JP2720345B2 - 携帯型心電計 - Google Patents
携帯型心電計Info
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- JP2720345B2 JP2720345B2 JP63259073A JP25907388A JP2720345B2 JP 2720345 B2 JP2720345 B2 JP 2720345B2 JP 63259073 A JP63259073 A JP 63259073A JP 25907388 A JP25907388 A JP 25907388A JP 2720345 B2 JP2720345 B2 JP 2720345B2
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Landscapes
- Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は携帯型心電計に関し、一層詳細には、電池を
使用して動作し且つ体表面上に装着された電極から導入
される心電図に対応する情報を記憶する機能を有する携
帯型心電計の低消費電力化を図ることにより心電図に対
応する情報の保持時間を長時間化することを可能とした
携帯型心電計に関する。
使用して動作し且つ体表面上に装着された電極から導入
される心電図に対応する情報を記憶する機能を有する携
帯型心電計の低消費電力化を図ることにより心電図に対
応する情報の保持時間を長時間化することを可能とした
携帯型心電計に関する。
[発明の背景] 従来から医療診断分野において電池を使用して動作す
る携帯型の心電計が採用されている。すなわち、この携
帯型の心電計を患者に装着しておくことにより、医師
は、例えば、1日に一度だけ、所謂、オフライン処理と
して前記携帯型心電計から得られる心電図を見ながら心
臓疾患に係る診断を行えばよいことになり、その結果、
一人の医師が1日に多数の患者を診断することが可能と
なり医療診断を迅速に行おうとする要請に沿うからであ
る。
る携帯型の心電計が採用されている。すなわち、この携
帯型の心電計を患者に装着しておくことにより、医師
は、例えば、1日に一度だけ、所謂、オフライン処理と
して前記携帯型心電計から得られる心電図を見ながら心
臓疾患に係る診断を行えばよいことになり、その結果、
一人の医師が1日に多数の患者を診断することが可能と
なり医療診断を迅速に行おうとする要請に沿うからであ
る。
ところで、このように電池で動作する携帯型心電計の
心電図に対応する情報の記録媒体としては磁気テープあ
るいは半導体メモリのいずれかの記録媒体が採用されて
いる。この場合、磁気テープを記録媒体として採用する
携帯型心電計は記録情報を格納しておくに際して電力の
消費を必要とせず、その意味で記録情報の長時間の保存
が可能である。然しながら、このような磁気テープを記
録媒体とする携帯型心電計は磁気テープ自体および当該
磁気テープを記録媒体とする携帯型心電計の小型軽量化
には限界があり、しかも、通常、磁気テープを磁気ヘッ
ドに沿って走行させるためのモータ等が必要となること
から消費電力が大きくなる。結局、前記磁気テープを記
録媒体とする携帯型心電計に搭載される電源としての電
池は大容量となり、そのため、通常は形状の大きい電池
が必要とされることからその携帯性が十分なものとはい
えない難点が存在している。
心電図に対応する情報の記録媒体としては磁気テープあ
るいは半導体メモリのいずれかの記録媒体が採用されて
いる。この場合、磁気テープを記録媒体として採用する
携帯型心電計は記録情報を格納しておくに際して電力の
消費を必要とせず、その意味で記録情報の長時間の保存
が可能である。然しながら、このような磁気テープを記
録媒体とする携帯型心電計は磁気テープ自体および当該
磁気テープを記録媒体とする携帯型心電計の小型軽量化
には限界があり、しかも、通常、磁気テープを磁気ヘッ
ドに沿って走行させるためのモータ等が必要となること
から消費電力が大きくなる。結局、前記磁気テープを記
録媒体とする携帯型心電計に搭載される電源としての電
池は大容量となり、そのため、通常は形状の大きい電池
が必要とされることからその携帯性が十分なものとはい
えない難点が存在している。
一方、半導体メモリを記録媒体といて採用する携帯型
心電計は半導体メモリ自体が小型、軽量且つ低消費電力
であるため、携帯型心電計自体の大幅な小型化が可能で
あるという利点が存在している。然しながら、該る半導
体メモリを記録媒体とする携帯型心電計は半導体メモリ
内に記録情報を格納しておくに際しては電源の連続供給
