JP3610235B2 - 面型発光素子装置 - Google Patents

面型発光素子装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3610235B2
JP3610235B2 JP22228698A JP22228698A JP3610235B2 JP 3610235 B2 JP3610235 B2 JP 3610235B2 JP 22228698 A JP22228698 A JP 22228698A JP 22228698 A JP22228698 A JP 22228698A JP 3610235 B2 JP3610235 B2 JP 3610235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
emitting element
light emitting
light
vcsel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22228698A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000040840A (ja
Inventor
敏彦 尾内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP22228698A priority Critical patent/JP3610235B2/ja
Priority to US09/356,465 priority patent/US6597713B2/en
Priority to EP19990114364 priority patent/EP0975072B1/en
Priority to DE1999627447 priority patent/DE69927447T2/de
Publication of JP2000040840A publication Critical patent/JP2000040840A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3610235B2 publication Critical patent/JP3610235B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、作製が容易で歩留まりが高く、2次元アレイ型などの構成にするのに適した面型半導体発光/受光デバイスなどの面型発光素子装置、およびそれを用いた光送受信装置、光インターコネクション装置、光記録装置等に関する。
【0002】
【従来の技術】
大容量並列光情報処理、高速光接続、高速記録技術などへの応用のため、2次元アレイ型の面型固体発光素子の開発が望まれている。これらの応用のためには、低コスト、低消費電力、高生産性、高信頼性などが発光素子に対して必要条件となる。発光素子の材料としては様々なものが研究開発されているが、信頼性を確保するためには半導体単結晶は非常に適しており、特に化合物半導体を用いた面型発光素子の開発が盛んに行われている。
【0003】
また、発光素子のなかでも両端面に反射ミラーを備えたレーザダイオード(LD)では、自然発光に比べて非常に発光効率が高く、2次元アレイ化した場合にも消費電力を小さくすることができる。この様な観点から面型の半導体レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting Laser:VCSEL)の開発が近年活発に行なわれている。
【0004】
現在、VCSELも波長400nm程度の青色から通信波長帯である1.55μmまで開発されつつあり、サファイア基板上のAlGaN/InGaN系、GaAs基板上のInGaAsP/InAlP系、InGaAs/AlGaAs系、InP基板上のInGaAs/InGaAsP系などの材料系で研究されている。VCSELの基本的な構造を図10に示す。これは、基板から垂直にレーザ光を出射し、数μm厚程度のエピタキシャル成長層103の両面に99%以上の高反射膜102、104を備える構造となっている。反射膜としては、屈折率の異なるλ/4厚の膜を多層にしたものが主に用いられ、材料としては、誘電体ガラス、あるいはエピ成長した半導体(例えばAlAs/GaAs多層膜:ELECTRONICS LETTERS, 31, p.560 (1995)参照)などが一般的である。尚、図10において、101はレーザ用基板、105は絶縁膜、106は電極、107はレーザ機能部、108は窓部の開けられたレーザ基板側電極、109は埋め込み層である。
【0005】
ところで、実際にレーザを駆動する場合、環境温度、素子の履歴などの影響で、一定駆動電流で動作させるだけではレーザの出力パワーが一定しないため、自動光出力制御回路(APC:Automatic Power Control)が一般に用いられる。その原理構成図を図11に示す。レーザ光は一般にレーザダイオード200の2つの共振器ミラー面の両側から出力される。そこで、一方の光出力を光検出器(ホトダイオード)201によってモニターし、差動アンプ203で基準電圧202と比較してレーザ200の駆動電流に負帰還制御を施すことで、レーザ出力を一定に保つものである。尚、204はLD電流制御回路、205、206、207は抵抗、208は光ファイバである。
【0006】
この場合、端面発光レーザ309であれば、図12の様に同一マウント上にレーザ309と光検出器(ホトダイオード)310を実装して、レーザ出力の一方をモニターする構造が一般的である。尚、311、312はリード線、313はキャップ、314は窓板、315はステムである。ところが、VCSELの場合、実装方法については特開平8−186326号公報などに記載がある様に、基板全面をボンディングしてしまうため共振器ミラーの片方の光出力しか取り出せない様な構造になっている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】
