JP2721551B2 - 電流検出装置 - Google Patents

電流検出装置

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JP2721551B2 JP1193334A JP19333489A JP2721551B2 JP 2721551 B2 JP2721551 B2 JP 2721551B2 JP 1193334 A JP1193334 A JP 1193334A JP 19333489 A JP19333489 A JP 19333489A JP 2721551 B2 JP2721551 B2 JP 2721551B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、主電路に短絡電流や過電流等の異常電流が
通電されたことを検出して他装置を駆動する電流検出装
置に関するものである。
【従来の技術】
第4図および第5図に示すように、復帰ばね14によっ
て第5図中上方に付勢された磁性体よりなるプランジャ
13をコイルブロック11内に進退自在に挿入し、コイルブ
ロック11に、主電路に挿入され主電路に通電される電流
によりプランジャ13を引き込む向きの磁力を発生するよ
うに励磁される一次コイル11aと、一次コイル11aに磁気
結合された二次コイル11bと、一次コイル11aに過電流が
通電されたときに二次コイル11bの出力に基づいてプラ
ンジャ13を引き込む磁力を発生させるように励磁される
吸引コイル11cとを設けた形式の電流検出装置が提案さ
れている(特願昭63−326989号等)。 この電流検出装置は、二次コイル11bの出力に基づい
て一次コイル11aが挿入されている主電路に過電流が流
れたかどうかを判定し、過電流が流れていると、吸引コ
イル11cを励磁してプランジャ13を復帰ばね14のばね力
に抗して下方に引き込むようにしているのである。ま
た、主電路に短絡電流が流れると、一次コイル11aの周
囲に発生する磁力によってプランジャ13を下方に引き込
む。 このプランジャ13を、配線用遮断器の接点引き外し装
置に結合すれば、過電流や短絡電流が主電路を流れたと
きに、主電路に挿入されている接点部を開極させること
ができるのである。
【発明が解決しようとする課題】
上記構成では、第5図に示すように、主電路とは逆相
の電流が流れている電線2が第5図の位置に近接して配
置されたとすると、一次コイル11aの周囲に発生して二
次コイル11b内を通過する磁束と、電線2の周囲に発生
して二次コイル11b内を通過する磁束とが同じ向きにな
り、二次コイル11bの出力レベルが一次コイル11aのみの
場合よりも大きくなり誤動作の原因になる。また、電線
2に一次コイル11aと同相の電流が流れていると、二次
コイル11bの出力レベルが小さくなり異常電流が通過し
ているにもかかわらず動作しないという問題が生じる。 また、この電流検出装置を配線用遮断器に用いている
場合に、一次コイル11aの端末には可動接触子への接続
線3が接続される。この接続線3は、第6図に示すよう
な位置に配置されることになるから、2極以上の接点部
を備えているような配線用遮断器では、隣接する極の接
続線3が第5図における電線2と同等の作用をし誤動作
の原因になるという問題を有している。 こうした問題を解決するためには、一次コイル11aに
より発生して二次コイル11bを通過する磁束を、他の磁
束が無視できる程度に増加させることが考えられる。そ
こで、第7図に示すように、一次コイル11aの端末に接
続された接続線3を二次コイル11に近接させる構成が考
えられるが、この場合には、可動接触子4(第4図参
照)の揺動に伴って接続線3が移動して特性が安定しな
いという問題が生じ、接続線3を従来構成と同じ長さに
している場合には可撓範囲が制限されることによって可
動接触子4の動きが妨げられたり、接続線3が損傷した
りするという問題が生じるのである。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
主電路より発生し二次コイルを通過する磁束を他の磁束
よりも相対的に増加させて誤動作や不動作を防止し、し
かも配線用遮断器に用いる場合に可動接触子の動作を妨
げたり、接続線を破損したりしないようにした電流検出
