JP2727994B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JP2727994B2 JP6327886A JP32788694A JP2727994B2 JP 2727994 B2 JP2727994 B2 JP 2727994B2 JP 6327886 A JP6327886 A JP 6327886A JP 32788694 A JP32788694 A JP 32788694A JP 2727994 B2 JP2727994 B2 JP 2727994B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路における
ゲートアレイ(gate array)のインタフェー
ス回路に関し、特にGTLインタフェース回路と、同時
双方向バッファ回路のレイアウトブロックの共用化を図
った半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路におけるゲートアレイ方
式は、半導体チップ上に例えばNAND、NOR等の論
理回路の基本セルを格子状に配列したものであり、規則
的な構造により設計の単純化を図ったものである。所望
の論理をあらかじめ用意された基本セルを接続しながら
CAD(computer aided desig
n)により自動設計していくので、論理設計およびレイ
アウト設計が単純になる。
【0003】基本セルは前述したNANDおよびORの
論理回路の他に、他の論理機能をもつものやトランジス
タあるいは抵抗素子等の組合せからなるものなど種々の
タイプがある。また、連続して配列された幾つかの基本
セルを用いてフリップフロップや差動増幅器などのブロ
ックが実現できる。このゲートアレイは現在CMOSの
0.35μmプロセスで500万トランジスタ規模のも
のまで発表されており、半導体の微細化に伴ないさらに
大規模化が進むものと予想される。
【0004】これらの機能を実現するための配線パター
ンはあらかじめレイアウト設計され、ライブラリ(li
brary)として用意される。これらの配線パターン
は必要な機能を満足するための電気的特性を満たすよう
に遅延時間を考慮して出来るだけ短かい配線になるよう
に設計され、基本セル、ブロック内部あるいは外部の配
線領域で接続される。
【0005】基本セルの配列方法は使用されるデバイ
ス、すなわちECL、CMOS等に対応して種々のタイ
プがあり、基本セルの上部、基本セル間あるいはその上
下間に配線領域(チャネル)を設けている。通常、縦横
2層の配線層が使用され、論理機能を定める配線情報は
スルーホール2層および配線層2層に含まれている。
【0006】入出力バッファにしても、入力バッファ、
出力バッファ、および双方向バッファ、3値レベルを有
する同時双方向バッファ回路等があり、基本セルが配置
される内部回路の周辺の外部領域に整列して配置する方
法が多く用いられ、これらの構成要素を備えたゲートア
レイはマスタスライス(master slice)方
式と呼ばれる構成をとる。
【0007】このマスタスライス方式の半導体チップの
一例の平面図を示した図4を参照すると、内部領域13
と外部領域14とを有し、外部領域14には入出力パッ
ドを含む入出力バッファ15が配列され、内部領域13
には基本セル列16とこれら基本セル列16間および入
出力バッファ15間とをそれぞれ接続する配線領域17
があらかじめ半導体チップ上に形成されている。
【0008】このゲートアレイの設計手順の概略は、回
路規模、電気的特性試験の容易性等を考慮してシステム
設計し、その論理図をCAD装置に入力する。この入力
されたデータとユーザの作成したテストパターンを使用
して論理シミュレーションを実行する。
【0009】この論理シミュレーションの結果から、ゲ
ートアレイのテストテープを作成し、さらに自動配置配
線によりパターン設計を実行し、所望のカスタムマスク
を作成する。
【0010】一方、下地となる共通マスクはあらかじめ
マスク設計されれてマスタマスクが作成され、拡散工程
を経て金属配線の形成(メタライズ)前の工程までのマ
スタウェハが用意されている。
【0011】このマスタウェハにカスタムマスクを用い
て金属配線を形成し、組立工程を経て先に作成されたテ
ストテープにより電気的特性の選別が実行される。
【0012】上述したゲートアレイにおいては、近年、
インタフェース回路の高速化の要求により、内部電源電
位よりも小振幅なインタフェースレベルを有する回路、
例えばGTL(Gunning transceive
r logic)インタフェースが提案されている。こ
のGTLインタフェース回路は、例えば論理レベルのハ
イ(H)レベル=1.2V、ロウ(L)レベル=0.4
Vの入力信号に対してリファレンス(ref)レベル=
0.8Vとの差動動作により高レベルまたは低レベルの
信号を高速に出力する機能を有する回路である。
【0013】このGTLインタフェース回路の一例が特
開平4−225275号公報に記載されている。同公報
記載のインターフェース回路を示す図2(a)を参照す
ると、オープンドレンイン型のNチャネル型トランジス
タ3を出力バッファとし、伝送路とインタフェース用電
源電位VT間にクランプ抵抗素子1aが接続されてい
る。
【0014】出力トランジスタ3のゲート入力がロウレ
ベルの時はクランプ抵抗素子1aには電流は流れず、差
動増幅器(以下、レシーバと称す)4aの入力レベルは
クランプ抵抗素子1aを介してVTレベル(VT=1.
