JP2727000B2 - 包装機フイルム移送機構の駆動制御装置 - Google Patents

包装機フイルム移送機構の駆動制御装置

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JP2727000B2 JP63190980A JP19098088A JP2727000B2 JP 2727000 B2 JP2727000 B2 JP 2727000B2 JP 63190980 A JP63190980 A JP 63190980A JP 19098088 A JP19098088 A JP 19098088A JP 2727000 B2 JP2727000 B2 JP 2727000B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はストレッチ包装機フィルム移送機構の駆動制
御装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来この種のストレッチ包装機のフィルム移送機構と
しては、例えば本出願人が先に出願した特願昭62−1779
09号に開示されたものがある。この包装機のフィルム移
送機構は、フィルムロールからフィルムを供給するフィ
ルム供給部と、該フィルム供給部から供給されるフィル
ムをカットする鋸刃状の刃を有するカッターを具備する
フィルムカット部と、該フィルムカット部からのフィル
ムを包装機の包装部まで移送するフィルム移送部を具備
する構成である。このフィルム移送部は、一対の無端状
の平ベルトと該平ベルトの上面に配置した当板と該平ベ
ルトを下側から当板方向に押圧する押圧機構とを具備
し、フィルムカット部を通過して来るフィルムを該平ベ
ルトと当板との間にその両端を挾持して駆動モータの回
転力により該平ベルトを駆動しフィルムを移送するよう
に構成されている。そして、フィルム供給部の動力はフ
ィルム移送部よりベルトを介してフィルム移送部の動力
より得るようになっている。
上記構成のフィルム移送機構において、フィルムを所
定長さ移送させた後、このフィルム移送を停止させ、フ
ィルムカット部のカッターを作動させ、フィルムの所定
位置にミシン目を入れた後、再びフィルムを移送させ、
このフィルムの移送途中でフィルム供給部の駆動を停止
させ、上記ミシン目よりフィルムを切り離し、該切り離
したフィルムを包装機の包装部まで移送するようになっ
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら上記構成のフィルム移送機構においては
下記のような問題点があった。
フィルム供給部の動力をフィルム移送部よりベルト
を介して得るようにしているため、フィルム供給部の起
動はフィルム移送部の起動に対して若干遅れぎみとな
り、このことが原因してフィルム移送機構の起動時にフ
ィルムにその長手方向に強いテンションが加わる。その
結果、第13図(b)に示すように、フィルムfにカッタ
ー301でミシン目を入れた後、フィルム移送機構を再起
動するとその瞬間にフィルムfが該ミシン目から切り離
され、フィルム供給側に残ったフィルムfの先端が繰り
出し用の金属ローラに巻き付いてしまい、次回の包装時
にフィルムの移送ができない場合があった。
この対策として、フィルム移送機構の再機動時に、
フィルムに強いテンションが加わつてもミシン目から容
易に切断しないように、カッター301の刃の入れ量を調
整している。しかしながら、ミシン目を浅くいれた場合
はフィルム供給部100(第2図参照)の駆動を停止しフ
ィルムを切り離しの場合、第13図(a)に示すようにフ
ィルムfのカッター301の刃が入らない部分の破断部fa
が無理に引き裂かれた状態となり、この部分にストレス
が残り、フィルムfが変形する等して、包装時にトレイ
の左右に皺等が発生する等、包装の仕上がりに悪影響を
与えるという問題もあった。また、フィルムが所定位置
で切断されないため、フィルムを所定量以上引き出して
しまい、フィルムの先端をフィルムオーバ検出器がフィ
ルムオーバが検出し、包装機を停止させ包装作業が中断
してしまうという問題もあった。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、上記問題
点を除去し、包装仕上がりの良い包装が可能な包装機フ
ィルム移送機構の駆動制御装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するため本発明は、包装機フィルム移
