JP2730643B2 - 冷蔵庫 - Google Patents
冷蔵庫Info
- Publication number
- JP2730643B2 JP2730643B2 JP28416289A JP28416289A JP2730643B2 JP 2730643 B2 JP2730643 B2 JP 2730643B2 JP 28416289 A JP28416289 A JP 28416289A JP 28416289 A JP28416289 A JP 28416289A JP 2730643 B2 JP2730643 B2 JP 2730643B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- condensing pipe
- refrigerator
- pipe
- outer box
- iron
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、圧縮冷媒が流れる凝縮パイプを外箱の内側
に配置して、凝縮パイプからの放熱を行うようにした冷
蔵庫に関するものである。
に配置して、凝縮パイプからの放熱を行うようにした冷
蔵庫に関するものである。
従来の技術 冷蔵庫において冷凍装置の凝縮パイプを外箱の内側に
アルミテープで密着させたものとして例えば、特開昭59
−100379号公報がある。
アルミテープで密着させたものとして例えば、特開昭59
−100379号公報がある。
以下図面を参照しながら上述した従来の凝縮パイプの
配置の一例について説明する。１は冷蔵庫の外箱で塗装
鋼板で形成されている。２は内箱でABS樹脂で形成され
ている。３は外箱と内箱の間に充填発泡させた発泡断熱
材である。４は冷却システムの凝縮器を形成する凝縮パ
イプである。５は凝縮パイプ４を外箱１の内側に固定す
ると共に、凝縮パイプ４を外箱１に伝導させるためのシ
ール部材である。シール部材５は良導性のアルミテープ
であり、凝縮パイプ４を配置した後、シール部材５にて
凝縮パイプ４を外箱１の内側に固定し、その後、発泡断
熱材４を充填発泡して構成している。
配置の一例について説明する。１は冷蔵庫の外箱で塗装
鋼板で形成されている。２は内箱でABS樹脂で形成され
ている。３は外箱と内箱の間に充填発泡させた発泡断熱
材である。４は冷却システムの凝縮器を形成する凝縮パ
イプである。５は凝縮パイプ４を外箱１の内側に固定す
ると共に、凝縮パイプ４を外箱１に伝導させるためのシ
ール部材である。シール部材５は良導性のアルミテープ
であり、凝縮パイプ４を配置した後、シール部材５にて
凝縮パイプ４を外箱１の内側に固定し、その後、発泡断
熱材４を充填発泡して構成している。
凝縮パイプ４の両端には銅からなる接合ピース６がロ
ー材７で継がれている。接合ピース６の銅の他端は後日
冷却システムを構成する銅パイプ８に銅ロー等の接合材
９で接合される。接合ピース６と凝縮パイプ４の所定範
囲には外側より防錆塗膜10がほどこされている。
ー材７で継がれている。接合ピース６の銅の他端は後日
冷却システムを構成する銅パイプ８に銅ロー等の接合材
９で接合される。接合ピース６と凝縮パイプ４の所定範
囲には外側より防錆塗膜10がほどこされている。
以上のように構成された凝縮パイプについて以下その
作用について説明する。
作用について説明する。
凝縮パイプ４と接合ピース６の接合部は鉄と銅の異種
金属が接近しているため、水分が有ると、局部電池が形
成され、鉄が錆やすくなる。これを防止するための防錆
塗膜10を塗布している。
金属が接近しているため、水分が有ると、局部電池が形
成され、鉄が錆やすくなる。これを防止するための防錆
塗膜10を塗布している。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の構成では、前記冷蔵庫を運転した
場合、庫内外で温度と湿度勾配ができ、外箱１のつぎめ
（図示せず）から、水蒸気が徐々に発泡断熱材３中へ入
り、長期的には発泡断熱材中に水分として蒸着するとい
うことがわかっている。さらにまた、発泡断熱材３はそ
の原料中にイソシアネートを含むが、そのイソシアネー
トの製造工程中に入る、Cl（塩素）、Ｋ（カリウム）を
完全に除去できないまま使用していたり、難燃材として
入れたリン酸系有機物を含むため、前述の水分が来る
と、Cl-,K+,P2O5 -等のイオンとなって水分中に溶出する
ことがわかっている。つまり、長期間冷蔵庫を運転する
と、発泡断熱材３中にCl-,K+,P2O5 -イオンを含む水が蓄
積し、鉄製濃縮パイプ４にも、前記水が付着することを
示す。
場合、庫内外で温度と湿度勾配ができ、外箱１のつぎめ
（図示せず）から、水蒸気が徐々に発泡断熱材３中へ入
り、長期的には発泡断熱材中に水分として蒸着するとい
うことがわかっている。さらにまた、発泡断熱材３はそ
の原料中にイソシアネートを含むが、そのイソシアネー
トの製造工程中に入る、Cl（塩素）、Ｋ（カリウム）を
完全に除去できないまま使用していたり、難燃材として
入れたリン酸系有機物を含むため、前述の水分が来る
と、Cl-,K+,P2O5 -等のイオンとなって水分中に溶出する
ことがわかっている。つまり、長期間冷蔵庫を運転する
と、発泡断熱材３中にCl-,K+,P2O5 -イオンを含む水が蓄
積し、鉄製濃縮パイプ４にも、前記水が付着することを
示す。
従って、Cl-,K+,P2O5 -イオンの溶出した水が、鉄製凝
縮パイプ４に付着することで、容易に発錆する。特に鉄
パイプ上に銅メッキを有する管（図示せず）では、銅メ
ッキのピンホール部で局部電池が生じ、イオン化傾向の
大きい鉄が局所的に腐食し、短期間で孔明きに至る。こ
のため、接合部に使用している防錆塗膜を凝縮パイプ全
体に形成させれば良いが、塗装設備や焼付炉等の設備投
資が高く、高価になることと、工数がかかるという課題
を有していた。
縮パイプ４に付着することで、容易に発錆する。特に鉄
パイプ上に銅メッキを有する管（図示せず）では、銅メ
ッキのピンホール部で局部電池が生じ、イオン化傾向の
