JP2722002B2 - 燃料油入口金の製造方法 - Google Patents

燃料油入口金の製造方法

Info

Publication number
JP2722002B2
JP2722002B2 JP1251237A JP25123789A JP2722002B2 JP 2722002 B2 JP2722002 B2 JP 2722002B2 JP 1251237 A JP1251237 A JP 1251237A JP 25123789 A JP25123789 A JP 25123789A JP 2722002 B2 JP2722002 B2 JP 2722002B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
forming
locking
peripheral wall
height
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1251237A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03112725A (ja
Inventor
昌義 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Kinzoku Kk
Original Assignee
Fuji Kinzoku Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kinzoku Kk filed Critical Fuji Kinzoku Kk
Priority to JP1251237A priority Critical patent/JP2722002B2/ja
Publication of JPH03112725A publication Critical patent/JPH03112725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2722002B2 publication Critical patent/JP2722002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車などの燃料油タンクに連通する給油
管の先端に取着されて用いられる燃料油入口金(以下単
に口金と云う)及びその製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、自動車などの燃料油タンクに連通する給油管の
先端に取着されて用いられている口金を第4図に示す。
同図において、31は底部32の中央附近に、所要径で所定
高さに形成された内周壁33と、内周壁33に所定間隙で内
側へ折曲し底部32裏面に所要高さ突出せしめて形成する
と共に周壁に螺設された、所定の径及び高さを有して、
内周壁33と同心円管状の係止管34とからなる固定部、35
は底部32の周辺を内周壁33の高さより高く折曲形成され
た円管状の外周壁、36は固定部31と外周壁35とを備えた
口金本体、37は外周壁35に対して約135゜の角度で、外
周壁35の基部に穿設された孔38へ差し込み外周壁35及び
底部32に溶接などで固着した油抜き管39を備えた口金、
40は蓋取手41の軸芯上に設けられ、周壁に螺設された軸
部42を係止管34に内嵌合させ、軸部42の上部に嵌着され
たリング状パッキング43を固定部31のシール面44に押圧
して、係止管34を遮蔽する口金蓋である。
この口金37は、燃料油タンクに連通する給油管45の先
端に、係止管34を内嵌合させて、給油管45の先端を内周
壁33と係止管34との間に位置せしめるようにすると共
に、油抜き管38を低位置になるように、給油管45に取着
して使用される。口金蓋40を係止管34から取り外し、係
止管34に燃料油補給ホースを挿入して燃料油タンクに燃
料油を給油し、給油が終ったなら補給ホースを引抜いて
係止管34に口金蓋40を螺着したのち、口金本体36の底部
32に溜った燃料油を油抜き管39から外部に排出する。
(発明が解決しようとする課題) 上記の口金37の油抜き管39は、外周壁35の基部に穿設
された穴38に短管を差し込み、外周壁35及び底部32に溶
接などで固着して形成しているので、短管を固着するの
に作業工数を多く要して口金37の原価上昇を招く欠点が
ある。
又油抜き管39は、口金37の外周壁35に固着されている
が、その強度が比較的弱く油抜き管39に外部から衝撃が
加わったとき亀裂が入ったりして燃料油が漏れたりする
欠点がある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、従来のこのような問題点に着目してなされ
たものであって、口金本体と油抜き管を一体成形するこ
とにより、上記問題点を解決することを目的としてい
る。
本発明は、所定厚の円形状素板の中心を通る直線上で
該中心より一方の外側へ若干偏した点を軸芯になるよう
にして、表絞り加工して形成された所要の径及び高さの
突部を、裏・表逆絞り加工して形成した内周壁と該内周
壁との間隙を備えた突部の天部を開口せしめて、係止壁
を形成する係止管形成予備工程と;前工程を径た素板の
該直線上の該点のない側の半径中央附近の点を軸芯にな
るようにして、裏絞り加工して形成され所要の径及び高
さの突起を、表逆絞り、多段絞り、裏逆絞りの順序で加
工する油抜き管形成予備工程と;該係止管の上部附近に
ロールネジを設けたのち、該間隙を所定深さの溝に形成
し且つ上端が表面から所要高さに位置するよう絞り加工
して係止管を形成する係止管形成工程と;裏面側に突出
している突起を、表逆絞り及び成形絞り加工をしたの
ち、天部を開口し、さらに先端部にバルジを設けた油抜
き管形成工程と;外周を絞り加工して所定高さの外周壁
を形成すると共に、テーパー押し加工して油抜き管を所
定角度に傾斜せしめ、さらに前記溝の底部をテーパー押
し加工してシール面を形成する仕上げ工程からなること
を特徴とする燃料油入口金の製造方法である。
(作用) 口金は、油抜き管と口金本体とを一体成形しているた
め、従来のような口金本体に油抜き管を固着する必要が
ないので、口金の原価上昇を防止することができる。
又口金は、油抜き管と口金本体とを一体成形している
ので、油抜き管が口金本体に強固に取着されているた
め、外部からの衝撃により亀裂が入って油漏れを起すよ
うなことがない。
又口金は、従来行なわれているプレス加工を主体とし
ているので、加工精度が高いにもかかわらず比較的容易
に製作することができる。
(実施例) 本発明に係る口金の製造方法の一実施例について第1
図〜第3図により以下詳述する。
第1図において、所定厚さを有する鋼鉄、ステンレス
などからなる板状部材を、従来行なわれている板金加工
で打ち抜き円形状素板1を製作し(加工)、ついで該
素板1を従来行なわれているプレス加工の手法により、
中心Cを通る直線a上で該中心Cより何れか一方の外側
へ偏した点C′が軸芯になるようにして、第1絞り
()で表面側へ絞り加工(以下表絞り加工と云う)し
て所要の径と高さの円筒状突部21を形成し、次の第2絞
り()で突部21を裏面側へ逆絞り加工(以下裏逆絞り
加工と云う)して、突部21より小径で高さの高い突部22
を形成し、次の第3絞り()で表面より下った位置で
所要高さの内周壁3と所定の間隙4が形成されるよう
に、突部22表面側へ逆絞り加工(以下表逆絞り加工と云
う)して、突部22より小径で高さが若干高い突部23を形
成したのち、次の第1成形()で突部23を成形絞りを
して、突部23より高さを若干低くしてその形状を整形し
た突部24を形成し、次の第2成形()で突部24の天部
5の板を若干幅の周辺を残して打抜き開口させて、突部
25を形成し、次の第3成形()で、開口された周辺を
バーリングして、内周壁3と所定間隔4を置いて円心円
筒状係止壁6を形成する(A工程−係止管形成予備工
程)。
次に、内周壁3及び係止壁6を設けた素板1′の中心
を通る線a上で点C′のある半径の反対側の半径の中心
附近の点C″が軸芯になるように、第4絞り()で裏
面側へ絞り加工(以下裏絞り加工と云う)して、突部21
より小さな直径で所要高さの円筒状突起71を形成し、次
の第5絞り()で突起71を表逆絞り加工して、突起71
より小径な高さの高い突起72を形成し、次の次6絞り
()、第7絞り()、第8絞り()で順次成形絞
りをして、順次径を小さくすると共に高さを高くした突
起73、74、75を形成し、次の第9絞り()で突起75
裏逆絞りをして、突起75より小径で高さの高い突起76
形成する(B工程−油抜き管形成予備工程)。
続けて、第4成形()で係止壁6の上部附近をロー
ルネジ切りをして、ロールネジ8を形成し、次の第10絞
り()で係止壁6を絞り加工して、内周壁3の間隙4
の深さを深くして所要深さの溝9を形成すると共に、係
止壁6の上端が表面から所定高さに突出した位置にして
係止管10を形成する(C工程−係止管形成工程)。尚、
内周壁3、溝9及び係止管10で固定部11を構成してい
る。
さらに、第11絞り()で突起76を表逆絞り加工し
て、突起76より小径で高さの高い突起77を形成し、次の
第5成形()で成形絞りをして、突起77より若干高さ
を低くしてその形状を整形した突起78を形成し、次の第
6成形()で突起78の頂部を平押しして、平らな頂部
を有する突起79を形成し、次の第7成形で突起79の天部
12を打抜き開口せしめて、突起710を形成し、次の第8
成形()で突起710の先端を加工して、先端部にバル
ジ13を設けて油抜き管14を形成する(D工程−油抜き管
形成工程)。
次いで、第1仕上げ()で外周を裏面側へ絞り加工
して、所定高さの外周壁15を形成し、次の第2仕上げ
()で外周壁15の先端に形成されたフランジ16を切断
し、次の第3仕上げ()でテーパー押し加工して、油
抜き管13を表面に対して約135゜の角度に傾斜せしめ、
次の第4仕上げ()で溝9の底部を平押ししたのち、
第5仕上げ(加工)でテーパー押し加工して、内方に
傾斜するシール面17を形成して、口金18を製作する(E
工程−仕上げ工程)。尚、固定部11と外周壁15とで口金
本体19を形成している。
この口金18は、第3図に示す如く、自動車などの燃料
油タンクと連通した給油管20の先端に、ロールネジ8を
下側にした係止管10を内螺着し、給油管20の先端を内周
壁3と係止管10の間の溝9に嵌入位置せしめると共に、
油抜き管14を下側になるように車体のボデイ21に取着し
て使用される。口金蓋40は第4図に示す従来と同様のも
のを使用する。
給油は、口金蓋40を口金18から取り外し、係止管10を
介して燃料油補給ホースを給油管20に挿入して行なう。
給油が終ったなら補給ホースを引き抜いて、口金10に口
金蓋40を螺着する。万一係止管10の周囲に燃料油がこぼ
れたときは、油抜き管14から外部に排出する。
この場合、口金18は、油抜き管14と口金本体19とを一
体成形しているため、従来のような口金本体19に油抜き
管14を固着する必要がないので、口金18の原価上昇を防
止することができる。
又口金18は、油抜き管14と口金本体19とを一体成形し
ているので、油抜き管14が口金本体19に強固に取着され
ているため、外部からの衝撃によって亀裂が入って油漏
れを起すようなことがない。
又口金18は、従来行なわれているプレス加工を主体と
しているので、加工精度の高いにもかかわらず比較的容
易に製作することができる。
上記の一実施例において、A工程中第3絞り()と
第2成形()の間に第1成形()で突起23を成形絞
りして形状の整形を行なったが、場合によってはこの加
工を省略しても良い。
又D工程中第11絞り()と第7成形()の間に、
第5成形()で成形絞りをして突起78の形状を調整
し、さらに第6成形()で突起78の頂部を平押しして
平らな頂部を有する突起79を形成したが、場合によって
は第11絞り()で突起77の長さを若干長くしてその頂
部を切断することにより第5成形()及び第6成形
()を省略しても良い。
又E工程中第1仕上げ()の外周壁15の形成と第2
仕上げ()のフランジ16の切断とを一工程で同時に行
なうようにしても良い。
(発明の効果) 本発明は上記の構成を有するので次の効果を奏する。
(1) 油抜き管を口金本体と一体成形しているので、
従来の油抜き管の取着作業をする必要がないため、口金
の原価低減を計ることができる。
(2) 油抜き管と口金本体とが一体成形しているの
で、両者が強固に取着されているため、外部からの衝撃
により亀裂が入って油漏れを起すようなことがなく、極
めて信頼性が高い。
(3) 従来行なわれているプレス加工を主体にしてい
るので、加工精度が高い製品を前(1)項と相俟って比
較的安価で需要家に提供ができて、販売増大に寄与する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示し、第1図は製
造方法を説明のための概略図面、第2図は口金で、
(イ)が平面図、(ロ)がA−A断面図、第3図は口金
の取着方法を説明のための簡略図、第4図は従来の口金
で、(イ)が平面図、(ロ)がB−B断面図である。 1……円形状素板、 1′……係止壁を設けた素板 21、22……24、25……突部、3……内周壁 4……間隙、5、12……天部 6……係止壁 71、72……79、710……突起 8……ロールネジ、9……溝、10……係止管 11……固定部、13……バルジ 14……油抜き管、15……外周壁 17……シール面、18……燃料油入口金 19……口金本体 a……中心Cを通る直線、 C′、C″……直線上の点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定厚の円形状素板の中心を通る直線上で
    該中心より一方の外側へ若干偏した点を軸芯になるよう
    にして、表絞り加工して形成された所要の径及び高さの
    突部を、裏・表逆絞り加工して形成した内周壁と該内周
    壁との間隙を備えた突部の天部を開口せしめて、係止壁
    を形成する係止管形成予備工程と;前工程を経た素板の
    該直線上の該点のない側の半径中央附近の点を軸芯にな
    るようにして、裏絞り加工して形成され所要の径及び高
    さの突起を、表逆絞り、多段絞り、裏逆絞りの順序で加
    工する油抜き管形成予備工程と;該係止管の上部附近に
    ロールネジを設けたのち、該間隙を所定深さの溝に形成
    し且つ上端が表面から所要高さに位置するよう絞り加工
    して係止管を形成する係止管形成工程と;裏面側に突出
    している突起を、表逆絞り及び成形絞り加工をしたの
    ち、天部を開口し、さらに先端部にバルジを設けた油抜
    き管形成工程と;外周を絞り加工して所定高さの外周壁
    を形成すると共に、テーパー押し加工して油抜き管を所
    定角度に傾斜せしめ、さらに前記溝の底部をテーパー押
    し加工してシール面を形成する仕上げ工程からなること
    を特徴とする燃料油入口金の製造方法。
JP1251237A 1989-09-27 1989-09-27 燃料油入口金の製造方法 Expired - Lifetime JP2722002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1251237A JP2722002B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 燃料油入口金の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1251237A JP2722002B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 燃料油入口金の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03112725A JPH03112725A (ja) 1991-05-14
JP2722002B2 true JP2722002B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=17219761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1251237A Expired - Lifetime JP2722002B2 (ja) 1989-09-27 1989-09-27 燃料油入口金の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2722002B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS596241Y2 (ja) * 1979-01-31 1984-02-27 豊田合成株式会社 リザ−バタンク
JPS5870932A (ja) * 1981-10-22 1983-04-27 Fuji Kinzoku Kk 注入口金の製造方法及びその成形型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03112725A (ja) 1991-05-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6505492B2 (en) Method and apparatus for forming deep-drawn articles
KR101865733B1 (ko) 브래킷 일체형 너트 및 그 제조방법
EP0075068A2 (en) Necked-in container body and apparatus for and method of forming same
US3508428A (en) Connector element for rigid electrical conduits and method of making the same
US2358984A (en) Process of forming wheel hubcaps
JP2722002B2 (ja) 燃料油入口金の製造方法
US7490503B1 (en) Method of producing a rotary member made of a metallic plate
US2330228A (en) Die for drawing sheet metal articles
US20050235478A1 (en) Method for producing a cover that can be placed on the end of a motor vehicle exhaust pipe, and a cover produced according to this method
US2031838A (en) Method of attaching spouts to containers
US20060061209A1 (en) Vehicle wheel rim
JPH03153480A (ja) 板材の水抜穴形成方法
US6484547B1 (en) Sheet metal member and method of manufacturing the member
JPH0866730A (ja) 金属薄板材の深絞り成形方法
EP0279269A3 (en) Method of making a drawn can of sheet metal
US3757401A (en) Method of manufacturing vehicle wheel trim
US2921548A (en) Means for making wheel covers
JPH09276950A (ja) 金属カップ体のテーパ周面形成方法
JPH033111B2 (ja)
US2088265A (en) Dies for the manufacture of metal wheels
US1590753A (en) Method of making reenforced closures
US6649276B1 (en) Sheet metal member and method of manufacturing the member
RU1794539C (ru) Способ изготовлени деталей с фланцем криволинейной формы в плане с вогнутым участком
JPH0340651B2 (ja)
JPH05305359A (ja) 容器の深絞り加工方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081128

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091128

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term