JP2730737B2 - 静電像現像用トナーおよびこれを用いた静電像現像方法 - Google Patents

静電像現像用トナーおよびこれを用いた静電像現像方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、電子写真法、静電記録法、静電印刷法等に
用いられる1成分系の静電像現像用トナーおよびこれら
を用いた現像方法に関し、特に、樹脂粉末を成分として
含み、光潜像担持体表面をブレードによりクリーニング
する形式の電子写真記録装置において使用することに好
適な静電像現像用トナーおよび静電像現像方法に関す
る。
[発明の背景] 一般に、電子写真法においては、光導電性材料よりな
る感光層を有する光潜像担持体に均一な静電荷を与えた
後、画像露光を行なうことにより、当該光潜像担持体の
表面に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像剤により
現像して、トナー画像が形成される。得られたトナー画
像は、紙等の転写材に転写された後、加熱あるいは加圧
などにより定着されて、複写画像が形成される。
上記光潜像担持体としては、従来、Se−Teや、Se−As
等のアモルファス金属が用いられていた。しかし、近
年、毒性、公害等の面から、これらの金属に代わり、有
機光半導体が採用されつつある。
この有機光半導体により光潜像担持体を構成するため
のバインダーとして、従来、ポリカーボネート、特に、
ビスフェノールAが一般的に使用されていた。
しかし、ビスフェノールAは、その構造上、結晶化し
やすく、従って、光潜像担持体上に塗布した後、乾燥し
た表面は、若干凹凸を生じる。このため、ブレードによ
るクリーニングを行なうと、ビスフェノールA塗布面が
切削されやすく、耐久性が悪いという問題があった。
これを解決するため、変性ポリカーボネート、ポリア
リレート、フッ素含有ポリカーボネート、フッ素含有変
性ポリカーボネート、フッ素含有ポリアリレート等をバ
インダーとして使用し、光潜像担持体を構成することが
提案されている。(特開昭60−172045号、同61−238061
号、同62−212661号、同62−215959号、同62−215960
号、同63−65444号の各公報参照)。
これらのバインダーは、上記従来のビスフェノールA
とは異なり、非晶質部分を含有している。そのため、塗
布、乾燥された表面は結晶化しにくく、このため、滑ら
かとなり、摩耗速度が小さく、耐久性が飛躍的に向上し
ている。
一方、静電潜像の現像方法として好ましい方法である
乾式現像法に用いるられる現像剤としては、一般に、磁
性体を含有しない非磁性トナーと磁性を有するキャリヤ
とよりなる、いわゆる2成分系現像剤と、磁性体を含有
してなる磁性トナーのみよりなる、いわゆる1成分系現
像剤とが知られている。
ここで、後者の1成分系現像剤は、トナーとキャリヤ
とからなる2成分系現像剤と異なり、磁性トナーのみよ
りなるため、トナー濃度の調整を必要としない。従っ
て、1成分系現像剤は、トナー濃度制御装置が不要で、
メンテナンスが容易となり、また、現像剤を撹拌するた
めの装置もシンプルなものとなるため、現像器の構成を
極めて簡単なものとすることができる等の利点を有して
いる。
しかしながら、1成分系現像剤においては、磁性トナ
ーのみよりなり、キャリヤを有しないため、当該磁性ト
ナーは、磁気的凝集力および静電気的凝集力が強く、そ
のため、磁性トナー同士が凝集して塊状化することによ
り、現像剤の流動性が低下し、適正量のトナーを現像空
間に安定に搬送することができず、画像濃度が低下した
り、あるいは、画像ムラが生じたりする問題点がある。
また、磁性トナーは、通常、磁気力により現像剤担持
体上に保持されながら現像空間に搬送されるが、磁性ト
ナーがいびつな形態を有している場合には、磁性トナー
の磁化に方向性が生じる。そのため、現像剤担持体上に
均一な現像剤層を形成することが困難となり、その結
果、現像ムラ等が生じて、最終定着画像が不鮮明なもの
となる問題点がある。
さらに、磁性トナーの流動性が低い場合には、当該磁
性トナーが塊状化しやすいため、現像器内においては、
磁性トナー同士、あるいは、磁性トナーと現像器内の器
壁、規制ブレード、現像剤担持体等との摩擦帯電が良好
になされないようになる。その結果、最終定着画像がカ
ブリのある不鮮明なものとなる問題点がある。
上記した問題点を解決するには、磁性トナーの流動性
を改善すればよい。このためには、当然磁性トナーを球
形化することが有効である。従来、次のような球形化の
技術が提案されている。
(1)混練粉砕法により得られた樹脂粒子の表面をスプ
レードライヤーを用いて熱風等により溶融して球形化を
図る技術(特開昭56−52758号、特開昭59−127662号、
特開昭58−134650号公報参照)。
(2)トナー粒子を造粒重合法により製造して球形化を
図る技術(特開昭56−121048号公報参照)。
(3)流入空気の温度を制御することにより、トナー組
成物の粗粉砕物を微粉砕すると同時に球形化を図る技術
(特開昭61−61627号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記(1)の技術においては、熱風等
により溶融する際に、樹脂粒子の分散状態が完全に均一
とはならず、また、樹脂粒子同士の接触により樹脂粒子
の凝集化が発生してしまい、その結果、得られるトナー
の平均粒径が大きくなって画質の劣化を招来し、また、
粒度分布が広くなるため、所望の粒度分布のトナーを得
るに際し、収率が大幅に減少し、トナーの製造コストが
上昇する問題点がある。
しかも、上記(1)の技術においては、樹脂粒子中に
定着性改良剤が含有されている場合には、熱風により当
該定着性改良剤が樹脂粒子の表面に滲み出るようにな
り、その結果、トナー粒子が凝集しやすいものとなり、
トナーホタル等の画像不良が発生する問題点がある。
上記(2)の技術においては、造粒重合法を採用する
ため、バインダー樹脂として選択し得る樹脂の範囲が狭
くて不利であり、また、樹脂粒子中に磁性体微粒子を均
一に分散含有させることが困難である。その結果、得ら
れる磁性トナーの磁気的特性が不揃いとなって、トナー
飛散、現像ムラ等の種々の障害が発生する問題点があ
る。
上記(3)の技術においては、微粉砕すると同時に球
形化を行なうため、流入空気の温度を樹脂のガラス転移
点Tg程度にまで高くすることが必要となり、その結果、
樹脂の塑性変形が大きくなって粉砕性が悪化する。従っ
て、所望の粒径にまで微粉砕するためには大きなエネル
ギを必要とし、製造コストが高くなる問題点がある。ま
た、温度が高いため、粉砕物が粉砕機等の器壁に融着す
る現象が発生し、結局、所望の粒度分布のトナーを効率
的に得ることが困難である。
一方、上記(1)の技術において、収率を度外視する
と、相当高い精度で球形化されたトナー粒子を得ること
ができるものの、反面、この技術では、球形化が過度に
なるため、トナーのクリーニング不良が発生しやすい。
すなわち、クリーニング工程においては、通常、ブレー
ド等により潜像担持体の表面に残留したトナーが掻き取
り除去されるが、球形化の度合いが高いトナーほど潜像
