JP2720462B2 - 調停回路 - Google Patents

調停回路

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複数のポートのアクセス要求やリフレッシュ
要求等の各種要求信号が競合した場合に、その要求信号
を順序づける調停回路に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、複数の要求信号が競合した場合にその要求
信号を順序づける調停回路において、N行N−1列のマ
トリクス状に配列されたゲート回路に、他行同列のゲー
ト回路を閉鎖するゲート閉鎖回路と、他行前列のゲート
回路の閉鎖を解除するゲート解除回路と、同行前列のゲ
ート回路の信号を保持するゲート保持回路を設けること
により、3つ以上の要求信号に対応させたものである。
〔従来の技術〕
半導体メモリ装置として、第9図に示すように、2つ
のポートを有するものが知られている。この半導体メモ
リ装置は、メモリコア91を有し、ポートAとポートBが
それぞれアクセス要求を出してから択一的にアクセスで
きる。そして、これらアクセス要求のタイミングが一致
した時に、そのアクセスの一方を優先させ、他方のアク
セスを止めるのが調停回路92である。
第10図は、従来の調停回路の一例を示している。調停
回路92は、2つの2入力のAND回路93,94からなり、相互
に一方の出力が他方へ反転入力され、残りの入力は各ポ
ートA,Bからのアクセス要求をそれぞれ受け、各出力は
各ポートA,Bとメモリコア91間の転送を制御している。
この調停回路92の動作について簡単に説明すると、当
初、2つのポートA,Bからのアクセス要求がなく、各AND
回路93,94の入出力端子はすべて“L"レベル(ローレベ
ル)であるとする。今、ポートAからアクセス要求がな
された場合、AND回路93の入力が“H"レベルとなり、従
って、AND回路93の出力が“H"レベルとなる。その結
果、ポートAとメモリコア91間の転送が可能となる。ま
た、AND回路93の出力は反転してAND回路94に入力する。
このためAND回路94の出力は“L"レベルとなり、この状
態でポートBからアクセス要求があってもAND回路94の
出力は“L"レベルのままである。すなわち、ポートBの
アクセス要求は、ポートAのアクセス要求が停止しない
限り受け付けられない。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述の調停回路92は2ポートのものであるが、メモリ
装置の多様化に従って、3ポート若しくはそれ以上ポー
トからの要求信号の調停が必要になってきている。
ところが、単にポート数に対応して並列にゲート回路
を配置し、さらに任意のポートからの信号に応じて他の
ゲート回路を閉鎖するのみの回路構成では、第2番目,
第3番目,…のアクセス要求が競合した時に問題とな
る。すなわち、1つのポートのアクセス要求(第1番
目)に基づいてアクセスが行われている時に、次のアク
セス要求(第2番目)が生じ、さらにその次のアクセス
要求(第3番目)が生じた場合を考える。すると、第2
番目のアクセス要求信号と第3番目のアクセス要求信号
の間では、優先順位がつけられないため、第1番目のア
クセスが終了した時点で競合が生ずることになり、それ
らの調停ができないことになる。
そこで、本発明は上述の技術的な課題に鑑み、複数
(3以上)の各種要求信号の調停を行う調停回路を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の調停回路を概念的な第1図〜第4図を参照し
ながら説明する。本発明の調停回路は、第1図に示すよ
うに、それぞれN個(Nは3以上の自然数)の入出力端
子の間に各N−1個ずつ直列に接続され、N行N−1列
のマトリクス状に配列されたゲート回路Gi,j(iは1
〜N,jは1〜N−1の自然数)を有している。そして、
このゲート回路には、第2図〜第4図にわたって示され
るように、ゲート閉鎖回路Clと、ゲート解除回路Opと、
ゲート保持回路Hoとが設けられる。ゲート閉鎖回路Cl
は、第2図に示すように、任意のゲート回路を信号が通
過した際に他行同列のゲート回路を閉鎖する回路であ
る。このゲート閉鎖回路Clは、他行同列のゲート回路を
閉鎖するが、ゲート保持回路Hoによって保持されている
行まで閉鎖させるものではない。また、その閉鎖は信号
入力終了時(例えば処理要求の停止した時)まで行われ
る。ゲート解除回路Opは、第3図に示すように、任意の
ゲート回路を信号が通過した際に他行直前列のゲート回
路の閉鎖を解除させる回路である。直前列はゲート回路
