JP2726095B2 - プリペイドカードシステム - Google Patents

プリペイドカードシステム

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JP2726095B2
JP2726095B2 JP1098489A JP9848989A JP2726095B2 JP 2726095 B2 JP2726095 B2 JP 2726095B2 JP 1098489 A JP1098489 A JP 1098489A JP 9848989 A JP9848989 A JP 9848989A JP 2726095 B2 JP2726095 B2 JP 2726095B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、種々の利用形態に対応することができるプ
リペイドカードシステムに関する。
(従来の技術) 従来より、例えばスキー場では、リフト搭乗用のリフ
ト券として、搭乗可能日時が記載された定期券タイプの
リフト券及び搭乗可能回数が記載された回数券タイプの
リフト券を発売している。そして、リフト利用客はリフ
ト券を購入すると共に、そのリフト券を担当係員に提示
してリフト利用権利の有無を確認してもらうことによ
り、リフトを利用することができる。
ところで、近年、リフト券の発券業務及びリフトの搭
乗手続きを総合管理したいという要望から、リフト券を
磁気記憶応用のプリペイドカード方式のリフト券を用い
るシステムが考えられている。つまり、プリペイドカー
ド方式のリフト券に設けられている磁気記憶部に、リフ
ト利用可能日若しくはリフト利用可能回数等を示すリフ
ト利用可能情報を記憶させると共に、その記憶されたリ
フト利用可能情報を確認することによりリフト利用の権
利有無を確認しようとするものである。具体的には、リ
フト利用客は、発券機によりリフト利用可能情報が記憶
されたリフト券を購入すると共に、リフト利用の際はそ
のリフト券をリフト搭乗口に設置された検札機に挿入す
るもので、検札機がリフト券に記憶されたリフト利用可
能情報に基づいてリフト利用の権利有無を判定すること
により、リフト利用が許可される。この場合、リフト券
に記憶されたリフト利用可能情報がリフト利用日で示さ
れている場合は、検札機によってリフト利用可能情報が
変更されてしまうことはないが、リフト利用可能情報が
リフト利用可能回数で示されている場合は、1回のリフ
トの利用によりリフト利用可能回数が例えば1減数され
るようになっており、そのリフト利用可能回数が「0」
となったところでリフト利用権利が消失される。しかし
て、このような機能を有する発券機及び検札機の稼働状
況を集中管理用コンピュータにより管理することによ
り、リフト券の発券状況,発券金額の合計或はリフト利
用状況を逐一把握することができる。
(発明が解決しようとする課題) ところが、上述のリフト券において、リフト利用可能
情報がリフト利用可能回数で記憶されているものにあっ
ては、リフト利用客は、そのリフト利用可能回数を事前
に確認できないため、リフト利用権利の有無を確信でき
ないまま検札機によるチェックを受けなければならない
という欠点がある。
一方、リフト券をリフト以外の一般施設(例えば食
堂)の利用時にも使用することが望まれているが、リフ
ト利用回数のみが記憶されている上述構成のリフト券で
は、様々な利用金額で支払が要求される一般施設への利
用には適していないのが現状である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、プリペイドカードの利用履歴を簡単に確認できると
共に支払形態の異なる利用に対しても対応することが可
能となるプリペイドカードシステムを提供するにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明のプリペイドカードシステムは、以下に示すプ
リペイドカード,発券機,検札機及び精算機を設けたも
のである。
プリペイドカードは、支払可能な利用単位数の累計を
