JP2733162B2 - 変圧器及びこれを用いたインバ−タ回路 - Google Patents

変圧器及びこれを用いたインバ−タ回路

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JP2733162B2
JP2733162B2 JP4044089A JP4408992A JP2733162B2 JP 2733162 B2 JP2733162 B2 JP 2733162B2 JP 4044089 A JP4044089 A JP 4044089A JP 4408992 A JP4408992 A JP 4408992A JP 2733162 B2 JP2733162 B2 JP 2733162B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インバータ回路等に使
用される変圧器と、これを用いたインバータ回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図2に示すようなインバータ回路
を用いた放電管点灯装置が知られている。図において、
1は直流電源で、例えば30V以下の電圧を出力するも
のである。2はインバータ回路、3はチョークコイル、
4はコンデンサ、5は点灯対象の放電管である。
【0003】インバ−タ回路2は、周知のロイヤ−の回
路から構成されている。即ち中間端子21cを有する一
次巻線21と、二次巻線22及び三次巻線23とを備え
た変圧器20、第1及び第2のNPN型スイッチングト
ランジスタ(以下、トランジスタと称する)Tr1,T
r2、抵抗器R1,R2、コンデンサC1から構成され
ている。前記一次巻線21と並列にコンデンサC1が接
続され、この一次巻線21の一端側21aに第1のトラ
ンジスタTr1のコレクタが、また一次巻線21の他端
側21bに第2のトランジスタTr2のコレクタがそれ
ぞれ接続されている。さらに、第1及び第2のトランジ
スタTr1,Tr2のそれぞれのエミッタは、前記直流
電源1の−極に接続されると共に、第1のトランジスタ
Tr1のベ−スは前記三次巻線23の他端側23aに、
また第2のトランジスタTr2のベ−スは三次巻線23
の一端側23bにそれぞれ接続されている。また、前記
一次巻線21の中間端子21cは前記チョ−クコイル3
の他端側に接続されると共に、抵抗器R1を介して前記
三次巻線23の他端側23aに、また抵抗器R2を介し
て三次巻線23の一端側23bにそれぞれ接続されてい
る。さらに、前記二次巻線22には、直列に接続された
コンデンサ4と放電管5が並列に接続されると共に、二
次巻線22の他端22bは直流電源1の負極に接続され
ている。
【0004】前述の構成によれば、チョ−クコイル35
を介して変圧器20に電流が供給されて、一次巻線211
に電流が流れ、第1のトランジスタTr1が不飽和領域
から飽和領域に達すると、第1のトランジスタTr1は
タ−ンオフする。その結果、逆起電力によって三次巻線
23の一端側23bに第2のトランジスタTr2をオン
にする方向の電圧を生じ、第2のトランジスタTr2が
タ−ンオンする。これにより、第2のトランジスタTr
2がオンのまま、そのコレクタ電流は飽和領域まで直線
的に増加する。ここで、今度は第2のトランジスタTr
2がオフに、第1のトランジスタTr1がオンにそれぞ
れなり、この関係が繰り返される。これにより、二次巻
線22には、例えば800V程度の交流電圧が発生し、
放電管5が点灯される。
【0005】一方、変圧器20としては図3に示すよう
な構造の変圧器が用いられている。図3において、200
は一次乃至三次巻線21〜23が巻回されたボビンで、
幅W及び奥行きLが17mm、高さHが10mmの略直
方体形状を有し、その一の面における対向する両縁部に
一次乃至三次巻線21〜23のそれぞれに接続された接
続端子(以下、端子と称する)211a〜211c,212a,212b,2
13a,213b及びダミーの端子214a〜214eが所定の間隔をお
いて配置されている。ここで、端子211a〜211cのそれぞ
れは一次巻線21の両端21a,21b及び中間タップ
21cに接続され、端子212a,212b は二次巻線22の両
端に、また端子213a,213b は三次巻線23の両端にそれ
ぞれ接続されている。さらに、高電圧が出力される二次
巻線22の両端のショート等を防止するために、端子21
1a〜211c,213a,213b,212a を一方の縁部に、また端子21