担持体の表面とブレードとの間をすり抜けやすく、その
結果、トナーの一部が潜像担持体上に残存して次の複写
画像の形成に悪影響を与え、画像が不鮮明となる問題点
がある。
特に、上述した変性ポリカーボネイト等の非晶質バイ
ンダーを塗布した光潜像担持体にあっては、その表面が
滑らかとなり、摩耗速度が小さく、耐久性が向上してい
るので、ブレードによるクリーニングの際、球形化され
たトナーのすり抜けが起こりやすく、クリーニング不良
を生じやすい。また、これは、高熱処理によって球形化
されたトナーほど顕著である。その理由は、熱処理によ
りトナーの表面が溶融状態となると、トナー成分中に含
まれる定着助剤が滲み出て、表面物性、特に、帯電特性
が変化し、トナー転写率が悪化して、転写残トナー量が
増加することにあると考えられる。
上記したトナーのすり抜けを防止する対策としては、
クリーニングを行なう際、ブレードの押圧力を高くする
ことが考えられる。
しかし、この方法を採用すると、トナーがブレードに
強く押圧される。このため、流動特性を向上すべくトナ
ーに添加されているシリカ微粉末等の流動性向上剤が、
トナー表面から剥がれて、感光体表面に埋め込まれるこ
とが発生する。しかも、これが核となって、その周囲に
シリカ微粉末等が埋め込まれやすくなり、シリカ微粉末
の埋め込みが次第に拡がって、通称「黒ポチ」と呼ばれ
る画像不良が発生するという問題がある。
本発明は、上記問題点を解決すべくなされたもので、
その目的は、非晶質バインダーを用いた有機光半導体を
光潜像担持体とし、ブレードによりトナークリーニング
を行なう電子写真記録装置等において使用できて、耐久
性に優れ、かつ、流動特性が良好で、しかも、クリーニ
ング不良を発生しない静電像現像用トナーを提供するこ
とにある。
また、本発明の他の目的は、トナーの流動特性が良好
で、現像空間への搬送が円滑に行なえ、現像剤担持体上
に均一な現像剤層を形成できて、現像ムラ等の発生が防
止され、従って、最終定着画像の鮮明なものが得られ、
しかも、摩擦帯電も良好に行なわれ、最終定着画像にカ
ブリのない鮮明なものが得られる静電像現像方法を提供
することにある。
本発明のさらに他の目的は、非晶質バインダーを用い
た有機光半導体を光潜像担持体としても、トナーがブレ
ードをすり抜けにくく、その結果、クリーニング不良を
発生せず、従って、ブレードの押圧力を大きくする必要
がないので、シリカ部粉末等の流動性向上剤が、トナー
表面から剥がれて、光潜像担持体表面に埋め込まれるよ
うなことが起こらず、いわゆる「黒ポチ」と称される画
像不良の発生が防止できる静電像現像方法を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 上記第1の目的を達成するための手段として本発明
は、 転写残トナーをブレードによりクリーニングする形式
の電子写真記録装置の現像剤として使用する静電像現像
用トナーであって、 成分の樹脂粉末に、気相中において、衝撃力を主体と
する機械的エネルギを繰返し付与することにより球形化
処理して形成され、 有機光半導体により構成される光潜像担持体の現像剤
として用いることを特徴とする。
また、上記第2の目的を達成するための手段として本
発明は、 成分の樹脂粉末に、気相中において、衝撃力を主体と
する機械的エネルギを繰返し付与することにより球形化
処理して形成された静電像現像用トナーを、現像剤担持
体上に担持させながら、現像空間に搬送し、該トナーに
より、有機光半導体からなる光潜像担持体に形成された
静電潜像の現像を行ない、ついで、得られた画像を用紙
に転写した後、転写残トナーをブレードにより掻き落し
て光潜像担持体をクリーニングすることを特徴とする。
本発明の静電像現像用トナー(以下、単にトナーとい
う)は、例えば、バインダーとなる樹脂と、磁性体微粒
子と、その他必要に応じて用いられる添加剤とを、混練
および粉砕して得られる樹脂粒子に、気相中において、
衝撃力を主体とする機械的エネルギを繰り返し付与する
ことにより、球形化処理して得られるものである。
この球形化処理は、樹脂粒子が実質上粉砕されない大
きさの機械的エネルギ、例えば、粉砕時に通常必要とさ
れる機械的エネルギの1/5〜1/10程度の大きさの機械的
エネルギを作用させればよい。
ここで、「樹脂粒子が実質上粉砕されない」とは、球
形化処理される前の樹脂粒子の重量平均粒径をAとし、
球形化された後の重量平均粒径をBとするとき、下記条
件を満足することをいう。
条件:0.93A≦B<A 上記球形化処理における機械的エネルギは、具体的に
は、バインダー樹脂の特性によっても異なり、一概には
規定することができないが、一例においては、樹脂粒子
粉末の粒子1個当たり、1.59×10-3〜9.56×10-7erg、
好ましくは、1.20×10-3〜1.60×10-6ergの機械的エネ
ルギを作用させればよい。
球形化処理により球形化されたトナーは、その円形度
が、0.70以上0.80以下であることが好ましい。当該円形
度が過小のときには、十分高い流動性を得ることが困難
となり、一方、当該円形度が過大のときには、十分なク
リーニング性を得ることが困難となる。
本発明において、円形度とは、次式で定義されるもの
をいう。
この円形度は、例えば画像解析装置(日本アビオニク
ス製)を用いて測定することができる。
トナーの平均粒径は、5〜20μmであることが好まし
く、特に、8〜15μmであることが好ましい。当該平均
粒径が過小のときには、クリーニング性が低下したり、
あるいは、トナー飛散が生ずるおそれがある。一方、当
該平均粒径が過大のときには、解像度の高い画像を形成
することが困難となる。
また、特性の揃ったトナーとするためには、トナーの
粒度分布は狭いことが好ましく、具体的には、90重量%
以上のトナー粒子が、その平均粒径の0.5〜1.5倍の範囲
にあることが好ましい。
なお、トナーの平均粒径および粒度分布は、「コール
ターカウンタ」(コールター社製)を用いて測定された
ものであり、平均粒径とは、重量累積が50重量%になっ
たときの粒径をいう。
トナーの流動性は、その静嵩密度によって評価するこ
とができる。静嵩密度とは、例えば直径28mm、内容積10
0mlの容器の上方から100メッシュの篩を通してトナーを
疎充填し、この時のトナー量を測定して求められる値を
いう。具体的には、「タップデンサーKYT−2000型」
((株)セイシン企業製)を用いて測定することができ
る。
トナーを構成するバインダー樹脂としては、特に限定
されず、従来公知の樹脂を用いることができる。
加熱定着方式に好適なものとしては、例えば、スチレ
ン系樹脂、スチレン−アクリル系樹脂、スチレン−ブタ
ジエン系樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリ
アミド樹脂、ポリウレタン樹脂等を挙げることができ
る。
また、圧力定着方式に好適なものとしては、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ四フッ化エチレン等のポリ
オレフィン類;エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、ポリエチレン−メタ
