JP2729745B2 - 自動車用乾式クラッチの締結制御方法及び装置 - Google Patents

自動車用乾式クラッチの締結制御方法及び装置

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JP2729745B2 JP5103503A JP10350393A JP2729745B2 JP 2729745 B2 JP2729745 B2 JP 2729745B2 JP 5103503 A JP5103503 A JP 5103503A JP 10350393 A JP10350393 A JP 10350393A JP 2729745 B2 JP2729745 B2 JP 2729745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用乾式クラッチ
の締結制御において、締結開始位置を空気圧比例制御弁
を用いてファジィ制御する制御方法及び装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用乾式クラッチの締結制御
においては、エンジンの回転数、車速、アクセル操作量
等を基にして予めマップを作成しておき、その出力に基
づいてオン・オフ弁を作動させ、該オン・オフ弁から出
力される空気圧によってクラッチの締結を制御してき
た。しかしながら、自動車クラッチの締結制御は、車両
の積載条件、登坂等の道路条件、フェーシング材の作動
条件によって、締結開始点を微妙に変えることが必要で
あり、さらに、これらの条件が変化する中で運転者の意
志が反映されるものでなければならない。このような制
御には、従来のオン・オフ弁では十分な性能が得られ
ず、クラッチの締結を高精度で制御することができな
い。
【0003】このような問題に対処し、本発明者は、大
型商用車の動力伝達装置の自動変速化を目的に、通常の
クラッチと歯車列からなる手動変速機を電子空気圧比例
弁を用いた空気圧サーボ機構により制御する方法を既に
提案している。しかしながら、この制御における上記マ
ップは、作成に大変な時間と経費を必要とするばかりで
なく、経年変化に対応できないという問題もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、上記自動車用乾式クラッチの締結制御にお
いて、作成に多くの時間と経費を要する上記マップを使
用することなく、簡単な手段で締結開始位置を高精度で
制御できる制御方法及び制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段、作用】上記課題を解決す
るため、本発明の締結制御方法は、自動車用乾式クラッ
チの締結制御において、アクセルの踏込み量及び踏込み
速度、エンジンの回転数、並びにクラッチディスクの回
転数をファジイ制御装置に入力して、それらの信号に基
づいてファジィ制御装置においてクラッチ目標値をフ
ァジィ推論し、その出力に基づいて通電量に比例した空
気圧を発生する空気圧比例制御弁によりクラッチを締結
することを特徴とするものである。
【0006】上記締結制御方法において、ファジィ制御
装置としては、アクセルの踏込み速度(DU)、エンゲ
ージ開始時のアクセル踏込み量(U)、及び登坂路発
進で後退した場合の回転数(N)を前件部変数とし
て、エンゲージ基準点(Y)からのエンゲージ開始点
調整量(DY)をファジィ推論し、それらの差(Y
−DY)を補正エンゲージ点(Y)としてクラッチ
のエンゲージを開始させ、エンゲージ開始後は、アクセ
ルの踏込み量(U)とエンジンの回転数(N)によ
り、補正エンゲージ点(Y)からのクラッチ接続量
(DY)をファジィ推論すると共に、エンジン回転数変
化量(DN)とクラッチディスクの回転数変化量(D
)により、クラッチの戻し量(DDY)を推論し、
これらに基づいて、クラッチ目標値(Y)=(Y
DY+DDY)を出力させるものとすることができる。
