JP2723257B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2723257B2
JP2723257B2 JP20465488A JP20465488A JP2723257B2 JP 2723257 B2 JP2723257 B2 JP 2723257B2 JP 20465488 A JP20465488 A JP 20465488A JP 20465488 A JP20465488 A JP 20465488A JP 2723257 B2 JP2723257 B2 JP 2723257B2
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【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、X線CT装置や磁気共鳴イメージング等にお
ける画像処理装置に関し、特に複数の断層像から得られ
る3次元的な画像情報を用いて任意の断面の画像や物体
の表面像を作成する画像処理装置に関する。
(従来の技術) X線CT装置等によって得られる再構成像は、通常は第
18図(a)に示すように被検体50の体軸51に直交する横
断面52による断層像(アキシャル像)として、第18図
(b)のように表示される。しかし、アキシャル像のみ
による表示では、画像の3次元的な把握が困難であった
ため、断層像を手術等に応用する場合に不都合が生じ
た。例えば腫瘍を取除くために頭部を切削する際、どの
位置からどの方向にどのくらいの深さで切削すれば最も
効率よく手術を行なえるか、という情報はアキシャル像
のみによる表示では得ることができなかった。
そこで、被検体50の体軸51の方向に少しずつ位置を変
えた複数のアキシャル像を撮影することによって得られ
る被検体の3次元的な画像情報を用いて、計算によって
アキシャル像以外の断面、例えば体軸方向に平行な断
面、すなわち第19図(a)に示すような冠状断面(コロ
ナル)及び第19図(b)に示すような矢状断面(サジタ
ル)、さらに任意の断面(オブリーク)による断層像を
得ることができるようになった。このように3次元的な
画像情報から計算によって所望の断層像を得ることを断
面変換処理(Multi Planar Reconstruction ;以下、MPR
と称する。)といい、MPRによって得られた画像をMPR像
という。
第20図にMPRによる従来の画像表示方法の例を示す。
第20図(a)は、1面のみによる像53を表示する方法で
あり、例えばサジタル面のみによる像を表示している。
第20図(b)は、ある断面による1面のMPR像54と共に
原アキシャル像55を表示する方法である。支持線56に沿
って原アキシャル像55に直交する断面がMPR像54であ
る。第20図(c)は、互いに直交する3つの断層像57、
58、59を画面上に表示したものであり、3つの像の位置
関係、縮尺等に規則性はない。
また、複数の断層像から得られる被検体の3次元的な
情報を表示する他の表示法として、第21図(a)に示す
ように3次元的な情報から被検体の輪郭のみを抽出して
立体的に表示する表面表示、第21図(b)に示すような
表面表示像とMPR像を組合わせて表示する合成表示、第2
1図(c)に示すような1方向から投影した像を表示す
る投影表示等がある。また第21図(a)乃至(c)に示
した画像のうち1種類以上の画像を用いて異なる方向か
ら見た複数の画像を表示する方法もある。
ところが、第20図(a)に示した方法は1方向から見
た場合の表示であるため、元の3次元的な対象との位置
関係がつかみにくかった。第20図(b)、(c)による
方法では、画面上の2つあるいは3つの像の位置関係や
縮尺が規則的でないため、被検体の情報を3次元的に把
握するには不十分であった。また、第21図に示した従来
の表面表示、合成表示、投影表示によっても、1方向の
みの表示であったり、また異なる方向から見た複数の像
を表示する場合においても、任意の方向から見た像を任
意の位置に配置するだけで、それぞれの位置関係に何等
規則性はなく、3次元的な認識をすることは困難であっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の画像処理装置においては、表
示される断層像又は表面表示、合成表示等の立体像によ
る画像の3次元的な把握が困難であった。
そこで本発明は、X線CT装置等の画像による被検体の
情報について、容易に3次元的な把握をすることのでき