が必須の要件となる。電源の供給を遮断すると記憶情報
が消失してしまうからである。従って、この点で半導体
メモリを記録媒体とする携帯型心電計の信頼性はさほど
には高いものとはいえない。
心電計は半導体メモリ自体が小型、軽量且つ低消費電力
であるため、携帯型心電計自体の大幅な小型化が可能で
あるという利点が存在している。然しながら、該る半導
体メモリを記録媒体とする携帯型心電計は半導体メモリ
内に記録情報を格納しておくに際しては電源の連続供給
が必須の要件となる。電源の供給を遮断すると記憶情報
が消失してしまうからである。従って、この点で半導体
メモリを記録媒体とする携帯型心電計の信頼性はさほど
には高いものとはいえない。
さらに、従来の携帯型心電計においては、生体信号増
幅用の増幅器等、心電図に対応する情報を導入している
期間以外には必要とされない電気回路手段が心電図に対
応する情報を導入している以外の期間にも電力を消費
し、結局、前記電源としての電池によって動作する携帯
型心電計の使用可能時間を短くするという問題も露呈し
ている。
幅用の増幅器等、心電図に対応する情報を導入している
期間以外には必要とされない電気回路手段が心電図に対
応する情報を導入している以外の期間にも電力を消費
し、結局、前記電源としての電池によって動作する携帯
型心電計の使用可能時間を短くするという問題も露呈し
ている。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を悉く克服するためになされた
ものであって、電池を使用して動作する携帯型心電計に
おいて、心電図に対応する情報を取得するために、生体
から生体信号導入用電極を介して導入される信号を当該
携帯型心電計を構成する半導体メモリに導入する期間等
に限って生体信号増幅器等の生体信号の取得に必要な電
気回路に電源を供給するよう構成することにより携帯型
心電計の消費電力を低減し、結果として、前記半導体メ
モリに記録された心電図に対応する情報の保持時間を長
時間化することを可能とする携帯型心電計を提供するこ
とを目的とする。
ものであって、電池を使用して動作する携帯型心電計に
おいて、心電図に対応する情報を取得するために、生体
から生体信号導入用電極を介して導入される信号を当該
携帯型心電計を構成する半導体メモリに導入する期間等
に限って生体信号増幅器等の生体信号の取得に必要な電
気回路に電源を供給するよう構成することにより携帯型
心電計の消費電力を低減し、結果として、前記半導体メ
モリに記録された心電図に対応する情報の保持時間を長
時間化することを可能とする携帯型心電計を提供するこ
とを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は心電図に対応
する情報を記憶する携帯型心電計であって、生体信号導
入手段と制御手段と記憶手段と電源供給手段および電源
供給制御手段とを含み、前記生体信号導入手段は体表面
上に装着された電極から導入される心電図に対応する情
報を信号処理して前記制御手段に導入するものであり、
前記制御手段は信号処理された心電図に対応する情報を
記憶手段に導入するものであり、前記記憶手段は導入さ
れた心電図に対応する情報を格納するものであり、前記
電源供給手段は前記制御手段と記憶手段とに直接的に電
源を供給すると共に前記生体信号導入手段に前記電源供
給制御手段を介して電源を供給するものであり、前記電
源供給制御手段は前記制御手段の作用下に心電図に対応
する情報が前記記憶手段に導入されている期間にのみ前
記生体信号導入手段に電源を供給するものであり、前記
制御手段を半導体素子で構成すると共に、前記記憶手段
をCMCS半導体メモリで構成し、前記電源供給手段はメイ
ン電池とバックアップ電池とを有し、メイン電池の交換
時あるいはメイン電池の電圧値が所定値以下の値である
場合にのみ、前記バックアップ電池から電源を供給する
よう構成することを特徴とする。
する情報を記憶する携帯型心電計であって、生体信号導
入手段と制御手段と記憶手段と電源供給手段および電源
供給制御手段とを含み、前記生体信号導入手段は体表面
上に装着された電極から導入される心電図に対応する情
報を信号処理して前記制御手段に導入するものであり、
前記制御手段は信号処理された心電図に対応する情報を
記憶手段に導入するものであり、前記記憶手段は導入さ
れた心電図に対応する情報を格納するものであり、前記
電源供給手段は前記制御手段と記憶手段とに直接的に電
源を供給すると共に前記生体信号導入手段に前記電源供
給制御手段を介して電源を供給するものであり、前記電
源供給制御手段は前記制御手段の作用下に心電図に対応
する情報が前記記憶手段に導入されている期間にのみ前
記生体信号導入手段に電源を供給するものであり、前記
制御手段を半導体素子で構成すると共に、前記記憶手段
をCMCS半導体メモリで構成し、前記電源供給手段はメイ
ン電池とバックアップ電池とを有し、メイン電池の交換
時あるいはメイン電池の電圧値が所定値以下の値である
場合にのみ、前記バックアップ電池から電源を供給する
よう構成することを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係る携帯型心電計について好適な実施
態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明
する。
第1図において、参照符号10は本発明に係る携帯型の
心電計を示し、当該携帯型心電計10は基本的に生体信号
導入部12、制御部14、電源部16およびインタフェース部
17とから構成される。前記生体信号導入部12は生体信号
導入手段としての生体信号増幅器18、A/D変換器20およ
びR波検出回路22とから構成され、人体表面上に装着さ
れた電極(図示せず)からの生体信号が入力端子24a乃
至24cを介して生体信号増幅器18に導入される。生体信
号増幅器18の出力信号は二方に分岐して一方の信号はA/
D変換器20を介して制御部14に導入されると共に、他方
の信号はR波検出回路22を介して制御部14に導入され
る。
心電計を示し、当該携帯型心電計10は基本的に生体信号
導入部12、制御部14、電源部16およびインタフェース部
17とから構成される。前記生体信号導入部12は生体信号
導入手段としての生体信号増幅器18、A/D変換器20およ
びR波検出回路22とから構成され、人体表面上に装着さ
れた電極(図示せず)からの生体信号が入力端子24a乃
至24cを介して生体信号増幅器18に導入される。生体信
号増幅器18の出力信号は二方に分岐して一方の信号はA/
D変換器20を介して制御部14に導入されると共に、他方
の信号はR波検出回路22を介して制御部14に導入され
る。
この場合、制御部14は制御手段としてのマイクロコン
ピュータ26と記憶手段としての半導体メモリ28とから構
成され、マイクロコンピュータ26の制御下にA/D変換器2
0に導入された生体信号がR波検出回路22によって検出
されたR波信号をメモリアドレスの基準信号、所謂、同
期信号として半導体メモリ28に格納される。前記制御部
14を構成するマイクロコンピュータ26には前記生体信号
導入部12以外に前記インタフェース部17を構成する外部
通信用端子30、スタート/ストップスイッチ32および液
晶表示器等のCRT表示器に比較して低消費電力の表示器3
4等が接続されている。なお、前記マイクロコンピュー
タ26および半導体メモリ28は、例えば、CMOS半導体等の
低消費電力の半導体素子を使用する。
ピュータ26と記憶手段としての半導体メモリ28とから構
成され、マイクロコンピュータ26の制御下にA/D変換器2
0に導入された生体信号がR波検出回路22によって検出
されたR波信号をメモリアドレスの基準信号、所謂、同
期信号として半導体メモリ28に格納される。前記制御部
14を構成するマイクロコンピュータ26には前記生体信号
導入部12以外に前記インタフェース部17を構成する外部
通信用端子30、スタート/ストップスイッチ32および液
晶表示器等のCRT表示器に比較して低消費電力の表示器3
4等が接続されている。なお、前記マイクロコンピュー
タ26および半導体メモリ28は、例えば、CMOS半導体等の
低消費電力の半導体素子を使用する。
前記電源部16は電源供給手段としての電源供給部36と
電源供給制御手段としての電源スイッチ38とから構成さ
れ、電源供給部36からメイン電源スイッチ41を介して前
記制御部14を構成するマイクロコンピュータ26および半
導体メモリ28に直接的に電源が供給される。一方、前記
生体信号導入部12には前記マイクロコンピュータ26に接
続される制御線27から導入されるオン/オフ信号に応じ
てその状態がオン/オフ制御される生体信号導入用電源
スイッチ38を介して電源が供給されている。前記電源供
給部36にはメイン電池40とバックアップ電池42が接続さ
れている。この場合、電源供給部36はメイン電池40の交
換時あるいは当該メイン電池40の出力電圧が所定値低下
した時には自動的に電源の供給をメイン電池40からバッ
クアップ電池42に切り換えることの可能な電源に構成し
ておく。なお、メイン電池40およびバックアップ電池42
