Al線とCp線の接合合金層が外部に露出せず、溶接
強度の非常に安定したリード線を自動的に高速生産でき
る電解コンデンサ等のコンデンサ用リード線の製造装置
を提供しようとするものである。
課題を解決するための手段 この問題を解決するために本発明はAl線を間欠的に送
り出すAl線送り部と、送られたAl線を切断してその切断
したAl線を保持するAl線切断保持部と、このAl線切断保
持部より突出したAl線を加熱するバーナ部と、このAl線
切断保持部の対向側に設けられ、かつCp線を間欠的に送
り出して任意の長さに切断すると同時に先端部を先細り
形状に切断するCp線送り切断部と切断されたCp線の先端
部を突出させて保持してAl線にCp線を直線運動で押し込
むCp線押し込み部と、このリード線を間欠テーブル部に
移し替えて間欠テーブルの夫々の停止位置でAl線平偏部
の切断バリを押しつぶすバリ押え部と、Al線とCp線の接
合強度を検査するリード線引張り部と、リード線の全長
の長短を選別する全長選別部と、全長選別部の下部に選
別されたリード線を収納ケースにケース詰めするケース
詰め部とを設けたものである。
作用 この構成により自動的にAl線とCp線を順次送り出し、
切断し、保持したところで酵素と水素の混合ガスを燃焼
させたバーナでAl線を半溶融状態に加熱し、形状が崩れ
ない程度に加熱されたところでCp線をAl線丸棒部に押込
みAl線内部に、合金層を形成して接合する。
また、接合されたリード線は1本ずつ取り出され、Al
線偏平部の切断バリを押しつぶして、更にリード線の接
合強度とリード線全長を自動的に全数検査してケース詰
することになる。
実施例 第1図は本発明の一実施例による電解コンデンサ用リ
ード線の製造装置の全体構成図であり、筺体11の上面部
にはガス発生器11aとAl線2とCp線1の送り,切断,接
合機構11bがあり、また、前面部には間欠テーブル12を
中心にバリ押え部13、リード線引張り部14、全長選別部
15、ケース詰め部16が配置されている。
次に上記構成における各部について、第2図〜第6図
を用いて説明する。
まず第1図に示すように、Al線2は丸棒部と偏平部が
交互に成形されたもので、矯正ローラ17を通り、送り爪
18で偏平部と丸棒部の段差部を引っかけて、矢印Hの方
向に送り出し、次に上カッター19でAl線2の丸棒部と偏
平部との間で切断してAl線2の丸棒部が前方に突出する
ようにAl線チャック20で保持する。
一方、Cp線1は矯正ローラ21を通り、送りチャック22
でCp線1を保持して矢印1の方向に送り出し、次に押込
チャック23でCp線1の先端部を前方に突出させて保持
し、クサビカッター24でCp線1の先端がクサビ形状にな
るように切断する。
次に第2図に示すように、Al線2とCp線1が保持され
たところで、酸素水素ガス発生器で水を電気分解して発
生した酸素と水素の混合ガスを供給し、燃焼させるバー
ナ25を矢印方向に移動させ燃焼している2本のガス火炎
26をAl線2の丸棒部に当てて、Al線2が半溶融状態に加
熱されたところで押込チャック23を直線動作させて、Cp
線1の先端部をAl線2に押込み、第3図に示すようにAl
線内部にCu,Al,Snなどからなる合金層3を形成して接合
する。
また第1図に示すように、接合されたリード線27は、
取り出しレバー28によって1本ずつ取り出され、シュー
ト29を落下してテーブル12の外周面に設けた複数の溝12
aに移し替えられる。
さらに、リード線27は矢印Jの方向に間欠的に送ら
れ、バリ押え部13の位置で、第4図に示すような押し板
29でAl線2の偏平部の微少なカットバリ30を押しつぶ
す。
また、第1図において、リード線引張り部14の位置で
は第5図に示すようにAl線2の丸棒部をテーブル12の溝
12aに引掛けてチャック31でつかみ、矢印の方向に設定
圧力で引張り、接合部の強度検査を行う。
第1図において、全長選別部15の位置では第6図に示
すような全長選別装置でリード線27の全長を選別して、
収納ケース32にリード線27を落下させてケース詰を行
う。
尚、第1図に示すように収納ケース32はケース詰が修
了すると自動的に交換されるようになっている。
以上のような装置によって作られた電解コンデンサ用
のリード線は、第3図に示すようにAl線2とCp線1の接
合部にCu,Alなどからなる合金層3がAl線2内部に形成
されるため、Fe,Cu,Suなどの異金属の外部露出が全くな
く、また、鉄と銅などの異金属の飛散も全くないため、
電解コンデンサの電気特性である漏れ電流不良やシュー
ト不良を低下させることができるとともに、強度バラツ
キも従来の溶接方法に比べ非常に安定したものとするこ
とができる。
ガスエネルギーコスト的にも水を電気分解して酸素と
水素ガスを発生させる方式であるため極めて安価であ
る。
また、Cp線1の先端はクサビ形状であり、Al線2内部
に押込む時に、ガイド作用が生じるためAl線2への押込
み性もよく、押込み動作も第1図に示すシャフト33によ
りチャック23が直線的に動作するため、Al線2とCp線1
の芯合せが容易になり、外観的にも安定した品質のリー
ド線が得られる。
さらに筺体11の前面部に設けられたバリ押え部13、リ
ード引張り部14、全長選別部15とケース詰め部16の構成
により、装置がコンパクトになり又溶接後のリード線の
溶接接合から後処理、全数自動検査リード線箱詰まで一
連して製造することが可能となるなど工業的価値大なる
ものである。
発明の効果 以上のように本発明によれば、Al線とCp線とからな
り、接合部に合金層を形成したリード線を自動的に製造
することができ、しかもガス火炎によりAl線を半溶融状
態として、接合するため、Al線とCp線の接合合金層が外
部に露出せず溶接強度の安定したリード線を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電解コンデンサ用リード線製造装置の
一実施例の全体構成を示す斜視図、第2図は同装置にお
ける溶接装置を示す斜視図、第3図は同装置によって作
られたリード線の接合部の断面図、第4図は同装置にお
けるAl線偏平部のバリ押え部を示す概略図、第5図は同
装置におけるリード線の接合強度と検査する引張検査部
を示す概略図、第6図は同装置におけるリード線の全長
選別部とケース詰め部を示す概略図、第7図は従来の溶
接方法における溶接装置の部分を示す斜視図、第8図は
従来の溶接方法を示す原理図、第9図は従来の溶接方法
によって作られたリード線の接合部の断面図である。 1……銅下地錫引鉄線(Cp線)、2……Al線、3……合
金層、13……バリ押え部、14……リード線引張り部、15
……全長選別部、16……ケース詰め部、18……送り爪、
19……上カッター、20……Al線チャック、22……送りチ
ャック、23……押込チャック、24……クサビカッター、
25……バーナ、26……ガス火炎、27……リード線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Al線を間欠的に送り出すAl線送り部と、送
    られたAl線を切断してその切断したAl線を保持するAl線
    切断保持部と、このAl線切断保持部より突出したAl線を
    加熱するバーナ部と、このAl線切断保持部の対向側に向
    けられ、かつ銅下地錫引鉄線を間欠的に送り出して任意
    の長さに切断すると同時に先端部を先細り形状に切断す
    る銅下地錫引鉄線送り切断部と、切断された銅下地錫引
    鉄線の先端部を突出させて保持してAl線に銅下地錫引鉄
    線を直線運動で押し込む銅下地錫引鉄線押し込み部と、
    このリード線を間欠テーブル部に移し替えて間欠テーブ
    ルの夫々の停止位置でAl線偏平部の切断バリを押しつぶ
    すバリ押え部と、Al線と銅下地錫引鉄線の接合強度を検
    査するリード線引張り部と、リード線の全長の長短を選
    別する全長選別部と、全長選別部の下部に選別されたリ
    ード線を収納ケースにケース詰めするケース詰め部を構
    成したことを特徴としたコンデンサ用リード線製造装
    置。
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