JP2720931B2 - 水性アリールフルオロホスフアイト懸濁液 - Google Patents

水性アリールフルオロホスフアイト懸濁液

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JP2720931B2 JP63184785A JP18478588A JP2720931B2 JP 2720931 B2 JP2720931 B2 JP 2720931B2 JP 63184785 A JP63184785 A JP 63184785A JP 18478588 A JP18478588 A JP 18478588A JP 2720931 B2 JP2720931 B2 JP 2720931B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 ポリアミド・フイラメントを、フイラメントの加工性
その他の特性を改善する助剤を含む水性エマルジヨンま
たは分散液と接触させる方法は知られている。これに
は、米国特許第4129,507号に記載されているような、潤
滑剤およびその類似物質が含まれる。また、このような
水性懸濁物質には、酸化防止剤を含むことが望ましい。
アリールホスフアイトは、このように適用されるポリア
ミド・フアイバーを保護するのに特に効果的である。同
様に、例えばカーペツトのバツキング、ラテツクス・ペ
イント、接着剤などに使用される樹脂ラテツクスは、安
定剤を組み入れることによつて、適用前と後の寿命を長
くするように安定化することができる。しかし残念なこ
とに、トリ(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ホスフア
イトなどのアリールホスフアイト安定剤の多くは、加水
分解に不安定であり、極めて速く加水分解が行われて、
アリールホスフアイトの懸濁液は、保存期間をかなり短
くしてしまう。
発明の概要 アリールフルオロホスフアイトは、ポリマー安定剤と
して有効であり、水性懸濁液を形成するために使用され
る時、加水分解に安定性を持つことが発見された。
発明の詳細 アリールフルオロホスフアイトは、速く加水分解する
ことなしに水性懸濁液として適用できるポリマー安定剤
として効果を発揮することが発見された。懸濁液は、加
水分解に安定しているので、長い保存期間が達成でき
る。
本発明の好ましい態様は、(a)0.01〜50重量部のア
リールフルオロホスフアイト、(b)界面活性剤、
(c)ポリアミド・フイラメントのスピン仕上げに使用
されるのに適した水を含む、加水分割に安定性を持つた
水性懸濁液である。懸濁液とは、水の中の粒状の固体の
分散、または、多相液体のエマルジヨン(例えば、水中
油エマルジヨンなど)のことで、それらの中のアリール
フルオロホスフアイトが有機相であるものを意味する。
好ましいアリールフルオロホスフアイトは、下記式を
有している。
但し上記式において、Rは2価の脂肪族炭化水素基、
R1、R3、R5及びR7は、独立に水素、アルキル、シクロア
ルキル、アリール、アラルキル及びアルカリールにより
なる群から選ばれ、R2、R4、R6及びR8は、独立にアルキ
ル、シクロアルキル、アリール、アラルキル、アルカリ
ールよりなる群から選ばれ、nは0又は1である。
R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR8の代表的例として
は、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、sec−ブチル、iso−ブチル、t−ブチル、ヘキシ
ル、2−エチルヘキシル、デシル、ドデシル、シクロペ
ンチル、シクロヘキシル、シクロオクチル、シクロドデ
シル、フエニル、p−メチルフエニル、o−メチルフエ
ニル、p−t−ブチルフエニル、m−メチルフエニル、
o−sec−ペンチルフエニル、p−イソプロピルフエニ
ル、2,4−ジメチルフエニル、2−メチル−4−t−ブ
チルフエニル、ベンジル、α−メチルベンジル、α,α
−ジメチルベンジル、4−メチル−α−メチルベンジル
などがあげられる。
更に好ましい、R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7及びR
8は、メチル、イソプロピル、t−ブチル、sec−ブチ
ル、t−オクチル、2−エチル−ヘキシル、1−メチル
ウンデシル、1−メチルトリデシル、1−エチルオクタ
デシルなどである。
前記式Iの代表的例は、ビス(2−t−ブチルフエニ
ル)フルオロホスフアイト、ビス(4−t−ブチルフエ
ニル)フルオロホスフアイト、ビス(2−シクロヘキシ
ルフエニル)フルオロホスフアイト、ビス[4−(α−
メチルベンジル)フエニル]フルオロホスフアイト、ビ
ス[2−(α,α−ジメチルベンジル)−4−メチルフ
エニル]フルオロホスフアイト、ビス(2,4−ジ−t−
ブチルフエニル)フルオロホスフアイト、ビス(2,4−
ジイソプロピルフエニル)フルオロホスフアイト、2,4
−ジ−t−ブチルフエニル2−t−ブチルフエニルフル
オロホスフアイト、2,4−ジメチルフエニル4−t−ブ
チルフエニルフルオロホスフアイト、ビス(2,6−ジ−
t−ブチルフエニル)フルオロホスフアイト、ビス−
(2,6−ジイソプロピルフエニル)フルオロホスフアイ
ト、ビス(2,6−ジシクロヘキシルフエニル)フルオロ
ホスフアイトなどである。
前記式Iの化合物は、2モルの適当に置換したフエニ
ルを、1モルの三塩化リンと共に反応させ、ジアリール
クロロホスフアイトを形成し、その後、フツ化カリウム
などの塩と共にハロゲン交換を行うことによつて製造す
ることができる。
前記式IIの中のR基は、二価の脂肪族炭化水素架橋基
で、nが1である場合存在し、0であるときには存在し
ない。nが1である前記式IIの構造を有する化合物の代
表的例は: 2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフエニ
ル)フルオロホスフアイト 2,2′−エチリデンビス(4,6−ジメチルフエニル)フ
ルオロホスフアイト 2,2′−イソプロピリデンビス(4−t−オクチルフ
エニル)フルオロホスフアイト 2,2′−プロピリデンビス[(4−α−メチルベンジ
ル)フエニル]フルオロホスフアイト 2,2′−(1−メチルブチリデンビス)(4,6−ジイソ
プロピルフエニル)フルオロホスフアイト 2,2′−ベンジリデンビス(4−メチル−6−t−ブ
チルフエニル)フルオロホスフアイトなどである。
前記式IIのnが1の場合の最も好ましい化合物は、2,
2′−エチリデンビス(4,6−t−ブチルフエニル)フル
オロホスフアイトである。
nが0の場合の前記式IIにおいて、2つのフエニル基
は、オルソの位置で直接結合している。これらのフルオ
ロホスフアイトの代表的例は: 2,2′−ビス(4−メチル−6−t−ブチルフエニ
ル)フルオロホスフアイト 2,2′−ビス(6−t−ブチルフエニル)フルオロホ
スフアイト 2,2′−ビス(6−メチルフエニル)フルオロホスフ
アイト 2,2′−ビス[(4−α−メチルベンジル)フエニ
ル]フルオロホスフアイト 2,2′−ビス(4,6−ジイソプロピルメチルフエニル)
フルオロホスフアイト 2,2′−ビス(6−シクロヘキシルフエニル)フルオ
ロホスフアイト などである。
前記式IIのnが0の場合の好ましいアリールフルオロ
ホスフアイトは、2,2−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフエ
ニル)フルオロホスフアイトである。
前記式IIの化合物は、前記式Iの化合物とほぼ同じ方
法で生成できるが、ビフエノール化合物は、ヒドロキシ
基を2基持つているので、1モルのビフエノール化合物
を、初めに、1モルの三塩化リンと反応させて、アリー
ルクロロホスフアイトを形成する点が前記式Iの方法と
異なる。クロロ基は、その後、従来の化学的方法でフル
オロ基と交換される。
分散は、アリールフルオロホスフアイトを、細かい粒
の大きさ、好ましくは20ミクロン以下、また最も好まし
くは10ミクロン以下になるまで粉砕することによつて形
