JPWO2018190097A1 - 水耕栽培装置 - Google Patents

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Abstract

水耕栽培装置(100)は、植物(8)の少なくとも一部を内包する栽培槽(7)と、植物(8)の少なくとも一部へ液肥(50)を供給するように、液肥(50)を栽培槽(7)内の空間へ噴霧する液肥噴霧部(5a)と、植物(8)の少なくとも一部および栽培槽(7)の内面のうちの少なくともいずれか一方を洗浄するように、栽培槽(7)内の空間へ洗浄用の液体を吐出する洗浄液吐出部(3a)と、栽培槽(7)から栽培槽(7)の外部へ液肥(50)および洗浄用の液体を導く排出流路(30)と、を備えている。

Description

本発明は、土壌を使用することなく、植物を栽培する水耕栽培装置に関する。
従来から、土壌を使用することなく、植物を栽培する水耕栽培装置の開発が行われている。水耕栽培装置においては、植物の根を液肥または水に浸しながら、植物を成長させる。
特開2012−10651号公報
一般に、植物は、湿潤状態に弱いため、長時間、液肥に接触していると、液肥に接触している部分から菌が発生したり、酸素不足に起因した植物の腐敗が生じたりする。また、水耕栽培においては、土壌が使用されないため、植物の古い組織は、植物から剥離して落下した後、分解されずに、水耕栽培装置の内部に残存している。植物から剥離した古い組織が、腐敗すると、植物に悪影響を与えることがある。しかしながら、従来の水耕栽培装置においては、菌の発生および剥離組織の腐敗等による悪影響から植物を保護するために、植物の近傍の衛生環境を良好な状態に維持するための手段を有してない。
本発明は、このような従来技術の有する課題に鑑みてなされたものである。そして、本発明の目的は、植物の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる水耕栽培装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の態様に係る水耕栽培装置は、植物の少なくとも一部を内包する栽培槽と、前記植物の少なくとも一部へ液肥を供給するように、前記液肥を前記栽培槽内の空間へ噴霧する液肥噴霧部と、前記植物の少なくとも一部および前記栽培槽の内面のうちの少なくともいずれか一方を洗浄するように、前記栽培槽内の空間へ洗浄用の液体を吐出する洗浄液吐出部と、前記栽培槽から前記栽培槽の外部へ前記液肥および前記洗浄用の液体を導く排出流路と、を備えている。
本発明によれば、植物の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
本発明の実施の形態1の水耕栽培装置を説明するための全体構成図である。 本発明の実施の形態2の水耕栽培装置を説明するための全体構成図である。 本発明の実施の形態3の水耕栽培装置を説明するための部分拡大図である。 本発明の実施の形態4の水耕栽培装置を説明するための部分拡大図である。 本発明の実施の形態5の水耕栽培装置を説明するための全体構成図である。 本発明の実施の形態6の水耕栽培装置を説明するための部分拡大図である。図6の(a)は、実施の形態6の水耕栽培装置の長辺方向における縦断面図である。図6の(b)は、実施の形態6の水耕栽培装置の短辺方向における縦断面図である。図6の(c)は、実施の形態6の水耕栽培装置の横断面図である。 本発明の実施の形態7の水耕栽培装置を説明するための全体構成図である。 本発明の実施の形態7の水耕栽培装置を説明するための部分拡大図である。 本発明の実施の形態8の水耕栽培装置を説明するための部分拡大図である。
以下、図面を参照しながら、実施の形態の水耕栽培装置を説明する。以下の複数の実施の形態においては、同一の参照符号が付された部分同士は、図面上における形状に多少の相違があっても、特段の記載がない限り、互いに同一の機能を発揮するものとする。
以下に説明される各実施の形態の水耕栽培装置は、根菜類を栽培するためのものである。
(実施の形態1)
以下、図1を用いて、実施の形態1の水耕栽培装置100を説明する。
図1に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100においては、複数の植物8が栽培される。植物8は、葉および茎を有する地上部と、根および地下茎を有する地下部とを備えている。植物8は、たとえば、地下部が肥大する根菜類としてのオタネニンジン(高麗人参または朝鮮人参)である。ただし、オタネニンジンは、栽培される植物の一例であって、本実施の形態の水耕栽培においては、いかなる植物が栽培されてもよい。
