JP2732719B2 - 印刷版載置台 - Google Patents

印刷版載置台

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JP2732719B2
JP2732719B2 JP3051522A JP5152291A JP2732719B2 JP 2732719 B2 JP2732719 B2 JP 2732719B2 JP 3051522 A JP3051522 A JP 3051522A JP 5152291 A JP5152291 A JP 5152291A JP 2732719 B2 JP2732719 B2 JP 2732719B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷版焼付装置へ異なる
大きさの印刷版を供給可能である印刷版載置台に関す
る。
【0002】
【従来の技術】新聞輪転機等に使用される印刷版は、ア
ルミニウム等の基材へ感光材料が塗布されており、焼付
装置で画像が露光された後に現像されて輪転機へ供給さ
れるようになっている。
【0003】一般的に、この印刷版は多数枚が層状に重
ねられ、水平状態で印刷版載置台(以下スキッドとい
う)へ搭載され固定梱包されている。これらの印刷版
は、スキッドと共に印刷版製作会社から新聞社へと送ら
れ、このスキッドを焼付装置の装填部へ配置され、最上
層の印刷版から順次供給されるようになっている。
【0004】このスッキド上に印刷版を傾斜させて積載
すれば、多数枚の印刷版を有効に搭載することができる
と共に保管用の床スペースが狭くなり、また、印刷版受
渡し装置へ印刷版を供給し易くできる。
【0005】これらの印刷版のうち新聞用としては、新
聞紙4頁分の大きさの印刷版(横寸法が新聞紙縦寸法の
約2倍、縦寸法が新聞紙横寸法の約2倍)と新聞紙2頁
分の大きさの印刷版(横寸法が新聞紙縦寸法の約2倍、
縦寸法が新聞紙横寸法の略同寸法)とが代表的に用いら
れている。従って、これらの印刷版を傾斜させて搭載す
る場合の載置台高さが新聞紙4頁分の縦寸法及び2頁分
の縦寸法とされた2種類の載置台を準備することが好ま
しい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小さい
版を有効に搭載する印刷版載置台は必然的に全体が低く
なるため大きい版の搭載は不可能である。このため、新
聞紙2頁分の大きさの印刷版載置台を印刷版受渡し装置
へ対向させて印刷版を供給している途中で、新聞紙4頁
分の大きさの印刷版を比較的少ない枚数だけ供給する必
要が生じた場合、印刷版載置台を入れ換えなければなら
ず作業が煩わしいという問題が生じることがある。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、小版の印刷版
を搭載する印刷版載置台であっても一時的に大版の印刷
版を搭載することができ、印刷版受渡し装置への小版の
印刷版の供給作業中に一時的に大版の印刷版の供給もで
きる印刷版載置台を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
印刷版載置台は、背中合わせに設けられた一対の斜面状
印刷版搭載部の少なくとも一方に第一の印刷版を多数枚
層状に搭載して床上を移動可能とされ、前記斜面状印刷
版搭載部を印刷版受渡し装置へ対向させて印刷版受け渡
し装置へ前記第一の印刷版を供給可能とする印刷版載置
台であって、本体上部に突出可能に配設され取り付け状
態では前記一対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも一方
に前記第一の印刷版より大きい第二の印刷版を搭載した
状態でこの第二の印刷版の上端部付近を支持する印刷版
支持部材と、前記支持部材を本体の上方に突出した状態
及び収容した状態とに保持する支持部材取付手段と、を
有することを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る印刷版載置台は、
背中合わせに設けられた一対の斜面状印刷版搭載部の少
なくとも一方に第一の印刷版を多数枚層状に搭載して床
上を移動可能とされ、前記斜面状印刷版搭載部を印刷版
受渡し装置へ対向させて印刷版受渡し装置へ前記第一の
印刷版を供給可能とする印刷版載置台であって、前記一
対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも一方に前記第一の
印刷版より大きい第二の印刷版を搭載した状態でこの第
二の印刷版の上端部付近を支持する支持部材を脱着可能
に取り付ける支持部材取付部を有することを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3に係る印刷版載置台は、
請求項2記載の印刷版載置台であって、前記支持部材取
付部が印刷版受渡し装置との接離方向と直交する方向の
両端部の少なくとも一方にも配設され、かつ、前記印刷
版支持部材が載置台移動時の把持用ハンドルとされるこ
とを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る印刷版載置台は、
背中合わせに設けられた一対の斜面状印刷版搭載部の少
なくとも一方に第一の印刷版を多数枚層状に搭載して床
上を移動可能とされ、前記斜面状印刷版搭載部を印刷版
受渡し装置へ対向させて印刷版受け渡し装置へ前記第一
の印刷版を供給可能とする印刷版載置台であって、前記
一対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも一方に前記第一
の印刷版よりも高さが高く、かつ上端が前記書面状印刷
版搭載部の上方へ突出する第二の印刷版を搭載した状態
でこの第二の印刷版の上端部付近を支持する印刷版支持
