JP2725086B2 - 不揮発性半導体記憶装置の消去方法 - Google Patents
不揮発性半導体記憶装置の消去方法Info
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 239000010408 film Substances 0.000 description 15
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- Semiconductor Memories (AREA)
- Non-Volatile Memory (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性半導体記憶装
置の消去方法、特に、電気的一括消去型の不揮発性半導
体記憶装置の消去方法に関する。
置の消去方法、特に、電気的一括消去型の不揮発性半導
体記憶装置の消去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電気的一括消去型の不揮発性半導体記憶
装置、すなわち、フラッシュメモリは磁気ディスク記憶
装置に代替できる高速の記憶装置として期待されてい
る。
装置、すなわち、フラッシュメモリは磁気ディスク記憶
装置に代替できる高速の記憶装置として期待されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気的
一括消去型の不揮発性半導体記憶装置は、過消去が生じ
ることと、消去後のしきい値電圧Vthにバラツキが大き
いという問題を抱えている。これは、EEPROMから
セレクトTrがなくなったため、過消去による半導体記
憶素子のデプレッション化が許されなくなり、かつ、消
去後のVthのバラツキが大きいことも適正な書き込みを
行う上で問題となってきたためである。
一括消去型の不揮発性半導体記憶装置は、過消去が生じ
ることと、消去後のしきい値電圧Vthにバラツキが大き
いという問題を抱えている。これは、EEPROMから
セレクトTrがなくなったため、過消去による半導体記
憶素子のデプレッション化が許されなくなり、かつ、消
去後のVthのバラツキが大きいことも適正な書き込みを
行う上で問題となってきたためである。
【0004】そこで、この問題を解決するため、半導体
記憶素子とともにセレクトTrを用い、半導体記憶素子
とセレクトTrを合体させて形成する試みや、半導体記
憶素子の製造工程を最適化して過消去や消去バラツキを
極力抑えようとする試みがあった。
記憶素子とともにセレクトTrを用い、半導体記憶素子
とセレクトTrを合体させて形成する試みや、半導体記
憶素子の製造工程を最適化して過消去や消去バラツキを
極力抑えようとする試みがあった。
【0005】しかし、前者には、記憶装置の集積度が、
セレクトTrを集積化するだけ犠牲になるという問題が
あり、後者には、半導体記憶素子の製造工程を常に確実
に最適化することを期待することが困難であるという問
題があった。本発明は、上記のような過消去と消去バラ
ツキの問題を特殊な技術を使用することなく、かつ、確
実に解決する手段を提供することを目的とする。
セレクトTrを集積化するだけ犠牲になるという問題が
あり、後者には、半導体記憶素子の製造工程を常に確実
に最適化することを期待することが困難であるという問
題があった。本発明は、上記のような過消去と消去バラ
ツキの問題を特殊な技術を使用することなく、かつ、確
実に解決する手段を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる電気的に
消去可能な不揮発性半導体記憶装置の消去方法において
は、ソース領域とドレイン領域間に蓄積電極と制御電極
を有する複数の半導体記憶素子を、第1の方向と、該第
1の方向と異なる第2の方向に複数個配列し、第2の方
向に配列された半導体記憶素子のソース領域を接続して
ソースラインとし、第1の方向に配列された半導体記憶
素子のドレイン領域を接続してビットラインとし、該第
2の方向に配列された半導体記憶素子の制御電極を接続
してワードラインとし、該ビットラインおよび該ソース
ラインに各々選択的に電圧を印加することができる不揮
発性半導体記憶装置の消去方法において、消去時に、選
択された半導体記憶素子のソースラインを接地し、ビッ
トラインを消去電圧とし、かつ、該接地されたソースラ
インを挟んでいる2本のワードラインに消去後にデプレ
ッション化しないしきい値電圧Vthを印加し、該ソー
スラインを挟んで配置されている2ビットの半導体記憶
素子ごとに消去するように構成した。
消去可能な不揮発性半導体記憶装置の消去方法において
は、ソース領域とドレイン領域間に蓄積電極と制御電極
