JP2730392B2 - インモールドラベルにより成形された脚付容器とその製造方法 - Google Patents

インモールドラベルにより成形された脚付容器とその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インモールドラベルに
より成形される容器に関するもので、特にカップ状の容
器本体の下端に脚部を有し、側面及び底面にラベルを位
置させた容器を製造する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラスチックの容器を成形した後
で、容器を装飾したり、内容物を表示するためには、容
器に直接印刷する、シュリンク包装する、印刷したラベ
ルを貼る、等の方法が行われている。ところが、直接印
刷する方法は、プラスチック容器の表面に表面処理をし
ないと印刷しづらく、また印刷法もドライオフセット、
シルク印刷等に限られるため、調子物や微細な絵柄の印
刷が不可能である。そして、シュリンク包装する方法
は、ラベルに収縮フィルムを用いるのでコスト高であ
る。更に、直接ラベルを貼る方法は、ラベルの端面が露
出しているため、水がかかると剥がれ落ちやすく、また
糊がカビの発生を誘発しやすいという問題がある。そし
てこれらどの方法にも、二次工程が必要となるため、効
率が悪いという問題点があった。
【0003】こうした従来からの問題点を補うために、
近年は、金型内に予めラベルをセットし、射出成形と同
時にラベルを一体化する、いわゆるインモールドラベル
成形が行われてきた。このような、インモールドラベル
成形した容器としては、例えば特開平4−14420号
に開示されているような容器が公知である。この容器
は、底面板と側面板とからなるラベルを、予め金型のキ
ャビティ内にセットし、しかる後、キャビティとコアの
間に可塑性樹脂を射出して、ラベルと容器とを一体化
し、かつラベルをキャビティ側に密着させた状態で、容
器脚部を形成するものである。ところで、容器に食品を
収容し、保存しようとする場合、食品の変質を防ぐため
に、容器にバリヤー性を付与することが行われている。
そしてこのバリヤー性(主に酸素透過度や水蒸気透過度
に対して)を有するフイルムとしては、酸化ケイ素を蒸
着したフィルム等が実用化されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インモ
ールドラベル成形した容器のラベルとして、上述したよ
うな、バリヤー性の高い、酸化ケイ素を蒸着したフィル
ムをそのまま使うと、容器本体の樹脂と、このフィルム
との収縮率の差によって、成形後しばらく経つと、ラベ
ル表面にしわ76が発生し、美観上好ましくないし、しわ
76ができた部分の、酸化ケイ素を蒸着したフィルムに割
れが生じて(図8参照)、バリヤー性が損なわれてしま
う、という問題があり、また、容器の脚部とラベルとの
接続部分77が良く接着せず切れてしまうことがあり、製
品化できなかった。そこで、本発明は、インモールドラ
ベル成形による利点を生かしつつ、しかも酸素透過度や
水蒸気透過度などの低い、バリヤー性の高い容器を得る
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、インモールドラベルにより成形された脚
付容器である。そして、ラベルの形状が、側面部と底面
部とから構成され、射出機の射出孔に対応する位置に透
孔を有し、脚部を形成する位置に切欠部を有するもので
あり、かつ前記ラベルの層構成が、少なくとも3層以上
であって、最外層と最内層とが、容器本体と同質の材料
で構成されており、中間層に、バリヤー性を有するフィ
ルムが構成されている、脚付容器である。
【0006】また、本発明は、インモールドラベルによ
って、脚付容器を製造する方法である。そして、金型の
コアとキャビティを開型させた後、側面部と底面部とか
ら構成され、射出機の射出孔に対応する位置に透孔を有
し、脚部を形成する位置に切欠部を有し、かつ層構成
が、少なくとも3層以上であって、最外層と最内層と
が、容器本体と同質の材料で構成され、中間層に、バリ
ヤー性を有するフィルムが構成されているラベルを、キ
ャビティ内に装填し、しかる後、可塑性樹脂を、ラベル
の透孔を通してキャビティとコアとの間に注入し、ラベ
ルと一体化された容器側面を形成すると共に、ラベルの
側面部同士の端面間を接続し、ラベル内面から、ラベル
の切欠部を通して可塑性樹脂をラベル外面へ流出させ、
ラベルを突き破ることなく容器の脚部を成形することを
特徴とする、脚付容器の製造方法である。
【0007】
【作用】本発明によれば、ラベルの形状が、側面部と底
面部とから構成され、射出機の射出孔に対応する位置に
透孔を有し、脚部を形成する位置に切欠部を有するもの
であるため、射出機の射出孔から可塑性樹脂が射出され
ると、透孔を通してキャビティとコアとの間に流入し、
ラベルと一体化された容器側面を形成すると共に、ラベ
ルの側面部同士の端面間を接続し、ラベル内面から、ラ
ベルの切欠部を通して熱可塑性樹脂がラベル外面へ流出
し、容器の脚部を成形する。
【0008】また、前記ラベルの層構成が、少なくとも
3層以上であって、最外層と最内層とが、容器本体と同
質の材料で構成されているため、射出された可塑性樹脂
との接着性が良く、別に接着剤を用意することもなく、
脚部との境界部においても強固に接着することができ
る。また、バリヤー性を有するフィルムと容器本体の樹
脂との収縮率の差によって、しわが発生したり、バリヤ
ー性が失われたりするのを防止することができる。そし
て、前記ラベルの中間層に、バリヤー性を有するフィル
ムが構成されているため、酸素透過度や水蒸気透過度な
どを低く抑え、食品の保存容器としての適性を備えるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1において、キャビティ1は、容器形状に
対応した凹部2を有し、この凹部2の、容器の底部の中
心部にあたる位置に、ゲート3を設けたものである。コ
ア4は、凸部を有する可動型である。また、キャビティ
1の、ラベル底面板に対向する位置には真空吸引孔(図
示しない)を設けることもできる。ラベルの形状は、4
枚の側面板22と、四角形の底面板21とから構成され、底
面板21の中心に、射出機の射出孔6に対応する、透孔23
を設け、側面板22の角部には、切欠部24を設けたもので
ある。
【0010】次に図2を用いて、本発明の、インモール
ドラベル成形した脚付容器の成形工程を説明する。ま
ず、金型を開き、展開状のラベル20を、凹部2側に設け
られたレール(図示しない)に沿って1枚ずつ自動的に
落下させ、定位置に装填し((a)参照)、可動側のコ
ア4を移動させて、ラベル20を折り込みながら、キャビ
ティ1の凹部2に押し込む。この時、位置精度を高める
ためには、真空吸引孔(図示しない)にてラベル20を吸
引、固定してもよい((b)参照)。次いで、射出機5
の射出孔6から熱可塑性樹脂を射出する。射出された樹
脂は、スプルー8を通り、ゲート3からラベル20の底面
板21の透孔23を通ってラベル内面に入り、キャビティ1
とコア4との間を流動し、容器の底面及び側面とラベル
20とを一体化し、ラベル20の側面板22同士の端面間を接
続する。そしてこのとき、同時に、ラベル底面板21の切
欠部24を通して、可塑性樹脂をラベル外面へ流出させ、
容器の脚部31を成形し、((c)参照)。金型を開いて
成形品30を取り出す((d)参照)。
【0011】<第1実施例>図3を用いて本実施例を説
明する。容器本体を形成する樹脂は、ポリプロピレン樹
脂を用いた。多層ラベル40は、最外層である、厚さ50
μmの未延伸ポリプロピレンフィルム41に文字や絵柄等
を印刷した後、接着剤44を用いて、厚さ12μmの、中
間層である、ポリエチレンテレフタレートフィルムに二
酸化ケイ素を蒸着したフィルム42(以下ガラス蒸着フィ
ルムという)をラミネートした後、このガラス蒸着フィ
ルム42の他方の面に、最内層である、厚さ50μmの未
延伸ポリプロピレンフィルム43を、同じ接着剤によりラ
ミネートした3層のラベルを、図1に示した形状(前
述)に打ち抜いたものである。なお、ガラス蒸着フィル
ム42としては、GL−R(凸版印刷(株)製、商品名)
を使用し、接着剤44としては、AD806/RT−80
(東洋インキ(株)製、商品名)を用いた。
【0012】この多層ラベル40を、上述した成形工程に
より、インモールドラベルした結果、ガラス蒸着フィル
ム42のベースフィルムが、ポリエチレンテレフタレート
フィルムであり、射出樹脂のポリプロピレン45よりも強
度が強いため、射出時の勢いによっても、ラベルが突き
破られることがなかった。このため、透孔からラベル内
面に流入した射出樹脂は、側面板22の切欠部24からラベ
ル外面へ流出し、脚部31を形成した。ラベルの底面板21
と側面板22との連結部分を、射出樹脂が突き抜けること
は全くなかった。
【0013】また、多層ラベル40の最外層43が、容器本
体の樹脂45と同種であるため、多層ラベルと容器本体と
の間に接着剤を使わずに、容器とラベルとを一体化する
ことができた。このとき、容器の底面板及び側面板と、
ラベルとの接着性はいうまでもなく、容器の脚部31とラ
ベルとの接続部分32(図4参照)における接着状態も良
好で、切れたりしている部分は一箇所もなかった。そし
て、ガラス蒸着フィルムが、損傷ない状態でインモール
ドラベルされているため、酸素透過度や水蒸気透過度な
どのバリヤー性が、特に優れた数値を示した。次に示す
表は、後述する実施例と、バリヤー性について比較を行
ったものである。
【0014】
【表1】
【0015】<第2実施例>図4を用いて本実施例を説
明する。本実施例の多層ラベル50は、最外層である、厚
さ50μmの未延伸ポリプロピレンフィルム51に文字や
絵柄等を印刷した後、接着剤54を用いて、中間層であ
る、厚さ15μmの、エチレン・ビニルアルコール共重
合体の二軸延伸フィルム52をラミネートした後、このエ
チレン・ビニルアルコール共重合体の二軸延伸フィルム
52の他方の面に、最内層である、厚さ50μmの未延伸
ポリプロピレンフィルム53を、同じ接着剤54を用いてラ
ミネートした3層のラベルを、図1に示した形状(前
述)に打ち抜いたものである。なお、エチレン・ビニル
アルコール共重合体の二軸延伸フィルムとしては、エバ
ールEF−XL((株)クラレ製、商標名)を用いた。
【0016】この多層ラベル50を、上述した成形工程に
より、インモールドラベルした結果、エチレン・ビニル
アルコール共重合体の二軸延伸フィルムが、射出樹脂の
ポリプロピレン55よりも強度が強いため、射出時の勢い
によっても、ラベルが突き破られることがなかった。こ
のため、透孔からラベル内面に流入した射出樹脂は、側
面板22の切欠部24からラベル外面へ流出し、脚部31を形
成した。ラベルの底面板21と側面板22との連結部分を、
射出樹脂が突き抜けることは全くなかった。
【0017】また、多層ラベル50の最外層53が、容器本
体の樹脂55と同種であるため、多層ラベルと容器本体と
の間に接着剤を使わずに、容器とラベルとを一体化する
ことができた。このとき、容器の底面板及び側面板と、
ラベルとの接着性はいうまでもなく、容器の脚部31とラ
ベルとの接続部分32(図4参照)における接着状態も良
好で、切れたりしている部分は一箇所もなかった。そし
て、酸素透過度や水蒸気透過度などのバリヤー性も優れ
た数値を示した。(詳細は表1を参照)。
【0018】<第3実施例>本実施例の多層ラベルは、
上記第2実施例のうち、中間層を厚さ15μmの、エチ
レン・ビニルアルコール共重合体の無延伸フィルム56
(エバールEF−F((株)クラレ製、商標名)を使
用)に替えたものであり(図4参照)、酸素透過度や水
蒸気透過度などの数値が若干異なる点を除けば、他の効
果は全て上記第2実施例と同一に現れた。
【0019】<第4実施例>図5を用いて本実施例を説
明する。本実施例の多層ラベル60は、最外層である、厚
さ50μmの未延伸ポリプロピレンフィルム61に文字や
絵柄等を印刷した後、接着剤64を用いて、中間層であ
る、厚さ15μmの、ポリ塩化ビニリデンフィルム62を
ラミネートした後、このポリ塩化ビニリデンフィルム62
の他方の面に、最内層である、厚さ50μmの未延伸ポ
リプロピレンフィルム63をラミネートした3層のラベル
であり、図1に示した形状(前述)に打ち抜いたもので
ある。なお、ポリ塩化ビニリデンフィルム62としては、
サランUB(旭化成(株)製、商品名)を用いた。
【0020】この多層ラベル60を、上述した成形工程に
より、インモールドラベルした結果、上記第1〜第3実
施例と同様に成形品には何ら問題がなかった。そして、
酸素透過度や水蒸気透過度などのバリヤー性も優れた数
値を示した(詳細は表1を参照)。(しかし、中間層が
ポリ塩化ビニリデンであることから、ラミネート時に延
びやすく、加工しづらいという問題が残った。)
【0021】<比較例>図6を用いてこの比較例を説明
する。本実施例のラベル70は、厚さ100μmの、ポリ
プロピレンベースの内層紙化フィルム71(ユポFP(王
子油化(株)製、商品名)を使用)に文字や絵柄等を印
刷し、図6(b)の形状に打ち抜いたものである。即
ち、ラベルの形状は、4枚の側面板72と、四角形の底面
板73とから構成され、底面板73の中心に、射出機の射出
孔6に対応する、透孔74を設けたものである。
【0022】このラベル70は、樹脂が射出されると切欠
部からラベル外面へ流出し、脚部を形成すると同時に、
射出時のポリプロピレン樹脂75の勢いによって突き抜け
られるので、金型の、脚部を形成するための凹部35(図
2参照)において、キャビティ1とコア4との間に挟ま
れた上、高熱が加わり、強い圧力のかかっている樹脂
が、脚部を形成するための凹部35に逃げようし、この部
分に集中してラベル70を突き破り、ラベル外面に流出し
て脚部を形成する。しかし、酸素透過度や水蒸気透過度
などのバリヤー性は、満足する値を得ることができなか
った(詳細は表1を参照)。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
ラベルの形状が、側面部と底面部とから構成され、射出
機の射出孔に対応する位置に透孔を有し、脚部を形成す
る位置に切欠部を有するものであるため、射出機の射出
孔から可塑性樹脂が射出されると、透孔を通してキャビ
ティとコアとの間に流入し、ラベルと一体化された容器
側面を形成すると共に、ラベルの側面部同士の端面間を
接続し、ラベル内面から、ラベルの切欠部を通して可塑
性樹脂がラベル外面へ流出することができ、ラベルが射
出樹脂よりも強度の強いものであっても、ラベルを突き
破ることなく脚付容器を成形することができる。
【0024】また、前記ラベルの層構成が、少なくとも
3層以上であって、最外層と最内層とが、容器本体と同
質の材料で構成されているため、射出された可塑性樹脂
との接着性が良く、接着剤を必要とせずに強固に接着す
ることができる。また、この層構成でしかも厚みが厚く
なる(100〜150μm)ため、しわの発生や、バリ
ヤー性喪失の心配がない。
【0025】そして、前記ラベルの中間層に、バリヤー
性の高いフィルムが構成されているため、酸素透過度や
水蒸気透過度などを低く抑え、食品の保存容器としての
適性を備えたものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】射出成形機及びラベルの全体を示す説明図であ
る。
【図2】本発明のインモールドラベル成形方法を示す、
縦断面説明図である。
【図3】ラベルの第1実施例の縦断面図である。
【図4】ラベルの第2・第3実施例の縦断面図である。
【図5】ラベルの第4実施例の縦断面図である。
【図6】ラベルの比較例の縦断面図である。
【図7】本発明により成形した容器の斜視図である。
【図8】従来技術により成形した容器の斜視図である。
【符号の説明】
1…キャビティ 2…凹部 3…ゲート 4…コア 5…射出機 6…射出孔 8…スプルー 20,40,50,60,70…ラベル 21,73…底面板 22,72…側面板 23,74…透孔 24…切欠部 30…成形品 31…成形品の脚部 32…容器の脚部とラベルとの接続部分 35…脚部のための凹部 41,51,61…最外層 42,52,56,62…中間層 43 53,63…最内層 44,54,64,74…接着層 45,55,65,75…射出樹脂 76…しわ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インモールドラベルにより成形された脚付
    容器であって、ラベルの形状が、側面部と底面部とから
    構成され、射出機の射出孔に対応する位置に透孔を有
    し、脚部を形成する位置に切欠部を有するものであり、
    かつ前記ラベルの層構成が、少なくとも3層以上であっ
    て、最外層と最内層とが、容器本体と同質の材料で構成
    され、中間層に、バリヤー性を有するフィルムが構成さ
    れていることを特徴とする、脚付容器。
  2. 【請求項2】インモールドラベルによって脚付容器を製
    造するにあたり、金型のコアとキャビティを開型させた
    後、側面部と底面部とから構成され、射出機の射出孔に
    対応する位置に透孔を有し、脚部を形成する位置に切欠
    部を有し、かつ層構成が、少なくとも3層以上であっ
    て、最外層と最内層とが、容器本体と同質の材料で構成
    され、中間層に、バリヤー性を有するフィルムが構成さ
    れているラベルを、キャビティ内に装填し、しかる後、
    可塑性樹脂を、ラベルの透孔を通してキャビティとコア
    との間に注入し、ラベルと一体化された容器側面を形成
    すると共に、ラベルの側面部同士の端面間を接続し、ラ
    ベル内面から、ラベルの切欠部を通して可塑性樹脂をラ
    ベル外面へ流出させ、容器の脚部を成形することを特徴
    とする、脚付容器の製造方法。
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