JP2721954B2 - 法枠施工方法及び法枠施工用型枠 - Google Patents

法枠施工方法及び法枠施工用型枠

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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、斜面の安定を図るため
の法枠施工方法及び法枠施工用型枠に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、斜面の安定を図る法枠の施工方法
として、図5に示すような方法が存在する。この法枠施
工方法は、一対の対向する板枠aの下部間に、コンクリ
−ト等の固化材がしみ出す程度の微孔を有する袋状シ−
トbを装着して構成した型枠を斜面上に設置した後に、
板枠a間に鉄筋cを組み立て、固化材dを打設して行う
ものである。そして、この方法によれば、板枠aの下部
に袋状シ−トbが装着されているため、板枠a下端部と
地山面との間の隙間から固化材dが流出するのを防止で
きると共に、袋状シ−トbから固化材dがしみ出すた
め、固化後の法枠と地山面との確実な接着を図ることが
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、二
枚の板枠a間を袋状シ−トbで連結した形状の型枠を用
いるため、型枠を斜面上に設置した後でなければ、鉄筋
cを組み立てることができない。しかし、凹凸のある斜
面上では型枠下端部と地山面との間に隙間が生じるた
め、作業中などに型枠の設置位置がずれやすく、その型
枠位置を基準に組み立てた鉄筋cの組み立て位置もずれ
てしまう。従って、法枠の施工精度の低下を招くことに
なる。また、板枠a間の狭い空間内で鉄筋cを組み立て
る作業は煩雑であり、施工能率の低下を招くことにな
る。
【0004】
【本発明の目的】本発明は、上記のような問題点を解決
するためになされたもので、法枠の施工精度及び施工能
率の向上を図ることができる法枠施工方法及び法枠施工
用型枠を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、斜面に
鉄筋を設置した後に、対向する一対の板体とそれら板体
の下端部に垂下させたシ−ト状物とよりなる型枠を、前
記板体間に前記鉄筋を位置させた状態で組み立て、前記
二枚のシ−ト状物は前記板体間において接合し、前記型
枠内に固化材を充填して構築することを特徴とした、法
枠施工方法である。 また、斜面に鉄筋を設置した後
に、対向する一対の板体とそれら板体の下端部に垂下さ
せたシ−ト状物とよりなる型枠を、前記板体間に前記鉄
筋を位置させた状態で組み立て、前記二枚のシ−ト状物
は前記板体間に折り込んで斜面上に固定せずに配置し、
固化材の吹付力によって前記折り込んだシ−ト状物を斜
面に押し付けた状態で、前記型枠内に固化材を吹き付け
て法枠の構築を行うことを特徴とした、法枠施工方法で
ある。さらに、対向する一対の板体を連結材により折り
畳み可能に連結し、前記板体の下端部にそれぞれシ−ト
状物を垂下させ、このシ−ト状物の自由端部側にはシ−
ト状物同士を接合する手段を設けて構成したことを特徴
とする、法枠施工用型枠である。
【0006】
【実施例1】以下、図面を参照しながら、本発明の一実
施例について説明する。 <イ>型枠の構造 本発明の型枠は、図2に示すように、対向する一対の板
体1を連結材2により折り畳み可能に連結し、板体1の
下端部にそれぞれシ−ト状物3を垂下させ、このシ−ト
状物3の自由端部側にはシ−ト状物同士を接合する接合
部31を設けて構成したものである。
【0007】板体1には、金網、有孔鉄板、コンクリ−
ト板等を用い、これらを用いた場合にはシ−ト状物3と
共に固化材に埋め殺しとする。また、合板等を用いた場
合には固化材の固化後に撤去するが、シ−ト状物3は埋
め殺しにしてもよい。
【0008】連結材2は、例えば、両端を一対の板体1
に回動自在に連結した横材21と、斜面上に組立てる鉄
筋の幅間隔をおいて横材21に接合した二本の縦材22
とより構成する。そして、この連結材2を対向する板体
1間に適宜数装着して、二枚の板体1を開閉自在として
型枠を折り畳み可能に構成する。なお、縦材22を設け
ない場合もある。
【0009】シ−ト状物3は、コンクリ−ト等の固化材
がしみ出す程度の微孔を有するものを使用する。例え
ば、ポリプロピレン等の繊維布類、目の細かい魚網類、
柔軟性のある金網類などが使用できる。
【0010】シ−ト状物3の自由端側に形成した接合部
31は、例えば、マジックテ−プ、チャック、ベルト、
フックなどを採用することができる。
【0011】<ロ>鉄筋の組立て 先ず、図3に示すように、斜面上の法枠構築予定位置
に、鉄筋4を正確に設置し、アンカ−5により斜面上に
固定する。
【0012】<ハ>型枠の設置 鉄筋4の組立て完了後、図3に示すように、上記のよう
に構成した型枠を鉄筋4に被せるように設置する。この
とき、連結材2の縦材22間に鉄筋4を嵌め込むことに
よって、板体1から鉄筋4までの距離を一定に保つこと
ができるため、所定の固化材の鉄筋被り厚を確保するこ
とができる。次に、図1に示すように、二枚のシ−ト状
物3のの接合部31を、板体1間において接合し、袋状
とする。
【0013】<ニ>固化材の充填 シ−ト状物3の接合後、板体1間にコンクリ−ト等の固
化材6を打設あるいは吹き付けにより充填し、法枠の施
工を終了する。
【0014】
【実施例1の作用】上記のように板体1間をシ−ト状物
3により連結し、そのシ−ト状物3の上から固化材6を
充填するため、地山面と板体1の下端部との間に発生す
る隙間がシ−ト状物3により閉塞され、固化材6が流出
するのを防止することができる。また、シ−ト状物3か
ら固化材6がしみ出すため、固化後の法枠と地山面との
確実な接着を図ることができる。
【0015】
【実施例2】上記実施例1は、長めのシ−ト状物3の自
由端部同士を接合して施工を行うものであるが、図4に
示すような短いシ−ト状物7を各板体1の下端部に取り
付けた型枠を用いることもできる。
【0016】この場合、両方のシ−ト状物7を板体1間
に折り込んで斜面上に固定せずに配置し、固化材6の吹
付力によって折り込んだシ−ト状物7を斜面に押し付け
た状態で、型枠内に固化材6の吹き付けを行う。
【0017】実施例2の方法で施工を行うと、上記実施
例1の方法と同様の作用が得られると共に、実施例1の
ようなシ−ト状物3同士の接合作業が不要となるため、
よりいっそう施工能率の向上を図ることができる。
【0018】 なお、その他の施工手順は実施例1と同
様に行う。また、場合によっては、板体1間に折り込ん
だシート状物7を、アンカーピンや釘等で地山面に固定
することもある。
【0019】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>シ−ト状物を各板体に分割して装着した型枠を用
いるため、鉄筋を斜面上に組み立てた後で型枠を設置す
ることができる。そのため、型枠設置の前に鉄筋を斜面
上に精度よく組み立てることができ、法枠の施工精度の
向上を図ることができる。
【0020】<ロ>型枠設置の前の開放空間において鉄
筋を組み立てることができるため、組立て作業が行いや
すくなり、施工能率の向上を図ることができる。
【0021】<ハ>法枠施工の機械化が可能となるた
め、省力化及び安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の固化材の充填工程の説明図
【図2】 本発明の型枠の説明図
【図3】 本発明の型枠の設置工程の説明図
【図4】 実施例2の説明図
【図5】 従来技術の説明図

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 斜面に鉄筋を設置した後に、 対向する一対の板体とそれら板体の下端部に垂下させた
    シート状物とよりなる型枠を、前記板体間に前記鉄筋を
    位置させた状態で組み立て、 前記二枚のシート状物は前記板体間において接合し、 前記型枠内に固化材を充填して構築することを特徴とし
    た、 法枠施工方法。
  2. 【請求項2】 斜面に鉄筋を設置した後に、 対向する一対の板体とそれら板体の下端部に垂下させた
    シート状物とよりなる型枠を、前記板体間に前記鉄筋を
    位置させた状態で組み立て、 前記二枚のシート状物は前記板体間に折り込んで斜面上
    に固定せずに配置し、 固化材の吹付力によって前記折り込んだシート状物を斜
    面に押し付けた状態で、前記型枠内に固化材を吹き付け
    て法枠の構築を行うことを特徴とした、 法枠施工方法。
  3. 【請求項3】 対向する一対の板体を連結材により折り
    畳み可能に連結し、前記板体の下端部にそれぞれシート
    状物を垂下させて構成したことを特徴とする、 法枠施工用型枠。
  4. 【請求項4】 対向する一対の板体を連結材により折り
    畳み可能に連結し、前記板体の下端部にそれぞれシート
    状物を垂下させ、このシート状物の自由端部側にはシー
    ト状物同士を接合する手段を設けて構成したことを特徴
    とする、 法枠施工用型枠。
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