そこで、VCSELにおいてAPCを行なうためには、一方から出た出力をプリズムで2つに分けて、モニター光を光学的に作り出すことが必要であった。そのため、光学系が複雑になり部品点数が増加し、コスト上昇につながってしまう。また、光出力の一部を取り出すために実際の出力パワーが低下するので、必要な出力パワーを得るのにレーザの駆動電流量が増加し、消費電力の上昇を招いてしまう。
【0008】
本発明の目的は、面型発光素子と光をモニターするための光検出器を簡単な形態で一体化して、発光素子の出力パワーを低下させることなくしかも生産性を上げて低コスト化を図ることを可能にした構成を持つ面型発光素子装置、その駆動方法およびこれを用いた光送受信装置、光インターコネクション装置および光記録装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の面型発光素子装置は、少なくとも1つの発光素子と少なくとも1つの光検出器を有し、発光素子は、それが形成された第1の基板面から少なくとも垂直に光を出射する面型発光素子であって、それへ電流を注入するための電極の一部は、該発光素子の機能部以外の部分に引き出して第1の基板に設けられた電極パッドと、該発光素子が形成された第1の基板とは異なる第2の基板に形成された配線パターン上の電極パッドとを電気的導通が得られる様に接合して成り、該第2の基板側から該発光素子の機能部に電流注入可能であり、更に該光検出器は該第2の基板に形成されており、該面型発光素子の光出力を該光検出器で受光して該面型発光素子の光出力を安定化する様にフィードバック制御するとともに、該光検出器に外部から光信号を入射させることで光インバータとして機能させることを特徴とする。この構成により、面型発光素子の機能部から離れた位置に設けられた電極パッドまで引き出す配線を該面型発光素子基板上に設けて、該電極パッドを他の配線基板の電極パッドと電気的導通が得られる様に接合し、しかも、典型的には、配線基板上には面型発光素子に対応する位置に光検出器を備えるので、面型発光素子の光出力をモニターするための光検出器を簡単な形態で一体化して、該発光素子の光出力を減衰させることなくモニターでき、部品点数も減らす事ができるために低コスト化につながる。
【0010】
上記基本構成に基づいて、以下の様なより具体的な形態が可能である。
前記光検出器は前記面型発光素子の光出力を検出する光検出器であり、少なくとも前記面型発光素子からの光の一部を受光できる様に面型発光素子に対向して第2の基板に形成してあったり、前記第2の基板上の光検出器は、前記面型発光素子の光出力のみでなく、外部からの光入力をも受光できる様に配置されていたり、前記光検出器は、外部からの光入力を受光できる様に、第2の基板において面型発光素子との電気的導通を行なう面とは反対側の面に形成されていたり、或は面型発光素子との電気的導通を行なう面とは反対側の基板の一部を除去して窓領域を設けた所に形成されていたりする。光検出器で外部の光も受光できる様にする場合、高機能化を図る事ができる。
【0011】
前記第2の基板に形成した前記配線パターン上の電極パッドは、光検出器が形成された領域の外側に設けられていたり、前記光検出器の電極の一部は、光検出器が形成された領域の外側に設けられた電極パッドに引き出されていたりする。これらにより、面型発光素子を該素子以外の別基板を用いて実装する場合の歩留まり、生産性を上げることができる。
【0012】
前記光検出器はpinホトダイオードであり、該光検出器の一方の電極は第2の基板上で光検出器が形成された領域の外側にまで引き出され、もう一方は該第2の基板の光検出器が形成されていない面全面である。また、前記光検出器はMSM(Metal−Semiconductor−Metal)型ホトダイオードであり、該光検出器の2つの電極は、第2の基板上で光検出器が形成された領域の外側にまで引き出されている。これらにより、光検出器を簡単な形態で一体化するための構造を提供できる。
【0013】
前記第2の基板には、トランジスタ、FETなども集積化されて、面型発光素子の駆動や制御の回路を同一基板上に備えている。この様に、典型的には、光検出器が形成された基板がSi基板で、該基板に面型発光素子駆動用のトランジスタ、MOS−FET等も集積化させることで面型発光素子の駆動素子も一体化でき、更に低コスト化できる。
【0014】
前記面型発光素子は半導体結晶で構成され、活性層の両側に反射ミラーを備えた面型半導体レーザである。これにより、発光素子を容易に複数集積化できる。
【0015】
前記面型発光素子を形成した第1の基板のうち、面型発光素子の機能部が形成された領域において、機能層のみ残して基板を除去して窓領域が形成されている。これにより、面型発光素子の光が該素子の基板で吸収されてしまう場合の問題を解決でき、基板側からどんな波長の光も取り出せる様になる。
【0016】
前記電極パッドの電気的導通を得ながら接合する手段が、電極パッド上にハンダをメッキ等で形成して加熱することである。面型発光素子の基板側あるいは配線基板側の電極パッドにハンダをメッキしておくことにより、これら互いに対応する電極パッドのアライメントを行なって加熱すれば、簡単に電気的および機械的結合が得られる。
【0017】
前記電極パッドの電気的導通を得ながら接合する手段が、電極パッド上に異方導電性接着剤を塗布して加圧しながら加熱することである。面型発光素子の基板側あるいは配線基板側の電極パッドに導電性或は異方導電性接着剤を塗布しておくことにより、これら互いに対応する電極パッドのアライメントを行なって加圧および加熱すれば、簡単に電気的および機械的結合が得られる。
【0018】
前記電極パッドの電気的導通を得ながら接合する手段が、表面電極同士を圧着することである。面型発光素子の基板側および配線基板側の互いに対応する電極パッドのアライメントを行なって加圧すれば、圧着により電気的および機械的結合が得られる。このとき超音波を加えるか、電極パッドに凹凸を形成するかしておくことにより、より簡単に圧着できる。
【0019】
前記電極パッドが電気的導通を得ながら接合されていると共に、面型発光素子の機能部と第2の基板との間にできた空隙に樹脂が充填された構造を持つ。これにより、機械的強度を増すことができ、実装する場合の面型発光素子の密着強度を増すことができる。
【0020】