【0007】また、上記課題を解決するための本発明の
自動車用乾式クラッチの締結制御装置は、アクセルの
込み量及び踏込み速度、エンジンの回転数、並びにクラ
ッチディスクの回転数をそれぞれ電気的信号に変換して
出力する検出手段と、それらの信号を前件部変数として
クラッチ目標値をファジィ推論し、それを電気的信号と
して出力するファジィ制御装置と、上記ファジィ制御装
置の出力に対応した電流値を出力するサーボアンプと、
上記サーボアンプの出力に基づいて電流値に比例した空
気圧を出力する空気圧比例制御弁と、該比例制御弁から
出力される空気圧により駆動され、クラッチを操作する
サーボシリンダとを備えることにより構成される。
【0008】このような本発明の方法及び装置によれ
ば、ファジィ制御装置及びそれによって駆動制御される
空気圧比例制御弁を用いた簡単な手段により、乾式クラ
ッチの締結開始位置を高精度で制御でき、前記マップの
ように、作成に多くの時間と経費を要することなく、安
価に提供することができる。
【0009】
【実施例】実施例の説明に先立って、実施例で使用する
主な記号とその単位を示す。 D:負荷制御用ポンプ/モータ排除容積(cm/r
ev) M :車両総質量(t) N:エンジン(駆動軸)の回転数(rpm) Nc:クラッチディスクの回転数(rpm) N:車速(m/s) U :アクセル踏込み量(%) Y :クラッチ位置(mm) Y:クラッチ目標値(mm)
【0010】図1は、本発明に係る自動車用乾式クラッ
チの締結制御装置の実施例を示し、このクラッチの締結
制御装置1は、アクセル2と、乾式クラッチ3と、クラ
ッチ3を操作するサーボシリンダ4と、サーボシリンダ
4に所定の空気圧を出力する電磁式空気圧比例制御弁5
と、後記のクラッチ目標値(Y)を算出して信号を出
力するファジィ制御装置6と、この目標値(Y)に応
じた通電量を空気圧比例制御弁5の比例ソレノイド5a
に出力するサーボアンプ7と、アクセル2の踏込み量
(U)及び踏込み速度(dU/dt)、エンジンの回転
数(N)、クラッチディスクの回転数(N)、並び
にクラッチ位置(Y)を、それぞれ電気的信号に変換し
てファジィ制御装置6に入力する検出手段2a,1a,
3a,3bとを備えている。上記空気圧比例制御弁5
は、比例ソレノイド5aへの通電量に比例した空気圧を
出力するものとして構成されたものである。
【0011】上記ファジィ制御装置6は、各検出手段2
a,1a,3a,3bから個別に入力された信号に基づ
いてクラッチ目標値(Y)をファジィ推論して、クラ
ッチ目標値(Y)に応じた電気信号をサーボアンプ7
に出力するものであり、サーボアンプ7から上記クラッ
チ目標値に対応する通電量が比例ソレノイド5aに供給
される。したがって、電磁式空気圧比例制御弁5からサ
ーボシリンダ4に出力される空気圧は、ファジィ制御装
置6において算出されたクラッチ目標値(Y)に対応
する空気圧となる。
【0012】自動車の発進時に、運転者は道路状況や積
載量等を的確に判断し、アクセル及びクラッチの操作を
行う。これらの操作時の基本的な考え方としては、 (1)エンストしないこと、 (2)エンジンがレーシングしないこと、 (3)クラッチエンゲージの瞬間にショックが少ないこ
と、 (4)登坂路発進において車両が後退しないこと、 (5)平坦路発進と坂道発進でのエンゲージフィーリン
グ変化がなるべく小さいこと、 (6)微速発進、急発進等運転者の意志が反映されるこ
と、 (7)縁石への乗り上げ、障害物の乗り越えができるこ
と、がある。これらの考え方を満たす入力信号として
は、上記アクセル踏込み量(U)、エンジン回転数(N
)、クラッチディスク回転数(N)の情報以外に、
車両積載重量、坂道傾斜角度、エンジントルク等が考え
られるが、信号検出の容易性及び信頼性、及びコストを
考慮して、上記の各信号を採用した。
【0013】また、クラッチ3の基本的な締結条件とし
て、 (1)アクセルが深く速く踏まれたらクラッチも深くつ
