JP2718729B2 - 硬貨処理機に於ける硬貨処理方法 - Google Patents

硬貨処理機に於ける硬貨処理方法

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JP2718729B2
JP2718729B2 JP63319477A JP31947788A JP2718729B2 JP 2718729 B2 JP2718729 B2 JP 2718729B2 JP 63319477 A JP63319477 A JP 63319477A JP 31947788 A JP31947788 A JP 31947788A JP 2718729 B2 JP2718729 B2 JP 2718729B2
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【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、硬貨処理機に関し、特に、2個の硬貨阻止
部材で硬貨を止めると共に、プリセット計数を行う場合
の硬貨通路上に残留している計数済みの残留硬貨を、次
回のプリセット計数時に加えるようにし、計数精度、計
数速度及び装置の設計の容易化を計るための方法に関す
る。
b.従来の技術 従来、この種の硬貨処理機におけるプリセット計数時
の硬貨の処理方法については種々提案されているが、一
例を挙げると、特開昭58-92084号公報に開示されている
ように、1個の硬貨阻止棒によって硬貨振分通路の直前
の硬貨の流れを停止させ、所定枚数の硬貨を計数し、集
めるようにしていた。
又、その従来構成を示す文献名等を示していないが、
第6図及び第7図で示すように、星型歯車100で硬貨C
を計数する場合、例えば、100個目の硬貨C−100が通過
したことを検出した直後に、星型歯車100にストッパ101
を当接させてその回転を停止させると共に、101個目の
硬貨C−101の通過を阻止していた方法、及び、第7図
のように、100個目の硬貨C−100の通過をセンサ102で
検出後、101個目の硬貨C−101をストッパ101のみで強
制的に阻止させていた。
c.発明が解決しようとする課題 従来の硬貨処理機におけるプリセット計数時の硬貨の
処理方法については、以上のように行なわれていたた
め、次のような課題を有していた。
すなわち、1個のストッパによってプリセット枚数以
後の硬貨を強制的に止める方法であるため、高速で硬貨
通路上を搬送される硬貨を1個のストッパで瞬時に所定
枚数で停止させることは極めて困難で、十分な信頼を得
ることは不可能であり、誤計数によりユーザーの不評を
かっていた。
又、計数済みの硬貨が硬貨通路上に残留した場合に
は、この残留硬貨を次回の計数に加えることができなか
ったため、誤計数の原因となっていた。
又、1個のストッパのみの場合、その設置位置が限ら
れ、設計上の自由度が低く、製作上極めて不都合であっ
た。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされ
たもので、特に、2個の硬貨阻止部材で硬貨を止めると
共に、プリセット計数を行う場合の硬貨通路上に残留し
ている計数済みの残留硬貨を、次回のプリセット計数時
に加えるようにし、計数精度、計数速度及び装置の設計
の容易化を計るようにした硬貨処理機を提供することを
目的とする。
d.課題を解決するための手段 本発明による硬貨処理機に於ける硬貨処理方法は、回
転円盤上に載置した硬貨を回転による遠心力によって順
次硬貨通路に送り出し、硬貨の選別計数及び読取計数を
行うと共に硬貨通路上の硬貨読取装置の上流側に設けら
れた第1硬貨阻止部材及び硬貨搬出口の上流側に設けら
れた第2硬貨阻止部材を備えた硬貨処理機において、前
記硬貨読取装置をプリセットした枚数の設定硬貨が通過
したことの検知及び前記設定硬貨が前記硬貨投出口に達
したことの検知と連動して前記第1及び第2硬貨阻止部
材を作動させて硬貨計数を停止する第1工程と、前記第
1硬貨阻止部材の作動時に、前記硬貨読取装置を通過し
前記硬貨通路上に残留した硬貨枚数を次回の計数再開時
に加算して計数する第2工程と、よりなる方法である。
e.作用 本発明においては、工程読取装置を設定枚数に相当す
る硬貨が通過した時に第1硬貨阻止部材がそれ以後の硬
貨の流れを阻止し、当該設定硬貨が硬貨投出口に達した
ことを検知した時に第2硬貨阻止部材が設定硬貨の最後
の硬貨と次の後続硬貨との間に介挿されるようにタイミ
ングが設定されているため、設定枚数の硬貨が正確に硬
貨投出口に供給される。又、設定硬貨の後続硬貨のう
ち、硬貨読取装置で読取後の数枚の硬貨は、次回の計数
に加算されて計数が行なわれるため、極めて信頼性の高
い硬貨処理機を得ることができる。
f.実施例 以下、図面と共に本発明による硬貨処理機に於ける硬
貨処理方法の実施例について説明する。
まず、第1図から第4図の構成において、1は硬貨送
り出し用の回転円盤で、この回転円盤1は機台2上に立
設された環状の案内壁3をその周縁部に備え、又、この
案内壁3に連設して上方への起上がり自在となした硬貨
案内部材4が、硬貨放出口5に臨んで案内壁3の一部を
構成している。
前記硬貨放出口5には、回転円盤1から送り出された
硬貨を一列に整列した状態で搬送させるため、両側にガ
イド部材6a,6bを有する硬貨通路8が形成され、この硬
貨通路8には、通路上を移動する硬貨を付勢して硬貨の
搬送及び選別を促進させるため、通路方向に沿って、そ
の始端側に臨んでローラ7aよりなる硬貨導入部が配設さ
れ、さらに、この硬貨導入部の下流側には、ベルト9a及
び複数のプーリ9b等よりなる硬貨搬送部がそれぞれ配設
されると共に、この搬送部は硬貨を常に一方のガイド部
材6a側に偏倚させて搬送するように構成されている。
尚、前記ローラ7a及びベルト9aは、それぞれ同軸配置
の他方側のプーリ7b及び9cを介し、図示しない駆動モー
タに連結して作動される。又、この他方側のプーリ9bの
下側の通路底板には、選別硬貨に対する硬貨投出口10が
開口されると共に、その開口下端に位置してシュータ11
が配設されている。
前記硬貨通路8には、硬貨の真偽、金種等について読
み取るための硬貨読取装置12が配設され、この硬貨読取
装置12は、硬貨の材質を検知し、その材質に対応する信
号を出力する材質検知センサ12aと、硬貨の外径(直
径)を検知し、その外径に対応する信号を出力する外径
検知センサ12bを以て形成し、この硬貨読取装置12の上
流側には第1硬貨阻止部材30が切欠31内に作動自在に設
けられている。
他方、前記硬貨読取装置12の下流側における硬貨通路
底板には、硬貨排出のための硬貨選別孔13が開口される
一方、この硬貨選別孔13に臨み、硬貨通路8と直交する
方向に移動可能に構成された硬貨選別部材14が配設され
ている。この硬貨選別部材14には、第4図に示すよう
に、一対のスプリング15a、15bが張設され、常態では硬
貨選別孔13を拡大する方向に付勢する一方、この硬貨選
別部材14の先端部分は、ガイド部材6bの下面から開口内
方に突出し、硬貨選別のための案内用レール14aを形成
している。又、前記硬貨選別孔13の上流側には第2硬貨
阻止部材32が切欠33内に作動自在に設けられている。
さらに、前記硬貨選別部材14に対しては、カム軸18に
枢着されたカム16が当接自在に配設され、このカム16は
プリセット処理時の金種指定、選別計数及び読取計数等
に関し、処理モードを設定する金種・モード設定手段と
しての調整ツマミ17の回転操作に連動すると共に、その
カム山の高さに応じて硬貨選別部材14を移動させ、硬貨
選別孔13を計数を要する硬貨の外径に応じた開口巾(間
隔)に設定する。この調整ツマミ17の表面には、選別計
数処理モード時における1円乃至500円硬貨の各金種に
対応した位置を表示するための金種設定目盛17aが形成
されると共に、読取計数処理モードを実行するための計
数設定目盛17bがそれぞれ形成されている。
尚、この金種モード設定手段としては、カム16を作動