る画像処理装置を提供することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は上記の課題を解決するための第1の発明は、
被検体の3次元画像情報を記憶する3次元メモリと、前
記3次元メモリ中の3次元画像情報を用いて、第1の方
向における2次元画像を作成する第1の画像作成装置
と、前記3次元メモリ中の3次元画像情報を用いて、前
記第1の方向に垂直な第2の方向における2次元画像を
作成する第2の画像作成装置と、前記第1の方向及び前
記第2の方向の両方に垂直な方向から見た画像を作成す
る第3の画像作成装置と、それぞれ方向が異なる3種類
の前記2次元画像を第3角法に従った位置であってかつ
第3角法配置の中心となる画像を被検体の断面を示す断
層像となるように配置する画像組合わせ装置と、前記3
種類の2次元画像のいずれか1つに対して任意の位置を
指定する位置指定手段と、前記画像組合わせ装置によっ
て組合わせた画像を表示するとともに、前記位置指定手
段にて指定された位置を示すマークを前記位置指定され
た画像上および他の2つの画像上の対応する位置に表示
し、これら各画像上に表示されたマーク同志を結ぶ直線
を互いに隣り合う各画像に跨がって表示し、さらに前記
中心となる画像の断面位置を示す直線を他の2つの画像
上に表示する表示装置とを有することを特徴とするもの
である。
また、第2の発明は、被検体の3次元画像情報を記憶
する3次元メモリと、前記3次元メモリ中の3次元画像
情報を用いて、第1の方向における2次元画像を作成す
る第1の画像作成装置と、前記3次元メモリ中の3次元
画像情報を用いて、前記第1の方向に垂直な第2の方向
における2次元画像を作成する第2の画像作成装置と、
前記第1の方向及び前記第2の方向の両方に垂直な方向
から見た画像を作成する第3の画像作成装置と、それぞ
れ方向が異なる3種類の前記2次元画像を第3角法に従
った位置であって、かつ第3角法配置の中心となる画像
を被検体の内部を投影した像を示す投影像に、また他の
2つの画像を断層像になるよう配置する画像組合わせ装
置と、前記3種類の2次元画像のいずれか1つに対して
任意の位置を指定する位置指定手段と、前記画像組合わ
せ装置によって組合わせた画像を表示するとともに、前
記位置指定手段にて指定された位置を示すマークを前記
位置指定された画像上および他の2つの画像上の対応す
る位置に表示し、さらにこれら各画像上に表示されたマ
ーク同志を結ぶ直線を互いに隣り合う各画像に跨がって
表示する表示装置とを有することを特徴とするものであ
る。
(作用) 本発明による画像処理装置によれば、MPR像、表面
像、投影像、合成像のいずれかによる複数の画像を第3
角法あるいは第1角法に従って表示するので、2次元面
であるCRT画面上で実際の3次元の対象に近いイメージ
を得ることができる。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。例えばX線CT装置を用いて複数の断面を投影する
ことによって得られた、被検体の3次元的な画像情報が
画像メモリ1に記憶されている。つまり、画像メモリ1
中の各画素には、X線CT装置によって得られたデータに
基づいた、例えば−1000〜+3000の範囲内のCT値がデー
タとして記憶されている。キーボード等の入力手段2に
よって画像を作成する命令が入力されると、システムコ
ントローラ3はその情報を判断し、画像メモリ1中の情
報を読出して画像作成装置4へ出力する。画像作成装置
4は正面像作成装置4a、側面像作成装置4b、上面像作成
装置4cの3つの部分から構成されており、システムコン
トローラ3からの命令に従ってそれぞれ正面像、側面
像、上面像を作成する。画像作成装置4によって作成さ
れた画像はそれぞれ組合わせ制御装置5に入力され、シ
ステムコントローラ3からの命令に従って第3角法によ
る配置に組合わされ、CRT等の表示装置6に表示され
る。本発明でいう第3角法について後述する。また、入
力手段2からの指定に従って位置指定装置7によって画
像メモリ中の任意のアドレスを指定し、正面像作成装置
4a、側面像作成装置4b、上面像作成装置4cで作成された
それぞれの画像中で、指定されたアドレスに対応する位
置に点を表示することができる。複数の位置を指定して
距離測定装置8によって2点間の距離を測定し表示する
こともできる。距離測定装置8では、画像メモリ1中の
3次元データの任意の2点間に存在する画素の数を計測
し、実距離対応メモリ9にあらかじめ入力されている、
実際の距離の画面上の画素の大きさに対する倍率を計測