は、夫々、一次電池あるいは二次電池のいずれの電池を
採用してもよいことは謂うまでもない。
電源供給制御手段としての電源スイッチ38とから構成さ
れ、電源供給部36からメイン電源スイッチ41を介して前
記制御部14を構成するマイクロコンピュータ26および半
導体メモリ28に直接的に電源が供給される。一方、前記
生体信号導入部12には前記マイクロコンピュータ26に接
続される制御線27から導入されるオン/オフ信号に応じ
てその状態がオン/オフ制御される生体信号導入用電源
スイッチ38を介して電源が供給されている。前記電源供
給部36にはメイン電池40とバックアップ電池42が接続さ
れている。この場合、電源供給部36はメイン電池40の交
換時あるいは当該メイン電池40の出力電圧が所定値低下
した時には自動的に電源の供給をメイン電池40からバッ
クアップ電池42に切り換えることの可能な電源に構成し
ておく。なお、メイン電池40およびバックアップ電池42
は、夫々、一次電池あるいは二次電池のいずれの電池を
採用してもよいことは謂うまでもない。
本発明に係る携帯型心電計は基本的には以上のように
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て第2図に示すフローチャート並びに第3図に示すタイ
ムチャートを参照しながら説明する。なお、このフロー
チャートは前記マイクロコンピュータ26を構成するROM
(図示せず)に予め記録された当該携帯型心電計10の制
御用のプログラムである。
構成されるものであり、次にその作用並びに効果につい
て第2図に示すフローチャート並びに第3図に示すタイ
ムチャートを参照しながら説明する。なお、このフロー
チャートは前記マイクロコンピュータ26を構成するROM
(図示せず)に予め記録された当該携帯型心電計10の制
御用のプログラムである。
先ず、メイン電池40を携帯型心電計10を構成する電源
供給部36に装着し、次に時刻t0(第3図参照)でメイン
電源スイッチ41をオン状態とする(STP1)。この場合、
第3図fから諒解されるように、半導体メモリ28はデー
タの保持状態にされる。一方、マイクロコンピュータ26
と表示器34は夫々初期設定される(STP2)。また、生体
信号導入用電源スイッチ38は、第3図cに示すように、
オフ状態にされているものとする。この状態においてマ
イクロコンピュータ26はスタート/ストップスイッチ32
からのスタート指令、すなわち、生体信号を半導体メモ
リ28に格納すべき指令、あるいは外部通信用端子30に接
続されるホストコンピュータ(図示せず)等の外部制御
機器から導入され且つ当該ホストコンピュータに半導体
メモリ28に格納さている心電図に対応する情報を送給す
べき指令としての通信要求指令の待状態に入る(STP
3)。
供給部36に装着し、次に時刻t0(第3図参照)でメイン
電源スイッチ41をオン状態とする(STP1)。この場合、
第3図fから諒解されるように、半導体メモリ28はデー
タの保持状態にされる。一方、マイクロコンピュータ26
と表示器34は夫々初期設定される(STP2)。また、生体
信号導入用電源スイッチ38は、第3図cに示すように、
オフ状態にされているものとする。この状態においてマ
イクロコンピュータ26はスタート/ストップスイッチ32
からのスタート指令、すなわち、生体信号を半導体メモ
リ28に格納すべき指令、あるいは外部通信用端子30に接
続されるホストコンピュータ(図示せず)等の外部制御
機器から導入され且つ当該ホストコンピュータに半導体
メモリ28に格納さている心電図に対応する情報を送給す
べき指令としての通信要求指令の待状態に入る(STP
3)。
そこで、医師等がスタート/ストップスイッチ32を時
刻t1において一度作動させる(第3図参照)ことによ
り、マイクロコンピュータ26は制御線27を介して生体信
号導入部用電源スイッチ38をオフ状態からオン状態(第
3図d参照)にする(STP4)。これによって電源供給部
36から電源が生体信号導入用電源スイッチ38を介して生
体信号導入部12に供給される。この場合、半導体メモリ
28は、第3図fに示すように、時刻t1から心電図に対応
する情報の記録状態に入る(STP5)。すなわち、体表面
上に装着された電極からの心臓の拍動に従う電位の時間
的変化に対応する電気信号が接地端子24cを含む信号入
力端子24a乃至24cから生体信号増幅器18に導入される。
ここで、生体信号増幅器18は差動増幅器構成とされ、入
力端子24a、24b間に同相信号で入力される雑音成分は除
去される。
刻t1において一度作動させる(第3図参照)ことによ
り、マイクロコンピュータ26は制御線27を介して生体信
号導入部用電源スイッチ38をオフ状態からオン状態(第
3図d参照)にする(STP4)。これによって電源供給部
36から電源が生体信号導入用電源スイッチ38を介して生
体信号導入部12に供給される。この場合、半導体メモリ
28は、第3図fに示すように、時刻t1から心電図に対応
する情報の記録状態に入る(STP5)。すなわち、体表面
上に装着された電極からの心臓の拍動に従う電位の時間
的変化に対応する電気信号が接地端子24cを含む信号入
力端子24a乃至24cから生体信号増幅器18に導入される。
ここで、生体信号増幅器18は差動増幅器構成とされ、入
力端子24a、24b間に同相信号で入力される雑音成分は除
去される。
そして、生体信号増幅器18においてA/D変換器のフル
スケール電圧に対応するように増幅された生体信号はA/
D変換器20によって量子化された後デジタル化されデジ
タル信号としてマイクロコンピュータ26の制御作用下挙
に半導体メモリ28に時系列的に記録される。この場合、
制御部14にはR波検出回路22から心室収縮の開始に対応
するR波信号がトリガ信号として導入されているので、
このR波信号を同期信号として半導体メモリ28の所定ア
ドレスに心臓の拍動に対応する、所謂、心電図に対応す
る情報を所定の順序で記録することが出来る。すなわ
ち、半導体メモリ28へ導入される情報は当該半導体メモ
リ28の記憶容量に応じて時系列的に順次記録され、若
し、記録された情報両が記憶容量と同一の情報量となっ
た場合には情報の記録動作が自動的に停止され、それま
での情報が保持されるように制御される。
スケール電圧に対応するように増幅された生体信号はA/
D変換器20によって量子化された後デジタル化されデジ
タル信号としてマイクロコンピュータ26の制御作用下挙
に半導体メモリ28に時系列的に記録される。この場合、
制御部14にはR波検出回路22から心室収縮の開始に対応
するR波信号がトリガ信号として導入されているので、
このR波信号を同期信号として半導体メモリ28の所定ア
ドレスに心臓の拍動に対応する、所謂、心電図に対応す
る情報を所定の順序で記録することが出来る。すなわ
ち、半導体メモリ28へ導入される情報は当該半導体メモ
リ28の記憶容量に応じて時系列的に順次記録され、若
し、記録された情報両が記憶容量と同一の情報量となっ
た場合には情報の記録動作が自動的に停止され、それま
での情報が保持されるように制御される。
このようにスタート/ストップスイッチ32の最初の作
動によって記録が開始され続行している間、この記録状
態を停止するためのストップ指令が到来するか否かの監
視がマイクロコンピュータ26によってなされている(ST
P6)。そして、時刻t2においてスタート/ストップスイ
ッチ32を再び作動させるとマイクロコンピュータ26から
オフ状態を示す制御信号が制御線27を介して生体信号導
入用電源スイッチ38に導入され、生体信号導入用電源ス
イッチ38はオフ状態に至り生体信号導入部12に対する電
源供給部36から電源の供給が停止する(STP7)。従っ
て、時刻t2以降においては半導体メモリ28は情報記録状
態から情報の保持状態に遷移する。
動によって記録が開始され続行している間、この記録状
態を停止するためのストップ指令が到来するか否かの監
視がマイクロコンピュータ26によってなされている(ST
P6)。そして、時刻t2においてスタート/ストップスイ
ッチ32を再び作動させるとマイクロコンピュータ26から
オフ状態を示す制御信号が制御線27を介して生体信号導
入用電源スイッチ38に導入され、生体信号導入用電源ス
イッチ38はオフ状態に至り生体信号導入部12に対する電
源供給部36から電源の供給が停止する(STP7)。従っ
て、時刻t2以降においては半導体メモリ28は情報記録状
態から情報の保持状態に遷移する。
この状態において外部通信用端子30を介して外部のホ
ストコンピュータから心電図に対応する情報の通信要求
信号がマイクロコンピュータ26に導入されると(再びST
P3)、マイクロコンピュータ26は半導体メモリ28に記録
されている心電図に対応する情報を当該外部通信用端子
30を介して前記ホストコンピュータに転送する(STP
8)。なお、表示器34は、例えば、情報の記録時中にの
み心臓の拍動数が表示されるように構成し、それ以外の
場合、すなわち、情報の保持期間にはマイクロコンピュ
ータ26から繰動信号が導入されないように構成しておく
ことにより、当該携帯型心電計10の情報の保持期間にお
ける消費電力を低減することが出来る。