2b,214a 〜214eを他方の縁部にそれぞれ配置している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、電子部品の動向
として軽量化及び小型化が進められており、放電管点灯
装置においても同様に小型のものが求められている。中
でも変圧器は他の部品に比べて大型であるため、装置の
小型化を図るためには変圧器の小型化が重要な鍵となっ
ている。
【0007】前述した従来の放電管点灯装置において
は、二次巻線22に高電圧が出力されるため、二次巻線
22の両端22a,22bに接続される端子212a,212b
の一方を、その他方及び一次巻線21、三次巻線23の
端子と離して配置しなければならず、変圧器20を小型
化することができなかった。これにより、放電管点灯装
置の小型化にも限界が生じていた。
【0008】本発明の目的は上記の問題点に鑑み、イン
バータ回路等に使用可能な小型の変圧器及びこれを用い
た小型のインバータ回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために請求項1では、ボビンに巻回された中間タ
ップを有する低圧側の一次巻線と、高圧側の二次巻線と
を備え、前記二次巻線の両端の接続端子を前記ボビンを
挟んだ対向位置に設けてなる変圧器において、前記一次
巻線の中間タップの接続端子を前記二次巻線の一方の接
続端子と共用した変圧器を提案する。
【0010】また、請求項2では、変圧器を有し、入力
した直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータ
回路において、前記変圧器は、ボビンに巻回された中間
タップを有する低圧側の一次巻線と、高圧側の二次巻線
とを備え、前記二次巻線の両端の接続端子が前記ボビン
を挟んだ対向位置に配置されると共に、前記一次巻線の
中間タップの接続端子が前記二次巻線の一方の接続端子
と共用されているインバータ回路を提案する。
【0011】
【作用】本発明の請求項1によれば、一次巻線の中間タ
ップの接続端子が二次巻線の一方の接続端子と共用され
ているので、少なくとも接続端子1個分の配置スペース
を削減することができる。
【0012】また、請求項2によれば、インバータ回路
の変圧器における一次巻線の中間タップの接続端子が二
次巻線の一方の接続端子と共用されているので、前記変
圧器において少なくとも接続端子1個分の配置スペース
を削減することができ、前記変圧器の体積を縮小するこ
とができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の放電管点灯装置の一実施例を
示す構成図である。図において、前述した従来例と同一
構成部分は同一符号をもって表しその説明を省略する。
また、従来例と本実施例との相違点は、変圧器20に変
えて、一次巻線31の中間タップ31cの接続端子と二
次巻線32の一端32aの接続端子が共用された変圧器
30を用いたことにある。
【0014】即ち、変圧器30は、中間端子31cを有
する一次巻線31と、二次巻線32及び三次巻線33と
を備え、一次巻線31と並列にコンデンサC1が接続さ
れている。また、一次巻線31の一端側31aに第1の
トランジスタTr1のコレクタが接続され、一次巻線3
1の他端側31bに第2のトランジスタTr2のコレク
タが接続されている。さらに、第1及び第2のトランジ
スタTr1,Tr2のそれぞれのエミッタは、前記直流
電源1の−極に接続されると共に、第1のトランジスタ
Tr1のベ−スは前記三次巻線33の他端側33aに、
また第2のトランジスタTr2のベ−スは三次巻線33
の一端側33bにそれぞれ接続されている。
【0015】また、前記一次巻線31の中間端子31c
は前記チョ−クコイル3の他端側に接続されると共に、
抵抗器R1を介して前記三次巻線33の他端側33a
に、また抵抗器R2を介して三次巻線33の一端側33
bにそれぞれ接続されている。さらに、二次巻線32の
一端32aは一次巻線31の中間タップ31cに接続さ
れ、他端32bはコンデンサ4を介して放電管5の一端
に接続され手いる。また、放電管5の他端は直流電源1
の負極に接続されている。
【0016】前述した変圧器30としては、図4に示す
ような構造の変圧器が用いられている。図4において、
300 は一次乃至三次巻線31〜33が巻回されたボビン
で、幅Wが14.5mm、奥行きLが17mm、高さH
が10mmの略直方体形状を有し、その一の面における
対向する両縁部に一次乃至三次巻線31〜33のそれぞ
