JP2722084B2 - 射出成形機監視装置 - Google Patents

射出成形機監視装置

Info

Publication number
JP2722084B2
JP2722084B2 JP63275733A JP27573388A JP2722084B2 JP 2722084 B2 JP2722084 B2 JP 2722084B2 JP 63275733 A JP63275733 A JP 63275733A JP 27573388 A JP27573388 A JP 27573388A JP 2722084 B2 JP2722084 B2 JP 2722084B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
injection molding
molding machine
main body
shot
notice
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63275733A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02121821A (ja
Inventor
邦男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHIGUMATSUKUSU KK
Original Assignee
SHIGUMATSUKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHIGUMATSUKUSU KK filed Critical SHIGUMATSUKUSU KK
Priority to JP63275733A priority Critical patent/JP2722084B2/ja
Publication of JPH02121821A publication Critical patent/JPH02121821A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2722084B2 publication Critical patent/JP2722084B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は射出成形機監視装置に関し、特に監視機能の
多様化を実現し得るようにしたものである。
〔発明の概要〕
本発明は、射出成形機本体をテレビジヨンカメラによ
つて撮像することによりその異常を監視し得るようにし
た射出成形機監視装置において、モニタ表示画面上に表
示された正常シヨツト回数が目標シヨツト回数に近づい
たとき警報表示することにより、射出成形作業効率を一
段と向上させることができる。
〔従来の技術〕
従来例えば合成樹脂材料を射出成形する射出成形機の
監視装置として、特開昭60−39581号に開示されている
ように、テレビジヨンカメラによつて射出成形機本体を
撮像して得られるビデオ信号に基づいてその画像上に複
数の監視領域を設け、当該監視領域における輝度変化を
利用して射出成形機本体の射出成形動作が正常か否かの
判定をするようにしたものが提案されている。
この種の射出成形機の監視装置は、第2図に示すよう
に、被監視対象としての射出成形機本体1の可動側型2
が固定側型3に圧接した状態(この状態を型締状態と呼
ぶ)において、導管4を通じて合成樹脂材料を射出する
ことにより、可動側型2及び固定側型3内に射出成形製
品を成形する。
この射出成形製品は、可動側型2が固定側型3からガ
イド5に沿つて離間した位置に後退したとき(この状態
を型開状態と呼ぶ)、可動側型2の内面に付着した状態
で型開位置にまで持ち来される。その後可動側型2に付
着した射出成形製品は可動側型2の後方から突き出され
る突出ピン(図示せず)によつて可動側型2から突き落
とされる(この動作を突出動作と呼ぶ)。
かくして1つの射出成形製品が可動側型2から落下す
ることによつて取り出されたとき、射出成形工程の一巡
動作(すなわち1回の射出成形サイクル)が終了して次
の射出成形サイクルに入る。このとき可動側型2が固定
側型3に向かつて前進して可動側型2が固定側型3に圧
接した型締状態に戻り、以下同様にして射出成形サイク
ルが繰り返される。
かかる構成の射出成形機本体1は、射出成形機本体駆
動制御装置6に設けられているシーケンサにおいて発生
される駆動制御信号S1によつて駆動されるが、実際上射
出成形機本体1が型開動作をした際に射出成形製品が固