の1つ前の一例を指す。そして、ゲート保持回路Hoは、
第4図に示すように、任意のゲート回路を信号が通過し
た際に同行前列のゲート回路の信号を保持する回路であ
る。ここで、前列は第1列から直前列までを指す。ゲー
ト保持回路Hoは、ゲート回路の閉鎖に対抗する回路であ
り、各列毎に設けられても良い。この信号の保持は信号
入力の終了時まで行われる。
〔作用〕
本発明の調停回路は、N行のN−1個直列に接続され
たゲート回路を有し、N−1個直列のゲート回路全部を
次々に通過して行って初めて入力信号が出力される。各
ゲート回路を通過して行く時には、ゲート閉鎖回路によ
って他行同列のゲート回路が閉鎖され、同時に、ゲート
解除回路によって他行直前列のゲート回路の閉鎖が解除
される。従って、任意の第i行第j列のゲート回路を信
号が通過した時では、第i行以外の行であって第j列の
ゲート回路は閉鎖されると共に、第i行以外の行であっ
て第j−1列のゲート回路は解除される。ここで、その
第i行第j列のゲート回路を通過した信号は次の第i行
第j+1列のゲート回路に向かう。この第i行第j+1
列のゲート回路が既に先行した入力信号によって閉鎖さ
れていれば、その入力信号は第i行以外の行であって第
j例を閉鎖させた状態で停止し、そこから先の列のゲー
ト回路には進まない。その先行した入力信号が終了した
時に初めて、第i行第j+1列の閉鎖が解除され、処理
要求の信号が先の第j+1列へ進む。
上記ゲート保持回路は、先行して入力信号をゲート回
路の閉鎖から保護するための回路であり、先行した行に
かかる信号は、後からの信号入力によってゲート回路が
閉鎖されない。このように、入出力端子がN行に関する
場合、優先順位の決定は、N−1のデータがあれば良
い。従って、上述のようにゲート回路をN行N−1列の
マトリクス状とすることで、そのN−1列の各列が信号
入力の順序に関する情報を有し、各行の信号が第何列に
あるかで、第2番目以降の優先順位が決定されることに
なる。
〔実施例〕
本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1の実施例 本実施例の調停回路は、第5図に示すような3行2列
(N=3)のマトリクス状のゲート回路を有しており、
3系統のポートのアクセス要求を調停する回路構成にな
っている。
まず、その回路構成は、第5図に示すように、入力端
子aと出力端子dの間に直列に接続されたゲート回路1,
4が設けられ、入力端子bと出力端子eの間に直列に接
続されたゲート回路2,5が設けられ、入力端子cと出力
端子fの間に直列に接続されたゲート回路3,6が設けら
れている。ゲート回路1,2,3は第1列のゲート回路を構
成し、ゲート回路4,5,6は第2列のゲート回路を構成す
る。これらゲート回路1〜6はゲート同士で直列接続さ
れない入力端子が反転入力端子とされたAND回路であ
る。
このように3行2列のマトリクス状に配列されたゲー
ト回路に対して、ゲート閉鎖回路は、各ゲート回路の出
力をフィードバックして他の行で同じ列のゲート回路を
閉鎖するように設けられている。ゲート回路1,2,3につ
いては、OR回路13,14,15がゲート閉鎖回路として機能す
る。各OR回路13,14,15の2入力は、後述するように解除
回路として機能するAND回路10,11,12を介しているが、
他の行で同列の出力が入力するようにされている。すな
わち、OR回路13はゲート回路2,3の出力が入力される。O
R回路14はゲート回路1,3の出力が入力される。OR回路15
はゲート回路1,2の出力が入力される。このような接続
とすることで、任意のゲート回路の出力が“H"レベルの
場合、その列の他の行のゲート回路を閉鎖させるように
機能する。各ゲート回路1〜3のOR回路13,14,15からの
信号を受ける端子は反転入力端子であり、AND回路16〜1
8を介しておりその他方の入力レベルにも依存するが、O
R回路13の出力が“H"レベルとなればゲート回路1が閉
鎖され、OR回路14の出力が“H"レベルとなればゲート回
路2が閉鎖され、OR回路15の出力が“H"レベルとなれば
ゲート回路3が閉鎖される。次に、ゲート回路4〜6に
ついては、前記ゲート回路1〜3と接続するもののう
ち、AND回路10〜12,16〜18を除いたものと等価である。
各ゲート回路4〜6では、ゲート回路同士で直列接続さ
れる端子を除いて反転入力されており、その反転入力は
他行同列の出力である。従って、ゲート回路4の出力が
“H"レベルになればゲート回路5,6が閉鎖され、ゲート
回路5の出力が“H"レベルになればゲート回路4,6が閉
鎖され、ゲート回路6の出力が“H"レベルにゲート回路
4,5が閉鎖される。この列は最終段であるために、次の
列の影響を受けない。このため、AND回路10〜12,16〜18
のようにゲート解除回路やゲート保持回路は不要とな
る。
次に、ゲート解除回路は、任意のゲート回路を信号が
通過した際に他行直前列のゲート回路の閉鎖を解除させ
る回路であり、AND回路10〜12がその機能を有する。そ
のAND回路10〜12は、ゲート閉鎖回路の各入力端子の途
中に言わばスイッチとして設けられている。AND回路10
はゲート回路4の出力がフィードバックされ、AND回路1
1はゲート回路5の出力がフィードバックされ、AND回路
12はゲート回路6の出力がフィードバックされる。例え
ば、ゲート回路4の出力が“H"レベルになると、AND回
路10にそれが反転入力する。従って、このAND回路10の
出力は“H"レベルになり、その信号がOR回路14,15に達
してゲート回路2,3の閉鎖が解除される。AND回路11,12
についても同様である。
次に、ゲート保持回路は、任意のゲート回路を信号が
通過した際に同行前列のゲート回路の信号をその信号入
力終了時まで保持する回路である。具体的には、AND回
路16〜18を用いて、信号入力時に、ゲート閉鎖回路13〜
15からの信号を遮断する。AND回路16はOR回路13の出力
が入力されると共にゲート回路4の出力が反転入力さ
れ、そのAND回路16の出力がゲート回路1へ反転入力さ
れる。AND回路17はOR回路14の出力が入力されると共に
ゲート回路5の出力が反転入力され、そのAND回路17の
出力がゲート回路2へ反転入力される。AND回路18はOR
回路15の出力が入力されると共にゲート回路6の出力が
反転入力され、AND回路18の出力がゲート回路3へ反転
入力される。このような接続関係から、例えばゲート回
路4の出力が“H"レベルになった時には、AND回路16がO
R回路13の出力を遮断するため、第2番目の信号が他の
行に入力して来た時でも、ゲート回路1が閉鎖状態にさ
れることはない。
このような構成の調停回路は、第7図のようなメモリ
装置の一部に用いることができる。第7図は、3つの入
出力ポートからメモリコアのアクセス要求を調整するた
めの回路構成である。3つのポートからのアクセス要求
信号は、同期回路72にそれぞれ入力される。この同期回
路72では、各アクセス要求信号がフリップフロップ等を
用いた構成よりクロックパルスの周期に同期されたもの
となる。次に、各アクセス要求信号はラッチ回路73に入
力する。ここで、ラッチ回路は例えばJ−Kフリップフ
ロップとされ、J端子が同期回路72からの入力端子とさ
れ、K端子が転送パルス回路75からの信号が入力する端
子となる。従って、転送パルスの発生後は初期状態に戻
される。ラッチ回路73の出力は、同時回路74に入力され
る。この同時回路74は、3つの信号線で同じタイミング
でパルスが入力してきた時に、それら信号線間で相互に
微小な遅延を生じさせる回路構成にできる。例えば、ポ
ート1からの信号が遅延なしとすれば、ポート2,ポート
3からの信号をそれぞれ1/3,2/3クロック周期ずつ遅延
させるものにする。これで調停回路71に入力する3つの
信号線のパルスのタイミングが全く一致してくることが
防止される。次に、調停回路71では、各ポートからのア
クセス要求が競合した時に、後述するように、先にアク
セス要求されたものから優先させてアクセスさせること
ができる。この調停回路71が一例として第5図に示す構
成とされる。このように調停されたアクセス要求信号
は、転送パルス回路75に入力する。この転送パルス回路
75は、メモリコアと各ポート間のトランスファーゲート
を制御する信号を出力する。例えば、転送パルス回路75
の出力の1つが“H"レベルとなれば、その信号にかかる
ポートとメモリコアの間の信号転送が可能となる。
次に、第6図を参照しながら、第5図及び第7図に示
した調停回路の動作について説明する。
前提として、第5図の入力端子a,b,cは第7図の同時
回路74に接続され、第5図の出力端子d,e,fは第7図の
転送パルス回路75に接続される。また、調停回路の各ゲ
ートは全て“L"レベルの状態にあるものとする。そし
て、今、3つのポートから全く同時にアクセス要求が生
じた場合を考える。すると、同期回路72でクロック周期
に同期され、ラッチ回路73を介して同時回路74に同時
に、3つのアクセス信号が入力する。ここで、同時回路
74では、端子aに対して遅延なし、端子bに対して1/3
クロック遅延,端子cに対して2/3クロック遅延とされ
る。
第6図は、それら各信号が入力した時のタイミングチ