前記面型発光素子は第1の基板上に複数集積化してあり、第1の基板上に、該集積された面型発光素子の機能部の周囲に前記電極パッドが配置される様に各面型発光素子に電流注入するための配線パターンが形成されている。面型発光素子を多数アレイ化した場合について、複数の面型発光素子と光をモニターするための複数の光検出器を簡単な形態で一体化して、発光素子の出力パワーを低下させることなくしかも生産性を上げて低コスト化を図ることができる。
【0021】
前記光検出器は各面型発光素子に対応する位置にアレイ化され、該光検出器の少なくとも一部の電極は第2の基板上で光検出器が形成された領域の外側にまで引き出されている。複数の面型発光素子と該素子からの光をモニターするための複数の光検出器を簡単な形態で一体化して、発光素子の出力パワーを低下させることなくしかも生産性を上げて低コスト化を図ることができる。
【0022】
前記各面型発光素子に電流注入するための配線パターンは独立駆動型で形成されている。マトリックス駆動となる様に配線もできるが、独立駆動型の配線パターンも容易に実現できる。
【0023】
前記面型発光素子の光出力を第2の基板に形成された光検出器で受光して面型発光素子の光出力を安定化する様にフィードバック制御する様に構成されている。面型発光素子の光出力を上記の様に一体化した光検出器でモニターして該発光素子の注入電流にフィードバック制御すれば、光出力を安定化できる。
【0024】
更に、上記目的を達成する本発明の面型発光素子装置の駆動方法は、上記の面型発光素子装置の面型発光素子の光出力を第2の基板に形成された光検出器で受光して、この受光量に基づいて、面型発光素子の光出力を安定化する様に該面型発光素子をフィードバック制御することを特徴とする。これにより、面型発光素子の光出力を安定化できる。
【0025】
また、面型発光素子装置の駆動方法は、上記の面型発光素子装置の面型発光素子の光出力を第2の基板に形成された光検出器で受光して面型発光素子の光出力を安定化する様にフィードバック制御するとともに、該光検出器に外部から光信号を入射させることで光インバータ素子として機能させることを特徴とする。この様にフィードバック制御をしながら光検出器に外部から光信号を入射すると、光インバータとして機能させることができる。
【0026】
更に、上記目的を達成する本発明の光記録装置は、上記の面型発光素子装置を光源として用いて記録媒体に信号を載せた該光源からの光をあてることを特徴とする。上記面型発光素子装置を用いてレーザビームプリンタ、CD−ROM等の光記録を行なえ、上記面型発光素子装置を用いれば比較的安価な性能、機能の良い光記録装置を実現できる。
【0027】
更に、上記目的を達成する本発明の光送受信装置は、上記の面型発光素子装置を送信機として備えたことを特徴とする。上記面型発光素子装置を用いて光情報伝送を行なえ、上記面型発光素子装置を用いれば比較的安価な性能、機能の良い光情報伝送装置を実現できる。
【0028】
更に、上記目的を達成する本発明の光インターコネクション装置は、上記の光送受信装置を用いてボード間の並列伝送、処理を行なうことを特徴とする。上記面型発光素子装置を用いて光インターコネクションを行なえ、上記面型発光素子を用いれば比較的安価な性能、機能の良い光インターコネクション装置を実現できる。
【0029】
具体例を用いて、本発明の原理、特徴を以下に説明する。
本発明においては、面型発光素子(ここではVCSELとする)の基板面からの出力およびエピタキシャル成長面からの出力の両光出力を利用できる様に、面全体で接合して実装するのではなくVCSEL領域ないしVCSELアレイ領域(ここではVCSELアレイを考える)の外側で電気的接合を得るものである。例えば、8×8の2次元アレイVCSELの場合を考える。個々のVCSELの位置で電気的接合を得ようとすると接合側の光が金属等で遮られてしまうので、図2に示す如く、VCSELの上面(エピタキシャル層面)に、VCSELアレイ領域の外側に電極パッドが配置される様に配線パターンを引き出し線として形成する。このとき該配線は各対応するVCSELの部分のみにオーミック接触を得ており、それ以外の領域では絶縁膜(SiO、SiN等)でアイソレーションされている。各VCSELの構成は、例えば図10の従来例の様に、GaAs/InGaAs歪み多重量子井戸活性層を1波長共振器長になる様にスペーサ層を介してAlAs/GaAsエピミラーで挟んだ構造であり、0.98μm帯のレーザになっている。光の取り出し方は波長によって異なるが、0.98μm帯の様にレーザ基板側から取り出せる場合は、図10の様に基板側に電極の窓を開けるだけで取り出せ、エピタキシャル層上面の電極に窓を設ければ、エピタキシャル層側からも光を取り出すことができる。
【0030】
一方、レーザ光出力をモニタできる光検出器アレイを持った配線基板側は(ここでは光検出器はレーザ光出力のみを受ける場合を考える)、図3の様な配線パターンとする。材料は、Si、GaAsなどの半導体で、図1の様なpin型PDあるいは図5の様なショットキーバリア型PDを各VCSELに対応する位置に図3の様に8×8でアレイ化し、配線基板上のVCSELの配線とは独立に電極配線および電極パッドを形成する。もちろん、同一表面あるいは裏面には図5や図6の様にトランジスタ等の電子回路が集積されていてもよい。
【0031】
この配線基板にはVCSELアレイの外側に配置されたVCSEL基板上の各パッドと対応する様なパッドも形成され、該パッドから更に電極が引き出せる様にパターンを形成している。
【0032】
この様にVCSELアレイ領域の外側に引き出された電極パッドと配線基板上の電極パッド同士で接合する場合には、図1の様に、VCSELからの一方の光出力を近接した位置に実装された光検出器でモニターできる。また、このとき形成された電極形状、サイズ、間隔は自由に設計できアライメント精度をあまり要求しないため、歩留まり、生産性の向上につながる。また、接合点がVCSELから離れているために、接合時にVCSELにダメージを与えることはない。
【0033】
パッド同士の接合は、一般的にはパッドにハンダをメッキ等で形成しておき加圧しながら加熱すればよい。断面形状のイメージとしては図1の様になる。この接合には、Auパッド同士を合わせて超音波をかける方法、あるいは表面に凹凸を形成して加圧して直接接合する方法もある。また、導電粒子を含んだ接着剤いわゆる異方導電性接着剤を塗布して、加圧加熱接着してもよい。この場合、配線パターンをメッキ等で10μm以上の厚膜にしておけばバンプとして作用するため、隣接するパターンとの接触を防げられる。