クリル酸エステル共重合体等のポリエチレン共重合体;
ポリエステル;スチレン−ブタジエン共重合体;密ロ
ウ、カルナウバロウ、マイクロクリスタリンワックス等
のワックス類;ステアリン酸、パルミチン酸等の高級脂
肪酸類およびその塩ならびにそのエステル類;エポキシ
樹脂;イソブチレンゴム、環化ゴム、ニトリルゴム等の
ゴム類;ポリアミド;クロロン−インデン樹脂;マレイ
ン酸変性フェノール樹脂;フェノール変性テルペン樹
脂;シリコーン樹脂;等を挙げることができる。
トナーのバインダー樹脂として好ましく用いられるポ
リエステル樹脂は、アルコール単量体とカルボン酸単量
体との縮重合によって得られる。
これに用いられるアルコール単量体としては、例え
ば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3
−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、ネオ
ペンチルグリコール、1,4−ブテンジオール等のジオー
ル類、1,4−ビス(ヒドロキシメチル)シクロヘキサ
ン、および、ビスフェノールA、水素添加ビスフェノー
ルA、ポリオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオ
キシプロピレン化ビスフェノールA等のエーテル化ビス
フェノール類、その他の二価のアルコール単量体を挙げ
ることができる。
また、カルボン酸単量体としては、例えば、マレイン
酸、フマール酸、メサコン酸、シトラコン酸、イタコン
酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピ
ン酸、セバチン酸、マロン酸、これらの酸の無水物、低
級アルキルエステルとリノレイン酸の二量体、その他の
二価の有機酸単量体等を挙げることができる。
以上のような二価の単量体のほか、さらに必要に応じ
て、三価以上の多価単量体を用いてもよい。三価以上の
多価アルコール単量体としては、例えば、ソルビトー
ル、1,2,3,6−ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール、トリ
ペンタエリスリトール、ショ糖、1,2,4−ブタントリオ
ール、1,2,5−ペンタントリオール、グリセロール、2
−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブ
タントリオール、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、1,3,5−トリヒドロキシメチルベンゼン、
その他を挙げることができる。また、三価以上の多価カ
ルボン酸単量体としては、例えば、1,2,4−ベンゼント
リカルボン酸、1,3,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4
−シクロヘキサントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレン
トリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、
1,2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサントリカ
ルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル−2−メ
チレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレンカルボキ
シ)メタン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸、エ
ンポール三量体酸、およびこれらの酸の無水物、その他
を挙げることができる。
トナーのバインダー樹脂として好ましく用いられるス
チレン−アクリル系樹脂は、スチレン系単量体とアクリ
ル系単量体とが共重合されて得られる樹脂である。
上記スチレン系単量体の具体例としては、例えば、ス
チレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、α−メチルスチレン、p−エチルス
チレン、2,4−ジメチルスチレン、p−n−ブチルスチ
レン、p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルス
チレン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルス
チレン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルス
チレン、p−メトキシスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−クロルスチレン、3,4−ジクロルスチレン等を
挙げることができる。これらの単量体は、単独で用いて
もよいし、複数のものを組合せてもよい。
アクリル系単量体の具体例としては、例えばアクリル
酸、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
n−ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸プロピ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸ラウリル、アクリル酸2−エチルヘキシル、ア
クリル酸ステアリル、アクリル酸2−クロルエチル、ア
クリル酸フェニル、α−クロルアクリル酸メチル等のア
クリル酸もしくはそのエステル類;メタクリル酸、メタ
クリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸ドデシ
ル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸フェニ
ル、メタクリル酸ジメチルアミノエチル、メタクリル酸
ジエチルアミノエチル等のメタクリル酸もしくはそのエ
ステル類;その他を挙げることができる。これらの単量
体は、単独で用いてもよいし、複数のものを組合せて用
いてもよい。
トナーを構成する磁性体微粒子としては、磁場によっ
てその方向に強く磁化する物質、例えば、鉄、フェライ
ト、マグネタイトをはじめとする鉄、ニッケル、コバル
ト等の強磁性を示す金属あるいはこれらの金属を含む合
金または化合物、強磁性元素を含まないが適当に熱処理
することによって強磁性を示すようになる合金、例えば
マンガン−銅−アルミニウムもしくはマンガン−銅−錫
等のホイスラー合金とよばれる種類の合金または二酸化
クロム等を挙げることができる。
磁性体微粒子は、揃った磁気特性を得るためにバイン
ダー樹脂中に均一に分散含有されることが好ましく、こ
のような観点から、その平均粒径は、50〜2000nmが好ま
しく、特に100〜1000nmが好ましい。また、磁性体微粒
子の含有割合は、トナーの15〜65重量%が好ましく、特
に25〜55重量%が好ましい。当該含有割合が過小のとき
には、トナー飛散が生ずる場合があり、一方、当該含有
割合が過大のときには、現像剤担持体上に均一な磁性ト
