JPH0580189U - 自励式dc/acインバータ回路および高電圧トランス - Google Patents

自励式dc/acインバータ回路および高電圧トランス

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JPH0580189U
JPH0580189U JP1845592U JP1845592U JPH0580189U JP H0580189 U JPH0580189 U JP H0580189U JP 1845592 U JP1845592 U JP 1845592U JP 1845592 U JP1845592 U JP 1845592U JP H0580189 U JPH0580189 U JP H0580189U
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JP
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winding
transformer
terminal
voltage transformer
inverter circuit
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JP1845592U
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Inventor
町田幸治
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 陰極管点灯回路等に使用される自励式DC/
ACインバータ回路において使用される高電圧トランス
のベース電圧帰還巻線を不要としたインバータ回路およ
びトランス幅を低減し小型化した高電圧トランスを提供
する。 【構成】 トランスT、スイッチングトランジスタT
r、コンデンサC、抵抗Rより成る自励式DC/ACイ
ンバータ回路であって、高電圧トランスTはベース帰還
用の巻線を有せず1次側主巻線n1の中間タップ端子P
2と端子P1間の巻線L1とコンデンサC1とで共振回
路を形成しており、コンデンサC2を介してスイッチン
グトランジスタTrのベースに正帰還する同調形LC共
振回路として利用する。また、上記使用の高電圧トラン
スTは1次主巻線の3端子P1〜P3と2次巻線の低電
位側端子P4をトランス本体の一辺に並設させ、2次巻
線の高電位側端子P5を対峠する他の一辺に配設する構
成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種電子機器に利用されるスイッチングトランジスタを使用した自 励式DC/ACインバータ回路のトランスの駆動方式に関するものである。
【0002】 また本考案は、上記回路に使用される高電圧トランスの小型化のための巻線構 造に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
近年の電子機器等に対する小型化の要望は強く、これにともない電子回路基板 に搭載される電子部品において比較的大きい容積を占めるトランスも高密度表面 実装化のため小型化の要請が強い。
【0004】 また、近年普及が目ざましい家電・OA・AV機器へのパワーエレクトロニク スの応用が進み、家庭用交流電源の電力変換に関する各種コンバータ、インバー タ回路が目的用途に応じて利用されている。
【0005】 一般に、電子回路用高電圧トランスは上記インバータやコンバーター等で使用 され、磁性材料等よりなる磁芯を1次巻線および2次巻線が捲回されたコイルボ ビンに嵌装し、更に固定具等により固定することにより構成されており、電子回 路基板に面実装される他の電子部品に比べて重く占有空間容積も大きいが、所望 の電流、電圧域の特性を得るためには巻線の線径や巻線量を小さくすることはで きず、また陰極管点灯回路のように2次巻線に高電圧を発生させる場合は絶縁を 十分に確保しショートの危険を回避する必要から入出力端子の配設に制限が伴い トランス本体を大きなものとしている。
【0006】 上記従来の陰極管点灯回路に一般に使用されている自励式DC/ACインバー タ回路の基本構成例を図3を参照することにより詳述する。
【0007】 図2の(A)は従来一般に使用されている陰極管点灯回路における自励式DC /ACインバータ回路図であって、2個の交互にON/OFFを繰り返すスイッ チングトランジスタTr1とTr2と巻線比が高く2次側に高電圧を発生させる 高電圧トランスTとで構成されたプッシュプルインバータである。この際陰極管 FLが2次側の負荷として接続されている。
【0008】 通常、陰極管点灯回路は交流電源電圧がノイズフィルターを経て整流回路(例 えばダイオードブリッジ整流回路)で全波整流された後、インバータ回路に入力 される(図中V)。起動抵抗R1、R2によってTr1もしくはTr2がONし 始める。Tr1とTr2の電流増幅率の差によって、例えばTr1がONし始め ると、トランスTの巻線n3の電圧帰還によってTr1は完全にONする。しか る後Tの主巻線n1とコンデンサCで並列共振し、その振動電圧が巻線n3に帰 還され、Tr1をOFF、Tr2をONさせる。以上が繰り返されTr1とTr 2は交互にスイッチングを行う。結果Tの2次側巻線n2に巻線比に応じた高電 圧が発生する。
【0009】 上記トランスTの巻線のピン端子配置を図2(B)に示す。
【0010】 図から判るようにピン端子配置は高電圧に耐え得るようにトランス本体の一辺 に低電圧である1次側巻線n1、n2の5本および2次側巻線n3の低電圧端子 Lの6本を集め並設されるとともに、n3の高電圧側端子Hは対峠する他方の一 辺に配設された構造となっている。なお、上記インバータ用高電圧トランスのコ イルボビンの寸法は縦横10数mm、厚さ5mm程度まで小型化されており、ピ ン端子間のピッチyは2.5mmである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、図2(A)の自励式インバータ回路においては、前述のように ベース電圧帰還巻線n3が主巻線n1以外に必要であり、また2次側誘導起電圧 が高圧となるため耐電圧性を保障する必要から高電位の入出力端子のみを片側に 寄せなければならない。このため従来回路だとトランス幅を低電圧入出力端子6 本が並設可能な寸法に設計しなければならずトランス小型化の要請の隘路となっ ている。
【0012】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであり、自励式DC/ACインバー タ回路において、スイッチングトランジスタのベース電圧帰還用巻線を不要とす るインバータ回路を提供し、且つ上記インバータ回路に使用するトランスのピン 端子配置を一辺に4端子とすることで小型化を実現した高電圧トランスを提供す るものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本考案は、高電圧トランスとトランジスタを組み合わせた自励式DC/ACイ ンバータ回路において、トランジスタのベース電圧帰還を1次主巻線の端子と共 用することを特徴とする自励式DC/ACインバータ回路を提供すると共に、上 記自励式DC/ACインバータ回路に使用される高電圧トランスにおいて、中間 タップ端子を有する1次主巻線の3端子と2次巻線の低電位側端子をトランス本 体の一辺に並設させ、2次巻線の高電位側端子を対峠する他の一辺に配設したこ とを特徴とする高電圧トランスを提供することにより、上記目的を達成するもの である。
【0014】
【作用】
本考案においては、ベース帰還のための巻線を別個に使用せず、代替として中 間タップ端子を有する1次巻線の一方の巻線部をコンデンサと共に同調形LC共 振回路として利用し、スイッチングトランジスタのベースに正帰還させる。
【0015】 したがって電圧帰還のための巻線を必要とせず、上記回路に使用されるトラン スのピン端子数が減少するので該トランスのピン端子が並設された一辺の幅を小 さくでき小型化が可能となる。
【0016】
【実施例】
本考案の実施例を、図面に基いて詳細に説明する。
【0017】 図1の(A)は本考案に係わる陰極管点灯回路におけるDC/ACインバータ 回路図であり、図1の(B)は同実施例における本考案に係わる高電圧トランス の巻線端子配置を示す図である。
【0018】 図(A)において、高電圧トランスTはベース帰還用の巻線を有せず1次側主 巻線n1の中間タップ端子P2と端子P1間の巻線L1とコンデンサC1とで共 振回路を形成しており、コンデンサC2を介してスイッチングトランジスタTr のベースに正帰還する同調形LC共振回路として利用するものである。
【0019】 本自励式DC/ACインバータ回路においては、トランジスタを1個しか駆動 しないことによるドライブ能力の不利な点を、従来のベース帰還用巻線の巻数が 1〜3回程度に設定されているのを、本回路ではL1と同等巻数として補うよう にする。
【0020】 例えば陰極管点灯インバータにおいては、L1=L2、巻数18回、n2=4 20回の設定となる。
【0021】 なお、コンデンサC2の容量は変換効率を大きく左右するので状況を見ながら 決定される。また、Rは駆動抵抗であって発振停止を防止する作用を有する。
【0022】 以上の回路構成によってベース電圧帰還をトランス1次主巻線の端子と共用す ることで従来の自励式DC/ACインバータ回路が必要としたベース電圧帰還巻 線n3が不要となる。
【0023】 次に、図1(B)のトランスは上記本考案に係わるインバータ回路で使用する 高電圧トランスの中間タップ端子P2を有する1次主巻線の3端子P1,P2, P3と2次巻線の低電位側端子P4をトランス本体の一辺に並設させ、2次巻線 の高電位側端子P5を対峠する他の一辺に配設したことを特徴とする本考案に係 わる高電圧トランスである。
【0024】 上記トランス(図1(B))と従来のトランス(図2(B))の端子が並設す る辺X、X′の寸法を比較すれば、端子間ピッチyを2.5mmとすると、X= 17.5mm、X′=12.5mmとなりトランスの幅を約29%低減すること ができる。
【0025】 なお、本考案に係わる高電圧トランスの基本構造は従来の一般的小型トランス 構造と変わるものではなく、例えば樹脂材料を成形し端子を突設して成るコイル ボビンに巻線を施し、該コイルボビンに磁芯を嵌挿した構造のトランスであれば 該形状の如何に関係なく本考案の範囲が及ぶことは言うまでもない。
【0026】
【考案の効果】
本考案に係わる自励式DC/ACインバータ回路および高電圧トランスは上記 のように構成されているため、以下に記載するような効果を有する。
【0027】 (1)1個のスイッチングトランジスタのベース電圧帰還を一次巻線の一方端 子を出力とするベース同調形LC発振回路で行うので、トランスの帰還用巻線が 不要であり、自励式インバータ回路部の占有容積を小さくすることができるとい う優れた効果を有する。
【0028】 (2)インバータ用高電圧トランスの小型化が実現するという優れた効果を有 する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本考案に係わる自励式DC/ACイン
バータ回路の実施例であり、(B)は同実施例における
本考案に係わる高電圧トランスの巻線端子配置を示す図
である。
【図2】(A)は従来の自励式DC/ACインバータ回
路例であり、(B)は同例における高電圧トランスの巻
線端子配置を示す図である。
【符号の説明】
T 高電圧トランス Tr トランジスタ FL 負荷(陰極管) C、C1〜C3 コンデンサ R,R1、R2 抵抗 n1 1次主巻線 n2 2次巻線 n3 ベース帰還用巻線 P1〜P5 入出力端子 X,X′ 端子並設辺の幅寸法 y 端子間ピッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高電圧トランスとトランジスタを組み合わ
    せた自励式DC/ACインバータ回路において、トラン
    ジスタのベース電圧帰還をトランス1次主巻線の端子と
    共用することを特徴とする自励式DC/ACインバータ
    回路。
  2. 【請求項2】自励式DC/ACインバータ回路に使用さ
    れる高電圧トランスにおいて、中間タップ端子を有する
    1次主巻線の3端子と2次巻線の低電位側端子をトラン
    ス本体の一辺に並設させ、2次巻線の高電位側端子を対
    峠する他の一辺に配設したことを特徴とする請求項1記
    載の高電圧トランス。
JP1845592U 1992-03-31 1992-03-31 自励式dc/acインバータ回路および高電圧トランス Withdrawn JPH0580189U (ja)

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