した画素数に乗算することにより、任意の2点間の距離
を計算する。
ここで、正面像作成装置4a、側面像作成装置4b、上面
像作成装置4cはさらにそれぞれ5つの装置から構成され
ている。例えば、第2図に正面像作成装置4aの内部の構
成を示す。画像メモリ1から送られた画像情報は、MPR
像を作成するMPR像作成装置41、表面像を作成する表面
像作成装置42、投影像を作成する投影像作成装置43にそ
れぞれ入力される。MPR像作成装置41では、第3図
(a)に示すように、画像メモリ1中の3次元データD
の任意の断面Hにあたるアドレスを指定して読み出し、
MPR像を作成する。表面像作成装置42では、第3図
(b)に示すように、画像メモリ1中の3次元データ
D′において視線方向に垂直な平面Iから、視線方向に
向かって被検体を表わすデータがあるかどうか検索し、
被検体を表わすデータがみつかると、その点Jを被検体
の表面として認識し、平面Iから点Jまでの距離に基づ
いて各画素の明るさを定め、表面像を作成する。投影像
作成装置43では、第3図(c)に示すように、画像メモ
リ1中の3次元データD″を視線方向へ累積することに
よって投影像を作成する。合成像作成装置44では、MPR
像作成装置41、表面像作成装置42、投影像作成装置43に
よって作成された画像のうち2つ以上の画像を入力し、
この2つの画像のうちいずれか1つの画像の一部に他の
画像の一部を組み込み、システムコントローラ3の制御
に従って合成像を作成する。そして、MPR像作成装置4
1、表面像作成装置42、投影像作成装置43、合成像作成
装置44で作成された画像は画像選択装置45に入力され、
4つの画像のうち1つの画像がシステムコントローラ3
の制御によって選択され、正面像として組合わせ制御装
置5に入力される。側面像作成装置4b、上面像作成装置
4cについても同様の構成となっている。また、正面像作
成装置4a、側面像作成装置4b、上面像作成装置4cは互い
に独立しており、入力手段2の操作によりMPR像、表面
像、投影像、合成像の4種類の画像から任意の画像をそ
れぞれ選択して出力することができる。
ここで、組合わせ制御装置5における配置に用いられ
る第3角法について説明する。第4図に示すような物体
10の正面を図中の矢印の方向から見た面Aとし、物体10
の外側の立方体11のそれぞれの面に物体10を投影した場
合を考える。立方体11を正面から見た図(Viewing From
Anterior ;以下、VFAと称する。)を中心にVFAに隣接
する面を展開すると、第5図のような配置となる。図
中、VFLとは正面Aに向かって左側から見た図(Viewing
From Left)、VFRとは正面Aに向かって右側から見た
図(Viewing From Right)、VFHとは正面Aに向かって
頭上から見た図(Viewing From Head)、VFFとは正面A
に向かって足元から見た図(Viewing From Feet)であ
る。また、立方体11を後面から見た図(Viewing From P
osterior;以下、VFPと称する。)を中心にVFPに隣接す
る面を展開すると、第6図のような配置となる。本実施
例では、第5図又は第6図に示された展開図のうち、3
つの画像の組合わせとして、第3角法に従って表示を行
なう。本実施例でいう第3角法は、以下の第7図に示し
た実施例を含む。すなわち、VFAを中心としたもので
は、第7図(a)に示すVFLとVFHの組合わせ、第7図
(b)に示すVFLとVFHの組合わせ、第7図(c)に示す
VFRとVFHの組合わせ、第7図(d)に示すVFRとVFFの組
合わせ、VFPを中心としたものでは、第7図(e)に示
すVFRとVFHの組合わせ、第7図(f)に示すVFRとVFFの
組合わせ、第7図(g)に示すVFLとVFHの組合わせ、第
7図(h)に示すVFLとVFFの組合わせの合計8通りの組
合わせが可能である。以上第7図に示した8通りの組み
合わせが本発明でいう第3角法に含まれる。
第8図に本実施例の画像処理装置による画像の第1の
表示例を示す。第8図は第9図に示すような3次元デー
タ12内の被検体13をコロナル面14、サジタル面15、アキ
シャル面16において切断したMPR像を、第7図(a)と
同様に、左下にVFA、右下にVFL、左上にVFHを配置して
表示したものである。直線114a、114b、115、116は、表
示された面に垂直な面を表わしている。すなわち、直線
114a、114bはコロナル面、直線115はサジタル面、直線1
16はアキシャル面である。なお、第9図において、図中
に示したように、サジタル面15に垂直で図中右向きの方
向x、アキシャル面16に垂直で図中上向きの方向をz、
コロナル面14に垂直で図中紙面の表面から裏面へ向かう
方向をyとする。また、第8図中右上の部分には、被検
体コード18a、被検体名18b、及びコロナル面14、サジタ
ル面15、アキシャル面16の3面が交わる点Pの3次元座
標19を表示することができる。または、点Pの位置はキ
ーボード、トラックボール等の入力手段によって自由に
変えることができる。例えばキーボードによる場合は点
Pの座標の数値を直接入力する。または、トラックボー
ルによる場合は基準となる面を指定してその面の中で2
次元的に座標を変化させる。例えば第8図においてサジ
タル面15を基準とすると、トラックボールでy方向とz
方向の点Pの座標を変化させることができる。第10図
は、第8図における点Pの位置をz方向に30mm移動させ
たときの画像である。第8図と比較して第10図は、アキ
シャル面16′は変化しているが、コロナル面14、サジタ
ル面15は変化せず、点Pの座標19′及び位置、そしてア
キシャル面を示す直線116′の位置が変化している。
第11図に本実施例の画像処理装置による画像の第2の
表示例を示す。第11図は第12図を示すような内部に腫瘍
20のある被検体21を矢印Bで示した視線方向から見た合
成像22、及びサジタル面23、アキシャル面24においてそ
れぞれ切断したMPR像を、第7図(a)と同様に、左下
にVFA、右下にVFL、左上にVFHを配置して表示したもの
である。直線223、224は表示された面に垂直な面を表わ
している。すなわち、直線223はサジタル面、直線224は
アキシャル面である。なお、第12図において、サジタル
面23に垂直で図中右向きの方向をx、アキシャル面24に
垂直で図中上向きの方向をz、コロナル面に垂直で図中
後向きの方向をyとし、例として合成像の視線方向をy
方向とする。第11図の画像中VFAの位置に表示された合
成像は、視線方向から見た表面像の一部に曲線Sで囲ま
れた関心領域(Region of Interest;以下、ROIと称す
る。)を設定し、その内部に断層像を合成したものであ
る。ROI内の断層像は、アキシャル像中では点Pを通り
直線223に垂直な長さXの直線25、サジタル像中では点
Pを通り直線224に垂直な長さZの直線26で示され、ま
た曲線Sの形状はトラックボール等の入力手段を用いて
任意に設定することができる。第11図中右上の部分に
は、被検体コード27a、被検体名27b、点Pの3次元座標
28、ROIのx方向の幅Xの値29a、z方向の幅Zの値29
b、曲線Sで囲まれたROIの面積30、視線方向の表面から
点Pまでの深さLの値31を表示することができる。本実
施例においても、第8図における第1の表示例と同様
に、点Pの位置をキーボード、トラックボール等の入力
手段によって自由に変えることができる。なお、被検体
コード27a、被検体名27b、点Pの3次元座標28、ROIの
x方向の幅Xの値29a、z方向の幅Zの値29b、曲線Sで
囲まれたROIの面積30、視線方向の表面から点Pまでの
深さLの値31といった数値情報は画面を4分割したとき
に画像が表示されない部分に表示される。例えば、第7
図(b)に示したような配置で画像を表示した場合に
は、これら数値情報は画像中右下の部分に表示される。
あるいは、第13図に示すように画面上で常に一定の位置
Cに表示するものとしてもよい。
第14図は、第10における点Pの位置をy方向に20mm移
動させたときの画像である。第11図と比較して第14図
は、曲線Sで囲まれたROI内の画像と点Pの位置及び座
標27、直線25、26の位置が変化している。第11図では合
成像22のROI中に腫瘍20は見えないが、第12図では腫瘍2
0がROI中に現われている。このことから、表面上の点か
ら深さLのところに腫瘍20が存在することが確認でき
る。
第15図は本実施例の操作を第2の表示例について示し
たフローチャートである。まず、オペレータは視線方
向、つまり被検体の正面方向を指定する(STEP11)。例
えば、x、y、z各軸と視線方向のなす角度をキーボー
ド等の入力手段によって入力する。第2の表示例では、
コロナル面に垂直な方向を視線方向とした。次に、オペ
レータは画像の配置を第7図(a)乃至(h)に示した
組合わせの中から1つ選択し、それぞれの画像の種類を
MPR像、表面像、投影像、合成像の中から選択する(STE
P12)。第2の表面例では、画像の配置は第7図(a)
