JP2719263B2 - 溶湯保持炉の出湯部 - Google Patents

溶湯保持炉の出湯部

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JP2719263B2
JP2719263B2 JP4903092A JP4903092A JP2719263B2 JP 2719263 B2 JP2719263 B2 JP 2719263B2 JP 4903092 A JP4903092 A JP 4903092A JP 4903092 A JP4903092 A JP 4903092A JP 2719263 B2 JP2719263 B2 JP 2719263B2
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JP
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stopper rod
molten metal
nozzle
tapping
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JP4903092A
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JPH05245617A (ja
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満重 広田
宣明 海達
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶湯保持炉の出湯部に
関し、更に詳しくは、溶湯収容部に収容された溶湯を炉
外へ下向き送出するための出口部分を構成するノズル
と、その上方位置に上下方向へスライド移動自在に配置
されたストッパーロッドとを備え、そのスライド移動に
基づいて、前記ストッパーロッドの先端部の前記ノズル
に対する接当状態及びその離間状態の切り替えを行って
前記出口部分を開閉するように構成してある溶湯保持炉
の出湯部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶湯保持炉の出湯部においては、
ストッパーロッドを上下駆動する昇降装置が、ストッパ
ーロッドを上下方向へ直線的にスライド移動させるよう
に構成されていた。そして、前記昇降装置を用いて、ス
トッパーロッドを直線的に上下スライド移動させ、その
上下スライド移動によって、ストッパーロッドの先端部
を前記ノズルに接当させて前記出口部分を閉じたり(そ
の状態を、以下、出湯停止状態という)、ストッパーロ
ッドの先端部を前記ノズルから離間させて前記出口部分
を開いたり(その状態を、以下、出湯状態という)して
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる溶湯保持炉の出
湯部において、前記出湯停止状態から前記出湯状態への
切り替えを行う場合には、ストッパーロッドを前記昇降
装置を用いて上方へ直線的にスライド移動させ、ストッ
パーロッドの先端部を前記ノズルから離間させるという
操作が行われるが、前記出湯停止状態において、ストッ
パーロッドの先端部と前記ノズルとの接当部又はその近
傍に位置する溶湯が一部凝固し、ストッパーロッドの先
端部と前記ノズルとが接着してしまうと、前記切り替え
時に、前記昇降装置によってストッパーロッドを前記ノ
ズルから離間させることができなくなるという事態に至
ることがある。また、ストッパーロッドの先端部と前記
ノズルとが上述の如く接着した状態から、ストッパーロ
ッドを強制的に上昇させてその先端部を前記ノズルから
無理に離間させようとすると、前記ノズルが大きく欠落
してしまうという事態に至ることもある。そして、これ
らの事態が一旦生じてしまうと、爾後の操業が行えなく
なるという問題があった。本発明は、かかる実情に着目
してなされたものであり、上述した如き問題を解消し得
る手段を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る溶湯保持炉
の出湯部は、ストッパーロッドを上下駆動する昇降装置
を設け、その昇降装置による昇降操作に伴って前記スト
ッパーロッドを横方向に揺動させる揺動機構を設けてあ
ることを特徴構成としている。
【0005】
【作用】かかる出湯部において、前記出湯停止状態から
前記出湯状態への切り替えを行う場合は、ストッパーロ