を有する複数の半導体記憶素子を、第1の方向と、該第
1の方向と異なる第2の方向に複数個配列し、第2の方
向に配列された半導体記憶素子のソース領域を接続して
ソースラインとし、第1の方向に配列された半導体記憶
素子のドレイン領域を接続してビットラインとし、該第
2の方向に配列された半導体記憶素子の制御電極を接続
してワードラインとし、該ビットラインおよび該ソース
ラインに各々選択的に電圧を印加することができる不揮
発性半導体記憶装置の消去方法において、消去時に、選
択された半導体記憶素子のソースラインを接地し、ビッ
トラインを消去電圧とし、かつ、該接地されたソースラ
インを挟んでいる2本のワードラインに消去後にデプレ
ッション化しないしきい値電圧Vthを印加し、該ソー
スラインを挟んで配置されている2ビットの半導体記憶
素子ごとに消去するように構成した。
【0007】
【作用】消去時に、選択された半導体記憶素子について
は、制御電極=2V、ソースライン=GND、ドレイン
を接続したビットライン=消去電圧とすると、蓄積電極
(フローティングゲート)に注入されていた電子がドレ
イン側へ徐々に抜けていき、ソースラインの両側に接続
されている2つの半導体記憶素子のうちのどちらかが先
にVth=2V位になり、その半導体記憶素子がON状態
となる。半導体記憶素子がON状態となると、消去電圧
が降下し、消去は自動的に停止する。
は、制御電極=2V、ソースライン=GND、ドレイン
を接続したビットライン=消去電圧とすると、蓄積電極
(フローティングゲート)に注入されていた電子がドレ
イン側へ徐々に抜けていき、ソースラインの両側に接続
されている2つの半導体記憶素子のうちのどちらかが先
にVth=2V位になり、その半導体記憶素子がON状態
となる。半導体記憶素子がON状態となると、消去電圧
が降下し、消去は自動的に停止する。
【0008】この時、該ソースラインに接続されている
他の半導体記憶素子は厳密には、Vth=2Vに達してい
ないが、これらの半導体記憶素子の消去のスピードは、
両者は性状の近いウェーハに同様な工程によって形成さ
れた隣接セルであるから、ほとんど差が無いと考えられ
るため、両半導体記憶素子の消去後のVthはほぼ2V程
度になっていると考えてよい。
他の半導体記憶素子は厳密には、Vth=2Vに達してい
ないが、これらの半導体記憶素子の消去のスピードは、
両者は性状の近いウェーハに同様な工程によって形成さ
れた隣接セルであるから、ほとんど差が無いと考えられ
るため、両半導体記憶素子の消去後のVthはほぼ2V程
度になっていると考えてよい。
【0009】問題となる他bitの影響については、消
去しようとしている半導体記憶素子と同一のビットライ
ンに接続されている半導体記憶素子のドレインに消去電
圧がかかっているが、そのソースがフロート状態である
ためONする事はない。また、ゲートにある程度の高い
電圧を印加するため消去が進み、デプレッションになる
という恐れがない。
去しようとしている半導体記憶素子と同一のビットライ
ンに接続されている半導体記憶素子のドレインに消去電
圧がかかっているが、そのソースがフロート状態である
ためONする事はない。また、ゲートにある程度の高い
電圧を印加するため消去が進み、デプレッションになる
という恐れがない。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1は、
本発明の実施例を説明するための回路図である。この図
において、S1 、S2 はソースライン、B1 、B2 、B
3 はビットライン、W1 、W2 、W3 、W4 はワードラ
インである。
本発明の実施例を説明するための回路図である。この図
において、S1 、S2 はソースライン、B1 、B2 、B
3 はビットライン、W1 、W2 、W3 、W4 はワードラ
インである。
【0011】この図にもとづいて、この記憶装置を消去
し、書き込みし、読出しする動作を説明する。
し、書き込みし、読出しする動作を説明する。
【0012】1.消去 図1の破線で囲まれている2bit分を消去する場合の
各半導体記憶素子の電圧印加条件を示す。 選択されたTr ワードライン W2 、W3 =1〜2V (消去後に望
ましいVth) ビットライン B2 =消去電圧(10〜20V) ソースライン S2 =GND 選択されないTr ワードライン W2 、W3 以外=High(8〜15
V) ビットライン B2 以外=Float ソースライン S2 以外=Float
各半導体記憶素子の電圧印加条件を示す。 選択されたTr ワードライン W2 、W3 =1〜2V (消去後に望