【0034】
また、上記の様に実装した光検出器は、VCSELからの光をモニターするだけでなく外部からの光を受光してこの光信号を元にVCSELの光出力を制御する様な擬似的な光−光制御を行なうこともできる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
【0036】
(第1実施例)
本発明による第1の実施例は、0.98μm帯の8×8の2次元VCSELアレーに本発明の考え方を適用したものである。図1において、VCSELウエハ21は、InGaAs/GaAs歪み2重量子井戸活性層とInGaAsスペーサ層からなる1波長共振器3を、AlAs/AlGaAsの1/4波長厚の多層膜(20〜30組程度)から成るDBR(分布反射)ミラー2および4で挟む様にMOVPE(有機金属気相成長)法などによってGaAs基板1上にエピタキシャル成長した構造となっている。DBRミラー4の最上層は電極コンタクトを取り易い様にハイドープのGaAs層となっている。発光領域8に電流狭窄を行なうため、円環状に活性層3近傍までエッチングした後、ポリイミド9で凹部を埋め込んで平坦化し、そこにSiN等の絶縁膜5を形成して窓開けしてから電極6を形成している。この際、円環状にエッチングして現れたDBRミラー4の側面のAlAs層のみ選択酸化して、更に電流狭窄化してもよい。
【0037】
電極6は、図2に示す如くVCSELアレイ領域23から外に電極パッド6を引き出す様に配線パターンが形成されている。本実施例では、蒸着によるCr/Auを電極として用いたが、配線の長さによっては抵抗低減のためにAuメッキによる厚膜にしてもよい。また、ハンダ接合するときの密着を増すためおよび半導体とのコンタクト抵抗の低減のために、Ti/Pt/Au等の密着/バリア/配線層で形成してもよい(Tiは半導体との密着が良く、Ptはハンダに溶けないのでバリアとなり、Auはハンダに溶けて合金を作る)。
【0038】
また、本実施例でのサイズは、VCSELの発光領域8が10μmφ、その間隔が125μmであり、従ってVCSELアレイ領域23は875μm□、全体のチップ21は3mm□としたが、もちろんサイズは自由に設計できる。VCSEL部分の電極6は、中心に電極を除去した5μmφの窓を設けて、エピタキシャル層側から光を取り出せる構造としている。VCSELのGaAs基板1側の電極7はAuGe/Auで形成し、アレイ領域23の部分だけ除去して基板1側からも光を取り出せる構造としている(GaAs基板1は0.98μm帯の光に対して透明である)。
【0039】
一方、VCSEL基板21を実装する光検出器基板22には、図3に示す様なパターンを形成した。すなわち、まず、VCSELの各発光領域8に対応する電極パッド6に合う様に電極パッドが形成してあり(最も内側の電極パッドアレイ)、その外側に電極13を引き出す様なパターンとしている。また、該基板22には図1と図3に示す様に、pin型PD30が各VCSELに対応する位置にアレイ化されており、各電極14は基板22の最も外側の電極パッドアレイに引き出す様に配線されている。
【0040】
これらの配線13、14はCu/Ni/Auのメッキ等により形成してあり、電極パッド部にはハンダ18がやはりメッキ等により形成してある。こうしてVCSEL基板21と光検出器基板22をアライメントして加熱することで簡単に電気的接合及び機械的結合が得られる。
【0041】
この電気的接合はハンダを使う手段以外に、Au電極同士を圧着あるいは超音波をかけて接合する方法もある。また、導電粒子(4〜10μm程度の大きさである)の入った異方導電性接着剤を塗布して加圧、加熱してもよい。この場合、Au配線をメッキで形成して10μm以上の厚さにしておけば、導電粒子の大きさとの関係から接着剤の異方性(垂直方向には導電性を持つが横方向は絶縁する)を引き出すことができ、歩留まり良く隣り合う配線の絶縁を取りながら対応する電極間の接合ができる。
【0042】
なお、電極の接合によって形成された空隙25はそのままでもよいし、レーザ光に対して吸収、散乱の少ない樹脂などを充填してもよい。また、光検出器基板22の表面にはVCSELへの反射の影響を低減するために無反射コーティングを施してもよい。また、本実施例では、配線のパターンは各デバイス独立駆動型としているが、マトリックス駆動となる様に配線してもよい。この場合は、例えば、VCSELのエピタキシャル層側の電極6を、2次元アレイの一方の方向の行について、接続して配線してVCSEL領域外の電極パッドアレイに引き出し、基板1側は、電極分離をエピタキシャル層側と同様に行い(例えば、上から見てます目状に基板1から活性層3の下辺りまでエッチングしてそこに絶縁材料を埋め込んで平坦化する)、こうして分離されたVCSELの基板側の電極7を、2次元アレイの他の一方の方向の列について、接続して配線してVCSEL領域外の電極パッドアレイに引き出す必要がある。
【0043】
光検出器の構造は図1に示す様に一般的なpin−PDの構造とした。すなわち、p(π)−Si基板10に受光部となるn領域11を拡散により形成し、SiO等の絶縁膜12を形成して、リング状の電極14およびその配線を図3の様に形成する。n領域11との電極コンタクトは、絶縁膜12にスルーホール15を形成して電極を埋め込めばよい。一方、p側は全体に拡散によりp層16を形成し、電極17を全面に形成する。レーザパワーが強すぎてPDが飽和してしまう場合は薄い金属膜などの吸収体をコーティングしてパワーを減衰させてもよい。
【0044】
実装は、pin−PDのp側電極17をパッケージにダイボンディングし、レーザ基板21のn側電極7とともに共通のグランドに接続する。この場合、レーザがカソードコモン、PDがアノードコモンとなり、これらが共通のグランドに接続されることになる。一方、レーザのアノードはそれぞれLD制御回路を通してトランジスタで駆動され、PDは抵抗を介して逆電界を印加し、VCSEL出力に応じてPDのホトカレントを検出する様な構成にする。
【0045】