装置を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、一次コイル
の一方の端末に接続され定位置に固定された中継端子板
と、中継端子板に一端部が固着され他端部に接続線が接
続される非可撓的な中継電線とを設け、一次コイルと同
じ向きの磁界を二次コイルに作用させるように、中継電
線を二次コイルに近接してコイルブロックとヨークとの
間の空間に通しているのである。
【作用】
上記構成によれば、一次コイルと同じ向きの磁界を二
次コイルに作用させるように、中継電線を二次コイルに
近接してコイルブロックとヨークとの間の空間を通して
いるので、主電路からの磁束を他の磁束よりも相対的に
増加させることができ、外部からの磁束の影響による誤
動作や不動作を防止することができるのである。また、
一次コイルの端末に接続され定位置に固定された中継端
子板に対して中継電線が接続され、かつ中継電線は非可
撓的であるから、配線用遮断器に用いる場合であっても
中継電線の先端に可動接触子への接続線を接続しておけ
ば、可動接触子の動作を妨げることがないとともに、接
続線を損傷することもなく、また、中継電線は移動しな
いから、動作特性が変化することもないのである。
【実施例】
第1図ないし第3図に示すように、コイルブロック1
1、ヨーク12、プランジャ13、復帰ばね14により構成さ
れる。コイルブロック11は、端子板18と一体に形成され
た一次コイル11aと、コイルボビン15に巻装された二次
コイル11bおよび吸引コイル11cとにより形成され、コイ
ルボビン15は、互いに離間して平行に配設された3枚の
鍔片16を有している。一次コイル11aは略コ形に形成さ
れ、コイルボビン15の下面に当接するように配置され、
コイルボビン15の下面に突設された筒部15aにより位置
決めされる。一次コイル11aの一方の端末には端子板18
が一体に連続し、他方の端末にはコイルボビン15の軸方
向に立設された中継端子板19が一体に設けられる。中継
端子板19には金属棒により非可撓的に形成された中継電
線20の一端部が固着される。中継電線20は略J形に曲成
されるとともに、J字の長脚の先端部がJ字を含む平面
に直交する方向に曲成された形状を有している。中継電
線20のJ字の短脚の先端には可動接触子4に向かう接続
線3が接続される。したがって、配線用遮断器において
は、端子板18−一次コイル11a−中継端子板19−中継電
線20−接続線3−可動接触子4という経路の主電路が形
成されるのである。 コイルボビン15の中央部には上下に貫通する貫通孔17
が形成され、この貫通孔17にプランジャ13の下端部が挿
入される。二次コイル11bは、コイルボビン15の上端の
鍔片16と中央の鍔片16との間で絶縁被覆導線を巻回して
形成される。また、吸引コイル11cは、コイルボビン15
の中央の鍔片16と下端の鍔片16との間で絶縁被覆導線を
巻回して形成される。ヨーク12は、磁性体板を略S形に
折曲して形成されており、上段の横片と中段の横片とに
はプランジャ13が挿通される矩形状の透孔12a,12bが形
成されている。また、中段の横片と下段の横片との間
に、上記コイルブロック11が一次コイル11aを下側にし
て装着される。プランジャ13は磁性体により形成されて
おり、上端部に引掛突起13bが形成されるとともに、上
下の中間部に側方に開放されたばね収納凹所13aが形成
される。ばね収納凹所13aの上下幅はヨーク12の上段の
横片と中段の横片との間の距離に略等しく設定される。
ばね収納凹所13aの上端縁と下端縁とにはばね受け突起1
3c,13dが突設され、このばね受け突起13c,13dに両端を
保持される形で復帰ばね14が装着される。復帰ばね14は
ヨーク13の上段の横片と中段の横片との間に挿入され、
プランジャ13が下方に移動すると中段の横片に当接して
圧縮され、プランジャ13に復帰力を作用させるのであ
る。プランジャ13に外力が作用していない状態では、プ
ランジャ13の下端はヨーク12の下段の横片よりも上方に
位置してこの横片との間に間隙を形成しており、一部が
一次コイル11a内に挿入された状態となっている。 ところで、上記中継電線20は、二次コイル11bに近接
してコイルブロック11とヨーク12との間の空間に配設さ
れており、中継電線20の周囲に発生して二次コイル11b
を通過する磁束が、一次コイル11aにより発生して二次
コイル11bを通過する磁束と同じ向きになるような位置
に配設される。したがって、一次コイル11aが挿入され
ている主電路に流れる電流により発生し二次コイル11b
で検出される磁束が従来よりも増加するのであり、主電
路に流れる電流による磁束を外部からの磁束に比較して
相対的に大きくすることができ、外部からの磁束の影響
を相対的に低減することができるのである。その結果、
外部からの磁束による誤動作や不動作が防止できるので
ある。 以上の構成によれば、主電路に短絡電流が流れたとき
には、一次コイル11aに発生する吸引力のみでプランジ
ャ13が下方に引き込まれる。一次コイル11aにプランジ
ャ13を引き込む吸引力は発生させないが定格電流よりは
大きい過電流が流れたときには、二次コイル11bに誘起
される出力に基づいて検出回路の出力により吸引コイル
11cを励磁し、この吸引力によりプランジャ13を引き込
むのである。配線用遮断器では、プランジャ13により引
き外し装置のラッチを解除し、可動接触子を固定接触子
から引き離すことによって、接点部を開極させるのであ
る。
【発明の効果】
本発明は上述のように、一次コイルの一方の端末に接
続され定位置に固定された中継端子板と、中継端子板に
一端部が固着され他端部に接続線が接続される非可撓的
な中継電線とを設け、一次コイルと同じ向きの磁界を二
次コイルに作用させるように、中継電線を二次コイルに
近接させてコイルブロックとヨークとの間の空間に通し
ているので、主電路からの磁束を他の磁束よりも相対的
に増加させることができ、外部からの磁束の影響による
誤動作や不動作を防止することができるという利点を有
する。また、一次コイルの端末に接続され定位置に固定
された中継端子板に対して中継電線が接続され、かつ中
継電線は非可撓的であるから、配線用遮断器に用いる場
合であっても中継電線の先端に可動接触子への接続線を
接続しておけば、可動接触子の動作を妨げることがない
とともに、接続線を損傷することもなく、また、中継電
線は移動しないから、動作特性が変化することもないと
いう効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す分解斜視図、第2図は同
上の側面図、第3図は同上の正面図、第4図は従来例を
示す分解斜視図、第5図および第6図は同上の問題点を
示す正面図、第7図は他の構成例を示す正面図である。 1…電流検出装置、11…コイルブロック、11a…一次コ
イル、11b…二次コイル、11c…吸引コイル、12…ヨー
ク、13…プランジャ、14…復帰ばね、19…中継端子板、
20…中継電線。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルブロック内に進退自在に挿入されコ
    イルブロック内への引き込みに伴って他装置を動作させ
    る磁性体よりなるプランジャと、プランジャをコイルブ
    ロックから突出させる向きに付勢する復帰ばねと、コイ
    ルブロックを囲む形に形成されるとともにプランジャが
    挿通されたヨークとを有し、コイルブロックは、主電路
    に挿入され主電路に通電される電流によりプランジャを
    引き込む磁力を発生するように励磁される一次コイル
    と、一次コイルに磁気結合された二次コイルと、一次コ
    イルに異常電流が通電されたときに二次コイルの出力に
    基づいてプランジャを引き込む向きの磁力を発生させる
    ように励磁される吸引コイルとをプランジャの進退する
    方向における同軸上に配列して構成された電流検出装置
    において、一次コイルの一方の端末に接続され定位置に
    固定された中継端子板と、中継端子板に一端部が固着さ
    れ他端部に接続線が接続される非可撓的な中継電線とを
    備え、中継電線は一次コイルと同じ向きの磁界を二次コ
    イルに作用させるように二次コイルに近接してコイルブ
    ロックとヨークとの間の空間に通されて成ることを特徴
    とする電流検出装置。
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CN104517786A (zh) * 2013-09-27 2015-04-15 施耐德电器工业公司 微型断路器

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