させる調整ツマミ17による構成以外に、所定操作スイッ
チ類とモータ駆動によるピニオンとラックを以て構成す
ることも可能である。
さらに、前記硬貨読取装置12の下流側には、排除シャ
ッタ34によってその開口面積が変えられるリジェクト孔
35が設けられ、この排除シャッタ34はリンクアーム36を
介して接続され取付部材に取付けられたリジェクト用ソ
レノイド37によって作動を受ける構成である。
前記硬貨選別孔13の直前位置及び直後位置には、第1
通過検知センサ38及び第2通過検知センサ39が各々配設
されている。
尚、前述の第2硬貨阻止棒部材32は、前述の位置に限
らず、第1図及び第3図に点線で示すように硬貨投出口
10の直前位置とすることもでき、その間のいずれに設け
ることもできる。
又、前記各硬貨阻止棒部材30及び32は、第3図にて示
されるように、第1ソレノイド50及び第2ソレノイド51
によってその作動が得られるように構成されている。
又、第5図は前述の第1図乃至第4図で示した硬貨処
理機における制御関係のブロック図であり、図におい
て、符号40は、材質検知センサ12a及び外径検知センサ1
2b等からなる硬貨読取装置12、調整ツマミ17等の金種・
モード設定手段41及び第1、第2通過検知センサ38、39
等からの出力信号に基づいて回路系の動作を制御する制
御部、42は硬貨読取装置12からの出力に基づく各金種別
の硬貨の枚数及び金額等を表示する表示部(図示せず)
を作動させるための表示部駆動回路、43は駆動モータ
(図示せず)に対し回動及び停止の動作を与えるための
モータ駆動回路、44は計数すべき各金種別硬貨の材質及
び硬貨の外径(直径)等に関するデータを記憶するRO
M、45は硬貨読取装置12において偽造硬貨が検出された
時にアラーム装置を作動させるためのアラーム駆動回
路、80は各検出手段からの検知データの記憶及び読出し
を行うRAMである。
さらに、前記制御部40には、プリセット時に設定値を
入力する設定値入力部60、スタートスイッチ61、計数回
路62、第1ソレノイド駆動回路63、第2ソレノイド駆動
回路64及び排除シャッタ用ソレノイド駆動回路65が各々
接続されている。
本発明による硬貨処理機に於ける硬貨処理方法は、前
述したように構成されており、以下に、その動作につい
て説明する。
まず、読取計数処理の場合、電源スイッチ(図示せ
ず)をオンとした後、動作開始に先立って調整ツマミ17
を回転操作し、計数設定目盛17bを指標に合致させる
と、その回転に基づき、硬貨選別部材14がカム18を介し
スプリング15a、15bの付勢力に抗して硬貨通路8側に矢
印にて示すように移動し、硬貨選別孔13の開口巾Aを外
径の最も小径の硬貨(1円硬貨)が落下しない開口巾B
まで狭めて通路底板の一部を形成すると共に、この操作
に基づく設定信号により、制御部40は読取計数処理モー
ドに設定される。
この後、回転円盤1上に図示しないホッパーを介して
複数金種の多種混合した硬貨を供給し、スタートスイッ
チ61を操作すると、そのスタート信号に基づき、制御部
40はモータ駆動回路43を介して図示しない駆動モータを
作動させ、さらに連動する回転円盤1、ローラ7a及びベ
ルト9a等を回転状態とする。
この回転円盤1が回転すると、その回転による遠心力
により、前記回転円盤1上の硬貨は案内壁3の内周壁に
沿って揃えられると共に、硬貨案内部材4を介して硬貨
放出口5から順次硬貨通路8へ送り出される。
これらの硬貨は、ローラ7aにて引き出されると共に、
ベルト9aの押圧下のもとに硬貨通路8上をガイド部材6a
側に偏倚されながら搬送し、その通過中途において材質
検知センサ12a及び外径検知センサ12bにより、硬貨の材
質及び外径等について検知される。この材質検知センサ
12a及び外径検知センサ12bからの材質信号及び外径信号
は、制御部40において、ROM44から読み出された各金種
毎の材質及び外径(直径)に関するデータ信号を比較さ
れ、両者の出力内容が一致した場合には正常硬貨と判断
され、それらの検知内容はRAM80において各硬貨の通過
順位及び各金種別の枚数等についてのデータとして記憶
される一方、前記正常硬貨であるとの判断に基づき、計
数のための信号が計数回路62に送られて金種別の計数加
算が行なわれ、さらに、それらの硬貨は第1通過検知セ
ンサ38及び第2通過検知センサ39において、通過数を計
数されてそれぞれRAM80に記憶されると共に、計数内容
は表示部駆動回路42を介して表示部(図示せず)で表示
される。
前述の動作は、回転円盤1から送り出されてくる硬貨
がなくなり、全硬貨の読取計数処理が終了するまで継続
して行なわれ、そして、回転円盤1上に硬貨がなくなっ
た時に、RAM80に記憶されている各種検知手段からのデ
ータを読出して、硬貨読取装置12のデータを基に第1及
び第2通過検知センサ38、39からのデータとの比較を行
い、その比較結果が正しいと判断された場合には、以後
の読取計数が引続き可能となる。又、これら計数後の硬
貨選別孔13上に位置する案内用レール14aと通路底部上
を通過した後、硬貨投出口10を介しシュータ11に放出さ
れて、その後の処理(袋詰等)がなされる。
これに対し、選別計数処理モードを設定する場合に
は、調節つまみ17を回転操作し、金種設定目盛17aを目
的とする金種に設定すると、硬貨選別部材14がカム16を
介して移動し、予め設定された位置にて硬貨選別孔13を
開口し、硬貨選別孔13は指定金種の硬貨径に対応した開
口巾に設定される。
この硬貨通路8における硬貨選別孔13の開口巾が設定
された後、混合硬貨が順次硬貨通路8に送出されると、
これらの硬貨は硬貨読取装置12において、硬貨の材質及
び外径等に関して検知され、前述の読取計数処理モード
の場合と同様にROM44におけるデータ内容と比較処理さ
れた後、第1通過検知センサ38を通過して硬貨選別孔13
に至り、指定金種の硬貨及びこの硬貨よりも大径の硬貨
は落下することなく通過する一方、この指定金種の硬貨
よりも小径の硬貨は硬貨選別孔13から落下して排出さ
れ、指定金種に対する選別が行なわれる。しかる後、こ
の硬貨選別孔13上を通過した硬貨は、第2通過検知セン
サ39にて通過数を計数された後、硬貨排出口10から排出
されると共に、これら第1及び第2通過検知センサ38、
39に対する硬貨の通過数は、RAM80記憶される。
そして、回転円盤1上に硬貨がなくなった時に、RAM8
0に記憶されている各種検知手段からのデータを読出し
て、硬貨読取装置12のデータを基に第1通過検知センサ
38及び第2通過検知センサ39からのデータとの比較を行
い、その比較結果が正しいと判断された場合には、以後
の選別計数が引続き可能となる。
この場合、例えば、指定金種を10円硬貨について設定
した場合、10円硬貨とこの10円硬貨よりもサイズ(外
径)の大きい500円硬貨は硬貨選別孔13上を通過し、10
円硬貨のサイズ以下の100円、5円、50円、1円等の硬
貨は硬貨選別孔13から落下して、10円硬貨と共に500円
硬貨についても混合状態による選別が行なわれたことに
なり、又、選別計数処理モードの設定に基づく制御によ
り、この選別された2金種についての計数内容が表示部
(図示せず)において表示される。
尚、前記読取計数処理及び選別計数処理において、硬
貨通過8を通過する全ての硬貨は、金種読取装置12によ
って真偽、金種等を読み取られ、各金種別の硬貨の枚数
及び金額等について計数されている。従って、選別、計
数処理モードに際し、表示部は前述のような選別された
少なくとも1乃至複数金種の硬貨に関する計数表示以外
に、必要に応じて硬貨選別孔13から排出された指定金種
よりも小径の硬貨、又は硬貨投出口10から排出された指
定金種よりも大径の硬貨に関する計数内容についても、
同時表示又は切換式にて表示させるようにしてもよい。
この場合、前述の読取計数処理と選別計数処理を同時に
行うものとして機能させることができる。
一方、前述の各動作における硬貨の鑑別において、前