ッドが前記昇降装置によって横方向に揺動されつつ上昇
操作されるようになる。かくして、ストッパーロッドが
上昇操作される場合、前記出湯停止状態においてストッ
パーロッドの先端部と前記ノズルとの間に上述の如く接
着部分が生じていたとしても、前記ストッパーロッド
が、上昇時の揺動動作に基づいて、例えば瓶の栓抜き操
作のように上昇操作されるため、前記接着部分が無理な
く剥がれるようになる。
【0006】
【発明の効果】その結果、前記出湯停止状態から前記出
湯状態への切り替えを行うに際し、ストッパーロッドを
前記ノズルから離間させることができずに爾後の操業が
行えなくなるという従来の問題が解消されるようにな
る。また、ストッパーロッドの先端部を前記ノズルから
無理に離間させることもなくなるので、前記ノズルが大
きく欠落してしまうということもなくなり、その欠落に
基づいて爾後の操業が行えなくなるという従来の問題も
解消されるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1及び図2には、本発明に係る出湯部を備えた
溶湯保持炉の一実施例を示されている。図中、1は、耐
火物を用いて平面視円形に構成された容器状の溶湯収容
部であり、その溶湯収容部1の上面は、耐火物を用いて
構成された蓋体2にて施蓋されて外部に対するシールが
行われている。そのシールが行われた溶湯収容部1の内
部は、Arガス導入部(図外)からArガスが導入され
て溶湯への不純ガスの溶け込みを抑止する不活性雰囲気
に維持されると共に、その内部の適宜位置(即ち、前記
溶湯と前記蓋体2との中間位置)に水平姿勢に架設され
たカーボンヒータ3によって適宜温度に加熱されるよう
になっている。そして、その内部には、鋳鋼を鋳造する
ときの溶湯が、前記カーボンヒータ3によって適宜温度
に加熱維持されつつ収容されるようになっている。
【0008】前記溶湯収容部1の側壁の一部は平面視方
形形状に突出しており、その突出部にて、前記溶湯収容
部1内の溶湯を炉外へ送出するための出湯部4が構成さ
れている。その出湯部4の上面も、耐火性の蓋板5にて
施蓋されて外部に対するシールが行われている。前記出
湯部4は、前記溶湯を炉外へ下向き送出する円筒状出口
部分を構成するジルコニアカーボン製ノズル6と、その
上方位置に上下方向へスライド移動自在に配置されたジ
ルコニアカーボン製ストッパーロッド7とを備え、その
スライド移動に基づいて、ストッパーロッド7の先端部
のノズル6に対する接当状態及びその離間状態の切り替
えを行って前記出口部分としてのノズル6が開閉される
ようになっている。
【0009】前記ストッパーロッド7は、そのストッパ
ーロッド7に昇降装置Aの駆動力が伝動機構Dを介して
伝達され、その駆動力によって上下スライド駆動される
ようになっている。また、前記伝動機構Dには、前記昇
降装置Aによるストッパーロッド7の昇降操作に伴って
ストッパーロッド7を横方向に揺動させる揺動機構Bが
付設されている
【0010】前記昇降装置Aは、具体的には、油圧等に
よってロッド10aを進出・退入運動させるシリンダ1
0にて構成されている。また、前記伝動機構Dの主要部
は、前記シリンダ10のロッド10aの上端部から前記
ストッパーロッド7の上端部にわたって水平に延在する
ように配置されると共に、前記ロッド10aの上端部の
被連係部に一端部が連係され、且つ、ストッパーロッド
7の上端部の被連係部に他端部が連係された連係部材9
bにて構成されている。
【0011】前記伝動機構Dの主要部としての連係部材
9bの中間部には、前記伝動機構Dの一部として、上下
方向(下向き)へ延在する姿勢で角筒状体9a(又は角
柱状体)が設けられている。その角筒状体9aは、その
対向側面(炉内側及び反炉内側の両側面)が2種類のロ
ーラ11,12によって夫々接当ガイドされ、その接当
ガイドによって略上下方向へのスライド移動が可能なよ
うになっている。ところで、前記2種類のローラ11,
12のうちの一方のローラ11(炉内寄りに位置するロ
ーラ11)は、前記出湯部4に付設されたローラ取付部
8に固定された回転軸11aに対してその軸芯周りを回
転できるように装着されている。また、他方のローラ1
2は、前記ローラ取付部8に基端部が固定されたスプリ
ング13によって炉内方向へ付勢された状態に配置され
た回転軸11aに対してその軸芯周りを回転できるよう
に装着されている。かかる2種類のローラ11,12に