部材の支持が、前記第二の印刷版を搭載した斜面状印刷
版搭載部の傾斜面に沿った延長線よりも斜面状印刷版搭
載部側へ突出することを特徴とする。
【0012】
【作用】上記構成の本発明の請求項1記載の印刷版載置
台は、支持部材取付手段により印刷版支持部材が印刷版
載置台の上方に突出可能に取り付けられている。この印
刷版支持部材は、第一の印刷版より大きい第二の印刷版
を斜面状印刷版搭載部へ搭載すると、この第二の印刷版
の上端部近傍を支持するので搭載部の高さが第二の印刷
版の途中までとされていても、第二の印刷版を安定して
支持できる。
【0013】一例として、新聞紙2頁分の大きさの印刷
版は、縦寸法が新聞紙4頁分の大きさの印刷版の略半分
であり、新聞紙4頁分の大きさの印刷版を一時的に搭載
する場合には、新聞紙2頁分の大きさの印刷版の上に重
ねて搭載する。この際、新聞紙4頁分の大きさの印刷版
は、中間部より下側が傾斜面に沿って新聞紙2頁分の大
きさの印刷版の最上層の印刷版と接し、中間部より上側
が印刷版支持部によって支持される。
【0014】この印刷版支持手段は、折り畳み可能な構
造とすれば通常は、収納状態としておくことができ、使
用する場合だけ突出させれば載置台の通常時及び保管時
の妨げとならない。また、一対の斜面状印刷版搭載部の
各々に対応して設けるものであってもよく、一対の斜面
状印刷版搭載部の各々で共用する構造のものでもよい。
【0015】本発明の請求項2記載の印刷版載置台は、
斜面状印刷版搭載部に第二の印刷版を搭載する際、第二
の印刷版の上端付近を支持する印刷版支持部材が着脱可
能とされている。印刷版支持部材を装着することにより
第一の印刷版を搭載する印刷版載置台へ第二の印刷版を
一時的に搭載できる。この印刷版支持部材は、不要時に
は印刷版載置台から取り外すことによって印刷版載置台
の取り扱いが便利になる。
【0016】本発明の請求項3記載の印刷版載置台は、
印刷版支持部材としてハンドルを用いている。また、印
刷版支持部材取付部を印刷版載置台の印刷版受渡し装置
との接離方向と直交する方向の端部の少なくとも一方に
設けることにより、ハンドルを持って印刷版載置台を移
動させることができる。
【0017】例えば、新聞紙2頁分の大きさの印刷版を
搭載する印刷版載置台は、高さが低くなっているが、ハ
ンドルを取り付けることにより容易に移動させることが
できる。また、ハンドルは使用しない場合取り外してお
くことができ、印刷版載置台の運搬、保管の際にハンド
ルが邪魔になることがない。さらに、このハンドルは多
数の印刷版載置台について共用することも可能である。
【0018】印刷版載置台に設ける印刷版支持部材取付
部としては複数の貫通孔を設けることができる。これら
の貫通孔へハンドルを挿入することによりハンドルを印
刷版載置台へ取り付け固定するものでもよい。
【0019】本発明の請求項4記載の印刷版載置台は、
斜面状印刷版搭載部に第二の印刷版を搭載する際、第二
の印刷版を支持する印刷版支持部材の印刷版支持部が斜
面状印刷版搭載部の傾斜面に沿った延長線の外側、即
ち、この延長線よりも印刷版搭載部側へ向けられてい
る。これによって、斜面状印刷版搭載部に搭載される第
二の印刷版は無理な湾曲をすることがなく安定した状態
となる。
【0020】
【実施例】図1及び図2には、実施例1に係る印刷版載
置台10が、焼付装置14の受渡し装置12に対向して
配置されている。尚、各図に示す矢印F方向は、受渡し
装置12と印刷版載置台10との接離方向(前後方向)
が示され、矢印W方向は、印刷版載置台10の幅方向が
示されている。
【0021】また、図3には、印刷版載置台10の詳細
が示されている。この印刷版載置台10は複数のフレー
ム10Aが互いに固着された構造とされており、前壁1
6と後壁18とがこれらの上端が互いに接近する方向に
傾斜されている。また、前壁16と後壁18とは、上端
が天板23により互いに接続されており、印刷版載置台
10の幅方向(図3に示す矢印W方向)から見ると略等
脚台形状とされている。
【0022】尚、図1に示すように、前壁16及び後壁
18の各々の上端から傾斜に沿って延長した延長線B、
C(図中では各々二点鎖線で示す)は、前壁16、後壁
18の傾斜に沿った長さ寸法Aの位置にある先端が互い
に離れており交差しないようにされている。これによっ
て、この印刷版載置台10は大版用印刷版の載置台(図
17参照)の約半分となっている。
【0023】また、前後方向の傾斜面、即ち、前壁16
及び後壁18の各々には、保持板20がフレーム10A
を覆って配置され、前壁16及び後壁18が各々平面状
とされている。この前壁16及び後壁18の下端部に
は、印刷版載置台10の前後方向の外側へ突出したブラ
ケット22が各々幅方向に沿って設けられている。
【0024】図1に示すように、これらのブラケット2
2には多数枚の小版、即ち、新聞紙2頁分の印刷版Pの
下端が保持可能とされ、これによって、印刷版載置台1
0の前壁16及び後壁18の両面の各々に多数枚の印刷
版Pを層状に搭載可能とされている一対の印刷版搭載部
が形成されている。この印刷版載置台10の前壁16及
び後壁18は、新聞紙2頁分の大きさの印刷版Pの大き
さに合わせられている。尚、図中印刷版P内の符号Nは
新聞紙1頁分の大きさを示している。
【0025】この印刷版載置台10の幅方向の両端、即
ち、側面24A、24Bには、各々の側面に沿って平板
状のストッパー22Aが配置されている。側面24Aに
設けられるストッパー22Aは、前壁16側へ突出さ
れ、また、側面22B側に設けられるストッパー22A
は後壁18側へ突出されている。印刷版載置台10の前
壁16及び後壁18の各々には、ブラケット22及びス
トッパー22Aの各々へ端部が当接され、保持板20上
に印刷版Pが層状に搭載される。尚、ストッパー22A
は着脱可能とされるものでよい。
【0026】実施例1に係る印刷版載置台10は、これ
ら前壁16及び後壁18に層状に多数枚の印刷版Pを搭
載し、運搬する場合は、プラスチック又は木製の当て板
21を、積載した印刷版Pの最上層の上に重ねて図示し
ないベルトを横方向又は縦方向に巻き掛け、後述する印
刷版受渡し装置に隣接させる場合は、このベルト及び当
て板21を取り外すようにしている。
【0027】この印刷版載置台10の天板23の幅方向
の両端部には、各々2個の貫通孔25が形成されて軸心
が垂直となっている。この貫通孔25には、ハンドル2
6の一対の脚28が各々挿入可能とされている。ハンド
ル26は、パイプを略矩形状に屈曲させ両端を接合した
形状とされ、略矩形状の一辺に互いに平行な一対の脚2
8が配設されている。これらの脚28は根元まで貫通孔
25へ挿入される。尚、脚28の中間部にストッパーと
される突出部等を配置し脚28を中間部まで貫通孔28
へ挿入するものであってもよい。
【0028】ハンドル26は脚28との連結部で屈曲さ
れ、側方から見ると中間部を屈曲点とする鈍角に交差す
る直線状とされているので、この脚28が天板23の貫
通孔25へ挿入されて状態では、ハンドル26の上端が
印刷版載置台10の幅方向(矢印W方向)の外側へ若干
突出した状態とされると共に所定高さとされる。このハ
ンドル26を持って印刷版載置台10を幅方向に押し、
あるいは引いて移動させることが可能とされている。
【0029】また、天板23には、前壁16及び後壁1
8側の各々に貫通孔27が2ヶ所づつ形成されている。
これらの貫通孔27の軸方向は、印刷版載置台10の幅
方向の中間部に前壁16と後壁18との各々の傾斜に沿
って縦方向に穿設されている。これらの前壁16側及び
後壁18側の貫通孔27には、ハンドル26の脚28が
挿入可能とされる。
【0030】図13に示すように、貫通孔27へ脚28
が挿入されたハンドル26は、各々の貫通孔27が、前
壁16又は後壁18の各々の傾斜に沿って穿設されてい
るため、天板23から外側へ若干傾いた状態とされる。
このハンドル26の先端へは、前壁16又は後壁18に
新聞紙4頁分の大きさの印刷版Sを搭載した場合、印刷
版Sの上端部付近が当接して支持されるようになってい
る。
【0031】印刷版載置台10の下部フレーム30は、
幅方向の両端部に配置されたフレーム30A及び前後方
向の両端部に配置されたフレーム30Bによって矩形状
に形成されている。印刷版載置台10の前後方向に配置
されたフレーム30Bの中間部には、車輪の向きが印刷
版載置台10の幅方向に固定された一対の固定輪32が
配置されている。また、フレーム30Bの両端部の各々
には、車輪の向きを自在に変えられる自在輪34が配置
されている。固定輪32は自在輪34より若干下方へ突
出しており、印刷版載置台10を固定輪32及び自在輪
34によって床面から支持する際は固定輪32が常に床
面に接した状態とされる。
【0032】図4に示すように、各々の自在輪34近傍
のフレーム30Bには、各々に脚部36が配置されてい
る。図5及び図6に示すように、この脚部36は、略円
筒状のブラッケト38の軸方向の一端に設けられたフラ
ンジ36Aを介してフレーム30Bへ固定されており、
このブラケット38へスライド可能に略円柱状の脚40
が挿入されている。フレーム30Bには、ブラケット3
8と同軸に貫通孔が設けられ脚40の上端が挿入され収
容される。脚40の下端部にはフランジ41が設けられ
ている。
【0033】この脚40のブラケット38へのスライド
範囲は、ブラケット38へ螺合されブラケット38の内
面に突出するネジ38Aと脚40の外周面に軸方向に沿
って形成された溝40Aとにより制限される。即ち、ネ
ジ38Aの先端が溝40Aへ挿入され脚40のスライド
範囲を規制すると共に、脚40のブラケット38からの
脱落防止がなされる。
【0034】図15に示される如く、のブラケット38
には、外周面を印刷版載置台10の前後方向に沿って貫
通する貫通孔42が穿設されている。また、図6に示さ
れる如く、脚40の外周面には軸方向の上方側の端部
に、貫通孔44Aが、下方側の端部に貫通孔44Bが各
々貫通孔42に対応して穿設されている。
【0035】これらの貫通孔42、44A、44Bは略
同径とされ、固定ピン46が挿入、抜出可能とされてい
る。脚40を上方へスライドし、貫通孔42、44Aへ
固定ピン46を挿入した場合、脚40は収納状態で保持
される(図6に実線で示す)。また、脚40を下方へ引
き出して貫通孔42、44Bへ固定ピン46を挿入した
場合、脚40が固定輪32及び自在輪34より下方へ突
出した状態で保持される(図6の二点鎖線及び図5に示
す)。この場合、図4に示すように、印刷版載置台10
は、固定輪32及び自在輪34が床面Gから浮いた状態
とされ、4箇所の脚部36により印刷版載置台10が床
面Gへ保持される。
【0036】図5に示すように、固定ピン46の先端部
には、くびれ部46Aが形成されており、ブラケット3
8の貫通孔42へ挿入された固定ピン46のくびれ部4
6Aは、ボルト38Bの先端に対向される。このボルト
38Bの先端には、図示しない付勢力により付勢され、
一部が突出したボール38Cが収容されており、このボ
ール38Cは、付勢力に抗してボルト38B内へ挿入可
能とされている。
【0037】固定ピン46のくびれ部46Aへボール3
8Cが当接することにより、固定ピン46が貫通孔42
へ挿入、抜き出し可能とされると共に脱落防止がなされ
ている。また、この固定ピン46には、図示しないワイ
ヤが接続され紛失防止がなされている。
【0038】図3に示すように、印刷版載置台10の下
部フレーム30には、印刷版載置台10の幅方向の両端
部の各々に、フレーム30Bの間に掛け渡されたクロス
フレーム48が設けられている。これらのクロスフレー
ム48の両端部、即ち、フレーム30B近傍には、後述
する印刷版載置台10の位置決めを行うブロックが配置
される。
【0039】受渡し装置12への印刷版Pの受渡し位置
に配置される印刷版載置台10の下方には、床面Gに昇
降台50が配置されている。図7乃至図9に示されるよ
うに、昇降台50は床面Gへ固定的に配置される矩形状
のベースプレート52と、ベースプレート52と平行に
配置される同形状の昇降プレート54が配置され、平行
リンク56、58によって連結されている。平行リンク
56、58は受渡し装置12と印刷版載置台10との接
離方向(矢印F方向)の両端部に各々一対設けられてい
る。これらの平行リンク56、58により昇降プレート
54は床面Gに対して平行に上下動可能とされている。
【0040】昇降プレート54には、ベースプレート5
2へ軸支されたエアシリンダ60の駆動軸60Aの先端
が接続されている。昇降プレート54はこのエアシリン
ダ60の駆動軸60Aを収納する方向への駆動により図
7から図6に示される如く上昇し、印刷版載置台10を
受渡し装置12への受渡し高さまで持ち上げる構成とさ
れる。
【0041】図9に示すように、この昇降プレート54
の上面には、4隅付近にボールキャスタ64が配置され
ている。図10に示すように、ボールキャスタ64は、
昇降プレート54へ固定されたブラケット64Bへスチ
ールボール64Aの一部が回転自在に収容され、一部が
ブラケット64Bから突出されている。
【0042】図3に示すように、印刷版載置台10のク
ロスフレーム48へ設けられ、前壁16を受渡し装置1
2へ対向させる際の位置決め手段とされるブロック6
6、68及び、後壁18を受渡し装置12へ対向させる
際の位置決め手段とされるブロック67、69へ、図9
に示されるボールキャスタ64が所定状態で対向されて
いる。ブロック66、67は同形状とされ、底面には印
刷版載置台10の前後方向(矢印F方向)から見て傾斜
した平坦面が形成され、位置決め手段への係合手段とさ
れるボールキャスタ64へ当接することにより印刷版載
置台10が支持される。また、ブロック68、69は同
形状とされ、底面には印刷版載置台10の幅方向に延び
る三角形溝68Aが形成されている。図7乃至図9に示
されるように、これらのブロック68、69の底面は、
印刷版載置台10の前後方向から見て一方の端部が最も
高くされており、また、印刷版載置台10の幅方向に沿
って徐々に低くされている。
【0043】図7乃至図9に示すように、これらのブッ
ロク66、67、68、69の組み合わせは、印刷版載
置台10の前壁16を受渡し装置12へ対向して配置し
た場合、受渡し装置12側の二個のボールキャスタ64
には、ブロック68が当接し、受渡し装置12と反対側
のボールキャスタ64には、ブロック66が当接する。
【0044】三角溝68Aは、側面24Aから側面24
Bへ向けて徐々に深く、すなわち底面が高くなる方向に
傾斜して形成され、これによって、印刷版載置台10は
自重により印刷版載置台の側面24A側へ付勢される。
【0045】また、ブロック66の底面も側面24Bか
ら側面24A側へ向けて低く傾斜され、これにより、印
刷版載置台10は自重により印刷版載置台10の側面2
4A側へ付勢される。
【0046】一方、受渡し装置12へ印刷版載置台10
の後壁18を対向して配置した場合、受渡し装置12側
のボールキャスタ64には、ブロック69が当接し、受
渡し装置12と反対側のボールキャスタ64には、ブロ
ック67が当接される。三角溝68Aは、側面24Bか
ら側面24Aへ向けて徐々に深く、すなわち高さが高く
されている。また、ブロック67の下面も側面24A側
から側面24B側へかけて傾斜して次第に低くされてお
り、これによって、印刷版載置台10は自重により印刷
版載置台10の側面24B側へ付勢される。尚、図8、
9において、括弧内に示された符号は、受渡し装置12
へ印刷版載置台10の後壁18が対向された場合が示さ
れている。
【0047】エアシリンダ60の駆動軸60A近傍に
は、ベースプレート52から上方へ突設されたストッパ
ー62が設けられている。このストッパー62に側板2
4A側のフレーム30Aが当接することにより印刷版載
置台10の前壁16に搭載された印刷版Pの受渡し装置
12への幅方向の位置決めがなされる。また、このスト
ッパー62に側面24B側のフレーム30Aが当接する
ことにより、後壁18へ搭載された印刷版Pの幅方向の
位置決めがなされる。
【0048】即ち、前壁16が受渡し装置12に対向さ
れた場合、印刷版載置台10の側面24Aが位置決めの
基準とされ、ブロック66、68により位置決めされ
る。また、後壁18が受渡し装置12に対向された場
合、側面24Bが基準位置とされ、ブロック67、69
により位置決めされる。
【0049】図1に示されるように、受渡し装置12
は、吸着盤70が駆動機構72へ取り付けられており、
受渡し高さに隣接対向される印刷版載置台10から最上
層の印刷版Pの下端部を吸着して、支持アングル74の
V字溝74A内へ収容する構成とされている。この支持
アングル74の吸着盤70に対して反対側には、分離バ
ー76が設けられており、分離バー76が上昇すること
により、印刷版Pの中間部及び、上端部が印刷版載置台
10から引き出され、受渡し装置12の支持台78へ収
容される。印刷版Pは受渡し装置12へ収容された後、
支持アングル74が上昇することによって支持台78に
沿って焼付装置14へ送り込まれる。
【0050】次に、実施例1の作用を説明する。
【0051】印刷版載置台10には、前壁16、後壁1
8の各々へ多数枚の印刷版Pが層状に搭載されている。
ブラケット22及びストッパー22Aにより、前壁16
に搭載された新聞紙2頁部の大きさの印刷版Pは端部が
側面24A側に均一に揃えられており、また、後壁18
に搭載された印刷版Pは端部が側面24B側へ揃えられ
ている。これにより、前壁16及び後壁18の各面に搭
載された印刷版Pは、サイズが異なるものであっても印
刷版受渡し装置12に対して正確に位置決めされる。
【0052】この印刷版載置台10の移動は、天板23
の貫通孔25へ挿入されたハンドル26と共に印刷版載
置台10を幅方向へ押しあるいは引くことにより作業員
が移動させることができる。印刷版載置台10の全体の
高さは低くなっているが、天板23の上方にハンドル2
6を設けることにより、作業員が移動させる際の適度な
高さとすることができる。
【0053】また、この印刷版載置台10の移動は、一
対の固定輪32が下部フレーム30の幅方向の中央部に
配置されているため、印刷版載置台10は幅方向への移
動は容易である。即ち、幅方向の両端部に自在輪34が
配置されていても、一対の固定輪32が進行方向を変え
ずに移動するためであり、これによって、印刷版載置台
10の移動の直進安定性が極めて良くなっている。
【0054】さらに、固定輪32が自在輪34より若干
突出しているため、常に固定輪32は床面Gへ当接した
状態とすることができる。この固定輪32の自在輪34
との突出量の差は数ミリ程度で良い。
【0055】また、この印刷版載置台10の方向変換を
行う場合、印刷版載置台10の幅方向の一端を押すこと
により行われる。図11Aに示すように、印刷版載置台
10の幅方向の一端を矢印D方向へ押すことにより、自
在輪34が向きを変えて押された方向へ移動する。これ
によって、印刷版載置台10は、一対の固定輪32の中
間を中心に回転し方向変換が狭いスペースで行うことが
できる。
【0056】図11Bに示すように、一対の固定輪32
を一方の端部に配置した印刷版載置台90では、矢印D
方向へ回転する場合、一方の固定輪32が中心となって
自在輪34及び他方の固定輪32が移動してしまう。こ
れによって、印刷版載置台90では、方向変換する際に
広いスペースが必要となっている。
【0057】また、本実施例に係る印刷版載置台10
は、保管あるいは車両等による運送の場合、印刷版載置
台10の車輪による不用意な移動を防止することができ
る。即ち、印刷版載置台10をフォークリフト等により
棚あるいは車両等へ積み込む際、フォークリフト等によ
り持ち上げた状態で、図4乃至図6に示すように、脚部
36の固定ピン46を一端抜き出し、脚40を突出させ
る。その後、固定ピン46を貫通孔42、44Aへ挿入
し、脚40を突出した状態で固定する。
【0058】これによって、印刷版載置台10は、脚4
0の先端のフランジ41が各々床面Gへ当接した4台の
脚部36によって支持され、固定輪32及び自在輪34
が全て浮いた状態となる。固定輪32及び自在輪34が
浮いた状態とされているため、印刷版載置台10は不用
意に移動することが無くなり、4台の脚部36によって
安定した状態で床面Gから支持される。この場合、自在
輪32、固定輪34は必ずしも床面Gから離れる必要は
なく、若干接していてもよい。
【0059】また、印刷版載置台10を降ろす場合、同
様にフォークリフト等により行うことになるが、フォー
クリフト等により床面Gから浮かせた状態で脚部36の
固定ピン46を一端抜き出し、脚40をブラケット38
へ収容した状態で貫通孔42、44Bへ固定ピン46を
挿入し脚40を収容状態で固定する。これによって、印
刷版載置台10は、固定輪32及び自在輪34によって
床面Gから支持可能な状態となる。
【0060】この印刷版載置第10は、縦寸法が略新聞
紙1頁分の横寸法となっており高さが低くなっている。
このため、従来、平積みの印刷版載置台を収容するため
に用いられていた棚への収容が可能となっており、効率
良く保管することができる。
【0061】このようにして、保管あるいは運送され作
業員の手で移動された印刷版載置台10の受渡し装置1
2へ印刷版Pを供給するための位置決めは、一対の印刷
版搭載部とされる前壁16あるいは後壁18の一方の面
を受渡し装置12へ対向させる。この場合、印刷版載置
載置台10は、受渡し装置12へ幅方向から移動して行
う。
【0062】図1、図2及び図9に示すように、印刷版
載置台10を受渡し装置12へ対向させると共に、昇降
台50の上方となるように配置する。この後、図7及び
図8に示すように、昇降台50のエアシリンダ60を駆
動させ、平行リンク56、58によって昇降プレート5
4を上昇させる。
【0063】これによって、昇降プレート54の受渡し
装置12側のボールキャスタ64が、ブロック68へ当
接し、受渡し装置12と反対側のボールキャスタ64が
ブロック66へ当接する。さらに、エアシリンダ60に
よって昇降プレート54を上昇させることにより、印刷
版載置台10は自重により三角溝68Aに沿って移動す
る。
【0064】この移動は印刷版載置台10の側面24A
の下方が昇降台50のストッパー62へ当接して停止
し、エアシリンダ60の駆動は昇降プレート54が所定
高さとなった状態で停止しその高さを維持する。これに
よって、印刷版載置台10の受渡し装置12に対する受
け渡し位置及び高さが決められる。
【0065】これによって、新聞紙2頁分の大きさの印
刷版Pを印刷版受渡し装置12を介して焼付装置14へ
供給することができる。また、図13に示すように、前
壁16から新聞紙2頁分の大きさの印刷版Pを供給して
いる最中に、新聞紙4頁分の大きさの印刷版Sを数枚供
給したい場合、天板23の前壁16側の貫通孔27へハ
ンドル26を挿入配置する。この後、前壁16へ新聞紙
4頁分の大きさの印刷版Sを載置する。これによって、
前壁16の上方に印刷版が突出するが、印刷版Sの上端
付近はハンドル26により支持され、安定した状態で搭
載される。これによって、一時的に印刷版Sを印刷版受
渡し装置12へ供給が可能となる。
【0066】この一時的な印刷版Sの搭載状態は、印刷
版Sの中間部から下側は印刷版Pに接して傾斜してお
り、また、ハンドル26は印刷版Sの先端より少し下側
を支持するようになっているため、印刷版Sの中間部か
ら上側は安定して支持される。このため、印刷版Sはハ
ンドル26が支点となり転倒することはなく、また、傾
斜が急になり過ぎて受渡し装置12側へ倒れることもな
い。
【0067】本実施例では、図13に示すように、ハン
ドル26が傾斜面の延長線より受渡し装置12側へ突出
しているため、印刷版Pの搭載量に拘らず安定した状態
で印刷版Sを搭載することができる。
【0068】一方の面の印刷版Pを全て供給した後、エ
アシリンダ60を駆動させ昇降プレート54を降下させ
て、印刷版載置台10を受渡し装置12の対向面から引
き出す。この後、印刷版載置台10を回転させて他方の
面を受渡し装置12へ対向させるように配置することに
より、前壁16を印刷版受渡し装置12へ対向させた場
合と同様に位置決めを行うことができる。この場合、受
渡し装置12側のボールキャスタ64はブロック69に
当接し、受渡し装置12と反対側のボールキャスタ64
はブロック67へ当接している。
【0069】図12に示すように、印刷版載置台10
は、側面24A、24Bの下方、即ち、下部フレーム3
0のフレーム30Aを基準位置として昇降台50のスト
ッパー62へ当接させて位置決めを行っている。このス
トッパー62が当接する基準位置は、下部フレーム30
の中心点Qに対して点対称となっている。
【0070】また、位置決め手段とするブロック66、
68に対して、ブロック67、69は、各々ブロック6
6にブロック67が、ブロック68にブロック69が中
心点Qに対して点対称に配置されている。これに対向し
てボールキャスタ64を配置することにより、昇降部5
0の4個のボールキャスタ64で前壁16及び後壁18
が受渡し装置12に各々対向する際の印刷版載置台10
の位置決めを行うことができる。
【0071】尚、実施例1では、印刷版載置台10の幅
方向に三角溝68Aが形成されたブロック68を設けた
が、これに限らず、ボールキャスタ64が三角溝の斜面
及び溝に沿って移動し位置決めを行うものであれば適用
が可能であり、ブロック66、67、68、69の形状
を限定するものではない。
【0072】さらに、実施例1では、ブロック68、6
9に設けられた三角溝68Aによって、印刷版載置台1
0の受渡し装置12への接離方向の位置決めを行い、昇
降台50に設けられたストッパー62によって、幅方向
の位置決めを行ったが、三角溝68Aによって幅方向の
位置決めを行い、昇降台50に接離方向の位置決めを行
うストッパーを配置したものであってもよい。
【0073】尚、ブロック66、67、68、69を印
刷版載置台10に設け、ボールキャスタ64を昇降台5
0の昇降プレート54に設けたが、ブロック66、6
7、68、69を昇降プレート54に設けボールキャス
タ64を印刷版載置台10の底面に配置させてもよい。
【0074】図14には実施例2に係るブロック10
0、101が示されている。尚、実施例2では、基本的
に実施例1と同一の部品を使用しており、同一の部品に
は実施例1と同一の符号を付与しその説明を省略してい
る。
【0075】ブロック100、101は、ブロック6
8、69の三角溝68Aに沿った先端部にブロック状の
突起とされるストッパー102が設けられたものであ
る。
【0076】この印刷版載置台10を昇降台50のエア
シリンダの駆動により上昇させると、印刷版載置台10
はブロック100の三角溝68Aに沿って移動するが、
ボールキャスタ64のブラケット64Bがストッパー1
02へ当接することにより移動が止まる。この位置を印
刷版載置台10の受渡し装置12への所定位置とするこ
とにより、印刷版載置台10の位置決めを行うことがで
きる。また、印刷版載置台10を反転させブロック10
1へボールキャスタ64を当接させても同様である。即
ち、実施例1では、昇降台50に印刷版載置台10の幅
方向の位置決めを行うためのストッパー62を設けた
が、本実施例に2では、ブロック68、69にストッパ
ー102を設けたブッロク100、101によって印刷
版載置台10の幅方向の位置決めを行っている。
【0077】また、ストッパー102は、ブッロク6
6、67に設ける構造としても同様に位置決めを行うこ
とができる。
【0078】また、図15に示すように、ブロック状の
突起であるストッパー102を昇降台50の昇降プレー
ト54に配置したものであってもよい。これによって、
ブロック66、67、68、69の傾斜面及び三角溝6
8Aに沿って移動する印刷版載置台10の底面にストッ
パー102の上面が当接する構成としてもよい。さら
に、ストッパー102がブロック66、67、68、6
9のいずれかに当接する構成としてもよく、ストッパー
102に対向する突起を印刷版載置台10の底面に設け
るものであってもよい。即ち、これらのストッパーによ
って印刷版載置台10が昇降台50により上昇され、ブ
ロック66、67、68、69の傾斜面あるいは三角溝
68Aに沿って所定位置まで移動させ、印刷版載置台1
0の位置決めをするものであればよい。
【0079】さらに、図16に示すように、ブロック1
04には、四角錐状の凹部104Aが形成されており、
凹部104Aの各々の傾斜面に沿ってボールキャスタ6
4が移動可能とされている。この凹部104Aが形成さ
れブロック104を、印刷版載置台10の底面の中心点
Qに点対称となるように配置されている。この配置は、
凹部104Aの傾斜面が、印刷版載置台10の前後方向
と幅方向とへ向けられてもよく、傾斜面により形成され
る溝が印刷版載置台10の前後方向と幅方向とへ向けら
れたものでもよい。尚、図16では、ブロック104の