れに接続された端子311a〜311c,312a,313a,313b 及びダ
ミー端子314a,314b が所定の間隔をおいて配置されてい
る。ここで、端子311a,311b のそれぞれは一次巻線31
の両端31a,31bに接続され、端子311cは一次巻線
31の中間タップ31c及び二次巻線32の一端32a
に接続されている。
【0017】また、端子312aは二次巻線32の他端32
bに接続され、端子313a,313b は三次巻線33の両端3
3a、33bにそれぞれ接続されている。さらに、高電
圧が出力される二次巻線32の両端のショート等を防止
するために、端子311a〜311c,313a,313bはボビン300 の
一方の縁部に、また端子312a,314a,314bは他方の縁部に
それぞれ配置されている。これにより、各端子が配列さ
れたそれぞれの縁部における端子数を従来よりも削減す
ることができ、削減された端子の配置スペース分だけボ
ビン300 の外形を小型に形成することができる。
【0018】前述の構成によれば、従来例において説明
したと同様の動作によって、変圧器30の二次巻線32
に800V程度の高電圧が出力されて放電管5が点灯さ
れる。
【0019】ここで、変圧器30の二次巻線32の一端
32aが一次巻線31の中間タップ31cに接続されて
いるため、二次巻線32の出力には直流電源1の電圧分
だけのオフセットがかかるが、30V以下の直流電源1
の電圧に比べて二次巻線32の出力電圧は800Vと非
常に高電圧であるので、放電管5の点灯には何等問題は
生じない。
【0020】従って、前述した小型化された変圧器30
を用いることによりインバータ回路2も小型に形成する
ことができ、この放電管点灯装置を備えた上位装置も小
型に形成することができる。
【0021】尚、本実施例ではNPN型のトランジスタ
Tr1,Tr2を用いたインバータ回路2を構成した
が、これに限定されることはなく、例えばFET或いは
PNP型のトランジスタを用いたインバータ回路を構成
することもできることは言うまでもないことである。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明の請求項1に
よれば、一次巻線の中間タップの接続端子が二次巻線の
一方の接続端子と共用され、少なくとも接続端子1個分
の配置スペースを削減することができるので、前記変圧
器の体積を縮小することができ、変圧器の小型化を図る
ことができる。
【0023】また、請求項2によれば、インバータ回路
の変圧器における一次巻線の中間タップの接続端子が二
次巻線の一方の接続端子と共用され、前記変圧器におい
て少なくとも接続端子1個分の配置スペースを削減する
ことができ、前記変圧器の体積を縮小することができる
ので、インバータ回路の形状を小型に形成することがで
きるという非常に優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における放電管点灯装置を示
す構成図
【図2】従来の放電管点灯装置を示す構成図
【図3】従来の放電管点灯装置に用いられる変圧器を示
す外観図
【図4】本発明の一実施例における変圧器を示す外観図
【符号の説明】
1…直流電源、2…インバータ回路、3…チョークコイ
ル、4…コンデンサ、5…放電管、30…変圧器、300
…ボビン、311a〜311c,312a,312b,313a,313b…接続端
子、Tr1,Tr2…トランジスタ、R1,R2…抵抗
器、C1…コンデンサ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回された中間タップを有する
    低圧側の一次巻線と、高圧側の二次巻線とを備え、前記
    二次巻線の両端の接続端子を前記ボビンを挟んだ対向位
    置に設けてなる変圧器において、 前記一次巻線の中間タップの接続端子を前記二次巻線の
    一方の接続端子と共用した、 ことを特徴とする変圧器。
  2. 【請求項2】 変圧器を有し、入力した直流電圧を交流
    電圧に変換して出力するたインバータ回路において、 前記変圧器は、ボビンに巻回された中間タップを有する
    低圧側の一次巻線と、高圧側の二次巻線とを備え、 前記二次巻線の両端の接続端子が前記ボビンを挟んだ対
    向位置に配置されると共に、 前記一次巻線の中間タップの接続端子が前記二次巻線の
    一方の接続端子と共用されている、 ことを特徴とするインバータ回路。
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