ナー層を形成することが困難となり、現像ムラが生ずる
場合がある。
樹脂粒子粉末を得るに際して、前記バインダー樹脂お
よび磁性体微粒子のほかに必要に応じて用いられる添加
剤としては、例えば、荷電制御剤、離型剤等がある。
荷電制御剤としては、各種の顔料または染料を用いる
ことができる。具体的には、ニグロシン系、アゾ系、第
4級アンモニウム塩系、チオ尿素系等の顔料または染料
を用いることができる。これらの荷電制御剤は組合せて
用いてもよい。荷電制御剤の含有割合は、バインダー樹
脂と磁性体微粒子の合計100重量部に対して、好ましく
は0.5〜10重量部、特に好ましくは1〜5重量部であ
る。
離型剤としては、例えば、ポリオレフィン、脂肪酸金
属塩、脂肪酸エステル、部分ケン化脂肪酸エステル、高
級脂肪酸、高級アルコール、流動または固形のパラフィ
ンワックス、アミド系ワックス、多価アルコールエステ
ル、シリコーンワニス、脂肪族フロロカーボン等を用い
ることができる。特に、JIS K2531−1960に規定される
環球法で測定したときの軟化点が80〜180℃、特に70〜1
60℃であるポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレ
フィンが好ましい。これらの離型剤は組合せて用いても
よい。離型剤の含有割合は、バインダー樹脂と磁性体微
粒子の合計100重量部に対して、好ましくは1〜10重量
部である。
本発明の1成分系現像剤を構成するトナーは、樹脂粒
子粉末を球形化処理した後、さらに無機または有機微粉
末、クリーニング性向上助剤等の外部添加剤が添加混合
されたものであってもよい。
無機または有機微粉末としては、特に金属もしくは非
金属の酸化物の微粒子を好ましく用いることができ、具
体的には、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミニウ
ム、酸化セリウム、酸化クロム、チタン酸ストロンチウ
ム等を用いることができる。これらは組合せて用いても
よい。また、無機または有機微粉末は、その1次粒子
(個々に分離した単位粒子)の粒径が1〜2000nmである
ことが好ましく、特に5〜1500nmであることが好まし
い。また、無機または有機微粉末の含有割合は、トナー
の100重量部に対して、好ましくは0.1〜5重量部であ
り、特に好ましくは0.1〜1.5重量部である。なお、本発
明の1成分系現像剤を構成するトナーは、球形化処理さ
れているため、基本的には高い流動性を有するが、上記
のような流動化剤を用いる場合には、流動性が一層良好
なものとなり、さらに優れた現像性が発揮される。
クリーニング性向上助剤としては、例えば、ステアリ
ン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム等の脂肪酸金属塩、
例えば、ポリメチルメタクリレート微粒子、ポリスチレ
ン微粒子等のポリマー微粒子等を用いることができる。
本発明の1成分系現像剤を構成するトナーは、例え
ば、以下のような方法により製造することができる。
すなわち、バインダー樹脂と、磁性体微粒子と、その
他必要に応じて用いられる添加剤とを、予備混合し、次
いで、例えばエクストルーダー等を用いて溶融しながら
混練する。その後、冷却し、ついで、例えば、ハンマー
ミル、ウィレー式粉砕機等を用いて粗粉砕し、さらに、
例えばジェットミル等を用いて微粉砕し、次いで分級し
て、所望の粒径の樹脂粒子粉末を得る。
次に、衝撃式粉砕機を改良した表面処理装置等を用い
て、上記樹脂粒子粉末に、気相中において衝撃力による
機械的エネルギを繰り返して付与することにより、実質
上樹脂粒子を粉砕することなく球形化処理を行なって、
トナーを得る。また、必要に応じてさらに外部添加剤を
添加混合して特性の改良されたトナーを得る。
第1図に、表面処理装置の一例を示す。
同図において、11は原料投入弁、12は原料投入シュー
ト、13は製品排出弁、14は製品排出シュート、15は回転
盤(ローター)、16は回転盤15上に設けられたブレード
(回転羽根)、17はステーター、18はリサイクル用配
管、19はジャケット(冷却あるいは加温可能)、20はケ
ーシング、21はクロメル−アルメル熱電対を温度測定プ
ローブとする品温計である。また、リサイクル用配管1
8、ローター15、投入および排出シュート12,14部分をジ
ャケット構造とし、冷却あるいは加温する構造としても
よい。
なお、同図において、矢印は、原料粒子等の軌跡を示
す。
この装置は、ブレード16を有する回転盤15を高速回転
させると、このブレード16により内部空気に遠心力が作
用して回転盤15の外側が加圧状態となり、回転盤15の中
心部が負圧状態となる。ここで、この装置は、リサイク
ル用配管18によって、回転盤15の外側と中心部とが連結
されているので、回転盤15の外側の加圧空気がリサイク
ル用配管18を介して回転盤15の中心部へと移り、装置内
部に空気の循環流が形成される。
このような空気の循環流が形成された状態において、
リサイク用配管の途中に設けられた原料投入シュート12
により樹脂粒子粉末を投入すると、投入された当該樹脂
粒子粉末は、この循環流と共にリサイクル用配管18を介
して循環するようになる。この循環過程において、樹脂
粒子粉末は、ブレード16、ステーター17等と衝突して衝
撃力を受ける。
このような衝撃力を繰り返し受けることにより、凸部
は押圧されて低くなると共に、凹部は埋まって、全体と
して球形化される。このような循環過程を一定時間行な
った後、粉体排出弁13を開いて遠心力により樹脂粒子粉
末の処理物を排出させると、球形化された樹脂粒子粉末
が得られる。
次に、第3図に本発明のトナーの製造に用いることが
できる衝撃式粉砕機を改良した表面処理装置の他の例を
示す。
同図において、51は原料ホッパー、52は撹拌モータ
ー、53は超音速ノズル、54は衝突板、55はリサイクル用
捕集器、56は捕集サイクロン、57は原料入口、58は圧縮
空気、59は排風出口、60は樹脂粒子粉末である。
この例の装置は、樹脂粒子粉末60に機械的エネルギを
繰り返して付与する回分式の装置であり、樹脂粒子粉末
60の表面処理中は、リサイクル用捕集器55から捕集サイ
クロン56への樹脂粒子粉末60の移行が禁止され、表面処
理後は、すべての樹脂粒子粉末60がリサイクル用捕集器
55から捕集サイクロン56へ移行できるようになってい
る。
また、樹脂粒子粉末60が実質的に粉砕されないように
するために、圧縮空気58の圧力を調整して、樹脂粒子粉
末20の受ける衝撃力を制御できるようになっている。
樹脂粒子粉末の球形化処理は、常温で行なってもよい
し、わずかに軟化させるために加熱しながら行なっても
よい。しかし、加熱温度が高すぎるとバインダー樹脂の
粘着性が高くなり、その結果樹脂粒子粉末の粒子同士が
凝集し塊状化する現象が生じ、所望の粒度分布のトナー
を得ることが困難となる。
次に、本発明のトナーを用いた静電像現像方法につい
て説明する。
本発明のトナーによれば、種々の現像方法を適用して
画像の形成を行なうことができる。具体的には、例えば
次のような現像方法を適用することができる。
磁性トナーまたは非磁性トナーよりなる1成分系現像
剤とし、磁性トナーまたは非磁性トナーによる現像剤層