このときの、APC回路の概念図を図7に示す。VCSEL80からのレーザ光をPD83で検出し、そのときの電圧変動を作動アンプ86で基準電圧85と比較し、LD電流制御回路87で負帰還制御する様にVCSELの駆動トランジスタ81にフィードバックする。この回路系は、本実施例の様にVCSELがカンードコモンすなわちn基板1を用いた場合で、PDがアノードコモンすなわちp基板10を用いた場合である。それぞれの極性が異なる場合には、この回路系に準じて回路を組めばよい。尚、図7において、82、84は抵抗である。
【0046】
この様な形態にすることにより、VCSELアレイとそのレーザ光のモニター用PDをコンパクトに一体化して実装することができ、樹脂モールド等を用いて一体化した光学系に比べてコンパクトにできて部品点数を減らすことができるために、低コスト化につながる。また、VCSELの出力の一部をビームスプリッタ等で取り出すこともないため、レーザパワーの取り出し効率が向上する。更に、VCSEL基板21と配線基板22を貼り合わせるときのアライメントが容易なため、歩留まり、生産性が高く、VCSEL近傍での接合等の作業がないためにVCSELへの特性劣化などのダメージがない。
【0047】
(第2実施例)
本発明による第2の実施例は、配線基板において、図4の様にVCSELの光出力を受ける面とは反対側の面に光検出器を集積化させたものである。これによって外部からの光も光検出器で感度良く受光できる構造になっている。レーザ基板21および光検出器基板22は第1実施例とほぼ同じであるが、VCSELからの光が光検出器まで到達できる様に光検出器のp側電極17の一部に窓をあけ(43で示す)、更にVCSELとのコンタクトを取る配線13は、p電極17の上に絶縁膜40を成膜してから形成しているところが異なる。本実施例ではVCSELの発振波長が0.98μmなのでSi基板を透過させることができる。
【0048】
実装においてはチップ全体をダイボンディングするのではなく、受光領域に窓をあけたパッケージ42に配線パターンを図3のVCSEL用の配線パターン13と同様に形成して、光検出器のn側電極14をハンダメッキ41を介してこの配線パターン13に接合すればよい。光検出器のp電極17は図4の様にワイヤボンディング44でVCSELのn電極7と電気的に導通させ、共通のグランドとする。
【0049】
外部光を使った制御の仕方であるが、APCをかけている状態で外部から光検出器に光が入射すると、見かけ上VCSELパワーが上昇したことになるので、VCSELへの注入電流が減少してVCSELの出力パワーが減少する。従って、この面型発光素子装置は、外部からの光の入力に対してインバータとして機能することになる。また、外部からの光は、pin−PDで受光される光であれば、インコヒーレント光、VCSELと波長の異なるレーザ光などでもよいので、この面型発光素子装置は、擬似的なインコヒーレント−コヒーレント変換(VCSELはコヒーレントを出すので)、あるいは波長変換素子(VCSELはPDで受光される光の波長とは異なる波長の光を出すとしている)としても動作させることができる。
【0050】
(第3実施例)
本発明による第3の実施例は、図5に示す構造の様に光検出器として、ショットキーバリア型PD53を用いたものである。半導体基板上に図5(b)の様な櫛形電極58、59を設けるだけで高感度、高速な光検出器が得られ、これはMSM(Metal−Semiconductor−Metal)−PDと呼ばれている。本実施例では、半絶縁性のGaAs基板50にアンドープのGaAsバッファ層51を0.5μmエピタキシャル成長し、絶縁膜12としてSiNを成膜してから窓領域を形成して、図5(b)の様な櫛形電極をl=10μm、l=5μmで作製した。このMSM−PD56は第1実施例と同様に各VCSELに対応する位置に作製してアレイ化し、その素子分離のためp拡散層52を設けている。
【0051】
また、同一基板50上にはショットキーバリア型FET57も集積化してあり、VCSELの駆動トランジスタとして機能する。光検出器基板50に形成された配線パターン13は、このFETのドレイン電極も兼ねている。
【0052】
一方、MSM−PD56の電極53は表面上に2極あり(58、59)、基本的には両性であるのでどちらをコモン電極にしてもよい。本実施例では、VCSELとしてp基板1を用いており、従ってアノードコモンタイプとなり、MSM−PDの一方のコモンに当たる電極とVCSELのp電極7とを配線して共通のプラス電源Vccと接続している。MSM−PD56のもう一方の電極は、第1実施例と同様にVCSEL基板21の外側に引き出し、同様に集積化された差動アンプやLD制御回路(不図示)を介して、FET57のゲート電極54に配線される様になっている。ソース電極55は抵抗を介して上記の共通のグランドと配線される。
【0053】
したがって、本実施例により、VCSEL、PD、APC回路が一体化したコンパクトで歩留まりの良いレーザアレイ光源を提供できる。この装置での制御系は図8の様になる。図7の場合と違い、VCSEL80のn側電極が直接FET57のドレインDと接続でき、集積化のときに抵抗を介さないために有利になる。また、ソースSの電圧を抵抗Rによる自動負帰還で調整できるので、電流増倍率を制御しやすく、より安定な駆動回路を構成できる。
【0054】
(第4実施例)
本発明による第4の実施例は、SOI(Silicon on Insulator)基板を配線基板および電子デバイス基板として用い、VCSELの光出力を第3実施例と同様のMSM−PDで検出するものである。
【0055】
図6に示す様に、Si基板60上にSiO61およびアンドープSi層(0.3μm程度)62が形成されたSOI基板に、第3実施例と同様にMSM−PDアレイ64が形成されている。また、素子分離のためにp拡散層63が設けられ、VCSEL駆動用のドライバとしてバイポーラトランジスタ70が集積化されている。該トランジスタ70では、Si層62にn拡散層65としてコレクタ電極13を形成し、そしてp型拡散層67を形成してベース電極69が形成され、n型拡散層66を形成してエミッタ電極68が形成されている。
【0056】
本実施例では、第3実施例と同様にp型基板71を用いているため配線方法は第3実施例と同様である。また、APCの駆動方法も第3実施例と同様である(図8のFETをバイポーラトランジスタ70で置き換えた回路を参照)。
【0057】
ただし、本実施例では、GaAs基板71上にバンドギャップ波長0.77μmのAlGaAs/GaAs活性層をエピタキシャル成長しているため、GaAs基板71が吸収体となってしまう。そこで、図6の様にGaAs基板71をDBRミラー2の第1層までエッチングにより除去して窓領域72を形成している。また、外部からの光も受光するため、Si基板60の一部をSiO61までエッチングして窓73を形成している。外部光の使い方としては、第2実施例の様にVCSELをインバー夕的に駆動できる。また、時分割で外部光を受光するときは、VCSELの発振を止めて受光器として作用し、受光しないときにVCSELを発振させるというシステムで、ボード間の光インターコネクションを用いたり光ファイバに結合して光情報伝送として用いたりしてもよい。第2実施例や本実施例の様な場合、光検出器は外部光を受光するのみでもよいので、光検出器は発光素子と対応した位置に必ずしも形成する必要はない。
【0058】
ところで、今までの実施例ではGaAs基板上のInGaAs/GaAs系やAlGaAs/GaAsの例を示したが、もちろん他の材料、波長、すなわち青色発光のGaN系、GaAs基板上の長波材料であるGaInNAsなどでも、同様のことが実現できる。また、これまで挙げた実施例では、8×8の2次元VCSELアレイであったが、もちろんアレイ数には制限はなく1つのVCSELないし面型発光素子でもよい。
【0059】
(第5実施例)
第5実施例は、今まで述べてきたVCSELアレイをレーザビームプリンタに適用したものである。図9にその概略構成図を示す。
【0060】
本発明による光検出器付きVCSELアレイ90を光源に使うと(該アレイ90はポリゴンミラー91の回転軸の方向に(紙面垂直方向ないし副走査方向)並んでいる)、図9に示す様に、1回のスキャンで感光ドラム93へ数列の帯状に光書き込みができるため、非常に高速なプリントが可能となる。ドラム93面上でのビームのピッチはレンズ系92で任意の幅にすることができ、例えば125μmピッチのVCSELアレイの光をドラム面上では20μmピッチにすることも容易である。制御の上では、今までの実施例の様に2次元アレイにするよりは1次元で8個を集積化したVCSELなどが使いやすい。レーザの波長としては第4実施例の様に0.77μm帯のVCSELを用いた。
【0061】
アレイ化したVCSELは、本発明による装置により自動的に個々にAPCがかけられるが、光学系による光量変動を抑えるにはドラム93近傍に設置されたPD94で走査光を受光し1スキャン毎に補正する必要がある。このとき、各々のVCSELのパワーをモニターしてもよいが、VCSELアレイからの全パワーを1個のPD94で受光して、LD制御回路95で全体のLD電流の合計にフィードバックする方法が簡便である。
【0062】
レーザビームプリンタの高速化のためには、ポリゴンミラー91の回転数には限界があるが、本発明によるVCSELアレイを用いることで簡単に達成できる。また、端面発光レーザをアレイ化した場合には注入電流量が多いため、消費電力の上昇の問題があったが、本発明によるVCSELアレイを用いれば1桁以上消費電力を低減することができる。これは、端面発光レーザでの駆動電流が50mAであるのに対し、VCSELの場合は10mA程度で駆動できるためである。
【0063】
本実施例以外の適用例としては、ボード間光インターコネクション、CD−ROM、光磁気ディスク等の光源としても用いることができる。また、光ファイバに結合して光を伝送する場合には大容量光並列伝送の光源として用いることもできる。
【0064】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によって、面型発光素子の出力パワーを低下させることなく該発光素子の光出力をモニターする等の事ができ、しかも面型発光素子装置の生産性を上げて低コスト化を図ることができる。
【0065】
更に、上記面型発光素子装置を用いて低コスト、低消費電力のレーザビームプリンタ、CD−ROM等の光記録装置を実現できる。また、上記面型発光素子装置を用いて低コストの光情報伝送装置、低コストの光インターコネクション装置等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1実施例のVCSELアレイモジュールの断面図である。
【図2】図2は本発明による第1実施例のVCSELアレイ基板の平面図である。
【図3】図3は本発明による第1実施例のVCSELアレイを接合する光検出器兼配線用基板の平面図である。
【図4】図4は本発明による第2実施例のVCSELアレイモジュールの断面図である。
【図5】図5は本発明による第3実施例のVCSELアレイモジュールの作製方法、構造を示す断面図である。
【図6】図6は本発明による第4実施例のVCSELアレイモジュールの断面図である。
【図7】図7はVCSELがカソードコモンの場合のVCSELアレイモジュールのAPC回路の概念図である。
【図8】図8はVCSELがアノードコモンの場合のVCSELアレイモジュールのAPC回路の概念図である。
【図9】図9は本発明によるVCSELアレイモジュールを利用したレーザビームプリンタ光学系の概念図である。
【図10】図10は従来のVCSELの断面構造図である。
【図11】図11は一般的なAPC回路の概念図である。
【図12】図12はモニタ用PD付きレーザモジュールの従来例の図である。
【符号の説明】
1、71、101 レーザ用基板
2、4、102、104 半導体多層膜ミラー
3、103 活性層
5、12、40、105 絶縁膜
6 レーザ側電極兼配線
7、108 レーザ基板側電極
8、107 レーザ機能部
9、109 埋め込み領域
10、50、60 光検出器兼配線用基板
11 pinホトダイオード機能部
13 配線基板側電極兼配線
14、53 光検出器電極
15 スルーホール電極
16 p型拡散領域
17 光検出器基板側電極
18、41 接合用金属
19、20、44 ボンディングワイヤ
21 レーザ基板
22 光検出器基板
23 VCSELアレイ領域
25 空隙
30 光検出器アレイ領域
42 パッケ―ジ
43 電極窓領域
51 バッファ層
52、63 素子分離領域
53、58、59 MSMホトダイオード電極用配線
54、55、68、69 トランジスタ電極
56、64 MSMホトダイード機能部
57 FET領域
61 SiO
62 Si層
65、66 n型拡散領域
67 p型拡散領域
70 トランジスタ領域
72 VCSEL用窓領域
73 光検出器用窓領域
80、200、309 レーザダイオード
81 トランジスタ
82、84、205、206、207 抵抗
83、201、310 ホトダイオード
85、202 基準電圧
86、203 差動アンプ
87、95、204 LD電流制御回路
90 VCSELアレイモジュール
91 ポリゴンミラー
92 シリンドリカルレンズ
93 感光ドラム
94 光検出器
106 電極
208 光ファイバ
311、312 リード線
313 キャップ
315 ステム

Claims (2)

  1. 少なくとも1つの発光素子と少なくとも1つの光検出器を有し、発光素子は、それが形成された第1の基板面から少なくとも垂直に光を出射する面型発光素子であって、それへ電流を注入するための電極の一部は、該発光素子の機能部以外の部分に引き出して第1の基板に設けられた電極パッドと、該発光素子が形成された第1の基板とは異なる第2の基板に形成された配線パターン上の電極パッドとを電気的導通が得られる様に接合して成り、該第2の基板側から該発光素子の機能部に電流注入可能であり、更に該光検出器は該第2の基板に形成されており、該面型発光素子の光出力を該光検出器で受光して該面型発光素子の光出力を安定化する様にフィードバック制御するとともに、該光検出器に外部から光信号を入射させることで光インバータとして機能させることを特徴とする面型発光素子装置。
  2. 前記光検出器は、外部からの光入力をも受光するために、前記第2の基板において面型発光素子との電気的導通を行なう面とは反対側の基板の一部を除去して窓領域を設けた所に形成されていることを特徴とする請求項記載の面型発光素子装置。
JP22228698A 1998-07-22 1998-07-22 面型発光素子装置 Expired - Fee Related JP3610235B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22228698A JP3610235B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 面型発光素子装置
US09/356,465 US6597713B2 (en) 1998-07-22 1999-07-19 Apparatus with an optical functional device having a special wiring electrode and method for fabricating the same
EP19990114364 EP0975072B1 (en) 1998-07-22 1999-07-21 Apparatus with an optical functional device having a special wiring electrode
DE1999627447 DE69927447T2 (de) 1998-07-22 1999-07-21 Vorrichtung mit einer optischen Funktion und speziellen Verbindungselektroden

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22228698A JP3610235B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 面型発光素子装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000040840A JP2000040840A (ja) 2000-02-08
JP3610235B2 true JP3610235B2 (ja) 2005-01-12

Family

ID=16780000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22228698A Expired - Fee Related JP3610235B2 (ja) 1998-07-22 1998-07-22 面型発光素子装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3610235B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2401976A1 (en) * 2000-03-06 2001-09-13 Digital Optics Corporation Integrated optical transceiver and related methods
JP2001274505A (ja) * 2000-03-27 2001-10-05 Olympus Optical Co Ltd 半導体レーザ装置
JP4438038B2 (ja) * 2000-07-19 2010-03-24 キヤノン株式会社 面型受光素子、およびその製造方法
US7831152B2 (en) 2002-06-04 2010-11-09 Finisar Corporation Optical transceiver
US7233740B2 (en) * 2003-09-29 2007-06-19 Avago Technologies Fiber Ip (Singapore) Pte. Ltd. Self-characterizing and self-programming optical transmitter
US8687664B2 (en) * 2006-03-08 2014-04-01 Agere Systems Llc Laser assembly with integrated photodiode
EP2171811B1 (en) * 2007-06-27 2015-05-20 Koninklijke Philips N.V. Optical sensor module and its manufacture
JP2013039714A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Ricoh Co Ltd 光源装置、光走査装置及び画像形成装置
JP5865859B2 (ja) * 2013-03-22 2016-02-17 株式会社東芝 光結合装置
US9105807B2 (en) 2013-04-22 2015-08-11 Avago Technologies General Ip (Singapore) Pte. Ltd. Semiconductor optical emitting device with grooved substrate providing multiple angled light emission paths
JP6227782B2 (ja) * 2013-12-27 2017-11-08 インテル コーポレイション 光電子パッケージアセンブリ
JP7351132B2 (ja) * 2019-07-31 2023-09-27 株式会社リコー 面発光レーザ、面発光レーザ装置、光源装置及び検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000040840A (ja) 2000-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6597713B2 (en) Apparatus with an optical functional device having a special wiring electrode and method for fabricating the same
KR20230120563A (ko) 3d 및 lidar 감지 모듈
US6392256B1 (en) Closely-spaced VCSEL and photodetector for applications requiring their independent operation
US7672352B2 (en) Surface-emitting semiconductor array device, module, light source device, data processing apparatus, light transmitting device, light spatial transmitting apparatus, and light spatial transmitting system
KR101426285B1 (ko) 광 송수신 소자 및 그 제조방법
KR100809413B1 (ko) 광검출기를 구비한 수직 공진 표면방출레이저 및 그제조방법
JP3610235B2 (ja) 面型発光素子装置
JP2000049414A (ja) 光機能素子装置、これを用いた光送受信装置、光インターコネクション装置および光記録装置
US20180048125A1 (en) Light emitting element array and optical transmission device
KR100631359B1 (ko) 면발광형 반도체 레이저, 광 모듈 및 광 전달 장치
US7684459B2 (en) Semiconductor laser apparatus and fabrication method of the same
US20090028556A1 (en) Method and apparatus for monitoring the power level of two or more optical transmitters
JP2002031747A (ja) 面型光素子実装体、その作製方法、及びそれを用いた装置
JP5115073B2 (ja) 半導体発光装置
JP2013118421A (ja) 集積フォトダイオードを有するレーザ組立体
JPH1051078A (ja) 半導体レーザアレイ及びその製造方法
US6115398A (en) Automatic power control of a semiconductor laser array
JP4946029B2 (ja) 面発光型半導体レーザ
JP2000022285A (ja) 光電融合デバイス
KR100327106B1 (ko) 반도체 레이저 모듈
WO2023069944A1 (en) Visible wavelength led-based fiber link
JP3846596B2 (ja) 面発光型半導体レーザ、光モジュール、ならびに光伝達装置
JP2908111B2 (ja) 半導体レーザ装置
JP2018049869A (ja) 光モジュールおよび光モジュールシステム
JPH10256591A (ja) 半導体受光素子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041018

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071022

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081022

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091022

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101022

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111022

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121022

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131022

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees