JP2732933B2 - ゴルフ場用床砂 - Google Patents

ゴルフ場用床砂

Info

Publication number
JP2732933B2
JP2732933B2 JP14495390A JP14495390A JP2732933B2 JP 2732933 B2 JP2732933 B2 JP 2732933B2 JP 14495390 A JP14495390 A JP 14495390A JP 14495390 A JP14495390 A JP 14495390A JP 2732933 B2 JP2732933 B2 JP 2732933B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
particle size
golf course
clay particles
porous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14495390A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0438305A (ja
Inventor
明 大橋
外美 竹田
裕之 伊崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamakawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Yamakawa Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamakawa Sangyo Co Ltd filed Critical Yamakawa Sangyo Co Ltd
Priority to JP14495390A priority Critical patent/JP2732933B2/ja
Publication of JPH0438305A publication Critical patent/JPH0438305A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2732933B2 publication Critical patent/JP2732933B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、ゴルフ場用床砂に関する。
この発明による砂は、ことにティーグランド、フェア
ーウェイ及びグリーン床砂の土壌改良に関する。
(ロ)従来の技術及び発明が解決しようとする課題 近年ゴルフ場は、雨の中でもプレーができるように排
水が良く、雨後は出来るだけ表面が早く乾き快適にプレ
ーができ、そして芝が健全に育ち、病気等の発生が無い
事が管理上からも望まれている。
従来、ゴルフ場の床砂としては通常の山砂、海砂、川
砂など用いられているが、この様な床砂は、目詰まりを
起こして雨水の浸透性が極めて悪く、そのために表面層
に水が溜まり快適なプレーが出来ないだけでは無く、芝
の根腐れの他、真夏に近付く頃に病原菌のビシュウム菌
が水溜まりの中を移動して赤焼け症が発生しやすいとい
う問題がある。
床砂の透水性を良くするために粘土分を含まない珪砂
を用いれば良いが、透水性のみを良くするれば、床砂は
乾き易いために表面層は砂漠化して芝は育成しないとい
う問題がある。
この発明は、上記問題を解決するためになされたもの
であって、踏圧がかかっても締まらず透水性が良く、し
かも保水性の良好なゴルフ場用床砂を提供しようとする
ものである。
(ハ)課題を解決するための手段 本発明に於ける珪砂は、粘土分を含まないもので、粒
径は0.5〜2.0mmの範囲のものに限定される。粒径2.0超
では芝刈り機の刃を摩滅させるため好ましくなく、粒径
0.5mm未満では透水性が低下するので好ましくない。通
常0.5mm以下及び2.0mm以上のものは篩分けによって選別
除去すれば良い。本発明の珪砂は、必ずしも一定の粒径
のものに限定する事なく上記粒径の範囲の分布のもので
あれば本発明の目的は達成される。
この珪砂の粒径は丸形に近いもの程良く、粒形が好ま
しく無いものは摩鉱処理によって粒形の改善をすること
がより一層の効果が得られる。
この発明における多孔質焼成粘土粒子は、カオリナイ
ト系、モンモリロナイト系、イライト系及び珪藻土など
の粘土鉱物の粉末又は含水粘土の1種または2種以上を
適量の水を加えて混練した後、球状にするために造粒核
で造粒したものを800℃以上の温度で焼成する事によっ
て粒径2.0mm以下好ましくは0.5〜2.0mmとして得られ
る。この多孔質体は、焼成により一部セラミックス化さ
れているため、水分により劣化したり、踏圧により破砕
する事は無い。また焼成により20〜50%の微細な空洞が
開かれる。
本発明に於いては、上記珪砂と多孔質焼成粘土粒子が
100/10〜100/40の容量比で混合される。この混合容量比
が100/10超では混合物(ゴルフ場用床砂)の保水性が低
下し、100/40未満では透水性及び保水性は低下しない
が、コストアップとなり工業的経済的に好ましくない。
所定の容量比で混合された珪砂と多孔質焼成粘土粒子
との混合物はゴルフ場用床砂として好適に用いることが
できる。
(ニ)作用 多孔質焼成粘土粒子が珪砂の透水性を低下させること
なく保水性を付与する。
(ホ)予備実験 珪砂の粒径に対する通気性と透水性の関係 第1表に示すように、3種類の粒径の珪砂を用い、次
の測定法によって通気性と透水性を測定した。
(測定法) 通気性……通気度試験法(日本鋳物協会(NIK)法)に
準じた方法。
透水性……JIS A1218−77に準じた方法。
第1表で明らかなように、粒径0.01〜0.5mmの細粒子
の砂は通気性が低いために透水性が小さくなっている。
粒径0.01〜2.0mmの通常の珪砂に比較して、本発明の
粒径0.5〜2.0mmの珪砂は通気性が高く、そのために透水
性が良好となっている。
踏圧による砂詰まりの比較 上述と同様に3種類の粒径の珪砂を用い、次の測定法
によって充填度合を測定し踏圧による砂詰まりに対する
参照データとした。
充填度合測定法……容器に一定量の砂を自由充填させ
(この容積を1.00とする)、これに所定回数のジョルト
振動を加えた後容積変化を測定した。
この結果第2表に示すように、粒径0.01〜0.05mmの細
粒子の砂は振動を加えると容積が小さくなり、良く詰ま
っていく傾向にある。粒径0.01〜2.0mmの通常の珪砂に
比較して、本発明の粒径0.5〜2.0mmの珪砂は振動を加え
てもそれ程詰まらずゴルフ場の床砂として好ましいもの
である。
すなわち、粒径0.5mm以下の細粒子の砂は通気性が悪
く、踏圧によって砂詰まりを起しやすいために透水性が
低く、2.0mm以上の粗粒子の砂は、ゴルフ場では芝刈り
の場合に芝刈り機の刃を摩滅させるため混入しない事が
望まれるので、粒径の範囲は0.5〜2.0mmに限定するのが
好ましい。
(ヘ)実施例 多孔質焼成粘土粒子の作製 カオリナイト系粘土とモンモリロナイト系粘土とを重
量比で1:1に混合し、水を加えてニーダーによって混練
し、次に造粒機によって2.0mm以下の粒径の焼成用原料
を作製する。次にこの焼成用原料を800℃以上で焼成し
て多孔質焼成粘土粒子(A)を作製する。
多孔質焼成粘土粒子(A)の作製において、モンモリ
ロナイト系粘土を用いる代わりに珪藻土を用い、この他
は多孔質焼成粘土粒子(A)の作製と同様にして多孔質
焼成粘土粒子(B)を作製する。
多孔質焼成粘土粒子(A)の作製において、カオリナ
イト系粘土とモンモリロナイト系粘土を用いる代わり
に、カオリナイト系とイライト系粘土の混合物70重量部
に鉱物砂集塵ダスト(炭素系物質を含む)を30重量部混
合した原料を用い、この他は多孔質焼成粘土粒子(A)
の作製と同様にして多孔質焼成粘土粒子(C)を作製す
る。
得られた多孔質焼成粘土粒子(A)(B)(C)は、
それぞれ多孔質形態が顕微鏡によって確認された。
この実施例で用いる珪砂と多孔質焼成粘土粒子 この実施例で用いる珪砂と多孔質焼成粘土粒子の化学
組成及び粒径は、第3表の通りである。
珪砂と多孔質焼成粘土粒子との混合(ゴルフ場用床砂の
作製) 上記珪砂と多孔質焼成粘土(A)とを第4表に示すよ
うに9種の容量比で混合して9種のゴルフ場用床砂を作
製する。同様にして多孔質焼成粘土粒子(B)及び
(C)を用いてそれぞれ9種づつのゴルフ場用床砂を作
製する。
透水性及び保水性の評価 上記のゴルフ場用床砂に対して透水性及び保水性の測
定を行った。この測定値を第4表に示す。
この結果をみると、珪砂と多孔質焼成粘土粒子との容
量混合比については、第4表で明らかなように100/10以
上では透水性及び保水性に対して顕著な効果が望めな
い。100/10〜100/40ではその効果が顕著であり、100/50
以下では100/40とその効果が変わらない。多孔質焼成粘
土粒子としては、好ましくは多孔質体Cの配合のもの
(カオリナイト系とイライト系すなわち珪砂生成時に副
産物として発生する粘土に鋳物砂集塵ダストを添加した
もの)が保水性を高めるのに良い。
(ト)発明の効果 この発明によれば、踏圧がかかっても締らず透水性が
よくしかも保水性の良好なゴルフ場用床砂を提供するこ
とができる

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径0.5〜2.0mmの珪砂と粒径2.0mm以下の
    多孔質焼成粘土粒子とが100/10〜100/40の容量比で混合
    されてなるゴルフ場用床砂。
  2. 【請求項2】多孔質焼成粘土粒子が、カオリン系、モン
    モリロナイト系、イライト系及び珪藻土から選ばれた一
    種又は二種以上からなる原料を所定の粒径に造粒しつい
    で加熱焼成して得られる請求項1記載のゴルフ場用床
    砂。
JP14495390A 1990-06-01 1990-06-01 ゴルフ場用床砂 Expired - Lifetime JP2732933B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14495390A JP2732933B2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 ゴルフ場用床砂

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14495390A JP2732933B2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 ゴルフ場用床砂

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0438305A JPH0438305A (ja) 1992-02-07
JP2732933B2 true JP2732933B2 (ja) 1998-03-30

Family

ID=15374037

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14495390A Expired - Lifetime JP2732933B2 (ja) 1990-06-01 1990-06-01 ゴルフ場用床砂

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2732933B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2540419B2 (ja) * 1992-07-20 1996-10-02 株式会社鳥取セラミックス グリ―ン及び植栽床土工法
JP4605107B2 (ja) * 2006-06-29 2011-01-05 三菱マテリアル株式会社 保水性舗装構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0438305A (ja) 1992-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3895374B2 (ja) オープンセル型育成培地の製造方法および育成培地
Taylor et al. Sand content of sand‐soil‐peat mixtures for turfgrass
JP2003052241A5 (ja)
CN106747199B (zh) 一种植草固沙砖及其制备方法
JP2732933B2 (ja) ゴルフ場用床砂
CN110240451B (zh) 一种绿化混凝土及其施工方法
JP5951952B2 (ja) 保水性団粒体
JPH05163730A (ja) 緑化工法
CN104030708A (zh) 一种精密铸造用砂及其制备方法
CN103492639B (zh) 石纤维的应用
JP4714855B2 (ja) 植物成育基盤材、それを用いた客土吹付け工法または厚層基材吹付け工法
EP3628647B1 (en) Composition for building a dynamic layer of a sports flooring, sports flooring and method for providing a sports flooring
JPH11156326A (ja) フライアッシュの固形化方法
KR100465654B1 (ko) 왕겨재를 이용한 환경친화형 블록의 제조방법.
JP2017079659A (ja) ピートモス入り焼土製造方法及びピートモス入り焼土
JPH1193170A (ja) 緑化コンクリート用植生基盤構成体
JPS62292689A (ja) 土壌改良材
JP3614963B2 (ja) 植栽用コンクリートブロック
JPS6230725B2 (ja)
JPH056969B2 (ja)
KR101668624B1 (ko) 잔디 조성용 상토 조성물 및 이를 이용하는 방법
KR100415829B1 (ko) 숯난석 제조방법
KR20050035409A (ko) 재활용 골재 콘크리트를 이용한 호안블록 및 그 제조방법
JPH09157645A (ja) 土壌改良資材およびその製造方法
JPH06125641A (ja) 芝用土壌剤