JP2730837B2 - コネクタ - Google Patents
コネクタInfo
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- JP2730837B2 JP2730837B2 JP4288446A JP28844692A JP2730837B2 JP 2730837 B2 JP2730837 B2 JP 2730837B2 JP 4288446 A JP4288446 A JP 4288446A JP 28844692 A JP28844692 A JP 28844692A JP 2730837 B2 JP2730837 B2 JP 2730837B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- holder
- connector
- connector housing
- terminal fitting
- slider
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多数本の端子金具を電
気的に接続するコネクタに関する。
気的に接続するコネクタに関する。
【０００２】
【従来の技術】雌雄一対のコネクタハウジングを嵌合さ
せると同時に多数本の雄型端子金具と多数本の雌型端子
金具とを相互に嵌合させるには、大きな挿入力を必要と
する。そこで、挿入力が小さくて済むコネクタとして、
実開昭５２−１５６９６７号公報に記載のものが提供さ
れている。
せると同時に多数本の雄型端子金具と多数本の雌型端子
金具とを相互に嵌合させるには、大きな挿入力を必要と
する。そこで、挿入力が小さくて済むコネクタとして、
実開昭５２−１５６９６７号公報に記載のものが提供さ
れている。
【０００３】このコネクタでは、図１０、図１１に示す
ように、二股に開いた弾性を有する雌型端子金具１に雄
型端子金具２を挿入した後、スライダ３を雌型端子金具
１の配列方向（矢印Ｘ方向）にスライドさせ、スライダ
３のカム溝４とカム５の作用によりカム５と一体のホル
ダ６を端子金具１の配列方向と直交する方向にスライド
させ、そのホルダ６のスライドにより、雌型端子金具１
の先端を狭めて雄型端子金具２と電気的に接触させるよ
うにしている。
ように、二股に開いた弾性を有する雌型端子金具１に雄
型端子金具２を挿入した後、スライダ３を雌型端子金具
１の配列方向（矢印Ｘ方向）にスライドさせ、スライダ
３のカム溝４とカム５の作用によりカム５と一体のホル
ダ６を端子金具１の配列方向と直交する方向にスライド
させ、そのホルダ６のスライドにより、雌型端子金具１
の先端を狭めて雄型端子金具２と電気的に接触させるよ
うにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この公報の
コネクタによれば、端子金具相互を接触させるための力
は低減することができるが、端子金具の表面をスイープ
する（各接触面同士を擦る）ことなく雌型端子金具１と
雄型端子金具２とを接触させるため、端子金具の表面に
ほこりやごみ、あるいは酸化膜等がある場合には、電気
接続の信頼性が低い。
コネクタによれば、端子金具相互を接触させるための力
は低減することができるが、端子金具の表面をスイープ
する（各接触面同士を擦る）ことなく雌型端子金具１と
雄型端子金具２とを接触させるため、端子金具の表面に
ほこりやごみ、あるいは酸化膜等がある場合には、電気
接続の信頼性が低い。
【０００５】さらに、この公報のコネクタでは、雌型端
子金具の外側面をホルダが摺動するので、樹脂製ホルダ
が端子金具に食い込み、摺動操作性が悪化するおそれが
ある。
子金具の外側面をホルダが摺動するので、樹脂製ホルダ
が端子金具に食い込み、摺動操作性が悪化するおそれが
ある。
【０００６】また、実開平１−１５７０７６号公報で
は、凸型（雄型）、凹型（雌型）コネクタ同士をカム溝
とカムの作用により嵌合するのと同時に、複数本の雄型
端子金具と雌型端子金具とを一度に嵌合することによ
り、挿入力を低減したコネクタが提案されている。
は、凸型（雄型）、凹型（雌型）コネクタ同士をカム溝
とカムの作用により嵌合するのと同時に、複数本の雄型
端子金具と雌型端子金具とを一度に嵌合することによ
り、挿入力を低減したコネクタが提案されている。
【０００７】ところが、この公報に記載のコネクタで
は、凸型コネクタと凹型コネクタとの嵌合における操作
性は向上するが、複数本の雌型端子金具と雄型端子金具
とを一度に嵌合させるため、大幅なる挿入力の低減は困
難である。
は、凸型コネクタと凹型コネクタとの嵌合における操作
性は向上するが、複数本の雌型端子金具と雄型端子金具
とを一度に嵌合させるため、大幅なる挿入力の低減は困
難である。
【０００８】そこで、本発明は、電気的信頼性及び良好
な操作性を確保し得ると共に、より挿入力を低減するこ
とが可能なコネクタを提供することを目的とする。
な操作性を確保し得ると共に、より挿入力を低減するこ
とが可能なコネクタを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項１の発明は、互いに嵌合する一対のコネクタ
ハウジング内に相互に接触する端子金具がそれぞれ多数
本相対向して配列され、一方のコネクタハウジングには
カム溝を有するスライダが端子金具の配列方向にスライ
ド自在に設けられると共に、前記カム溝に係合するカム
を有し端子金具の配列方向と直交する方向にスライドす
るホルダが各端子金具に対応して設けられ、前記スライ
ダをスライドさせることにより前記カム溝とカムの作用
でホルダをスライドさせて一方のコネクタハウジング内
の端子金具を他方のコネクタハウジング内の端子金具に
接触させるコネクタにおいて、一方のコネクタハウジン
グ内の各端子金具を前記ホルダにそれぞれ一体化すると
共に、端子金具同士が接触した状態で前記ホルダに設け
た係合凹部に係合してホルダの位置を保持するストッパ
突起を前記一方のコネクタハウジングに内に設け、前記
一方のコネクタハウジングの前記端子金具の配列方向に
沿う側面に前記スライダをスライドさせる一対のガイド
レールを設けて前記ホルダを一方のコネクタハウジング
の側面側からスライド操作可能とし、前記スライダがホ
ルダをスライドさせて前記端子金具同士を接触させた後
にカムがカム溝から抜き出ることを特徴としている。
め、請求項１の発明は、互いに嵌合する一対のコネクタ
ハウジング内に相互に接触する端子金具がそれぞれ多数
本相対向して配列され、一方のコネクタハウジングには
カム溝を有するスライダが端子金具の配列方向にスライ
ド自在に設けられると共に、前記カム溝に係合するカム
を有し端子金具の配列方向と直交する方向にスライドす
るホルダが各端子金具に対応して設けられ、前記スライ
ダをスライドさせることにより前記カム溝とカムの作用
でホルダをスライドさせて一方のコネクタハウジング内
の端子金具を他方のコネクタハウジング内の端子金具に
接触させるコネクタにおいて、一方のコネクタハウジン
グ内の各端子金具を前記ホルダにそれぞれ一体化すると
共に、端子金具同士が接触した状態で前記ホルダに設け
た係合凹部に係合してホルダの位置を保持するストッパ
突起を前記一方のコネクタハウジングに内に設け、前記
一方のコネクタハウジングの前記端子金具の配列方向に
沿う側面に前記スライダをスライドさせる一対のガイド
レールを設けて前記ホルダを一方のコネクタハウジング
の側面側からスライド操作可能とし、前記スライダがホ
ルダをスライドさせて前記端子金具同士を接触させた後
にカムがカム溝から抜き出ることを特徴としている。
【００１０】請求項２の発明は、請求項１に記載の発明
のコネクタにおいて、各コネクタハウジングの端子金具
は、一方が雄型端子金具で他方が雌型端子金具であり、
前記ホルダのスライドにより雄型端子金具及び雌型端子
金具のいずれか一方が移動して他方に一個ずつ順に嵌合
することを特徴としている。
のコネクタにおいて、各コネクタハウジングの端子金具
は、一方が雄型端子金具で他方が雌型端子金具であり、
前記ホルダのスライドにより雄型端子金具及び雌型端子
金具のいずれか一方が移動して他方に一個ずつ順に嵌合
することを特徴としている。
【００１１】
【作用】請求項１に記載のコネクタでは、スライダを移
動させると、カム溝とカムの作用でホルダがスライド
し、ホルダと一体の端子金具が同時にスライドして相手
側端子金具に接触する。従って、端子金具同士の接触の
際に表面がスイープされ、接触面のほこりやごみ等が除
去され、良好な金属接触状態が確保される。また、スラ
イダがホルダをスライドさせて端子金具同士を接触させ
た後にカムがカム溝から抜き出るので、スライダがスラ
イドする際の摺動抵抗は常に一定となり端子金具同士を
接続するにつれて摺動抵抗が大きくなることがなく、操
作力をより低減することができる。さらに、スライダが
ホルダをスライドさせて端子金具同士を接触させた後に
カムがカム溝から抜き出ても、ホルダは端子金具同士が
接続した位置にストッパ突起により保持されるので、端
子金具同士を全て接続した状態でスライダを一対のガイ
ドレール間から取り外すことが可能となる。この結果、
スライダを一つ用意しておけば他のコネクタにも用いる
ことができるので、コネクタの構成部品数を低減するこ
とができ、コネクタの製造コストの低減を図ることが可
能となる。また、スライダを一方のコネクタハウジング
の側面側からも操作することができるので、コネクタハ
ウジングの配列方向の両側に操作スペースを確保する必
要がなく、コネクタの周囲を有効に利用することができ
る。
動させると、カム溝とカムの作用でホルダがスライド
し、ホルダと一体の端子金具が同時にスライドして相手
側端子金具に接触する。従って、端子金具同士の接触の
際に表面がスイープされ、接触面のほこりやごみ等が除
去され、良好な金属接触状態が確保される。また、スラ
イダがホルダをスライドさせて端子金具同士を接触させ
た後にカムがカム溝から抜き出るので、スライダがスラ
イドする際の摺動抵抗は常に一定となり端子金具同士を
接続するにつれて摺動抵抗が大きくなることがなく、操
作力をより低減することができる。さらに、スライダが
ホルダをスライドさせて端子金具同士を接触させた後に
カムがカム溝から抜き出ても、ホルダは端子金具同士が
接続した位置にストッパ突起により保持されるので、端
子金具同士を全て接続した状態でスライダを一対のガイ
ドレール間から取り外すことが可能となる。この結果、
スライダを一つ用意しておけば他のコネクタにも用いる
ことができるので、コネクタの構成部品数を低減するこ
とができ、コネクタの製造コストの低減を図ることが可
能となる。また、スライダを一方のコネクタハウジング
の側面側からも操作することができるので、コネクタハ
ウジングの配列方向の両側に操作スペースを確保する必
要がなく、コネクタの周囲を有効に利用することができ
る。
【００１２】請求項２に記載のコネクタでは、ホルダを
移動させると、雄型端子金具及び雌型端子金具のいずれ
か一方が移動して、雄型端子金具と雌型端子金具と１個
ずつ順に嵌合する。従って挿入に要する力が小さくてす
む。
移動させると、雄型端子金具及び雌型端子金具のいずれ
か一方が移動して、雄型端子金具と雌型端子金具と１個
ずつ順に嵌合する。従って挿入に要する力が小さくてす
む。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１４】図１は実施例のコネクタの嵌合時の状態を
示す。このコネクタＣは、雄型コネクタ１０と雌型コネ
クタ２０とからなる。
示す。このコネクタＣは、雄型コネクタ１０と雌型コネ
クタ２０とからなる。
【００１５】雄型コネクタ１０は前面から見た形状が長
方形の雄型コネクタハウジング１１を有する。雄型コネ
クタハウジング１１内には、前面から見た場合の長手方
向（図１の紙面と直交する方向であり、以下「左右方
向」と言う。）に沿って多数の端子収容室１２が一列に
形成されており、各端子収容室１２内には、同端子収容
室１２の後部開口１２ａから、後述する雄型端子金具の
受入部１３ａを前方に向けて雌型端子金具１３が収容さ
れている。また、雄型コネクタハウジング１１の下面に
は、先端に係合突起１４ａを有した弾性係合片１４が設
けられている。
方形の雄型コネクタハウジング１１を有する。雄型コネ
クタハウジング１１内には、前面から見た場合の長手方
向（図１の紙面と直交する方向であり、以下「左右方
向」と言う。）に沿って多数の端子収容室１２が一列に
形成されており、各端子収容室１２内には、同端子収容
室１２の後部開口１２ａから、後述する雄型端子金具の
受入部１３ａを前方に向けて雌型端子金具１３が収容さ
れている。また、雄型コネクタハウジング１１の下面に
は、先端に係合突起１４ａを有した弾性係合片１４が設
けられている。
【００１６】次に本実施例の特徴部分である雌型コネク
タ２０の詳細を図１〜図７に基づいて説明する。
タ２０の詳細を図１〜図７に基づいて説明する。
【００１７】雌型コネクタ２０は、図１、図２に示すよ
うに、前部に前記雄型コネクタハウジング１１の嵌合す
る嵌合フード部２１を形成した雌型コネクタハウジング
２２を有する。嵌合フード部２１の内底面には、前記雄
型コネクタハウジング１１の弾性係合片１４と係合する
ことで両ハウジング１１、２２の離脱を防ぐ係合突起２
３が形成されている。
うに、前部に前記雄型コネクタハウジング１１の嵌合す
る嵌合フード部２１を形成した雌型コネクタハウジング
２２を有する。嵌合フード部２１の内底面には、前記雄
型コネクタハウジング１１の弾性係合片１４と係合する
ことで両ハウジング１１、２２の離脱を防ぐ係合突起２
３が形成されている。
【００１８】雌型コネクタハウジング２２内には、前記
雄型コネクタハウジング１１と対応させて多数の端子収
容室２４がその長手方向（左右方向）に沿って一列に形
成されている。端子収容室２４と嵌合フード部２１は、
端子金具挿通孔２５を有した隔壁２６によって仕切られ
ている。
雄型コネクタハウジング１１と対応させて多数の端子収
容室２４がその長手方向（左右方向）に沿って一列に形
成されている。端子収容室２４と嵌合フード部２１は、
端子金具挿通孔２５を有した隔壁２６によって仕切られ
ている。
【００１９】端子収容室２４の上壁に相当する雌型コネ
クタハウジング２２の上壁２７には、端子収容室２４の
並び方向と直交する方向に延びるスライド溝２８が各端
子収容室２４毎に形成されている。各スライド溝２８
は、雌型コネクタハウジング２２の後端側（図１、図２
の左端側）が開放している。
クタハウジング２２の上壁２７には、端子収容室２４の
並び方向と直交する方向に延びるスライド溝２８が各端
子収容室２４毎に形成されている。各スライド溝２８
は、雌型コネクタハウジング２２の後端側（図１、図２
の左端側）が開放している。
【００２０】また、上壁２７には、端子収容室２４の並
び方向と平行に延びる一対のスライドレール２９、２９
が形成されている。これらスライドレール２９、２９の
うち、雌型コネクタハウジング２２の後部側のものに
は、前記スライド溝２８のある部分に切欠３０が設けら
れている。この切欠３０は、後述するホルダ４０のカム
ピン４２の通過用となっている。
び方向と平行に延びる一対のスライドレール２９、２９
が形成されている。これらスライドレール２９、２９の
うち、雌型コネクタハウジング２２の後部側のものに
は、前記スライド溝２８のある部分に切欠３０が設けら
れている。この切欠３０は、後述するホルダ４０のカム
ピン４２の通過用となっている。
【００２１】前記端子収容室２４は、端子金具を挿入で
きるよう後部に開口２４ａを有する断面矩形の部屋であ
り、その内底面前端にはストッパ突起３１が設けられ、
その内側面後端には抜け止め突起３２が設けられている
（図２参照）。
きるよう後部に開口２４ａを有する断面矩形の部屋であ
り、その内底面前端にはストッパ突起３１が設けられ、
その内側面後端には抜け止め突起３２が設けられている
（図２参照）。
【００２２】このような構造の雌型コネクタハウジング
２２の各端子収容室２４内には、図１〜図３に示す直方
体形状のホルダ４０が、雌型コネクタハウジング２２の
前後方向にスライド自在に挿入されている。このホルダ
４０は、雄型端子金具４１と一体にモールド成形されて
おり、上面にカムピン４２を有している。そして、この
カムピン４２の上端を、雌型コネクタハウジング２２の
スライド溝２８から突出させた状態で、ホルダ４０が雌
型コネクタハウジング２２内に組み込まれている。
２２の各端子収容室２４内には、図１〜図３に示す直方
体形状のホルダ４０が、雌型コネクタハウジング２２の
前後方向にスライド自在に挿入されている。このホルダ
４０は、雄型端子金具４１と一体にモールド成形されて
おり、上面にカムピン４２を有している。そして、この
カムピン４２の上端を、雌型コネクタハウジング２２の
スライド溝２８から突出させた状態で、ホルダ４０が雌
型コネクタハウジング２２内に組み込まれている。
【００２３】ホルダ４０の両側面には、前記抜け止め突
起３２と係合する案内溝４３が形成されており、案内溝
４３の途中には、斜面を有した係合突起４４が形成され
ている。また、ホルダ４０の下面には前記ストッパ突起
３１と係合する係合凹部４５（図１参照）が形成されて
いる。
起３２と係合する案内溝４３が形成されており、案内溝
４３の途中には、斜面を有した係合突起４４が形成され
ている。また、ホルダ４０の下面には前記ストッパ突起
３１と係合する係合凹部４５（図１参照）が形成されて
いる。
【００２４】また、雌型コネクタハウジング２２の上面
のスライドレール２９、２９には、図１、図４に示すよ
うに、矩形板状のスライダ５０がスライドレール２９、
２９に沿ってスライドできるよう係合されている。この
スライダ５０は、図５にその詳細を示すように、下面に
スライド方向（図５中矢印Ｘ方向）に対して傾斜したカ
ム溝５１を有し、上面には把持部としての突起５２を有
している。カム溝５１は、雌型コネクタハウジング２２
の上面に突出したホルダ４０のカムピン４２と係合する
もので、カム溝５１の両端出入口が広めに拡開されてい
る。
のスライドレール２９、２９には、図１、図４に示すよ
うに、矩形板状のスライダ５０がスライドレール２９、
２９に沿ってスライドできるよう係合されている。この
スライダ５０は、図５にその詳細を示すように、下面に
スライド方向（図５中矢印Ｘ方向）に対して傾斜したカ
ム溝５１を有し、上面には把持部としての突起５２を有
している。カム溝５１は、雌型コネクタハウジング２２
の上面に突出したホルダ４０のカムピン４２と係合する
もので、カム溝５１の両端出入口が広めに拡開されてい
る。
【００２５】次に、雄型コネクタ１０と雌型コネクタ２
０とを嵌合させる際の手順と作用を説明する。
０とを嵌合させる際の手順と作用を説明する。
【００２６】両コネクタ１０、２０を嵌合させる場合
は、まず複数のホルダ４０を端子収容室２４の仮係合さ
せる。次に、雄型コネクタハウジング１１を雌型コネク
タハウジング２２の嵌合フード部２１内に嵌合し、弾性
係合片１４により両者を係合する。
は、まず複数のホルダ４０を端子収容室２４の仮係合さ
せる。次に、雄型コネクタハウジング１１を雌型コネク
タハウジング２２の嵌合フード部２１内に嵌合し、弾性
係合片１４により両者を係合する。
【００２７】図１（ａ）に示す状態から、スライダ５０
をスライドレール２９に沿って動かすと、スライダ５０
の下面のカム溝５１に、順次ホルダ４０の上端のカムピ
ン４２が入り込み、図６及び図７に示すように、スライ
ダ５０のＸ方向への移動に伴い、カム溝５１とカムピン
４２の作用により、ホルダ４０がＹ方向（雌型コネクタ
ハウジング２２の前後方向）へ移動する。すなわち、Ａ
位置でカム溝５１にカムピン４２が入り込み、Ｂ位置で
カムピン４２がカム溝５１に案内されてＹ方向へ移動す
る。そして、Ｃ位置でカムピン４２がカム溝５１内から
抜け出る。
をスライドレール２９に沿って動かすと、スライダ５０
の下面のカム溝５１に、順次ホルダ４０の上端のカムピ
ン４２が入り込み、図６及び図７に示すように、スライ
ダ５０のＸ方向への移動に伴い、カム溝５１とカムピン
４２の作用により、ホルダ４０がＹ方向（雌型コネクタ
ハウジング２２の前後方向）へ移動する。すなわち、Ａ
位置でカム溝５１にカムピン４２が入り込み、Ｂ位置で
カムピン４２がカム溝５１に案内されてＹ方向へ移動す
る。そして、Ｃ位置でカムピン４２がカム溝５１内から
抜け出る。
【００２８】ホルダ４０には雄型端子金具４１が一体化
されているので、この動きによって図１（ｂ）に示すよ
うに、雄型端子金具４１が前進し、その先端が隔壁２６
の端子挿通孔２５を突き抜けて、嵌合フード部２１内の
雄型コネクタ１０内に侵入する。そして、さらにスライ
ダ５０の操作により雄型端子金具４１を前進させること
により、雄型コネクタ１０内の雌型端子金具１３内に、
雄型端子金具４１の先端がスイープしながら挿入され
る。この際、雄型端子金具４１はスライダ５０の動きに
合わせて、ほぼ１本ずつ雄型端子金具４１内に挿入され
るので、挿入に要する力は小さくてよい。反対に、挿入
を解除する場合は、スライダ５０を反対方向にスライド
させ、Ｃ位置でカム溝５１にカムピン４２を入り込ま
せ、Ａ位置でカムピン４２をカム溝５１から抜き出す。
されているので、この動きによって図１（ｂ）に示すよ
うに、雄型端子金具４１が前進し、その先端が隔壁２６
の端子挿通孔２５を突き抜けて、嵌合フード部２１内の
雄型コネクタ１０内に侵入する。そして、さらにスライ
ダ５０の操作により雄型端子金具４１を前進させること
により、雄型コネクタ１０内の雌型端子金具１３内に、
雄型端子金具４１の先端がスイープしながら挿入され
る。この際、雄型端子金具４１はスライダ５０の動きに
合わせて、ほぼ１本ずつ雄型端子金具４１内に挿入され
るので、挿入に要する力は小さくてよい。反対に、挿入
を解除する場合は、スライダ５０を反対方向にスライド
させ、Ｃ位置でカム溝５１にカムピン４２を入り込ま
せ、Ａ位置でカムピン４２をカム溝５１から抜き出す。
【００２９】なお、上記実施例では、ホルダ４０を雄型
端子金具４１と一体にモールド成形した例を示したが、
図８、図９に示すようにホルダ６０と雄型端子金具６１
を別体に形成し、電線６２を接続した後で、ホルダ６０
の収容孔６３内に雄型端子金具６１を挿通させ、その状
態で収容孔６３内の可撓アーム６４で雄型端子金具６１
を抜け止め固定して一体化してもよい。この場合も、前
記実施例と同様にカムピン４２、案内溝４３、突起４４
を設ける。
端子金具４１と一体にモールド成形した例を示したが、
図８、図９に示すようにホルダ６０と雄型端子金具６１
を別体に形成し、電線６２を接続した後で、ホルダ６０
の収容孔６３内に雄型端子金具６１を挿通させ、その状
態で収容孔６３内の可撓アーム６４で雄型端子金具６１
を抜け止め固定して一体化してもよい。この場合も、前
記実施例と同様にカムピン４２、案内溝４３、突起４４
を設ける。
【００３０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端子金具同士をスイープさせつつ相互に接触させるの
で、良好な電気接続状態を確保することができ、端子金
具をホルダに一体化しているので、端子金具とホルダの
摺動部分がなく摺動性に富み、良好な操作性を確保する
ことができる。また、スライダがホルダをスライドさせ
て端子金具同士を接触させた後にカムがカム溝から抜き
出るので、スライダがスライドする際の摺動抵抗は常に
一定となり端子金具同士を接続するにつれて摺動抵抗が
大きくなることがないので操作力をより低減することが
できる。さらに、スライダがホルダをスライドさせて端
子金具同士を接触させた後にカムがカム溝から抜き出て
も、ホルダは端子金具同士が接続した位置にストッパ突
起により保持されるので、端子金具同士を全て接続した
状態でスライダを一対のガイドレール間から取り外すこ
とが可能となり、この結果、スライダを一つ用意してお
けば他のコネクタにも用いることができるので、コネク
タの構成部品数を低減することができ、コネクタの製造
コストの低減を図ることが可能となる。また、スライダ
を一方のコネクタハウジングの側面側からも操作するこ
とができるので、コネクタハウジングの配列方向の両側
に操作スペースを確保する必要がなく、コネクタの周囲
を有効に利用することができる。
端子金具同士をスイープさせつつ相互に接触させるの
で、良好な電気接続状態を確保することができ、端子金
具をホルダに一体化しているので、端子金具とホルダの
摺動部分がなく摺動性に富み、良好な操作性を確保する
ことができる。また、スライダがホルダをスライドさせ
て端子金具同士を接触させた後にカムがカム溝から抜き
出るので、スライダがスライドする際の摺動抵抗は常に
一定となり端子金具同士を接続するにつれて摺動抵抗が
大きくなることがないので操作力をより低減することが
できる。さらに、スライダがホルダをスライドさせて端
子金具同士を接触させた後にカムがカム溝から抜き出て
も、ホルダは端子金具同士が接続した位置にストッパ突
起により保持されるので、端子金具同士を全て接続した
状態でスライダを一対のガイドレール間から取り外すこ
とが可能となり、この結果、スライダを一つ用意してお
けば他のコネクタにも用いることができるので、コネク
タの構成部品数を低減することができ、コネクタの製造
コストの低減を図ることが可能となる。また、スライダ
を一方のコネクタハウジングの側面側からも操作するこ
とができるので、コネクタハウジングの配列方向の両側
に操作スペースを確保する必要がなく、コネクタの周囲
を有効に利用することができる。
【図１】本発明の一実施例のコネクタの嵌合時の状態を
示し、（ａ）は雄型端子金具を雌型端子金具へ挿入する
前の状態を示す断面図、（ｂ）は挿入途中の状態を示す
断面図、（ｃ）は挿入を完了した状態を示す断面図であ
る。
示し、（ａ）は雄型端子金具を雌型端子金具へ挿入する
前の状態を示す断面図、（ｂ）は挿入途中の状態を示す
断面図、（ｃ）は挿入を完了した状態を示す断面図であ
る。
【図２】本発明の一実施例のコネクタにおける雌型コネ
クタの分解斜視図である。
クタの分解斜視図である。
【図３】本発明の一実施例における雄型端子金具とホル
ダの一体品の斜視図である。
ダの一体品の斜視図である。
【図４】本発明の一実施例における雌型コネクタハウジ
ングとスライダの分解斜視図である。
ングとスライダの分解斜視図である。
【図５】本発明の一実施例におけるスライダの詳細図で
あり、（ａ）は上方から見た斜視図、（ｂ）は下方から
見た斜視図、（ｃ）は下面図である。
あり、（ａ）は上方から見た斜視図、（ｂ）は下方から
見た斜視図、（ｃ）は下面図である。
【図６】本発明の一実施例における雌型コネクタの端子
金具のスライド操作の説明をする斜視図である。
金具のスライド操作の説明をする斜視図である。
【図７】本発明の一実施例におけるスライダとホルダの
動作関係の説明をする平面図である。
動作関係の説明をする平面図である。
【図８】本発明の他の実施例のホルダと雄型端子金具の
一体品の斜視図である。
一体品の斜視図である。
【図９】本発明の他の実施例のホルダと雄型端子金具の
一体品の側断面図である。
一体品の側断面図である。
【図１０】従来のコネクタの斜視図である。
【図１１】従来のコネクタの動作説明をするための側面
図である。
図である。
１０ 雄型コネクタ １１ 雄型コネクタハウジング １３ 雌型端子金具 ２０ 雌型コネクタ ２１ 嵌合フード部 ２２ 雌型コネクタハウジング ２９ スライドレール ４０ ホルダ ４１ 雄型端子金具 ４２ カムピン ５０ スライダ ５１ カム溝