傾斜面を印刷版載置台10の前後方向と幅方向とへ向け
ている。
【0080】印刷版載置台10が昇降台50により上昇
されると、各々のブロック104の凹部104Aにボー
ルキャスタ64が当接する。さらに、昇降台50によっ
て昇降プレート54が上昇されると、ボールキャスタ6
4が凹部104Aの傾斜面に沿って凹部104Aの中心
まで移動した後に、ボールキャスタ64の移動、即ち、
印刷版載置台10の移動が停止することになり、これに
より、印刷版載置台10の位置決めを行うことができ
る。
【0081】これらのブロック104によって、前壁1
6及び後壁18の何れに対しても同一のブロック104
を用いることにより位置決めすることができる。
【0082】尚、実施例2においても、ボールキャスタ
64を印刷版載置台10の底面に設け、ブロックを昇降
台50の昇降プレート54に配置してもよい。即ち、ボ
ールキャスタ64とブロックとはいずれが印刷版載置台
10に設けられてもよく、他方を対向させて昇降プレー
ト54へ設ければよい。
【0083】本実施例1、2に示すように、印刷版載置
台10を受渡し装置12の所定位置まで移動させる位置
決め手段は、位置決めの際に、印刷版載置台10と昇降
台50の間に介在されるものであればよく、印刷版載置
台10を所定位置に停止状態とするための位置決め手段
は、印刷版載置台10に設けたものであってもよく、ま
た、昇降台50に設けたものであってもよい。
【0084】図17には、実施例3に係る印刷版載置台
110が示されている。この印刷版載置台110は新聞
紙4頁分の大きさの印刷版Sが搭載可能とされ、それに
伴い、前壁16及び後壁18が広くされ、印刷版受渡し
装置12の接離方向と直交する方向から見ると略二等辺
三角形状とされている。この印刷版載置台110には、
側面24A、24Bのフレームの各々に貫通孔25が各
々形成されている。この貫通孔25には、ハンドル26
の脚28が挿入可能とされている。
【0085】尚、図17に示す当て板21A及び保持板
20Aは、新聞紙4頁分の印刷版S用に大きくされてい
る。また、印刷版載置台110では、ブロック66、6
8及びブロック67、69が位置決め手段とされてい
る。尚、図中印刷版Sの符号Nは新聞紙1頁分の大きさ
である。
【0086】この印刷版載置台110では、ハンドル2
6と共に印刷版載置台110を押しあるいは引くことに
より移動させることができる。また、運搬、保管の際
は、ハンドル26を取り外しておくことができる。
【0087】このように、ハンドル26は、印刷版載置
台10、110の移動及び、印刷版載置台10へ新聞紙
4頁分の大きさの印刷版を一時的に供給する際にのみ使
用し、通常は取り外しておくことができる。このため、
ハンドル26が邪魔になることはなく、作業員はハンド
ル26を持って印刷版10と取りに行って作業を進めれ
ばよく、印刷版載置台10を保管した後、ハンドル26
は取り外して所定の場所へ保管すればよい。
【0088】即ち、数個のハンドル26を持っているこ
とにより、全ての印刷版載置台10、110を移動させ
ることができ、各々の印刷版載置台10、110にハン
ドル26を設ける必要はなくなる。
【0089】尚、ハンドル26の形状は、印刷版載置台
10、110へ安定した状態で配置できるものであり、
上端が所定の高さとなるものであればよい。即ち、印刷
版載置台10に安定状態で配置でき、所定高さで把持可
能なものであれば適用が可能である。また、脚28の中
間部に突出部等のストッパーを配置し、脚28を所定位
置まで挿入して取り付けるものであってもよい。
【0090】図18には、実施例4に係る印刷版載置台
10が示されている。
【0091】この印刷版載置台10の天板23には、複
数の貫通孔27Aが形成されている。これらの貫通孔2
7Aは、前壁16及び後壁18の近傍に各々形成され、
略コ字状に屈曲された支持バー120の脚122が挿入
されている。貫通孔27Aへ挿入された脚122の先端
部には、各々ストッパー124が設けられている。これ
らのストッパー124は、図示しない付勢力により脚1
22の内部から外方へ付勢されているが、付勢力に抗し
て脚122内へ収容可能とされる。
【0092】これらのストッパー124は、支持バー1
20を上方へ引き上げる際は、貫通孔27Aの内面に押
されて脚122内へ収容状態となり、引き出された支持
バー120を押し下げる際は、付勢手段により付勢され
ているため突出状態となり貫通孔27A近傍の天板23
へ当接するようになっている。
【0093】印刷版載置台10では、前壁16あるいは
後壁18の支持バー120を突出状態とすることによ
り、印刷版Sを搭載可能としている。即ち、支持バー1
20の中間部に印刷版Sの上端付近が当接して支持され
る。
【0094】この支持バー120はストッパー124を
押して脚122へ収容させながら脚122を貫通孔27
Aへ押し込むことにより、支持バー120の脚122部
分が印刷版載置台10の内部へ収容された状態、即ち支
持バー120の収容状態となる。
【0095】尚、天板23の前壁16及び後壁18の各
々の近傍に貫通孔27Aを形成したが、天板23の略中
央部に貫通孔27Aを形成し、支持バー120によって
前壁16、後壁18のどちらに印刷版Sを搭載した場合
でも、印刷版Sの上端付近を支持可能とするものであっ
てもよい。さらに、実施例4では、印刷版支持部材を支
持バー120としているが、本発明ではこの支持バーの
形状は各種適用でき、必要な時に印刷版載置台10の上
部へ突出できるものであればよい。
【0096】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る印刷版載
置台は、第一の印刷版を搭載して印刷版受渡し装置へ印
刷版を供給するものであるが、第一の印刷版より大きな
第二の印刷版を搭載する場合、印刷版支持部を設けるこ
とによって可能となっている。
【0097】この印刷版支持部材は、印刷版載置台に設
けられる支持部材取付手段により収容可能とされるもの
でもよく、また、支持部材取付部へ着脱可能とされるも
のであってもよい。
【0098】さらに、印刷版載置台にハンドルを設ける
ことにより高さ寸法の低い台でも移動が容易となる。こ
のハンドルを印刷版支持部と兼用することにより、印刷
版載置台に突起物を設ける必要がなくなっている。
【0099】また、新聞紙4頁分の大きさの印刷版を一
時的に供給する場合、移動させる際に用いるハンドルに
よって新聞紙4頁分の印刷版を安定した状態で支持して
搭載することができる。
【0100】このように新聞紙2頁分の大きさの印刷版
を効率良く多数枚搭載することができると共に取扱性、
保管性が向上された印刷版載置台を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1に係る受渡し装置と印刷版載置台との
配置を示す側面図である。
【図2】実施例1に係る受渡し装置と印刷版載置台との
配置を示す斜視図である。
【図3】実施例1に係る印刷版載置台の分解斜視図であ
る。
【図4】実施例1に係る印刷版載置台の要部正面図であ
る。
【図5】実施例1に係る脚部を示す側面図である。
【図6】図5に示す6−6線に沿った要部断面図であ
る。
【図7】受渡し装置から見た印刷版載置台と昇降台の要
部正面図である。
【図8】昇降台の作動を示す受渡し装置から見た印刷版
載置台と昇降台の要部正面図である。
【図9】実施例1に係る昇降台を示す斜視図である。
【図10】図9に示す10−10線に沿った要部断面図
である。
【図11】(A)は実施例1に係る印刷版載置台の方向
変換を示す概略平面図、(B)は従来例を示す図10A
と同様の概略平面図である。
【図12】位置決め手段の配置を示す概略平面図であ
る。
【図13】新聞紙4頁分の印刷版の供給を示す図1と同
様の側面図である。
【図14】実施例2に係るブロックを示す図10と同様
の要部断面図である。
【図15】実施例2の変形例を示す図14と同様の要部
断面図である。
【図16】実施例2の変形例を示す図12と同様の概略
平面図である。
【図17】実施例3に係る図3と同様の斜視図である。
【図18】実施例4に係る印刷版載置台の概略斜視図で
ある。
【符号の説明】
10 印刷版載置台 12 受渡し装置 16 前壁(斜面状搭載部) 18 後壁(斜面状搭載部) 25 貫通孔(支持部材取付部) 26 ハンドル(印刷版支持部材) 27、27A 貫通孔(支持部材取付手段) 120 支持バー(印刷版支持部材) P 印刷版(第一の印刷版) S 印刷版(第二の印刷版)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 背中合わせに設けられた一対の斜面状印
    刷版搭載部の少なくとも一方に第一の印刷版を多数枚層
    状に搭載して床上を移動可能とされ、前記斜面状印刷版
    搭載部を印刷版受渡し装置へ対向させて印刷版受け渡し
    装置へ前記第一の印刷版を供給可能とする印刷版載置台
    であって、本体上部に突出可能に配設され取り付け状態
    では前記一対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも一方に
    前記第一の印刷版より大きい第二の印刷版を搭載した状
    態でこの第二の印刷版の上端部付近を支持する印刷版支
    持部材と、前記支持部材を本体の上方に突出した状態及
    び収容した状態とに保持する支持部材取付手段と、を有
    することを特徴とする印刷版載置台。
  2. 【請求項2】 背中合わせに設けられた一対の斜面状印
    刷版搭載部の少なくとも一方に第一の印刷版を多数枚層
    状に搭載して床上を移動可能とされ、前記斜面状印刷版
    搭載部を印刷版受渡し装置へ対向させて印刷版受渡し装
    置へ前記第一の印刷版を供給可能とする印刷版載置台で
    あって、前記一対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも一
    方に前記第一の印刷版より大きい第二の印刷版を搭載し
    た状態でこの第二の印刷版の上端部付近を支持する支持
    部材を脱着可能に取り付ける支持部材取付部を有するこ
    とを特徴とする印刷版載置台。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の印刷版載置台であって、
    前記支持部材取付部が印刷版受渡し装置との接離方向と
    直交する方向の両端部の少なくとも一方にも配設され、
    かつ、前記印刷版支持部材が載置台移動時の把持用ハン
    ドルとされることを特徴とする印刷版載置台。
  4. 【請求項4】 背中合わせに設けられた一対の斜面状印
    刷版搭載部の少なくとも一方に第一の印刷版を多数枚層
    状に搭載して床上を移動可能とされ、前記斜面状印刷版
    搭載部を印刷版受渡し装置へ対向させて印刷版受け渡し
    装置へ前記第一の印刷版を供給可能とする印刷版載置台
    であって、前記一対の斜面状印刷版搭載部の少なくとも
    一方に前記第一の印刷版よりも高さが高く、かつ上端が
    前記書面状印刷版搭載部の上方へ突出する第二の印刷版
    を搭載した状態でこの第二の印刷版の上端部付近を支持
    する印刷版支持部材の支持が、前記第二の印刷版を搭載
    した斜面状印刷版搭載部の傾斜面に沿った延長線よりも
    斜面状印刷版搭載部側へ突出することを特徴とする印刷
    版載置台。
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