を現像剤担持体上に担持させながら、これを現像空間に
搬送し、当該磁性トナーまたは非磁性トナーによる現像
剤層により潜像担持体に形成された静電潜像を直接摺擦
しながら、磁性トナーまたは非磁性トナーの粒子あるい
は粒子群を静電潜像に付着させて、現像を行なう1成分
系接触現像方法。
磁性トナーまたは非磁性トナーよりなる1成分系現像
剤とし、磁性トナーまたは非磁性トナーによる現像剤層
を、その厚さが現像空間の間隙より薄くなるように現像
剤担持体上に担持させながら、現像空間に搬送すると共
に、当該現像空間に振動電界を作用させることにより、
現像剤層を構成する磁性トナーまたは非磁性トナーの粒
子あるいは粒子群を飛翔させて、これらを静電潜像に付
着させて、現像を行なう1成分系ジャンピング現像方
法。
第2図は、本発明の静電像現像方法が適用可能な静電
像現像システムを構成する装置の一例であって、上記
1成分系接触現像方法、または、1成分系ジャンピン
グ現像方法を遂行するために好適に用いることができる
現像装置の一例を示す説明図である。
同図において、30は光潜像担持体であり、この光潜像
担持体30は、矢印X方向に回転される回転ドラム状の形
態を有し、例えば、アルミニウム製の筒状の導電性支持
体30A上に、感光層30Bが積層されて構成されている。
上記光潜像担持体30の感光層30Bは、有機光半導体物
質が非晶質バインダー中に分散された有機光半導体層に
て構成される。
上記有機光半導体としては、例えば、次のものが挙げ
られる。
電荷発生層としては、アゾ系顔料、アントラキノン誘
導体、アントアントロン誘導体、金属フタロシアニン、
無金属フタロシアニン、ペリノン系顔料などから用いら
れ、電荷輸送層としては、オキサゾール誘導体、スチリ
ル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘導体、ベン
ズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ポリ−N−
ビニルカルバゾール、ピリ−1−ビニルピレン等が用い
られる。
また、上記非晶質バインダーとしては、例えば、次の
ものが挙げられる。
すなわち、バインダーとしては、変性ポリカーボネイ
ト、ポリアリレート含有化合物、フッ素含有ポリカーボ
ネイト、フッ素含有変性ポリカーボネイト、フッ素含有
ポリアリレート化合物等を用いることができる。
等を用いることもできる。
現像空間44の上流側には、帯電器および露光光学系
(図示せず)が配置され、まず帯電器により潜像担持体
30の被現像面が一定の電位となるよう帯電され、次い
で、露光光学系(図示せず)により原稿の光像が、光潜
像担持体30の被現像面に投射されて、当該被現像面に原
稿に対応する静電潜像が形成され、そして、この静電潜
像が現像空間44に移動され、現像空間44において、現像
手段により当該静電潜像の現像がなされる。
31は現像スリーブであり、この現像スリーブ31は、例
えば、アルミニウム等の非磁性材料よりなる回転ドラム
状の形態を有し、この現像スリーブ31の内部にマグネッ
トロール32が配置されている。このマグネットロール32
は、現像スリーブ31の周に沿って配置された複数のN,S
磁極よりなる。これらの現像スリーブ31とマグネットロ
ール32とにより、現像剤担持体が構成される。
この現像剤担持体は、その具体的一例においては、現
像スリーブ31が、例えば、矢印Y方向、すなわち、現像
空間44において光潜像担持体30の移動方向と同方向に、
移動するよう回転され、マグネットロール32は、例え
ば、矢印Z方向、すなわち、現像スリーブ31とは逆方向
に回転される。なお、本発明においては、現像スリーブ
31およびマグネットロール32の回転方向は特に限定され
ず、それぞれ適宜の方向に回転させるようにしてもよ
い。また、現像スリーブ31を固定して、マグネットロー
ル32を回転させてもよいし、マグネットロール32を固定
して、現像スリーブ31を回転させてもよい。また、現像
剤層43の移動速度は、潜像担持体30の移動速度(周速
度)と同程度か、または、これより大きいことが好まし
いが、これに限定されない。
マグネットロール32を構成するN,S磁極は、現像スリ
ーブ31の表面における磁束密度が、通常、500〜1500ガ
ウス程度となるように磁化されている。
33は規制ブレードであり、この規制ブレード33は、現
像空間24に至る現像剤層43の高さおよび量を規制するた
めのものである。
34はスクレーパーである。このスクレーパー34は、現
像後に現像スリーブ31の表面に残存した現像剤を掻き落
すためのものである。スクレーパー34によりスクレープ
された現像スリーブ31の表面は、再び現像剤溜り35にお
いて現像剤42と接触し、上記と同様にして新しい現像剤
層43が現像スリーブ31上に形成され、これが現像空間44
に搬送される。
35は現像剤溜り、36は撹拌スクリューである。現像剤
溜り35においては、撹拌スクリュー36により現像剤42が
混合撹拌される。37はホッパーであり、当該ホッパー37
から新しい磁性トナーまたは非磁性トナーが、供給ロー
ラ38により、現像剤溜り35に適宜補給される。
39はバイアス電源、40は保護抵抗であり、バイアス電
源39により現像空間44にバイアス電圧が作用される。こ
のバイアス電源39としては、通常、接触現像方法を適用
する場合には、直流電圧のみを発生する構成とされ、ま
た、ジャンピング現像方法を適用する場合には、振動電
界を発生させるために、交流電圧のみを発生する構成と
され、好ましくは、交流電圧に直流電圧が重ね合わされ
た電圧を発生する構成とされる。交流電圧としては、周
波数が例えば100Hz〜10kHz程度、好ましくは、1〜5kHz
程度で、電圧(ピーク・ピーク値)が、例えば、0.1〜5
kV程度のものが用いられる。また、直流電圧としては、
絶対値で、例えば、10〜500V程度のものが用いられる。
また、上記現像剤担持体と共に、現像手段を構成する
トナーは、上記したものが用いられる。この現像システ
ムは、現像用トナーをも、その構成要素の一部として含
むことに特徴がある。
さらに、この現像システムには、第2図には図示して
いない、転写残トナーを掻き落すためのクリーニング用
のブレードを有している。このブレードは、本発明の現
像方法を用いる場合、特別の押圧力を付与する必要はな
い。
本発明の熱定着型静電像現像用トナーは、熱定着方式
により定着されて複写画像が形成されるが、特に熱ロー
ラ定着器を用いた熱ローラ定着方式を好ましく適用する
ことができる。この熱ローラ定着方式は、例えば、熱ロ
ーラと、これに対接配置されたバックアップローラと、
加熱源とにより構成される。そして、この方式では、加
熱源により、熱ローラの温度を一定範囲に維持しなが
ら、これら一対のローラ間をトナーが転写された転写材
を通過させることにより、トナーを直接熱ローラに接触
させて、当該トナーを転写材に熱定着する。なお、バッ
クアップローラには必要に応じてクリーニングローラが
対接配置される場合がある。
また、本発明のトナーを用いて熱ローラ定着方式を適
用して定着する場合においては、特に転写材上のトナー
と、熱ローラとの接触時間が1秒以内、好ましくは、0.
5秒以内であるような高速で定着を行なうときにも、十
分良好な低温定着性が発揮される。
[作用効果] 本発明の静電像現像用トナーは、上記樹脂粉末に、気
相中において、衝撃力を主体とする機械的エネルギを繰
り返し付与することにより、球形化処理して形成された
ものである。この機械的エネルギによる球形化処理につ
いての詳細なメカニズムは、必ずしも明確になっている
わけではないが、物理的な押圧力による塑性変形や、メ
カノケミカル的作用による高分子の再配列等により球形
化されるものと考えられる。
このような球形化処理を受けることにより、凸部がし
だいに低くなり、一方、凹部が埋められて、全体とし
て、表面積の少ない安定した形状、すなわち、球に近づ
いた形となってくる。多くの粒子がこのような形状とな
ると、互いの摩擦も小さくなって流動性が向上する。
一方、本発明にあっては、上記したように機械的エネ
ルギを加えるのみで、樹脂を溶融したり、溶解したりし
ない。そのため、完全に近い球形となることはない。ま
た、表面が極端に円滑となることもない。
従って、ブレードによるクリーニング時に、トナーが
すり抜けて、クリーニング不良を起こすことがない。そ
の結果、ブレードの押圧力を増す必要がないので、トナ
ー添加物が、光潜像担持体のバインダーに埋め込まれる
ことも生じない。
また、本発明では、上記したように、機械的エネルギ
のみで球形化処理を行なえるので、処理が簡単な装置で
行なえる。
さらに、本発明は、球形化処理に高い温度を必要とし
ないため、熱融着等によりトナー粒子が大径化するおそ
れが小さく、しかも、粉砕処理後において球形化処理が
施されるため、球形化処理においては微粉の発生が少な
く、所望の粒度分布のものを効率的に得ることができ
る。
しかも、球形化処理に高い温度を必要としないため、
樹脂、その他必要に応じて用いられる添加剤の熱劣化を
伴うことがなく、所期の安定した特性が発揮される。
このように、本発明は、非晶質バインダーを用いた有
機光半導体を光潜像担持体とし、ブレードによりトナー
クリーニングを行なう電子写真記録装置等において使用
し、耐久性に優れ、かつ、流動特性が良好で、しかも、
クリーニング不良を発生しない静電像現像用トナーが実
現できる。
本発明の静電像現像方法は、上記のような構成によ
り、トナーの流動特性が良好で、現像空間への搬送が円
滑に行なえ、現像剤担持体上に均一な現像剤層を形成で
きて、現像ムラ等の発生が防止され、従って、最終定着
画像の鮮明なものが得られる効果がある。しかも、トナ
ーの流動性が良好であるから、摩擦帯電も良好に行なわ
れ、最終定着画像にカブリのない鮮明なものが得られ
る。
さらに、本発明の静電像現像方法は、トナーが過度に
球形化されていないので、ブレードをすり抜けにくく、
クリーニング不良を発生しない効果がある。従って、ブ
レードの押圧力を大きくする必要がないので、シリカ微
粉末等の流動性向上剤のトナー表面からの剥が生じにく
い。その結果、流動性向上剤の剥がれたものが光潜像担
持体表面に埋め込まれるようなことが起こらず、いわゆ
る「黒ポチ」と称される画像不良の発生が防止される。
[実施例] 以下、本発明の実施について説明する。もっとも、本
発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
(トナーの製造) (1)実施例トナーT1 バインダー樹脂としてスチレン−メチルメタクリレー
ト−ブチルアクリレート共重合体(単量体組成比=75:1
0:15)50重量部に、磁性体微粒子(マグネタイト,BL−1
00,チタン工業社製)50重量部と、定着性改良剤(低分
子量ポリプロピレン,ビスコール660P,三洋化成工業社
製)5重量部と、ニグロシン系染料(SO,オリエント化
学工業社製)3重量部とをヘンシェルミキサーにより予
備混合した後、エクストルーダーにより120℃の温度で
溶融混練し、次いで冷却し、粗粉砕した後、ジェットミ
ルにより微粉砕し、さらに分級して、平均粒径が10.9μ
mの樹脂粒子粉末Aを得た。
衝撃式粉砕機を改良した表面処理装置(具体的にはハ
イブリダイザー(奈良機械製作所製))に、上記樹脂粒
子粉末Aを仕込み、気相中において、加熱せずに、当該
樹脂粒子粉末Aに衝撃力を主体とする機械的エネルギを
5分間にわたり繰り返して付与することにより球形化処
理を行ない、実施例トナーT1を得た。
(2)比較例トナーt1 上記実施例トナーT1において用いた樹脂粒子粉末A
を、スプレードライ装置を用いて、340℃の熱気流中を
通過させて球形化処理を行ない、トナー粗粉末を得た。
このトナー粗粉末は、大径粒子の割合が大きく、従っ
て、このままでは実用に供することが困難であり、さら
に分級することが必要と判断された。そこで、上記トナ
ー粗粉末をさらに分級して、平均粒径が11.3μmの比較
例トナーt1を得た。
(3)実施例トナーT2 バインダー樹脂としてポリエステルA1を用いた他は、
上記実施例トナーT1の場合と同様の組成および方法で、
平均粒径11.4μmの樹脂粒子粉末Bを得た。
トナーT1の製造において、樹脂粒子粉末Aの代わりに
樹脂粒子粉末Bを用いたほかは同様に処理してトナーT2
を得た。
本実施例において、バインダー樹脂として用いたポリ
エステルA1は、次のようにして製造した。
○ポリオキシプロピレン(2,2)−2,2−ビス(4′−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン 490g ○ポリオキシエチレン(2)−2,2−ビス(4′−ヒド
ロキシフェニル)プロパン 195g ○テレフタル酸 188g ○n−ドデセニル無水コハク酸 26.8g ○オルソチタン酸ジイソプロピル(エステル化触媒)0.