ャートである。調停回路では時刻t0で、端子aのレベル
が“L"レベルから“H"レベルに変化する。その結果、ゲ
ート回路1の出力が“H"レベルになり、ゲート回路4の
出力も“H"レベルになる。従って、まず、出力端子dの
レベルが“H"レベルとなり、これかアクセス要求として
調停回路より出力される。その過程で、ゲート回路1の
出力が“H"レベルとなることで、第1列目では、極めて
短い時間だけAND回路10,及びOR回路14,15を介してゲー
ト回路2,3が閉鎖され、直ぐにゲート回路4の出力のフ
ィードバックにより解除される。また、ゲート回路4の
出力が“H"レベルになることで、ゲート回路5,6の反転
入力が“H"レベルであり、ゲート回路5,6は閉鎖状態に
される。さらに、ゲート回路4からの信号が反転して供
給されるAND回路16の出力は“L"レベルに固定され、OR
回路13の出力が反転するようなことがあってもゲート回
路1の出力を反転させない。
次の1/3クロック遅延した時刻t1では、端子bに他の
ポートからのアクセス要求が入力する。ゲート回路2の
閉鎖は解除されており、ゲート回路2の出力は“H"レベ
ルになる。ところが、ゲート回路5は、ゲート回路4か
らの信号によって閉鎖されており、ゲート回路5の出力
は“H"レベルとならない。すなわち、言わば1つの手前
の列でアクセス要求信号が停止させられている状態とな
る。ゲート回路2からの信号が“H"レベルとなること
で、AND回路11の出力は“H"レベルとなり、OR回路13,15
の出力は“H"レベルになる。OR回路13の出力は、AND回
路16を介してゲート回路1を閉鎖するようにされるが、
ここでAND回路16の出力は既にゲート回路4からの信号
によって“L"レベルに固定されており、OR回路13の“H"
レベルの信号はゲート回路1まで至らない。一方、OR回
路15の“H"レベルの出力は、AND回路18を介してゲート
回路3に達し、そのゲート回路3を閉鎖状態にする。
次に、時刻t2で、端子cに“H"レベルの信号が供給さ
れるが、前記時刻t1でゲート回路3は閉鎖状態におかれ
ており、端子cに“H"レベルの入力があったことに起因
してのゲートの出力の変化は生じない。
次に、時刻t3で、端子aのレベルが“H"レベルから
“L"レベルに変化したものとする。すると、ゲート回路
1のレベルが“H"レベルから“L"レベルに変化し、同様
にゲート回路4のレベルも“L"レベルにされる。ゲート
回路4のレベルが“L"レベルになることで、AND回路16
の出力が“H"レベルになり、ゲート回路1は閉鎖状態に
なる。また、ゲート回路5,6の閉鎖状態は解除され、既
にゲート回路2のレベルが“H"レベルとされていること
から、まずゲート回路5の出力が“H"レベルになる。従
って、端子eからは次のポートのアクセス要求信号が出
力されることになる。ゲート回路5の出力が“H"レベル
になることで、ゲート回路4,6は閉鎖される。また、ゲ
ート回路5の出力が“H"レベルになることで、AND回路1
1の出力が“L"レベルにされる。なお、AND回路17の出力
は予め“L"レベルである。そして、AND回路10,11が共に
“L"レベルとされることから、OR回路15の出力は“L"レ
ベルになる。その結果、AND回路18の出力は“H"レベル
から“L"レベルに変化し、ゲート回路3の閉鎖状態は解
除されることになる。従って、ゲート回路3の出力レベ
ルは“H"レベルにされ、AND回路12の出力は“L"レベル
から“H"レベルになり、OR回路13,14の出力も“H"レベ
ル(OR回路13は予め“H"レベル)になる。この時刻t3
直後の状態では、先の状態と替わって端子cからのアク
セス要求が第1列のゲート回路で待たされている状態と
される。
次に、時刻t4で、端子bでのアクセス要求信号が終了
する。その結果、ゲート回路2,5の出力は“L"レベルに
され、ゲート回路4,6の閉鎖状態は解除される。する
と、既にゲート回路3の出力が“H"レベルとされている
ために、今度はゲート回路6の出力レベルが“L"レベル
から“H"レベルになる。従って、ゲート回路4,5が閉鎖
状態にされる。この時端子fが“H"レベルとなり、第3
のポートのアクセス要求に基づき転送パルスが発生され
ることになる。また、AND回路12の出力は“H"レベルか
ら“L"レベルに変化する。その結果、OR回路13,14の各
出力レベルは“H"レベルから“L"レベルに変化し、OR回
路16の出力レベルも“L"レベルに変化する。OR回路13,1
4の各出力レベルが“L"レベルになることは、ゲート回
路1,2の閉鎖状態がそれぞれ解除になることを意味し、
端子a,b共に次のアクセス要求信号の入力が可能な状態
となる。
時刻t5では、端子cが“L"レベルになり、ゲート回路
3,6の出力レベルも“L"レベルに変化する。次のアクセ
ス要求信号が入力していないため、次のアクセス要求信
号待ちの状態にされる。
このような、本実施例の調停回路では、第1番目に入
力したアクセス要求信号のみならず、第2番目に入力し
たアクセス要求信号と第3番目に入力したアクセス要求
信号との間にも確実に優先順位がつけられることにな
り、確実なポートはメモリコアとの転送が可能となる。
第2の実施例 第2の実施例の調停回路は、4列3列のゲート構成を
有する例であり、例えば4つのポート間のアクセス要求
の調停が可能である。第1の実施例の調停回路を4行3
列のゲート構成に変形したものとなっている。
第8図を参照しながら、その構造について説明する
と、ゲート回路21〜32が4行3列のマトリクス状に配さ
れている。第1行はゲート回路21,25,29であり、第2行
はゲート回路22,26,30であり、第3行はゲート回路23,2
7,31であり、第4行はゲート回路24,28,32である。ゲー
ト閉鎖回路は、OR回路33〜40や第3列のゲート回路29〜
32への反転入力させる回路構成および各ゲート回路21〜
32の他行同列への配線にて構成される。ゲート解除回路
は、AND回路41〜48を中心に構成される。また、ゲート
保持回路は、AND回路49〜56を中心に構成される。特にA
ND回路49〜52はそれぞれ2つの反転入力端子を有し、第
1列のみならず第2列にアクセス要求信号が存在する時
でも信号の保持がなされる。なお、接続関係は第1の実
施例のものと同様であり、4列3行となった点でゲート
解除回路の配線数が増加している。
このような構成からなる本実施例の調停回路では、4
行の並列したパルス入力に対しての調停が可能であり、
第2番目〜第4番目のアクセス要求に対して優先順位を
与えることができる。
なお、上述の第1〜第2の実施例においては、3行2
列,4行3列のゲート構成について説明したが、N行N−
1列(Nは3以上の自然数)のものに拡張できる。ま
た、メモリ装置のアクセス要求に限らず、リフレッシュ
要求等にも適用できる。さらに、大型コンピュータなど
で用いられているTSS(タイムシュアリングシステム)
への適用も可能である。この調停回路は主にチップ内部
に形成されるが、チップ外のシステムの一部としても良
い。
〔発明の効果〕
本発明の調停回路は、N行N−1列のゲート回路の構
成を有し、それらにゲート閉鎖回路,ゲート解除回路、
ゲート保持回路が設けられているために、3以上の信号
処理要求の競合を各信号間で優先順位をつけて処理でき
る。このため、確実な競合の調停が行われることにな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の調停回路におけるゲート回路の配列を
示す模式図、第2図は本発明の調停回路におけるゲート
閉鎖回路の機能を説明するための模式図、第3図は本発
明の調停回路におけるゲート解除回路の機能を説明する
ための模式図、第4図は本発明の調停回路におけるゲー
ト保持回路の機能を説明するための模式図である。 また、第5図は本発明の調停回路の一例を示す回路図、
第6図はその動作を説明するためのタイミングチャー
ト、第7図は本発明の調停回路の一例を用いたシステム
の例を示すブロック図、第8図は本発明の調停回路の他
の一例を示す回路図、第9図及び第10図は一般的な調停
回路を説明するためのそれぞれブロック図である。 1〜6,21〜32……ゲート回路 10〜12,16〜18,41〜56……AND回路 13〜15,33〜40……OR回路 71……調停回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】それぞれN個(Nは3以上の自然数)の入
    出力端子の間に各N−1個ずつ直列に接続され、N行N
    −1列のマトリクス状に配列されたゲート回路と、 任意のゲート回路を信号が通過した際にゲート保持回路
    に信号が保持されるゲート回路を除いた他行同列のゲー
    ト回路をその信号入力終了時まで閉鎖させるゲート閉鎖
    回路と、 任意のゲート回路を信号が通過した際に他行直前列のゲ
    ート回路の閉鎖を解除させるゲート解除回路と、 任意のゲート回路を信号が通過した際に同行前列のゲー
    ト回路の信号をその信号入力終了時まで保持するゲート
    保持回路とからなる調停回路。
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