に示した組合わせを選択し、画像の種類はVFAに合成
像、VFLとVFHKPR係を選択した。するとSTEP11で指定し
た視線方向から見た表面像を第2図で示した表面像作成
装置42で表面像を作成し、第1図で示した表示装置6で
表示を行なう(STEP21)。ここで、画面上の任意の位置
に第11図にしえ下ように直線223、224が表示される(ST
EP22)。そして、オペレータはトラックボール等の入力
手段によってVFLとVFHのMPR像の断面の位置、すなわち
第2の表示例では、サジタル面23とアキシャル面24の位
置を指定する(STEP13)。以上のように行なった指定に
従って、第1図に示した画像作成装置4で表面像、サジ
タル像、アキシャル像をそれぞれ作成し、同図の組合わ
せ制御装置5でこれらの像を組合わせ、表示装置6で表
示する(SREP23)。
次に、トラックボール等の入力手段によって、表面像
中にROI範囲を指定する(STEP14)と、画面上表面像中
にROIを表わす曲線Sが表示され、また第11図中Qの位
置に直線25、26が表示される(STEP24)。オペレータは
点Pの位置をトラックボール等の入力手段によって直線
224に沿って移動させて深さLを指定する(STEP15)
と、第2図に示したMPR像作成装置41でMPR像を作成し、
(STEP25)、その結果を合成作成装置44に入力して合成
像を作成し、表示装置6で表示する(STEP26)。
以上の操作によって表示装置6の画面上に、合成像、
サジタル像、アキシャル像を第3角法に従って配置した
画像が表示される。ここで深さLを変更した場合はSTEP
15に戻り(STEP27)、トラックボール等の入力手段を用
いて点Pの位置を移動させることによって、ROI中のMPR
像が深さLに応じて変化する。また、ROI範囲を変更し
たい場合はSTEP5に戻り(STEP28)、トラックボール等
の入力手段を用いてROIの設定をやり直すことがきる。
さらに、サジタル面、アキシャル面を変更したい場合は
STEP13に戻り(STEP29)、トラックボール等の入力手段
を用いてサジタル面、アキシャル面を変更することがで
きる。
第2の表示例に示したような、表示像とMPR像による
合成像と、表示像の視線方向に直角な2方向のMPR像を
第3角法に従って表示する方法は、例えば腫瘍を取除く
ために頭部を切削する際、どの位置からどの方向にどれ
だけの深さで切削すれば最も効率よく手術を行なえる
か、という情報が容易に得られるため、手術計画用シミ
ュレーションとして極めて有効である。
第16図に本実施例の画像処理装置による画像の第3の
表示例を示す。第16図は第17図に示すような被検体32を
矢印Cで示した視線方向から見た投影像33、及びサジタ
ル面34、アキシャル面35においてそれぞれ切断したMPR
像を、第7図(a)と同様に、左下にVFA、右下にVFL、
左上にVFHを配置して表示したものである。第11図にお
ける直線223、224と同様に、直線334、335は表示された
面に垂直な面を表わしている。すなわち、直線334はサ
ジタル面、直線335はアキシャル面である。第3の実施
例に示すように投影像とMPR像を組合わせて表示するこ
とによって、観察したい部位の位置を3次元的に把握す
ることが容易となる。
上述のように、本実施例における画像処理装置では、
被検体の情報を3次元的に把握するのが容易である。な
お、本実施例では画像表示の配置を第3角法に従って行
なったが、第1角法に従った方法でもよく、また、第1
角法と第3角法を任意に選択できるものとすることも可
能である。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、MPR像、表面
像、投影像、合成像のいずれかによる複数の画像を第3
角法又は第1角法に従って表示するので、被検体の情報
の3次元的な把握を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の本発明の一実施例の構成を示す
ブロック図、第2図は第1図中の画像作成装置の構成
図、第3図は第2図中各装置における画像の作成方法を
示す説明図、第4図乃至第6図は第3角法についての説
明図、第7図は本発明の一実施例をおける表示画面の組
合わせについての説明図、第8図は本発明の一実施例の
第1の表示例を示す説明図、第9図は第8図の表示を行
なうための断面の位置を示す説明図、第10図は第8図に
おける点Pの位置を移動させた場合の表示例を示す説明
図、第11図は本発明の一実施例の第2の表示例を示す説