図1に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100の一例は、6面体構造のコンテナのような筐体70を備えている。筐体70は、一本線で概念的に描かれている。それにより、植物8は、筐体70によって外部空間から遮断された空間内において成長する。そのため、筐体70内の雰囲気は、外部の雰囲気から実質的に遮断されている。
水耕栽培装置100は、筐体70内の空間の温度および湿度を調節する空調機20と、空調機20を制御する制御部60とを備えている。そのため、筐体70内へ外部の空気を導入したり、筐体70内の空気を外部へ排出したりすることは可能である。したがって、水耕栽培装置100によれば、植物8の周辺環境を管理することが容易である。
また、筐体70は、不透明のプラスチック材料で形成されているため、外部からの光は筐体70内に入らない。植物8を栽培する作業員は、筐体70の側面に設けられた扉(図示せず)を開けたり閉めたりすることにより、筐体70に設けられた開口部から外部へ出たり、その開口部から筐体70内に入ったりすることができる。
筐体70内には、多段式のラック80が設けられている。ただし、図を簡略化するため、ラック80は、一段しか描かれていない。また、ラック80は、一本線で概念的に描かれている。ラック80のマトリックス状に区分された複数の空間のそれぞれには、1つの栽培槽7が設置されている。
水耕栽培装置100は、植物8の地下部を収容する栽培槽7を備えている。栽培槽7の上側の開口部は、仕切部9によって塞がれている。仕切部9の材質としては、たとえば、発砲スチロールが用いられてもよい。仕切部9には、植物8を通過させる程度の大きさを有する貫通孔が開けられており、貫通孔にはスポンジからなる保持部10が挿入されている。栽培槽7は、植物8の少なくとも一部、具体的には、植物8の地下部を内包している。植物8は、地上部が仕切部9から上方に突出するように、保持部10と仕切部9の貫通孔との間の摩擦力および保持部10と植物8との間の摩擦力によって保持されている。
本実施の形態においては、植物8が栽培されているときも、栽培槽7の内部に液肥50が貯留されないように、栽培槽7の底面部に排出流路30としての配管が設けられている。排出流路30は、栽培槽7と液肥槽1とのそれぞれに接続されており、栽培槽7の底面に落下した液肥50を重力によって液肥槽1までに導く。
液肥槽1は液肥50を貯留している。液肥50は、噴霧用ポンプ2Aによって液肥供給流路5を経由して栽培槽7内の液肥噴霧部5aまで供給される。液肥噴霧部5aは、液肥供給流路5によって供給された液肥50を栽培槽7内の空間へ噴霧する。液肥50の大部分は、栽培槽7内において、植物8の地下部に向かって噴霧される。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、照明機器11、空調機20、噴霧用ポンプ2A、および洗浄用ポンプ2Bを備えている。制御部60は、無線電波を送信することによって、照明機器11、空調機20、噴霧用ポンプ2A、および洗浄用ポンプ2Bのそれぞれを制御する。
照明機器11は、ラック80の棚板の下面に取り付けられたLED(Light Emitting Diode)または蛍光灯などの光源であり、上方から植物8の地上部へ光を照射する。照明機器11の発光態様は、制御部60によって制御される。空調機20は、筐体70の天井面に取り付けられており、制御部60によって制御され、筐体70内の植物8の周辺の雰囲気の温度および湿度を変更する。
噴霧用ポンプ2Aは、液肥供給流路5を経由して液肥槽1内の液肥50を液肥噴霧部5aまで供給する。洗浄用ポンプ2Bは、洗浄液供給流路3を経由して液肥槽1内の洗浄用の液体としての液肥50を洗浄液吐出部3aまで供給する。つまり、本実施の形態においては、植物8の栄養分としての液肥50が洗浄用の液体として用いられる。ただし、液肥50が洗浄用の液体として栽培槽7内へ供給される場合には、洗浄という目的を達成するために、液肥50が栄養分として栽培槽7内へ供給される場合に比較して、単位時間あたりの供給量がかなり大きい。噴霧用ポンプ2Aおよび洗浄用ポンプ2Bは、いずれも、制御部60に制御される。洗浄液供給流路3には、制御部60によって制御され、洗浄用の液体の洗浄液吐出部3aからの吐出態様を調節する洗浄液調節部4が設けられている。洗浄液調節部4は、具体的には、流量調節弁で構成されている。
本実施の形態においては、制御部60は、洗浄液調節部4に吐出態様を調節させるように、洗浄液調節部4の動作を制御する。それにより、複数の栽培槽7のそれぞれの洗浄液吐出部3aは、植物8の少なくとも一部および栽培槽7の内面のうちの少なくともいずれか一方を洗浄するように、栽培槽7内の空間へ洗浄用の液体を吐出する。排出流路30は、栽培槽7から排出される液肥50および洗浄用の液体を液肥槽1へ導く。そのため、植物8の近傍の衛生環境が良好な状態に維持される。
本実施の形態においては、洗浄液調節部4が、洗浄液供給流路3の幹流路から分岐した複数の枝流路のそれぞれに設けられている。そのため、制御部60は、複数の洗浄液調節部4を用いて、複数の栽培槽7内で吐出される洗浄用の液体の吐出態様のそれぞれを別個独立して制御することができる。ただし、本実施の形態においては、制御部60は、複数の栽培槽7のそれぞれに対応する複数の洗浄液調節部4に同一の動作をさせる制御を実行する。
水耕栽培装置100は、制御部60によって動作を制御される洗浄液調節部4を備えている。洗浄液調節部4は、洗浄液吐出部3aから吐出される洗浄用の液体の吐出態様を調節する。そのため、洗浄液吐出部3aから吐出される洗浄用の液体の吐出時間、吐出量および吐出タイミング等の吐出態様を適切に調節することにより、より良好な態様で洗浄用の液体、すなわち液肥50を吐出することができる。その結果、植物8の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
本実施の形態においては、洗浄液吐出部3aは、液肥槽1に貯留された液肥50を用いて、植物8の少なくとも一部としての地下部および栽培槽7の内面のそれぞれを洗浄する。これによれば、液肥50以外に洗浄用の液体を別途用いないため、洗浄のための構造を簡略化することができる。
なお、洗浄液吐出部3aは、植物8の少なくとも一部としての地下部および栽培槽7の内面の何れか一方のみを洗浄するものであってもよい。いずれの場合にも、本実施の形態においては、洗浄液吐出部3aは、上方に向かって液肥50を吐出し、植物8に接触した後、栽培槽7の底面に落下し、排出流路30へ向かって栽培槽7の底面に沿って流れる。したがって、液肥50は、少なくとも栽培槽7の底面上に存在する植物8から落下した古い組織および植物8の表面上で生息していた菌等とともに、栽培槽7の底面に沿って排出流路30へ向かって流れる。
洗浄液吐出部3aは、単なる配管の先端の開口であっても、シャワーノズルであってもよい。一方、液肥噴霧部5aは、植物8の根から液肥50が吸収され易いように、霧状の液体を噴霧するように構成されている。洗浄液吐出部3aの単位時間あたりの液体の流量は、液肥噴霧部5aの単位時間あたりの液体の流量よりも多ければよい。つまり、洗浄液吐出部3aは、液肥噴霧部5aよりも単位時間あたりにより多くの量の液肥50を用いて、植物8から剥離した古い組織を洗い流す効果を高めることができるものであれば、いかなるものであってもよい。
本実施の形態においては、洗浄用の液体として液肥50が用いられたが、液肥槽1内の液肥50が水等の液肥50以外の洗浄用の液体に入れ替えられて、洗浄液吐出部3aから栽培槽7の内部へ吐出されてもよい。これによれば、余分な液肥50が植物8に長時間付着していることが好ましくない場合に、植物8から液肥50を効果的に洗い落とすことができる。
(実施の形態2)
以下、図2を用いて、実施の形態2の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態1の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態においては、実施の形態1の噴霧用ポンプ2Aおよび洗浄用ポンプ2Bの代わりに、1つのポンプ2が液肥供給流路5と洗浄液供給流路3とのそれぞれに液肥50を送り出す。これによれば、ポンプ数を低減することができるため、水耕栽培装置100の構造を簡略化することができる。本実施の形態においては、液肥調節部6が液肥供給流路5に設けられている。液肥調節部6は、液肥供給流路5を流れる液肥50の液肥噴霧部5aからの噴霧量、噴霧圧力、および噴霧タイミング等の噴霧態様を調節する。本実施の形態においては、洗浄液供給流路3には、洗浄液調節部4が設けられている。洗浄液調節部4は、洗浄液供給流路3を流れる洗浄用の液体としての液肥50の流量を調節する。洗浄液調節部4は、具体的には、流量調節弁で構成されている。
制御部60は、洗浄液調節部4および液肥調節部6を制御することにより、液肥噴霧部5aからの液肥50の噴霧所定時間、たとえば、15分間だけ実行させた後、特定時間、たとえば、15分間だけ噴霧を停止する。この場合、この噴霧の実行と噴霧の停止とを交互に24時間繰り返す。さらに、1日の最後に、すなわち、噴霧の実行と噴霧の停止とを交互にある時間、たとえば、24時間だけ繰り返された後に、植物8に付着した植物8の古い組織を洗い落とすように、洗浄液吐出部3aからの洗浄用の液体としての液肥50が吐出される。
また、本実施の形態においては、1つの洗浄液調節部4が、複数の栽培槽7のそれぞれに接続されるように分岐する洗浄液供給流路3の幹流路にのみ設けられている。これによれば、洗浄液調節部4の数を低減することができる。
(実施の形態3)
以下、図3を用いて、実施の形態3の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態1の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態においては、栽培槽7の内側面に洗浄液供給流路3の先端の開口である洗浄液吐出部3aが露出している。そのため、洗浄液吐出部3aから吐き出された液肥50は、栽培槽7の底面に沿って排出流路30まで流れる。その結果、栽培槽7の底面上に存在する植物8の古い組織および菌等を液肥50によってより効率的に洗い流すことができる。
(実施の形態4)
以下、図4を用いて、実施の形態4の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態2の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態2の水耕栽培装置100と異なっている。
実施の形態2の液肥供給流路5と洗浄液供給流路3とが同一の構造、すなわち同一の配管35によって実現されている。ただし、液肥噴霧部5aと洗浄液吐出部3aとは別の構造によって実現されている。配管35には、切替弁35aが設けられている。切替弁35aは、制御部60によって制御されることにより、液肥50を液肥噴霧部5aへ導くのか、それとも、液肥50を洗浄用の液体として洗浄液吐出部3aに導くのかを切り替える。したがって、本実施の形態においては、切替弁35aが実施の形態2の洗浄液調節部4および実施の形態2の液肥調節部6の双方の機能を果たしている。本実施の形態においても、洗浄液吐出部3aの単位時間あたりの液体の流量は、液肥噴霧部5aの単位時間あたりの液体の流量よりも多ければよい。
本実施の形態によれば、液肥50および洗浄用の液体を栽培槽7まで導く流路の共通化により、水耕栽培装置100の構造を簡略化しながら、液肥50の噴霧態様と洗浄用の液体(液肥50)の吐出態様とを異ならせることができる。
(実施の形態5)
以下、図5を用いて、実施の形態5の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態1の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態においては、噴霧用ポンプ2Aは、液肥槽1A内に設けられているが、洗浄用ポンプ2Bは、洗浄液槽1B内に設けられている。液肥槽1Aには液肥50が貯留されているが、洗浄液槽1B内には水51が貯留されている。したがって、洗浄用ポンプ2Bが駆動すると、洗浄液供給流路3としての配管を水51が流れる。それにより、栽培槽7の内面および植物8の地下部が水51によって洗浄される。つまり、本実施の形態においては、洗浄液吐出部3aは、洗浄用の液体として、水51を用いて、植物8の少なくとも一部および栽培槽7の内面のそれぞれを洗浄する。そのため、水51によって植物8から液肥50を洗い落とすことができる。その結果、植物8に液肥50が長い期間付着している状態の発生を抑制することができる。したがって、実施の形態の水耕栽培装置100は、余分な液肥50が長い期間にわたって植物8に付着していることが植物8の成長に悪影響を与える場合に、より高い効果を発揮することができる。
本実施の形態においては、水51を貯留する洗浄液槽1Bが設けられている例が示されている。しかしながら、水耕栽培装置100は、洗浄液槽1Bを有しておらず、公共の水道管に設けられた蛇口を開くと、水道水が洗浄液供給流路3としての配管を流れることによって洗浄液吐出部3aから吐出されるものであってもよい。
本実施の形態においては、排出流路30は、栽培槽7から液肥槽1Aまで至る流路と、栽培槽7から洗浄液槽1Bまで至る流路とを備えている。栽培槽7から液肥槽1Aまで至る流路には、制御部60によって開閉動作を制御される開閉バルブV1が設けられている。開閉バルブV1が閉じられているときは、栽培槽7から液肥槽1Aまで液肥50が流れず、開閉バルブV1が開かれているときは、栽培槽7から液肥槽1Aまで液肥50が流れる。栽培槽7から洗浄液槽1Bまで至る流路には、制御部60によって開閉動作を制御される開閉バルブV2が設けられている。開閉バルブV2が閉じられているときは、栽培槽7から洗浄液槽1Bまで洗浄用の液体としての水51が流れず、開閉バルブV2が開かれているときは、栽培槽7から洗浄液槽1Bまで洗浄用の液体としの水51が流れる。
制御部60は、液肥噴霧部5aからの液肥50の噴霧が実行されているときには、開閉バルブV1を開きかつ開閉バルブV2を閉じるように、開閉バルブV1および開閉バルブV2を制御する。一方、制御部60は、洗浄液吐出部3aから洗浄用の液体としての水51が吐き出されているときには、開閉バルブV1を閉じかつ開閉バルブV2を開くように、開閉バルブV1および開閉バルブV2を制御する。これによれば、液肥供給流路5と洗浄液供給流路3とが別箇独立して設けられているため、液肥50と洗浄用の液体としての水51との混合が抑制されている。
本実施の形態においては、植物8に有害でなければ、水51の代わりに他の洗浄液が用いられてもよい。
(実施の形態6)
以下、図6(a)〜図6(c)を用いて、実施の形態6の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態3の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態3の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態においては、洗浄液吐出部3aは、植物8の地下部に向かって洗浄用の液体を噴霧する部分に加えて、栽培槽7の垂直方向に延びる面である内壁面のみに向かって洗浄用の液体を吐出する部分を含んでいる。つまり、洗浄液吐出部3aの少なくとも一部は、栽培槽7の内壁面のみに向かって洗浄用の液体を吐出するように、栽培槽7の内部に配置されている。そのため、栽培槽7の内壁面をより効果的に洗浄することにより、植物8の近傍の衛生環境をより良好な状態に維持することができる。なお、洗浄液吐出部3aは、植物8の地下部に向かって洗浄用の液体を噴霧する部分を備えておらず、栽培槽7の垂直方向に延びる面である内壁面のみに向かって洗浄用の液体を吐出する部分のみからなっていてもよい。
(実施の形態7)
以下、図7および図8を用いて、実施の形態7の水耕栽培装置100を説明する。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態5の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態5の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、栽培槽7の内部において、空気を吹き出す吹出孔15aを有する送風部15としてのダクトをさらに備えている。そのため、植物8の少なくとも一部および栽培槽7の内面のうちの少なくともいずれか一方に付着した古い組織等の異物を空気によって吹き飛ばす。それにより、異物を植物8から剥離させ、栽培槽7の底面上に落下させる。したがって、洗浄液吐出部3aから吐出される洗浄用の液体を用いた栽培槽7からの異物の排出がより効果的に行われる。
吹出孔15aから吹き出される風の方向は特に限定されない。ただし、吹出孔15aは、栽培槽7内の空間全体にわたって風が送られるように配置されていることが好ましい。
本実施の形態においては、図8に示されるように、送風部15が栽培槽7内において水平方向に延びるように配置され、複数の吹出孔15aが水平方向に一定間隔をあけて設けられている。ただし、複数の吹出孔15a同士の間の間隔が一定でなくてもよい。
吹出孔15aから吹き出される風の量は、特に限定されないが、栽培槽7の内側面および底面、植物8の地下部の表面、および保持部10の下面に付着した余分な水分を除去することができる程度のものであることが好ましい。
送風部15に送風量調節部V3、具体的には風量調節バルブと風量計とが設けられており、制御部60は、送風量調節部V3を制御する、具体的には、風量計の値が所定の値になるように送風量バルブを制御する。それにより、吹出孔15aから栽培槽7内の空間へ吹き出される空気の風量、風速、および風圧のうちの少なくともいずれかが調節される。吹出孔15aからの風の吹き出しが実行されているときには、複数の栽培槽7のそれぞれ内における送風量は一定に維持される。
風が吹出孔15aから吹き出されるタイミングは、洗浄用の液体が洗浄液吐出部3aから吐出された後の一定時間である。たとえば、洗浄用の液体が洗浄液吐出部3aから吐出された後、風が吹出孔15aから栽培槽7内の空間へ20分間だけ吹き出されてもよい。
本実施の形態によれば、栽培槽7の内側面および底面、植物8の地下部の表面、ならびに、保持部10の余分な水分を除去することができる。これによれば、植物8の根が過剰な湿潤状態に曝されることを抑制することができるため、植物8の腐敗を防止することができる。
(実施の形態8)
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態2の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態2の水耕栽培装置100と異なっている。
図9に示されるように、本実施の形態の水耕栽培装置100に置いては、同一構造物Xが前述の実施の形態2の液肥噴霧部5aおよび洗浄液吐出部3aのそれぞれの機能を果たす。また、同一構造物Yが前述の実施の形態2の液肥供給流路5および洗浄液供給流路3のそれぞれの機能を果たす。これによれば、水耕栽培装置100の構造を複雑化させることなく、すなわち、同一構造物Xおよび同一構造物Yによって、液肥50の噴霧と洗浄用の液体の吐出とを実現することができる。図示されていないが、実施の形態2の洗浄液調節部4と実施の形態2の液肥調節部6とも、同一構造物によって構成されている。
この場合には、制御部60は、液肥噴霧部5aとして機能する同一構造物Xによる噴霧の圧力、噴霧の量、および噴霧のタイミングのうちの少なくともいずれか1つを制御する。それにより、洗浄液吐出部3aとして機能する同一構造物Xから吐出される洗浄用の液体の吐出態様を調節することができる。つまり、制御部60が、実施の形態2の洗浄液調節部4と実施の形態2の液肥調節部6とのそれぞれの機能を果たす同一構造物を制御することにより、同一構造物Xから、液肥50を噴霧するか、それとも、吐出するのかを選択する。ただし、この場合においても、洗浄液吐出部3aとして機能する同一構造物Xから吐出される洗浄用の液体としての液肥50の量は、液肥噴霧部5aとして機能する同一構造物Xから噴霧される液肥50の量よりも多い。これによれば、簡単な構成で、植物8の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
(実施の形態9)
本実施の形態の水耕栽培装置100は、実施の形態1の水耕栽培装置とほぼ同一であるので、その同一である部分の説明は繰り返さない。本実施の形態の水耕栽培装置100は、以下に説明する事項に関して、実施の形態1の水耕栽培装置100と異なっている。
本実施の形態の水耕栽培装置100は、上記した各実施の形態の水耕栽培装置100において、栽培槽7の内面の全体には、撥水性のコーティング(図示せず)が施されている。撥水性のコーティングは、栽培槽7の内面に植物8から剥離した古い組織や菌等の異物が付着し難くする。そのため、栽培槽7の内面上に存在する異物を洗浄用の液体の吐出によって洗い落とすことが容易になる。撥水性のコーティングは、栽培槽7の内面への異物の付着を抑制し、異物を洗浄用の液体で洗い流すことを容易にするものであれば、フッ素コーティングまたはシリコーンコーティング等のいかなるものであってもよい。撥水コーティングは、異物が付着し易い栽培槽7の内面の一部分のみに施されていてもよい。
(各実施の形態の共通事項)
上記した各実施の形態の水耕栽培装置100においては、制御部60は、液肥噴霧部5aによる液肥50の噴霧後に洗浄液吐出部3aから洗浄用の液体を吐出させるように、洗浄液調節部4の動作を制御する。液肥50が植物8に長期間付着した状態で放置されることが抑制されるため、植物8の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。ただし、同様の理由のため、制御部60は、液肥噴霧部5aによる液肥50の噴霧中に洗浄液吐出部3aから洗浄用の液体を吐出させるように、洗浄液調節部4の動作を制御してもよい。
液肥50は、液肥供給流路5から液肥噴霧部5aへ一定時間に一定量だけ送り出される。液肥噴霧部5aは、噴霧を行うことができる構造であればよい。噴霧孔の数は特に限定されないが、植物8に均一に液肥50を噴霧できるものであることが望ましい。また、噴霧孔の大きさは、ミスト状の液肥50を植物8の地下部に向かって噴霧することができる大きさであればよい。洗浄用の液体、たとえば、液肥50または水の流速および流量等はいかなるものであってもよい。しかしながら、洗浄液吐出部3aは、植物8から剥離した古い組織が栽培槽7の底面から排出流路30まで洗い流される程度の流速、流量、および時間だけ、洗浄用の液体を吐出すように、制御部60が洗浄液調節部4を制御することが望ましい。
洗浄液吐出部3aは、液肥噴霧部5aからの液肥50の噴霧中または噴霧後に、水または液肥50等の洗浄用の液体を一定時間だけ吐出するものであれば、いかなるものであってもよい。液肥噴霧部5aが所定時間、たとえば、5分間だけ液肥50をミスト噴霧した後に、洗浄液吐出部3aが特定時間、たとえば、10分間だけ液肥50または水51を吐出してもよい。
上記した各実施の形態の水耕栽培装置100においては、栽培槽7の底面が排出流路30へ向かって傾斜していることが好ましい。これによれば、液肥50および洗浄用の液体とともに、植物8から剥離して落下した古い組織や植物8から洗い落とされた菌等の異物を排出流路30へ効果的に導くことができる。
上記の各実施の形態においては、排出流路30は、栽培槽7と液肥槽1,1Aまたは洗浄液槽1Bとに接続されているが、栽培槽7と液肥槽1,1Aまたは洗浄液槽1B以外の外部の他の設備とに接続されていてもよい。この場合、栽培槽7内の液肥50または洗浄用の液体は、使用された後、廃棄されてもよい。
上記の各実施の形態においては、噴霧用ポンプ2Aと液肥供給流路5とによって液肥供給部が構成されている。また、洗浄用ポンプ2Bと洗浄液供給流路3とによって洗浄液供給部が構成されている。各実施の形態においては、液肥50は、噴霧用ポンプ2Aによって栽培槽7内へ供給され、洗浄用の液体は、洗浄用ポンプ2Bによって栽培槽7内へ供給される。しかしながら、液肥50および洗浄用の液体のうちの少なくともいずれか一方が自重によって栽培槽7に供給されてもよい。この場合、液肥槽1Aおよび洗浄液槽1Bのうちの少なくともいずれか一方が栽培槽7よりも高い位置に配置され、液肥供給流路5および洗浄液供給流路3の少なくともいずれか一方に制御部60によって開閉動作が制御される開閉バルブが設けられていてもよい。
(実施の形態の組合せ)
互いに矛盾しない限り、上記実施の形態のそれぞれの構成および機能同士を組合せることは可能である。つまり、実施の形態の一部の構成および機能と他の実施の形態の一部の構成および機能とは、組合せることにより発明が実施できなくならない限り、互いに組合せ可能である。
以下、実施の形態の水耕栽培装置100の特徴的構成、および、それにより得られる効果を説明する。
(1) 水耕栽培装置100は、栽培槽7、液肥噴霧部5a、洗浄液吐出部3a、および排出流路30を備えている。栽培槽7は、植物8の少なくとも一部を内包する。液肥噴霧部5aは、植物8の少なくとも一部へ液肥50を供給するように、液肥50を栽培槽7内の空間へ噴霧する。洗浄液吐出部3aは、植物8の少なくとも一部および栽培槽7の内面のうちの少なくともいずれか一方を洗浄するように、栽培槽7内の空間へ洗浄用の液体を吐出する。排出流路30は、栽培槽7から栽培槽7の外部へ液肥50および洗浄用の液体を導く。これによれば、植物8の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
(2) 水耕栽培装置100は、洗浄液調節部4および制御部60をさらに備えていることが好ましい。洗浄液調節部4は、洗浄液吐出部3aから吐出される洗浄用の液体の吐出態様を調節する。制御部60は、洗浄液調節部4に吐出態様を調節させるように、洗浄液調節部4の動作を制御する。これによれば、より良好な態様で洗浄用の液体を吐出することができるため、植物8の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
(3) 制御部60は、液肥噴霧部5aによる液肥50の噴霧中または噴霧後に、洗浄液吐出部3aから洗浄用の液体を吐出させるように、洗浄液調節部4の動作を制御することが好ましい。液肥が植物8に長期間付着した状態で放置されることが抑制されるため、植物の近傍の衛生環境を良好な状態に維持することができる。
(4) 同一構造物Xが液肥噴霧部5aおよび洗浄液吐出部3aのそれぞれの機能を果たしてもよい。この場合、制御部60は、洗浄液調節部4の動作を制御することによって、同一構造物Xの液肥50の噴霧態様と同一構造物Xの洗浄用の液体の吐出態様とを異ならせる。これによれば、水耕栽培装置100の構造を複雑化させることなく、液肥の噴霧と洗浄用の液体の吐出とを実現することができる。
(5) 水耕栽培装置100は、液肥50を貯留する液肥槽1Aと、液肥50を液肥槽1Aから液肥噴霧部5aまで導く液肥供給流路5と、液肥50を液肥槽1Aから液肥供給流路5へ送り出す噴霧用ポンプ2Aと、を備えていてもよい。また、水耕栽培装置100は、洗浄用の液体を貯留する洗浄液槽1Bと、洗浄用の液体を洗浄液槽1Bから洗浄液吐出部3aまで導く洗浄液供給流路3と、洗浄用の液体を洗浄液槽1Bから洗浄液供給流路3へ送り出す洗浄用ポンプ2Bと、を備えていてもよい。これによれば、液肥50と洗浄用の液体とを異ならせることができる。
(6) 洗浄液吐出部3aの少なくとも一部は、栽培槽7の内壁面に向かって洗浄用の液体を吐出するように栽培槽7の内部に配置されていてもよい。これによれば、栽培槽7の内壁面をより効果的に洗浄することにより、植物8の近傍の衛生環境をより良好な状態に維持することができる。
(7) 洗浄液吐出部3aは、栽培槽7内の空間へ洗浄用の液体として液肥50を吐出してもよい。液肥50以外に洗浄用の液体を別途用いないため、洗浄のための構造を簡略化することができる。
(8) 洗浄液吐出部3aは、栽培槽7内の空間へ洗浄用の液体として水51を吐出してもよい。これによれば、水51によって植物8から液肥50を洗い落とすことができる。そのため、植物8に悪影響を与えることなく、植物8に液肥50が長い期間付着している状態の発生を抑制することができる。これは、液肥50が長い期間付着していることが好ましくない植物8を栽培する場合に効果的である。
(9) 水耕栽培装置100は、栽培槽7の内面上には、撥水性のコーティングが施されていることが好ましい。これによれば、栽培槽7の内面に異物が付着し難いため、栽培槽7の内面上に存在する異物を洗浄用の液体の吐出によって洗い落とすことが容易になる。
(10) 水耕栽培装置100は、栽培槽7の内部において、空気を吹き出す吹出孔15aを有する送風部15をさらに備えていることが好ましい。これによれば、植物8の少なくとも一部および栽培槽7の内面のうちの少なくともいずれか一方に付着した異物を空気によって吹き飛ばすことにより、栽培槽7の底面上に落下させることができる。そのため、洗浄用の液体を用いた栽培槽7からの異物の排出をより容易にすることができる。
本出願は、2017年4月13日に出願された日本出願の特願2017−079759号に基づく優先権を主張し、当該日本出願に記載された全ての記載内容を参照によって援用するものである。
3a 洗浄液吐出部
4 洗浄液調節部
5a 液肥噴霧部
7 栽培槽
8 植物
15 送風部
15a 吹出孔
30 排出流路
35a 切替弁 (洗浄液調節部)
50 液肥
60 制御部
100 水耕栽培装置
X 同一構造物(液肥噴霧部,洗浄液吐出部)

Claims (10)

  1. 植物の少なくとも一部を内包する栽培槽と、
    前記植物の少なくとも一部へ液肥を供給するように、前記液肥を前記栽培槽内の空間へ噴霧する液肥噴霧部と、
    前記植物の少なくとも一部および前記栽培槽の内面のうちの少なくともいずれか一方を洗浄するように、前記栽培槽内の空間へ洗浄用の液体を吐出する洗浄液吐出部と、
    前記栽培槽から前記栽培槽の外部へ前記液肥および前記洗浄用の液体を導く排出流路と、を備えた、水耕栽培装置。
  2. 前記洗浄液吐出部から吐出される前記洗浄用の液体の吐出態様を調節する洗浄液調節部と、
    前記洗浄液調節部に前記吐出態様を調節させるように、前記洗浄液調節部の動作を制御する制御部と、をさらに備えた、請求項1に記載の水耕栽培装置。
  3. 前記制御部は、前記液肥噴霧部による前記液肥の噴霧中または噴霧後に、前記洗浄液吐出部から前記洗浄用の液体を吐出させるように、前記洗浄液調節部の動作を制御する、請求項2に記載の水耕栽培装置。
  4. 同一構造物が前記液肥噴霧部および前記洗浄液吐出部のそれぞれの機能を果たし、
    前記制御部は、前記洗浄液調節部の動作を制御することによって、前記同一構造物の前記液肥の噴霧態様と前記同一構造物の前記洗浄用の液体の前記吐出態様とを異ならせる、請求項2または3に記載の水耕栽培装置。
  5. 前記液肥を貯留する液肥槽と、
    前記液肥を前記液肥槽から前記液肥噴霧部まで導く液肥供給流路と、
    前記液肥を前記液肥槽から前記液肥供給流路へ送り出す噴霧用ポンプと、
    前記洗浄用の液体を貯留する洗浄液槽と、
    前記洗浄用の液体を前記洗浄液槽から前記洗浄液吐出部まで導く洗浄液供給流路と、
    前記洗浄用の液体を前記洗浄液槽から前記洗浄液供給流路へ送り出す洗浄用ポンプと、を備えた、請求項1〜3のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  6. 前記洗浄液吐出部の少なくとも一部は、前記栽培槽の内壁面に向かって前記洗浄用の液体を吐出するように前記栽培槽の内部に配置された、請求項1〜5のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  7. 前記洗浄液吐出部は、前記栽培槽内の空間へ前記洗浄用の液体として前記液肥を吐出する、請求項1〜6のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  8. 前記洗浄液吐出部は、前記栽培槽内の空間へ前記洗浄用の液体として水を吐出する、請求項1〜6のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  9. 前記栽培槽の内面上には、撥水性のコーティングが施された、請求項1〜8のいずれかに記載の水耕栽培装置。
  10. 前記栽培槽の内部において、空気を吹き出す吹出孔を有する送風部をさらに備えた、請求項1〜9のいずれかに記載の水耕栽培装置。
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