JP2732248B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2732248B2
JP2732248B2 JP9082906A JP8290697A JP2732248B2 JP 2732248 B2 JP2732248 B2 JP 2732248B2 JP 9082906 A JP9082906 A JP 9082906A JP 8290697 A JP8290697 A JP 8290697A JP 2732248 B2 JP2732248 B2 JP 2732248B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、オリジナル画像と処理
画像とから成る画像ファミリーを記憶して画像の再生を
行うための画像処理装置に関し、さらに詳しくは輝尽性
蛍光体プレートを用いた場合の画像処理装置に関する。 【0002】 【発明の背景】従来、画像処理技術において、記憶装置
内に記憶されている画像(オリジナル画像と呼ぶ)デー
タに対して、画像処理装置によってある種の画像処理を
施した場合、処理後の画像(処理画像と呼ぶ)データを
再び記憶装置に記憶しておくというケースが頻繁に見う
けられる。たとえば、低濃度域から高濃度域まで広いダ
イナミックレンジを有する画像において、階調変換によ
って得られる低濃度域だけの画像、もしくは高濃度域だ
けの画像が、ある研究または診断の目的上必要である場
合とか、処理した画像を必要に応じて後から参照(再
生)することができるようにしたい場合には、これらの
処理画像は通常記憶装置に記憶される。 【0003】このような場合、従来技術では各処理画像
の画像データを各々記憶装置に記憶させるという方法を
とってきたが、この方法では、記憶装置内部に図4
(a)で示すような1つのオリジナル画像データD0
と、複数の処理画像データD1 、D2 、…Dn とが混在
することになり、1つのオリジナル画像データに対して
1つの画像ファミリーを形成することになる。ここで言
う画像ファミリーとは、1つのオリジナル画像データD
0 と複数の処理画像データD1 、…Dn によって形成さ
れる画像データのかたまりと定義する。 【0004】ところが従来のこのような記憶方法に基づ
いた被処理画像情報の再生方法には次のような欠点があ
る。 【0005】たとえばオリジナル画像データを記憶する
のに要する記憶容量をNとし(オリジナル画像に対して
行う画像処理によって画像サイズが変化しないと仮定す
る。)、オリジナル画像に対して画像処理を行って得ら
れた画像の個数をmとすると、このファミリーを記憶す
るのに要する総記憶容量Mは、 M=(1+m)N となる。従ってmが1のときでも、オリジナル画像デー
タに対して2倍の容量が必要となり、さらにmの増加に
伴いMは直線的に増加してゆく。この様に、従来の記憶
方法は記憶装置に光ディスク装置などの大きな記憶容量
を有する装置を用いても、非効率的な記憶方法方式と言
える。 【0006】 【発明の目的および構成】本発明は上述した従来の記憶
方法が持つ問題点にかんがみてなされたもので、オリジ
ナル画像とその処理画像とから成る画像ファミリーの記
憶に要する容量をできるだけ少なくすることを目的と
し、該目的を達成する本発明は、輝尽性蛍光体プレート
を読み取ることにより得られた画像情報を入力する画像
入力手段と、該画像入力手段により入力された画像情報
に基づく情報に画像処理を施し、処理画像を得る画像処
理手段と、該画像処理手段により得られた処理画像を出
力表示する画像出力手段と、を有する画像処理装置にお
いて、前記画像入力手段により入力された画像情報に基
づく情報をオリジナル画像情報として記憶し、前記画像
処理が階調処理である場合に、画像処理が階調処理であ
ることを示す情報、および前記オリジナル画像情報に対
して施した処理内容である階調変換テーブルを前記オリ
ジナル画像情報に対応づけて記憶する記憶手段と、を有
し、前記画像処理手段は、前記処理画像を出力表示する
際に、前記記憶手段に記憶されている前記画像処理が階
調処理であることを示す情報および前記階調変換テーブ
ルに基づいて前記オリジナル画像情報に対して階調処理
を施し、得られた画像処理済の処理画像を前記画像出力
手段に出力表示するようにしたことを特徴としている。 【0007】 【実施例】以下本発明を詳細に説明する。 【0008】本発明による画像再生方法において、ヘッ
ダ部および画像データ部に要する記憶容量をそれぞれε
およびNとすると、m個の処理画像を有するファミリー
が必要とする総記憶容量Mは、 M=(ε+N)+mε=N+(1+m)ε となる、εはNに比べて非常に小さい値をとるため、処
理画像が増加することによるMの増加はほとんど無視す
ることができる。また、ファミリー内の1画像当りに要
する平均記憶容量をLとすると となり、処理画像の個数mが大きくなるに従って1画像
当りに要する平均記憶容量Lは急激に減少してゆく。 【0009】従来の記憶方法によればL≒Nであるか
ら、本発明の画像再生方法に係る記憶方法は、従来の記
憶方法に比べて1画像当りに要する平均情報量が約(m
+1)分の1ですむことになる。すなわち、m個の処理
画像が存在するファミリーにおいて、ファミリー内の
(m+1)個の画像がそれぞれ約(m+1)分の1に圧
縮されて記憶されているのと同様の効果をもたらす。た
とえばmの値が9のときは、ファミリーを構成する各画
像の画像データに約10分の1の圧縮を施したことと等
価である。 【0010】図5は本記憶方法におけるヘッダの構成を
示しており、ヘッダ部は同図(b)に示すように、処理
対象ファイルポインタ部および画像処理情報部の2つを
その構成要素の中に含むものである。処理対象ファイル
ポインタ部は処理対象となった画像ファイルが記憶装置
のどこに記憶されているかを示す情報を記憶しておく部
分であり、たとえば処理対象となった画像ファイルの記
憶装置内におけるアドレス情報が記憶されている。画像
処理情報部には処理対象ポインタ部が指し示す処理対象
の画像データに対して施されるべき画像処理の種類およ
び処理内容を示す情報などの画像処理情報が記憶されて
いる。たとえば、施されるべき画像処理が階調変換処理
であるならば、処理が階調変換処理であることを示す情
報(処理の種類と呼ぶ)と、処理に用いた階調変換テー
ブルそのもの、もしくはこれを参照することができる情
報(処理内容と呼ぶ)および処理内容を補足する情報が
記憶されている。 【0011】図6は画像処理情報フォーマットの種々の
例を示しており、(a)は、画像処理が階調変換である
場合のヘッダ内に記憶される画像処理情報フォーマット
の1例である。この例の場合画像処理情報は、 (1)処理の種類が階調変換であることを示す情報 (2)対象画像の1画素当りの情報量(Kビット) (3)対象画像の画素値0〜(2k −1)に対する階調
変換後の画素値をそれぞれkビットで2k 個ならべた階
調変換テーブル情報 の3つの情報により成る。 【0012】また施される画像処理がデジタルフィルタ
を用いたコンボリューション法による周波数処理の場
合、処理がデジタルフィルタを用いたコンボリューショ
ン法による周波数処理であることを示す情報(処理の種
類)と、処理に用いるべきデジタルフィルタマトリクス
そのもの、もしくは、これを参照することができる情報
(処理内容)および処理内容を補足する情報がヘッダ内
に記憶されている。 【0013】図6(b)は、画像処理がデジタルフィル
タを用いたコンボリューション法による周波数処理であ
る場合、ヘッダ内に記憶される画像処理情報のフォーマ
ットの1例である。この例の場合、画像処理情報は、 (1)処理がデジタルフィルタを用いたコンボリューシ
ョン法による周波数処理であることを示す情報 (2)デジタルフィルタマトリクスをヘッダ内に記憶す
るのに要した各要素当りの情報量(kビット) (3)フィルタマトリクスのライン数(n)およびカラ
ム数(m) (4)n×mのデジタルフィルタマトリクスの各要素
(1,1)〜(n,m)がとる値をそれぞれkビットで
n×m個並べたデジタルフィルタマトリクス情報 から成る。 【0014】また施される画像処理が直交変換を用いた
周波数処理の場合、ヘッダ内に記憶される画像処理情報
のフォーマットの1例を図6(c)に示す。 【0015】この例の場合、画像処理情報は、 (1)処理が直交変換を用いた周波数処理であることを
示す情報 (2)画像データに施される直交変換の種類(たとえば
フーリエ変換、コサイン変換、アダマール変換、傾斜変
換など)を示す情報 (3)直交変換によって得られた変換係数に掛け合わさ
れる各重み係数をヘッダ内に記憶するのに要した情報量
(kビット) (4)ヘッダ内に記憶してある各重み係数の書式(たと
えば固定少数点の実数で整数部、少数部がそれぞれ何ビ
ットで記憶されているかを示す) (5)重み係数から成る重みマトリクスのライン数
(n)およびカラム数(m) (6)n×mの重みマトリクスの各要素(1,1)〜
(n,m)がとる値を前記(4)に示される書式に従っ
てそれぞれkビットでn×m個並べられた重みマトリク
ス情報から成る。 【0016】図6(d)は、図6(c)に示した情報の
変形例である。たとえば、変換係数に掛け合わされる重
み係数の重みマトリクスが、予め用意されており、記憶
装置などに記憶されている場合、処理内容を示す情報と
して記憶されている重みマトリクスを指し示す情報を記
憶しておく。たとえば重みマトリクスが複数用意されて
いる場合は各マトリクスに予めつけられている番号を記
憶しておいてもよい。なお図6(d)の形式のフォーマ
ットは、直交変換を用いた周波数処理以外にも適用する
ことができる。 【0017】以上述べたように、ヘッダの画像処理情報
部に記憶される情報の記憶フォーマットはこの情報から
同じ処理を再現できるものであればいかなる形式であっ
てもよい。また処理の再現が可能なフォーマットで処理
内容を記憶することができる画像処理であれば階調処
理、周波数処理に限らずいかなる画像処理であってもよ
い。たとえば、射影変換およびその特殊例であるアフィ
ン変換などの幾可学的(座標)変換であってもよい。た
とえば2次元アフィン変換とは画像の平衡移動、回転、
拡大、縮小を行う変換で、変換前の画像の座標系をx−
y座標系とし、変換後の画像の座標計をu−v座標系と
すると、 【0018】 【数1】 と表わされる。(x,y)を(u,v)を用いて表わす
と、 【0019】 【数2】 なる。この式より変換後の格子点(u,v)に対応する
変換前の点(x,y)が求められるが、一般には、x、
yは実数値をとり、従って(x,y)は非格子点とな
る。このため非格子点(x,y)の濃度値を補間により
求める必要がある。補間法として最も簡単なものに、非
格子点(x,y)に最も近い(x−y)座標系での格子
点濃度値を採用する最近傍法、さらに精度のよい方法と
して非格子点(x,y)の周囲の4つの格子点における
濃度値を用いて線形補間を行う線形補間法、また高精度
の補間法で知られるキュービックコンボリューション法
がある。従って、ある画像に対して、2次元アフィン変
換を施す画像処理の場合、2次元アフィン変換を決定す
る変換係数a、b、c、d、tx 、ty もしくは2次元
アフィン逆変換を決定する変換係数と、非格子点の濃度
を求める補間法の種類または補間式を画像処理情報とし
てヘッダに持っておくことにより、本発明に係る記憶方
法を適応することができる。 【0020】この他の画像処理、たとえば、直交変換各
種(フーリエ変換、コサイン変換、アダマール変換、ス
ラント変換など)、デジタルフィルタを用いた、コンボ
リューション法によらないフィルタリング(たとえば、
メデアンフィルタによる処理など)画像の切り出し、簡
単な画素の再配置(たとえば画像の90°回転、コーナ
ーターンなど)、ディザ法についても、ヘッダ部にこれ
ら画像処理情報の内容を記憶しておくことにより本発明
に係る記憶方法を適応することができる。 【0021】上述したような画像ファイル構成の下で、
本発明の実施例を図1を参照して説明する。 【0022】図1は本発明による画像再生装置の一実施
例をブロック線図で示しており、1は、たとえば紙、フ
ィルム、輝尽性螢光体プレートなどの画像情報記憶媒体
に記録された画像情報を読み取り、デジタル信号として
出力する画像入力装置であり、たとえばレーザー光など
の機械的走査またはCCDなどの素子の電気的走査によ
り、記録媒体中の画像情報を電気信号に変換し、さらに
A/D変換器によりデジタル信号として出力する装置で
ある。しかしこの画像入力装置1からの出力信号がデジ
タル信号であれば、画像情報記録媒体、画像入力装置の
機構および装置の個数を何ら限定するものではない。 【0023】2は、画像を視覚的にとらえることができ
る情報として出力もしくは表示する画像出力装置であ
る。たとえば、紙やフィルムなどに画像をハードコピー
する装置であってもよいし、画像を表示するCRTなど
の表示装置であってもよい。またこれらの装置の個数は
複数であってもよく、異なる種類の装置を並列に配置し
てもよい。 【0024】3は画像データなどのファイルを記憶して
おく記憶装置で、たとえば磁気ディスク装置、光ディス
ク装置である。 【0025】4はユーザーが画像処理プロセッサ5によ
る画像処理、画像入力装置1からの画像入力、画像出力
装置2への画像出力などの処理指令を入力する操作テー
ブルで、たとえばキーボードを有する端末装置である。 【0026】画像処理プロセッサ5(鎖線で囲んで示し
てある)は、操作テーブル4から入力された指令を解析
し、指令された処理を実施する装置であり、記憶装置3
内に記憶された画像ファイルなどのファイルの入出力を
制御するファイル入出力制御部51と、記憶装置3内に
記憶された画像ファイルなどのファイルを管理するファ
イル管理部52と、画像入力装置1および画像出力装置
2との画像データの入出力を制御するデータ入出力制御
部53と、画像データなどの情報を一時記憶しておくデ
ータ記憶部54と、階調処理、周波数処理などの各種画
像処理機能を有する画像処理部55と、ヘッダ作成など
の機能を有するヘッダ処理部56と、指令解析部57よ
り受けた指示に従って各部に処理の指令を与える処理制
御部58と、操作テーブル4から入力された指令を解析
し、処理制御部58に指示を与える指令解析部57と、
画像処理情報フォーマットなどのヘッダ情報のフォーマ
ットを記憶してあるヘッダ情報フォーマットテーブル5
9とによって構成される。 【0027】次に上記の構成の画像再生装置の動作を図
2のフローチャートにより説明する。 【0028】本装置の動作は次の3つに分類される。 (1)入力→記憶動作 (2)処理→記憶動作 (3)読み出し→出力動作 まず(1)入力→記憶動作について説明する。 【0029】操作テーブル4から入力→記憶指令が入力
されると(F−1)指令解析部57は指令の内容を解析
し(F−2)、処理制御部58に指示を出力する。その
結果、画像入力装置1により画像記憶媒体に記憶された
画像情報を読み取る(F−3)。処理制御部58はヘッ
ダ処理部56にヘッダ作成の指令を出力し、ヘッダ処理
部56はデータ記憶部54の内に新しくヘッダ部を作成
する。ヘッダ内にはファイルがオリジナルファイルすな
わち、ヘッダ部の次に画像データ部を持つことを示すオ
リジナルファイル識別情報を記憶しておく(たとえば処
理対象ファイルポインタ部に特殊な値たとえばゼロを記
憶させるとかオリジナルファイルであることを示すフラ
グを持たせるとかしてオリジナルファイルを識別するこ
とができる)(F−4)。また、その他の必要情報、た
とえば画像データのサイズや画像データ1画素を記憶す
るのに要する記憶容量情報(たとえばビット数)を各画
像処理に共通のフォーマットで記憶しておくとよい。 【0030】次に、処理制御部58は、データ入出力制
御部53に対して画像データ入力の指令を出力し、デー
タ入出力制御部53は画像入力装置1から送られてくる
画像データをデータ記憶部54に記憶する。ファイル入
出力部51は、処理制御部58の指令によりデータ記憶
部54に記憶されているヘッダおよび画像データを1つ
の画像ファイル(オリジナルファイル)として記憶装置
3に記憶し(F−5)、かつファイルの管理部52に、
記憶された画像ファイルの登録を行う。 【0031】なお、本発明においては、画像入力装置1
から画像データを入力してから、オリジナルファイルと
して記憶装置3に記憶するまでの間に、データ圧縮処理
を行っている。このデータ圧縮は、記憶装置3に記憶さ
せる前であれば、いつ行われるものであってもよく、特
に限定されるものではない。また、圧縮率については、
画質劣化が問題にならない範囲であれば特に限定される
ものではないが、たとえば画像データを10分の1にデ
ータ圧縮したものをオリジナルファイルとして記憶した
場合には、前述のmの値を9とすれば、ファミリーを構
成する各画像のデータに約100分の1(1/10×1
/10=1/100)の圧縮を施したのと同等の情報量
ですむため、記憶容量の減少という点で絶大な効果をも
たらすことができるほか、実際にファミリーを構成する
各画像データに対して約100分の1のデータ圧縮を行
った場合に比して、画質のよい再生画像情報を得ること
が可能となる。また、たとえば、画像データを2分の1
に圧縮したものをオリジナルファイルとして記憶し、前
述のmの値が1であった場合であれば、ファミリーを構
成する各画像データに対して約4分の1(1/2×1/
2=1/4)の圧縮を施したのと同等の情報量ですむた
め、記憶容量の減少という点で絶大な効果をもたらすこ
とができるほか、実際にファミリーを構成する各画像デ
ータに対して約4分の1のデータ圧縮を行った場合に比
して、画質のよい再生画像情報を得ることが可能とな
る。すなわち、本発明に係る画像記憶方法を用いれば、
オリジナル画像に対するデータ圧縮率の大小、およびフ
ァミリーを構成する各画像の個数の多少にかかわらず、
記憶容量の減少と、画質のよい再生画像を得ることがで
きるようになる。こうして入力→記憶動作が終了する。 【0032】次に(2)処理→記憶動作について説明す
る。 【0033】操作テーブル4から処理→記憶指令が入力
される(F−1)(ここでは、記憶装置3内に記憶され
ているオリジナルファイルの画像データに対して1つの
画像処理を行う指令が入力されたと仮定する)と、指令
解析部57は、指令内容を解析し(F−2)、処理制御
部58に指示を与える。ヘッダ処理部56は、処理制御
部58から指令を受け、データ記憶部54内に新しくヘ
ッダ部を作成するとともにヘッダ管理部52を検索し、
処理対象となるオリジナルファイルの記憶装置3内にお
ける記憶場所を示す情報(たとえばアドレス情報)を調
べてヘッダ内の処理対象ファイルポインタ部にセットす
る(F−6、F−7)。 【0034】ヘッダ処理部56は、処理を行うべき画像
処理内容をヘッダ情報フォーマットテーブル59内の該
当する画像処理情報フォーマットを参照して、ヘッダ内
の画像処理情報部に、画像処理情報としてセットする
(F−8)。ヘッダ内にすべての情報がセットし終わる
と、ファイル入出力制御部51は、処理制御部58の指
令を受け記憶装置3にヘッダすなわち処理済ファイルを
記憶するとともに(F−9)ファイル管理部52に、新
たに記憶された処理済ファイルの登録を行う(ここで処
理済ファイルとは、画像処理情報を記憶したヘッダ部だ
けからなるファイルである)。こうして処理→記憶動作
が終了する。 【0035】次に(3)読み出し→出力動作について説
明する。操作テーブル4から読み出し→出力指令が入力
される(F−1)ここで、ユーザが出力対象として指定
する画像ファイルはオリジナルファイルかオリジナルフ
ァイルに対して1つの画像処理記憶している処理済ファ
イルであると仮定する。指令解析部57は指令内容を解
析し(F−2)、処理制御部58に指示を与える。処理
制御分58から指令を受けたファイル入出力制御部51
は、ユーザにより指定された出力対象となるファイルの
記憶場所をファイル管理部52で検索した後、記憶装置
3からファイルのヘッダ部だけを読み取り(F−1
0)、データ記憶部54に記憶する。ヘッダ処理部56
はデータ記憶部54に書き込まれたヘッダのオリジナル
ファイル識別情報をチェックし、当ファイルがオリジナ
ルファイルであるかどうかを判別する(F−11)。 【0036】当ファイルがオリジナルファイルである場
合は処理制御部58はファイル入出力制御部51に該当
ファイルの画像データ部の読み出しを指令し(F−1
3)、画像データがデータ記憶部54に記憶される。デ
ータ入出力制御部53は処理制御部58から指令を受
け、データ記憶部54内に記憶された画像データを画像
出力装置2に出力して(F−15)、記憶→出力動作が
終了する。 【0037】該当ファイルがオリジナルファイルでない
場合すなわち該当ファイルが処理済ファイルである場合
(ヘッダの処理対象ポインタ部に記憶装置3内における
オリジナルファイルの記憶場所が記憶されている)は、
処理制御部58はファイル入出力制御部51にオリジナ
ルファイルの画像データの読み出しを指令するとともに
(F−12、F−13)ヘッダ情報フォーマットテーブ
ル59を参照して処理済ファイルのヘッダに記憶されて
いる処理の種類を識別し、画像処理部55内の該当する
処理機能を呼び出す。呼び出された画像処理機能はヘッ
ダ情報フォーマットテーブル59内の該当する画像処理
情報フォーマットを参照しながら、画像処理パラメータ
ーを処理済ファイルのヘッダ内の画像処理情報部から読
み出し、処理条件を確立させた後、データ記憶部54に
記憶されている画像データに対して画像処理を行う(F
−14)。 【0038】データ入出力制御部53は処理制御部58
の指令により、データ記憶部54内に記憶されている画
像処理の終了した画像データを画像出力装置2に出力す
る(F−15)。こうして記憶→出力動作が終了する。 【0039】上記の実施例に示した動作は、記憶装置3
に記憶されているファミリーにおいて、オリジナルファ
イルもしくはオリジナルファイルの画像データに対して
1つの画像処理を行った処理ファイル(すなわち図5
(c)における画像処理情報番号nの値が1であり、処
理ファイルポインタ部がオリジナルファイルの記憶場所
を記憶しているヘッダを持つ処理ファイル)を処理対象
としている場合についてのみ説明したが、本発明の画像
再生方法では、ヘッダに記憶する画像処理情報の個数を
1つに限定するものではない。 【0040】処理対象の画像データに対して、n個(n
>1)の画像処理が施される場合画像処理情報部の中に
は図5(c)に示すようにn個の画像処理情報が記憶さ
れる。このように複数の画像処理情報がヘッダ内に記憶
される場合たとえば、k(1≦k≦(n−1)、n≧
2)番目の画像処理情報の中に(k+1)番目の画像処
理情報がヘッダ内のどこから記憶されているかを示すポ
インタを設けておけば各画像処理情報に要する記憶容量
が一定でなくとも各画像処理情報記憶場所を性格に知る
ことができる。同様にk′(2≦k′≦n)番目の画像
処理情報の中に(k′−1)番目の画像処理情報がヘッ
ダ内のどこから記憶されているかを示すポインタを設け
ておいてもよい。 【0041】このようにヘッダの中には、複数個の画像
処理情報を含むことができる。言いかえれば、前記実施
例の(2)処理→記憶動作においてユーザーは処理対象
画像に対して複数個の画像処理を指令することができ
る。また本発明の画像再生方法は画像処理の対象となる
画像ファイルをオリジナルファイルに限定するものでは
ない。すなわち処理対象となる画像ファイルに処理済フ
ァイル(ヘッダファイル)を指定してもよい。 【0042】以下図3を参照しながら説明する。 【0043】記憶装置3中にオリジナルフィアル(ファ
イルF0)とオリジナルファイルに対して画像処理Aを
施した処理済ファイル(ファイルF1)とがすでに存在
している場合を仮定したとき、ファイルF1に対して画
像処理Bを施したファイル(ファイルF2)を新たに作
成するときのヘッダ構造は、以下に示す2通りの方式の
どちらでもよい。 【0044】(方式1)図3(a)に示すように、ファ
イルF2のヘッダ内の画像処理情報部に処理Bの処理情
報をセットし、処理ファイルポインタ部にファイルF1
の記憶装置内における記憶場所を指し示す情報をセット
する方法。 【0045】(方式2)図3(b)に示すように、ファ
イルF2のヘッダ内の画像処理情報部に処理Aおよび処
理Bの処理情報をセットし、処理ファイルポインタ部に
はファイルF0の記憶装置内における記憶場所を指し示
す情報をセットする方法。このとき処理Aと処理Bの2
つの画像処理情報がポインタなどの採用によりヘッダ内
における2つの情報の相対的位置関係もしくは絶対的位
置関係を明確にしておく。 【0046】本方法は上述した構成によって達成されて
いるため、画像処理した画像情報を記憶する必要がな
く、画像ファミリーを構成する画像の個数(m+1)の
多少にかかわらず、画像ファミリーの情報を記憶する際
の記憶容量の増加を防ぐことができる。また、画像情報
に対して圧縮を行った情報をオリジナル画像情報として
いるために、記憶容量の低減という効果にオリジナル画
像に対して行われた圧縮処理の効果が乗算されることに
なるため、記憶容量の低減はより絶大なものとすること
ができる。 【0047】また、上述の構成によりもたらされる最終
的な圧縮率を、従来行われていたような画像ファミリー
を構成する各々の画像情報に対して圧縮処理のみを行う
ことによって達成しようとすると、少なくとも本方法に
おいてオリジナル画像情報に対して行った圧縮率の2倍
以上(正確には約(m+1)倍以上)の圧縮率で各画像
情報を圧縮しなければならないため、本方法を実施した
場合に比して、各画像情報が圧縮処理によって大きく劣
化してしまうことになる。すなわち、本方法によれば、
従来の圧縮技術で行った場合に対し、再生画質を格段に
向上させることができる。また、本発明の画像再生方法
は、画像処理したすべての画像情報に対して行われなく
ても、記憶容量を減少させる効果が得られることはもち
ろんである。 【0048】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像ファミリーの情報を記憶する際の記憶容量を、きわ
めて低減することができ、それ故、記憶する画像1枚当
りにかかる記憶コストは大幅に削減され、しかも再生画
像の画質劣化を防止することが可能である。 【0049】更に本発明によれば、装置内における情報
の読み出し、書き込み、並びに転送にかかる速度も高速
化される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明による画像再生方法を実現する画像再生
装置の一実施例のブロック線図である。 【図2】図1に示した装置の動作を説明するフローチャ
ートである。 【図3】(a)および(b)は本発明による画像再生方
法のファミリー内におけるファイルどうしの結合関係を
示す図である。 【図4】(a)は従来の画像データ記憶方法の説明図で
あり、(b)は本発明に係る画像データ記憶方法の説明
図である。 【図5】本発明に係る記憶方法におけるヘッダの構成図
である。 【図6】画像処理情報フォーマットの種々の例である。 【符号の説明】 1 画像入力装置 2 画像出力装置 3 記憶装置 4 操作テーブル 5 画像処理プロセッサ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.輝尽性蛍光体プレートを読み取ることにより得られ
    た画像情報を入力する画像入力手段と、 該画像入力手段により入力された画像情報に基づく情報
    に画像処理を施し、処理画像を得る画像処理手段と、 該画像処理手段により得られた処理画像を出力表示する
    画像出力手段と、を有する画像処理装置において、 前記画像入力手段により入力された画像情報に基づく情
    報をオリジナル画像情報として記憶し、前記画像処理が
    階調処理である場合に、画像処理が階調処理であること
    を示す情報、および前記オリジナル画像情報に対して施
    した処理内容である階調変換テーブルを前記オリジナル
    画像情報に対応づけて記憶する記憶手段と、を有し、前
    記画像処理手段は、前記処理画像を出力表示する際に、
    前記記憶手段に記憶されている前記画像処理が階調処理
    であることを示す情報および前記階調変換テーブルに基
    づいて前記オリジナル画像情報に対して階調処理を施
    し、得られた画像処理済の処理画像を前記画像出力手段
    に出力表示するようにしたことを特徴とする画像処理装
    置。
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