JP2727282B2 - 整水器における電極の洗浄装置 - Google Patents

整水器における電極の洗浄装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、整水器における電解
槽の電極の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、整水器で用いられている電解槽
は、複数対の電極を有するものであっても、洗浄時には
これらの電極対の総てに、通常使用時とは逆極性の電圧
を印加していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため整水器の洗浄
時には、通常使用時にアルカリイオン水が出水される出
水口から酸性イオン水が出水するという欠点があった。
この発明は上記した従来の欠点を除去するものであり、
洗浄時にも通常使用時にアルカリイオン水が出水される
出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イオン水が
出水される出水口からは酸性イオン水が出水されるよう
にした、複数対の電極を備えた整水器における電極の洗
浄装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの、この発明の複数対の電極を備えた整水器における
電極の洗浄装置は、前記複数対の電極のうち、洗浄すべ
く選択された電極には選択されていない残りの電極に対
して逆極性の電圧を印加する手段を設け、この逆極性の
電圧が印加されているときにも、整水器の通常使用時に
アルカリイオン水が得られる出水口からはアルカリイオ
ン水が、また酸性イオン水が得られる出水口からは酸性
イオン水が得られるように、前記選択されていない残り
の電極に印加される電圧に比較して、前記選択された電
極に印加される逆極性の電圧を低くしたことを特徴とす
るものである。また、上記のように、前記選択されてい
ない残りの電極に印加される電圧に比較して、前記選択
された電極に印加される逆極性の電圧を低くするのに代
、前記複数対の電極は実質的にそれぞれ同一の表面積
を有し、前記選択されていない残りの電極の数に比較し
て前記選択された電極の数を少なくしてもよい。また、
前記選択されていない残りの電極の総表面積に比較し
て、前記選択された電極の総表面積を小さくしてもよ
い。更に、前記複数対の電極のうち前記のように選択さ
れた電極の洗浄時には、前記選択されていない電極への
印加電圧を、このような洗浄をしていない通常使用時に
おける印加電圧に比較して高くしてもよい。
【0005】
【作用】上記のような電極の洗浄装置では、洗浄時に、
前記複数対の電極のうち選択された電極にのみ逆極性の
電圧を印加するので、洗浄しながら、通常使用時にアル
カリイオン水が得られる出水口からはアルカリイオン水
が、また酸性イオン水が得られる出水口からは酸性イオ
ン水が得られる。
【0006】
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図1乃至図4
について説明する。図2はこの発明を適用した整水器の
斜視図、図3は前記整水器の電解槽の拡大断面図、図1
は前記電解槽の電極に電圧を印加する電気回路図、図4
(a)は前記整水器の通常使用時における前記電極への
印加電圧の極性を示す説明図、図4(b)は洗浄時にお
ける前記電極への印加電圧の極性を示す説明図である。
尚、これらの図において、同一の符号は同様のものを示
す。
【0007】図2において、1は整水器、2は電源コー
ド、3は電源スイッチ、4はアルカリイオン水出水口、
5は酸性イオン水出水口、6は手動洗浄スイッチ、7は
フィルタの交換を知らせる表示灯、8は浄水カートリッ
ジ用蓋である。前記手動洗浄スイッチ6の操作子はその
操作によって節動され、、右側と左側とこれらの中間に
位置され得る。この図2において、前記手動洗浄スイッ
チ6の他は周知のものである。
【0008】図3において、9乃至12は電極であり、
電極9と10とが、また電極11と12とがそれぞれ対
をなすものである。この整水器1の通常使用時には、電
極9、11には電極10、12に対してそれぞれ正の電
圧が印加される。13は水道水入路、14はセパレータ
である。上記符号9乃至14を用いて説明したものは周
知のものである。
【0009】図1において、15は第1のリレーの切換
接点、16は第2のリレーの切換接点であり、図ではこ
れらのリレーが励磁されていない状態を示している。前
記第1のリレーは前記スイッチ6の操作子が左側に移動
されたときに励磁され、このときには電極9、10が洗
浄される。また、前記第2のリレーは前記スイッチ6の
操作子が右側に移動されたときに励磁され、このときに
は電極11、12が洗浄される。前記操作子が中間の位
置にあるときには、第1のリレーも第2のリレーも励磁
されない。17、18はそれぞれ前記第1のリレーと第
2のリレーの開閉接点であり、これらのリレーの励磁に