成できる。これは、ボール・ミル、エアー・ミル、ハン
マー・ミルなどのサイズ減少のための従来の装置によつ
て、行うことが出来る。以下の試験において使用される
分散を形成するにあたつては、ブリンクマン・インスツ
ルーメンツ(Brinkman Instruments)によつて販売され
ているポリトロン・インスツルーメント(Polytron Ins
trument)を使用した。
ナトリウムラウリルサルフエート、ナトリウムドデシ
ルベンゼンスルフオネート、ナトリウムアルキルグリセ
ロールエーテルサルフエート、ナトリウムステアレー
ト、ナトリウムオレエートなどの、全ての水可溶性界面
活性剤を使用できる。界面活性剤の量は、分散量、即
ち、長時間の間、分散した粒を懸濁状態に維持すること
ができる量である。有益な範囲は、100部の水につき0.0
1部(pph)である。
粉砕は湿潤した状態でも乾燥した状態でも行うことが
できる。その後、固体を、効果的な量の界面活性剤を含
んだ水の中で分散させる。分散液中の固体含量は、0.01
〜75重量%またはそれ以上の範囲である。好ましい含量
は、0.1〜60重量%のアリールフルオロホスフアイトで
ある。
水性分散液は、いくつかの市販のホスフアイト安定剤
と、本発明のアリールフルオロホスフアイトを含んで、
形成される。使用されるホスフアイトは、以下の通りで
ある。
A.1 2,2′−エチリデンビス(4,6−ジ−t−ブチルフ
エニル)フルオロホスフアイト B.2 トリス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)ホスフア
イト C.3 ペンタエリスリトール・ビス(2,4−ジ−t−ブチ
ルフエニル)ジホスフアイト D.4 テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)4,
4′−ビフエニレンジホスフアイト 上記1〜4は下記のものを意味する。
1. 本発明のアリールフルオロホスフアイト。
2. 「イルガホス168」(Irgaphos168)の商標で、チバ
・ゲイギー(Ciba Geigy)によつて販売されている安定
剤。
3.「ウルトラノツク626」(Ultranox626)の商標で、ボ
ルグ・ワーナー(Borg Warner)によつて販売されてい
る安定剤。
4.「サンドスタブP−EPQ」(Sandostab P−EPQ)の商
標で、サンド(Sandoz)によつて販売されている安定
剤。
各々の水性分散液は、前記ブリンクマン・ポリトロン
を使用して製造された。各分散液の試料は、100gの水、
1.24グラムのナトリウムラウリルサルフェート、24グラ
ムの安定剤を含んでいた。各試料を、60℃に維持された
アクアサーム・シエイカー・バス(Aquathern Shaker B
ath)の中に入れた。一昼夜エイジングの後、試料C
が、主として加水分解によつて形成された2,4−ジ−t
−ブチルフエニルである第2液体相を形成した。水相の
pHは3.0で、広範囲の加水分解を示している。この試料
を取り除き、試料A、B、Cで試験を続けた。定期的に
酸度(pH)を測定し、以下の結果が得られた。
以上の結果は、市販のホスフアイトまたはホスフアイ
ト安定剤が、水性系中で、1日経過したのみで、かなり
の加水分解を起こしたことを示している。ところが、驚
くべきことに、水性フルオロホスフアイトの分散液は、
加水分解に対しての高度に安であつた。そのpHは、23日
めになるまで酸性に変わらなかつた。酸性になつてから
も、加水分解は非常にゆつくりと起こつた。これは、加
水分解が速く行われるのが通常であるリンに結合された
フツ素であることを考えると、全く予期せぬ結果であつ
た。例えば、ランゲの化学ハンド・ブツク(Lange′s H
andbook of Chemistry)第8版、268〜9ページには、P
F3は、冷水との接触によつて、P+HFを形成すると記載
されている。「化学と物理のハンドブツク」(Handbook
of Chemistry and Physics)第57版、CRCプレス出版、
B−139ページには、PF3とPF5の両方とも、水との接触
で分解すると記載されている。この反応が起きなかつた
ばかりか、全分子は、加水分解に対して優れた抵抗力を
見せた。
ここで説明されている水性分解液及びエマルジヨンに
は、多くの用途がある。水性圧接接着剤に使用すること
ができる。また、ABSエマルジヨンやゴム・ラテツクス
などの、ポリマーのエマルジヨンを安定させるのに効果
的である。酸化安定性を与えるために、ラテツクスペイ
ントの中に使用することもできる。インクの組成や、電
気メツキのコーテイングなどにも使用できる。ポリエチ
レン、ポリプロピレン、シスーポリブタジエン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、線上低密度ポリエチレンなど
のオレイン・ポリマーの製造で使用されるような触媒を
水による急冷の最中に、酸化安定を与えるための活性触
媒を含有したポリマー用のスプレーとしても使用でき
る。ロジンエステルを含む不均化反応においても、効果
的である。
本発明の組成物は、スピン仕上げポリアミドフイラメ
ントなどの繊維スンピン仕上げの中に使用される組成物
にも特に効果的である。このような組成物の例は、米国
特許第4,129,503号に説明されている。このスピン仕上
げの組成物は、酸化ポリエチレンワツクス、白鉱物油、
ポリオキシエチレンオレイルホスフエート、および、デ
シルアルコールの硫酸化コハク酸を含む、水性水中油エ
マルジヨンである。このような組成物は、本発明の水性
アリールフルオロホスフアイトのエマルジヨン又は分散
液を含むことによつて改善することができる。水性エマ
ルジヨンを生成するには、アリールフルオロホスフアイ
トを、組成物の有機成分の中で溶解し、その混合物を、
アリールフルオロホスフアイトが油相になる状態である
水中油エマルジヨンを形成するように乳化する。別な方
法としては、アリールフルオロホスフアイトを適当な溶
媒の中で溶解し、その溶媒を、その後、界面活性剤を含
む水の中で乳化して、本発明のアリールフルオロホスフ
アイトを含む水性エマルジヨンを形成する。
フルオロホスフアイトは、カーペツトのバツキングな
どへの適用において使用される樹脂ラテツクス中に分散
することができる。例えば、界面活性剤と、樹脂の重量
に基づいて0.01〜1重量%を懸濁し細かく粉砕したビス
(2,4−ジ−t−ブチルフエニル)フルオロホスフアイ
トを含む、カルボキシルスチレン−ブタジエン樹脂を使
用して形成されたラテツクスはカーペツトのバツキング
のコートに使用することができる。4,4′−メチレンビ
ス(2,6−ジ−t−ブチルフエノー)ル、1,3,5−トリメ
チル−2,4,6−トリ(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロ
キシベンジル)ベンゼンなどの他の安定剤も、ラテツク
スに使用できる。エマルジヨン重合したポリブタジエン
ラテツクスは、本発明のフルオロホスフアイトの水性懸
濁液を加えることによつて安定させることができる。別
の方法としては、ポリブタジエンラテツクスは、本発明
のフルオロホスフアイト水性懸濁液中で急冷することが
できる。
同様の方法で、溶液重合したシス−ポリブタジエンな
どの溶液重合した樹脂を、本発明の懸濁したフルオロホ
スフアイト安定剤を懸濁した水性混合物の中で凝結させ
ることができる。
分散ではなく、フルオロホスフアイトの水性エマルジ
ヨンが必要な場合は、フルオロホスフアイトを、トルエ
ン、キシレンなどの溶媒の中で溶解し、界面活性剤を含
有した水の中で、溶液を乳化する。以下の実施例は、エ
マルジヨンの製造を説明するものである。
実施例 102重量部の水、0.4部のKOH、2.0部のオレイン酸を含
有する水性溶液を製造。
25部のビス(2,4−ジ−t−ブチル−フエニル)フルオ
ロホスフアイトの、75部の暖めたトルエン溶液の製造。
高速撹拌による、トルエン溶液の水の混合物への添
加。
以下の実施例は、ラテツクスと混合するための固体フ
ルオロホスフアイトの水性分散液の製造を説明するもの
である。
実施例 粒状2,2′−ビス(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フ
ルオロホスフアイトを100重量部、1.0部のベントナイト
粘土、4.0部のダクサツド11(“Daxad11"W.R.グレース
社製)、95部の水の混合物を製造しその混合物を、大部
分の粒が2ミクロン以下になるまで、約24〜48時間、ボ
ール・ミルにかける。その結果得られる分散液は、所望
の安定を得るのに必要なだけの量を、種々のラテツクス
に加えることができる。
以下本発明の実施態様について具体的に説明する。
1.(A)下記式 式中、Rは2価の脂肪族炭化水素基;R1、R3、R5及びR7
は独立に水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、
アラルキル及びアルカリールよりなる群から選ばれる; R2、R4、R6及びR8は、独立にアルキル、シクロアルキ
ル、アリール、アラルキル及びアルカリールよりなる群
から選ばれる;nは0又は1を示す、 を有するアリールフルオロホスフアイト安定剤の0.01〜
50重量%、 (B)界面活性剤 及び (C)水 よりなる加水分解的に安定な水性ホスフアイト抗酸化剤
懸濁液。
2.該アリールフルオロホスフアイトが上記式Iを有する
前記第1項記載の水性ホスフアイト懸濁液。
3.該R1、R2、R3及びR4がアルキルである前記第2項記載
の水性ホスフアイト懸濁液。
4.該アリールフルオロホスフアイトがビス(2,4−ジ−
t−ブチルフエニル)フルオロホスフアイト又はビス
(2,6−ジ−t−ブチルフエニル)フルオロホスフアイ
トである前記第3項記載の水性ホスフアイト懸濁液。
5.該アリールフルオロホスフアイトがnが0である上記
式IIを有する前記第1項記載の水性ホスフアイト懸濁
液。
6.該R5、R6、R7及びR8がアルキルである前記第5項記載
の水性ホスフアイト懸濁液。
7.該アリールフルオロホスフアイトが2,2′−ビス(4,6
−ジ−t−ブチルフエニル)フルオロホスフアイトであ
る前記第6項記載の水性ホスフアイト懸濁液。
8.該アリールホスフアイトがnが1である上記式IIを有
する前記第1項記載の水性ホスフアイト懸濁液。
9.該Rが炭素数1〜12を含む2価の脂肪族炭化水素基で
あり、R5、R6、R7及びR8がアルキルである前記第8項記
載の水性ホスフアイト懸濁液。
10.該アリール基フルオロホスフアイトが2,2′−エチリ
デンビス(4,6−ジ−t−ブチルフエニル)フルオロホ
スフアイト又は2,2′−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブ
チルフエニル)フルオロホスフアイトである前記第9項
記載の水性ホスフアイト懸濁液。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)下記式 式中、Rは2価の脂肪族炭化水素基;R1、R3、R5及びR7
    は独立に水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、
    アラルキル及びアルカリールよりなる群から選ばれる; R2、R4、R6及びR8は、独立にアルキル、シクロアルキ
    ル、アリール、アラルキル及びアルカリールよりなる群
    から選ばれる;nは0又は1を示す、 を有するアリールフルオロホスフアイト安定剤の0.01〜
    50重量%、 (B)界面活性剤 及び (C)水 よりなる加水分解的に安定な水性ホスフアイト抗酸化剤
    懸濁液。
JP63184785A 1987-07-27 1988-07-26 水性アリールフルオロホスフアイト懸濁液 Expired - Lifetime JP2720931B2 (ja)

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JPS6460688A JPS6460688A (en) 1989-03-07
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