JP2725183B2 - 鞍乗型車両の吸気装置 - Google Patents
鞍乗型車両の吸気装置Info
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- JP2725183B2 JP2725183B2 JP63130416A JP13041688A JP2725183B2 JP 2725183 B2 JP2725183 B2 JP 2725183B2 JP 63130416 A JP63130416 A JP 63130416A JP 13041688 A JP13041688 A JP 13041688A JP 2725183 B2 JP2725183 B2 JP 2725183B2
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- Japan
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- air box
- engine
- cleaner
- intake
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Links
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 13
- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 claims description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000000889 atomisation Methods 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000006200 vaporizer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
- Automatic Cycles, And Cycles In General (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、低速及び中速域では安定した吸気が供給
でき、高速域では過給して高出力によって最高速を速く
できるようにした鞍乗型車両の吸気装置に関する。
でき、高速域では過給して高出力によって最高速を速く
できるようにした鞍乗型車両の吸気装置に関する。
オートバイ等の鞍乗型車両に搭載したエンジンは、エ
ンジンの吸気孔端に気化器を連結し、気化器にエアーク
リーナーを連結していて、エアークリーナーで埃を取除
いた吸気に気化器で燃料を吸出させて霧化混入させ、エ
ンジンの吸気孔に吸気ガスとして吸引させるようにして
いる。
ンジンの吸気孔端に気化器を連結し、気化器にエアーク
リーナーを連結していて、エアークリーナーで埃を取除
いた吸気に気化器で燃料を吸出させて霧化混入させ、エ
ンジンの吸気孔に吸気ガスとして吸引させるようにして
いる。
そして、エアークリーナーの吸込口を車体前部に前方
に向けて開口した導風口にホースで連結し、走行によっ
て受ける風を導入させて過給し、吸気量を増量させて、
吸気効率を向上させ、エンジンの出力増加を図ることが
行われている。例えば実開昭61−145091号公報参照。
に向けて開口した導風口にホースで連結し、走行によっ
て受ける風を導入させて過給し、吸気量を増量させて、
吸気効率を向上させ、エンジンの出力増加を図ることが
行われている。例えば実開昭61−145091号公報参照。
ところが、鞍乗型車両は多段歯車変速機を備てえい
て、エンジン回転数と車速が対応しておらず、車速によ
っては、エンジン回転数によって加圧空気の圧力差が生
じる。
て、エンジン回転数と車速が対応しておらず、車速によ
っては、エンジン回転数によって加圧空気の圧力差が生
じる。
また、走行による風と、走行する方向による風向きの
差によっても、加圧空気の圧力差ができる。
差によっても、加圧空気の圧力差ができる。
一方、気化器は一定の条件を想定して各諸元をセッチ
ングしているので、加圧空気の圧力差によって、燃料の
混入率が変化し、空燃比が変って、最良の燃焼状態が得
られない不都合がある。
ングしているので、加圧空気の圧力差によって、燃料の
混入率が変化し、空燃比が変って、最良の燃焼状態が得
られない不都合がある。
この発明は、前輪と後輪の間であって燃料タンク及び
シートの下方空間にエンジン及びエアーボックスを配設
し、前記エアーボックスとエンジンとの間を、前記エア
ーボックスとは別体で内部にクリーナーエレメントを持
つエアークリーナと該エアークリーナによって清浄化し
た空気を燃料と混合して混合気を形成する気化器とを連
結することにより、前記エアーボックスからエンジンに
至る吸気通路を形成する一方、車体の前部を覆うカウリ
ングの前面に車両前方に向けて開口した導風口と前記エ
アーボックスの前部をホースで連結するとともに、該エ
アーボックスの後部にシートと後輪との間で後方を開放
した排風通路を形成し、かつ該排風通路には車速感応ス
イッチによって感知される車速に応じて前記排風通路を
開閉させる開閉弁を設けることにより、例えば、車速が
高速域のとき開閉弁を閉じて過給し、高出力によって最
高速度を伸し、車速が低速及び中速域では開閉弁を開い
て安定した吸気ができて、空燃比を一定に保てるように
すると共に、該エアーボックス内であってエアークリー
ナーと前記開閉弁との間に大型な収納空間を形成し、こ
こにバッテリや電装品を収納することができるようにし
た鞍乗型車輌の吸気装置を得ることを目的とする。
シートの下方空間にエンジン及びエアーボックスを配設
し、前記エアーボックスとエンジンとの間を、前記エア
ーボックスとは別体で内部にクリーナーエレメントを持
つエアークリーナと該エアークリーナによって清浄化し
た空気を燃料と混合して混合気を形成する気化器とを連
結することにより、前記エアーボックスからエンジンに
至る吸気通路を形成する一方、車体の前部を覆うカウリ
ングの前面に車両前方に向けて開口した導風口と前記エ
アーボックスの前部をホースで連結するとともに、該エ
アーボックスの後部にシートと後輪との間で後方を開放
した排風通路を形成し、かつ該排風通路には車速感応ス
イッチによって感知される車速に応じて前記排風通路を
開閉させる開閉弁を設けることにより、例えば、車速が
高速域のとき開閉弁を閉じて過給し、高出力によって最
高速度を伸し、車速が低速及び中速域では開閉弁を開い
て安定した吸気ができて、空燃比を一定に保てるように
すると共に、該エアーボックス内であってエアークリー
ナーと前記開閉弁との間に大型な収納空間を形成し、こ
こにバッテリや電装品を収納することができるようにし
た鞍乗型車輌の吸気装置を得ることを目的とする。
以下、本発明を図面に示す実施例によって説明する。
鞍乗型車両に搭載したエンジン1の吸気孔2の端に
は、気化器3を連結し、気化器3にエアークリーナー4
を連結する。エアークリーナー4は、入口5が後側に設
けてあり、入口5を取囲んでクリーナーエレメント6が
配置してある。
は、気化器3を連結し、気化器3にエアークリーナー4
を連結する。エアークリーナー4は、入口5が後側に設
けてあり、入口5を取囲んでクリーナーエレメント6が
配置してある。
空気がクリーナーエレメント6を内側から外側に通り
抜けるとき、埃が取除かれる。この浄化した吸気が気化
器3を流れるとき、燃料ノズルから燃料が吸出されて霧
化混入し、吸気ガスになって吸気孔2に吸入される。
抜けるとき、埃が取除かれる。この浄化した吸気が気化
器3を流れるとき、燃料ノズルから燃料が吸出されて霧
化混入し、吸気ガスになって吸気孔2に吸入される。
しかして本発明は、エアークリーナー4の入口5に、
エアーボックス7を連結する。
エアーボックス7を連結する。
エアーボックス7の上部前端と、車体9の前部を覆っ
たカウリング10の前面に前方に向けて開口した導風口11
とホース8により連結する。また、エアーボックス7
は、上部後側に突出させて開放口12を設けてあり、開放
口12の入口に、蝶形の開閉弁13を回動自在に取付けてあ
る。開閉弁13はサーボモーター14などで開閉し、サーボ
モータ14は、車速感応スイッチによって制御される。さ
らに、エアーボックス7は、容積を大きくするため、大
型で、内部にバッテリー15や電装部品16を収容できるよ
うにしてある。〔発明の作用〕 車速が高速域になるまでは、開閉弁13が開いている。
従って、走行によって受ける風が、導風口11からエアー
ボックス7内に流入するが、一方で開放口12から空気が
放出され、ほぼエアーボックス7内を大気圧に保つ。
たカウリング10の前面に前方に向けて開口した導風口11
とホース8により連結する。また、エアーボックス7
は、上部後側に突出させて開放口12を設けてあり、開放
口12の入口に、蝶形の開閉弁13を回動自在に取付けてあ
る。開閉弁13はサーボモーター14などで開閉し、サーボ
モータ14は、車速感応スイッチによって制御される。さ
らに、エアーボックス7は、容積を大きくするため、大
型で、内部にバッテリー15や電装部品16を収容できるよ
うにしてある。〔発明の作用〕 車速が高速域になるまでは、開閉弁13が開いている。
従って、走行によって受ける風が、導風口11からエアー
ボックス7内に流入するが、一方で開放口12から空気が
放出され、ほぼエアーボックス7内を大気圧に保つ。
また、エンジン1は、運転による燃焼熱で高温にな
り、エンジン1付近の雰囲気温度が高くなるが、エアー
ボックス7内は、導風口11から流入する大気温の空気に
保つことができる。
り、エンジン1付近の雰囲気温度が高くなるが、エアー
ボックス7内は、導風口11から流入する大気温の空気に
保つことができる。
これによって、空気密度が薄くなることもなく、気化
器3で適正な燃料を混入できて、空燃比を適正にでき
る。車速が高速域になると開閉弁13が閉じ、エアーボッ
クス7内は、導風口11から流入する走行で受ける風によ
って加圧される。こうして、吸気孔2に流入する吸気が
過給され、吸気ガスの充填効率が高くなって、エンジン
の出力が増し、最適速が伸びるようにできる。
器3で適正な燃料を混入できて、空燃比を適正にでき
る。車速が高速域になると開閉弁13が閉じ、エアーボッ
クス7内は、導風口11から流入する走行で受ける風によ
って加圧される。こうして、吸気孔2に流入する吸気が
過給され、吸気ガスの充填効率が高くなって、エンジン
の出力が増し、最適速が伸びるようにできる。
以上説明したように、この発明は、エンジンの吸気孔
端に気化器を連結し、気化器にエアークリーナーを連結
すると共に、エアークリーナーの入口にエアーボックス
を連結し、エアーボックスの前端と車体前部に設けた導
風口とをホースにより連結し、エアーボックスの後端に
開放口を設けて開放弁を取付け、該開閉弁を高速域で閉
じるようにしたので、例えば、車速が高速域になるまで
エアーボックス内をほぼ大気温大気圧に保ち、エンジン
付近の熱気を吸入することもなくて、適正な空燃比に保
つことができ、また、車速が高速域になると開閉弁を閉
じ、エアーボックス内が導風口から流入する走行による
風で加圧され、過給できて吸気量が増し、エンジン出力
の増加ができて最高速度を速くできるようにすることが
可能となる。こうして、気化器のセッチングを適正にで
き、燃料消費を少なくできる。
端に気化器を連結し、気化器にエアークリーナーを連結
すると共に、エアークリーナーの入口にエアーボックス
を連結し、エアーボックスの前端と車体前部に設けた導
風口とをホースにより連結し、エアーボックスの後端に
開放口を設けて開放弁を取付け、該開閉弁を高速域で閉
じるようにしたので、例えば、車速が高速域になるまで
エアーボックス内をほぼ大気温大気圧に保ち、エンジン
付近の熱気を吸入することもなくて、適正な空燃比に保
つことができ、また、車速が高速域になると開閉弁を閉
じ、エアーボックス内が導風口から流入する走行による
風で加圧され、過給できて吸気量が増し、エンジン出力
の増加ができて最高速度を速くできるようにすることが
可能となる。こうして、気化器のセッチングを適正にで
き、燃料消費を少なくできる。
さらに、エアーボックス内には大形な収納空間を形成
したため、バッテリや電装品などをこの収納空間に収納
することができる。
したため、バッテリや電装品などをこの収納空間に収納
することができる。
図は本発明の一実施例を示し、 第1図は要部の縦断側面図 第2図は要部の斜視図、 第3図は全体側面図である。 1……エンジン、2……吸気孔、3……気化器、 4……エアークリーナー、5……入口、 7……エアーボックス、8……ホース、9……車体、 11……導風口、12……開放口、13……開閉弁。
Claims (1)
- 【請求項1】前輪と後輪の間であって燃料タンク及びシ
ートの下方空間にエンジン(1)及びエアーボックス
(7)を配設し、前記エアーボックス(7)とエンジン
(1)との間を、前記エアーボックス(7)とは別体で
内部にクリーナーエレメント(6)を持つエアークリー
ナー(4)と該エアークリーナー(4)によって清浄化
した空気を燃料と混合して混合気を形成する気化器
(3)とを連結することにより、前記エアーボックス
(7)からエンジン(1)に至る吸気通路を形成する一
方、 車体(9)の前部を覆うカウリング(10)の前面に車両
前方に向けて開口した導風口(11)と前記エアーボック
ス(7)の前部をホース(8)で連結するとともに、該
エアーボックス(7)の後部にシートと後輪との間で後
方を開放した排風通路12を形成し、かつ該排風通路12に
は車速感応スイッチによって感知される車速に応じて前
記排風通路を開閉させる開閉弁(13)を設け、 さらに該エアーボックス(7)内であってエアークリー
ナー(4)と前記開閉弁(13)との間にバッテリ(15)
や電装品(16)を収納する大型の収納空間を形成したこ
とを特徴とする鞍乗型車両の吸気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130416A JP2725183B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 鞍乗型車両の吸気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63130416A JP2725183B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 鞍乗型車両の吸気装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01301484A JPH01301484A (ja) | 1989-12-05 |
JP2725183B2 true JP2725183B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15033737
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63130416A Expired - Lifetime JP2725183B2 (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | 鞍乗型車両の吸気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725183B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2571882Y2 (ja) * | 1991-07-24 | 1998-05-20 | スズキ株式会社 | オートバイ用エンジンの吸気導入装置 |
US6892842B2 (en) * | 2000-08-31 | 2005-05-17 | Bombardier Recreational Products Inc. | Air intake for a straddle-type all terrain vehicle |
JP4595530B2 (ja) * | 2004-12-22 | 2010-12-08 | スズキ株式会社 | 自動二輪車の物品収納装置 |
JP6065320B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-01-25 | 本田技研工業株式会社 | 車両用内燃機関の吸気装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6235888U (ja) * | 1985-08-19 | 1987-03-03 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP63130416A patent/JP2725183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01301484A (ja) | 1989-12-05 |
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