利用可能単位数情報として記憶すると共に利用単位数に
よる支払が発生する毎にその利用可能単位数情報が更新
される第1の記憶部を設け、前記利用可能単位数情報が
記載されると共に利用可能単位数情報が更新される毎に
その利用可能単位数情報が記載される第1の記載エリア
を設け、前記利用可能単位数情報を第1の記載エリアに
記載するための記載位置を記憶すると共に利用可能単位
数情報が更新される毎にその記載位置が更新される第1
の記載位置記憶部を設け、支払可能な利用金額の累計を
利用可能金額情報として記憶すると共に利用金額による
支払が発生する毎にその利用可能金額が更新される第2
の記憶部を設け、前記利用可能金額情報が記載されると
共に利用可能金額情報が更新される毎にその利用金額が
記載される第2の記載エリアを設け、前記利用可能金額
情報を前記第2の記載エリアに記載するための記載位置
を記憶すると共に利用可能金額情報が更新される毎にそ
の利用可能金額情報が記載される第2の記載位置記憶部
を設けたものである。
発券機は、支払金額に応じて前記プリペイドカードの
第1及び第2の記憶部に利用可能単位数情報及び利用可
能金額情報を夫々書込んで発行するものである。
検札機は、前記プリペイドカードがセットされた状態
で利用単位数による支払が指示されたときは前記プリペ
イドカードの第1の記憶部に記憶された利用可能単位数
情報に基づいて利用単位数による利用権利有無を判定す
ると共に上記利用可能単位数情報を更新する第1の更新
手段を設け、この第1の更新手段による更新が行なわれ
たときは前記プリペイドカードの第1の記載位置記憶部
に記憶された記載位置が示す第1の記載エリアの所定位
置に前記利用可能単位数情報を記載すると共にその記載
位置を更新する第1の記載手段を設け、前記プリペイド
カードがセットされた状態で利用金額による支払が指示
されたときは前記プリペイドカードの第2の記憶部に記
憶された利用可能金額情報に基づいて利用権利有無を判
定すると共に上記利用可能金額情報を支払うべき利用金
額に基づいて更新する第2の更新手段と、この第2の更
新手段による更新が行なわれたときは前記プリペイドカ
ードの第2の記載位置記憶部に記憶された記載位置が示
す第2の記載エリアの所定位置に前記利用可能金額情報
を記載すると共にその記載位置を更新する第2の記載手
段を設けたものである。
前記プリペイドカードがセットされたときに、そのプ
リペイドカードの第1の記憶部及び第2の記憶部に記憶
されている利用可能単位数情報及び利用可能金額情報に
基づいて精算すべき合計金額を求めその合計金額に相当
した金銭を支払うものである。
(作用) 利用客は所定の金額を発券機に払込むことによりプリ
ペイドカードを入手する。このとき、発券機は、プリペ
イドカードの第1の記憶部に金銭の投入に応じた利用可
能単位数情報を書込むと共に、プリペイドカードの第2
の記憶部に利用可能金額情報を書込む。
そして、利用客がプリペイドカードを検札機にセット
した状態で利用単位数で示される利用を行なうことによ
り、その利用単位数による支払が検札機に指示されたと
きは、検札機における第1の更新手段が、プリペイドカ
ードの第1の記憶部に記憶されている利用可能単位数情
報に基づいて利用単位数による利用権利有無を判定する
と共に利用可能単位数情報を更新する。続いて、第1の
記憶手段が、プリペイドカードの第1の記載位置記憶部
に記載されている記憶位置が示す第1の記載エリアの所
定位置に利用可能単位数情報を記載すると共にその記載
位置を更新する。
また、利用客がプリペイドカードを検札機にセットし
た状態で利用金額で示される利用を行なうことにより、
その利用金額による支払が検札機に指示されたときは、
検札機における第2の更新手段が、プリペイドカードの
第2の記憶部に記憶されている利用可能金額情報に基づ
いて利用権利有無を判定すると共に利用可能金額情報を
支払うべき利用金額に基づいて更新する。続いて、第2
の記載手段が、プリペイドカードの第2の記載位置記憶
部に記憶されている記載位置が示す第2の記載エリアの
所定位置に利用可能単位数情報を記載すると共にその記
載位置を更新する。
そして、利用客がプリペイドカードを精算機にセット
してプリペイドカードの精算を要求したときは、精算機
は、プリペイドカードの第1の記憶部及び第2の記憶部
に記憶されている利用可能単位数情報及び利用可能金額
情報に基づいて精算すべき合計金額を求めその合計金額
に相当した金銭を支払う。
(実施例) 以下、本発明をスキー場の管理システムに適用した第
1実施例を第1図乃至第14図を参照して説明する。
第2図は本システムで使用されるプリペイドカードタ
イプの施設利用カード1の平面図を示している。この施
設利用カード1の所定位置には磁性層から成る磁気記憶
部が形成されており、その磁気記憶部に発行日記憶エリ
ア2,有効年月日記憶エリア3、リフト利用状況記憶エリ
ア4及び一般施設利用状況記憶エリア5が順に設けられ
ている。この場合、発行日記憶エリア2には、この施設
利用カード1が発行された月日が、月データ(MMで示
す),日データ(DDで示す)の順に記憶される。有効年
月日記憶エリア3には、このプリペイドカード1の利用
有効期限が、年データ(YYで示す),月データ(MMで示
す),日データ(DDで示す)の順に記憶される。リフト
利用状況記憶エリア4は、コード部6,第1の記憶部7及
び第1の記載位置記憶部8から成り、コード部6には、
この記憶エリアがリフト利用状況記憶エリアであること
を示す「1」が記憶され、第1の記憶部7には利用可能
単位数情報としてのリフト利用可能回数(AAで示す)が
記憶され、第1の記載位置記憶部8には記載位置として
スタンプ印字行(BBで示す)が記憶される。また、一般
施設利用状況記憶エリア5は、コード部9,第2の記憶部
10及び第2の記載位置記憶部11から成り、コード部8に
はこの記憶エリアが一般施設記憶利用状況記憶エリアで
あることを示す「2」が記憶され、第2の記憶部10には
利用可能金額情報としての一般施設利用可能残額(HHHH
で示す)が記憶され、第2の記載位置記憶部11には記載
位置としてプリント印字行(LLで示す)が記憶される。
一方、施設利用カード1には印刷エリアが設けられて
おり、第2図に示すように所定の枠線で囲まれた第1の
記載エリア12及び第2の記載エリア13から成る。この場
合、第1の記載エリア12は、図示上下方向に連続形成さ
れた複数の矩形枠12a,12bから成る。また、第2の記載
エリア13は、利用月日記載欄13a,利用対象記載欄13b,利
用金額記載欄13c及び利用可能残額記載欄13dから成る。
次に、上記施設利用カード1に各種情報を記憶させる
発券機14について第3図を参照して説明する。
発券機14は各種情報が記憶されていない施設利用カー
ド1を複数枚内蔵しており、金銭投入口15に金銭が投入
された状態での操作ボタン16の操作に応じて施設利用カ
ード1に各種情報を書込んで発券するようになってお
り、そのために次のデータ書込機能を備えている。
[I]リフトを所定回数利用することが指示されたとき
は、その利用回数を施設利用カード1におけるリフト利
用状況記憶エリア4の第1の記憶部7に書込むと共に第
1の記載位置記憶部8に「01」を書込む。
[II]一般施設を所定金額内で利用することが指示され
たときは、その利用可能金額を施設利用カード1におけ
る一般施設利用状況記憶エリア5の第2の記憶部10に書
込む。
[III][II]における利用金額を施設利用カード1に
おける第2の利用可能残額記載欄13dの1行目に記載す
ると共に第2の記載位置記憶部11に「02」を書込む。
[IV]施設利用カード1における発行日記憶エリア2に
発行日を書込むと共に、有効年月日記憶エリア3にこの
施設利用カード1が有効とされるまでの年月日を書込
む。
[V]各種情報が記憶された施設利用カード1、並びに
投入金額から[I]における利用回数に相当する金額及
び[II]における利用金額を差引いた金銭を支払口17か
ら支払う。
次に、上記施設利用カード1の利用権利有無を判定す
るための検札機18について第4図及び第5図を参照して
説明する。