8g 以上の物質を、温度計、ステンレススチール製撹拌
器、ガラス製窒素ガス導入管、および流下式コンデンサ
を備えた容量1の丸底フラスコ内に入れ、このフラス
コをマントルヒーターにセットし、窒素ガス導入管より
窒素ガスを導入してフラスコ内を不活性雰囲気に保った
状態で温度250℃に昇温させ、撹拌下において約5時間
反応させた時点で酸価を測定すると2.0であった。
さらに、200℃にて無水トリメリット酸78.8gを加え、
約4時間反応させ、さらに減圧下にて2時間反応させ、
酸価が18になった時点で反応を終了させ、ポリエステル
A1を得た。
このポリエステルA1は淡黄色の固体であり、軟化点を
「フローテスターCFT−500」(島津製作所製)により測
定したところ、135℃であった。
(4)比較例トナーt2 上記実施例トナーT2において用いた樹脂粒子粉末B
を、スプレードライ装置を用いて340℃の熱気流中を通
過させて球形化処理を行ない、トナー粗粉末を得た。
このトナー粗粉末は、大径粒子の割合が大きく、従っ
てこのままでは実用に供することが困難であり、さらに
分級することが必要と判断された。そこで、上記トナー
粗粉末をさらに分級して、平均粒径が10.8μmの比較例
トナーt2を得た。
(光潜像担持体の製造) 次に、本発明のトナーを現像剤として用いることが好
適な光潜像担持体の製造例について説明する。
なお、光潜像担持体において、CGM層はキャリア発生
物質(Carrier Generation Material)層であり、CTM層
はキャリア伝播物質(Carrier Transport Material)層
である。
(1)光潜像担持体OPC1 鏡面加工されたアルミニウム素管上に、塩化ビニル−
酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体「エスレックMF−
10」(積水化学工業社製)よりなる厚さ約0.1μmの中
間層を、浸漬法により塗布して設けた。
次に、下記構造式(I)で示したビスアゾ化合物を、
1,2−ジクロルエタンに充分均一に分散された分散液中
に浸漬することにより、CGM層を形成し、十分乾燥し
て、厚さ約0.3μmとした。
一方、下記構造式(II)で示したスチリル化合物と、
構造式(P1)で示されたポリカーボネイトとを1,2−ジ
クロルエタンに溶解し、得られた溶液中に、CGM層を塗
布したアルミニウム管を浸漬した後、温度80℃で1時間
乾燥して厚さ14μmのCTM層を形成して、この光潜像担
持体OPC1を得た。
(2)光潜像担持体OPC2 光潜像担持体OPC1の製造において、構造式(P1)で示
されたポリカーボネイトに代わって、以下のようにして
合成されるフッ素含有ポリカーボネイト(P2)を用いた
以外は、OPC1と同様にして、光潜像担持体OPC2を得た。
(P2)の合成法 撹拌機付500mlセパラブルフラスコに下記構造式で示
される化合物(A)を0.15モル、フェノール0.353g、水
酸化ナトリウム16.8g、水238mlを入れる。50℃に加熱溶
解後、25℃に冷却し、塩化メチレン147mlを加える。
ついで、25℃において撹拌しながらホスゲン19.1gを6
0分間かけて導入する。
その後トリメチルベンゼンアンモニウムクロライド0.