2V)までつり上げられる。
【0015】一方、出力トランジスタ3のゲート入力が
Hレベルの時はクランプ抵抗素子1aからトランジスタ
3に電流が流れ、レシーバ4aの入力レベルはクランプ
抵抗素子1aにおける電圧降下分だけインタフェース用
電源電位VTよりも低下する。
【0016】従って、クランプ抵抗素子1aに発生する
電圧が、伝送路での振幅となり、内部回路のCMOSレ
ベル(5Vまたは3.3V)より小さくすることができ
る。
【0017】通常、この振幅は0.8V以上で、この時
のLレベルは0.4V以下である。バッファ4aはこの
振幅を通常のCMOSレベルに変換する。
【0018】一方、他のインタフェース回路として同時
双方向バッファ回路がある。例えばHレベル=3.3
V、中間(M)レベル=1.65V、Lレベル=0Vの
3値レベルの入力信号に対してrefレベルとの差動動
作によりHレベルまたはLレベルの信号を高速に出力す
る機能を有する回路である。
【0019】同時双方向バッファ回路の一例を示した図
3を参照すると、出力バッファ6が終端抵抗素子1bを
介してパッド9に接続されている。このパッド9にレシ
ーバ4bおよび4cが接続されており、各々異なった基
準電位(refH,refL)が供給される。このレシ
ーバ4bおよび4cの出力をセレクタ7bが内部回路の
出力信号Soutに応答して選択的にとり込むように構
成される。この回路を伝送路の2点間に図3に示す様に
1:1接続、すなわち対向接続で使用する。
【0020】例えば、対向接続された出力バッファ6の
出力の一方がHレベルで他方がLレベルのときは、Hレ
ベル側の出力バッファ6のPチャネル型トランジスタか
ら終端抵抗素子1bから伝送路を経て相手側の終端抵抗
素子1bからLレベル側の出力バッファ6のNチャネル
型トランジスタへ電流が流れる。このときの電流はトラ
ンジスタのオン抵抗分および2つの終端抵抗素子1bで
制限される。また、このときの伝送路のレベルはHレベ
ルとLレベルとの中間レベルであるMレベルとなる。
【0021】出力バッファ6が双方ともHレベルまたは
双方ともLレベルのときは、伝送路に電流は流れず、こ
のときの伝送路のレベルはそれぞれHレベルまたはLレ
ベルになる。
【0022】HレベルとMレベルの中間にrefHレベ
ル、MレベルとLレベルの中間にrefLレベルが設定
される。レシーバ4bおよび4cはそれぞれ入力レベル
が基準電位よりも高い時はHレベルを出力し、低い時は
Lレベルを出力する。
【0023】従って出力バッファ6のHレベルまたはL
レベルにより、レシーバ4bまたは4cが相手側の出力
レベルを出力していることになる。これをセレクタ7b
により選択して出力する。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したGTLインタ
フェース回路は比較的高速性を要求される場合に、同時
双方向バッファ回路は信号ピンを多数使用する場合にそ
れぞれ用いられていた。
【0025】従来、この2種類のバッファは各々独立し
た基本セルのレイアウトブロックとして構成され、かつ
同時双方向バッファ回路は出力バッファ6とパッド9と
の間に直列に終端抵抗素子1bが挿入され、GTLイン
タフェース回路は入力側のパッドとインタフェース用電
源電位VT間にクランプ抵抗素子1aが挿入され、この
抵抗素子1aはチップの外側に配置されていた。
【0026】また、従来のゲートアレイのGTLインタ
フェース回路および同時双方向バッファ回路の配置の一
例を示した図5を参照すると、対向する2辺の外部領域
にGTLインタフェース回路用バッファ18が配置さ
れ、他方の対向する2辺の外部領域に同時双方向バッフ
ァ回路19が配置されていた。
【0027】GTLインタフェース回路用バッファ18
は、例えばそのブロックレイアウトの一例を示した図6
を参照すると、左からパッド9とPチャネル型トランジ
スタ2とNチャネル型トランジスタ3とからなる出力バ
ッファと、プリバッファ7と、差動増幅器4とを含んで
構成され、パッド9側を外部領域の外周辺にくるように