大きい鉄が局所的に腐食し、短期間で孔明きに至る。こ
のため、接合部に使用している防錆塗膜を凝縮パイプ全
体に形成させれば良いが、塗装設備や焼付炉等の設備投
資が高く、高価になることと、工数がかかるという課題
を有していた。
本発明は上記課題に鑑みコストの安い凝縮パイプと接
合ピース接合品を提供するものである。
合ピース接合品を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷蔵庫は鉄製の凝
縮パイプと、接合ピースの上にメッキを行なうという構
成を備えたものである。
縮パイプと、接合ピースの上にメッキを行なうという構
成を備えたものである。
作用 本発明は上記した構成によって接合部と凝縮パイプを
同時にメッキを行うため、設備投資の削減と工数の低減
がはかれるものである。
同時にメッキを行うため、設備投資の削減と工数の低減
がはかれるものである。
実 施 例 以下本発明の一実施例の冷蔵庫について、図面を参照
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
しながら説明する。尚従来例と同一の構成については同
一番号を符して、その詳細な説明を省略する。
第１図は本発明の一実施例における冷蔵庫の凝縮パイ
プを示すものである。第１図において、11は亜鉛等の防
錆力を示すメッキで凝縮パイプ４の全長及び接合ピース
６との接合部にほどこされている。以下その作用を説明
する。凝縮パイプ４の全長及び接合ピースを１回の工程
でメッキ被膜を形成させることが出来る。
プを示すものである。第１図において、11は亜鉛等の防
錆力を示すメッキで凝縮パイプ４の全長及び接合ピース
６との接合部にほどこされている。以下その作用を説明
する。凝縮パイプ４の全長及び接合ピースを１回の工程
でメッキ被膜を形成させることが出来る。
以上のように本実施例によれば鉄製の凝縮パイプと凝
縮パイプ及び銅製の接合ピース上にメッキを行うため、
凝縮パイプの耐食性が向上すると共に、凝縮パイプと接
合ピースの接合部に発生しやすい電蝕をも防止すること
が出来設備投資や工数を塗装等の他の防錆処理より削減
することが出来る。
縮パイプ及び銅製の接合ピース上にメッキを行うため、
凝縮パイプの耐食性が向上すると共に、凝縮パイプと接
合ピースの接合部に発生しやすい電蝕をも防止すること
が出来設備投資や工数を塗装等の他の防錆処理より削減
することが出来る。
発明の効果 以上のように本発明は凝縮パイプと凝縮パイプ及び接
合ピース上に連続したメッキを行うことにより、防錆力
の向上と、設備投資及び工数の削減を行うことが出来
る。
合ピース上に連続したメッキを行うことにより、防錆力
の向上と、設備投資及び工数の削減を行うことが出来
る。
第１図は本発明の一実施例における冷蔵庫の要部拡大断
面図、第２図は従来の冷蔵庫の凝縮パイプ断面拡大図、
第３図は冷蔵庫立体斜視図、第４図は断熱壁断面図であ
る。 １……外箱、２……内箱、３……発泡断熱材、４……凝
縮パイプ、６……接合ピース、11……メッキ。
面図、第２図は従来の冷蔵庫の凝縮パイプ断面拡大図、
第３図は冷蔵庫立体斜視図、第４図は断熱壁断面図であ
る。 １……外箱、２……内箱、３……発泡断熱材、４……凝
縮パイプ、６……接合ピース、11……メッキ。
Claims (1)
- 【請求項１】外箱と、内箱と、外箱と内箱の間に充填し
た発泡断熱材と、外箱の内側にアルミテープで固定した
凝縮パイプとからなり、上記凝縮パイプを鉄製とし、こ
の凝縮パイプと凝縮パイプ及び銅製の接合ピースの接合
部上に連続したメッキを行ったことを特徴とする冷蔵
庫。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28416289A JP2730643B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 冷蔵庫 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28416289A JP2730643B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 冷蔵庫 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03148573A JPH03148573A (ja) | 1991-06-25 |
| JP2730643B2 true JP2730643B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=17674987
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28416289A Expired - Lifetime JP2730643B2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 冷蔵庫 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2730643B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101965494B (zh) * | 2008-02-29 | 2012-11-28 | 松下电器产业株式会社 | 冷藏库 |
| JP5964708B2 (ja) * | 2012-09-19 | 2016-08-03 | シャープ株式会社 | 冷蔵庫 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP28416289A patent/JP2730643B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03148573A (ja) | 1991-06-25 |
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