JP2719829B2 - 芝刈機 - Google Patents

芝刈機

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JP2719829B2
JP2719829B2 JP1084554A JP8455489A JP2719829B2 JP 2719829 B2 JP2719829 B2 JP 2719829B2 JP 1084554 A JP1084554 A JP 1084554A JP 8455489 A JP8455489 A JP 8455489A JP 2719829 B2 JP2719829 B2 JP 2719829B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カッターブレードで刈り取った芝を搬送す
るディスチャージファンを備えた芝刈機に関する。
〔従来の技術〕
芝刈機は、例えばカッターハウジング上に搭載したエ
ンジンによって、カッターハウジング内のカッターブレ
ードを回転駆動して芝を刈り取る。
そして、カッターハウジング内で刈り取られた芝は、
カッターブレードに設けられたひねりによって生起され
る搬送風により、カッターハウジングの放出口から外部
へ放出、あるいはシュータを介して後方のグラスバッグ
へ搬送収納される。
前記カッターブレードは、通常、平面視長方形状の平
板部材で、中央にエンジンの出力軸を取り付け、長手方
向両端部の回転方向前側縁に刃部を形成し、回転方向後
側縁に刈芝搬送風生起用のひねりを起立形成し、カッタ
ーブレードの回転によって刃部で芝を刈り取り、ひねり
部で搬送風を起こすように構成されている。
また、カッターハウジング内において、カッターブレ
ードの上にディスチャージファンを配置したものも知ら
れている。このものは、エンジンの出力軸にディスチャ
ージファンが固着され、その回転径はカッターブレード
の回転径よりも小さく、カッターブレードと同一方向に
同一の回転速度で回転する。そしてカッターブレードで
刈り取った芝は、カッターブレードにより生起される搬
送風とともに、ディスチャージファンにより生起される
搬送風によって、例えば後方のグラスバッグへ搬送され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかして、この種の芝刈機においては、カッターブレ
ードのひねり部及びディスチャージファンによって引き
起こされる搬送風が、カッターブレード及びディスチャ
ージファンの回転方向に沿う流れを有するため、芝がカ
ッターブレード及びディスチャージファンの回転方向に
なびいて倒される傾向があった。したがって、カッター
ブレードの刃部が倒された芝の背後から当たるようにな
るため、芝の刈り取りが良好に行えない場合がある。
また、この種の芝刈機においては、カッターブレード
の回転時に、風切り音が発生する。これは、カッターブ
レードの回転時にカッターブレードのひねり部により生
じる乱流によるものと、その乱流にカッターブレードが
衝突することによるものと考えられる。また、ディスチ
ャージファンを備えるものにあっては、カッターブレー
ドと同一の高回転速度で回転するため、カッターブレー
ドと同様に風切り音が発生する。
本発明は以上の点に鑑みてなされたもので、芝の刈り
取り性能の向上、芝の刈り取り時の風切り音の低減化を
図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の構成は、カッターハウジング内のカッターブ
レードで刈り取った芝を搬送するディスチャージファン
を前記カッターハウジング内に備える芝刈機において、
前記カッターブレードは刈芝搬送風生起用ひねり部を設
けずに芝刈り取り機能のみを持たせるとともに、前記カ
ッターブレードの上方に配置する前記ディスチャージフ
ァンと前記カッターブレードの回転方向を逆にし、前記
ディスチャージファンは風を上方に流す羽根が起立形成
されていることを特徴とする。
そして、前記ディスチャージファンの回転径を前記カ
ッターブレードの回転径と同程度あるいはそれよりも大
きくし、且つ前記ディスチャージファンの回転速度を前
記カッターブレードの回転速度よりも低速とするのが好
適である。
〔作用〕
芝の刈り取り時、第4図に示すように、ディスチャー
ジファンによって引き起こされる搬送風によって、芝は
ディスチャージファンの回転方向になびいて倒される傾
向にある。一方、カッターブレードはディスチャージフ
ァンとは逆方向に回転しているため、倒された芝の前方
からカッターブレードの刃部が当たり、芝を引き起こし
て切っていく。このため芝の刈り取りが良好に行える。
そして、カッターブレードは刈芝搬送風生起用のひね
りを起立形成せず、芝刈り取り機能のみを持たせたの
で、高回転で回転しても風切り音を低く抑えることがで
き、刈芝はディスチャージファンで搬送される。そし
て、このディスチャージファンを大容量の低回転ディス
チャージファンとすることにより、更に風切り音の低減
化が図れる。
〔実施例〕
第1図は歩行型芝刈機の側面図、第2図はその要部縦
断面図、第3図は同要部平面図である。
芝刈機1は歩行型のものを示す。カッターハウジング
2上にエンジン3を搭載し、出力軸4がカッターハウジ
ング2の上壁2aの中央部開口5を挿通して垂直下方に延
出し、その下端にカッターブレード6が固着されてい
る。
カッターブレード6は平面視長方形状の平板部材で、
中央部に出力軸4が固着され、長手方向両端部の側縁に
刃部が形成されて、幅方向断面は平行四辺形状(第5図
参照)をなす。このカッターブレード6には、両端部側
縁に刈芝搬送風生起用のひねりは起立形成されていな
い。このカッターブレード6の回転によって、カッター
ハウジング2内の芝を刈り取り、その刈芝は、カッター
ハウジング2内においてカッターブレード6の上方に配
置する大容量の低回転ディスチャージファン7によって
搬送される。
このディスチャージファン7は出力軸4に逆転・減速
機構を介してカッターブレード6と逆方向に減速回転駆
動されるように構成される。
以下これを説明すると、前記出力軸4には、ファンホ
ルダー8がカッターブレード6の上方にベアリング9を
介して回転自在に挿入されている。ファンホルダー8に
は、カッターハウジング2内においてカッターブレード
6の上方部にディスチャージファン7が固着され、この
ディスチャージファン7はカッターブレード6の回転径
の同程度の回転径を有している。そして、ファンホルダ
ー8はカッターハウジング2の中央部開口5を挿通して
上方に延び、カッターハウジング2の上面よりも上方の
部分に内歯を備えたリングギヤ10が一体に形成されてい
る。そして、出力軸4の前記リングギヤ10に対応する位
置にギヤ11が固着され、このギヤ11とリングギヤ10との
間にアイドルギヤ12が介装される。したがって、出力軸
4の動力はギヤ11からアイドルギヤ12を介してファンホ
ルダー8に伝達され、ディスチャージファン7はカッタ
ーブレード6と逆方向に減速回転駆動される。
このようにして、カッターブレード6は出力軸4と同
一回転数で回転するが、ディスチャージファン7は減速
されてカッターブレード6よりも低速で、且つカッター
ブレード6と逆方向に回転することになる。
13,14はカッターハウジング2の前後部に設けられた
車輪、15はカッターハウジング2の後部から後方に延出
するハンドル、16はカッターハウジング2の後部に設け
られた放出口、17はカッターハウジング2の後部に取り
付けられたグラスバッグである。
したがって、芝刈り取り時は、エンジン3によって、
カッターブレード6が回転して芝を刈り取り、その刈芝
は大容量の低回転ディスチャージファン7により、カッ
ターハウジング2の放出口16からグラスバッグ17内へ搬
送される。そして、この芝刈り取り時、第4図に示すよ
うに、ディスチャージファン7(回転方向は矢視A)に
よって引き起こされる搬送風によって、芝18はディスチ
ャージファン7の回転方向になびいて倒される傾向にあ
る。一方、カッターブレード6(回転方向は矢視B)は
ディスチャージファン7とは逆方向に回転しているた
め、倒された芝18の前方からカッターブレード6の刃部
が当たり、芝18を引き起こして切っていく。このため、
芝の刈り取りが良好に行われる。
なお、カッターブレード6は、上記で示した長方形状
板部材(第3図参照)のものに限られるものではない。
例えば平行四辺形状板部材(第6図(A),(B)参
照)、細長い棒状形状板部材(第6図(C)参照)、円
板に丸棒を一対対向して突設したもの(第6図(D)参
照)などでもよい。そして、幅方向の断面形状は、上記
で示した平行四辺形状(第5図参照)が風切り音を低く
抑える点で好ましいが、これに限られるものではない。
ディスチャージファン7の回転径、回転速度、羽根7a
の枚数、ひねり高さ等は適宜選定すればよいが、回転速
度を下げるに従って、羽根7aの枚数は増やし、ひねり高
さは上げるようにすればよい。一例として、1500rpm
で、羽根7aは6枚、羽根7aのひねり高さは50mmとし、羽
根7aのひねり形状は第7図に示すように、進入角α30
゜、放出角βは45゜の曲面形状をなすように構成され
る。前記羽根7aを有しているディスチャージファンの回
転により、上方に流れる風が生起され、刈る草と芝等を
上方にたたせるようにされる。
また、逆転機構、減速機構は上記例で示したものに限
るものでないのは勿論である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明においては、カッターブ
レードの上方に配置するディスチャージファンとカッタ
ーブレードの回転方向を逆にしている。したがって、芝
の刈り取り時に、ディスチャージファンによって引き起
こされる搬送風によって芝がディスチャージファンの回
転方向に倒されても、ディスチャージファンと逆方向に
回転するカッターブレードの刃部が倒された芝の前方か
ら当たるようになり、芝を引き起こして切っていくの
で、芝の刈り取り性が良好になる。また、カッターブレ
ードは刈芝搬送風生起用のひねりを起立形成せず、芝の
刈り取り機能のみを持たせている。したがって、高回転
でカッターブレードが回転しても風切り音を低く抑える
ことができる。そして刈芝を運ぶ機能はディスチャージ
ファンで代用し、このファンを大容量の低回転ファンと
することにより更に風切り音の低減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明の一例を
示す歩行型芝刈機の側面図、第2図はその要部縦断面
図、第3図は同要部平面図、第4図は芝の刈り取り時の
説明図、第5図はカッターブレードの幅方向断面図、第
6図はカッターブレードの平面図、第7図はディスチャ
ージファンの一部を示す図である。 1は芝刈機、2はカッターハウジング、2aは上壁、2bは
周壁、3はエンジン、4は出力軸、5は開口、6はカッ
ターブレード、7はディスチャージファン、7aは羽根、
8はファンホルダー、9はベアリング、10,11,12はギ
ヤ、13,14は車輪、15はハンドル、16は放出口、17はグ
ラスバッグ、18は芝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−119712(JP,A) 実開 昭48−84730(JP,U) 実開 昭63−181216(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カッターハウジング内のカッターブレード
    で刈り取った芝を搬送するディスチャージファンを前記
    カッターハウジング内に備える芝刈機において、前記カ
    ッターブレードは刈芝搬送風生起用ひねり部を設けずに
    芝刈り取り機能のみを持たせるとともに、前記カッター
    ブレードの上方に配置する前記ディスチャージファンと
    前記カッターブレードの回転方向を逆にし、前記ディス
    チャージファンは風を上方に流す羽根が起立形成されて
    いることを特徴とする芝刈機。
  2. 【請求項2】カッターハウジング内のカッターブレード
    で刈り取った芝を搬送するディスチャージファンを前記
    カッターハウジング内に備える芝刈機において、前記カ
    ッターブレードは芝刈り取り機能のみを持たせるととも
    に、前記カッターブレードの上方に配置する前記ディス
    チャージファンと前記カッターブレードの回転方向を逆
    にし、且つ前記ディスチャージファンの回転径を前記カ
    ッターブレードの回転径と同程度あるいはそれよりも大
    きくし、且つ前記ディスチャージファンの回転速度を前
    記カッターブレードの回転速度よりも低速としたことを
    特徴とする芝刈機。
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