JP2731774B2 - 栽培兼包装容器用遮光体 - Google Patents

栽培兼包装容器用遮光体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、栽培兼包装容器用
遮光体、より詳しくは、消費の一単位としての包装容器
を兼ねた透明の栽培兼包装容器を用いて芽物野菜を栽培
する際に用いる栽培兼包装容器用遮光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多数の栽培室が区画に別れて
形成された栽培容器を用いて、上記各区画の底部に、育
成中に必要な水や液肥等の栽培液を保持する保水機能を
有する発泡ウレタンマット等からなる培地を敷き込み、
この培地に種子を蒔いて、かいわれ大根等の芽物野菜を
発芽、育成させる栽培が行われている。
【0003】そして、かいわれ大根等の芽物野菜は、生
育するに従って上記培地に根が絡むために、出荷時には
生育したかいわれ大根の茎部分を単に束掴みして引き抜
くだけで、栽培室内のかいわれ大根が一纏まりとなって
取り出され、この纏まりを消費の一単位としての包装容
器に入れることで、出荷されて販売され、消費者に供さ
れるようになっている。
【0004】上述のような栽培容器から包装容器への芽
物野菜の移し替えは、かつては人手により行われていた
が、現在では人件費を節約してコストを低減するため
に、機械的な装置を用いて行われるようになってきてい
る。
【0005】しかしながら、このような技術では、育成
し終わったかいわれ大根等の芽物野菜を栽培容器から取
り出して出荷用の包装容器に移し替えるための、人手
や、あるいは機械的な装置が必要となるために、依然と
して単価の上昇を招いてしまっている。
【0006】このような点に鑑みて、本出願人は、底面
部から側壁部を立設してなり、培地を用いて芽物野菜を
育成させる栽培容器であって、消費の一単位としての包
装容器を兼ねた栽培兼包装容器を提案している。
【0007】さらに、上記底マット等の培地は、各栽培
兼包装容器毎に1つずつ敷き込まなければならないの
で、この培地の費用が製造原価に付加されて、かいわれ
大根等の芽物野菜の単価を引き上げる要因となってい
た。
【0008】この点も併せて解決する優れた手段とし
て、本出願人はさらに、底面部から側壁部を立設してな
り、所定水位の保水機能を有することにより芽物野菜を
根絡みさせて自立育成させる栽培容器であって、消費の
一単位としての包装容器を兼ねた栽培兼包装容器を提案
していて、これにより、底マット等の培地を不要とし、
栽培容器から包装容器への移し替え作業も不要として、
コストを低減することができるものとなっている。
【0009】この栽培兼包装容器は、より詳しくは、上
記所定水位の保水機能を、上記底面部に設けた水位を規
定するための所定高さの凸部と、この凸部により規定さ
れた水位を越える量の栽培液をオーバーフローさせるた
めに該凸部に穿設された通水孔とを備えることにより達
成している。
【0010】そして、上記栽培兼包装容器は、そのまま
出荷されて消費者に供されるものであるために、透明な
素材で形成されることが望ましい。これは、透明な容器
は内部が見えるために、消費者に安心感を与えることが
できるからである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のように種々の優
れた特徴を有する栽培兼包装容器であるが、消費者に供
するために透明に形成した場合には、育成途上で栽培液
が栽培兼包装容器の側壁部に付着すると痕跡として白く
残ってしまい、見た目が損なわれる場合があった。
【0012】また、透明な栽培兼包装容器で栽培を行う
と、上部側からのみならず側壁部側からも光が当たるた
めに、芽物野菜が必ずしも垂直上方に向かって育成しな
いことがあった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、透明な栽培兼包装容器を用いて栽培を行う際に、
栽培液が付着して白く残るのを防止し、芽物野菜の上方
への成長を円滑にすることができる栽培兼包装容器用遮
光体を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1による本発明の栽培兼包装容器用遮光体
は、栽培容器と消費の一単位としての包装容器を兼ねた
透明の栽培兼包装容器を用いて芽物野菜を栽培する際に
用いるものであって、栽培液が栽培兼包装容器の側壁部
の内側の少なくとも一部に付着するのを防止するととも
に遮光性を有する遮光部を備えたものである。
【0015】また、請求項2による本発明の栽培兼包装
容器用遮光体は、上記遮光部が、上記栽培兼包装容器の
側壁部の内側に挿入される遮光性を備えた筒状の部材で
なる請求項1に記載のものである。
【0016】さらに、請求項3による本発明の栽培兼包
装容器用遮光体は、上記遮光部が、遮光性を備えた複数
のシート部材を一端側で連結してなる請求項1に記載の
ものである。
【0017】請求項4による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部は複数でなり、これらの遮光部を
水密となるように一体的に連結する遮光性を有する平面
部を備えてなる請求項1から請求項3の1項に記載のも
のである。
【0018】請求項5による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部および平面部が、光の反射率が低
い色に着色されている請求項4に記載のものである。
【0019】請求項6による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部は、上部が透光性を備えている請
求項1から請求項5の1項に記載のものである。
【0020】請求項7による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部の水平面内の断面形状が、上記栽
培兼包装容器の水平面内の断面形状に略相似である請求
項1から請求項6の1項に記載のものである。
【0021】請求項8による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、合成樹脂により形成されている請求項1から
請求項7の1項に記載のものである。
【0022】請求項9による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、撥水性を備えた素材で形成され、あるいは表
面に撥水加工が施されている請求項1から請求項8の1
項に記載のものである。
【0023】[作用] 請求項1による本発明の栽培兼包装容器用遮光体は、栽
培液が遮光部の内面に沿って滴下されることにより栽培
兼包装容器の側壁部の内側の少なくとも一部に付着する
のを防止し、また、遮光部は遮光性を備えることにより
栽培兼包装容器内の種子に側方から光が照射されるのを
防止して上方からのみの照射を許容する。
【0024】また、請求項2による本発明の栽培兼包装
容器用遮光体は、遮光部を遮光性を備えた筒状の部材で
形成し、この遮光部が、上記栽培兼包装容器の側壁部の
内側に挿入される。
【0025】さらに、請求項3による本発明の栽培兼包
装容器用遮光体は、遮光部を遮光性を備えた複数のシー
ト部材を一端側で連結して形成する。
【0026】請求項4による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、平面部が、複数の遮光部同士を水密となるよ
うにかつ遮光性を備えて一体的に連結することにより、
栽培液および光が遮光部同士の間から侵入するのを防止
する。
【0027】請求項5による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部および平面部が光の反射率が低い
色に着色されていることにより、光が表面で反射されて
側方から照射されるのを防止する。
【0028】請求項6による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部の上部が透光性を備えていること
により、所定の高さに成長した後に葉に光を適量照射し
て緑化させるのを助長する。
【0029】請求項7による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、上記遮光部の水平面内の断面形状が上記栽培
兼包装容器の水平面内の断面形状に略相似であることに
より、栽培のための空間を広く確保して、効率的な芽物
野菜の栽培を許容する。
【0030】請求項8による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、合成樹脂により形成されていることで、成型
が容易となる。
【0031】請求項9による本発明の栽培兼包装容器用
遮光体は、撥水性を備えた素材で形成され、あるいは表
面に撥水加工が施されていることにより、栽培に使用し
た後の洗浄を容易にする。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1,図2は本発明の第1の実施
形態を示したものであり、図1は複数の遮光部が一体に
連結された栽培兼包装容器用遮光体を示す斜視図、図2
は栽培兼包装容器用遮光体を栽培兼包装容器に挿入して
栽培液を与えている状態を示す断面図である。
【0033】図1に示すように、この栽培兼包装容器用
遮光体1は、水平面内の断面形状が略正方形をなす筒状
の複数の遮光部3を平面部2により水密となるように一
体的に連結してなり、例えば合成樹脂により成型されて
いる。また、上記遮光部3は、その上下両端が上部側開
口部3aおよび下部側開口部3bとなって双方とも開口
している。そして、この栽培兼包装容器用遮光体1は、
遮光部3および平面部2が略遮光性の素材で形成され、
かつ表面における光の反射率が低くなるように、例えば
黒色に着色されている。
【0034】また、上記栽培兼包装容器用遮光体1を用
いてかいわれ大根等の芽物野菜の栽培を行う栽培兼包装
容器5は、図2に示すように、底面部5aから側壁部5
bを一体に立設する形状となるように、例えば透明な合
成樹脂により成型されていて、この側壁部5bの上端部
には蓋等を取り付けるための嵌合フランジ5cが周設さ
れている。そして、該栽培兼包装容器5の上部は、種子
を蒔き水や液肥等の栽培液を与えるための開口部となっ
ている。また、栽培兼包装容器5は、上部から底面部5
aに向かって、その側壁部5bで囲まれた空間の水平面
内の断面積が順次減少するようなテーパ状に形成されて
いる。
【0035】上記底面部5aには、複数の凸部6が配設
されていて、この凸部6の高さは、培地を使用すること
なく、芽物野菜を根絡みさせることにより自立育成する
に適した栽培液の液量を確保することができる高さに設
定されている。
【0036】そして、上記凸部6には、それぞれ複数の
通水孔7が穿設されていて、この通水孔7は、該凸部6
により規定された高さを越えて栽培液が過剰に供給され
た際に、その過剰分をオーバーフローさせることによ
り、常に栽培液を一定の量に保つためのものである。さ
らに、該通水孔7は、空気の流通を許容することによ
り、芽物野菜の成長を促すとともに根ぐされを防止する
機能を有している。
【0037】次に、上記栽培兼包装容器用遮光体1を用
いて透明な栽培兼包装容器5により芽物野菜の栽培を行
う方法について説明する。
【0038】上記図1の各遮光部3の配列に対応するよ
うに複数の透明な栽培兼包装容器5を2次元的に並べ
て、各栽培兼包装容器5に栽培兼包装容器用遮光体1の
遮光部3をそれぞれ挿入した後、各栽培兼包装容器5に
均等になるように適切な量の種子8を蒔く。そして、栽
培液9を各栽培兼包装容器5に適量散布する。
【0039】すると、散布された栽培液9は、遮光部3
の上部側開口部3aから入り、一部は下部側開口部3b
からそのまま栽培兼包装容器5の底面部5aに滴下さ
れ、他の一部は遮光部3の内壁面を伝って下部側開口部
3bの周縁部から栽培兼包装容器5の底面部5aに落
ち、あるいは栽培兼包装容器5の側壁部5b内面の下部
を伝って底面部5aに溜まる。
【0040】このようにして栽培兼包装容器5の側壁部
5bは、下部を除いては栽培液9が付着することはな
く、その後水分の蒸発等により白くなることもない。ま
た、遮光部3同士は平面部2により隙間なく一体的に連
結されているために、遮光部3同士の間から栽培液9が
侵入することもない。
【0041】そして、凸部6の上面以上に栽培液9が供
給された場合には、通水孔7から該栽培兼包装容器5の
外部に溢れ出すために、常に適切な液量に保たれる。ま
た、種子8が栽培兼包装容器5の底面部5aに偏って蒔
かれたとしても、栽培液9の表面張力により均等に散ら
ばるために問題はない。
【0042】さらに、種子8が発芽して成長する際に
は、光が遮光部3の上部側開口部3aを通って入射して
下部側開口部3bを介して種子8に照射されるために、
ほぼ真上からの光のみとなって、発芽した芽物野菜が側
方に曲折して成長することはない。しかも、この栽培兼
包装容器用遮光体1は黒色に着色されているために、遮
光部3の内部で光が反射することはほとんどなく、反射
光により側方から光が照射されるということはない。
【0043】こうして芽物野菜が育成するに従って互い
の根が絡み合って基台となり、自立成長することができ
る。このときに、上記通水孔7を介して外部との空気の
流通が行われるために、根に必要な空気が供給されて、
根ぐされをおこすことはない。
【0044】そして、芽物野菜が出荷可能なまでに成長
した場合には、栽培兼包装容器5の嵌合フランジ5cに
蓋を取り付けるか、あるいは栽培兼包装容器5の上部を
透明なシート部材でシールすれば、消費の一単位として
の芽物野菜を包装する容器として、そのまま出荷するこ
とができる。
【0045】また、1グループの栽培兼包装容器5によ
る芽物野菜の栽培が終了したら、上記栽培兼包装容器用
遮光体1は、一旦洗浄を行った後に、次のグループの栽
培兼包装容器5による芽物野菜の栽培に引き続いて用い
ることができる。
【0046】このときに、栽培兼包装容器用遮光体1を
撥水性を備えた素材で形成し、あるいは表面に撥水加工
を施すようにすれば、栽培が終了した後の洗浄がより容
易になって良い。
【0047】なお、上記遮光部3の形状は、正方形筒に
限るものではなく、他の矩形筒やあるいは円筒でもよ
い。さらに、栽培兼包装容器5の水平面内の断面形状に
略相似する断面形状を有するように構成すれば、芽物野
菜が成長する空間を最大限に確保することができて、よ
り効率的な栽培を行うことができる。
【0048】また、上述では遮光部3および平面部2を
略遮光性の素材で形成したが、かいわれ大根等の芽物野
菜では、所定の高さに成長した後は、上部の葉に光を適
量照射して緑化させるために、少なくとも遮光部3の上
部のみは透光性を備えさせてもよい。
【0049】さらに、上述では複数の遮光部3を連結し
た構成について述べたが、単一の遮光部3のみで構成さ
れた栽培兼包装容器用遮光体であっても構わないことは
いうまでもない。
【0050】このような第1の実施形態によれば、透明
な栽培兼包装容器を用いて栽培を行う際に、栽培液が栽
培兼包装容器の側壁部に付着することがないために、白
く残って見た目が損なわれることはなく、さらに、光が
側方から当たることはないために、芽物野菜が上方へ成
長するのを円滑に促すことができる。
【0051】図3は本発明の第2の実施形態を示したも
のであり、栽培兼包装容器用遮光体を栽培兼包装容器に
挿入する様子を示す斜視図である。
【0052】この実施形態の栽培兼包装容器用遮光体1
1は、遮光性を備えた複数のシート部材でなる遮光部1
3を一端側で連結部12により一体に連結してなり、こ
の連結部12は例えば外側に折り返されて、後述する栽
培兼包装容器15の嵌合フランジ15cに係合して、該
栽培兼包装容器用遮光体11が栽培兼包装容器15の内
部に落下するのを防ぎ、あるいは位置ずれするの防ぐよ
うになっている。
【0053】この実施形態で用いる栽培兼包装容器15
は、図示のように、面取りされた略正方形の底面部15
aから側壁部15bを一体に立設する形状となるよう
に、例えば透明な合成樹脂により形成されていて、この
側壁部15bの上端部には蓋等を取り付けるための嵌合
フランジ15cが周設されている。そして、該栽培兼包
装容器15の上部は、種子を蒔き水や液肥等の栽培液を
与えるための開口部となっている。また、栽培兼包装容
器15は、上部から底面部15aに向かって、その側壁
部15bで囲まれた空間の水平面内の断面積が順次減少
するようなテーパ状に形成されている。
【0054】上記底面部15aには、例えば円形をなす
通水孔15dが、単数、もしくは複数(図示の例では2
つ)穿設されている。この通水孔15dは、栽培液9が
過剰に供給された際にその過剰分を排出することによ
り、常に栽培液9を適切な量に保つためのものであり、
かつ、空気の流通を許容することにより、芽物野菜8の
成長を促すとともに根ぐされを防止するものである。
【0055】そして、このような栽培兼包装容器15の
底面部15aには、例えば発泡ウレタンマット等で構成
された培地16が敷き込まれるようになっている。
【0056】次に、上記栽培兼包装容器用遮光体11を
用いて栽培兼包装容器15により芽物野菜の栽培を行う
方法は、上述の第1の実施形態とほぼ同様であるが、栽
培兼包装容器用遮光体11を栽培兼包装容器15内に挿
入すると、該栽培兼包装容器15が下部に向かうにつれ
て先細となっているために、先端側で分離している複数
のシート部材でなる遮光部13が互いに重なり合って必
要な遮光性と防水性を満たすようになっている。
【0057】なお、上述では栽培兼包装容器15を単一
の遮光部13を有するものとして説明したが、上述の第
1の実施形態と同様に、複数の遮光部13を一体に連結
したものとして構成してもよいことはいうまでもない。
【0058】また、この実施形態の栽培兼包装容器用遮
光体11を第1の実施形態で説明した栽培兼包装容器5
と組み合わせることも可能であり、もちろん、第1の実
施形態の栽培兼包装容器用遮光体1をこの実施形態の栽
培兼包装容器15と組み合わせることも可能であるのは
いうまでもない。
【0059】このような第2の実施形態によれば、上述
の第1の実施形態とほぼ同様の効果を奏することができ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明の栽培兼包装
容器用遮光体によれば、透明な栽培兼包装容器を用いて
栽培を行う際に、栽培液が付着して白く残るのを防止
し、芽物野菜の上方への成長を円滑にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態において、複数の遮光
部が一体に連結された栽培兼包装容器用遮光体を示す斜
視図。
【図2】上記第1の実施形態の栽培兼包装容器用遮光体
を栽培兼包装容器に挿入して栽培液を与えている状態を
示す断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態において、栽培兼包装
容器用遮光体を栽培兼包装容器に挿入する様子を示す斜
視図。
【符号の説明】
1,11…栽培兼包装容器用遮光体 2…平面部 3,13…遮光部 5,15…栽培兼包装容器 5a,15a…底面部 5b,15b…側壁部 5c,15c…嵌合フランジ 6…凸部 7,15d…通水孔 8…種子 9…栽培液 12…連結部 16…培地

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 栽培容器と消費の一単位としての包装容
    器を兼ねた透明の栽培兼包装容器を用いて芽物野菜を栽
    培する際に用いるものであって、栽培液が栽培兼包装容
    器の側壁部の内側の少なくとも一部に付着するのを防止
    するとともに遮光性を備えている遮光部を具備したこと
    を特徴とする栽培兼包装容器用遮光体。
  2. 【請求項2】 上記遮光部は、上記栽培兼包装容器の側
    壁部の内側に挿入される遮光性を備えた筒状の部材でな
    ることを特徴とする請求項1に記載の栽培兼包装容器用
    遮光体。
  3. 【請求項3】 上記遮光部は、遮光性を備えた複数のシ
    ート部材を一端側で連結してなることを特徴とする請求
    項1に記載の栽培兼包装容器用遮光体。
  4. 【請求項4】 上記遮光部は複数でなり、これらの遮光
    部を水密となるように一体的に連結する遮光性を備えた
    平面部を具備してなることを特徴とする請求項1から請
    求項3の1項に記載の栽培兼包装容器用遮光体。
  5. 【請求項5】 上記遮光部および平面部は、光の反射率
    が低い色に着色されていることを特徴とする請求項4に
    記載の栽培兼包装容器用遮光体。
  6. 【請求項6】 上記遮光部は、上部が透光性を備えてい
    ることを特徴とする請求項1から請求項5の1項に記載
    の栽培兼包装容器用遮光体。
  7. 【請求項7】 上記遮光部の水平面内の断面形状は、上
    記栽培兼包装容器の水平面内の断面形状に略相似である
    ことを特徴とする請求項1から請求項6の1項に記載の
    栽培兼包装容器用遮光体。
  8. 【請求項8】 上記栽培兼包装容器用遮光体は、合成樹
    脂により形成されていることを特徴とする請求項1から
    請求項7の1項に記載の栽培兼包装容器用遮光体。
  9. 【請求項9】 上記栽培兼包装容器用遮光体は、撥水性
    を備えた素材で形成され、あるいは表面に撥水加工が施
    されていることを特徴とする請求項1から請求項8の1
    項に記載の栽培兼包装容器用遮光体。
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