なぐ、 (2)エンジン回転数(N)が増加したらそれだけク
ラッチを深くつなぐ、 (3)自動車の加速度はアクセル操作を反映するように
する、 という3つの条件を総合して、アクセル操作量を決定す
る方法を採用した。
【0014】[制御則] 上記締結制御装置1における発進時のクラッチ締結制御
は、次の3条件に分けて行う。 (1)エンゲージ基準点の学習 エンジン始動時に、ニュートラル状態においてゆっくり
とクラッチをつなぎ、カウンターシャフトが回転し始め
るクラッチ位置を、エンゲージ基準点(Y)とする。
【0015】 (2)アクセルオンからエンゲージ開始まで アクセル2が踏まれてからエンゲージ開始までのアクセ
ル踏込み速度(dU/dt)を測定し、その最大値をア
クセル踏込み速度(DU)としてファジィ制御装置6に
記憶させる。さらに、エンゲージ開始時(Nが600
rpmに達した時点)のアクセル踏込み量(U)、登
坂路発進で後退した場合には、その回転数(N)を測
定する。そして、これらの値(DU,U,N)を前
件部変数として、エンゲージ基準点(Y)からのエン
ゲージ開始点調整量(DY)をファジィ制御装置6に
おいてファジィ推論し、直ちに(Y−DY)を補正
エンゲージ点(Y)としてエンゲージを開始する(Y
信号は接続時を0とする)。
【0016】 (3)エンゲージ開始からエンゲージ終了まで エンゲージ開始後は、アクセルの踏込み量(U)とエン
ジンの回転数(N)により、補正エンゲージ点
(Y)からのクラッチ接続量(DY)をファジィ推論
し、一方、エンジン回転数変化量(DN)とクラッチ
ディスクの回転数変化量(DN)により、クラッチの
戻し量(DDY)を推論し、クラッチ目標値を(Y
DY+DDY)とすることによってエンゲージ制御を行
い、エンジン回転数(N)とクラッチディスク回転数
(N)が等しくなったらクラッチ接続完了とする。
【0017】上記ファジィ制御装置6によるファジィ推
論においては、その手順を単純にするために、制御規則
はすべて1つの前件部変数に対して1つの後件部変数を
対応させた。また、それぞれのメンバーシップ関数のグ
レードの最大値を固定せず、前件部変数に重みを付けら
れるようにしてエンジンとのマッチングを取り易くし
た。
【0018】次に、クラッチ制御量の具体的な推論法の
一例として、発進時のフィーリングを支配するエンゲー
ジ開始点調整量(DY)の例を示す。図2はメンバー
シップ関数の一例を示し、このメンバーシップ関数を用
いて、前件部変数であるアクセル踏込み速度(DU)及
びエンゲージ開始時のアクセル踏込み量(U)から、
GDU−GDU、及びGUEO〜GUELの各グレ
ードを求める。
【0019】ファジィルールは次の8項目である。 図2において(DU)が(DU )と(DU )との間
の場合は、ゼロ次ホールドで保持される。
【0020】これらのルールと図3の後件部変数のメン
バーシップ関数、及び図2に示すメンバーシップ関数で
求めた(GDU)と(GU )と各グレード(最大値を
1として基準化している)から、次式によって推論結果
(DY)を得る。 A=(GDU+GUEO)*DYEO =(GDU+GUES)*DYES =(GDU+GUEM)*DYEM =(GDU+GUEL)*DYEL DY=(A+A+A+A)/(GDU+GU即ち、上記ルール 11 ないしルール 14 の4つのDU
と、ルール 15 ないしルール 18 の4つのU とをそれ
ぞれまとめて1組の前件部変数とし、後件部変数として
は無負荷時にクラッチフェーシングが回転を始める位置
に対して、より浅くまたはより深くつなぐための調
整量DY を1つの制御量として出力させている。 さら
に、登坂路発信で車両が後退した場合には、上記と同様
の推論法を用いて(DY)を調整する。なお、メンバ
ーシップ関数としては、図2に示す例以外に、図4A〜
Cに示す他のメンバーシップ関数も考えられる。
【0021】次に、発進時のクラッチ締結制御試験とそ
の結果を示す。 [試験装置] 試験は、実際の商用車用の変速機を用いて、油圧模擬負
荷試験装置により発進試験を行った。図5はその油圧回
路図である。駆動側の油圧モータ(M1:D=58c
/rev)の出力トルクは電磁式空気圧比例制御弁
(EPRV1)を用いて制御され、アクセル踏込量に応
じたトルクを生じる。この試験の設定最大トルクは15
0Nm、最大回転数は1600rpmとした。クラッチ
は乾式単板コイルスプリング式、トランスミッションは
前進6段で、通常の4ton車用手動式のものを殆どそ
のまま用いている。
【0022】負荷は、油圧ポンプ/モータとなる斜軸式
ピストンモータ(M2:D=58cm/rev)の
入出力ポート油圧圧力差を電磁式空気圧比例制御弁(E
PRV3及びEPRV4)で制御し、正逆両回転が可能
で、坂道発進を模擬できる。また、トランスミッション
出力軸の回転角加速度に比例する負荷圧力を発生させる
ことによって、慣性体を用いずに慣性負荷を与えるよう
にしている。図6は見かけの慣性負荷の特性を調べたも
ので、角加速度のフィードバックゲインを変えてその大
きさを設定している。クラッチはつないでおき、入力ト
ルクをステップ状に変化させて試験した結果である。
【0023】[比例制御とファジィ制御の比較] (1)平坦路発進 図7は、エンジン回転数比例制御によるクラッチ締結を
行った場合の発進試験結果を示す。車両総質量は約4
t、クラッチフェーシングからみた粘性抵抗は、0.0
2Nm/rpm(0.14Nm/(km/h))、一定
負荷(重力による車両重量負荷)は0(N)、すなわち
平坦路での発進を想定し、アクセル量はフルスロットル
の38%とした。発進時の加速度は、0.3g(gは重
力加速度)程度が遅くもなく速くもない適当な加速度で
あると言われているが、この場合には約0.05gと非
常にゆっくりした発進ということになる。また、アクセ
ルを踏み始めてから発進するまでに約2秒かかってい
る。平坦路を想定してのファジィ制御による発進試験結
果を、図8に示す。条件は比例制御の時と同じにした。
アクセルを踏み始めてから発進し始めるまでの時間が約
1秒であり、エンジン回転数比例制御と比べると2分の
1になっている。
【0024】(2)登坂路発進 エンジン回転数比例式制御による登坂路発進を想定した
試験結果を、図9に示す。クラッチディスクからみた登
坂抵抗は約50Nm、これはおよそ坂道角1度に相当す
る。アクセル速度は平坦路の時よりも速くしアクセル量
は50%とした。後退量は約0.3mであり、これは好
ましくない。また、発進時の加速度は平坦路の時と同程
度である。ファジィ制御による登坂路発進の試験結果を
図10に示す。比例制御の登坂発進試験と同じ条件で行
ったものである。走り出すまでの所要時間は、比例制御
の65%程度に短くなり、後退量も2cm程度と大幅に
低減されている。発進加速度は平坦路とあまり変わら
ず、約0.07gが得られた。
【0025】(3)インチング 縁石の乗り上げ、障害物の乗り越え、またはごく僅か移
動したい場合などの例を図11に示す。比例制御ではこ
のような制御はできない。ファジィ制御によるアクセル
操作としては、先ず半クラッチ状態にしてエンジンの回
転が上がったところで、図のように少し踏み込んですぐ
に戻すというように行った。このような操作によって、
クラッチを微小時間だけつないですぐに戻すことができ
る。その結果、図11のようにインチングを行うことが
できた。
【0026】
【発明の効果】以上に詳述した本発明の方法及び装置に
よれば、アクセルの踏込み量及び踏込み速度、エンジン
の回転数、並びにクラッチディスクの回転数の信号に基
づいて、ファジィ制御装置においてクラッチ目標値を算
出し、この目標値に応じた通電量に比例する空気圧によ
ってサーボシリンダを駆動してクラッチを締結するの
で、クラッチの締結を高精度で制御することができる。
また、ファジィ制御装置に入力される信号は、検出が容
易でしかも比較的安価な手段によって高精度の検出がで
きるものとしたので、制御装置のコストを低くすること
ができ、しかもクラッチの経年変化の影響も受けない。
また、ファジィ制御装置に入力する信号数が少ないの
で、該ファジィ制御装置の作成が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成図である。
【図2】アクセルの踏込み量及び踏込み速度のメンバー
シップ関数の一例についての説明図である。
【図3】後件部変数のメンバーシップ関数の一例につい
ての説明図である。
【図4】A〜Cはメンバーシップ関数の他の例を示す図
である。
【図5】クラッチ締結制御試験に用いた模擬負荷試験装
置の油圧回路図である。
【図6】上記試験装置における見かけの慣性負荷の特性
線図である。
【図7】エンジン回転数比例式制御による発進試験の線
図である。
【図8】ファジィ制御による発進試験の線図である。
【図9】エンジン回転数比例式制御による登坂路発進試
験の線図である。
【図10】ファジィ制御による登坂路発進試験の線図で
ある。
【図11】ファジィ制御によるインチング試験の線図で
ある。
【符号の説明】
1 締結制御装置 2 アクセル 3 クラッチ 4 サーボシリンダ 5 電磁式空気圧比例制御弁 5a 比例ソレノイド 6 ファジィ制御装置 7 サーボアンプ 1a,2a,3a,3b 検出手段

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車用乾式クラッチの締結制御におい
    て、 アクセルの踏込み量及び踏込み速度、エンジンの回転
    数、並びにクラッチディスクの回転数をファジイ制御装
    置に入力して、それらの信号に基づいてファジィ制御
    装置においてクラッチ目標値をファジィ推論し、その出
    力に基づいて通電量に比例した空気圧を発生する空気圧
    比例制御弁によりクラッチを締結する、ことを特徴とす
    る自動車用乾式クラッチの締結制御方法。
  2. 【請求項2】ファジィ制御装置において、 アクセル踏込み速度(DU)、エンゲージ開始時のアク
    セル踏込み量(U)及び登坂路発進で後退した場合の
    回転数(N)を前件部変数として、エンゲージ基準点
    (Y)からのエンゲージ開始点調整量(DY)をフ
    ァジィ推論し、それらの差(Y−DY)を補正エン
    ゲージ点(Y)としてクラッチのエンゲージを開始さ
    せ、 エンゲージ開始後は、アクセルの踏込み量(U)とエン
    ジンの回転数(N)により、補正エンゲージ点
    (Y)からのクラッチ接続量(DY)をファジィ推論
    すると共に、エンジン回転数変化量(DN)とクラッ
    チディスクの回転数変化量(DN)により、クラッチ
    の戻し量(DDY)を推論し、 これらに基づいて、クラッチ目標値(Y)=(Y
    DY+DDY)を出力させる、 ことを特徴とする請求項1に記載した自動車用乾式クラ
    ッチの締結制御方法。
  3. 【請求項3】自動車用乾式クラッチの締結制御を行うた
    めの締結制御装置であって、 アクセルの踏込み量及び踏込み速度、エンジンの回転
    数、並びにクラッチディスクの回転数をそれぞれ電気的
    信号に変換して出力する検出手段と、 それらの信号を前件部変数としてクラッチ目標値をファ
    ジィ推論し、それを電気的信号として出力するファジィ
    制御装置と、 上記ファジィ制御装置の出力に対応した電流値を出力す
    るサーボアンプと、 上記サーボアンプの出力に基づいて電流値に比例した空
    気圧を出力する空気圧比例制御弁と、 該比例制御弁から出力される空気圧により駆動され、ク
    ラッチを操作するサーボシリンダと、 を備えたことを特徴とする自動車用乾式クラッチの締結
    制御装置。
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