送機構の駆動制御装置を下記のように構成した。
フィルムロールからフィルム繰出手段によりフィルム
を繰り出し供給するフィルム供給部と、該フィルム供給
部から供給されるフィルムをカットする鋸刃状の刃を有
するカッターを具備するフィルムカット部と、該フィル
ムカット部を通過してくるフィルムの両側端を挟持して
駆動モータの回転力によりフィルムを移送するフィルム
移送部とを具備し、前記フィルム繰出手段の動力をベル
ト及びクラッチ手段を介してフィルム移送部から得るよ
うに構成した包装機のフィルム移送機構において、フィ
ルム移送機構によるフィルムの移送を停止し、フィルム
カット部のカッターを作動しフィルムにミシン目を入れ
た後、フィルム移送部の駆動モータを再起動し、フィル
ムを再度移送する際、該駆動モータを小さいトルクで起
動し所定時間経過後大きいトルクに切り換えるモータ駆
動制御手段を具備することを特徴とする。
また、モータ駆動制御手段はフィルムにミシン目を入
れた後再起動する際、駆動モータにパルス状電力を供給
し、該パルス状電力のデューティ比により、駆動モータ
のトルクを変化するトルク制御手段を具備することを特
徴とする。
また、駆動モータは少なくとも交流モータであり、パ
ルス状電力のパルス幅は交流電源の1/2周期より大きい
ことを特徴とする。
また、モータ駆動制御手段のトルク制御手段は包装機
を制御するコンピュータからの信号によってオンオフす
るソリットステートリレーにより構成されることを特徴
とする。
〔作用〕
包装機フィルム移送機構の駆動制御装置を上記のよう
に構成することにより、フィルムにミシン目を入れた後
フィルム移送部の駆動モータを再起動する時、駆動モー
タを初め小さいトルクで起動し所定時間経過したら後大
きいトルクに切り換えるから、フィルム移送部の再起動
に際し、フィルムの長手方向に加わるテンションが弱め
られ、フィルムが瞬間的にミシン目から切り離され、次
回の包装時にフィルムの移送ができないという問題を防
止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、本発明の駆動制御装置を用いるフィルム移送機
構の構造を第2図乃至第4図を用いて説明する。フィル
ム移送機構は、フィルム供給部100、フィルム移送部200
及びフィルムカット部300とから構成される。
フィルム供給部100から繰り出し供給されるフィルム
には、所定長さに達するとフィルムカット部300でミシ
ン目が入れられ、フィルム移送部200の後述する当板と
平ベルトとの間にフィルムの両端を挾持しフィルム折り
込み位置、即ち被包装物を包装される位置まで移送され
る。
フィルム供給部100は、フィルムロールFを載置する
2本の支持ローラ101.102が所定の間隔を置いて配設さ
れ、該支持ローラ101には駆動用のベルト103が懸架され
ている。支持ローラ101,102の上部にはフィルムロール
Fから繰り出されるフィルムに所定のテンションを与え
るテンションローラ104,105が支持部材107に両端が回転
自在に支持されて配設されている。支持部材107の一端
にはテンションバネ108が設けられており、該テンショ
ンバネ108により、支持部材107は中央の軸106を中心に
一方方向に付勢されている。
フィルム移送部200は、タイミングプーリ201,202に懸
架された平ベルト203、該平ベルト203の上部に配置され
た当板204、該平ベルト203を下方向から押し上げる3個
のプレッシャ205,206,207等を具備する構造であり、該
フィルム移送部200が2個平行して配置されてフィルム
の両端を挾持して移送するフィルム移送部が形成され
る。
なお、当板204の上面を押板208に固定し、当板204の
上部への逃げを防止している。プレッシャ205の両端に
はレバー209,210の一端がピンにより回動自在に取付け
られており、該レバー209の他端にはソレノイド211の動
作桿の先端がピンにより回動自在に取付けられている。
また、プレッシャ205は圧縮バネ218,219により、平ベル
ト203を常時当板204の方向に付勢しており、ソレノイド
211を励磁することにより、レバー209,210は軸209a,210
aを中心に反時計方向に回動し、プレッシャ205を平ベル
ト203から離間させるようになっている。
また、プレッシャ206の両端にはレバー212,213の一端