横にならべて配置する。なお、図示していないが同時双
方向バッファ回路19は構成要素が増えレイアウトブロ
ックとしては差動増幅器4の配置方向に大きくなり、ほ
ぼ同様なレイアウトブロックの配置で構成される。
【0028】すなわち、これらのレイアウトブロックを
外部領域に効率よく最小限のスペースに配置するには、
同種のレイアウトブロックごとにまとめて配置する方が
レイアウト上効率がよくなるが、内部領域からの配線を
無理やりこれらのインタフェースに合せて配線すること
になる。一方内部領域からの配線に合せてこれらのイン
タフェースを外部領域に配置すると外部領域の配置スペ
ースが大きくなる。
【0029】したがって、同一チップ上の外部領域の、
任意のパッド位置にGTLインタフェース回路または同
時双方向バッファ回路を混在して配置することはチップ
サイズを大きくしなければならず実用上の欠点となって
いた。
【0030】本発明の目的は、上述した欠点に鑑みてな
されたものであり、同時双方向バッファ回路をGTLイ
ンタフェース回路と共通化したレイアウトブロックにす
るとともに同時双方向バッファ回路の終端抵抗素子およ
びGTLインタフェース回路のクランプ抵抗素子も共用
化してブロック内に内蔵させることにより、外部領域の
任意のパッド位置にGTLインタフェース回路または同
時双方向バッファ回路を混在して配置することができ、
チップ面積の使用効率向上に寄与する半導体集積回路を
提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体集積回路
の特徴は、複数の機能ブロック列とこれらの機能ブロッ
クそれぞれを接続するために前記機能ブロック間に配設
される配線チャネル領域とが内部領域内に配置され、前
記内部領域の周辺に複数のGTLインタフェース回路お
よび複数の同時双方向バッファ回路からなる入出力バッ
ファが配置されるとともに、前記複数の機能ブロックお
よび前記配線チャネル領域上に想定された格子に沿って
前記機能ブロックと前記入出力バッファ間の接続用配線
を配設し所望の論理回路を半導体基板上に構成するマス
タスライス方式の半導体集積回路であって、前記GTL
インタフェース回路群および前記同時双方向バッファ回
路群を前記内部領域の周辺の任意の場所にそれぞれ混在
して配置するとともに、前記同時双方向バッファ回路の
レイアウトブロックが第1の差動増幅器と第2の差動増
幅器とセレクタと出力バッファと終端抵抗素子と静電保
護素子と1つの入出力端子とを含み、前記GTLインタ
フェース回路のGTL入力バッファまたはGTL双方向
バッファのいずれかの機能ブロックとしてメタライズ工
程で選択的に形成されるようにあらかじめ配置配線され
るときに、前記同時双方向バッファ回路のレイアウトブ
ロックが、その前記出力バッファと前記出力端子との間
に直列接続で挿入される前記終端抵抗素子を内蔵し、こ
の終端抵抗素子が、内部電源よりも低い電位を供給する
インタフェース用電源電位と前記GTL入力バッファま
たは前記GTL双方向バッファのいずれかの入力端子と
の間に挿入する入力側クランプ抵抗素子としてメタライ
ズ工程で選択的に接続されるようにあらかじめ配置配線
されることにある
【0032】また、前記同時双方向バッファ回路のレイ
アウトブロックのうち、前記GTL入力バッファは前記
入力端子と前記静電保護素子と前記終端抵抗素子と前記
第1および前記第2の差動増幅器の一方とを共用し、前
記GTL双方向バッファは前記入力端子と前記静電保護
素子と前記終端抵抗素子と前記第1および前記第2の差
動増幅器の一方と前記出力バッファのNチャネル型トラ
ンジスタとセレクタ/プリバッファとを共用することが
できる。
【0033】
【0034】
【0035】
【作用】本発明の半導体集積回路は、同時双方向バッフ
ァ回路のレイアウトブロックにおいて、抵抗素子と差動
増幅器を組合せることにより、オープンドレイン型GT
Lインタフェース回路の入力バッファとして使用する。
また、抵抗素子、第1および第2の差動増幅回路、およ
び出力バッファを組合せることにより、双方向バッファ
として使用する。これらの選択は金属配線(メタライ
ズ)工程により行う。
【0036】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例を図面を参照し
ながら説明する。図1(a)は本発明の第1の実施例を
示すGTLインタフェース回路を兼用する同時双方向バ
ッファ回路のブロックレイアウト図であり、図3はその
等価回路を示した回路図である。
【0037】図1を参照すると、左側からパッド9,静
電保護素子8,抵抗素子1,インタフェース用電源電位
VTの供給配線10,Pチャネル型トランジスタ2,N
チャネル型トランジスタ3,セレクタ/プリバッファ
7,レシーバ4bおよび4cの順にそれぞれ配置されて
いる。それぞれを接続する配線は通常のゲートアレイの
配線ルールに従うのでここでは省略してある。
【0038】一方、前述したように、図2(a)は公知
のGTLインタフェース回路の回路図である。同図を参
照するとすると、出力バッファはプリバッファ7aとそ
の出力が供給されるNチャネル型トランジスタ3とその
ドレインがパッド9および伝送路を介してインタフェー
ス用電源電位VTに終端されるクランプ抵抗素子1aと
からなる。
【0039】また、入力バッファは、一方の入力端が基
準電位Vrefに接続されるレシーバ4aからなり、伝
送路にはHレベル時にインタフェース用電源電位VTに
プルアップするクランプ抵抗素子1aを有する。
【0040】また、図3に示す公知の同時双方向バッフ
ァ回路は、終端抵抗素子1b(図1の抵抗素子1に対
応)を介してパッド9に接続された出力バッファ6と、
パッド9にそれぞれの一方の入力端が接続され他方の入
力端に各々異なった基準電位(refH,refL)が
供給されるレシーバ4bおよび4cと、このレシーバ4
bおよび4cの出力を内部回路の出力信号Soutに応
答して選択的にとり込むセレクタ7bとからなる。
【0041】図2(a)および図3に併せてインタフェ
ース回路の入力バッファ(以下、GTL入力バッファと
称す)のレイアウトブロックを示した図1(b)を参照
すると、図1(a)に示したレイアウトブロックを図2
(a)に示したGTL入力バッファとして使用する場合
は、図1(b)におけるブロックのうち、斜線でハッチ
ングを施したブロック、すなわち、パッド9および静電
保護素子8、抵抗素子1、配線10、レシーバ4c(図
2(a)の4aおよび図3の4cに対応)が、GTLイ
ンタフェース回路および同時双方向バッファ回路で共用
されることを示している。
【0042】GTLインタフェース回路のクランプ抵抗
素子1aは従来は半導体チップの外部に外付けされてい
たが、このクランプ抵抗素子1aをポリシリコンで形成
される抵抗素子1に置き換えて使用する場合、その抵抗
値は、このゲートアレイが接続される伝送路の特性イン
ピーダンスと発生させる振幅の最小値から決定される
が、概ね数10Ωである。また、同時双方向バッファ回
路の終端抵抗素子1bは伝送路の特性インピーダンスお
よび伝送路に流れる直流電流の最大値から制限される
が、GTLインタフェース回路と同様、概ね数10Ωで
ある。
【0043】したがって、このクランプ抵抗素子1aお
よび終端抵抗素子1bは共用することが可能となり、従
来のように外付けする必要がない。
【0044】抵抗素子1の上層にはインタフェース用電
源電位VTの供給配線10を前述したカスタムマスクに
第1層金属配線で形成しておき、GTLインタフェース
回路として使用する場合は、マスタウェハ上に形成され
た抵抗素子1のコンタクトを配線10にメタライズ工程
で接続することによりインタフェース用電源電位VTに
クランプする。
【0045】例えば図1(a)のレシーバ4cの共用化
を考えた場合、GTLインタフェース回路のレシーバ4
aの基準電圧refは0.8Vであり、一方、図3に示
した同時双方向バッファ回路のレシーバ4cの基準電圧
refLはCMOSのHレベルが少なくとも3.3Vで
あれば、refL=3.3V/4=0.825V、すな
わち約0.8Vである。したがって、GTLインタフェ
ース回路用レシーバ4aと共用することが可能である。
【0046】上述の説明から判るように、これらの抵抗
素子1およびレシーバ4cを共用してGTL入力バッフ
ァ回路のレイアウトブロックが構成できる。
【0047】また、図1(a)のブロックレイアウトを
図2(a)に示したGTLインタフェース回路の出力バ
ッファ(GTL出力バッファ)として使用する時のブロ
ックレイアウトを示した図1(c)を参照すると、同図
においては、GTLインタフェース回路の出力バッファ
用のトランジスタ3としてはNチャネル型トランジスタ
3のみを使用し、同時双方向バッファ回路の出力バッフ
ァ6を形成するときはPチャネル型トランジスタ2およ
びNチャネル型トランジスタ3の両方を使用する。
【0048】したがって、この場合のレイアウトブロッ
クは、図1(c)におけるブロックのうち、斜線でハッ
チングを施したブロック、すなわち、パッド9、静電保
護素子8、抵抗素子1、配線10、Nチャネル型トラン
ジスタ3およびセレクタ/プリバッファ7がGTLイン
タフェース回路および同時双方向バッファ回路で共用さ
れることを示している。
【0049】次に、本発明の第2の実施例のレイアウト
ブロックを示した図1(d)とこのブロック図に対応さ
せた等価回路図を示した図2(b)と図3とを併せて参
照すると、第1の実施例との相違点は、Nチャネル型ト
ランジスタ3のドレインをパッド9と静電保護素子8と
抵抗素子1とレシーバ4c(図2(b)の4aおよび図
3の4cに対応)の信号入力端子に接続したことであ
る。このとき、レイアウトブロックにおいては、Nチャ
ネル型トランジスタ3のドレインとパッド9との接続配
線を抵抗素子1の両側のスペースに第2層金属配線によ
る幅広配線11で形成し、パッド9とレシーバ4cとの
配線は標準規格の細い配線12で、この場合もレイアウ
トブロック内で配線するようなレイアウト設計を行う。
【0050】したがって、この場合のレイアウトブロッ
クは、図1(d)における斜線でハッチングを施したブ
ロックのうち、この図で新たに加えられた上述の配線1
1および12以外の、パッド9、静電保護素子8、抵抗
素子1、Nチャネル型トランジスタ3、レシーバ4c、
セレクタ/プリバッファ7およびインタフェース用電源
電位VTの供給配線10がGTL双方向バッファ回路お
よび同時双方向バッファ回路で共用されることを示して
いる。
【0051】すなわち、この実施例の場合も、抵抗素子
1aと1bとをレイアウトブロックで共用するので、従
来のように抵抗1aを外付けする必要がない。その他の
配線は第1の実施例に準じて従来同様に行なわれる。
【0052】上述のレイアウト接続により、同時双方向
バッファ回路のレイアウトブロックをGTLインタフェ
ース回路の双方向バッファとして使用することができ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、通常チ
ップに外付けされるGTLインタフェース回路用クラン
プ抵抗素子を、同時双方向バッファ回路ブロックにあら
かじめレイアウトされている終端抵抗素子と共用するよ
うにしたので、外付けの必要がなくなり、GTLインタ
フェース回路を構成する際の部品点数を減らすことがで
きるという効果を有する。
【0054】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1の実施例を示すGTLイン
タフェース回路を兼用する同時双方向バッファ回路のレ
イアウトブロック図である。 (b)GTLインタフェース回路用入力バッファのレイ
アウトブロック図である。 (c)GTLインタフェース回路用出力バッファのレイ
アウトブロック図である。 (d)GTLインタフェース回路用力バッファの内部
配線の一部を幅広配線とすることを示すレイアウトブロ
ック図である。
【図2】(a)従来のGTLインタフェース回路の回路
図である。 (b)図1(d)のレイアウト図に対応させたGTLイ
ンタフェース回路の等価回路図である。
【図3】従来の同時双方向バッファ回路の回路図であ
る。
【図4】従来のゲートアレイの配置の一例を示す平面図
である。
【図5】従来のゲートアレイのGTLインタフェース回
路および同時双方向バッファ回路の配置の一例を示す平
面図である。
【図6】従来のGTLインタフェース回路のブロックレ
イアウトの一例を示す図である。
【符号の説明】
1 抵抗素子 1a クランプ抵抗素子 1b 終端抵抗素子 2 Pチャネル型トランジスタ 3 Nチャネル型トランジスタ 4a,4b,4c レシーバ(差動増幅器) 5 Nチャネル型トランジスタ 6 出力バッファ 7 セレクタ/プリバッファ 8 静電保護素子 9 パッド 10 インタフェース用電源電位VTの供給配線 11 Nチャネル型トランジスタ3のドレインとパッ
ド9との接続配線 12 パッド9とレシーバ4a(4b)との接続配線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/092 H01L 27/04 E H03K 19/082 27/08 321J 19/173 321L

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能ブロック列とこれらの機能ブ
    ロックそれぞれを接続するために前記機能ブロック間に
    配設される配線チャネル領域とが内部領域内に配置さ
    れ、前記内部領域の周辺に複数のGTLインタフェース
    回路および複数の同時双方向バッファ回路からなる入出
    力バッファが配置されるとともに、前記複数の機能ブロ
    ックおよび前記配線チャネル領域上に想定された格子に
    沿って前記機能ブロックと前記入出力バッファ間の接続
    用配線を配設し所望の論理回路を半導体基板上に構成す
    るマスタスライス方式の半導体集積回路であって、前記
    GTLインタフェース回路群および前記同時双方向バッ
    ファ回路群を前記内部領域の周辺の任意の場所にそれぞ
    れ混在して配置するとともに、前記同時双方向バッファ
    回路のレイアウトブロックが第1の差動増幅器と第2の
    差動増幅器とセレクタ/プリバッファと出力バッファと
    終端抵抗素子と静電保護素子と1つの入出力端子とを含
    み、前記GTLインタフェース回路のGTL入力バッフ
    ァまたはGTL双方向バッファのいずれかの機能ブロッ
    クとしてメタライズ工程で選択的に形成されるようにあ
    らかじめ配置配線されるときに、前記同時双方向バッフ
    ァ回路のレイアウトブロックが、その前記出力バッファ
    と前記出力端子との間に直列接続で挿入される前記終端
    抵抗素子を内蔵し、この終端抵抗素子が、内部電源より
    も低い電位を供給するインタフェース用電源電位と前記
    GTL入力バッファまたは前記GTL双方向バッファの
    いずれかの入力端子との間に挿入する入力側クランプ抵
    抗素子としてメタライズ工程で選択的に接続されるよう
    にあらかじめ配置配線されることを特徴とする半導体集
    積回路。
  2. 【請求項2】 前記同時双方向バッファ回路のレイアウ
    トブロックのうち、前記GTL入力バッファは前記入力
    端子と前記静電保護素子と前記終端抵抗素子と前記第1
    および前記第2の差動増幅器の一方とを共用し、前記G
    TL双方向バッファは前記入力端子と前記静電保護素子
    と前記終端抵抗素子と前記第1および前記第2の差動増
    幅器の一方と前記出力バッファのNチャネル型トランジ
    スタと前記セレクタ/プリバッファとを共用する請求項
    1記載の半導体集積回路。
JP6327886A 1994-12-28 1994-12-28 半導体集積回路 Expired - Fee Related JP2727994B2 (ja)

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