定側型3に付着したまま残るいわゆる「キヤビ残り」状
態になつたり、射出成形製品が完全に成形されずに一部
が欠けたいわゆる「シヨートモールド」状態になつた
り、可動側型2が正規の取付位置からずれた位置になる
いわゆる「スライドコアの位置ずれ」状態になつたりす
る等の異常が発生するおそれがある。また突出動作後に
可動側型2に射出成形製品が突き落とされずに残つたい
わゆる「落下不良」状態になつたり、射出成形製品を突
き出した際に突出ピンが折れたいわゆる「ピン折れ」状
態になつたりする等の異常が生ずるおそれがある。
このような異常が生じたとき、この状態を放置すれ
ば、次の射出成形サイクルにおいて可動側型2及び固定
側型3を損傷したり、不良製品が成形されたりすると言
つたような派生的な事故が生ずるおそれがあり、これを
直ちに検知するために監視装置7が設けられている。
監視装置7はテレビジヨンカメラ8を有し、射出成形
機本体1の例えば可動側型2の周辺を撮像し、テレビジ
ヨンカメラ8から得られるビデオ信号VDを監視制御装置
9に入力する。
監視制御装置9は射出成形機本体駆動制御装置6から
その射出成形作業ステツプを表すシーケンス制御信号IN
を受けて射出成形機本体1の動作に同期して異常が生じ
たか否かの判定動作をし、当該判定結果に基づいて射出
成形機本体駆動制御装置6に対して監視制御信号OUTを
送出することにより、初出成形機本体1の動作を制御す
るようになされている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ここで監視装置7によつて監視しようとする異常は、
「キヤビ残り」、「シヨートモールド」、「落下不
良」、「ピン折れ」等のように、ビデオ信号VDが表す画
面上の小領域の輝度変化として生ずる点に着目して、監
視制御装置9に例えば陰極線管でなるモニタ10を設け、
モニタ10の表示画面10A(第3図)を利用して監視すべ
き小領域にそれぞれ監視領域A1、A2……ANを設定し、ビ
デオ信号VDのうち当該監視領域A1、A2……ANに相当する
信号部分によつてその輝度の変化を検出するようになさ
れている。
本発明はかかる構成の射出成形機監視装置において、
製造作業効率を一段と向上させることができるようにし
た射出成形機監視装置を提案しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる問題点を解決するため本発明においては、テレ
ビジヨンカメラ8によつて射出成形機本体1を撮像して
得られるビデオ信号VDに基づいて射出成形サイクルの異
常を監視する射出成形機監視装置において、設定入力さ
れた目標シヨツト回数データDTRGを記憶する目標シヨツ
ト回数データ記憶手段(21、REG1)と、設定入力された
終了予告シヨツト回数データDNTCを記憶する終了予告シ
ヨツト回数データ記憶手段(21、REG4)と、各射出成形
サイクルにおいてビデオ信号VDに異常が発生していない
か否かに基づいて射出成形機本体1の射出成形動作に異
常があるか否かを判定する異常判定手段(21、SP12)
と、異常判定手段(21、SP12)の判定結果に基づいて、
射出成形サイクルのうち射出成形動作が正常なシヨツト
回数をカウントして正常シヨツト回数データDNRMを形成
する正常シヨツト回数カウント手段(21、REG2、SP13)
と、正常シヨツト回数カウント手段(21、REG2、SP13)
から得られる正常シヨツト回数データDNRMの内容が終了
予告シヨツト回数データDNTCの内容分だけ残して目標シ
ヨツト回数に近づいたとき予告警報動作をする予告警報
手段(21、10、SP15、SP25)と、予告警報手段(21、1
0、SP15、SP25)が予告警報動作をした後、正常シヨツ
ト回数データDNRMの内容が目標シヨツト回数データDTRG
の内容に達したとき、射出成形機本体1の当該製造工程
を終了させる製造工程終了手段(21、SP26)と各射出成
形サイクルにおいて、射出成形機本体1が1回分の射出
成形動作を開始したとき、その後製造工程終了手段(2
1、SP26)が動作するに至るまでになし得る射出成形動
作の回数を表すシヨツト回数表示DISP1〜DISP3をした
後、当該1回分の射出成形動作の終了時にシヨツト回数
表示DISP1〜DISP3を消滅させ、これにより予告警報手段
(21、10、SP15、SP25)が予告警報をした後の射出成形
機本体1の射出成形動作回数をオペレータが確認し易く
できるようにする。
〔作用〕
正常シヨツト回数カウントデータDNRMの内容が終了予
