JP2719093B2 - ミシン目及び／又はスリット入れ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、独立の装置として又は
自動複写機若しくはそれに類するものにおいて使用され
る、改良された、容易に調整が可能なスリッタ／ミシン
目入れ装置（パーフォレータ）に関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】市場に
おけるより高速でより精巧な複写機のたえまない増加と
ともに、またより多様なアプリケーションに対応できる
複写機に伴い、コピーシートへのスリット入れ（例え
ば、切断）及びミシン目入れ位置が無限に調整可能で、
需要に応じて、１枚のコピーシートが選択された複数枚
のサブシートになるようにスリットを入れる及び／又は
ミシン目入れすることができ、または、他の手段とし
て、コピーシートをスリットなし及び／又はミシン目入
れなしで複写機から排出でき、シート切断／ミシン目入
れ装置が容易で安価に既存の複写機に組み込まれ、また
オペレータの掛かり合い、技術又は調整が最小限で操作
される、より簡略化されてより小型の、より長寿命でよ
り維持費のかからない、シートへのスリット入れメカニ
ズム／ミシン目入れメカニズムの必要性が現れてきた。

【０００３】複数モードのコピーシート出力スリッタが
米国特許第４、５５９、８５５号に見られるが、数々の
従来のスリッタがそうであるように、それは切断刃を有
しているが、それらの切断刃は裏受け部材に対して押圧
接触しない又は正確に垂直にならない。替わりに、それ
らの切断刃は互いにオーバーラップし、もう１つの並行
な切断表面に対して自由に滑動することができ、この切
断表面が剪断行為によって切断をする。このスリッタは
従来のスリッタの改良ではあるが、それはシートサイズ
の１／２及び１／３の位置にスリットを入れるための固
定位置を有するだけで、また１７インチの幅広のシート
にスリットを入れるためには用いられないという点で、
無限に調整が可能ではない。そのため、複写機のコピー
シート排出経路に配置するのが容易で、且つ特定のスリ
ット及び／又はミシン目入れの位置を望ましいように調
整することが容易であるスリッタ及びミシン目入れ装置
のコンビネーション装置の要求をみたすものではない。

【０００４】

【課題を解決するための手段】従って、ここでは、当該
スリッタ／ミシン目入れ装置のコンビネーション装置を
内部に設置した複写機が作動し続ける間、オペレータに
よる調整が可能なスリッタ／ミシン目入れ装置のコンビ
ネーション装置が開示されている。該スリッタ／ミシン
目入れ装置は、ハウジング内のスクリューを反時計回り
方向に回し、切断刃又はミシン目入れホィールのどちら
かを含むハウジングを滑動させ、ハウジングをシャフト
に沿って望ましいスリット入れ位置又はミシン目入れ位
置に動かし、その下を通過するシートにスリット入れ又
はミシン目入れのどちらかを施すために、スクリューを
時計回り方向に締め付けてハウジングを固定して位置づ
けることによって、簡単にオペレータによる調整が可能
である。

【０００５】本発明の一態様は、画像形成されたコピー
シートを排紙トレイに搬送する複写機において、コピー
シートが複写機の排紙トレイに入る直前にコピーシート
にミシン目及び／又はスリットを入れる装置であって、
ハウジングを備え、前記ハウジング内の所定の平面内に
回転可能に配置された少なくとも１つの第１シャフトを
備え、前記ハウジング内に回転可能に支持された少なく
とも１つの第２シャフトを備え、前記第２シャフトは、
前記少なくとも１つの第１シャフトの前記所定の平面内
下方に配置され、前記少なくとも１つの第１シャフトに
沿った横方向移動のためにマウントされた第１部分と、
前記少なくとも１つの第２シャフトに沿った横方向移動
のためにマウントされた第２部分とを有する少なくとも
１つのミシン目及び／又はスリットを入れユニットを備
え、前記ユニットの前記第１部分は、前記ユニットの前
記第１部分が前記少なくとも１つの第１シャフトに沿っ
て移動される場合に前記ユニットの前記第２部分に接触
する手段を含み、前記ユニットが所定の位置に移動され
る場合に前記ユニットの前記第２部分は前記ユニットの
前記第１部分と共に移動し、前記ユニットの前記第１及
び第２シャフトに沿った移動を可能とするために回転さ
れる単一のロック調整ノブを備え、前記単一のロック調
整ノブの回転は、前記ユニットの移動が発生する場合に
該移動に先立って実行される唯一の調整であり、前記単
一のロック調整ノブは前記ユニットの前記第１の部分の
みに結合され、前記単一のロック調整ノブは、前記ユニ
ットの横方向移動が必要とされる場合には前記ユニット
の前記第１の部分にゆるく結合され、前記ユニットの横
方向移動が必要とされない場合には前記ユニットの前記
第１の部分にきつく結合される、ミシン目及び／又はス
リット入れ装置である。

【０００６】

【実施例】本発明の特徴の一般的理解のために、図面を
参照する。図面を通し、同一構成要素を識別するため、
同様の参照番号が用いられている。図１を参照すると、
複数のプログラム可能な構成要素と、接触対話型ユーザ
インターフェイス（ＵＩ）１０を通して複写又は印刷プ
ログラムを遂行するために協動するサブシステムと、か
ら成る電子写真式印刷機５が見られる。しかしながら、
本発明の装置は、独立型の装置として、又は、例えば、
印刷機のようなシートを搬送するいかなる装置と共に、
若しくはスリット入れ又はミシン目入れが要求されるあ
らゆる環境において、用いられると理解されるべきであ
る。

【０００７】従来、参照により組み込まれる米国特許第
５、０４９、９２９号に図示される複写機５は、上に文
書が置かれる文書支持表面１７を有する再循環文書処理
装置１５を搭載する。文書は画像形成（イメージング）
ステーションに個々に搬送され、そこでそれらはハウジ
ング２０内で、現在画像形成ステーションに入っている
文書に含まれる情報領域に対応する光導電性ベルト上に
画像形成される。画像形成後、各文書は、片面複写がな
されるとき若しくは両面複写の最初のパスが行われてい
るときの片面用通路を通って、又は両面複写がなされて
いるときに両面用通路を通って、文書処理機支持表面１
７に戻る。各画像は、受光体（例えば感光体）に現像さ
れ、ペーパトレイ３０、３２又は３４からコピーシート
に転写、定着されてハウジング３６を通って排紙トレイ
４４又はフィニッシャ４０に搬送される。もしスリット
入れ及び／又はミシン目入れが必要でなければ、コピー
シートは稼働していないスリッタ／ミシン目入れ装置５
０を通過する。もしコピーシートにスリットを入れる又
はミシン目入れすることが望まれるならば、スリッタ／
ミシン目入れ装置は適当な位置にあるＵＩ１０上のアイ
コンに触れることによって作動される。

【０００８】コピーシートが頂部の排紙（出力）トレイ
４４に搬送される場合、本発明の頂部での調整が可能な
スリッタ／ミシン目入れ装置５０は、容易に調整可能な
オンラインのスリット入れ及びミシン目入れ機能を複写
機５に加える。殆どのスリッタ及びミシン目入れ装置は
調整が容易でない。それらには棒スパナが必要とされ、
サービス専門家によって調整されなければならず、ペー
パガイドによって位置が限定されてしまう。これに対し
て、頂部での調整が可能なスリッタ／ミシン目入れ装置
５０は、単に、オペレータが装置の頂部からロック調整
ノブを反時計回り方向に回し、支持軸内のスロットに沿
ってスリッタ又はミシン目入れ装置ハウジングを滑動さ
せ、スリッタ及び／又はミシン目入れ装置を望ましい位
置におくために位置決めラベルに合わせ、ロック調整ノ
ブを時計回り方向に回して、ハウジングを前記位置に固
定させることにより、容易に調整が可能である。道具は
要求されず、かつ、ユニットはペーパがそこを通って動
いている間ですら調整が可能である。すなわち、スリッ
タハウジング及び／又はミシン目入れ装置ハウジングの
異なる位置への位置決めのために複写機はそれを通過す
るペーパの動きを止める必要はない。

【０００９】図２では、カバー５１及びＵ型フレーム部
材５２に覆われ、ミシン目入れしない状態に位置し、ロ
ック調整ノブ５６によってカバー５１に連結される可動
ハウジング５３を含むスリッタ／ミシン目入れ装置５０
のミシン目入れ部の端面図が見られる。ノブは可動楕円
形ピン５９（即ち、図面に垂直方向の水平断面が楕円形
であり、該楕円の長軸が図面の垂直方向にあるピン５
９）に螺合できるネジ状部分５７を有する。ピンは楕円
形なので、ノブを締め付けるときに回転しない。ノブ５
６を時計回り方向に回すと、楕円形ピン５９がカバー５
１に向かって圧縮され、ハウジング５３をカバー５１に
ロックする。締め付けが発生すると、各楕円形ピン５９
は上下動できるが横方向運動はできない。スロット６０
に沿ったハウジング５３の動きを望むときは、各ロック
調整ノブ５６を反時計回り方向に回し、予め決定された
位置への調整又は位置決めを完了する。２つのシャフト
７０及び７５はＵ型フレーム部材５２内で支持されるブ
ッシュ又はベアリング７１に回動可能に取付けられてい
る。シャフト７０は、その上にシリンダ５４内の円筒形
孔を介して取付けられた滑動可能又は横方向運動可能な
ハウジング５３を有する。シリンダ５４は、そこから内
部に突出しシャフト７０内のスロット７２に通じるピン
５８を有する。シャフト７５は、その上にシリンダ８２
及びシャフト７５のスロット７６内に入り込むピン８３
を介して移動可能に取付けられたミシン目入れ装置ハウ
ジング８０を有する。ミシン目入れホィール（刃）８４
はシリンダ８２上に取付けられており、Ｏ−リング８６
はシリンダ８２上に位置し、その上を通過しているコピ
ーシートを水平に保ち、排紙トレイ４４に向かって進ん
でいるコピーシートに摩擦駆動を加える。Ｏ−リングは
真直なスリット及びミシン目入れを確実にする。ハウジ
ング８０は、ハウジングを通過する該コピーシートに進
路を与えるシート案内表面（即ち、図面に垂直方向のハ
ウジング８０の頂部表面）を有し、且つコピーシートが
シリンダ８２に巻きつくのを予防して、ミシン目入れの
間シートを駆動して搬送経路から外れるように駆動する
ミシン目入れホィールの傾向によりコピーシートが進行
方向から外れるのを防ぐ。圧縮バネ７３はハウジングを
外方向に、Ｕ−型フレーム部分５２の内側表面方向に付
勢するのに使用され、ミシン目入れ装置ハウジングの調
整が必要なとき、オペレータに殆ど一定の滑動力を提供
する。スロット６０は両ハウジング５３が互いに近接す
るよう矢印方向に動くこと及び元の位置に戻るように動
くことを可能にする。ペーパガイドワッシャ７４は、ミ
シン目入れ装置ハウジングの調整がされるときには、ミ
シン目入れ装置ハウジングの側板へ荷重を加える低圧
（レート）バネ７３との連動により中心に寄ってくる。

【００１０】図３及び４は、調整ロックノブ５６を反時
計回り方向に回し、両ハウジング５３を互いに近接する
方向に動かし、ハウジング８０とミシン目入れホイール
８４を選択されたミシン目入れ位置に配置してから時計
回り方向に回して締め付けた図である。この位置におい
てミシン目入れホィール８４はシートの動きの方向に２
位置でシートにミシン目入れをする。スリッタ／ミシン
目入れ装置５０は、それぞれが望まれた任意の位置に配
置されたミシン目入れハウジング及びスリットハウジン
グを使用することで、１１×１７インチシートには完全
な１７インチの処理幅で、またはそれ以下の寸法のいか
なるシートにも、１回の作業毎に２つのスリット入れ及
び２つのミシン目入れまでをオペレータが選択すること
を可能にする。図４に示されるように、Ｏ−リング８６
とシリンダ５５間に形成されたニップを介して駆動され
るシートは、シート表面のかすかに上に達するミシン目
入れホィール８４と、ミシン目入れホィール８４に直に
接触するシリンダ５４とによってミシン目入れされる。
シリンダ５４及び８２はピン５８と８３の回転によって
溝７２と７６に各々嵌め込まれる。

【００１１】図５において、スリッタ／ミシン目入れ装
置５０に入るシートは、複写機５のローラ３７及び３８
によって駆動され、ハウジング５１に入り、スリッタ／
ミシン目入れ装置から搬送されるシートの経路を示す矢
印４３の方向に進み、駆動ローラ４１及び４２間に形成
されたニップに入る。スリッタ／ミシン目入れ装置５０
が稼働するとき、ミシン目入れホィール８４はその上を
通過するシートにミシン目入れを施し、スリッタ９７は
シートがもう１組の駆動ローラ４１及び４２によって排
紙トレイ４４に排出される前にシートにスリットを入れ
る。シートは、集積されたシートの高さが一杯になって
ペーパ経路に形を生じ、従来のリミットスイッチ（図示
せず）を有するドア４６が持ち上がるまで、排紙トレイ
４４に入り、集積され続ける。シートが集積されてドア
が持ち上がるとリミットスイッチが作動し、複写機を停
止する。ペーパガイド８は、シート４７の先端をトレイ
４４内に適切に配置し、コピーシートの後端は後端ガイ
ド９により案内され、到来するコピーシートの経路から
外れる。コピーシート上の画像に対する真直ぐなミシン
目及びスリット入れのためのコピーシートの見当合わせ
は、ノブ１８を反時計回り方向に回し（図１参照）、ミ
シン目及びスリットが真直ぐになるまでスリッタ／ミシ
ン目入れ装置５０を旋回することによって可能になる。
スリッタ／ミシン目入れ装置は、１枚のプレート上に取
付けられる。プレートの出張り端部には、２つの肩ネジ
用開口部があり、一方の開口部には肩ネジが取付けら
れ、もう一方の開口部にはノブ１８が取付けられてい
る。また、プレートの端部境界端には、２つのＵ−型ス
ロットがあり、水平表面上で時計回り方向または反時計
回り方向にプレートを動かすために内部に各々の肩ネジ
が取付けられている。他の手段が、望まれたときに、ス
リッタ／ミシン目入れ装置５０を旋回するのに用いられ
てもよい。例えば、スリッタ／ミシン目入れ装置５０
は、プレートの端部境界端にある肩ネジと共にプレート
の出張り端部に取付けられたノブ１８でプレートに取付
けられてもよい。

【００１２】図６に見られるように、スリッタ／ミシン
目入れ装置５０を通るシート４７は、プーリ／（及び）
ギアシステム１００を介してモータＭによって駆動され
る。プーリ／ギアシステム１００は、ベルト１０１及び
１０２と、シャフト７０、９２、１２０及び１２５を介
してギア１１０、１１１、１１２、１１３、１１４及び
１１５に連結するプーリを含む。ギア１１０、１１２、
１１３及び１１５は駆動ギアであり、一方ギア１１１及
び１１４は遊び（アイドラ）ギアである。プーリシステ
ムは、Ｕ−型フレーム部材５２及び付属ブロック１０６
及び１０８上に取付けられ、コピーシート４７を矢印方
向に駆動し、ローラ４２を介して、ミシン目入れ装置ハ
ウジング５３に入れる。そこではミシン目入れ４８が施
され、また、スリッタ９０を通過するとそこではコピー
シートはライン４９に沿ってスリット入れされる。そし
て、スリッタ／ミシン目入れ装置から排出されて排紙ト
レイ４４に入る。複数のスリッタ及びミシン目入れ装置
がその各々のシャフトに沿ったいかなる位置でも配置で
き、望まれれば入替えられる、即ち、１つのミシン目入
れ装置及びスリッタが同シャフト上に配置できる、又は
すべてのスリッタ及びすべてのミシン目入れ装置が使用
できる、と理解されるべきである。

【００１３】小型で、取付け取外し可能な（モジュール
型の）、低価格のスリッタ／ミシン目入れ装置５０は、
以下の事実を含んでいるので過去のスリッタ及びミシン
目入れ装置より大変有益である。本発明のスリッタ／ミ
シン目入れ装置は、頂部での調整が可能で、オペレータ
による調整が可能であり、コピーシートがそれを通過す
る間に調整が可能で、動作と非動作の切替えがコピー装
置とは独立に可能であり、搬送されるシートが長さ１１
×１７インチのものまで同時にスリット入れ及びミシン
目入れができ、調整ロックノブの操作により動くペーパ
ガイドを有し、１１×１７インチのコピーシートに沿う
すべての位置で処理方向にスリット入れ及びミシン目入
れができ、長くて小径のワイヤバネを使用しているので
オペレータがスリッタハウジング及びミシン目入れ装置
ハウジングの位置調整をするときに殆ど一定の滑動力を
提供し、また該スリッタ及びミシン目入れ装置がすべて
のシャフト上で互いに交換でき、多数の様々な形態を提
供する。

【００１４】ペーパ処理機に付属する頂部での調整が可
能なスリッタ／ミシン目入れ装置が開示されたことは今
や明白であり、ペーパ処理機がオペレータが容易にアク
セスできる制御によって作動するときに、該スリッタ／
ミシン目入れ装置はオペレータにより調整が可能なオプ
ションを呈し、またスリット入れ又はミシン目入れの調
整をするためにスパナを必要としない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスリッタ／ミシン目入れ装置を組み込
んだ複写機の実例の等角図である。

【図２】本発明のスリッタ／ミシン目入れ装置の端面図
であり、ミシン目入れ位置にない。

【図３】図２のスリッタ／ミシン目入れ装置の端面図で
あり、ミシン目入れ位置にある。

【図４】図３の１つのスリッタ／ミシン目入れ装置の拡
大端面図である。

【図５】図１のスリッタ／ミシン目入れ装置の拡大部分
側面図である。

【図６】図１のスリッタ／ミシン目入れ装置の拡大平面
図であり、ミシン目入れ及びスリット入れされているコ
ピーシートを示す。

【符号の説明】

５ 電子写真印刷機 ８ ペーパガイド ９ 後端ガイド １０ ユーザインターフェイス（ＵＩ） １５ 再循環文書処理装置 １７ 文書支持表面 １８ ノブ ２０ ハウジング ３０、３２、３４ ペーパトレイ ３６ ハウジング ３７、３８ ローラ ４０ フィニッシャ ４１、４２ 駆動ローラ ４４ 排紙トレイ ４６ ドア ５０ スリッタ／ミシン目入れ装置 ５１ カバー ５２ Ｕ型フレーム部材 ５３ 可動ハウジング ５４、５５ シリンダ ５６ ロック調整ノブ ５７ ネジ状部分 ５８、８３ ピン ５９ 可動楕円形ピン ６０ スロット ７０、７５ シャフト ７１ ベアリング ７２、７６ 溝 ７３ 低圧バネ（圧縮スプリング） ７４ ペーパガイドワッシャ ７６ 溝 ８０ ミシン目入れ装置ハウジング ８２ シリンダ ８４ ミシン目入れホィール（刃） ８６ Ｏ−リング ９０ スリッタ ９２ シャフト ９７ スリッタ １０１、１０２ ベルト １０６、１０８ 付属ブロック １１０、１１１、１１２、１１３、１１４、１１５
ギア １２０、１２５ シャフト

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成されたコピーシートを排紙トレ
   イに搬送する複写機において、コピーシートが複写機の
   排紙トレイに入る直前にコピーシートにミシン目及び／
   又はスリットを入れる装置であって、 ハウジングを備え、 前記ハウジング内の所定の平面内に回転可能に配置され
   た少なくとも１つの第１シャフトを備え、 前記ハウジング内に回転可能に支持された少なくとも１
   つの第２シャフトを備え、前記第２シャフトは、前記少
   なくとも１つの第１シャフトの前記所定の平面内下方に
   配置され、 前記少なくとも１つの第１シャフトに沿った横方向移動
   のためにマウントされた第１部分と、前記少なくとも１
   つの第２シャフトに沿った横方向移動のためにマウント
   された第２部分とを有する少なくとも１つのミシン目及
   び／又はスリットを入れるユニットを備え、前記ユニッ
   トの前記第１部分は、前記ユニットの前記第１部分が前
   記少なくとも１つの第１シャフトに沿って移動される場
   合に前記ユニットの前記第２部分に接触する手段を含
   み、前記ユニットが所定の位置に移動される場合に前記
   ユニットの前記第２部分は前記ユニットの前記第１部分
   と共に移動し、前記第１部分及び前記第２部分をコピーシート搬送経路
   から離れる方向へ付勢する手段を備え、 前記ユニットの前記第１及び第２シャフトに沿った移動
   を可能とするために回転される単一のロック調整ノブを
   備え、前記単一のロック調整ノブの回転は、前記ユニッ
   トの移動が発生する場合に該移動に先立って実行される
   唯一の調整であり、前記単一のロック調整ノブは前記ユ
   ニットの前記第１の部分のみに結合され、前記単一のロ
   ック調整ノブは、前記ユニットの横方向移動が必要とさ
   れる場合には前記ユニットの前記第１の部分にゆるく結
   合され、前記ユニットの横方向移動が必要とされない場
   合には前記ユニットの前記第１の部分にきつく結合され
   る、ミシン目及び／又はスリットを入れる装置。