ましいVth) ビットライン B2 =消去電圧(10〜20V) ソースライン S2 =GND 選択されないTr ワードライン W2 、W3 以外=High(8〜15
V) ビットライン B2 以外=Float ソースライン S2 以外=Float
【0013】この条件においては、破線で囲まれている
選択された半導体記憶素子については、ゲート=2V、
ソース=GND、ドレイン=消去電圧となっているた
め、フローティングゲートに注入されていた電子がドレ
イン側へ徐々に抜けていくが、やがて2bitのうちの
どちらかが先にVth=2V位になり、ON状態となる。
選択された半導体記憶素子については、ゲート=2V、
ソース=GND、ドレイン=消去電圧となっているた
め、フローティングゲートに注入されていた電子がドレ
イン側へ徐々に抜けていくが、やがて2bitのうちの
どちらかが先にVth=2V位になり、ON状態となる。
【0014】どちらかの半導体記憶素子がON状態にな
ると、電源の内部抵抗による電圧降下のため消去電圧が
降下し、消去は自動的に停止する。この時、他の片方の
半導体記憶素子は厳密にはVth=2Vに達していない
が、消去のスピードは、ともに同一のウェーハ上に隣接
して形成されている半導体記憶素子であるからほとんど
差が無いと考えられるため、ほぼ消去後のVthが2V程
度になっていると考えてよい。
ると、電源の内部抵抗による電圧降下のため消去電圧が
降下し、消去は自動的に停止する。この時、他の片方の
半導体記憶素子は厳密にはVth=2Vに達していない
が、消去のスピードは、ともに同一のウェーハ上に隣接
して形成されている半導体記憶素子であるからほとんど
差が無いと考えられるため、ほぼ消去後のVthが2V程
度になっていると考えてよい。
【0015】消去しようとしている2つの半導体記憶素
子と同一のビットラインに接続されている半導体記憶素
子のドレインに消去電圧がかかってはいるが、ソースが
フロートのためTrがONする事はない。また、ゲート
にある程度の高い電圧を印加するため、消去が進んで、
デプレッションになるという恐れがない。
子と同一のビットラインに接続されている半導体記憶素
子のドレインに消去電圧がかかってはいるが、ソースが
フロートのためTrがONする事はない。また、ゲート
にある程度の高い電圧を印加するため、消去が進んで、
デプレッションになるという恐れがない。
【0016】2.書き込み 書き込みはドレイン側から行っても、ソース側から行っ
てもよい。まず、ドレイン側から行う場合は、通常のE
PROMの書き込みと同じように選択した半導体記憶素
子が接続されているワードラインをHigh、ソースラ
インをGND、ビットラインをHighにする。
てもよい。まず、ドレイン側から行う場合は、通常のE
PROMの書き込みと同じように選択した半導体記憶素
子が接続されているワードラインをHigh、ソースラ
インをGND、ビットラインをHighにする。
【0017】この条件では、ゲート酸化膜を通してアバ
ランシェ現象が起こり、蓄積電極に電子の注入が行わ
れ、ソース、ドレイン間を導通状態にして情報を記憶さ
せる事ができる。また、ソース側から行う場合、選択し
た半導体素子が接続されているワードラインをHig
h、ソースラインをHigh、ビットラインをGND、
非選択のビットラインをFloatにし、ドレイン側か
ら行うときと同様にアバランシェ現象によって電子を蓄
積電極に注入することによって達成される。
ランシェ現象が起こり、蓄積電極に電子の注入が行わ
れ、ソース、ドレイン間を導通状態にして情報を記憶さ
せる事ができる。また、ソース側から行う場合、選択し
た半導体素子が接続されているワードラインをHig
h、ソースラインをHigh、ビットラインをGND、
非選択のビットラインをFloatにし、ドレイン側か
ら行うときと同様にアバランシェ現象によって電子を蓄
積電極に注入することによって達成される。
【0018】3.読出し 読出しは、通常のEPROMと同じように、選択した半
導体記憶素子が接続されているワードラインをHig
h、ソースラインをGND、ビットラインをHighに
する。この条件にすると、蓄積電極に電子が蓄積されて
いる半導体記憶素子は非導通のままであり、蓄積電極に
電子が蓄積されていない半導体記憶素子は導通するか
ら、ビットラインの電圧降下を検出することによって記
憶されている情報を読み出すことができる。
導体記憶素子が接続されているワードラインをHig
h、ソースラインをGND、ビットラインをHighに
する。この条件にすると、蓄積電極に電子が蓄積されて
いる半導体記憶素子は非導通のままであり、蓄積電極に
電子が蓄積されていない半導体記憶素子は導通するか
ら、ビットラインの電圧降下を検出することによって記
憶されている情報を読み出すことができる。
【0019】上記の本発明にかかる不揮発性半導体記憶
装置は以下説明する構造を有している。図2は、本発明
の不揮発性半導体記憶装置の平面図、図3は、そのX−
X’線における断面図、図4は、そのY−Y’線におけ
る断面図である。これらの図において使用されている符
号は、図1において使用したものの他、1はシリコン基
板、2はソース・ドレイン拡散層、3はゲート酸化膜、
4は制御電極(ワードライン)、5は蓄積電極、6は絶
縁酸化膜、7は層間絶縁膜、8はコンタクトホール、9
はフィールド酸化膜、10はカバー膜、11はアルミ配
線層である。
装置は以下説明する構造を有している。図2は、本発明
の不揮発性半導体記憶装置の平面図、図3は、そのX−
X’線における断面図、図4は、そのY−Y’線におけ
る断面図である。これらの図において使用されている符
号は、図1において使用したものの他、1はシリコン基
板、2はソース・ドレイン拡散層、3はゲート酸化膜、
4は制御電極(ワードライン)、5は蓄積電極、6は絶
縁酸化膜、7は層間絶縁膜、8はコンタクトホール、9
はフィールド酸化膜、10はカバー膜、11はアルミ配
線層である。
【0020】この図によってその構造を説明する。シリ
コン基板1上に一方向に延びるフィールド酸化膜9とゲ
ート酸化膜3が形成され、そのゲート酸化膜3の上に半
導体記憶素子毎にフローティングゲートである蓄積電極
5が形成され、その上に絶縁酸化膜6を介してワードラ
イン方向の半導体記憶素子間に連続した制御電極4が形
成され、蓄積電極5と制御電極4をマスクの一部として
不純物が導入されてソース・ドレイン拡散層2が形成さ
れている。
コン基板1上に一方向に延びるフィールド酸化膜9とゲ
ート酸化膜3が形成され、そのゲート酸化膜3の上に半
導体記憶素子毎にフローティングゲートである蓄積電極
5が形成され、その上に絶縁酸化膜6を介してワードラ
イン方向の半導体記憶素子間に連続した制御電極4が形
成され、蓄積電極5と制御電極4をマスクの一部として
不純物が導入されてソース・ドレイン拡散層2が形成さ
れている。
【0021】その上に、層間絶縁膜7が形成され、この
層間絶縁膜7にコンタクトホール8が設けられ、このコ
ンタクトホール8を通してアルミ配線層11によってビ
ットラインが形成されている。最後に、全体を覆うカバ
ー膜10によって内部を保護されている。
層間絶縁膜7にコンタクトホール8が設けられ、このコ
ンタクトホール8を通してアルミ配線層11によってビ
ットラインが形成されている。最後に、全体を覆うカバ
ー膜10によって内部を保護されている。
【0022】本発明の不揮発性半導体装置は、図2の平
面図に現れているように、ソース・ドレイン領域間に蓄
積電極と制御電極を有し、そのソースを接続して形成さ
れたソースラインと、ドレインを接続して形成されたビ
ットラインが、このソースラインと垂直に配置され、か
つ、ゲート電極を接続して形成されたワードラインがソ
ースラインと平行に配置されたアレイ状構成を有し、ビ
ットラインおよびソースラインが各々選択的に所定の電
圧を印加できるようなっている。
面図に現れているように、ソース・ドレイン領域間に蓄
積電極と制御電極を有し、そのソースを接続して形成さ
れたソースラインと、ドレインを接続して形成されたビ
ットラインが、このソースラインと垂直に配置され、か
つ、ゲート電極を接続して形成されたワードラインがソ
ースラインと平行に配置されたアレイ状構成を有し、ビ
ットラインおよびソースラインが各々選択的に所定の電
圧を印加できるようなっている。
【0023】したがって、前記のように、消去時には、
ソースラインを接地し、ビットラインに消去電圧を与
え、かつ、接地されたソースラインを挟んでいる2本の
ゲート電極に消去後に欲しいしきい値電圧Vthに等しい
電圧を印加し、ソースラインを挟んでいる2bitの半
導体記憶素子ごとに消去する事ができる。このように、
本発明の不揮発性半導体記憶装置は比較的単純化された
構造を有するから、従来知られていた通常のEPROM
と格別異なる工程を用いることなく製造することができ
る。
ソースラインを接地し、ビットラインに消去電圧を与
え、かつ、接地されたソースラインを挟んでいる2本の
ゲート電極に消去後に欲しいしきい値電圧Vthに等しい
電圧を印加し、ソースラインを挟んでいる2bitの半
導体記憶素子ごとに消去する事ができる。このように、
本発明の不揮発性半導体記憶装置は比較的単純化された
構造を有するから、従来知られていた通常のEPROM
と格別異なる工程を用いることなく製造することができ
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればソ
ースラインを選択可能にする回路を付け加えるだけで、
かかる半導体装置の主要問題である過消去と消去バラツ
キの問題を解決でき、電気的一括消去型の不揮発性半導
体記憶装置の性能向上に寄与するところが大きい。
ースラインを選択可能にする回路を付け加えるだけで、
かかる半導体装置の主要問題である過消去と消去バラツ
キの問題を解決でき、電気的一括消去型の不揮発性半導
体記憶装置の性能向上に寄与するところが大きい。
【図1】本発明の実施例を説明するための回路図であ
る。
る。
【図2】本発明の不揮発性半導体記憶装置の平面図であ
る。
る。
【図3】図2のX−X’線における断面図である。
【図4】図2のY−Y’線における断面図である。
1 シリコン基板 2 ソース・ドレイン拡散層 3 ゲート酸化膜 4 制御電極(ワードライン) 5 蓄積電極 6 絶縁酸化膜 7 層間絶縁膜 8 コンタクトホール 9 フィールド酸化膜 10 カバー膜 11 アルミ配線層 S1 、S2 ソースライン B1 、B2 、B3 ビットライン W1 、W2 、W3 、W4 ワードライン
Claims (1)
- 【請求項1】 ソース領域とドレイン領域間に蓄積電極
と制御電極を有する複数の半導体記憶素子を、第1の方
向と、該第1の方向と異なる第2の方向に複数個配列
し、第2の方向に配列された半導体記憶素子のソース領
域を接続してソースラインとし、第1の方向に配列され
た半導体記憶素子のドレイン領域を接続してビットライ
ンとし、該第2の方向に配列された半導体記憶素子の制
御電極を接続してワードラインとし、該ビットラインお
よび該ソースラインに各々選択的に電圧を印加すること
ができる不揮発性半導体記憶装置の消去方法において、
消去時に、選択された半導体記憶素子のソースラインを
接地し、ビットラインを消去電圧とし、かつ、該接地さ
れたソースラインを挟んでいる2本のワードラインに消
去後にデプレッション化しないしきい値電圧Vthを印
加し、該ソースラインを挟んで配置されている2ビット
の半導体記憶素子ごとに消去することを特徴とする不揮
発性半導体記憶装置の消去方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3784891A JP2725086B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 不揮発性半導体記憶装置の消去方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3784891A JP2725086B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 不揮発性半導体記憶装置の消去方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04257269A JPH04257269A (ja) | 1992-09-11 |
JP2725086B2 true JP2725086B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=12508959
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3784891A Expired - Fee Related JP2725086B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | 不揮発性半導体記憶装置の消去方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2725086B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR940008204B1 (ko) * | 1991-08-14 | 1994-09-08 | 삼성전자 주식회사 | 낸드형 플래쉬 메모리의 과도소거 방지장치 및 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2694205B2 (ja) * | 1988-07-11 | 1997-12-24 | 株式会社日立製作所 | 不揮発性半導体記憶装置 |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP3784891A patent/JP2725086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04257269A (ja) | 1992-09-11 |
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