記材質検知センサ12a及び外径検知センサ12bにて検出さ
れた材質信号及び外径信号の各々の内容が、ROM44から
読み出したデータ信号の内容と一致しない場合には、偽
造硬貨と判断され、制御部40は第1硬貨阻止部材30を駆
動して回転円盤1からの硬貨の進入を阻止する一方、ア
ラーム駆動回路45を介してアラーム装置を作動させ、表
示灯の点滅、警報音の発生等によつてオペレータに対し
偽造硬貨の混入を報知し、引続き当該硬貨のリジェクト
のための排除シャッタ34の駆動等の以後の措置を取り得
るようにする。
次に、プリセット時の計数処理について説明する。
この場合、調整ツマミ17を予め回転操作して金種設定
目盛17aを目的とする金種について設定すると共に、テ
ンキー、その他の手段による設定値入力部60′を操作し
てプリセット枚数を入力する。
このプリセット操作に基づき、前記選別計数処理モー
ドの場合と同様に、硬貨選別孔13が指定金種の硬貨径に
対応した開口巾に設定される。そして、回転円盤1から
硬貨の送出が開始されると、硬貨は順次硬貨通路8上に
おける硬貨読取装置12において、硬貨の材質及び外径等
について検知され、ROM44から読出したデータとの比較
が行なわれた後、その検知内容に基づく各硬貨の通過順
位及び各金種別の枚数等のデータがRAM80に記憶され、
さらに硬貨は第1通過検知センサ38を通過し、全通過数
についての検知が行なわれてRAM80に記憶されると共
に、硬貨選別孔13に至り、指定金種の硬貨は落下するこ
となく通過する一方、この指定金種よりも小径の硬貨が
混入している場合は、硬貨選別孔13から落下して排除さ
れ、続いて第2通過センサ39において、硬貨投出口10に
落下する直前にその通過数が検知され、同様にRAM80に
その検知内容が記憶される。
この硬貨搬送状態において硬貨読取装置12を設定枚数
に相当する硬貨が通過し、それが検知されると、制御部
40からの指令により図示しない電磁クラッチを作動さ
せ、プーリ7a及びローラ7bに対する回転の伝達を切離し
て、回転円盤1側からの硬貨通路8に対する硬貨の送出
を停止させる。
他方、前記電磁クラッチの作動と同時に第1ソレノイ
ド駆動回路64を介して第1ソレノイド50を駆動し、第1
硬貨阻止部材30を待機位置から硬貨通路8側へ移動さ
せ、第1硬貨阻止部材30を硬貨通路8上へ突出させ、設
定枚数の最終値に相当する硬貨(以下、設定硬貨と称
す)に続く以後の硬貨の進入を阻止するが、この状態で
は、搬送系のモータの慣性等によって第1硬貨阻止部材
30及び硬貨読取装置12の位置を通過した枚数は設定硬貨
よりも1〜3枚位多い数となっている。
そして、この設定硬貨の例えば、プリセット枚数が10
0の場合には最後の100枚目の硬貨が第2通過検知センサ
39を通過したことが検知されると、制御部40から再び指
令が発せられ、第2ソレノイド駆動回路65を介して第2
ソレノイド51を駆動し、第2硬貨阻止部材32を切欠33内
におけるガイド部材6b側の待機位置から硬貨通路8側へ
移動させ、第2硬貨阻止部材32を硬貨通路8上に突出状
態とし、設定硬貨に続く硬貨(101枚目、102枚目・・
・)の通過を阻止する一方、モータ駆動回路43を介して
図示しないモータの回転を停止させ、回転円盤1及びプ
ーリ9cを介したプーリ9b及び9b間のベルト9a等の各々の
回転を停止して計数を停止する。
尚、前述の第2硬貨阻止部材32の突出タイミングは、
硬貨通路8上の配設位置に拘わらず、設定硬貨以後の10
1枚目硬貨との間に介挿されるように設定されている。
又、この硬貨搬送動作が停止した時、設定硬貨に続い
て第1硬貨阻止部材30を通過する一方、第2硬貨阻止部
材32によって通過を阻止された複数個の硬貨は、硬貨読
取装置12をすでに通過しており、その硬貨内容は枚数と
共にRAM80に記憶される。
前記設定硬貨が第2通過検知センサ39を通過し且つ硬
貨投出口10を介してシュータ11に放出された所定時間が
経過すると、制御部40はRAM80に記憶されている各種検
知手段からのデータを読出して、硬貨読取装置12のデー
タを基に第1通過検知センサ38及び第2通過検知センサ
39からのデータとの比較を行い、その比較結果が正しい
と判断された場合には、制御部40から指令が発せられ、
第1及び第2ソレノイド駆動回路63及び64による駆動が
解除され、第1及び第2硬貨阻止部材30、32が待機位置
に復帰すると共に、プーリ7bに対する非回転状態も解除
される一方、モータ駆動回路43を介して再び図示しない
モータ回転駆動され、回転円盤1、ローラ7a及びベルト
9c等が回転状態となる。
この結果、前回の計数動作で硬貨通過8上に残留して
いた複数の硬貨は搬送状態となり、これらすでに硬貨読
取装置12を通過していた硬貨は、今回の計数において設
定値の初期の数量として加算されて計数され、前述と同
様に設定枚数に達するまで計数及び表示が行なわれる。
g.発明の効果 本発明による効果処理方法は、以上のように一対の硬
貨阻止部材によって硬貨の搬送を阻止することができる
ため、従来の1個の硬貨阻止部材によって阻止する構成
に比べると、設定硬貨以後の後続硬貨を正確に阻止する
ことができ、硬貨通路における硬貨の搬送詰まり等を防
止し、信頼性の向上を得ることができる。
又、一対の硬貨阻止部材を用いているため、第1硬貨
阻止部材で阻止した硬貨のうち、設定硬貨の後に続く余
分な硬貨が硬貨通路上に残留するが、この残留した硬貨
のうち、読取済みの硬貨は次回の計数に加算することが
できるため、残留硬貨の処理による誤計数を防止し、計
数処理速度の向上も得ることができるものである。
又、前述の第2硬貨阻止部材は、硬貨読取装置と硬貨
投出口間であれば、いずれの位置でも配設することがで
きるため、設計時の自由度が大巾に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図迄は本発明による硬貨処理機に於ける
硬貨処理方法を示すためのもので、第1図は平面図、第
2図は第1図の要部の拡大断面図、第3図は第1図の要
部の詳細を拡大して示す斜視図、第4図は第1図の要部
の詳細を示す拡大平面図、第5図は制御系を示すブロッ
ク図、第6図及び第7図は従来の硬貨阻止構造を示す構
成図である。 1は回転円盤、8は硬貨通路、10は硬貨投出口、12は硬
貨読取装置、30は第1硬貨阻止部材、32は第2硬貨阻止
部材である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転円盤(1)上に載置した硬貨を回転に
    よる遠心力によって順次硬貨通路(8)に送り出し、硬
    貨の選別計数及び読取計数を行うと共に硬貨通路(8)
    上の硬貨読取装置(12)の上流側に設けられた第1硬貨
    阻止部材(30)及び硬貨投出口(10)の上流側に設けら
    れた第2硬貨阻止部材(32)を備えた硬貨処理機におい
    て、 前記硬貨読取装置(12)をプリセットの最終値に相当す
    る設定硬貨が通過したことの検知及び前記設定硬貨が前
    記硬貨投出口(10)に達したことの検知と連動して前記
    第1及び第2硬貨阻止部材(30,32)を作動させて硬貨
    計数を停止する第1工程と、 前記第1硬貨阻止部材(30)の作動時に前記硬貨読取装
    置(12)を通過し前記硬貨通路(8)上に残留した硬貨
    の枚数を次回の計数再開時に加算して計数する第2工程
    と、よりなることを特徴とする硬貨処理機に於ける硬貨
    処理方法。
  2. 【請求項2】前記第2硬貨阻止部材(32)は、前記硬貨
    読取装置(12)の直後位置に配設されていることを特徴
    とする請求項1記載の硬貨処理機に於ける硬貨処理方
    法。
  3. 【請求項3】前記第2硬貨阻止部材(32)は、前記硬貨
    投出口(10)の直前位置に配設されていることを特徴と
    する請求項1記載の硬貨処理機に於ける硬貨処理方法。
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