Claims (2)
- 【請求項１】 互いに嵌合する一対のコネクタハウジン
グ内に相互に接触する端子金具がそれぞれ多数本相対向
して配列され、一方のコネクタハウジングにはカム溝を
有するスライダが端子金具の配列方向にスライド自在に
設けられると共に、前記カム溝に係合するカムを有し端
子金具の配列方向と直交する方向にスライドするホルダ
が各端子金具に対応して設けられ、前記スライダをスラ
イドさせることにより前記カム溝とカムの作用でホルダ
をスライドさせて一方のコネクタハウジング内の端子金
具を他方のコネクタハウジング内の端子金具に接触させ
るコネクタにおいて、一方のコネクタハウジング内の各
端子金具を前記ホルダにそれぞれ一体化すると共に、端
子金具同士が接触した状態で前記ホルダに設けた係合凹
部に係合してホルダの位置を保持するストッパ突起を前
記一方のコネクタハウジング内に設け、前記一方のコネ
クタハウジングの前記端子金具の配列方向に沿う側面に
前記スライダをスライドさせる一対のガイドレールを設
けて前記ホルダを一方のコネクタハウジングの側面側か
らスライド操作可能とし、前記スライダがホルダをスラ
イドさせて前記端子金具同士を接触させた後にカムがカ
ム溝から抜き出ることを特徴とするコネクタ。 - 【請求項２】 前記各コネクタハウジングの端子金具
は、一方が雄型端子金具で他方が雌型端子金具であり、
前記ホルダのスライドにより雄型端子金具及び雌型端子
金具のいずれか一方が移動して他方に一個ずつ順に嵌合
することを特徴とする請求項１記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288446A JP2730837B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4288446A JP2730837B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06140107A JPH06140107A (ja) | 1994-05-20 |
| JP2730837B2 true JP2730837B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17730320
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4288446A Expired - Fee Related JP2730837B2 (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | コネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2730837B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7195506B2 (ja) | 2017-09-14 | 2022-12-26 | 株式会社潤工社 | コネクタおよびコネクタの接続方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5821986U (ja) * | 1981-08-03 | 1983-02-10 | 伊藤 薫 | ラツピング端子用短絡片 |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP4288446A patent/JP2730837B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06140107A (ja) | 1994-05-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |