JP2729813B2 - 河川等の流況制御方法 - Google Patents
河川等の流況制御方法Info
- Publication number
- JP2729813B2 JP2729813B2 JP63262750A JP26275088A JP2729813B2 JP 2729813 B2 JP2729813 B2 JP 2729813B2 JP 63262750 A JP63262750 A JP 63262750A JP 26275088 A JP26275088 A JP 26275088A JP 2729813 B2 JP2729813 B2 JP 2729813B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- river
- ejection pipe
- pipe
- control method
- fluid
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は河川,運河等において一時的に水流を偏流さ
せたり、または移流させる流況制御方法に関する。
せたり、または移流させる流況制御方法に関する。
従来河川等で漂流するゴミの回収、河川工事等を行う
場合、水流を偏流,移流させて行つていた。かかる方法
としてはシート、矢板、鋼板等の資材を用いて流れに対
して壁をつくり、それによつて水流の偏流等を行つてい
た。しかしながらこれらの方法は設備に莫大な費用がか
かると共に船舶の航行に支障を来たす欠点があつた。
場合、水流を偏流,移流させて行つていた。かかる方法
としてはシート、矢板、鋼板等の資材を用いて流れに対
して壁をつくり、それによつて水流の偏流等を行つてい
た。しかしながらこれらの方法は設備に莫大な費用がか
かると共に船舶の航行に支障を来たす欠点があつた。
そこで本発明者は簡単な設備により且つ船舶の航行に
も支障を来たさないような水流の偏流方法等について種
々研究を重ねた結果本発明を完成するに至つた。
も支障を来たさないような水流の偏流方法等について種
々研究を重ねた結果本発明を完成するに至つた。
本発明は、水底に多数の孔を穿設した噴出管を連設
し、且つ該噴出管に気体あるいは気体と液体との混合物
等の流体を圧送し、前記噴出管の孔より流体を噴出させ
ることを特徴とする河川等の流況制御方法に関する。
し、且つ該噴出管に気体あるいは気体と液体との混合物
等の流体を圧送し、前記噴出管の孔より流体を噴出させ
ることを特徴とする河川等の流況制御方法に関する。
次に本発明を図面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明方法に使用する噴出管の斜視図であ
る。噴出管1には空気等の気体を噴出するための孔2が
多数設けられている。第1図は孔2を直列的に設けた場
合を図示したが、ジグザグ状に配列したように設けても
よく、種々の穿設方法が採用される。さらにこれらの孔
2は一つの噴出管1に2条,3条と多数条穿設してもよ
い。このように一つの噴出管1に多数の孔を設ければそ
れだけ孔2から噴出する流体の量が多くなり、本発明の
効果が向上する。
る。噴出管1には空気等の気体を噴出するための孔2が
多数設けられている。第1図は孔2を直列的に設けた場
合を図示したが、ジグザグ状に配列したように設けても
よく、種々の穿設方法が採用される。さらにこれらの孔
2は一つの噴出管1に2条,3条と多数条穿設してもよ
い。このように一つの噴出管1に多数の孔を設ければそ
れだけ孔2から噴出する流体の量が多くなり、本発明の
効果が向上する。
使用する噴出管1は金属製、合成樹脂製のいずれも使
用できるが、経済的には合成樹脂管が有利である。
用できるが、経済的には合成樹脂管が有利である。
また噴出管1に送入する流体としては空気等の気体、
水等の液体あるいはこれらの混合物が用いられる。また
液体を使用する場合には該液体中に凝集剤を添加して使
用することもできる。
水等の液体あるいはこれらの混合物が用いられる。また
液体を使用する場合には該液体中に凝集剤を添加して使
用することもできる。
第2図は噴出管1を河川に設置した場合の状態図を示
す。すなわち噴出管1を多数連設し、河川にVの字状に
配設する。このときV字状の頂点が第2図に示すように
上流に向くように設置する。そしてV字状に設置された
噴出管1の孔2は上向きになるように配設することが好
ましい。
す。すなわち噴出管1を多数連設し、河川にVの字状に
配設する。このときV字状の頂点が第2図に示すように
上流に向くように設置する。そしてV字状に設置された
噴出管1の孔2は上向きになるように配設することが好
ましい。
前記したようにV字状に設置した噴出管1に空気送入
管3を連結し、ポンプ4に結合する。このようにして空
気送入管3を通してポンプ4より空気を噴出管1に圧送
すれば、噴出管1の孔2より空気が噴出し、河川の水流
中にV字状のエアーカーテンを形成することになる。
管3を連結し、ポンプ4に結合する。このようにして空
気送入管3を通してポンプ4より空気を噴出管1に圧送
すれば、噴出管1の孔2より空気が噴出し、河川の水流
中にV字状のエアーカーテンを形成することになる。
このようにすると河川の水面上に浮遊して流れている
ゴミ等はその水流の方向が岸側に変えられるので、該水
流に伴つて岸側に寄せられる。岸壁に寄せられたゴミ類
は適当な手段によつて、回収すれば河川の清掃を行うこ
とができる。
ゴミ等はその水流の方向が岸側に変えられるので、該水
流に伴つて岸側に寄せられる。岸壁に寄せられたゴミ類
は適当な手段によつて、回収すれば河川の清掃を行うこ
とができる。
また他の態様として第3図に示すように噴出管1を互
違いに設置することもでき、その他目的によつて種々の
形状に設置することができる。
違いに設置することもでき、その他目的によつて種々の
形状に設置することができる。
また本発明は河川,運河等の立地条件によつては噴出
管1を河岸や運河岸の側壁に設置して流体が横方向への
噴流となるようにして使用するこてもできる。
管1を河岸や運河岸の側壁に設置して流体が横方向への
噴流となるようにして使用するこてもできる。
本発明方法によれば工費が安く、且つ工期も短いばか
りでなく、船舶の航行にもまつたく支障を来たすことが
ない等種々の利点を有する。
りでなく、船舶の航行にもまつたく支障を来たすことが
ない等種々の利点を有する。
第1図は噴出管の斜視図を示し、第2図および第3図は
河川等に噴出管を設置した状態を示す状態図である。
河川等に噴出管を設置した状態を示す状態図である。
Claims (1)
- 【請求項1】河川、運河等の水底に多数の孔を穿設した
噴出管を、頂点を上流に向けてV字状に配設するか、あ
るいは対岸から千鳥状に配設し、且つ該噴出管に気体あ
るいは気体と液体との混合物等の流体を圧送し、前記噴
出管の孔より流体を噴出させることを特徴とする河川等
の流況制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63262750A JP2729813B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 河川等の流況制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63262750A JP2729813B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 河川等の流況制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02112511A JPH02112511A (ja) | 1990-04-25 |
JP2729813B2 true JP2729813B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17380066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63262750A Expired - Fee Related JP2729813B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 河川等の流況制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729813B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06146248A (ja) * | 1992-11-13 | 1994-05-27 | Aqua Tec Kk | 河川ゴミ収集施設 |
KR100578050B1 (ko) * | 2005-05-16 | 2006-05-12 | 이바도 | 하천 정화 장치 |
US9279223B2 (en) * | 2013-08-28 | 2016-03-08 | Mario L. Messina | Sand retention system |
CN107130570A (zh) * | 2017-07-06 | 2017-09-05 | 黄怀炜 | 一种水面垃圾打捞系统 |
JP6951956B2 (ja) * | 2017-12-07 | 2021-10-20 | 五洋建設株式会社 | 水制工 |
NL2024013B1 (en) * | 2019-10-14 | 2021-06-17 | The Great Bubble Barrier B V | Watercourse provided with a bubble screen, and bubble screen therefore |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP63262750A patent/JP2729813B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02112511A (ja) | 1990-04-25 |
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Legal Events
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |