JP2725982B2 - ナトリウム−硫黄電池及びその製造方法 - Google Patents

ナトリウム−硫黄電池及びその製造方法

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JP2725982B2 JP5250783A JP25078393A JP2725982B2 JP 2725982 B2 JP2725982 B2 JP 2725982B2 JP 5250783 A JP5250783 A JP 5250783A JP 25078393 A JP25078393 A JP 25078393A JP 2725982 B2 JP2725982 B2 JP 2725982B2
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この発明は、電力貯蔵用等の二
次電池として利用されるナトリウム−硫黄電池及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 従来のナトリウム−硫黄電池において
は、有底円筒状の固体電解質管の内側と外側に陰極室及
び陽極室が形成され、その陰極室内にはカートリッジが
配設されている。そして、そのカートリッジの内部から
カートリッジと固体電解質管との間の間隙部に陰極活物
質としてのナトリウムが供給され、陽極室内には陽極活
物質としての硫黄が収容されている。そして、290〜
350℃の動作温度に加熱された状態で、陰極室のナト
リウムがナトリウムイオンとなって固体電解質管を透過
し、陽極室の硫黄と反応して、放電が行われるようにな
っている。
【0003】この種のナトリウム−硫黄電池において
は、その動作中に固体電解質管が破損した場合、陰極室
のナトリウムと陽極室の硫黄とが直接反応して、発熱を
伴いながら多硫化ナトリウムを生成する。そして、この
多硫化ナトリウムの腐食性と発熱反応による高温とか
ら、金属製の容器が溶けてしまうという危険があった。
また、この反応はナトリウムと硫黄とが存在している限
り、継続して発生するものであった。
【0004】このような反応を抑制するために、例えば
特開平2−112168号公報に示すように、カートリ
ッジと固体電解質管との間の間隙部に、耐食性を有する
アルミニウムやステンレス等の金属材料よりなる有底円
筒状の安全管を配設したナトリウム−硫黄電池が、従来
から提案されている。そして、このナトリウム−硫黄電
池では、固体電解質管の内側に滞留するナトリウムの量
を少なくするようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 ところが、この従来
構成のナトリウム−硫黄電池においては、固体電解質管
と安全管との間に、常に所定の間隙が形成されるように
なっている。そのため、固体電解質管が破損した場合に
は、ナトリウムの供給が続行されて、ナトリウムと硫黄
との直接反応を抑制することができず、十分な安全性を
確保することができないという問題があった。
【0006】また、固体電解質管はベータアルミナなど
のセラミック製であるため、直径などの寸法及び真円度
等にはバラツキが生じ、上記間隙を均一に確保すること
が困難となって、間隙が広くなった場合にはナトリウム
量が増大し安全性を損なうおそれがあるという問題があ
った。
【0007】さらに、上記間隙が上下に均一に形成され
ている場合、固体電解質管が下部又は底部で部分的に破
損されたとき、上部で破損したときと比べて、温度上昇
が大きく、大事故に繋がるおそれがあるという問題があ
った。
【0008】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その第1の
目的は、固体電解質管が破損した場合、ナトリウムと硫
黄との直接反応を最小に制限することができると共に、
その直接反応による発熱に基づき、固体電解質管と安全
管との間隙を閉塞して、その後のナトリウムの供給を停
止させることができ、ナトリウムと硫黄との直接反応を
速やかに収束抑制することができて、大事故に繋がるお
それを防止することができるナトリウム−硫黄電池を提
供することにある。
【0009】また、第2の目的は、固体電解質管が破損
しても陰極室のナトリウムが陽極室に浸入することを防
止し、大事故に繋がるおそれを回避することができるナ
トリウム−硫黄電池を提供することにある。
【0010】さらに、第3の目的は、固体電解質管が破
損し、ナトリウムと硫黄との直接反応によって電池内の
温度が上昇した場合に、固体電解質管と安全管との間隙
を下部ほど先に閉塞させてナトリウムの供給を断ち、事
故が継続するおそれを防止できるナトリウム−硫黄電池
を提供することにある。
【0011】また、この発明の第4の目的は、固体電解
質管と安全管とを所定間隙をおいた状態に容易に組み付
けることができるナトリウム−硫黄電池の製造方法を提
供することにある。
【0012】さらに、第5の目的は、絶縁リングに陽極
容器と陰極金具を熱圧接合する操作と同時に、固体電解
質管と安全管との間隙を設定でき、ナトリウム−硫黄電
池の製造工程数を減少させることができて、製造コスト
を低減できるナトリウム−硫黄電池の製造方法を提供す
ることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】 上記の第1及び第2の
目的を達成するために、請求項1に記載のナトリウム−
硫黄電池の発明では、有底筒状の固体電解質管の内側と
外側に陰極室及び陽極室を形成し、固体電解質管の内側
に金属材料よりなる有底筒状の安全管を近接配置し、陰
極室内にはナトリウムを収容すると共に、陽極室内には
硫黄を収容してなるナトリウム−硫黄電池において、前
記固体電解質管と安全管との間隙が、電池動作温度では
所定値となり、電池の異常高温度では閉塞するように、
固体電解質管の熱膨張率よりも大きな熱膨張率を有する
安全管を備えたことを特徴とするものである。
【0014】また、上記の第1及び第2の目的を達成す
るために、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載
の発明において、電池の充電時及び放電時にわたって、
陽極室の圧力が陰極室の圧力よりも高いことを特徴とす
るものである。
【0015】さらに、上記の第1〜第3の目的を達成す
るために、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載
の発明において、電池の動作温度において、固体電解質
管と安全管との間隙が上部より下部の方が小さいことを
特徴とするものである。
【0016】また、第4の目的を達成するために、請求
項4に記載のナトリウム−硫黄電池の製造方法の発明で
は、有底筒状の固体電解質管の内側と外側に陰極室及び
陽極室を形成し、固体電解質管の内側に金属材料よりな
る有底筒状の安全管を近接配置し、陰極室内にはナトリ
ウムを収容すると共に、陽極室内には硫黄を収容してな
るナトリウム−硫黄電池において、前記固体電解質管内
に安全管を挿入した後、安全管の内部から圧力を付与し
て、安全管を固体電解質管の内周面と接触又は一定の間
隙を有するように変形させ、この状態で固体電解質管及
び安全管を電池動作温度よりも高い温度まで加熱した後
に冷却して、固体電解質管と安全管との間隙を、電池動
作温度では所定値となり、電池の異常高温度では閉塞す
るように設定することを特徴とするものである。
【0017】また、第4の目的を達成するために、請求
項5に記載の発明では、請求項4に記載の発明におい
て、前記安全管の開口端部側の加熱温度を安全管の底部
側の加熱温度より高く設定したことを特徴とするもので
ある。
【0018】加えて、第4,第5の目的を達成するため
に、請求項6に記載のナトリウム−硫黄電池の製造方法
の発明では、有底筒状の固体電解質管の開口端部外周に
絶縁リングを接合し、この絶縁リングに陽極金具又は陽
極容器と陰極金具とを熱圧接合し、前記固体電解質管の
内側と外側に陰極室及び陽極室を形成すると共に、固体
電解質管の内側に金属材料よりなる有底筒状の安全管を
近接配置し、前記陰極室内にはナトリウムを収容し、か
つ陽極室内には硫黄を収容してなるナトリウム−硫黄電
池において、前記固体電解質管内に安全管を挿入した
後、安全管の内部から圧力を付与して、安全管を固体電
解質管の内周面と接触又は一定の間隙を有するように変
形させ、この状態で固体電解質管及び安全管を電池動作
温度よりも高い温度まで加熱して、絶縁リングに陽極金
具又は陽極容器と陰極金具を熱圧接合した後、冷却し
て、固体電解質管と安全管との間隙を、電池動作温度で
は所定値となり、電池の異常高温度では閉塞するように
設定することを特徴とするものである。
【0019】
【作用】 上記のように構成されたナトリウム−硫黄電
池においては、固体電解質管と安全管との間隙が、電池
動作温度では所定値となり、電池の異常高温度では閉塞
されるように狭く設定されている。そのため、電池の動
作中に固体電解質管が破損した場合、固体電解質管と安
全管との間隙に滞留するナトリウムの量を少なくして、
ナトリウムと硫黄との直接反応を最小に制限することが
できる。
【0020】また、このナトリウムと硫黄との直接反応
により高温の多硫化ナトリウムが生成され、その発熱に
基づき安全管が固体電解質管よりも大きな熱膨張率で膨
脹して、固体電解質管と安全管との間隙が閉塞される。
このため、その後のナトリウムの供給が停止されて、ナ
トリウムと硫黄との直接反応を速やかに収束抑制するこ
とができ、大事故に繋がるおそれを防止することができ
る。
【0021】さらに、電池の充電時及び放電時にわたっ
て、陽極室の圧力が陰極室の圧力よりも高くなるように
設定されている。そのため、陰極室のナトリウムが陽極
室に浸入することが効果的に防止され、固体電解質管が
破損しても大事故に繋がるおそれを回避することができ
る。
【0022】しかも、電池の動作温度において、固体電
解質管と安全管との間隙が上部より下部の方が小さく設
定されている。従って、固体電解質管が破損して、ナト
リウムと硫黄との直接反応により電池内の温度が上昇し
た場合に、固体電解質管と安全管との間隙が下部ほど先
に閉塞される。その結果、ナトリウムの供給が断たれ、
事故が継続するおそれを防止することができる。
【0023】また、この発明のナトリウム−硫黄電池の
製造方法においては、固体電解質管内に安全管が挿入さ
れた後、安全管の内部から圧力が付与されて安全管が固
体電解質管の内周面と接触するか、又は固体電解質管と
の間に一定の間隔が形成される。この状態で、固体電解
質管と安全管が電池動作温度よりも高い温度まで加熱さ
れ、その後冷却されることにより固体電解質管と安全管
との間に所定の間隙が容易に形成される。その結果、固
体電解質管と安全管との間隙が電池動作温度では所定値
に保持され、異常温度ではその間隙が閉塞される。
【0024】しかも、安全管の開口端部側の加熱温度を
安全管の底部側の加熱温度より高く設定したことから、
冷却後に形成される固体電解質管と安全管との間隙が安
全管の開口端部より底部で小さくなる。従って、異常時
には安全管の底部側の隙間が早く閉塞されて、間隙に存
在するナトリウムがなくなりナトリウムと硫黄の反応が
抑制されて、安全性が向上する。
【0025】加えて、この発明の方法では絶縁リングに
陽極金具又は陽極容器と陰極金具を熱圧接合する操作と
ともに、固体電解質管と安全管との間隙を形成した後、
冷却する。従って、熱圧接合と同時に固体電解質管と安
全管との間隙を形成することができて、製造工程を削減
することができる。
【0026】
【実施例】 (第1実施例) 以下、請求項1〜3に記載の発明を具体化したナトリウ
ム−硫黄電池の第1実施例を、図1〜図3に基づいて詳
細に説明する。
【0027】図1に示すように、陽極容器1は有底円筒
状に形成されている。アルファアルミナよりなる絶縁リ
ング2は陽極容器1の上端開口部に接合固定され、その
上面には陰極蓋3が接合固定されている。ベータアルミ
ナ等よりなる有底円筒状の固体電解質管4は絶縁リング
2の下端内周に接合固定され、この固体電解質管4の内
側には陰極室R1が区画形成されると共に、外側には陽
極室R2が区画形成されている。
【0028】カートリッジ5は前記陰極室R1内に配設
され、このカートリッジ5内には陰極活物質としてのナ
トリウムNaが収容されている。小孔6はカートリッジ
5の底部に設けられ、この小孔6を通してカートリッジ
5内のナトリウムNaが、カートリッジ5と固体電解質
管4との間の間隙部に供給される。
【0029】窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスG
は前記カートリッジ5の上部空間に所定の圧力で封入さ
れ、この不活性ガスGによりカートリッジ5内のナトリ
ウムNaが小孔6から流出する方向へ加圧されている。
カーボンマット等よりなる陽極用導電材7は陽極室R2
内に収容され、この陽極用導電材7には陽極活物質とし
ての硫黄Sが含浸されている。
【0030】有底円筒状の安全管8は前記カートリッジ
5と固体電解質管4との間の間隙部に配設され、ナトリ
ウムや多硫化ナトリウムに対して耐食性を有するアルミ
ニウム、アルミニウム合金、ステンレス等の金属材料か
ら形成されている。従って、固体電解質管4が破損して
多硫化ナトリウムが上記間隙部に浸入しても安全管8が
浸食されるおそれはない。また、この実施例において
は、固体電解質管4と安全管8との熱膨張率の差によ
り、固体電解質管4と安全管8との間隙gが、電池動作
温度(290〜350℃)では所定値(0.01〜0.
1mm)となり、電池の異常高温度では閉塞されるよう
に設定されている。ここで、電池の異常高温度とは、電
池動作温度を越えるような高温度をいい、例えば370
℃以上の温度をいう。
【0031】そして、放電時に前記カートリッジ5の小
孔6から供給されるナトリウムNaが、この安全管8と
カートリッジ5との間の間隙内で上方に移動された後、
安全管8の上端を乗り越えて、安全管8と固体電解質管
4との間の間隙g内で下方に移動され、さらに、固体電
解質管4をナトリウムイオンとなって透過して、陽極室
R2側へ移動されるようになっている。
【0032】次に、前記のように構成されたこの実施例
のナトリウム−硫黄電池について作用を説明する。さ
て、このナトリウム−硫黄電池の充電完了状態において
は、大半のナトリウムNaがカートリッジ5内に貯留さ
れている。この状態で放電を開始すると、カートリッジ
5の上部空間に封入された不活性ガスGの圧力により、
カートリッジ5内のナトリウムNaが小孔6を通って流
出され、安全管8とカートリッジ5との間の間隙内で上
方に移動される。その後、ナトリウムNaは安全管8の
上端を乗り越えて、安全管8と固体電解質管4との間の
間隙g内で下方に移動され、さらに、固体電解質管4を
ナトリウムイオンとなって透過して、陽極室R2側へ移
動される。そして、このナトリウムNaが陽極室R2内
の硫黄Sと反応して、多硫化ナトリウムが生成される。
【0033】この電池の動作中において、固体電解質管
4が破損した場合には、陰極室R1のナトリウムNaと
陽極室R2の硫黄Sとが直接反応して、高温の多硫化ナ
トリウムが発生する。ところが、この実施例において
は、固体電解質管4と安全管8との間隙gが、電池動作
温度(290〜350℃)では所定値(0.01〜0.
1mm)となるように設定されているため、固体電解質
管4と安全管8との間隙gに滞留するナトリウムNaの
量が少なくて、ナトリウムNaと硫黄Sとの直接反応を
最小に制限することができる。
【0034】また、この実施例においては、固体電解質
管4と安全管8との間隙gが、電池の異常高温度では閉
塞するように設定されている。このため、固体電解質管
4の破損部において、ナトリウムNaと硫黄Sとの直接
反応により高温の多硫化ナトリウムが生成されると、そ
の発熱に基づき安全管8が固体電解質管4よりも大きな
熱膨張率で膨脹して、固体電解質管4と安全管8との間
隙gが閉塞される。その上、ベータアルミナにより形成
された固体電解質管4の形状にばらつきがあったとして
も、電池の異常高温時には上記のようにして間隙gが閉
塞される。従って、その後のナトリウムNaの供給が停
止され、ナトリウムNaと硫黄Sとの直接反応を速やか
に収束抑制することができて、大事故に繋がるおそれを
防止することができる。
【0035】次に、過充電による固体電解質管の破損後
の温度挙動について、その後の経過時間と陽極容器中央
部で測定した温度との関係を図2に示す。なお、図中
(イ)は本実施例に基づく場合、(ロ)は陽極室R2の
圧力を陰極室R1の圧力より高くした場合、(ハ)は固
体電解質管4と安全管8との間隙が上部よりも下部の方
が小さい場合を示す。
【0036】図2に示したように、従来のナトリウム−
硫黄電池では固体電解質管の破損後に温度が急激に上昇
し420℃にまで達して低下することがない。それに対
し、(イ)の場合には、固体電解質管の破損後、ナトリ
ウムの供給が断たれることから、3分経過時より温度が
低下する。(ロ)の場合には、陽極室R2の圧力を陰極
室R1の圧力より高くしてナトリウムの供給を一層抑制
したことから、固体電解質管の破損後2分経過時より急
激に温度が低下する。そして、(ハ)の場合にも固体電
解質管の破損後3分経過時より温度低下が見られる。
【0037】なお、図示されていないが、(ロ)と
(ハ)の組合わせ、すなわち陽極室R2の圧力を陰極室
R1の圧力より高くし、かつ間隙を上部よりも下部で小
さくすると、温度低下はさらに顕著となる。また、陽極
室R2の圧力を陰極室R1の圧力より高くする場合、陰
極室R1の通常の圧力に対して3気圧以下の圧力範囲内
で陰極室R1の圧力より高く設定される。
【0038】次に、固体電解質管4の破損箇所について
の上下位置とその位置での陽極容器1表面の温度を測定
した結果を図3(a),(b)に示した。なお、実施例
では固体電解質管4と安全管8との間隙が上部よりも下
部の方が小さい場合を示す。また、各位置における温度
は陽極容器1の表面で測定した値である。また、破損位
置は解体して調査した。
【0039】この図3(b)に示したように、従来例で
は固体電解質管4の中央位置より下部では相当の発熱が
あって温度上昇が大きく、底部では450℃に達してい
る。それに比べて、図3(a)に示したように、実施例
では固体電解質管4の下部における固体電解質管4と安
全管8との間隙が小さくナトリウムの供給が断たれるこ
とから、その温度上昇が抑制され底部で390℃にとど
まっている。 (第2実施例)次に、請求項4に記載の発明を具体化し
たナトリウム−硫黄電池の製造方法の第2実施例を、図
4に基づいて説明する。
【0040】さて、この実施例においては、例えば固体
電解質管4として外径が40.0mmで、肉厚が1.7
mmで、長さが350mmのベータアルミナ製のものを
用い、安全管8として外径が35.6mmで、肉厚が
1.0mmのアルミニウム製のものを用いる。そして、
図4(a)に示すように、まず固体電解質管4内に予め
熱処理して焼なました安全管8を挿入する。その後、図
4(b)に示すように、安全管9の内部からチューブ等
を用いて水圧等の圧力を付与して、安全管8を固体電解
質管4の内周面と接触するように変形させる。
【0041】この状態で、固体電解質管4及び安全管8
を電池動作温度(350℃)よりも高い温度(550
℃)まで加熱処理した後に冷却する。すると、電池動作
温度と熱処理温度との差に基づく固体電解質管4と安全
管8との熱膨張差によって、図4(c)に示すように、
固体電解質管4と安全管8との間に所定の間隙gが形成
され、この間隙gが電池動作温度では0.01〜0.1
mmとなり、異常高温度では閉塞される。
【0042】このように製造することにより、金属材料
製の安全管8をセラミック焼結体である固体電解質管4
の内周面に沿わせて、所定の微小間隙gを形成した状態
で容易に組付配置することができ、安全性を飛躍的に向
上させることができる。 (第3実施例)次に、請求項6に記載の発明を具体化し
たナトリウム−硫黄電池の製造方法の第3実施例を、図
5(a)〜(e)及び図6に基づいて説明する。
【0043】図5(a)に示すように、ベータアルミナ
製の固体電解質管4は絶縁リング2の下端内周に接合固
定されている。図5(b)に示すように、アルミニウム
製の安全管8は固体電解質管4内に挿入され、安全管8
と固体電解質管4との間隙g 0 が0.2〜0.45mmに
設定されている。図5(c)に示すように、ゴム製のチ
ューブ10は安全管8内に挿入され、そのチューブ10
内に水Wが圧入されて安全管8の内側から60kg/cm2
水圧が加えられる。そして、安全管8を固体電解質管4
の内面に沿わせるようにして膨張圧着させる。
【0044】この場合、安全管8と固体電解質管4との
間にはわずかな一定間隙g1 、すなわち0.05〜0.
07mmの間隙が形成される。その場合、この間隙g1
固体電解質管4の内径に対して0.4%以下に設定する
ことにより、後の加熱工程で安全管8を固体電解質管4
に確実に密着させることができる。ただし、固体電解質
管4がセラミックの一種であるベータアルミナにより形
成されており、真円状に形成することが困難であること
から、予め安全管8を固体電解質管4に密着させておく
ことが望ましい。すなわち、固体電解質管4に発生する
直径のばらつき、つまり公差に対応させておく方がその
後に形成される間隙g2 を所定値に保持するために好ま
しい。また、前記水圧は固体電解質管4の強度と安全管
8の材質や厚さなどに応じて適切な値に設定される。そ
して、その後このチューブ10を安全管8内から抜き出
す。
【0045】図5(d)に示すように、絶縁リング2の
下面には蝋材11を介して上端が内側へ折曲形成された
陽極容器1が配置されるとともに、陽極容器1の内側に
加圧治具12が配置される。絶縁リング2の上面には蝋
材11を介して陰極金具13が配置されると同時に、そ
の上に加圧治具12が配置される。この蝋材11として
は、アルミニウム−シリカ−マグネシウム系のものやア
ルミニウム−マグネシウム系のものが使用される。そし
て、この状態で装置全体がアルミニウムの酸化を防止す
るため真空下、例えば1×10-4torrの真空下に置か
れ、550℃に加熱されるとともに、両加圧治具12が
約6kg/mm2の圧力に加圧される。この熱圧接合(TC
B)により、絶縁リング2に陽極容器1と陰極金具13
が接合される。この熱圧接合は通常500〜600℃の
温度範囲で行われる。このとき、真空状態に保持する操
作に代えて、窒素などの不活性ガスの雰囲気下で操作し
てもよい。なお、図7に示すように、陽極容器1と絶縁
リング2との間に陽極金具14が介装される場合には、
熱圧接合により絶縁リング2にこの陽極金具14が接合
される。
【0046】その後、電池の動作温度である330℃ま
で冷却されると、ナトリウムの移動が許容される0.0
5〜0.06mmの間隙g2 が形成される。次いで、さら
に冷却されて、常温に戻される。このとき、図5(e)
に示すように、安全管8と固体電解質管4との間に0.
15〜0.16mmの間隙g3 が形成される。
【0047】この間隙g3 の形成過程を図6によって説
明すると、30℃では安全管8の外径は固体電解質管4
の内径より寸法がわずかに小さく、一定の間隙g1 が形
成されている。次に、550℃までヒータにより加熱す
ると、アルミニウム製の安全管8はベータアルミナ製の
固体電解質管4より熱膨張率が大きいため、固体電解質
管4の内側に位置する安全管8は固体電解質管4に密着
し、初期の間隙g1 はなくなる。
【0048】ちなみに、熱膨張率はアルミニウムが24
×10-6/℃、ベータアルミナが7.2×10-6/℃で
ある。次に、その状態から電池の動作温度である330
℃まで冷却すると、安全管8の方が固体電解質管4より
収縮が大きいことから、安全管8と固体電解質管4との
間に一定の間隙g2 が形成される。すなわち、この間隙
2 は活物質であるナトリウムの移動を許容するもの
で、0.05〜0.06mmの範囲である。そして、さら
に冷却して室温に戻すと、その間隙g3 は0.15〜
0.16mmとなる。
【0049】このように、この実施例では絶縁リング2
に陽極容器1と陰極金具13とを熱圧接合する作業を行
うときに、同時に間隙形成を行うことができるため、作
業が容易で、能率が良く、工程を簡略化することができ
る。そして、安全管8と固体電解質管4との間隙g3
電池動作温度では所定間隙g2 として保持され、異常高
温度ではその間隙g2 が閉塞され、その部分へのナトリ
ウムの供給が絶たれる。そのため、ナトリウムと硫黄と
の反応が停止され、電池の安全性を確保することができ
る。
【0050】加えて、固体電解質管4が破損すると、そ
の破損部位で内部短絡が起きてその部分で電流集中によ
りジュール熱が発生する。しかし、この実施例では前述
のようにナトリウムの供給が絶たれることから、破損部
位での異常高温の発生が防止される。 (第4実施例)次に、請求項5に記載の発明を具体化し
た第4実施例について説明する。
【0051】この実施例では、第3実施例とは加熱条件
が異なる。すなわち、安全管8の底部側の温度を開口端
部側の温度より低い450℃に設定し、安全管8の上下
方向で温度勾配を設ける。この場合、図6に示すよう
に、加熱後動作温度まで冷却したとき、安全管8の底部
側は温度差が少ないので、その収縮量が少ない。そのた
め、図8に示すように、安全管8の底部側と固体電解質
管4との間隙g4 は、安全管8の開口端部側と固体電解
質管4との間隙g2 に比べて狭くなる。
【0052】従って、電池の異常時に温度上昇したと
き、安全管8の底部側の間隙g4 が先に閉塞される。ナ
トリウム−硫黄電池においては、この安全管8の底部側
に破損部分があるときに、温度上昇が大きいことから、
この部分は異常時には危険な領域となる。そのため、こ
の部分にナトリウムが供給されなくなることにより、ナ
トリウムと硫黄の反応の継続が停止され、安全性が向上
する。
【0053】なお、この発明は前記各実施例の構成に限
定されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない
範囲で、任意に変更して具体化することも可能である。 (a)前記安全管8の材料として、アルミニウムやステ
ンレスの外に、アルミニウム合金や超塑性合金、例えば
二相ステンレス鋼や銅を使用すること。 (b)第2実施例において、550℃より低い温度で間
隙gを0になるように構成すること。 (c)第2実施例で加熱状態において安全管8を変形さ
せること。 (d)第3又は第4実施例において、ゴム製のチューブ
10内に水以外の液体やエアなどの気体を圧入するこ
と。 (e)第4実施例で、安全管8の開口端部より底部側の
温度を電池の動作温度からTCBに必要な温度の範囲内
で適宜の温度に設定したり、複数の温度に設定したりす
ること。
【0054】
【発明の効果】 この発明は、以上説明したように構成
されているため、次のような優れた効果を奏する。この
発明のナトリウム−硫黄電池の発明によれば、固体電解
質管が破損した場合、ナトリウムと硫黄との直接反応を
最小に制限することができると共に、その直接反応によ
る発熱に基づき、固体電解質管の寸法、形状にばらつき
があった場合でも固体電解質管と安全管との間隙を閉塞
することができる。そして、その後のナトリウムの供給
を停止させることができ、ナトリウムと硫黄との直接反
応を速やかに収束抑制することができて、大事故に繋が
るおそれを防止することができる。
【0055】さらに、固体電解質管が破損し、ナトリウ
ムと硫黄との直接反応によって電池内の温度が上昇した
場合に、固体電解質管と安全管との間隙を下部ほど先に
閉塞させてナトリウムの供給を断ち、事故が継続するお
それを防止することができる。
【0056】また、ナトリウム−硫黄電池の製造方法の
発明によれば、固体電解質管と安全管とを、所定間隙を
おいた状態に容易に組み付けることができる。しかも、
固体電解質管と安全管との間により安全性を高めるため
の間隙を形成して容易に組み付けることができる。
【0057】加えて、絶縁リングに陽極容器と陰極金具
を熱圧接合すると同時に、固体電解質管と安全管との間
隙を設定でき、ナトリウム−硫黄電池の製造工程数を減
少させることができて、製造コストの低減を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明を具体化したナトリウム−硫黄電池
の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】 陽極容器の中央部の温度と固体電解質管の破
損後の経過時間との関係を示すグラフである。
【図3】 (a)は実施例における固体電解質管の上下
位置と温度上昇との関係を示すグラフ、(b)は従来例
における固体電解質管の上下位置と温度上昇との関係を
示すグラフである。
【図4】 (a)〜(c)は、この発明を具体化したナ
トリウム−硫黄電池の製造方法の第2実施例を示す断面
図である。
【図5】 (a)〜(e)は第3実施例のナトリウム−
硫黄電池の製造工程を示す断面図である。
【図6】 安全管と固体電解質管の間隙の温度による変
化を示すグラフである。
【図7】 この発明の別の態様を示す陽極容器と絶縁リ
ングとの接合構造の部分断面図である。
【図8】 第4実施例のナトリウム−硫黄電池を示す要
部断面図である。
【符号の説明】
4…固体電解質管、8…安全管、9…凹凸状の溝、R1
…陰極室、R2…陽極室、Na…ナトリウム、S…硫
黄、g,g0 ,g1 ,g2 ,g3 ,g4 …安全管と固体
電解質管との間隙。
フロントページの続き (72)発明者 森本 健司 名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍 子 株式会社 内 (56)参考文献 特開 平3−203171(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有底筒状の固体電解質管の内側と外側に
    陰極室及び陽極室を形成し、固体電解質管の内側に金属
    材料よりなる有底筒状の安全管を近接配置し、陰極室内
    にはナトリウムを収容すると共に、陽極室内には硫黄を
    収容してなるナトリウム−硫黄電池において、 前記固体電解質管と安全管との間隙が、電池動作温度で
    は所定値となり、電池の異常高温度では閉塞するよう
    に、固体電解質管の熱膨張率よりも大きな熱膨張率を有
    する安全管を備えたことを特徴とするナトリウム−硫黄
    電池。
  2. 【請求項2】 電池の充電時及び放電時にわたって、陽
    極室の圧力が陰極室の圧力よりも高いことを特徴とする
    請求項1に記載のナトリウム−硫黄電池。
  3. 【請求項3】 電池の動作温度において、固体電解質管
    と安全管との間隙が上部より下部の方が小さいことを特
    徴とする請求項1に記載のナトリウム−硫黄電池。
  4. 【請求項4】 有底筒状の固体電解質管の内側と外側に
    陰極室及び陽極室を形成し、固体電解質管の内側に金属
    材料よりなる有底筒状の安全管を近接配置し、陰極室内
    にはナトリウムを収容すると共に、陽極室内には硫黄を
    収容してなるナトリウム−硫黄電池において、 前記固体電解質管内に安全管を挿入した後、安全管の内
    部から圧力を付与して、安全管を固体電解質管の内周面
    と接触又は一定の間隙を有するように変形させ、この状
    態で固体電解質管及び安全管を電池動作温度よりも高い
    温度まで加熱した後に冷却して、固体電解質管と安全管
    との間隙を、電池動作温度では所定値となり、電池の異
    常高温度では閉塞するように設定することを特徴とする
    ナトリウム−硫黄電池の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記安全管の開口端部側の加熱温度を安
    全管の底部側の加熱温度より高く設定したことを特徴と
    する請求項4に記載のナトリウム−硫黄電池の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 有底筒状の固体電解質管の開口端部外周
    に絶縁リングを接合し、この絶縁リングに陽極金具又は
    陽極容器と陰極金具とを熱圧接合し、前記固体電解質管
    の内側と外側に陰極室及び陽極室を形成すると共に、固
    体電解質管の内側に金属材料よりなる有底筒状の安全管
    を近接配置し、前記陰極室内にはナトリウムを収容し、
    かつ陽極室内には硫黄を収容してなるナトリウム−硫黄
    電池において、 前記固体電解質管内に安全管を挿入した後、安全管の内
    部から圧力を付与して、安全管を固体電解質管の内周面
    と接触又は一定の間隙を有するように変形させ、この状
    態で固体電解質管及び安全管を電池動作温度よりも高い
    温度まで加熱して、絶縁リングに陽極金具又は陽極容器
    と陰極金具を熱圧接合した後、冷却して、固体電解質管
    と安全管との間隙を、電池動作温度では所定値となり、
    電池の異常高温度では閉塞するように設定することを特
    徴とするナトリウム−硫黄電池の製造方法。
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