検札機18には施設利用カード1を挿入するためのカー
ド投入口19が設けられており、その挿入状態で施設利用
カード1の記憶エリアに磁気ヘッドから成る読書部20が
対応すると共に、第1の記載エリア12にスタンプ21が対
応し、第2の記載エリア13にプリンタ22が対応するよう
になっている。この検札機18は、施設利用カード1に記
憶されている各種情報を読取部20を介して読取ることに
より、その情報に基づく判定並びに情報書替えを行なう
ものでその機能について述べる。
[I]施設利用カード1の有効年月日記憶エリア3に記
憶されている有効年月日を読取ることにより、その利用
権利有無を判定する。
[II]操作ボタン23の操作によりリフトでの利用が指示
されたときは、施設利用カード1における第1の記憶部
7に記憶されているリフト利用回数に基づいて利用権利
有無を判定すると共に、その回数から指示されたリフト
利用回数分を減数する(第1の更新手段に相当)。
[III][II]においてリフト利用可能回数が更新され
たときは、施設利用カード1における第1の記載位置記
憶部8に記憶されているスタンプ印字行が示す第1の記
載エリア13aの所定位置にスタンプする(第1の記載手
段に相当)。
[IV]操作ボタン23の操作により支払いが利用金額で指
示されたときは、施設利用カード1における第2の記憶
部10に記憶されている利用残額に基づいて利用権利有無
を判定すると共に、利用残額から指示された利用金額を
減額する(第2の更新手段に相当)。
[V][IV]において利用残額が更新されたときは、施
設利用カード1における第2の記載位置記憶部11に記憶
されているプリント印字行が示す第2の記載エリア13の
所定位置に利用日,利用対象コード,利用金額及び利用
残額をプリントする(第2の記載手段に相当)。
[VI]操作ボタン23の操作により印刷が指示されたとき
は、プリンタ26の駆動により利用日,利用対象コード,
利用金額が印刷されたレシート27を発行する。
次に精算機28について第6図を参照して説明する。
精算機28は施設利用カード1をカード投入口29に挿入
可能に設けられており、その挿入状態で施設利用カード
1における第1の記憶部7に記憶されているリフト利用
可能回数に基づいて利用回数による及び第2のが読取ら
れると共に、記憶され、第2のいる利用可能単位数情報
に基づいて利用可能単位数に第2の記憶部10に記憶され
ている利用残額を読取ることにより、その利用残額に相
当する金銭を支払口30から支払う。
尚、上記発券機14,検札機18及び精算機28は図示しな
い集中管理用コンピュータに接続されており、その集中
管理用コンピュータにより各機械の動作状況を把握する
ことができる。
次に上記構成の作用について説明する。
スキー客は、スキー場の各施設を利用するのに先立っ
て施設利用カード1を入手する。つまり、発券機14の金
銭投入口に例えば10000円を投入して所定の操作ボタン1
6を押すことにより、リフトを例えば10回利用すること
を指示すると共に、一般施設を例えば5000円分利用する
ことを指示する。すると、発券機14は、施設利用カード
1における第1の記憶部7にリフト利用可能回数として
「10」を書込むと共に、第2の記憶部10に一般施設利用
金額として5000円を書込む。そして、発券機14は、発行
日記憶エリア2及び有効年月日記憶エリア3に所定の情
報を書込んでから施設利用カード1を支払口17から発行
すると共に、投入金額である10000円からリフト利用代
金である2000円及び一般施設利用代金である5000円を差
引いた3000円を支払口17から支払う。従って、スキー客
は、10回分のリフト利用料金並びに5000円分の一般施設
利用金額が先払いされた施設利用カード1を入手するこ
とができる。尚、発行された施設利用カード1における
第2の記載エリア13の利用残額記載欄13dの1行目には
「5000」が記載されている。
そして、施設利用カード1を携帯したスキー客は次の
ようにしてリフトを利用する。つまり、施設利用カード
1をリフト搭乗口に設置された検札機18のカード挿入口
19に挿入する。この場合、検札機18にはリフト利用を行
なうことが操作ボタン23により指示されるから、検札機
18における第1の更新手段は、施設利用カード1におけ
る第1の記憶部7に記憶されているリフト利用可能回数
である「10」を読取り、その値が0でないことを確認し
てからそのリフト利用可能回数「10」から1を減数した
「09」を第1の記憶部7に書込む(第7図参照)。この
とき、検札機18の表示器24にそのときのリフト利用回数
である「10」が表示される。続いて、検札機18における
第1の記載手段は、施設利用カード1における第1の記
載位置記憶部8に記憶されているスタンプ印字行「01」
に基づいて第1の記載エリア12の矩形枠12aにスタンプ
を押す(第8図参照)と共に、そのスタンプ印字行を
「02」に更新(第7図参照)してから施設利用カード1
を返却する。
そして、スキー客がリフトを5回利用した時点では、
第9図に示すように施設利用カード1における第1の記
憶部7に記憶されている利用可能回数は「05」に更新さ
れていると共に、第1の記載位置記憶部8に記憶されて
いるスタンプ印字行は「06」に更新されている。
さて、上述のようにしてリフトの利用回数が増える
と、施設利用カード1における第1の記憶部7に記憶さ
れているリフト利用可能回数が順次減数され、そして、
そのリフト利用可能回数が「0」となったところで、そ
の施設利用カード1におけるリフト利用権利が消失され
る。
次に、スキー客は次のようにしてスキー場の一般施設
である例えば食堂を利用することができる。つまり、検
札機18のカード挿入口19に施設利用カード1を挿入して
から操作ボタン23の操作により例えばカレーライスを指
示する。すると、検札機18における第2の更新手段は、
施設利用カード1における第2の記憶部10に記憶されて
いる利用可能金額5000円がカレーライス代金である900
円以上であることを確認した後、5000円から900円を差
引いた4100円を第2の記憶部10に記憶する(第11図参
照)。続いて、検札機18における第2の記載手段は、施
設利用カード1における第2の記載位置記憶部11に記憶
されたプリント印刷行に基づいて第2の記載エリア13の
2行目の各蘭13a乃至13dに、利用月日,カレーライスの
コード「123」,カレーライスの代金「900」及び利用残
額「4100」をプリンタ22の駆動により印刷する(第12図
参照)。そして、検札機18は、各種情報が更新された施
設利用カード1を返却すると共にプリンタ27の駆動によ
り食券に代わるレシート27を発行する。従って、スキー
客は、検札機18によって発券されたレシート27を食堂窓
口に差出すことによってカレーライスを受取ることがで
きる。
そして、スキー客がスキー場内の一般施設を3回利用
したところで、一般施設での利用金額が900円,800円,12
00円であった場合は、施設利用カード1における第2の
記憶部10にはその時の利用残額である2100円が記載され
ている(第13図参照)。また、施設利用カード1におけ
る第2の記載エリア13の各記載欄13a乃至13dには各利用
月日,利用対象コード,利用金額及び利用残額が順次記
載される(第14図参照)。そして、スキー場内における
一般施設の利用により、施設利用カード1の第1の記憶
部7に記憶された利用残額が「0」となったときは、施
設利用カード1における一般施設利用権利が消失され
る。
さて、スキー客は、リフト及び一般施設を利用しなく
なった場合は、施設利用カード1を精算機28によって精
算する。つまり、施設利用カード1を精算機28の投入口
29に挿入すると、精算機28は、施設利用カード1おける
第1の記憶部7に記憶されているリフト利用可能回数を
読取り、そのリフト利用可能回数に基づいてリフト利用
残額を求めると共に、第2の記憶部10に記憶されている
一般施設利用残額を読取り、その一般施設利用残額に基
づいて一般施設利用残額を求める。続いて、精算機28
は、求めたリフト利用残額及び一般施設利用金額の合計
を求め、その合計金額に相当する金銭を支払う。これに
より、スキー客は、スキー場のリフト及び一般施設を利
用するために先払いした金額のうち、施設利用カード1
を利用しなかった金額に相当する金銭を受取ることがで
きる。
要するに、上記構成のものによれば、スキー客は、リ
フト代金及び一般施設利用代金を先払いすることによ
り、所定回数だけリフトを利用することができると共
に、所定金額分だけ一般施設を利用することができる。
従って、利用形態の異なったリフト及び一般施設の支払
を施設利用カード1だけで済ますことができるから、リ
フト券をリフト利用にしか使用できない従来例と違っ
て、スキー場全体の施設を金銭の授受を行なうことなく
利用することができる。しかも、スキー客にとっては、
先払いしたリフト利用金額及び一般施設利用金額のうち
利用しなかった分に相当する残額を受取ることができる
から、一般施設の利用状況にかかわらず損を被ることは
ない。
また、施設利用カード1にはリフトの利用履歴及び一
般施設の利用履歴が記載されるから、スキー客は、リフ
トの利用経過及び一般施設の利用経過を逐一確認するこ
とができる。
さらに、スキー場を管理する側としては、発券機14,
検札機18及び精算機28の稼働状況を集中管理用コンピュ
ータで管理することにより、施設利用状況を把握するこ
とができるから、スキー場運営を効率的に行なうことが
できる。
次に本発明を遊園地の施設利用に適応した第2実施例
を第15図及び第16図を参照して説明するに、第1実施例
と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる
部分についてのみ説明する。
つまり、施設利用カード1の記憶エリアには、第15図
に示すように発行日記憶エリア31,入場料金記憶エリア3
2,遊技施設利用状況記憶エリア33及び一般施設利用状況
記憶エリア34が設けられている。この場合、遊技施設利
用状況記憶エリア33は、コード部35,第1の記憶部36及
び第1の記載位置記憶部37を備えており、その第1の記
憶部36には利用可能情報として遊技施設利用可能回数が
記憶され、第1の記載位置記憶部37には記載位置として
スタンプ印字行が記憶される。また、一般施設利用状況
記憶エリア34は第2の記憶部39及び第2の記載位置記憶
部40を備えており、その第2の記憶部39には利用可能金
額情報として一般施設利用残額が記憶され、第2の記載
位置記憶部40にプリント印字行が記憶される。
さて、遊技客は、遊技場に入場するのに先立って施設
利用カード1を入手する。つまり、遊技客が入場ゲート
に設置された発券機14に例えば10000円を投入すると、
発券機14は、施設利用カード1の入場料金記憶エリア32
に「2000円」を書込み、遊技施設利用状況記憶エリア33
における第1の記憶部36に3000円分に相当する遊技施設
利用可能回数として「10」を書込み、そして、一般施設
利用状況記憶エリア34における第2の記憶部39に「5000
円」を書込んだ後、発行日記憶エリア31に発行日を書込
んでその施設利用カード1を発行する。
そして、遊技客は、入手した施設利用カード1を入場
ゲート41に挿入する。すると、入場ゲート41は、施設利
用カード1における入場料金記憶エリア32に記憶されて
いる金額を読取り、その金額が所定金額であることを確
認して入場を許可する。
次に、入場した遊技客は次のように遊技施設を利用す
ることができる。つまり、遊技客が、施設利用カード1
を遊技施設の入場口に設置された遊技用検札機18Aに挿
入する。すると、遊技用検札機18Aにおける第1の更新
手段は、施設利用カード1の第1の記憶部36に記憶され
た「10」を読取ることにより、そのカード1が遊技施設
利用権利を有していることを確認した後、「10」から
「1」を差引いた「09」を第1の記憶部36に書込む。続
いて、第1の記載手段は、検札機18における第1の記載
位置記憶部37に記憶されたスタンプ印字行が示す第1の
記載エリア12の矩形枠12a内にスタンプを押すと共に、
そのスタンプ印字行を「02」に更新してからその施設利
用カード1を返却する。
そして、遊技客が遊技施設を10回利用すると、施設利
用カード1における第1の記憶部36に記憶されている遊
技施設利用可能回数が「0」となって遊技施設の利用権
利が消失する。
また、遊技客が遊技施設以外の一般施設である例えば
食堂を利用する場合は、施設利用カード1を食堂に設置
されている一般施設用検札機18Bのカード投入口19に挿
入して食事内容を指示する。すると、検札機18における
第2の更新手段は、施設利用カード1における第2の記
憶部39に記憶されている5000円が指示された食事代金以
上であることを確認した後、5000円から食事代金を差引
いた4100円を第2の記憶部39に記憶する。続いて、検札
機18における第2の記載手段は、第2の記載位置記憶部
11に記憶されているプリント印刷行に基づいて第2の記
載エリア13の2行目の各蘭13a乃至13dに、利用月日,食
事内容,利用代金及び利用残額を印刷する。そして、検
札機18は、各種情報が更新された施設利用カード1を返
却すると共に食券に代わるレシート27を発行する。
そして、遊技客が一般施設を利用することにより、施
設利用カード1の第2の記憶部39に記憶されている利用
可能金額が「0」となったところで、施設利用カード1
における一般施設利用権利が消失する。
さて、遊技客は、遊技場から退場する際に施設利用カ
ードを精算機28に挿入する。すると、精算機28は、施設
利用カード1における第1の記憶部36に記憶されている
遊技施設利用回数及び第2の記載部29に記憶されている
一般施設利用残額を読取り、その読取った遊技施設利用
回数及び一般施設利用残額が「0」でないことを確認し
てから、遊技施設利用可能回数に対応したリフト利用残
額及び一般施設利用残額の合計金額に相当する金銭を支
払う。
そして、遊技客は遊技場から退場するときに、施設利
用カード1を退場ゲート42に挿入する。これにより、施
設利用カード1における入場料金記憶エリア32に記憶さ
れた入場料金が「0」にクリアされて再入場が禁止され
る。
上記第2実施例のものの場合、施設利用カード1によ
って遊技施設及び一般施設を利用できるので、利用形態
が異なる各種施設に対応することができる。また、施設
利用カード1の利用履歴を逐一確認しながら施設を利用
することができる。
尚、上記各実施例では、施設利用カード1に設けられ
た第1の記憶部7,36に記憶される利用可能単位数情報と
してその時点での利用可能回数を記憶するようにした
が、これに代えて、発券機14によって初期設定された利
用可能回数及び指示された利用回数累計を第1の記憶部
7,36に記憶すると共にそれらの関係から検札機18が利用
権利の有無を判定するように構成してもよい。また、施
設利用カード1に設けられた第2の記憶部10,39に記憶
される利用可能金額としてその時点での利用残額を記憶
するようにしたが、これに代えて、発券機14によって初
期設定された利用可能金額及び要求利用金額累計を第2
の記憶部10,39に記憶すると共にそれらの関係から検札
機18がその時点での利用可能権利の有無を判定するよう
に構成してもよい。さらに、施設利用カード1における
第2の記載エリア13に支払金額の累計を順次記載するよ
うにしてもよい。
また、上記各実施例では、発券機14,検札機18及び精
算機28を個別に設けたが、所望に応じて各装置の機能を
一体化した装置を設けるようにしてもよい。
[発明の効果] 以上の記述から明らかなように、本発明のカードシス
テムによれば、プリペイドカードに利用可能単位数情報
及び利用可能金額情報を記憶することにより、利用単位
数で示される要求及び利用金額で示される要求の何れの
要求にも対応できるように構成したから、プリペイドカ
ードの利用履歴を簡単に確認できると共に支払形態の異
なる利用に対しても対応することが可能となるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第14図は本発明の第1実施例を示すもので、
第1図はプリペイドカードに記憶された情報を示す図、
第2図はプリペイドカードの平面図、第3図は発券機の
斜視図、第4図は検札機の斜視図、第5図は検札機の構
成を示すブロック図、第6図は精算機の斜視図、第7,第
9,第11,第13図は施設利用カードに記憶された内容を示
す模式図、第8,第10,第12,第14図は施設利用カードに印
刷された内容を示す平面図である。また、第15図及び第
16図は本発明の第2実施例を示しており、第15図は第1
図相当図、第16図は全体の構成を示すブロック図であ
る。 図中、1はプリペイドカード、7,36は第1の記憶部、8,
37は第1の記載位置記憶部、10,39は第2の記憶部、11,
40は第2の記載位置記憶部、14は発券機、18は検札機、
28は精算機である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】以下のA,B,C,Dの要件を備えたことを特徴
    とするプリペイドカードシステム。 A 支払可能な利用単位数の累計を利用可能単位数情報
    として記憶するように設けられ、利用単位数による支払
    が発生する毎にその利用可能単位数情報が更新される第
    1の記憶部と、 前記利用可能単位数情報が記載されるように設けられ、
    利用可能単位数情報が更新される毎にその利用可能単位
    数情報が記載される第1の記載エリアと、 前記利用可能単位数情報を前記第1の記載エリアに記載
    するための記載位置を記憶するように設けられ、利用可
    能単位数情報が更新される毎にその記載位置が更新され
    る第1の記載位置記憶部と、 支払可能な利用金額の累計を利用可能金額情報として記
    憶するように設けられ、利用金額による支払が発生する
    毎にその利用可能金額が更新される第2の記憶部と、 前記利用可能金額情報が記載されるように設けられ、利
    用可能金額情報が更新される毎にその利用可能金額情報
    が記載される第2の記載エリアと、 前記利用可能金額情報を前記第2の記載エリアに記載す
    るための記載位置を記憶するように設けられ、利用可能
    金額情報が更新される毎にその利用可能金額情報が記載
    される第2の記載位置記憶部とを備えたプリペイドカー
    ド。 B 金銭の投入に応じて前記プリペイドカードの第1及
    び第2の記憶部に利用可能単位数情報及び利用可能金額
    情報を夫々書き込んで発行する発券機。 C 前記プリペイドカードがセットされた状態で利用単
    位数による支払が指示されたときは前記プリペイドカー
    ドの第1の記憶部に記憶された利用可能単位数情報に基
    づいて利用単位数による利用権利有無を判定すると共に
    上記利用可能単位数情報を更新する第1の更新手段と、 この第1の更新手段による更新が行なわれたときは前記
    プリペイドカードの第1の記載位置記憶部に記憶された
    記憶位置が示す第1の記載エリアの所定位置に前記利用
    可能単位数情報を記載すると共にその記載位置を更新す
    る第1の記載手段と、 前記プリペイドカードがセットされた状態で利用金額に
    よる支払が指示されたときは前記プリペイドカードの第
    2の記憶部に記憶された利用可能金額情報に基づいて利
    用権利有無を判定すると共に上記利用可能金額情報を支
    払うべき利用金額に基づいて更新する第2の更新手段
    と、 この第2の更新手段による更新が行われたときは前記プ
    リペイドカードの第2の記載位置記憶部に記憶された記
    載位置が示す第2の記載エリアの所定位置に前記利用可
    能金額情報を記載すると共にその記載位置を更新する第
    2の記載手段とを備えた検札機。 D 前記プリペイドカードがセットされたときに、その
    プリペイドカードの第1の記憶部及び第2の記憶部に記
    載されている利用可能単位数情報及び利用可能金額情報
    に基づいて精算すべき合計金額を求めその合計金額に相
    当する金銭を支払う精算機。
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