ストコンピュータから心電図に対応する情報の通信要求
信号がマイクロコンピュータ26に導入されると(再びST
P3)、マイクロコンピュータ26は半導体メモリ28に記録
されている心電図に対応する情報を当該外部通信用端子
30を介して前記ホストコンピュータに転送する(STP
8)。なお、表示器34は、例えば、情報の記録時中にの
み心臓の拍動数が表示されるように構成し、それ以外の
場合、すなわち、情報の保持期間にはマイクロコンピュ
ータ26から繰動信号が導入されないように構成しておく
ことにより、当該携帯型心電計10の情報の保持期間にお
ける消費電力を低減することが出来る。
第3図eは当該携帯型心電計10によって消費される電
力の大きさを模式的に表した図であり、情報の保持期間
である時刻t0乃至t1および時刻t2乃至t3における消費電
力は情報の記録期間(導入期間)である時刻t1乃至t2お
よび時刻t3以降の消費電力に比較して、本実施態様にお
ける例では略1/100に減少していることが諒解されよ
う。
力の大きさを模式的に表した図であり、情報の保持期間
である時刻t0乃至t1および時刻t2乃至t3における消費電
力は情報の記録期間(導入期間)である時刻t1乃至t2お
よび時刻t3以降の消費電力に比較して、本実施態様にお
ける例では略1/100に減少していることが諒解されよ
う。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、電池で動作する携帯
型心電計において、制御手段、記憶手段のみを連続動作
するように構成し、それ以外の部分、例えば、生体信号
導入用の増幅器等には生体信号を実際に生体から導入し
記憶手段としての半導体メモリに記憶する期間のみに電
源を供給するように構成している。このため、心電図に
対応する情報を取得しない時には消費電力が極めて小さ
なものとなり、結果として、当該携帯型心電計の小型軽
量性を保持しつつ消費電力を低減化し、それにより半導
体メモリの情報保持時間を極めて長時間とすることが可
能となる効果を奏する。
型心電計において、制御手段、記憶手段のみを連続動作
するように構成し、それ以外の部分、例えば、生体信号
導入用の増幅器等には生体信号を実際に生体から導入し
記憶手段としての半導体メモリに記憶する期間のみに電
源を供給するように構成している。このため、心電図に
対応する情報を取得しない時には消費電力が極めて小さ
なものとなり、結果として、当該携帯型心電計の小型軽
量性を保持しつつ消費電力を低減化し、それにより半導
体メモリの情報保持時間を極めて長時間とすることが可
能となる効果を奏する。
また、バックアップ電源を備えているのでメイン電源
の交換時あるいはメイン電源の電圧値の低下時において
もこのバックアップ電源により少なくとも制御手段と記
憶手段に電源を供給する構成としているので、記憶手段
に格納されている心電図に対応する情報が消失する虞は
なく、信頼性の高い携帯型心電計が得られる利点を有す
る。
の交換時あるいはメイン電源の電圧値の低下時において
もこのバックアップ電源により少なくとも制御手段と記
憶手段に電源を供給する構成としているので、記憶手段
に格納されている心電図に対応する情報が消失する虞は
なく、信頼性の高い携帯型心電計が得られる利点を有す
る。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良
並びに設計の変更が可能なことは勿論である。
第1図は本発明に係る携帯型心電計の概略構成ブロック
図、 第2図は第1図に示す携帯型心電計を構成する制御部に
記憶されたプログラムのフローチャート、 第3図は第1図に示す携帯型心電計の動作を説明するタ
イムチャートである。 10……携帯型心電計、12……生体信号導入部 14……制御部、16……電源部 17……インタフェース部、20……A/D変換器 22……R波検出回路、24a〜24c……入力端子 26……マイクロコンピュータ 27……制御線、28……半導体メモリ 30……外部通信用端子 32……スタート/ストップスイッチ 34……表示器、36……電源供給部 38……電源スイッチ、40……メイン電池 41……メイン電源スイッチ 42……バックアップ電池
図、 第2図は第1図に示す携帯型心電計を構成する制御部に
記憶されたプログラムのフローチャート、 第3図は第1図に示す携帯型心電計の動作を説明するタ
イムチャートである。 10……携帯型心電計、12……生体信号導入部 14……制御部、16……電源部 17……インタフェース部、20……A/D変換器 22……R波検出回路、24a〜24c……入力端子 26……マイクロコンピュータ 27……制御線、28……半導体メモリ 30……外部通信用端子 32……スタート/ストップスイッチ 34……表示器、36……電源供給部 38……電源スイッチ、40……メイン電池 41……メイン電源スイッチ 42……バックアップ電池
Claims (1)
- 【請求項1】心電図に対応する情報を記憶する携帯型心
電計であって、 生体信号導入手段と制御手段と記憶手段と電源供給手段
および電源供給制御手段とを含み、 前記生体信号導入手段は体表面上に装着された電極から
導入される心電図に対応する情報を信号処理して前記制
御手段に導入するものであり、 前記制御手段は信号処理された心電図に対応する情報を
記憶手段に導入するものであり、 前記記憶手段は導入された心電図に対応する情報を格納
するものであり、 前記電源供給手段は前記制御手段と記憶手段とに直接的
に電源を供給すると共に前記生体信号導入手段に前記電
源供給制御手段を介して電源を供給するものであり、 前記電源供給制御手段は前記制御手段の作用下に心電図
に対応する情報が前記記憶手段に導入されている期間に
のみ前記生体信号導入手段に電源を供給するものであ
り、 前記制御手段を半導体素子で構成すると共に、前記記憶
手段をCMOS半導体メモリで構成し、 前記電源供給手段はメイン電池とバックアップ電池とを
有し、メイン電池の交換時あるいはメイン電池の電圧値
が所定値以下の値である場合にのみ、前記バックアップ
電池から電源を供給する よう構成することを特徴とする携帯型心電計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63259073A JP2720345B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 携帯型心電計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63259073A JP2720345B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 携帯型心電計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02104335A JPH02104335A (ja) | 1990-04-17 |
JP2720345B2 true JP2720345B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=17328948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63259073A Expired - Lifetime JP2720345B2 (ja) | 1988-10-14 | 1988-10-14 | 携帯型心電計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720345B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5226424A (en) * | 1991-05-17 | 1993-07-13 | Caliber Medical Corporation | Low energy consumptive device for acquisition of data relating to abnormal heart muscle activity |
CN1926553A (zh) * | 2004-02-27 | 2007-03-07 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 对威胁生命的心率不齐的分段检测将功耗降至最低的算法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6099234A (ja) * | 1983-11-04 | 1985-06-03 | セイコーインスツルメンツ株式会社 | 携帯用心電計 |
JPH0235707U (ja) * | 1988-08-29 | 1990-03-08 |
-
1988
- 1988-10-14 JP JP63259073A patent/JP2720345B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02104335A (ja) | 1990-04-17 |
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