JP2722539B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
- Publication number
- JP2722539B2 JP2722539B2 JP26541688A JP26541688A JP2722539B2 JP 2722539 B2 JP2722539 B2 JP 2722539B2 JP 26541688 A JP26541688 A JP 26541688A JP 26541688 A JP26541688 A JP 26541688A JP 2722539 B2 JP2722539 B2 JP 2722539B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic disk
- sealed container
- air filter
- inflow port
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置に関し、特に密封容器内に
エアフィルタを有する磁気ディスク装置に関する。
エアフィルタを有する磁気ディスク装置に関する。
従来、この種の磁気ディスク装置は、第4図に示すよ
うにボイスコイルモータ4で駆動されるキャリッジ3に
搭載された磁気ヘッド2が磁気ディスク1の高速回転に
より空気流によって磁気ディスク1上を浮上し、密封容
器内で情報の記録・再生を行っている。そのため密封容
器内に塵埃があると磁気ディスク1と浮上している磁気
ヘッド2との間隙に塵埃が入り込み磁気ディスク1や磁
気ヘッド2に損傷を生ずることがあり、磁気ディスク装
置の致命傷となるクラッシュ障害を起こすこともある。
このクラッシュ障害を避けるために、密封容器内にエア
フィルタ5を設け、磁気ディスク1の回転によって発生
する空気流を利用して、空気流がエアフィルタ5を通過
するのに伴って密封容器内の塵埃を捕捉し、密封容器内
の清浄度を保っている。
うにボイスコイルモータ4で駆動されるキャリッジ3に
搭載された磁気ヘッド2が磁気ディスク1の高速回転に
より空気流によって磁気ディスク1上を浮上し、密封容
器内で情報の記録・再生を行っている。そのため密封容
器内に塵埃があると磁気ディスク1と浮上している磁気
ヘッド2との間隙に塵埃が入り込み磁気ディスク1や磁
気ヘッド2に損傷を生ずることがあり、磁気ディスク装
置の致命傷となるクラッシュ障害を起こすこともある。
このクラッシュ障害を避けるために、密封容器内にエア
フィルタ5を設け、磁気ディスク1の回転によって発生
する空気流を利用して、空気流がエアフィルタ5を通過
するのに伴って密封容器内の塵埃を捕捉し、密封容器内
の清浄度を保っている。
上述した従来の磁気ディスク装置は、磁気ディスクの
回転によって発生する空気流を利用し、その空気流がエ
アフィルタを通過して密封容器内の塵埃を捕捉していた
ため、エアフィルタを通過する空気流量が少ないと十分
に塵埃を捕捉しきれず、密封容器内を塵埃が循環した
り、密封容器内の清浄度を保つのに長時間を要するとい
う欠点があった。また、磁気ディスク装置が停止時には
エアフィルタによって捕捉された塵埃が密封容器内に漏
れ出して散乱させ、磁気ディスクや磁気ヘッドが損傷
し、磁気ディスク装置の信頼性を低下させるという欠点
があった。
回転によって発生する空気流を利用し、その空気流がエ
アフィルタを通過して密封容器内の塵埃を捕捉していた
ため、エアフィルタを通過する空気流量が少ないと十分
に塵埃を捕捉しきれず、密封容器内を塵埃が循環した
り、密封容器内の清浄度を保つのに長時間を要するとい
う欠点があった。また、磁気ディスク装置が停止時には
エアフィルタによって捕捉された塵埃が密封容器内に漏
れ出して散乱させ、磁気ディスクや磁気ヘッドが損傷
し、磁気ディスク装置の信頼性を低下させるという欠点
があった。
本発明の磁気ディスク装置は、密封容器内にモータに
よって駆動される回転軸に固定されたスピンドルハブと
前記スピンドルハブに搭載された磁気ディスクと前記磁
気ディスクのディスク面に対向した磁気ヘッドを搭載し
た磁気ヘッド位置決め機構を収容すると共に前記密封容
器内のエアを清浄にするエアフィルタを有する磁気ディ
スク装置において、前記エアフィルタの流入口の前部に
磁気ディスクのディスク面に近接して平行に対向して設
けた流路制限板と、前記磁気ディスクのディスク面に近
接して平行に回転するアームと、前記アームに連動して
回転する前記流入口の開閉を行う開閉板と、前記流入口
の外側近傍に固着して前記アームを押圧し前記開閉板で
前記流入口を閉鎖する板ばねとを備え、且つ、前記流路
制限板と前記開閉板との接触面並びに前記開閉板と前記
流入口との接触面にそれぞれ弾性材を有することを特徴
とする。
よって駆動される回転軸に固定されたスピンドルハブと
前記スピンドルハブに搭載された磁気ディスクと前記磁
気ディスクのディスク面に対向した磁気ヘッドを搭載し
た磁気ヘッド位置決め機構を収容すると共に前記密封容
器内のエアを清浄にするエアフィルタを有する磁気ディ
スク装置において、前記エアフィルタの流入口の前部に
磁気ディスクのディスク面に近接して平行に対向して設
けた流路制限板と、前記磁気ディスクのディスク面に近
接して平行に回転するアームと、前記アームに連動して
回転する前記流入口の開閉を行う開閉板と、前記流入口
の外側近傍に固着して前記アームを押圧し前記開閉板で
前記流入口を閉鎖する板ばねとを備え、且つ、前記流路
制限板と前記開閉板との接触面並びに前記開閉板と前記
流入口との接触面にそれぞれ弾性材を有することを特徴
とする。
次に図面を参照して本発明を説明する。
第1図は本発明の磁気ディスク装置の部分平面図を示
す。
す。
第3図(a),(b),(c)は第1図の一部を拡大
した部分側面図を示す。
した部分側面図を示す。
第1図において、エアフィルタ5は密封容器内でベー
ス11に固定され、エアフィルタ5の流入口の前にブース
11に固定したシャフト12を中心に回転可能な開閉板7を
設け、且つ、開閉板7と同一方向に回転可能なアーム8
を連結している。
ス11に固定され、エアフィルタ5の流入口の前にブース
11に固定したシャフト12を中心に回転可能な開閉板7を
設け、且つ、開閉板7と同一方向に回転可能なアーム8
を連結している。
第2図は本発明の磁気ディスク装置の動作時の状態を
示す部分平面図である。まず、磁気ディスク装置の電源
を投入すると、磁気ディスク1が反時計方向に高速回転
し、密封容器内に空気流を生じる。回転に伴う空気流に
よって第3図(c)B−B断面図に示すような空気流の
抵抗を受けやすいように丸みのある溝を設けたアーム8
は、磁気ディスク1のディスク面に近接して平行に時計
方向に回転し、アーム8を押圧しエアフィルタ5の外側
近傍に固着している板ばね9を押して時計方向に自動的
に回転させた結果、シャフト12を中心に連結した開閉板
7もアーム8と一体に時計方向に回転させる。すなわ
ち、磁気ディスク1が回転すると、同時に、開閉板7に
よって閉じていたエアフィルタ5の流入口が開口し、密
封容器内の空気流がエアフィルタ5を通過する。また、
密封容器内の塵埃の循環を減少し、エアフィルタ5への
流量を多くするため、エアフィルタ5の流入口の前部に
第3図に示すように磁気ディスク1のディスク面に近接
して平行に対向する流路制限板6を設けてある。流路制
御板6もアーム8と同様に第3図(b)A−A断面図に
示すような空気流の抵抗を受けやすいように丸みのある
溝を設けてある。この流路制限板6は磁気ディスク1と
浮上している磁気ヘッド2との間隙に塵埃が入り込むの
を防ぐと共に、密封容器内の空気流をエアフィルタ5の
流入口へ強制的に誘導している。更に、流路制限板6の
開閉板7との接触面にはストッパゴム10bが取り付けら
れており、開閉板7の回転ストッパとして、また、流路
制限板6と開閉板7との接触面の間隙からの空気流の漏
れを防止している。なお、このストッパゴム10bは開閉
板7に取り付けられてもよい。
示す部分平面図である。まず、磁気ディスク装置の電源
を投入すると、磁気ディスク1が反時計方向に高速回転
し、密封容器内に空気流を生じる。回転に伴う空気流に
よって第3図(c)B−B断面図に示すような空気流の
抵抗を受けやすいように丸みのある溝を設けたアーム8
は、磁気ディスク1のディスク面に近接して平行に時計
方向に回転し、アーム8を押圧しエアフィルタ5の外側
近傍に固着している板ばね9を押して時計方向に自動的
に回転させた結果、シャフト12を中心に連結した開閉板
7もアーム8と一体に時計方向に回転させる。すなわ
ち、磁気ディスク1が回転すると、同時に、開閉板7に
よって閉じていたエアフィルタ5の流入口が開口し、密
封容器内の空気流がエアフィルタ5を通過する。また、
密封容器内の塵埃の循環を減少し、エアフィルタ5への
流量を多くするため、エアフィルタ5の流入口の前部に
第3図に示すように磁気ディスク1のディスク面に近接
して平行に対向する流路制限板6を設けてある。流路制
御板6もアーム8と同様に第3図(b)A−A断面図に
示すような空気流の抵抗を受けやすいように丸みのある
溝を設けてある。この流路制限板6は磁気ディスク1と
浮上している磁気ヘッド2との間隙に塵埃が入り込むの
を防ぐと共に、密封容器内の空気流をエアフィルタ5の
流入口へ強制的に誘導している。更に、流路制限板6の
開閉板7との接触面にはストッパゴム10bが取り付けら
れており、開閉板7の回転ストッパとして、また、流路
制限板6と開閉板7との接触面の間隙からの空気流の漏
れを防止している。なお、このストッパゴム10bは開閉
板7に取り付けられてもよい。
次に、磁気ディスク装置の電源を切断すると、磁気デ
ィスク1の回転が停止し、密封容器内に発生していた空
気流が無くなるため、アーム8に接触しエアフィルタ5
に固着している板ばね9の反発力によって、アーム8は
第1図に示す位置に押し戻される。すなわち、シャフト
12を中心にアーム8と連結している開閉板7が第1図に
示す位置へ戻り、開閉板7のエアフィルタ5の流入口と
の接触面に取り付けられたシールゴム10aによってエア
フィルタ5の流入口が完全に閉じられ、エアフィルタ5
によって捕捉された塵埃が密封容器内に散乱することを
防止する。なお、このシールゴム10aはエアフィルタ5
の流入口に取り付けられてもよい。
ィスク1の回転が停止し、密封容器内に発生していた空
気流が無くなるため、アーム8に接触しエアフィルタ5
に固着している板ばね9の反発力によって、アーム8は
第1図に示す位置に押し戻される。すなわち、シャフト
12を中心にアーム8と連結している開閉板7が第1図に
示す位置へ戻り、開閉板7のエアフィルタ5の流入口と
の接触面に取り付けられたシールゴム10aによってエア
フィルタ5の流入口が完全に閉じられ、エアフィルタ5
によって捕捉された塵埃が密封容器内に散乱することを
防止する。なお、このシールゴム10aはエアフィルタ5
の流入口に取り付けられてもよい。
以上詳細に説明したように、本発明の磁気ディスク装
置によれば、磁気ディスク装置の動作時、密封容器内の
空気流のエアフィルタへの流量を多くすることができ、
エアフィルタの塵埃の捕捉能力を向上させて、短時間に
密封容器内の塵埃を減少させると共に、磁気ディスク装
置が停止時には開閉板が流入口を完全に閉じため、折角
エアフィルタによって捕捉された塵埃が密封容器内に漏
れ出して散乱することもなく、密封容器内のエアの清浄
に保持することができ、磁気ディスクや磁気ヘッドの損
傷を防止し、磁気ディスク装置の信頼性を向上させる上
で効果がある。
置によれば、磁気ディスク装置の動作時、密封容器内の
空気流のエアフィルタへの流量を多くすることができ、
エアフィルタの塵埃の捕捉能力を向上させて、短時間に
密封容器内の塵埃を減少させると共に、磁気ディスク装
置が停止時には開閉板が流入口を完全に閉じため、折角
エアフィルタによって捕捉された塵埃が密封容器内に漏
れ出して散乱することもなく、密封容器内のエアの清浄
に保持することができ、磁気ディスクや磁気ヘッドの損
傷を防止し、磁気ディスク装置の信頼性を向上させる上
で効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の磁気ディスク装置の部分平面図、第2
図は本発明の磁気ディスク装置の動作時の状態を示す部
分平面図、第3図(a),(b),(c)は第1図の一
部を拡大した部分側面図及び第4図は従来の磁気ディス
ク装置の平面図である。 1……磁気ディスク、2……磁気ヘッド、3……キャリ
ッジ、4……ボイスコイルモータ、5……エアフィル
タ、6……流路制限板、7……開閉板、8……アーム、
9……板ばね、10a……シールゴム、10b……ストッパゴ
ム、11……ベース、12……シャフト。
図は本発明の磁気ディスク装置の動作時の状態を示す部
分平面図、第3図(a),(b),(c)は第1図の一
部を拡大した部分側面図及び第4図は従来の磁気ディス
ク装置の平面図である。 1……磁気ディスク、2……磁気ヘッド、3……キャリ
ッジ、4……ボイスコイルモータ、5……エアフィル
タ、6……流路制限板、7……開閉板、8……アーム、
9……板ばね、10a……シールゴム、10b……ストッパゴ
ム、11……ベース、12……シャフト。
Claims (1)
- 【請求項1】密封容器内にモータによって駆動される回
転軸に固定されたスピンドルハブと前記スピンドルハブ
に搭載された磁気ディスクと前記磁気ディスクのディス
ク面に対向した磁気ヘッドを搭載した磁気ヘッド位置決
め機構を収容すると共に前記密封容器内のエアを清浄に
するエアフィルタを有する磁気ディスク装置において、
前記エアフィルタの流入口の前部に磁気ディスクのディ
スク面に近接して平行に対向して設けた流路制限板と、
前記磁気ディスクのディスク面に近接して平行に回転す
るアームと、前記アームに連動して回転する前記流入口
の開閉を行う開閉板と、前記流入口の外側近傍に固着し
て前記アームを押圧し前記開閉板で前記流入口を閉鎖す
る板ばねとを備え、且つ、前記流路制限板と前記開閉板
との接触面並びに前記開閉板と前記流入口との接触面に
それぞれ弾性材を有することを特徴とする磁気ディスク
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26541688A JP2722539B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26541688A JP2722539B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 磁気ディスク装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02113485A JPH02113485A (ja) | 1990-04-25 |
JP2722539B2 true JP2722539B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17416858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26541688A Expired - Lifetime JP2722539B2 (ja) | 1988-10-20 | 1988-10-20 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2722539B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0562451A (ja) * | 1991-09-05 | 1993-03-12 | Nec Ibaraki Ltd | 磁気デイスク装置のエアフイルタ |
JP2793459B2 (ja) * | 1992-12-28 | 1998-09-03 | 日本電気株式会社 | 磁気ディスク装置 |
-
1988
- 1988-10-20 JP JP26541688A patent/JP2722539B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02113485A (ja) | 1990-04-25 |
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