告シヨツト回数データDNTCの内容分だけ残して目標シヨ
ツト回数データDTRGの内容に近づいたとき予告警報手段
(21、10、SP25)によつて予告警報動作をさせるように
すると共に、予告警報表示後、終了予告シヨツト回数分
の射出成形動作及びシヨツト回数の表示をすることによ
り、オペレータが当該製造工程が終了したときなすべき
作業を、予告警報後から射出成形動作終了に至るまでの
間に残りの射出成形回数を確認しながら当該製造工程が
終了する前にこれと同時になし得ることにより、その結
果全体として射出成形作業効率を一段と高めることがで
きる。
〔実施例〕
以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
〔1〕実施例の構成 第2図との対応部分に同一符号を付して示す第4図に
おいて、監視制御装置9の中央処理ユニツト(CPU)21
に対して操作入力部22からバス23を介して操作入力情報
DINが入力されたとき、CPU21は、当該操作入力情報DIN
に対応する操作モードで情報記憶部24に記憶されている
データをデータ処理することにより、モニタ10の表示画
面10A上の監視領域A1、A2……AN(第3図)の表示に対
応する監視動作を実行すると共に、当該監視動作を実行
している間にモニタ10の表示画面10Aの表示を切り換え
て第5図に示すように、射出成形機本体1の射出成形サ
イクル動作回数(これをシヨツト回数と呼ぶ)に関する
表示をオペレータに提示させるような動作を実行する。
この実施例の場合情報記憶部24は、RAM構成の入出力
データ記憶部25及びROM構成の固定データ記憶部26とを
有し、監視動作モード時CPU21はテレビジヨンカメラ8
から画像処理部31に供給されるビデオ信号VDのうち、監
視領域A1、A2……ANに相当する信号をビデオデータDATA
に変換して入出力データ記憶部25に取り込んだ後基準値
と比較することにより、テレビジヨンカメラ8によつて
撮像されている射出成形機本体1の状態が正常か否かの
判断をするようになされている。
かかる監視モードにおける動作状態は、CPU21がデイ
スプレイ制御部32によつてビデオ信号VDをモニタ10に供
給させることにより被監視対象の映像を表示画面10A上
に表示させる(第3図)と同時に、CPU21が入出力デー
タ記憶部25に格納されている監視領域A1、A2……ANの位
置情報をデイスプレイ制御部32に供給することによりビ
デオ信号VDの映像にマークパターンMK1をスーパーイン
ポーズして表示させることにより、オペレータがモニタ
10の表示画面10Aを見ながら監視モードにおける射出成
形機本体1の作業状態を目視確認できるようになされて
いる。
この監視領域A1、A2……ANについての位置データは、
オペレータが操作入力部22のモード指定操作子35を操作
することによつて設定モードを指定すると共に、「」
キーKL、「」キーKR、「△」キーKU、「▽」キーKDを
操作することにより、カーソルK0(第3図)の表示位置
を表すカーソルカウンタ(入出力データ記憶部25に設け
られている)のカウント内容を制御することにより監視
領域A1、A2……ANの位置を1つずつ指定しながらデータ
入力操作をすることにより入出力データ記憶部25に格納
され、監視モード時この位置データを固定データ記憶部
26に予め固定記憶されているマークパターンMK1(監視
領域A1、A2……ANの大きさ及び形状を表す)と共にデイ
スプレイ制御部32に送出することにより、デイスプレイ
制御部32が監視領域A1、A2……ANの表示をビデオ信号VD
にスーパーインポーズさせてモニタ10に供給するように
なされている。
これに対してシヨツト回数表示モード時CPU21は、入
出力データ記憶部25に設けられているシヨツト回数デー
タレジスタ群25A(第6図)の目標シヨツト回数データ
レジスタREG1に書き込まれている目標シヨツト回数デー
タDTAGをデイスプレイ制御部32に送出すると共に、固定
データ記憶部26に予め記憶されているモザイク状マーク
パターンMK2(第5図)及びその配列形状を表す文字パ
ターンMOJIをデイスプレイ制御部32に供給する。このと
きデイスプレイ制御部32は、ビデオ信号VDの映像をモニ
タ10に供給せずにシヨツト数表示画像信号だけをモニタ
10に送出し、かくして第5図に示すようなシヨツト回数
表示をモニタ10の表示画面10Aに表示させるようになさ
れている。
これに加えてCPU21は、制御信号入出力部37を介して
射出成形機本体駆動制御装置6から射出成形機本体1の