0342g、水酸化ナトリウム4.5g、水30mlを加えた後、25
℃で撹拌しながら4.5時間重合を行う。
重合終了後、塩化メチレン360mlを加えて希釈し、塩
酸で弱酸性をして洗浄し、さらに5回水洗する。ポリマ
ー水溶液をメタノール中に投入し凝固させ、分離して10
0℃、1mmHgで15時間乾燥し、白色ポリマーが得られる。
(3)光潜像担持体OPC3 光潜像担持体OPC1の製造において、構造式(P1)で示
されたポリカーボネイトに代わって、構造式(P3)で示
される変性ポリカーボネイトを用いた以外は、OPC1と同
様にして、光潜像担持体OPC3を得た。
(4)光潜像担持体OPC1S 上記光潜像担持体OPC1の製造において、アルミニウム
素管の代わりに、アルミニウムを蒸着した厚さ100μm
のポリエチレンテレフタレートを用い、かつ、浸漬法の
代わりにドクターブレードを用いて塗布することによ
り、シート状の光潜像担持体OPC1Sを得た。
(5)光潜像担持体OPC2S 上記光潜像担持体OPC2の製造において、上記(4)と
同様にして、シート状の光潜像担持体OPC2Sを得た。
(6)光潜像担持体OPC3S 上記光潜像担持体OPC3の製造において、上記(4)と
同様にして、シート状の光潜像担持体OPC3Sを得た。
(7)光潜像担持体OPC1C 上記光潜像担持体OPC1のCTM層の形成において、バイ
ンダーとして、下記構造式にて示す公知のポリカーボネ
イト(ビスフェノールA)を用いた他は、上記OPC1の製
造と同様にして、光潜像担持体OPC1Cを得た。
(8)光潜像担持体OPC1CS 上記光潜像担持体OPC1SのCTM層の形成において、バイ
ンダーとして、公知のポリカーボネイト(ビスフェノー
ルA)を用いた他は、上記OPC1Sと同様にして、シート
状の光潜像担持体OPC1CSを得た。
(実写試験) 上記したトナーT1,t1,T2およびt2と、それらの球形化
処理前の樹脂粒子粉末AおよびBとに、流動化剤、疎水
性シリカ「R−972」(日本アエロジル社製)を0.4wt%
外部添加したものを1成分現像剤とし、上記光潜像担持
体(OPC1〜OPC3およびOPC1C)を、感光体として、U−B
ix 1200(コニカ株式会社製)に装填して、20℃、50RH
%の環境下において実写試験を行なった。その結果を、
表1に示す。
また、上記したトナーT1,t1,T2およびt2と、それらの
球形化処理前の樹脂粒子粉末AおよびBとに、流動化剤
を0.4wt%外部添加したものを1成分現像剤とし、上記
潜像担持体(OPC1S〜OPC3SおよびOPC1CS)を、感光体と
して、JET−SETTER LASER PRINTER(C.ITOH製)に装填
して、20℃、50RH%の環境下において実写試験を行なっ
た。その結果を、表−2に示す。
上記実写試験は、感光体と現像剤とを適宜組合せ、各
組合せ毎に、クリーニング不良、耐久性および現像性に
ついて、下記のように評価した。
クリーニング不良 複写画像の形成を繰り返して行なった後、クリーニン
グプロセスを経由した直後の潜像担持体の表面を目視に
より観察し、当該光潜像担持体の表面への付着物の有無
により判定した。評価は、付着物がほとんど認められず
良好である場合を「○」、付着物が多く認められ、実質
的に問題がある場合、その状態となったコピー枚数を示
した。
耐久性 上記クリーニング不良と同様にして、目視により観察
し、光潜像担持体の表面の切削痕の有無により判定し
た。なお、クリーニングブレードの荷重(線圧)を、U
−Bix 1200は30g/cm,JET−SETTERは35g/cmとした。
現像性 各評価機(U−Bix 1200,JET−SETTER)においてベタ
黒部を実際に現像して、転写前に機械を停止した。そし
て、感光体上に現像付着されたトナーを回収したのち、
その重量を測定した。
その値を現像された面積で割ることにより、単位面積
当たりの現像されたトナー量を測定算出し、この値が一
定基準値を上回る場合は、良好と判断し、下回る場合
は、不良と判断した。
以上の実写試験の結果から明らかなように、球形化処
理を施していない現像剤(テストNo.1,2,21,22)につい
ては、その流動性の悪さから、試験初期より、現像性に
おいて許容範囲を下まわり、他のクリーニング性、耐久
性を考慮するまでもなく、現像剤として使用できないも
のであった。
また、熱的な球形化処理を施したトナー(テストNo.
6,8,11,12,26,28,31,32)は、現像性は良好であった
が、クリーニング不良が発生した。また、これらについ
ては、クリーニングブレードの荷重を、U−Bix 1200は
35g/cm,JET−SETTERは50g/cmに各々増加して評価したと
ころ、クリーニング不良は解消したが、感光体が切削さ
れて耐久性が大幅に短縮された。
これに対して、機械的球形化処理を施したトナー(テ
ストNo.5,7,9,10,25,27,29,30)は、クリーニング性、
耐久性および現像性のいずれについても良好であった。
なお、バインダーとしてビスフェノールを用いた感光
体(テストNo.3,4,23,24)については、熱的球形化処理
を施したもの、および機械的球形化処理を施したものの
いずれについても、耐久性が悪かった。
以上の結果から、非晶質バインダーを用いた光潜像担
持体は、ビスフェノールAのような結晶質のバインダー
を用いた光潜像担持体と比べ、耐久性の点で優れている
が、クリーニング不良を発生しやすいという問題がある
ことが分かる。一方、この点については、本発明の機械
的球形化処理を施したトナーを使用することにより解決
されることが、上記実験結果からわかる。従って、非晶
質バインダーを用いた有機光半導体からなる光潜像担持
体に、本発明の機械的球形化処理を施したトナーを現像
剤として使用することにより、耐久性、クリーニング性
を含めて、静電像の良好な現像を行なうことが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いる表面処理装置の一例の構造を示
す断面図、第2図は本発明の現像方法の実施に用いるこ
とができる現像システムを構成する現像装置の一例を示
す説明図、第3図は本発明に用いる表面処理装置の他の
例の構造を示す説明図である。 11……原料投入弁、12……原料投入シュート 13……製品排出弁、14……製品排出シュート 15……回転盤、16……ブレード 17……ステーター、18……リサイクル用配管 19……ジャケット、20……ケーシング 21……品温計、30……光潜像担持体 31……現像スリーブ、32……マブネットロール 34……スクレーパー、35……現像剤溜り 36……撹拌スクリュー 37……ホッパー、38……供給ローラ 39……バイアス電源、42……現像剤 44……現像空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−246075(JP,A) 特開 昭62−209541(JP,A) 特開 昭62−209542(JP,A) 特開 昭59−212849(JP,A) 特開 昭59−212848(JP,A) 特開 昭61−262747(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電像現像用一成分系磁性トナーを、現像
    剤担持体上に担持させながら、現像空間に搬送し、該ト
    ナーにより、有機光半導体からなる光潜像担持体に形成
    された静電潜像の現像を行ない、ついで、得られた画像
    を用紙に転写した後、転写残トナーをブレードにより掻
    き落として光潜像担持体をクリーニングする静電像現像
    方法であって、 上記有機光半導体は、非晶質のバインダーを含み、 上記静電像現像用一成分系磁性トナーは、磁性成分を含
    有する樹脂粉末に、気相中において、衝撃力を主体とす
    る機械的エネルギを繰返し付与することにより球形化処
    理して形成されたものであることを特徴とする静電像現
    像方法。
  2. 【請求項2】上記非晶質のバインダーは、変性ポリカー
    ボネート、ポリアリレート含有化合物、フッ素含有ポリ
    カーボネート、フッ素含有変性ポリカーボネート、フッ
    素含有ポリアリレート化合物のいずれかである請求項1
    記載の静電像現像方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載された静電像現像方法に用
    いられる静電像現像用一成分系磁性トナーであって、 磁性成分を含有する樹脂粉末に、気相中において、衝撃
    力を主体とする機械的エネルギを繰返し付与することに
    より球形化処理して形成されたものであることを特徴と
    する静電像現像用トナー。
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