て対向側面が接当ガイドされた前記角筒状体9aは、そ
の昇降動作が横方向に揺動する状態で行われ、その横方
向に揺動する角筒状体9aを一部とする前記伝動機構D
を介して、前記昇降装置Aの駆動力が伝達されて昇降す
る前記ストッパーロッド7は、その昇降動作に伴って横
方向に揺動するようになる。即ち、前記ローラ取付部8
の固定位置に装着されたローラ11と、前記スプリング
13によって炉内方向へ付勢された状態に配置されたロ
ーラ12との組み合わせによって前記揺動機構Bが構成
されている。尚、前記ストッパロッド7の揺動に前記シ
リンダ10が追随できるように、そのシリンダ10は、
前記ローラ取付部8に弾性接続部材18を介して弾性的
に取り付けられている。
【0012】かかる構成の出湯部4において、前記出湯
停止状態から前記出湯状態への切り替えを行うときに
は、前記ストッパーロッド7が前記昇降装置Aによって
横方向に揺動されつつ上昇操作されるようになる。その
結果、前記切り替え時におけるストッパーロッド7のノ
ズル6からの離間が円滑に行えるようになる。尚、前記
スプリング13の付勢力は、前記ストッパーロッド7の
昇降動作に伴う横方向揺動角(鉛直面に対する角度)が
3°程度となるように設定する。その程度の横方向揺動
が、前記切り替え時におけるストッパーロッド7のノズ
ル6からの離間の円滑化を図るのに適しているからであ
る。
【0013】次に、別実施例について説明する。図3に
示す如く、前記角筒状体9aの対向側面の一方が、前記
スプリング13と同様構成のスプリング14(但し、付
勢方向は逆向き)によって炉外方向へ付勢されたローラ
11によって接当ガイドされ、且つ、前記角筒状体9a
の対向側面の他方が前記スプリング13によって炉内方
向へ付勢されたローラ12によって接当ガイドされてい
る実施例も考えられる。尚、この実施例においては、前
記角筒状体9aが傾斜し過ぎないように、その傾斜許容
限度を設定するためのストッパ15が前記ローラ取付部
8に設けられている。そして、前記両ローラ11,12
の組み合わせによって前記揺動機構Bが構成されてい
る。この実施例においても、前記出湯停止状態から前記
出湯状態への切り替えを行うときには、前記ストッパー
ロッド7が、前記昇降装置Aによって昇降操作されると
きに前記揺動機構Bによって横方向に揺動するようにな
る。
【0014】図4に示す如く、前記ストッパーロッド7
を昇降する昇降装置Aに対し、その昇降装置A全体を振
動させる振動装置16を、前記揺動機構Bとして設けた
実施例も考えられる。この実施例においては、前記出湯
停止状態から前記出湯状態への切り替えを行うに際し、
前記昇降装置Aによる前記ストッパーロッド7の昇降時
に前記揺動機構Bによって前記昇降装置A全体を振動さ
せることにより、前記ストッパーロッド7が横方向に揺
動するようになる。
【0015】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出湯部を備えた溶湯保持炉を示す
縦断面図
【図2】図1のイ−イ線による断面図
【図3】本発明に係る出湯部の第2実施例を示す縦断面
【図4】本発明に係る出湯部の第3実施例を示す縦断面
【符号の説明】
1 溶湯収容部 6 ノズル 7 ストッパーロッド A 昇降装置 B 揺動機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶湯収容部(1)に収容された溶湯を炉
    外へ下向き送出するための出口部分を構成するノズル
    (6)と、その上方位置に上下方向へスライド移動自在
    に配置されたストッパーロッド(7)とを備え、そのス
    ライド移動に基づいて、前記ストッパーロッド(7)の
    先端部の前記ノズル(6)に対する接当状態及びその離
    間状態の切り替えを行って前記出口部分を開閉するよう
    に構成してある溶湯保持炉の出湯部であって、 前記ストッパーロッド(7)を上下駆動する昇降装置
    (A)を設け、その昇降装置(A)による昇降操作に伴
    って前記ストッパーロッド(7)を横方向に揺動させる
    揺動機構(B)を設けてある溶湯保持炉の出湯部。
JP4903092A 1992-03-06 1992-03-06 溶湯保持炉の出湯部 Expired - Lifetime JP2719263B2 (ja)

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