作業ステツプを表すタイミング信号S1(例えば型締完了
時、型開完了時に発生される)を取り込むことにより射
出成形機本体1の射出成形サイクルと同期するような監
視動作を実行すると共に、異常発生時や射出成形サイク
ルの開始時又は終了時にこれに対応させるような動作を
指令する制御信号S2を制御信号入出力部37を介して射出
成形機本体駆動制御装置6に送出することにより、射出
成形機本体1を異常動作させないように制御するように
なされている。
監視制御装置9のCPU21はかかる動作を、第1図に示
す監視ルーチンRT0の処理手順に従つて実行する。
〔2〕射出成形機の監視処理手順 CPU21は監視ルーチンRT0のステツプSP1において、シ
ヨツト回数データレジスタ群25Aの初期設定処理を実行
する。
このステツプSP1においてCPU21はシヨツト回数データ
レジスタ群25Aを全体としてクリアすると共に、射出成
形機本体1において1回の製造工程の間に繰り返すべき
射出成形サイクル回数(従つて製品の製造個数)をオペ
レータの入力操作に基づいて情報記憶部24に書き込むよ
うな処理を実行する。
この実施例の場合、表示画面10A上のシヨツト回数表
示は5桁3段の数値を表示する構成を有し、最上段に目
標シヨツト回数表示DISP1を表示し、また中段に正常シ
ヨツト回数表示DISP2を表示し、さらに下段に異常シヨ
ツト回数DISP3を表示するようになされており、オペレ
ータはモード指定操作子35によつて目標シヨツト回数設
定モードを指定した後、「」キーKL〜「▽」キーKDを
操作することにより目標シヨツト回数を入力する。
ここで、目標シヨツト回数設定モードが指定されたと
き、モニタ10の表示画面10A上のカーソルK0は目標シヨ
ツト回数表示DISP1の各桁(この実施例の場合5桁)の
数値データの入力を指定するための表示として用いられ
ており、「」キーKL又は「」キーKRが1回操作され
るごとにカーソルK0は上位桁又は下位桁の方向に1桁ず
つ移動できるようになされている。
これと共に「△」キーKU又は「▽」キーKDが1回操作
されるごとに、カーソルK0によつて指定された桁の数値
が「+1」加算又は「−1」減算する。
CPU21はステツプSP1においてオペレータが目標シヨツ
ト回数データDTRGを入力したとき、当該データをシヨツ
ト回数データレジスタ群25A(第6図)の目標シヨツト
回数データレジスタREG1に書き込む。
かくしてオペレータがステツプSP1において初期設定
操作を終了してモード指定操作子35によつて運転開始モ
ードを指定すると、CPU21はステツプSP2に移つて制御信
号S2として射出成形機運転開始許容信号を制御信号入出
力部37を介して射出成形機本体駆動制御装置6に送出し
た後、ステツプSP3に移つて制御信号S2としてサイクル
スタート許容信号を送出することにより射出成形機本体
駆動制御装置6の射出成形サイクルを開始させる。
このとき射出成形機本体駆動制御装置6はステツプSP
4において射出成形機本体1を型締動作させて当該型締
動作が終了した時制御信号入出力部37を介して型締終了
信号でなるタイミング信号S1をCPU21に送り返す。
このときCPU21はステツプSP5において型締終了タイミ
ング信号の到来を待ち受ける状態になつており、当該タ
イミング信号S1が到来したときこれをステツプSP5にお
いて確認してステツプSP6に移る。
このステツプSP6においてCPU21は目標シヨツト回数デ
ータレジスタREG1、正常シヨツト回数カウントデータレ
ジスタREG2及び異常シヨツト回数カウントデータレジス
タREG3(第6図)のデータDTRG、DNRM、DABNをデイスプ
レイ制御部32に転送することにより、モニタ10の表示画
面10A上にシヨツト回数表示(第5図)を表示させる。
この状態において射出成形機本体駆動制御装置6は順
次ステツプSP7において射出成形機本体1を射出動作さ
せ、ステツプSP8において冷却動作させ、ステツプSP9に
おいて型開動作させる。
射出成形機本体1がこのような動作をしている間にCP
U21はステツプSP10において型開動作が終了するのを待
ち受ける状態になつており、やがて射出成形機本体駆動
制御装置6が制御信号入出力部37を介して型開動作終了
タイミング信号でなるタイミング信号S1を送り返して来
ると、CPU21はこれをステツプSP10において確認して次
のステツプSP11においてシヨツト回数表示(第5図)を
一旦モニタ10の表示画面10Aから消して監視モードに切
り換える。
このときCPU21は監視領域A1、A2……AN(第3図)の
データをデイスプレイ制御部32に転送することによりビ
デオ信号VDの映像にスーパーインポーズさせてモニタ10
の表示画面10A上に表示させると共に、監視領域A1、A2
……ANに対応するビデオデータDATAを入出力データ記憶
部25に取り込んだ後、ステツプSP12において射出成形動
作に異常があるか否かの判定をする。
ここで異常ではないことを表す判定結果が得られる
と、CPU21はステツプSP13に移つて正常シヨツト回数カ
ウントデータレジスタREG2(第6図)の正常シヨツト回
数カウントデータDNRMを「+1」加算(すなわちインク
リメント)した後、ステツプSP14の判定動作をする。
このステツプSP14においてCPU21は正常シヨツト回数
カウントデータレジスタREG2の正常シヨツト回数カウン
トデータDNRMの内容が目標シヨツト回数データレジスタ
REG1の目標シヨツト回数データDTRGの内容と等しいか又
は大きいか否かの判断をし、否定結果が得られたとき
(このことは現在の射出成形サイクルまでの間になされ
た正常シヨツト回数が目標シヨツト数従つて製造目標個
数に達していないことを表している)、CPU21はステツ
プSP15の判定動作に移る。
この判定動作は正常な製品数が製造目標個数に近づい
てきたか否かを判断するステツプで、CPU21は目標シヨ
ツト回数データレジスタREG1の目標シヨツト回数データ
DTRGから正常シヨツト回数カウントデータレジスタREG2
の正常シヨツト回数カウントデータDNRMを減算し、当該
減算結果(DTRG−DNRM)が終了予告シヨツト回数データ
レジスタREG4の終了予告シヨツト回数データDNTCより小
さいか否かの判断をする。
ここで終了予告シヨツト回数データDNTCは、射出成形
機本体1が目標シヨツト回数データレジスタREG1に設定
された目標シヨツト回数データDTRGと等しい数だけ製品
を製造することにより当該1回の製造工程が終了するに
至る前に、事前に終了時期が近づいたことをオペレータ
に予告するためのデータで、この終了予告シヨツト回数
データDNTCは、上述のステツプSP1において目標シヨツ
ト回数データDTRGを初期設定する際にオペレータによつ
て同様の手順で設定される。
ステツプSP15において否定結果が得られると(このこ
とは正常シヨツト回数カウントデータDNRMが終了予告シ
ヨツト回数データDNTC分だけ残すような数値になつてい
ないことを表している)、このときCPU21は上述のステ
ツプSP3に戻る。
以下同様にして、CPU21は、射出成形機本体1の射出
成形サイクルに異常が発生しなければ、ステツプSP3に
おいて次の射出成形サイクルを開始させるためのサイク
ルスタート許容信号を制御信号入出力部37を介して射出
成形機本体駆動制御装置6に送出することにより、射出
成形機本体1に新たな射出成形サイクルを実行させ、こ
れにより正常な射出成形製品が製造されるごとにステツ
プSP4〜SP15のループの処理を実行し、当該ループのう
ち、ステツプSP13において正常シヨツト回数カウントデ
ータレジスタREG2をインクリメント動作させて行く。
これに対して1回の射出成形サイクルにおいて異常が
生じた場合には、CPU21はステツプSP12において肯定結
果が得られることによりステツプSP21に移つて異常シヨ
ツト回数カウントデータレジスタREG3を「+1」加算動
作させる。
その後CPU21はステツプSP22に移つて当該異常な射出
成形動作に対する異常回復処理(例えばオペレータが異
常な射出成形製品を除去するような作業)がなされるの
を待ち受けて当該異常回復処理が終了したことを例えば
操作入力部22のモード指定操作子35を操作することによ
りオペレータが入力したとき、上述のステツプSP3に戻
つて次の射出成形サイクルを開始させる動作に入る。
かくして順次続く射出成形サイクルにおいて正常シヨ
ツト数が正常シヨツト回数カウントデータレジスタREG2
によつてカウントされて行くと共に、異常な射出成形サ
イクルが実行された場合その数を異常シヨツト回数カウ
ントデータレジスタREG3がカウントして行き、これによ
り製品合格率についてのデータが入出力データ記憶部25
に蓄積されて行く。
やがてステツプSP15において肯定結果が得られると、
このことは正常シヨツト回数が終了予告シヨツト回数分
だけ残して目標シヨツト回数に近づいたことを意味し、
このときCPU21はステツプSP25に移つてデイスプレイ制
御部32にアラーム表示指令を与えることによりモニタ10
の表示画面10Aにシヨツト回数表示をさせる時(SP6、SP
7、SP8、SP9、SP10)に、当該シヨツト回数表示を点滅
させ、これによりアラーム表示をさせる。
この実施例の場合アラーム表示として、ステツプSP6
からステツプSP11(第1図)においてモニタ10の表示画
面10Aに表示されているすべての数値表示パターンを所
定の周期で点滅させるようにデイスプレイ制御部32を動
作させる。
そこでオペレータはモニタ10の表示画面10Aが点滅し
ていることを目視確認したとき、当該製造工程の終了時
期が近づいていることを知ることができる。
ところが射出成形機本体1は当該点滅表示をしている
間にも、終了予告シヨツト回数データレジスタREG4の終
了予告シヨツト回数データの回数分だけさらに射出成形
サイクルを繰り返す。従つてオペレータは、射出成形機
本体1が当該終了予告シヨツト回数分だけ射出成形サイ
クルを繰り返している間に、例えば次の製造工程を実行
するために必要な準備、例えば材料の準備等の補助作業
をなし得ることによりこの分製造作業の効率を向上させ
ることができる。
このようにしてモニタ10の表示画面10Aによつてアラ
ーム表示がされている間に実行される射出成形サイクル
において、やがてステツプSP14において肯定結果が得ら
れると(このことは射出成形動作が正常な射出成形サイ
クルの回数が目標シヨツト回数データレジスタREG1の目
標シヨツト回数データDTRGと等しくなつたか又は超えた
ことを表している)、このときCPU21はステツプSP26に
おいて制御信号入出力部37を通じて射出成形機本体駆動
制御装置6に運転終了信号を送出した後、ステツプSP27
において当該監視ルーチンRT10を終了する。
以上の構成によれば、CPU21が当該製造工程が終了す
る前に予告アラーム表示をするようにしたことにより、
オペレータは当該製造工程に続く製造工程の準備のため
の段取りを射出成形サイクルを実行させながら作業をす
ることができることにより、射出成形機本体1を一段と
作業効率良く製造動作させることができる。
〔3〕他の実施例 (1) 上述の実施例においては予告アラーム表示とし
て、モニタ10の表示画面10Aの数値表示を全体として点
滅動作させるようにした場合について述べたが、その一
部例えば目標シヨツト回数表示DISP1及び又は正常シヨ
ツト回数表示DISP2を点滅表示させたり、通常の場合の
色彩とは異なる色彩に変更したり、アラーム専用のパタ
ーンを表示させたりする等の変更をしても上述の場合と
同様の効果を得ることができる。
(2) 上述の実施例においては予告アラーム表示をモ
ニタ10の表示画面10Aを利用して実行するようにした
が、これに代え、専用の表示手段を設けるようにしても
良い。
(3) 上述の実施例に加えて、監視制御装置9のCPU2
1は正常(又は異常)であると判断したにもかかわら
ず、実際には何らかの原因によつて、不合格製品(又は
合格製品)であることをオペレータが確認できたような
場合には、オペレータが操作入力部22の例えば「△」キ
ーKU(又は「▽」キーKD)を操作入力することにより、
正常シヨツト回数カウントデータレジスタREG2(又は異
常シヨツト回数カウントデータレジスタREG3)をマニユ
アル操作で「+1」加算動作(又は「−1」減算動作)
させるように構成しても良い。
〔発明の効果〕
上述のように本発明によれば、正常シヨツト回数が終
了予告シヨツト回数の分より目標シヨツト回数に近づい
たとき予告警報表示をすると共に、予告警報表示後、終
了予告シヨツト回数分の射出成形動作及びシヨツト回数
の表示をすると共に、予告警報後から射出成形動作終了
に至るまでの間に、1回の射出成形動作ごとにシヨツト
回数の表示を一時的に消滅(その後回復)動作させるこ
とにより、オペレータが残りの射出成形回数を1回ずつ
容易に確認しながら補助作業をすることができ、その結
果射出成形作業効率を一段と向上できる射出成形機監視
装置を揚異に実現し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による射出成形機監視装置の監視処理手
順を示すフローチャート、第2図は監視装置の概略構成
を示すブロツク図、第3図は異常監視表示モードにおけ
るモニタの表示を示す略線図、第4図は本発明による射
出成形機監視装置の一実施例を示すブロツク図、第5図
はシヨツト数表示モードにおけるモニタの表示を示す略
線図、第6図はシヨツト回数データレジスタ群の構成を
示す略線図である。 1……射出成形機本体、6……射出成形機本体駆動制御
装置、7……監視装置、8……テレビジヨンカメラ、9
……監視制御装置、10……モニタ、21……CPU、22……
操作入力部、24……情報記憶部、25……入出力データ記
憶部、26……固定データ記憶部、31……画像処理部、32
……デイスプレイ制御部、37……制御信号入出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−135218(JP,A) 特開 昭61−140960(JP,A) 特開 平1−156031(JP,A) 実開 昭62−1849(JP,U) 瀬戸正二監修「射出成形(第8版)」 (株式会社プラスチック・エージ、1978 年10月1日)第315〜330頁 日本ビニル工業会編「プラスチック成 形加工とコンピュータ」(株式会社工業 調査会、1982年7月1日)第81−100頁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テレビジヨンカメラによつて射出成形機本
    体を撮像して得られるビデオ信号に基づいて射出成形サ
    イクルの異常を監視する射出成形機監視装置において、 設定入力された目標シヨツト回数データを記憶する目標
    シヨツト回数データ記憶手段と、 設定入力された終了予告シヨツト回数データを記憶する
    終了シヨツト回数データ記憶手段と、 上記各射出成形サイクルにおいて上記ビデオ信号に異常
    が発生していないか否かに基づいて上記射出成形機本体
    の射出成形動作に異常があるか否かを判定する異常判定
    手段と、上記異常判定手段の判定結果に基づいて、上記
    射出成形サイクルのうち射出成形動作が正常なシヨツト
    回数をカウントして正常シヨツト回数データを形成する
    正常シヨツト回数カウント手段と、 上記正常シヨツト回数カウント手段から得られる上記正
    常シヨツト回数データの内容が終了予告シヨツト回数デ
    ータの内容分だけ残して上記目標シヨツト回数に近づい
    たとき予告警報表示指令を発生する予告警報手段と、 上記予告警報手段が予告警報表示指令を発生した後、上
    記正常シヨツト回数データの内容が上記目標シヨツト回
    数データの内容に達したとき、上記射出成形機本体の当
    該製造工程を終了させる製造工程終了手段と を具え、上記予告警報手段が予告警報表示指令を発生し
    た後の上記各射出成形サイクルにおいて、上記射出成形
    機本体が1回分の射出成形動作をくり返し開始したと
    き、その後製造工程終了手段が動作するに至るまでにな
    し得る射出成形動作の回数を表すシヨツト回数表示を一
    時回復させると同時に予告警報を発した後、当該1回分
    の射出成形動作の終了時に上記シヨツト回数表示及び上
    記予告警報を一時消滅させ、これにより、上記予告警報
    手段が予告警報をした後の上記射出成形機本体の射出成
    形動作回数をオペレータが確認し易くできるようにした ことを特徴とする射出成形機監視装置。
JP63275733A 1988-10-31 1988-10-31 射出成形機監視装置 Expired - Lifetime JP2722084B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63275733A JP2722084B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 射出成形機監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63275733A JP2722084B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 射出成形機監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02121821A JPH02121821A (ja) 1990-05-09
JP2722084B2 true JP2722084B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=17559631

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63275733A Expired - Lifetime JP2722084B2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 射出成形機監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2722084B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100820282B1 (ko) * 2007-03-22 2008-04-11 주식회사 한영넉스 검사 및 감시기능을 구비한 성형기용 제어장치
JP6339483B2 (ja) * 2014-11-19 2018-06-06 共和機械株式会社 選別包装システムおよび選別包装システムの切替作業管理装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61140960A (ja) * 1984-12-12 1986-06-28 Sharp Corp 複写機コントロ−ルパネルのプリントスイツチ装置
JPS621849U (ja) * 1985-06-20 1987-01-08
JPS63135218A (ja) * 1986-11-28 1988-06-07 Sekisui Chem Co Ltd 射出成形における材料供給装置
JP2832829B2 (ja) * 1987-12-14 1998-12-09 東芝機械株式会社 生産管理システム

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
日本ビニル工業会編「プラスチック成形加工とコンピュータ」(株式会社工業調査会、1982年7月1日)第81−100頁
瀬戸正二監修「射出成形(第8版)」(株式会社プラスチック・エージ、1978年10月1日)第315〜330頁

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02121821A (ja) 1990-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3423219B2 (ja) ディスク基板の射出成形機におけるモニタ方法及び成形作動制御装置
JP2001154717A (ja) ロボットと機械の結合システム
CN102555175B (zh) 金属模监视装置
US5536159A (en) Injection molding machine
JP3756872B2 (ja) 成形品の判別条件設定方法
JP2722084B2 (ja) 射出成形機監視装置
WO1988003083A1 (en) Injection molding machine capable of remote start and stop
JP4708146B2 (ja) 射出成形機の型開閉オプション動作の設定方法
JP2659480B2 (ja) 射出成形機の型開閉オプション動作の設定方法
US20220179551A1 (en) Preview display function for operation of injection molding machine
US11712827B2 (en) Molding machine management system
JP3781716B2 (ja) 射出成形機の段取り支援方法
CN1209384A (zh) 用于注射成型机的报警装置
US20040093097A1 (en) Power shut-off method for injection molding machine
US6377863B1 (en) Computer-controlled operation of command-input device of automated-production machine
JPH079524A (ja) 射出成形機の制御方式
JP3781718B2 (ja) 射出成形機のデータ表示方法
JP2793923B2 (ja) 射出成形機における成形条件記憶データの編集管理方法
JP3595572B2 (ja) 射出成形機の段取り誤り検出方法
JP2735711B2 (ja) 射出成形機における設定操作の可/不可制御方法
JPH06210692A (ja) 生産スケジュール監視機能をもつ成形機
JP2007216449A (ja) 射出成形機の運転状態監視方法及び装置
JPH04133712A (ja) 射出成形機
JP2799689B2 (ja) 射出成形機用制御装置のプログラム設定方法
JP2665087B2 (ja) 射出成形機のチャージオプション動作の設定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term