よってオープンになる。
【0010】19は整流用ダイオード、20はトランス
22の2次側のタップを選択するロータリースイッチで
あり、このロータリースイッチ20は通常使用時のPH
をコントロールするものである。21は第3のリレーの
切換接点であり、パワーアップ用のものである。この第
3のリレーは前記スイッチ6の操作子が左側、右側の何
れに移動されたときにも励磁され、中間位置にあるとき
には励磁されない。図は励磁されていない状態を示して
いるが、これが励磁されると、前記ダイオードで整流し
た電圧が上昇する。23、24は抵抗であり、前記電極
9、10に流れる電流、電極11、12に流れる電流を
それぞれ小さくするものである。
【0011】図4において、(a)は通常使用時の各電
極に印加される電圧の極性を示し、(b)は電極11、
12を洗浄するときの各電極に印加される電圧の極性を
示している。
【0012】先ず、通常使用時には、図4(a)のよう
に電極9、11に正の電圧を印加して、この正の電極側
からは酸性イオン水を得ると同時に負の電極10、12
側からはアルカリイオン水を得る。
【0013】前記図1に示す回路上では、図示していな
いACコード、ヒューズ、電源スイッチ等を通った商用
電源は前記トランス22の1次側(図示せず)に接続さ
れ、このトランスの2次側では前記ロータリスイッチ2
0により前記ダイオード19に印加される電圧が可変さ
れ得るようになっている。通常使用時には、前記第3の
リレーが励磁されていないので、接点21は図示の状態
になっていて、パワーアップはされない。また、前記第
1のリレー及び第2のリレーも共に励磁されていないの
で、接点15、16は図示の状態になっていて、各電極
には通常使用に適した極性の電圧が印加される。尚、前
記第1のリレー及び第2のリレーは共に励磁されていな
いので、前記接点17、18は図示の状態になってい
て、前記抵抗23、24が短絡され、これらの抵抗によ
る電圧降下は生じない。
【0014】次に、前記電極11、12を洗浄する場合
は、前記スイッチ6の操作子を左側に位置させる。これ
により前記第2及び第3のリレーが励磁される。この第
2のリレーが励磁されることにより、切換接点16が図
示の位置とは逆の位置に切り換わり、また接点18は開
放状態になる。前記切換接点16が前記のように切り換
わることにより、電極11、12には通常使用時とは逆
極性の電圧が印加され、図4(b)に示す状態になる。
前記接点18が開放されることにより、電極11へは抵
抗24を介して電流が流れるようになり、通常使用状態
にある電極9、10に比較して電極11、12に印加さ
れる電圧は低くなる。前記のように第3のリレーが励磁
されることにより、切換接点21が図示とは逆の位置に
切り換わり、前記ダイオード19からの出力電圧が非洗
浄時よりも高くなって、少なくとも電極9、10に印加
される電圧は前記非洗浄時よりも高くなる。
【0015】上記のように、電極11、12の洗浄時に
は、これらの電極には通常使用時とは逆極性の電圧が印
加されるが、この電圧は電極9、10に印加される電圧
よりも低いので、電極11、12の洗浄中であっても通
常使用時と同様にアルカリイオン水出水口4からはアル
カリイオン水が、また酸性イオン水出水口5からは酸性
イオン水が得られる。更に、前記電極9、10に印加さ
れる電圧は通常使用時に印加される電圧よりも高いの
で、得られるアルカリイオン水等のPH値も通常使用時
のそれとほぼ同一になる。
【0016】上記説明は電極11、12を洗浄する場合
であるが、前記スイッチ6の操作子を右側に位置させる
ことにより、電極9、10が洗浄される。この場合にも
上記とほぼ同様にして電極9、10に印加される電圧は
電極11、12のそれよりも低くなり、また電極11、
12に印加される電圧は非洗浄時よりも高くなる。
【0017】上記実施例では、洗浄している電極への印
加電圧を洗浄していない電極への印加電圧に比較して低
くしたが、洗浄している電極の総表面積を洗浄していな
い電極の総表面積より小さくする、または複数対の電極
として、それぞれの表面積が実質的に同一の3対以上の
電極を用い、洗浄している電極の数を洗浄していない電
極の数よりも少なくすることにより、洗浄している電極
の印加電圧を洗浄していない電極への印加電圧と同電圧
にしても、アルカリイオン水出水口からはアルカリイオ
ン水が、また酸性イオン水出水口からは酸性イオン水が
得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、複数対の電極のうち、洗浄すべく選択された電極に
は選択されていない残りの電極に対して逆極性の電圧を
印加する手段を設け、この逆極性の電圧が印加されてい
るときにも、整水器の通常使用時にアルカリイオン水が
得られる出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イ
オン水が得られる出水口からは酸性イオン水が得られる
ようにしたから、洗浄すべき電極を順次選択していくこ