明図、第12図は第11図の表示を行なうための断面の位置
及び視線方向を示す説明図、第13図は数値情報の表示方
法の1例を示す説明図、第14図は第11図における点Pの
位置を移動させた場合の表示例を示す説明図、第15図は
本実施例の操作を第2の表示例について示すフローチャ
ート、第16図は本発明の一実施例の第3の表示例を示す
説明図、第17図は第16図の表示を行なうための断面の位
置及び視線方向を示す説明図、第18図は従来のアキシャ
ル像のみによる表示を示す説明図、第19図はMPRについ
ての説明図、第20図は従来のMPR像による表示を示す説
明図、第21図は被検体の3次元的な情報を表示する第20
図に示した方法以外の表示法を示す説明図である。 1…画像メモリ、4a…正面像作成装置、4b…側面像作成
装置、4c…上面像作成装置、5…組合わせ制御装置、6
…表示装置、7…位置指定装置、8…距離測定装置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体の3次元画像情報を記憶する3次元
    メモリと、前記3次元メモリ中の3次元画像情報を用い
    て、第1の方向における2次元画像を作成する第1の画
    像作成装置と、前記3次元メモリ中の3次元画像情報を
    用いて、前記第1の方向に垂直な第2の方向における2
    次元画像を作成する第2の画像作成装置と、前記第1の
    方向及び前記第2の方向の両方に垂直な方向から見た画
    像を作成する第3の画像作成装置と、それぞれ方向が異
    なる3種類の前記2次元画像を第3角法に従った位置で
    あってかつ第3角法配置の中心となる画像を被検体の断
    面を示す断層像となるように配置する画像組合わせ装置
    と、前記3種類の2次元画像のいずれか1つに対して任
    意の位置を指定する位置指定手段と、前記画像組合わせ
    装置によって組合わせた画像を表示するとともに、前記
    位置指定手段にて指定された位置を示すマークを前記位
    置指定された画像上および他の2つの画像上の対応する
    位置に表示し、これら各画像上に表示されたマーク同志
    を結ぶ直線を互いに隣り合う各画像に跨がって表示し、
    さらに前記中心となる画像の断面位置を示す直線を他の
    2つの画像上に表示する表示装置とを有することを特徴
    とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】被検体の3次元画像情報を記憶する3次元
    メモリと、前記3次元メモリ中の3次元画像情報を用い
    て、第1の方向における2次元画像を作成する第1の画
    像作成装置と、前記3次元メモリ中の3次元画像情報を
    用いて、前記第1の方向に垂直な第2の方向における2
    次元画像を作成する第2の画像作成装置と、前記第1の
    方向及び前記第2の方向の両方に垂直な方向から見た画
    像を作成する第3の画像作成装置と、それぞれ方向が異
    なる3種類の前記2次元画像を第3角法に従った位置で
    あって、かつ第3角法配置の中心となる画像を被検体の
    内部を投影した像を示す投影像に、また他の2つの画像
    を断層像になるよう配置する画像組合わせ装置と、前記
    3種類の2次元画像のいずれか1つに対して任意の位置
    を指定する位置指定手段と、前記画像組合わせ装置によ
    って組合わせた画像を表示するとともに、前記位置指定
    手段にて指定された位置を示すマークを前記位置指定さ
    れた画像上および他の2つの画像上の対応する位置に表
    示し、さらにこれら各画像上に表示されたマーク同志を
    結ぶ直線を互いに隣り合う各画像に跨がって表示する表
    示装置とを有することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記位置指定装置によって指定された複数
    の位置のうち2か所の間の距離を測定する距離測定装置
    を有することを特徴とする請求項1乃至3記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】前記画像組合わせ装置を、第3角法に代え
    て第1角法に従った位置に配置するものとしたことを特
    徴とする請求項1乃至3記載の画像処理装置。
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