JP2733933B2 - 半導体受発光装置 - Google Patents

半導体受発光装置

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茂 長尾
俊夫 松田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、光通信用受発光素子のチップ構造に関す
る。 従来の技術 従来の光通信用受発光素子として、たとえば、発光素
子に、発光ピーク波長λP820〜880nmで、発光出力P05
mW,遮断周波数 30〜60MHz,GI50/125光ファイバ
で、ファイバ端出力Pf=10〜50μW程度のGaAlAs結晶を
用いた発光ダイオード(LED)が実用化されている。 一方、通信用受光素子には、受光径が、100〜300μm
φで、受光波長λ=850nmで、量子効率η=50〜70
%,遮断周波数=100〜300MHzのSiを用いたPINフォ
トダイオードが実用化されている。 以上のような受発光素子を用いて、伝送速度16〜32Mb
it/sec,伝送距離3km程度の光データリンクが市販されて
いる。 発明が解決しようとする問題点 しかしながら、従来の光通信用受発光素子には、次の
ような問題点が存在している。発光素子であるLEDは、
ビデオ伝送などの映像信号を伝達する場合には、常に動
作状態であるが、デジタル信号を伝送するようなデジタ
ルリンクの場合には、一定時間の動作状態の後、LED
は、休止する時間を有する。そこで、この休止時間に
は、LEDを逆に信号を受ける受光素子として使用するこ
とも多くなってきている。 ところで、光通信用LEDとして前述のような秀れた特
性を持つ発光素子を受光素子として使用すると、受光感
度が低く、実用レベルからは、ほど遠い。 一方、光通信用PINフォトダイオードは、受光素子と
しては、前述のような優秀な特性を有しているが、材質
がシリコン(Si)であるため、発光素子として使用する
ことはできない。つまり、1つの素子で、受光と発光と
の両者の特性を、実用レベルでその要求を満たすこと
は、極めて困難である。 問題点を解決するための手段 本発明の半導体受発光装置は、発光部としてIII−V
化合物半導体結晶による発光素子を用い、受光部として
Si結晶による受光素子を用い、これらを、互いの発光窓
と受光窓とを上下位置で一致させて、層状に接着して一
体化し、その発光素子の発光窓を通じて、前記受光素子
で受光する受光機能と受光機能の両機能を有するもので
ある。 作用 本発明の受発光装置によると、発光素子として、GaAl
As化合物半導体結晶を使用し、電流狭窄構造とダブルヘ
テロ構造を採用することにより、良好な光ファイバ端出
力特性と高速応答性とを確保し、一方、受光素子として
Si−PINフォトダイオードを用い、この上部の受光窓にG
aAlAs発光ダイオードを接着し、発光ダイオードの受光
窓を通じて、ファイバからの出射光を受光することによ
り、高い量子効率と高速応答性を実現できる。 また、これらGaAlAsとSiとでは、熱膨張係数に大きな
差はなく(GaAlAs:6.17×10-6/deg,Si:2.5×10-6/de
g),接着されたデバイスの持つ温度特性は、十分安定
している。 実施例 本発明の受発光装置の実施例を第1図に概要断面図、
第2図に具体例の断面図で示す。 まず、発光素子11の構造について説明する。液相成長
により、N型GaAs基板上に5層の薄膜を成長した。 N1−GaAlAs基板層1(AlAs混晶比X=0.43→0.05)上
にN2−GaAlAsクラッド層2(X=0.20),P1−GaAs活性
層3(厚さ1μm),P2−GaAlAsクラッド層4(X=0.3
5),N3−GaAlAsコンタクト層5(X=0.17)を連続的に
形成している。N3−GaAlAsコンタクト層5に直径80μm
φの凹部6を選択的に作成し、この後P+拡散層8を1.5
μm形成した。N型GaAs基板を完全に除去した後、P側
電極9とN側電極10を形成した。最後に発光窓の凹部の
真下を選択的にエッチングし、N1−GaAlAs基板層7を深
さ10μmにわたって、φ200μmの円形状の空洞領域7
を形成した。 この発光ダイオードの発光波長は、880nmである。 チップ厚さは、約80μmである。 次に受光素子16について述べる。高比抵抗層12(ρ
3000Ω・cm)を有するN型Si基板13に、チャンネルスト
ッパー15とP+拡散層14を形成し、SiO2膜による表面パッ
シベーションと無反射コート膜をこの上部に作成した。 このようにして得られたPIN型受光素子の受光径は300
μmφ、チップサイズは、1.2×1.2mmである。 以上のようにして作成した受光素子11と受光素子16と
を外周辺の接触部で熱圧着により温度310℃で接着し
た。発光素子と受光素子の絶縁には、SiO2膜を用いた。
この時、発光素子の発光窓が、受光素子の受光窓の真上
にくるように考慮した。接着材には、SnとAuを用いてい
る。この接着した素子をT0−18ヘッダーに入れ、ワイヤ
ーボンドを行ない組立を行なった。受光素子の上部に
は、微小マイクロレンズ17を搭載し、発光した光ビーム
の集光を行なっている。 この素子をLEDとして動作させる場合には、第1図
(a)の発光部11の端子AとBを順バイアスし、素子の
上部の部分のみを使用して、発光させ、光ファイバに発
光した光を入射させる動きをする。(第1図(b)参
照) 一方、受光動作の場合には、下部の受光部16の端子C
とDに逆バイアスを印加し、光ファイバから出射した光
信号を上部に接着した発光部11を通じて、受光部に照射
する構造となっており(第1図(c)参照)、両者は、
絶縁膜を介して層状に接着されており、各々独立したデ
バイスとして使用できるものである。 本発明の実施例の素子では、発光モードとして動作さ
せると、IF=100mAで発光出力P05mW、GI50/125での光
ファイバ端出力は、Pf20μW、遮断周波数は、
35MHzである。 一方、受光モードとして動作させると、逆バイアス電
圧VR=10Vで、遮断周波数は、200MHz,波長λ
880nmでの量子効率は、η40%であった。この量子効
率の値は、GaAlAsLEDの活性領域を通じての値であり、
活性領域での光の吸収が生じているが、これを差し引い
ても、かなりの高い量子効率が得られている。 このようなデバイス構造を用いることにより、極めて
良好な発光特性と受光特性が安定して得られた。 また、受光部と受光部が同一の場所に存在するため、
従来困難とされていた、ファイバとの光軸調整が比較的
容易であり、X方向,Y方向の軸変動に対する許容値が大
きくとれる。 発明の効果 以上のように、本発明の受光装置によれば、通信用と
して要求される高性能な発光素子の特性と受光素子の特
性とを同時に充たすことができ、広く利用できるものと
期待される。
【図面の簡単な説明】 第1図(a)は、本発明実施例の概要断面図、第1図
(b),(c)は参照図、第2図は、本発明の受発光装
置の一実施例断面図である。 1……N1−GaAlAs基板層、2……N2−GaAlAsクラッド
層、3……P1−GaAs活性層、4……P2−GaAlAsクラッド
層、5……N3−GaAlAsコンタクト層、6……凹領域(発
光窓)、7……円形状領域、8……P+拡散層、9……P
側電極、10……N側電極、11……発光素子、12……高抵
抗層、13……N型Si基板、14……P+拡散領域、15……チ
ャンネルストッパー、16……発光素子、17……球レン
ズ、18……光ファイバ、19……絶縁膜と表面保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−30389(JP,A) 特開 昭57−122586(JP,A) 特開 昭57−164585(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.化合物半導体基板を用いた発光素子の発光窓の周辺
    に設けた電極Bとシリコン半導体基板を用いた受光素子
    の受光窓の周辺に設けた電極Cとを介して前記発光窓及
    び受光窓を上下位置で一致させて前記発光素子と前記受
    光素子とを一体化した半導体受発光装置。
JP27861687A 1987-11-04 1987-11-04 半導体受発光装置 Expired - Lifetime JP2733933B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5848088A (en) * 1995-07-11 1998-12-08 Seiko Epson Corporation Surface emission type semiconductor for laser with optical detector, method of manufacturing thereof, and sensor using the same
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