とにより、いわゆる洗浄モードがなくなり、連続使用が
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す整水器の電気回路図
である。
【図2】図1の整水器の外観を示す斜視図である。
【図3】図2の整水器の電解槽の断面図である。
【図4】図3の電解槽の電極に印加される電圧の極性を
示す説明図である。
【符号の説明】
9,10,11,12 電極 15,16切換接点 17,18 開閉接点 21 切換接点 22 トランス 23,24 抵抗

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数対の電極を備えた整水器における電
    極の洗浄装置であって、 洗浄時には、通常使用時とは逆極性の電圧を電極に印加
    するものにおいて、 前記複数対の電極のうち、洗浄すべく選択された電極に
    は選択されていない残りの電極に対して逆極性の電圧を
    印加する手段を設け、この逆極性の電圧が印加されてい
    るときにも、整水器の通常使用時にアルカリイオン水が
    得られる出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イ
    オン水が得られる出水口からは酸性イオン水が得られる
    ように、前記選択されていない残りの電極に印加される
    電圧に比較して、前記選択された電極に印加される逆極
    性の電圧を低くしたことを特徴とする整水器における電
    極の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 複数対の電極を備えた整水器における電
    極の洗浄装置であって、 洗浄時には、通常使用時とは逆極性の電圧を電極に印加
    するものにおいて、 前記複数対の電極のうち、洗浄すべく選択された電極に
    は選択されていない残りの電極に対して逆極性の電圧を
    印加する手段を設け、この逆極性の電圧が印加されてい
    るときにも、整水器の通常使用時にアルカリイオン水が
    得られる出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イ
    オン水が得られる出水口からは酸性イオン水が得られる
    ように、前記複数対の電極は実質的にそれぞれ同一の表
    面積を有し、前記選択されていない残りの電極の数に比
    較して前記選択された電極の数を少な くしたことを特徴
    とする整水器における電極の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 複数対の電極を備えた整水器における電
    極の洗浄装置であって、 洗浄時には、通常使用時とは逆極性の電圧を電極に印加
    するものにおいて、 前記複数対の電極のうち、洗浄すべく選択された電極に
    は選択されていない残りの電極に対して逆極性の電圧を
    印加する手段を設け、この逆極性の電圧が印加されてい
    るときにも、整水器の通常使用時にアルカリイオン水が
    得られる出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イ
    オン水が得られる出水口からは酸性イオン水が得られる
    ように、前記選択されていない残りの電極の総表面積に
    比較して 、前記選択された電極の総表面積を小さ くした
    ことを特徴とする整水器における電極の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 複数対の電極を備えた整水器における電
    極の洗浄装置であって、 洗浄時には、通常使用時とは逆極性の電圧を電極に印加
    するものにおいて、 前記複数対の電極のうち、洗浄すべく選択された電極に
    は選択されていない残りの電極に対して逆極性の電圧を
    印加する手段を設け、この逆極性の電圧が印加されてい
    るときにも、整水器の通常使用時にアルカリイオン水が
    得られる出水口からはアルカリイオン水が、また酸性イ
    オン水が得られる出水口からは酸性イオン水が得られる
    ように、前記複数対の電極のうち前記のように選択され
    た電極の洗浄時には、前記選択されていない電極への印
    加電圧を、このような洗浄をしていない通常使用時にお
    ける印加電圧に比較して高 くしたことを特徴とする請求
    項1乃至3の何れかに記載の整水器における電極の洗浄
    装置。
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KR100982195B1 (ko) * 2010-04-07 2010-09-14 (주)아쿠아이엔지 고효율 전기분해장치를 이용한 밸러스트수 처리 시스템

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