がピンにより回動自在に取付けられ、レバー212の他端
にはソレノイド214の動作桿の先端がピンにより回動自
在に取付けられ、プレッシャ207の両端にはレバー215,2
16の一端がピンにより回動自在に取付けられ、レバー21
5の他端にはソレノイド217の動作桿の先端がピンにより
回動自在に取付けられている。また、プレッシャ206及
び207はそれぞれ圧縮バネ220,221及び222,223により、
平ベルト203を常時当板204の方向に付勢されており、ソ
レノイド214及びソレノイド217を励磁することにより、
レバー212,213及び215,216はピン212a,213a及び215a,21
6aを中心に反時計方向に回動し、プレッシャ206,207を
平ベルト203から離間する。
前記プレッシャ205、ソレノイド211、レバー209,210
で右側の押圧機構を構成し、該右側の押圧機構と平ベル
ト203と当板204とでフィルムの右側をクランプする右側
クランプを構成する。前記プレッシャ206、ソレノイド2
14、レバー212,213で中央の押圧機構構成し、該中央の
押圧機構と平ベルト203と当板204とでフィルムの中央を
クランプする中央クランプを構成する。また、前記プレ
ッシャ207、ソレノイド217、レバー215,216で左側の押
圧機構を構成し、該左側の押圧機構と平ベルト203と当
板204とでフィルムの左側をクランプする左側クランプ
を構成する。フィルム移送部200のタイミングプーリ202
側にはガイドプーリ228及びガイドプーリ229よりタイミ
ングプーリ202からの平ベルト203を傾斜状に案内してい
る。
ガイドプーリ228とタイミングプーリ202の間にはフィ
ルムホールド部FHが配設されている。該フィルムホール
ド部FHは、ホールド板240にはレバー237の一端がピン23
6により回動自在に取付けられている。該レバー237の他
端にはセンタリングソレノイド235の作動桿の先端がピ
ン236で取付けられている。
センタリングソレノイド235を励磁するとレバー237は
支点軸239を中心に時計方向に回動し、ホールド板240は
ピン238によって当板233の切欠に沿って上昇し、プレッ
シャ232の弾性に抗して押動し、平ベルト203の上面から
離間する。
タイミングプーリ202の軸202aの端部には第3図,第
4図に示すようにフィルム繰出プーリ110が回転自在に
軸着される。このプーリ110は2枚のクラッチ241a,241b
によって挾持されている。このクラッチ板241aは軸202a
の端部近傍に設けキー溝に係合するキーによって軸202a
の回転方向に係止されると共に軸202aの軸方向には摺動
自在に装着される。クラッチ板241bはプーリ110とクラ
ッチ板241aの抜止として軸202aの端面にネジにより固定
される。そしてクラッチ板241aは予め軸202aに装着した
圧縮バネ242によって付勢され、プーリ110をクラッチ板
241bと共に圧接する。従ってプーリ110に所定以上のト
ルクが加わるとプーリ110とクラッチ板241a及び回転力
はプーリ110に伝達されなくなる。
上記フィルムの供給部100のベルト103は、支持ローラ
101とプーリ110とフィルム繰出プーリ111とに懸架さ
れ、前タイミングプーリにより軸202aを介して回転力が
伝達される。
なお、上記のフィルム移送機構の構成及び動作の詳細
は前記特願昭62−177909号の明細書及び図面に開示して
いるのでここでは省略する。なお、平ベルト203を押圧
する押圧機構と当板204との配置関係は上記と反対の、
即ち平ベルト203を介して下側に当板204を、上側に押圧
機構を配置するように構成してもよい。
上記構成のフィルム移送機構において、フィルム供給
部100からのフィルムロールFから繰り出されたフィル
ムは、駆動モータの機動による駆動プーリ250の回転に
よりタイミングプーリ201,202を介して平ベルト203が回
動する。平ベルト203の回動により、フィルムは所定の
長さ移送された所で、前記駆動モータ停止してフィルム
の移送を停止させ、ソレノイド302を動作させフィルム
の面にカッタ301により不連続の切目、所謂ミシン目を
入れる。そして再び駆動モータが動作して、タイミング
ベルトからなる平ベルト203の回動によりフィルムは移
送される。フィルムが所定の長さ移送されると(前記ミ
シン目がフィルムホールド部FHのホールド板240を通過
した位置まで)、フィルム繰出プーリ111のセンタリン
グブレーキを動作させてフィルム繰出プーリ111の回転
を停止させると共に、センタリングソレノイド235を動
作させて、ホールド板240によりフィルムをプレッシャ2
30とで挾持しフィルムを平ベルト203の面から離間させ
る。従ってこの時、ベルト103が回動を停止しているに
もかかわらず、タイミングベルト203はクラッチ板241の
作用により回動している。フィルムのミシン目の先端側
が移送され、フィルムはミシン目から切断される。切断
されたフィルムはセンタリングするため包装部の所定位
置まで移送された後、前記駆動モータは停止される。
以上のように、フィルムの面にカッター301によりミ
シン目を入れた後、再び駆動モータを起動してフィルム
を移送させる時、フィルム供給部100の負荷が大きいた
め、クラッチ板241とプーリ110がスリップして、クラッ
チ板241の回転がプーリ110に伝達されない。従って、平
ベルト203とフィルム繰出プーリ111の間のフィルムの長
手方向に強いテンションが加わり、フィルムが前記ミシ
ン目から切離されて、フィルム供給側に残ったフィルム
の先端が前記繰出プーリ111に巻き付いてしまい、次回
の包装時にフィルムの移送ができなくなるという問題が
起きる。
そこで、本発明ではフィルムカット部300のカッター3
01を作動しフィルムにミシン目を入れた後、駆動モータ
を再起動してフィルムを再度移送する際、該駆動モータ
を始め小さいトルクで起動し所定時間経過した後大きい
トルクに切り換えるモータ駆動制御手段を設けフィルム
の長手方向に加わるテンションを弱くするものである。
以下、このモータ駆動制御手段の具体例について説明す
る。
第1図は主として、フィルム移送機構の制御装置のシ
ステム構成を示すブロック図である。同図において、10
はフィルム移送機構及びエレベータ機構等包装機の各部
に制御信号を発するCPU、11は各種プログラム及びデー
タが格納されるROM、12はフィルム移送機構の駆動モー
タに供給するパルス状電力のそのデューティ比を設定す
るタイマー、13はRAM、14はインターフェース回路、15
は包装機との間で各種データを送受する計量ラベルプリ
ンタ、16は包装機の各機構部を制御する機構制御部、17
は前記フィルムクランプの開放を指令するスイッチ、18
は包装機のエレベータ機構を駆動する駆動モータ、19は
前記駆動モータ18の回転に同期して所定のタイミングパ
ルスを発生すするタイミング信号発生部、20はフィルム
移送機構を駆動する駆動モータである。なお、上記タイ
マー12は20msec毎に出力をON・OFFするようになっい
る。
第5図はフィルム移送機構の動作を説明するためのメ
カニカルチャート図である。同図において、(a)はタ
イミング信号発生部19からのタイミング信号、(b)は
エレベータの動作、(c)はフィルム移送機構の動作、
(d)はフィルムのカッターの動作をそれぞれ示す。ま
た、(e)は(c)のA,Bの詳細を示す。CPU10は計量ラ
ベルプリンタ15からの計量安定信号を受けてエレベータ
用駆動モータ18を駆動する。このエレベータ用駆動モー
タ18が駆動されることにより、タイミング信号発生部19
からタイミング信号が発生されて機構制御部16を介して
CPU10へ供給される。タイミング信号発生部19は所定角
度毎にスリットが設けられたタイミング円板を備えてい
る。
この実施例装置はタイミング円板が1回転する間に1
包装サイクルの動作を完結するように構成されており、
同期タイミング信号をカウントすることによりタイミン
グ円板の回転角度を検出し、この回転角度に基づいて各
部の制御を行なう。即ち、5゜のタイミングでエレベー
タの上昇を開始し、65゜まで上昇させ、115゜で下降を
開始し、175゜で下降を停止させる。フィルム移送機構
の駆動モータ20は180゜で起動し、210゜まで駆動する。
これによりフィルムは所定の長さ移送されることになる
(このフィルムの長さは計量ラベルプリンタ15からのデ
ータにより決定される)。該駆動モータ20は210゜から2
40゜まで停止し、この停止中の220゜でフィルムカット
部300のカッター301が作動し、フィルムの所定位置にミ
シン目を入れる。次に、駆動モータ20は240゜で再起動
され、305゜まで駆動する。この時、期間A(240゜から
260゜まで)の間は駆動モータ20を小さいトルクで駆動
し、期間B(260゜から305゜まで)を大きなトルク(定
格トルク)で駆動する。即ち、駆動モータ20に供給する
駆動電力は第3図の(e)に示すように、期間Aは20ms
ec毎にON・OFFするパルス状とし、期間BはONの連続し
た電力とする。これにより、期間Aのトルクは期間Bの
トルクに比較し、略半分のトルクとなる。
上記のようにフィルムにミシン目を入れた後、フィル
ム移送機構の駆動モータ20を略半分のトルクで駆動する
から、クラッチ板24とプーリ110との間でスリップが発
生せず、フィルムの長手方向に加わるテンションは小さ
くなり、フィルムはミシン目から切り離されることはな
い。
第6図はフィルム移送機構の駆動モータ20の駆動回路
の具体例を示す回路図である。同図において、10aは前
記CPU10のI/Oポートであり、16aは前記機構制御部16の
フィルム移送機構の制御部であり、21は3相交流電源で
ある。制御部16aはダイオードD1,D2、ソリッドステート
リレーSSR1,SSR2、ホトカプラーhp及び増幅器Amを具備
する。なお、駆動モータ20のU,V,Wは交流電力供給端
子、Bはモータのブレーキ回路の端子である。
上記構成の駆動回路におい、I/Oポート10aの端子FMが
「1」の場合、ソリッドステートリレーSSR1及びSSR2
OFFとなり、端子FMが「0」の場合ONとなる。従って、
端子FMの出力をパルス状に「0」と「1」を繰り返す
と、3相交流電源からパルス状の電力が駆動モータ20に
供給されることなる。従って、CPU10はタイミングが240
゜になったら端子FMの出力を所定時間毎に「0」と
「1」を繰り返すことにより、小さいトルクで駆動モー
タ20を起動し、260゜から305゜の間は端子FMの出力を
「0」とする。
第7図(a),(b)は上記駆動モータ20の駆動制御
の処理フローを示す図である。第7図(a)において、
先ずタイミングが240゜になったか否かを判断し(ステ
ップS1)、240゜に成ったらステップS2を実行し、駆動
モータ20を小さいトルクで起動する。次にステップS3に
おいて、タイミングが260゜になったか否かを判断し、2
60゜になったらステップS4を実行し駆動モータ20を大き
なトルクで駆動する。次にステップS5において、タイミ
ングが305゜になったか否かを判断し、305゜になったら
ステップS6を実行し駆動モータ20を停止する。ステップ
S2の処理においては、第7図(b)に示すようにタイマ
ー12(第1図参照)がONであるか否かを判断し(ステッ
プS2−1)、ONであったら端子FMの出力を「0」とし
(ステップS2−2)、OFFであったら端子FMの出力を
「1」とする(ステップS2−2)。タイマー12は20msec
毎にONとOFFを繰り返すように設定されているから、駆
動モータ20にはソリッドステートリレーSSR1及びSSR2
介して、3相交流電源21から20msec毎にONとOFFを繰り
返すパルス状の電力が供給される。これにより駆動モー
タ20の駆動トルクが定格の略半分程度となる。
ソリッドステートリレーで駆動モータ20に供給する電
力をパルス状にする場合、ソリッドステートリレーには
ゼロクロス回路が内蔵されているか否かにより、所謂ゼ
ロクロス方式、非ゼロクロス方式がある。
ゼロクロス方式は入力信号をONすると内蔵されたゼロ
クロス回路により交流負荷電圧がゼロ電圧付近でトリガ
ーし、出力がONするものである。これに対して、非ゼロ
クロス方式はゼロクロス回路が内蔵されていないので、
出力は入力圧信号に対応して動作するものである。しか
しながら、後者の非ゼロクロス方式は、入力信号がONす
る時にノイズが発生し易く、このノイズが他の回路に影
響を与えるため、他にノイズ対策を施さなければならな
いという問題がある。そこで本実施例では前者のゼロク
ロス方式を採用している。
ゼロクロス方式は、ソリッドステートリレーに第8図
の(a)に示す入力信号Isが入力した場合、同図(b)
の交流負荷電圧がゼロ電圧付近でトリガーし、出力
(c)がONする。ところで商用交流電源は50サイクル或
いは60サイクルであるから、例えば50サイクルの場合
は、その周期は第8図の(d)に示すように20msecとな
り、入力信号Isのパルス幅が同図(e)に示すように10
msec以下であれば、入力信号Isは交流負荷電圧のゼロク
ロス点の間に入ってしまい、ソリッドステートリレーが
ONしない場合がある。従って、入力信号のパルス幅内に
必ずゼロクロス点が存在するようにそのパルス幅を少な
くとも交流電源の周期の1/2以上(50サイクルの場合は1
0msec以上)にする必要がある。また、モータをスムー
ズに回転させるためには、例えば第9図(c)に示すよ
うに交流電圧{第9図(b)}の1サイクル(又は数サ
イクル)が1サイクル(または数サイクル)間隔毎に規
則的に供給されることが好ましい。そこで本実施例で
は、ソリッドステートリレーの入力信号{第9図
(a)}をパルス幅が20msecでデューティが50%のパル
ス信号とした。
なお、本実施例は従来の包装機のハード的構成を殆ど
変更することなく実施することを意図したため、上記パ
ルス信号をCPU10に接続されたタイマー12の出力より得
る構成になっている。このため、ソリットステートリレ
ーの入力信号は交流周波数とは非同期となっている。ゼ
ロックスタイプのソリットステートリレーの場合交流電
圧がゼロクロスなる直前の一定期間内に入力信号がON或
いはOFFした時、動作不安定の状態となる。
入力信号が交流周波数と非同期の場合、第10図
(a),(b)に示されるように、上記動作不安定の期
間に入力信号がON或いはOFFする場合が考えられる。こ
の場合には交流周波数のゆらぎ(微小変動)等の原因に
より、第10図(c)に示されるように駆動モータに供給
されるパルス状態電圧の規則性が乱れ、駆動モータのト
ルク及び回転数が変動することになる。このような事態
の発生が好ましくない場合には、入力信号を交流周波数
と同期させるようにすればよい。
第11図は交流周波数に同期する場合の発生する回路の
一例を示す回路図である。同期信号発生回路30は、2進
カウンター31、比較器32、半波整流回路33及びトランス
34を具備する構成である。交流電圧eVはトランス34によ
り交流電圧e′{第12図(a)}に降圧され、半波整流
された後(整流後の電圧e″)比較器32に供給される。
比較器32はこの供給された信号が基準電圧Eより大きい
ときのみその出力をONにする。従って比較器32の出力と
してパルス信号SP{第12図(c)}が発生し、これが2
進カウンター31へ供給される。2進カウンター31からは
入力パルス信号を1/2に分周した信号SHはパルス幅が20m
secでデューティが50%、且つ交流周波数に同期してい
る。この信号はI/Oポート10aを介してCPUへ供給され
る。したがってCPUが前記タイマー12の出力の替わりに
上記信号SHを用いてソリットステートリレーの入力信号
パルスを発生させるようにプログラムすることで、入力
信号を交流周波数と同期をとることができ、常に安定し
た状態で入力信号のON・OFFが行なえるようになる。な
お、交流電圧eUについても、位相が120゜ことなるだけ
で同様となる。
なお、上記実施例ではフィルムにミシン目を入れた
後、フィルム移送機構を再起動する場合、駆動モータの
トルクを略定格の1/2としたが、再起動の駆動モータの
トルクはこれに限定されるものではなく、要は再起動し
た場合フィルムの長手方向に加わるテンションがフィル
ムをミシン目から切り離さない程度のものとなるトルク
であればよい。また、再起動の駆動モータのトルクは小
から大へと複数段に切り換えても良いことは当然であ
る。
また、上記実施例ではフィルム移送部を一対の無端状
の平ベルト203と、該平ベルト203の上面又は下面に配置
した当板204と、該平ベルト203を下側或いは上側から当
板204の方向に押圧する押圧機構とを具備し、フィルム
カット部300を通過して来るフィルムを平ベルト202と当
板204との間にフィルムの両端を挾持して駆動モータの
回転力により該平ベルト203を駆動しフィルムを移送す
る構成としたが、フィルム移送部はこれに限定されるも
のではなく、要はフィルムカット部300を通過してくる
フィルムの両側部を挾持して移送するような構造のフィ
ルム移送部であればよい。
また、上記実施例は、ソフト的な方法による制御の場
合であったが、ハード的な方法により同様な制御を行な
うことで目的とする効果が得られることは明らかであ
り、ソフト的な制御のみに限定されるものではない。ま
た、本実施例では交流3相モータを使用したが、要はフ
ィルム移送部の再起動時、駆動モータのトルクを小から
大となるように切換えることであり、モータの種類には
限定されない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、以下のような優
れた効果が得られる。
カッターでフィルムにミシン目を入れた後、フィル
ム移送部の駆動モータを再起動する時、駆動モータを始
め小さいトルク起動し所定時間経過した後大きいトルク
に切り換えるから、再起動時にフィルムの長手方向に加
わるテンションが弱められフィルムがミシン目から切り
離され、次回の包装時にフィルムの移送ができないとい
う問題を防止できる。
また、モータ駆動制御手段はフィルムにミシン目を
入れた後再起動する際、駆動モータにパルス状電力を供
給し、該パルス状電力のデューティ比によりモータの駆
動トルクを変えるから、モータ駆動部のハード的構成を
変更することなくモータの駆動トルクを変えることが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィルム移送機構の制御装置のシステム構成を
示すブロック図、第2図は本発明のフィルム移送機構の
構造を示す図、第3図は第2図のd−d線上断面矢視
図、第4図はプーリ110部分の断面図、第5図はフィル
ム移送機構の動作を説明するためのメカニカルチャート
図、第6図はフィルム移送機構の駆動モータの駆動回路
の具体例を示す回路図、第7図(a),(b)は上記駆
動モータの駆動制御の処理フローを示す図、第8図はソ
リッドステートリレーの動作を説明するための図、第9
図(a),(b),(c)は駆動モータをスムーズに動
作させるための波形図、第10図(a),(b),(c)
は駆動モータの不安定動作を説明するための波形図、第
11図は交流周波数に同期する信号を発生する回路の一例
を示すブロック回路図、第12図はその動作を説明する波
形図、第13図(a),(b)は従来のフィルム移送機構
によるフィルムをミシン目からの切り離し状態を説明す
るための図である。 図中、10……CPU、11……ROM、12……タイマー、13……
RAM、14……インターフェース回路、15……計量ラベル
プリンタ、16……機構制御部、17……スイッチ、18……
駆動モータ、19……タイミング信号発生部、20……駆動
モータ、100……フィルム供給部、200……フィルム移送
部、300……フィルムカット部、

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムロールからフィルム繰出手段によ
    りフィルムを繰り出し供給するフィルム供給部と、該フ
    ィルム供給部から供給されるフィルムをカットする鋸刃
    状の刃を有するカッターを具備するフィルムカット部
    と、該フィルムカット部を通過してくるフィルムの両側
    端を挟持して駆動モータの回転力によりフィルムを移送
    するフィルム移送部とを具備し、前記フィルム繰出手段
    の動力をベルト及びクラッチ手段を介して前記フィルム
    移送部から得るように構成した包装機のフィルム移送機
    構において、 前記フィルム移送機構によるフィルムの移送を停止し、
    前記フィルムカット部のカッターを作動しフィルムにミ
    シン目を入れた後、前記フィルム移送部の駆動モータを
    再起動し、フィルムを再度移送する際、該駆動モータを
    小さいトルクで起動し所定時間経過後大きいトルクに切
    り換えるモータ駆動制御手段を具備することを特徴とす
    る包装機フィルム移送機構の駆動制御装置。
  2. 【請求項2】前記モータ駆動制御手段は前記フィルムに
    ミシン目を入れた後再起動する際、前記駆動モータにパ
    ルス状電力を供給し、該パルス状電力のデューティ比に
    より、駆動モータのトルクを変化するトルク制御手段を
    具備することを特徴とする請求項(1)記載の包装機フ
    ィルム移送機構の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】前記駆動モータは交流モータであり、前記
    パルス状電力のパルス幅は少なくとも交流電源の1/2周
    期より大きいことを特徴とする請求項(2)記載の包装
    機フィルム移送機構の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】前記モータ駆動制御手段のトルク制御手段
    は包装機を制御するコンピュータからの信号によってオ
    ンオフするソリットステートリレーにより構成されるこ
    とを特徴とする請求項(2)又は(3)記載の包装機フ
    ィルム移送機構の駆動制御装置。
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